JPH026247A - 自動車用ミラースティ

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(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

【発明の詳細な説明】〈産業上の利用分野〉本発明は自動車用のミラースティに関するものである。

〈従来の技術〉例えばトラックにおいては、車中方向に大きく張り出し
たスティの先端にミラーを取付けて車体側方及び後部の
視認性を向上させることが多い。

従って、通常は取付部を中心としてミラーをスティと共
に回動格納できるようにして狭隘路を走行する場合にお
ける電柱等の障害物を避けるようにしている。

〈発明が解決しようとする課題〉しかしながら、このようにミラーを回動可能に取付けた
ものでは、前方からの外力に対してはミラーが回転して
外力を吸収することができるが、スティの延長方向から
の外力を吸収することができないために、キャピン外板
が変形する可能性があった。

本発明は斯る事態を回避するためになされたものであり
、前方からの外力はもとより、スティの軸線を延長した
方向からの外力をも吸収できるミラースティを提供する
ことを目的としている。

く課題を解決するための手段〉上記目的を達成するために本発明では、自動車の車体外
面にアウタスティの基部を略水平回動可能に取付ける一
方、先端にミラーを取付けたインナスティの基部を前記
アクタスティの先端内部に摺動自在に嵌挿したうえで、
両スティを剪断ピンを介して結合したことを特徴として
いる。

〈作用〉斯る構成としているために、車体の略正面前方からの外
力に対しては、従来のミラースティと同様にアウタステ
ィとインナスティとが一体となってアウタスティの基部
を中心にして水平方向に回転しｗＩ撃を吸収してミラー
の損傷を防止する。

一方、スティの軸線を延長した方向（側方もしくは斜め
前方）からの外力に対してはアウタスティとインナステ
ィを結合した剪断ピンが破断してインナスティがアクタ
スティに没入移動して衝撃を吸収するために、キャピン
外板の変形が阻止される。

〈実施例〉以下に本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明する
。

トラックのキャピン１のコーナ一部１ａには車体左側方
部及び左後方部を確認するためのミラー２を備えたミラ
ースティ３を取付けている。

前記ミラースティ３は、先端にミラー２を装着したイン
ナスティ４と、該インナスティ４を支持するアクタステ
ィ５と、該アクタスティ５をキャピンｌに取付ける取付
部６とで構成されており、キャピン１に固着された取付
部６にアウタスティ５の基部を水平方向に回転可能に枢
着している。

又、前記インナスティ４の基部４ａをガイド７を介して
アウタスティ５の先端内部５ａに摺動自在に嵌挿したう
えで、両スティ４．５に剪断ピン８を貫通保持させてい
る。

斯る構成において、トラックが通常走行している場合に
は、運転席から車体左側方部及び左後方部の状況をミラ
ー２により確認することができる。又、インナスティ４
はガイド７を介してアウタスティ５に嵌挿されているの
でミラー２が異常振動を起すこともなく良好な視認性を
得ることができる。

一方、狭隘路等においてミラー２が障害物と接触した場
合、即ち、ミラー２に車体の略正面前方からの外力Ｆ１
が加わった場合には、ミラー２゜インナスティ４及びア
ウタスティ５が取付部６を中心として一体的に水平方向
左後方に回転して衝撃が吸収されるために、ミラー２の
損傷が予防される。

又、ミラー２にスティの軸線を延長した方向からの外力
Ｆ２が加わった場合には、この外力Ｆ２により剪断ピン
８が破断され、インナスティ４がアウタスティ５に没入
移動して衝撃を吸収するために、キャピンｌの変形及び
ミラー２の損傷が予防される。

〈発明の効果〉以上説明したように本発明によれば、簡単な構造であり
ながら、車体の略正面前方からの外力はもとより、ステ
ィの軸線延長方向からの外力をも吸収できるので、キャ
ピン外板の変形、ミラーの損傷が予防されると共に、歩
行者等への安全性も向上する。

【図面の簡単な説明】

図は本発明に係る自動車用ミラースティの一実施例を示
し、第１図は平面図、第２図は同じく正面図、第３図は
ミラースティの部分拡大断面図である。１・・・キャピン２・・・ミラー３・・・ミラースティ５・・・アクタスティ４・・・インナスティ８・・・剪断ピン

【特許請求の範囲】