JPH026220A - 自動車の窓用のグラス・ラン モールデイング - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、自動車のドアの窓中で可動の窓ガラスをシ
ールするためのグラス・ラン　モールティング（ｇｌａ
ｓｓ　ｒｕｎ　ｍｏｌｄｊｎｇ）に関するものである。

〔従来の技術〕

自動車のドアに共通してみられる構造は、上下さぜうる
可動の窓ガラスが設けられている点である。普通、窓ガ
ラスはドアフレーム中の溝形モールディングによって形
成された略垂直方向のガラス出入）溝にガイドされ、窓
ガラスの上縁はガラス出入り溝の略水平方向の脚部に受
入れられる。

ガラス出入シ溝は通常、その中での窓ガラスの滑走を可
能とする植毛または他の低摩擦材によって内張りされる
。ガラス出入シ溝を備えるグラス・ラン　モールディン
グは窓ガラスが振動によって壊われるのを防止し、また
窓ガラスの端縁をシールする。

開閉可能な自動車の窓のたいていのものは共通して、グ
ラス・ラン　モールディングの側端脚部及び上端脚部内
で窓ガラスの端縁を、該窓ガラスの外面が自動車の車体
外面からかなり距てられるように位置付ける構造のもの
とされている。しかしこの配置は自動車の全体としての
外観を損ない、また車体まわりの空気の流線流を乱して
不必要な空気力学的引きずり現象と不愉快な騒音を発生
させる。最近自動車産業において、隣接する車体外面と
同−平面或はほぼ同一平面上に位置する外面を備えた窓
ガラスに対し関心が高まシつつある。

この配置のものは一般に［フラッシュ・グラス（ｆｌｕ
ｓｈ　ｇｌａｓｓ）　Ｊ或は［セミフラッシュ嗜グラス
（ｓｅｍｉ−ｆｌｕｓｈ　ｇｌａｓｓ　）　Ｊと称され
、車両の外観美を向上させると共に空気の流線流を確保
して空気力学的引きずシ現象と風による騒音を減らすの
に役立つ。

いくつかの特許が、隣接する車体外面と同一面またはほ
ぼ同一面上に位置する窓を設けた構造を開示している。

このような特許としては例えばオウデニナ（Ａｕｄｅｎ
ｉｎａ　）等に附与された１９８３年１０月１８日付の
米国特許Ｎ１４，４０９，７５６、クラッシュウィツッ
（Ｋｒｕｓｃｈｗｉ　ｔｚ　）に附与された１９８６年
１月７日付の米国特許１ｋ　４，５６２，６７６、ワー
ｐｖ　（Ｗａｈｒ　）等に附与された１９８４年６月２
６日付の米国特許磁４，４５５，７８５、及びコイヶ（
’Ｋｏｉｋｅ）に附与された１９８４年７月３日付の米
国特許Ｎ１４．４５７，１１１がある。

〔発明が解決しようとする問題点〕

フラッシュ・グラス及びセミフラッシュ・グラス用のグ
ラス・ラン　モールディングは公知であるけれども、な
お改良されたグラス・ラン　モールディングの開発が要
望されている。グラス・ラン　モールディングは、窓ガ
ラスが昇降されるときガラス出入シ溝内で容易に滑走す
るようにしつつ窓ガラスをしっかりと保持しなければな
らない。

またグラス・ラン　モールディングは騒音及び風雨に対
し自動車の内部を密封し、また窓の振動を防止するもの
でなければならない。さらにグラス・ラン　モールディ
ングは安価に製作でき、自動車の製造中に容易に組付け
うるものであることが望ましい。

この発明はかかる要望を満たすグラス・ランそ−ルディ
ングを提供することを、発明課題とする。

〔課題解決手段と発明の効果〕

この発明に従った新規な、且つ、改良されたグラス・ラ
ン　モールディングは横断面形状でみてＵ字形の部分及
びＬ字形の部分を有する支持構造を備える。これらのＵ
字形部分とＬ字形部分は、互に逆方向に向けて開口する
２つの溝を形成するように組合されている。

Ｕ字形部分は、自動車上の７ランジに対しグラス・ラン
　モールディングを取付けるだめの溝を形成する。Ｕ字
形部分に設けた弾性部材によって、上記７ランジに対す
る取付けの堅牢さが高められる。

Ｌ字形部分はＵ字形部分の一脚部と共に、窓ガラスの端
縁部を滑走可能に受入れる溝を形成する。

このガラス出入シ溝内には中空で管状のシール兼附勢部
材が配置され、同部材はそれから突出する少すくとも１
個の翼片を備えていて、ガラス出入り溝の外側に位置す
るＬ字形部分の一脚部に対し窓ガラスの端縁部を押付け
るように附勢し、同端縁部をＬ字形部分−脚部に対し密
封的に係合させる。

この発明に係るグラス・ラン　モールディングに、前記
したＵ字形部分によって形成された溝（組付は溝）によ
って、自動車のドア７ランジに堅固に組付けて自動車に
装備させつる。前記した管状のシール兼附勢部材は％　
Ｋ＋１述のように窓ガラス端縁部をＬ字形部分の一脚部
に対し弾性的に押付けて窓ガラス端縁部の密封度金高め
る他、窓ガラスを外側寄りに附勢することによってガラ
ス外面を隣接する車体外面と同−面上或は略同−面上に
位置させるように機能する。

この発明に係るモールディングは前記したＵ字形部分及
びＬ字形部分、そして前記シール兼附勢部材を含めて一
体成形できて安価に製作しえ、またＵ字形部分によって
形成された組付は溝を利用し自動車に容易に組付けるこ
とができる。

［実　施　例］ 図面においてこの発明に係るグラス・ラン　モールディ
ングは符号１０で示されている。第１図に示すようにグ
ラス・ラン　モールディング１０は、可動の窓ガラス１
６を備える自動車のドア１４の窓穴１２の頂端と側端に
またがらせて配置されている。

！２．３図に示すようにグラス・ラン　モールディング
】０は、横断面形状でみてほぼＵ字形の部分１８及びＵ
字形の部分１９を有する。Ｕ字形部分１８は、ドア１４
の７ランジにグラス・ランモールディング１０を組付け
るための組付は溝２０を画成している。ガラス出入り＃
１２２はＵ字形部分１８の内側脚部２ＧとＬ字形部分１
９との協力によって形成されており、Ｌ字形部分は上記
した内側脚部２６から張り出している脚部２４とこの胛
部２４からほぼ直角に張り出している胛部２５とを有す
る。ガラス出入シ溝２２内には中窒で管状のシール兼附
勢部材２８ｆ、、溝２２内で窓ガラス１６をシールする
ため及び該窓ガラス１６を脚部２５に向は外側冨υに附
勢して窓ガラス１６の外面がそれに隣接する車体パネル
と同−面上或はほぼ同一面上に位置するようにするため
に配置されている。

モールディング１０のＵ字形部分１８とＬ字形部分１９
とについて個別に説明することが多いが、図示のように
単７で一体的なモールディング構造が望ましいことは言
うまでもない。Ｕ字形部分１８及びＬ字形部分は、通常
のエラストマー材で被覆されている金属質の補強用芯体
３０を有する。芯体３０を必要としない用途もあるし、
部分的な芯体さえ設ければよい用途もある。芯体３０は
側面視でみて窓穴１２内に、窓ガラス１６の通過を可能
とするように開放させておかねばならない水平な底端側
３２１１図）を除く全ての側でほぼ嵌合する形状のもの
とされている。底端側３２にはモールディング１０と共
に窓穴密封を行なう通常の任意のシール帯片を設けつる
。

横断面形状がほぼＵ字形である部分１８は、ドア１４の
フランジに対しモールディング１０を取付けるための組
付は手段を提供する。そのためにＵ字形部分１８は脚部
２６及び２７を有し、これらの両脚部２６．２７がウェ
ブ部２９により結合されて組付は用の部分１８ｆ、ドア
フランジに対し取付けるための溝２０が形成されている
。大きな翼片３６を脚部２７から内側に向は溝２０内へ
突出させてあシ、この翼片３６は来状の頭部３８を有す
るものに形成してある。来状の頭部３８は脚部２７内面
上の突隆４０と協力して、ドア７ランジに対する溝２０
の嵌入を容易とし逆に抜出しに対し抵抗する。翼片３６
に対向位置する突隆４６が、内側脚部２６上に設けられ
ている。翼片３６と突隆４０とをＵ字形部分１８の外側
脚部２７上に設けたが、逆に翼片３６に対応する翼片を
突隆４６に対向位置させて内側脚部２６上に設けること
もできる。清、２００口部から外向きに張）出す１対の
シール＠４Ｂ、５１を、窓穴端縁に密封的に係合さぜう
るように設けてある。

ガラス出入り溝２２９−ｊ、Ｌ字形部分１９とＵ字形部
分１８の内側脚部２６との協力によって形成されている
。Ｌ字形部分１９の外側脚部２５は、ガラス出入シ溝２
２中に受入れられた窓ガラス１６の端縁全拘束するもの
に形成されている。芯体３０の脚部５０は、溝２２中で
の窓ガラス１６の拘束保持を確実とするように脚部２５
のほぼ全長にまたかるものとされている。、溝２２の閉
封端からシール翼５２を、ドア窓穴部についてのモール
ディング１０のシール機能全一層高めるように張り出さ
せである。

窓構造部がガラス出入り溝２２中での窓ガラス１６の容
易な滑走を保証するものであることが、重要である。ま
た窓ガラス１６が閉鎖位置にあるときにモールディング
１０と窓ガラス１６間で良好な密封が保たれることも、
重要である。そのために管状のシール兼附勢部材２８が
設けられている。このシール兼附勢部材２８は横向き壁
５６と結合されている側壁５４を有し、横向き壁５６は
Ｕ字形部分１８の内側脚部２６と結合されている。

横向き壁５６の反対側で側壁５４は、Ｌ字形部分１９の
脚部２４の中間部に対し結合されている。

管状のシール兼附勢部材２８は内部に中空部６０を有す
る。本部材２８の側壁５４は、溝２２内に突出する１対
の翼片６２，６４ｔ−有する。これらの翼片６２．６４
に対向位置する翼片６６を、脚部２５から溝２２内に突
出させである。翼片６２゜６４．６６はその表面上で、
窓ガラス１６と接触することとなる植毛６８または他の
低摩擦打金もつ。管状のシール兼附勢部材２８は溝２２
中での窓ガラス１６のシール度を高めるように横＠面形
状が略五角形状であるものに形成されており、また窓ガ
ラス１６を外側寄シに、ガラス外面が車体パネルと同−
面上或は略同−面上に配置されるように十分に附勢する
。

【図面の簡単な説明】

第１図に、この発明に従ったグラス・ラン　モールディ
ングを組込んである自動車の前半部を示す側面図である
。 第２図は第１図の２−２線に沿って切断してみた拡大横
断面図で、ドア７ランジは省略して画いである。 第３図は第２図と同様の横断面図で、ガラス出入り溝中
に窓ガラスが入っていない状態を図示している。 １０・・・グラス・ラン　モールディング、１６・・・
窓ガラス、１８・・・Ｕ字形部分、１９・・・Ｌ字形部
分、２０・・・組付は溝、２２・・・ガラス出入り溝、
２４゜２５・・・脚部、２６．２７・・・脚部、２８・
・・シール兼附勢部材、３０・・・芯体、３６・・・翼
片、４０・・・突隆、４６・・・突隆、４８，５１．５
２・・・シール翼、６２゜６４・・・翼片、６６・・・
翼片。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、組付け溝を形成する横断面形状Ｕ字形の部分、 このＵ字形部分の一脚部の一端に連らなる横断面形状Ｌ
   字形の部分であつて、上記組付け溝の開口方向の逆方向
   に向けて開口するガラス出入り溝を形成するＬ字形部分
   、及び 上記ガラス出入り溝内に固定配置された管状のシール兼
   附勢部材であつて、ガラス出入り溝中で窓ガラスをシー
   ルすると共に該窓ガラスの端縁部を上記Ｌ字形部分の一
   脚部に対し押付けるように外方向きに附勢する管状のシ
   ール兼附勢部材、を備えた自動車の窓用のグラス・ラン
   モールディング。 ２、請求項１に記載のグラス・ランモールディングにお
   いて、前記した管状のシール兼附勢部材に、前記ガラス
   出入り溝中に突出する少なくとも１個の翼片を設けてあ
   るグラス・ランモールディング。 ３、請求項２に記載のグラス・ランモールディングにお
   いて、前記した管状のシール兼附勢部材を、横断面形状
   が略五角形状のものに形成してあるグラス・ランモール
   ディング。４、請求項３に記載のグラス・ランモールデ
   ィングにおいて、前記Ｌ字形部分の一脚部に、前記した
   管状のシール兼附勢部材に向けて突出する少なくとも１
   個の翼片を設けてあるグラス・ランモールディング。 ５、請求項４に記載のグラス・ランモールディングにお
   いて、自動車のドアに関しモールディングをシールする
   ための少なくとも１個のシール翼を、前記した組付け溝
   或はガラス出入り溝の外部に張り出させて設けてあるグ
   ラス・ランモールディング。 ６、請求項５に記載のグラス・ランモールディングにお
   いて、エラストマー材で被覆された金属質の芯体を内装
   させてあるグラス・ランモールデイング。