JPH0261681B2 - - Google Patents

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JPH0261681B2
JPH0261681B2 JP58031199A JP3119983A JPH0261681B2 JP H0261681 B2 JPH0261681 B2 JP H0261681B2 JP 58031199 A JP58031199 A JP 58031199A JP 3119983 A JP3119983 A JP 3119983A JP H0261681 B2 JPH0261681 B2 JP H0261681B2
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JP
Japan
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rod
probe
measuring
measurement
stand
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JP58031199A
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JPS59157502A (ja
Inventor
Kazuichi Suzuki
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Mitsubishi Nuclear Fuel Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Nuclear Fuel Co Ltd
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Publication date
Application filed by Mitsubishi Nuclear Fuel Co Ltd filed Critical Mitsubishi Nuclear Fuel Co Ltd
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Publication of JPH0261681B2 publication Critical patent/JPH0261681B2/ja
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E30/00Energy generation of nuclear origin
    • Y02E30/30Nuclear fission reactors

Landscapes

  • Measurement Of Length, Angles, Or The Like Using Electric Or Magnetic Means (AREA)
  • Monitoring And Testing Of Nuclear Reactors (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は例えば燃料集合体の各燃料棒間隙及
び制御棒案内管、燃料棒間隙を自動的に測定する
棒状体間隙測定装置に関する。
現在使用されている加圧水型軽水炉には燃料集
合体が用いられている。この燃料集合体は第1図
及び第2図に示すように上下に離間して配設され
たステンレス鋼からなる上部ノズル1及び下部ノ
ズル2と、これらの間に所定の間隙をおいて配設
され、ストラツプにより形成された格子空間3a
を有する複数の支持格子3と、所定の間隔をおい
て配設され、支持格子3の格子空間3a内に挿通
されて支持格子3に固定され、さらにそれぞれの
上下端部を上部ノズル1、下部ノズル2に連結さ
れた複数本のジルカロイからなる制御棒案内管4
と、内部に多数の燃料ペレツト(図示せず)等を
充填密閉し、支持格子3の所定の格子空間3a内
に挿通され、支持格子3の支持部により弾力的に
支持された多数の燃料棒5とから構成されたもの
である。なお、下部ノズル2には取付孔2aが設
けられている。
各燃料棒5間の平均間隙は3mm〜4mm、制御棒
案内管4と燃料棒5との間隙は燃料棒間隙より更
に狭小で1mm〜2mmである。
これらの間隙は原子炉の運転時に冷却水の通路
となり、その間隙の大小が原子炉の運転や、原子
炉内の温度分布等に重要な影響を及ぼすので、前
記間隙を所定の寸法に保つ必要がある。このた
め、各燃料棒間隙及び制御棒案内管と燃料棒との
間隙が許容寸法範囲内にあるかどうかを正確に測
定しておかなければならない。
従来、上述のような狭小な間隙を測定する場合
には限界ゲージ方式がとられているが、各燃料棒
間隙は上述のように狭小である上に、制御棒案内
管と燃料棒との間隙は各燃料棒間隙より更に狭い
ので、燃料集合体の奥の方の各燃料棒間隙を測定
するには、このように狭い制御棒案内管と燃料棒
との間隙を通り越してその奥で測定しなければな
らず、測定困難で、技術を要し、測定者の個人差
による測定差が大きいという欠点があつた。
この発明は前記事情に鑑みてなされたもので、
基盤上に設けられた測定スタンドに取り付けられ
て上下動する台上に、ストレンゲージを有するプ
ローブチツプが先端に設けられた間隙測定プロー
ブを移動自在に設け、前記台と測定スタンドとの
間に保持された複数の棒状体の相互間隙に、前記
間隙測定プローブを挿脱することにより、棒状体
間隙を、技術を要さず容易にかつ正確に測定する
ことができる棒状体間隙測定装置を提供すること
を目的とする。
以下、この発明の一実施例を第3図乃至第4図
に基づいて説明する。第3図及び第4図中11は
基盤であり、この基盤11上には中空部を有する
角形の測定スタンド12、角形の架台13が離間
して設けられている。検査スタンド12の一側面
14に対し架台13の側面は45゜傾斜させられて
いる。架台13の上面には位置決め用突起13a
が設けられている。
測定スタンド12の一側には第5図に示すよう
に測定サドル15が設けられている。この測定サ
ドル15は上面に複数の軸受16を有するL字形
の基台17と、この基台17上に設けられた移動
台18と、この移動台18上に移動自在に設けら
れた複数のスタンダードゲージ19及び複数の間
隙測定プローブ20等とからなつている。
基台17は台21,22と摺動部23とを有
し、摺動部23は測定スタンド12の一側面14
に形成された縦溝24に摺動自在に嵌合されてい
る。また、摺動部23は測定スタンド12に回転
自在にかつ上下動不可能に取り付けられたねじ棒
25に螺合されている。このねじ棒25は図示し
ないギヤードモータに連結されており、このギヤ
ードモータの駆動によりねじ棒25が回転して測
定サドル15が上下動するようになされている。
台22の上面高さは台21の上面高さより約40mm
低く設定されている。測定スタンド12の縦溝2
4、測定サドル15の摺動部、ギヤードモータ、
ねじ棒25等により基台17の上下動機構が構成
されている。
測定サドル15の2組の軸受16にはそれぞれ
軸27が取り付けられている。軸27には第7図
に示すように移動台18がその支持部28をブツ
シユ29を介して移動自在に嵌合されている。ま
た、台21には第8図に示すようにブラケツト3
0を介しステツピングモータ31が取り付けられ
ている。このステツピングモータ31の回転軸に
はブラケツト32,33により支持されたボール
ねじ34が連結されている。このボールねじ34
のねじ棒35には、移動台18に設けられた突起
36に嵌合固定されたナツト37が螺合されてい
る。これにより、ステツピングモータ31を駆動
するとナツト37と共に移動台18が第8図にお
いて矢印A,B方向に移動するようになされてい
る。
また、移動台18の上面には第5図、第6図及
び第8図に示すようにブラケツト38,39,4
0,41が一体的に設けられている。ブラケツト
38,39にはガイド棒42の両端が嵌入されて
固定されている。ブラケツト40,41にはガイ
ド棒43の両端が嵌入されて固定されている。ガ
イド棒42,43は同一高さとされ移動台18の
上面と平行に設けられている。また、ブラケツト
38,39には、ガイド棒42の下方に位置して
ボールねじ44が取り付けられている。このボー
ルねじ44のねじ棒45はガイド棒42と平行と
されている。ブラケツト39にはガイド棒42の
上方に位置してモータ46が取り付けられ、その
回転軸にはプーリ47が取り付けられている。
ガイド棒42,ボールねじ44のねじ棒45に
は可動体48が移動可能に取り付けられている。
即ち、可動体48の下部はガイド棒42にブツシ
ユを介して摺動自在に嵌合されると共にその下部
に嵌入固定されたナツト49をねじ棒45に螺合
されている。ねじ棒45の第5図における左端に
はプーリ50が取り付けられている。プーリ4
7,50にはベルト51が巻回されている。ま
た、ガイド棒43には可動体52の下部がブツシ
ユを介して摺動自在に嵌合されている。
また、可動体48,52には互いに平行な2本
のガイド棒53,54が取り付けられている。こ
のガイド棒53,54は移動台18の上面と平行
にかつ同一高さに設けられている。ガイド棒5
3,54には複数のプローブホルダ55が第6図
における矢印C,D方向へ移動自在に嵌合されて
いる。プローブホルダ55の上面には第9図に示
すように突起56が設けられている。また、可動
体48,52にはカム軸57が回転自在に取り付
けられている。カム軸57はプローブホルダ55
より上方に位置して移動台18の上面と平行に設
けられている。カム軸57にはカム58が一体的
に設けられている。カム58の外周にはガイド棒
53,54に嵌合されたプローブホルダ55の突
起56に対応してカム溝59が形成されている。
カム溝59のピツチはカム58の外周を一周する
間に3種類のピツチに変化するようになされてい
る。カム溝59には突起56が嵌入させられてい
る。
プローブホルダ55には間隙測定プローブ20
がガイド棒42,43と平行に取り付けられてい
る。この間隙測定プローブ20は第10図及び第
11図に示すように構成されている。即ち、熱処
理された弾性に富む高力ベリリウム銅からなる板
厚約0.15mmの弾性板61の先端部に2つの窓孔6
2,63が形成され、基端部に折曲部64が形成
されている。弾性板61の両側面には窓孔62の
先端側縁部に位置してスペーサ65,66が固着
されると共に窓孔62,63間に位置してプロー
ブチツプ67,68がスペーサを介して取り付け
られている。スペーサ65,66の各外面間距離
は約1mmとされている。プローブチツプ67,6
8は板厚0.12mmのベリリウム銅からなる弾性に富
んだ板で、それぞれ略三角形状に形成されそれら
の先端部は内側に凹部ができるように湾曲させら
れ、弾性板61に対し全体として略八の字形とな
るように先端が開いた状態に弾性板61に取り付
けられ、三角形の頂部はプローブチツプ67,6
8の先端がつき当らないように互い違いに傾斜し
て切欠かれている。
プローブチツプ67,68の三角形状部の内面
略中央部にはストレンゲージ69,70が貼着さ
れている。これらストレンゲージ69,70の絶
縁線からなるリード線71は弾性板61の折曲部
64に取り付けられたコネクタ72に接続され、
かつ弾性板61に絶縁テープにより接着されてい
る。リード線71はコネクタ72を介してマイク
ロコンピユータ(図示せず)に電気的に接続され
ている。プローブチツプ67,68の各湾曲部外
面間の距離は自由時において約5.2mmとされてい
る。
また、移動台18の測定スタンド12側上面に
はブラケツト73,74が離間して固定されてい
る。ブラケツト73,74には互いに平行な2本
のガイド棒75,76が取り付けられている。こ
れらガイド棒75,76は移動台18の上面と平
行にかつ同一高さに設けられている。ガイド棒7
5,76には複数のスタンダードゲージ19が第
6図における矢印C,D方向へ移動自在に嵌合さ
れてガイド棒42と平行に設けられている。これ
らスタンダードゲージ19の下面には第5図に示
すように凹溝78が設けられ、この凹溝78には
下方へ突出する突起79が設けられている。突起
79はプローブホルダ55の突起56と同様のも
のである。なお、スタンダードゲージ19及び間
隙測定プローブ20は架台13上に後記するよう
に保持される燃料集合体の外側部の各燃料棒間隙
の一つおきの間隙に対向し得るように設けられて
いる。
また、ブラケツト73,74にはガイド棒7
5,76の中間に位置し、かつ移動台18に平行
とされたカム軸80が回転自在に取り付けられて
いる。カム軸80にはカム81が一体的に設けら
れている。カム81はスタンダードゲージ19の
凹溝78の内側に位置して設けられ、カム81の
外周には突起79に対応してカム溝82が形成さ
れている。カム軸80は前記カム軸57と同一構
成のものである。カム溝82には突起79が嵌入
させられている。カム軸57,80の一端部はそ
れぞれブラケツト52,74を貫通して突出し、
これら各一端部にはそれぞれプーリ83,84が
取り付けられている。これらプーリ83,84に
はベルト85が巻回され、プーリ83を回すこと
によりカム軸57,80が連動して回転するよう
になされている。また、カム軸57,80の一端
にはそれぞれつまみ57a,80aが取り付けら
れている。各スタンダードゲージ19の上面の幅
方向の中央には溝86が形成されている。スタン
ダードゲージ19の溝86の両側にはそれぞれ棒
状体87-2,87-2,87-3,…が離間して列状
にかつ垂直に植設されている。溝86の両側の棒
状体87-1同士、棒状体87-2同士、棒状体87
−3同士、…はそれぞれ溝86に対し対称位置に設
けられて対をなし、これにより複数のすきまゲー
ジが構成されている。これらすきまゲージのすき
まは、測定サドル15の先端側の1.25mmから測定
サドル15の基端側の4.25mmまで順次0.25mmずつ
広くなされている。溝86には間隙測定プローブ
20の弾性板61の下部が移動可能に嵌入されて
いる。また、各スタンダードゲージ19の測定サ
ドル15基端側端部には第6図に示すように曲り
変形検出センサ88が設けられている。なお、測
定サドル15の基部内側には第6図に示すように
スタンダードゲージ19と同一方向に向けて間隙
測定プローブ保管台89が設けられている。この
間隙測定プローブ保管台89には2本の溝90が
形成されている。この溝90はスタンダードゲー
ジ19に形成された溝89と同様のものである。
一方、測定スタンド12の上部には第3図に示
すようにスプロケツト91,92が回転自在に取
り付けられている。これらスプロケツト91,9
2には一端が測定サドル15の摺動部23に取り
付けられたチエーン93が巻回され、このチエー
ン93の他端にはウエイト94が取り付けられて
垂下させられている。
また、検査スタンド12の一側面14の上部に
は、クレーン(図示せず)により吊り下げられた
燃料集合体吊り下げ具97を抱えて支持する支持
部98が設けられている。架台13と支持部98
とにより燃料集合体の保持機構が構成されてい
る。
また、この棒状体間隙測定装置(台21,22
の上下動機構、プローブ移動機構、移動台移動機
構、カム機構及びストレンゲージに接続された制
御機構等)には図示しないマイクロコンピユータ
が連結されており、種々の作動制御機能、測定及
びデータ処理機能を全自動で行なうことができる
ようになされている。
なお、測定サドル15における台21上の構成
と台22上の構成は同様であるので台22上の構
成についてはその説明を省略する。
次に、前記のように構成された棒状体間隙測定
装置の作用について説明する。
(1) 燃料棒間隙、制御棒案内管と燃料棒との間隙
を測定すべき燃料集合体をクレーンにより燃料
集合体吊り下げ具97を介して吊り下げ、架台
13の真上より下ろして架台13の位置決め用
突起13aに下部ノズル2の取付孔2aを嵌合
して架台13上に燃料集合体を載置し、さらに
支持部98により燃料集合体吊り下げ具97を
保持する。
(2) 燃料集合体には燃料棒の配列ピツチが異なる
3種類のものがあるが、架台13上の燃料集合
体の燃料棒配列ピツチに間隙測定プローブ20
のピツチを、つまみ57aを回して合致させ
る。つまみ57aを回すと、カム軸57、カム
58、カム溝59、突起56、プローブホルダ
55を介し各間隙測定プローブ20が第6図に
おいて矢印CまたはD方向に移動し、これに連
動してベルト85、カム軸80、カム81、カ
ム溝82、突起79、を介してスタンダードゲ
ージ19が第6図において矢印CまたはD方向
に移動する。
(3) 次に、ねじ棒25に連結されたギヤードモー
タを駆動する。すると、ねじ棒25が回転し、
測定サドル15が上昇して、燃料集合体の最下
部の支持格子とそのすぐ上の支持格子との中間
に位置して停止する(ここでギヤードモータが
停止する)。この測定サドル15の移動時には、
この測定サドル15の上昇をウエイト94が助
けるので、ギヤードモータの駆動力を比較的小
さくすることができる。
(4) 次に、ステツピングモータ31を回転させ
る。すると、移動台18が第8図において矢印
AまたはB方向に移動し、台21上にあつて
は、第12図に示す燃料集合体の基準辺Yの延
長線に最も近いスタンダードゲージ19及び間
隙測定プローブ20が、基準辺Yに最も近い燃
料棒5Y―1とその次に近い燃料棒5Y―2間
隙の中心線Y1の第6図における右側部に位置
し(第6図、第13図)、台22上にあつては、
第12図に示す燃料集合体の基準辺Xの延長線
に最も近いスタンダードゲージ19及び間隙測
定プローブ20が、基準辺Xに最も近い燃料棒
5X―1とその次に近い燃料棒5X―2間隙の
中心線X1の第6図における下方に位置する
(第6図、第14図)。(ここでいう燃料棒5Y
―1と燃料棒5X―1とは全く同一のもので、
原点位置にある燃料棒のことである。)以下、
台21における動作と台22における動作は同
時に同様に行なわれるので台22上の動作につ
いての説明は省略する。
(5) 次に、モータ46を回す。すると、プーリ4
7、ベルト51、プーリ50を介しねじ棒45
が回転して可動体48,52が第6図において
矢印E方向に移動する。そして、この可動体4
8,52の移動に伴い、各プローブホルダ55
を介し各間隙測定プローブ20が同図において
矢印E方向へ移動する。
(6) 第6図において矢印E方向に移動した間隙測
定プローブ20は各スタンダードゲージ19の
棒状体87-1,87-2,87-3…間を通過す
る。このとき、プローブチツプ67,68はそ
れぞれ内側へ変位し、これによりストレンゲー
ジ69,70の電気抵抗が変化し、スタンダー
ドゲージ19の各棒状体間隙が測定される。そ
して、間隙測定プローブ20はスタンダードゲ
ージ19の端部から突出し、さらに燃料集合体
の各燃料棒間隙、制御棒案内管と燃料棒との間
隙を通過してこれらの間隙を測定する。この
後、モータ46が逆転し、各間隙測定プローブ
20が第6図において矢印F方向に移動して再
び各燃料棒間隙、制御棒案内管と燃料棒との間
隙を測定してスタンダードゲージ19の手前の
位置で止まる。この往復2回の間隙測定値に規
定以上の差があると前記測定が再度行なわれ
る。
上述のようにスタンダードゲージ19の棒状
体間隙を間隙測定プローブ20が通るときに
は、その弾性板61が溝86内を摺動するの
で、弾性板61に曲りが生じていてもこの曲り
が更正され、測定誤差の発生が未然に防止され
る。また、プローブチツプ67,68が変位す
る場合、このプローブチツプ67,68は三角
形状の平等強さはりの構造とされているので、
この三角形状部のどの位置においても曲げ応力
が等しいという特徴を有し、従つてプローブチ
ツプ67,68へのストレンゲージの取り付け
位置のずれによる測定誤差の発生はない。ま
た、燃料棒間隙、制御棒案内管と燃料棒との間
隙に間隙測定プローブが進入するときには、通
路が曲つていたり、この通路幅が部分的に変化
したりしても、弾性板61が撓むことができる
ので蛇行して入ることができ、プローブチツプ
67,68の先端は湾曲しているので前記間隙
に容易に進入する。また、燃料棒または制御棒
案内管へのプローブチツプ67の接触状態と、
プローブチツプ68の接触状態が異なつていて
も、ストレンゲージ69,70の抵抗は電気回
路により合成されるので常に高精度の測定結果
が出る。また、プローブチツプ67,68が1
mm以下の狭小な間隙に挿入されようとした場合
にはスペーサ65,66が燃料棒または制御棒
案内管に当るのでそれ以上進むことができず、
プローブチツプ67,68の破損を防止すると
共に、間隙測定プローブの弾性板61がスタン
ダードゲージ19の溝86から外れて曲りを生
じ、この曲りを変形センサ88が検出し、この
検出信号により制御機構(マイクロコンピユー
タ)を介して間隙測定プローブの移動が停止さ
れ、この後弾性板が更正されるので、燃料棒、
制御棒案内管、間隙測定プローブ等の損傷が防
止される。従つて、間隙測定プローブは1.25mm
〜4.25mmまでの間隙を測定することができる。
(7) 前記(6)の測定が終ると、ステツピングモータ
31が回転し、移動台18が第6図において矢
印C方向に、燃料集合体の燃料棒配列の1ピツ
チ分だけ移動する。これにより、前記(6)におい
て測定しなかつた燃料棒間隙(例えば第13図
に示す燃料棒5Y−2,5Y−3間隙、第14
図に示す燃料棒5X−2,5X−3間隙)の中
心線の延長線上に間隙測定プローブ20が位置
する。
(8) 次に、モータ46が作動して間隙測定プロー
ブ20が測定サドル15の先端部から基部側へ
移動し、前記(6)において測定しなかつた各燃料
集合体の燃料棒間隙、制御案内管、燃料棒間隙
を測定する。この後、モータ46が逆転し、間
隙測定プローブ20が測定サドル15の基部側
から先端部へ移動し、再び今測定した間隙と同
じ間隙を測定し更にスタンダードゲージ19の
棒状体間隙を測定し元の位置に戻る。この往復
2回の間隙測定値及びスタンダードゲージ2回
測定値に規定以上の差があると前記測定が再度
行なわれる。
(9) 次に、ステツピングモータ31が作動し、移
動台18が第6図におけるD方向に移動して元
の位置に戻る。
(10) 次に、ねじ棒25に連結されたギヤードモー
タが作動して測定サドル15が一つ上の支持格
子間の中央に位置して停止し、前記(4)〜(9)の作
動が行なわれる。
(11) 次に、順次前記(10)の作動がくり返される。
(12) 次に、前記ギヤードモータが作動し、測定サ
ドル15が最初の位置まで下降する。ここで、
移動台18及び間隙測定プローブ29が原点位
置にあることを確認後、燃料集合体をこの測定
装置から取り外して所定個所へ運ぶ。
なお、台21に関する動作と台22に関する動
作は同時に行なわれるが、台21の上面と台22
の上面との高さの差が約40mmあるので、台21、
台22上の各間隙測定プローブ20が衝突するこ
とはなく前記動作は円滑に行なわれる。
なお、燃料集合体の種類が変り、その一辺の燃
料棒本数が少ない場合には第13図、第14図に
符号イ,ロ,ハ,ニ,により示すように、使用さ
れる間隙測定プローブ20の数は減らされ、これ
に応じて使用されるスタンダードゲージ19の数
を減らされる。ここで、不使用の間隙測定プロー
ブ20と不使用のスタンダードゲージ19とは、
間隙測定前に予め間隙測定プローブ保管台89の
溝90の中心線の延長線上に位置させておく。そ
して、前記(6),(7),(8)の作動が行なわれると、不
使用の間隙測定プローブ20は不使用のスタンダ
ードゲージ19を、間隙測定プローブ保管台89
の溝90に嵌入し、この後再び不使用のスタンダ
ードゲージ19を通り元の位置に戻る。
なお、上記実施例では間隙測定プローブの数は
燃料棒間隙の数の略半分としたが、これは間隙測
定プローブの単価及び演算処理容量からくるコン
ピユータ価格の経済的な理由によるものであり、
これらに限られることなく、測定検査量が多い場
合には、間隙測定プローブ20の折曲部64を垂
直とし、幅狭のコネクタ72を使用し、細型のス
タンダードゲージ及び容量の大きなコンピユータ
を使用すれば、全燃料棒間隙を一度に測定できる
ことは言うまでもない。
以上説明したようにこの発明によれば、基盤上
に設けられた測定スタンドに取り付けられて上下
動する台上に、ストレンゲージを有するプローブ
チツプが先端に設けられた間隙測定プローブを移
動自在に設け、前記台と測定スタンドとの間に保
持された複数の棒状体の相互間隙に、前記間隙測
定プローブを挿脱する構成であるから、棒状体間
隙を、技術を要さず容易にかつ正確に測定するこ
とができる。また、この発明を燃料集合体の燃料
棒間隙、制御棒案内管と燃料棒との間隙の測定に
適用した場合には、間隙測定プローブの弾性板が
蛇行できるので、燃料集合体の奥の方の燃料棒間
隙をも容易にかつ正確に測定することができ、さ
らに、プローブチツプが平等強さはりの構造を持
つ三角形板状をなしているので、プローブチツプ
が撓んだ状態において、プローブチツプのどの位
置においても曲げ応力が等しくなるので、プロー
ブチツプへのストレンゲージの取付位置のずれに
よる間〓測定誤差の発生を防止することができ
る。また、プローブチツプの先端が弾性板側が凹
となるように湾曲しているので、棒状体間〓に間
〓測定プローブを挿入する際に、対をなすプロー
ブチツプが棒状体に引つ掛かつてこの棒状体やプ
ローブチツプを傷付けたりすることなく、互いに
接近する方向に撓まされるので、棒状体間〓に間
〓測定プローブをスムーズに挿入することがで
き、より測定が容易になる。また台上にスタンダ
ードゲージが設けられており、間〓測定プローブ
が棒状体間〓に挿入される前に、該間〓測定プロ
ーブがスタンダードゲージの溝を摺動するので、
間〓測定プローブの弾性板に曲がりが生じていて
も、溝によりこの曲がりが更生され、測定誤差の
発生を未然に防止することができ、さらには、間
〓測定プローブが棒状体間〓に挿入される前に、
該間〓測定プローブが予め所定の間〓値に設定さ
れているスタンダードゲージの棒状体間〓に挿通
されて、これら棒状体間〓を測定するので、間〓
測定プローブの測定誤差を容易に補正することが
でき、より高精度の測定を行うことができる。ま
た台上に移動台、カム機構を設ければ、スタンダ
ードゲージ及び間隙測定プローブを各種燃料集合
体に合わせて移動させることができるので複数種
の燃料集合体の棒状体間隙を測定することがで
き、また台上にプローブ曲り変形センサを設けれ
ば、その検出信号に基づいて間隙測定プローブが
曲つた場合にそれが棒状体間隙へ進入するのを阻
止することができるので装置及び棒状体の損傷を
防ぐことができ、また前記台を直交して設ければ
燃料集合体の縦横の燃料棒間隙、制御棒案内管と
燃料棒との間隙を同時に測定することができ能率
的であり、また、装置の作動をマイクロコンピユ
ータにより制御することができるようにすれば前
記間隙の測定を全自動で行なうことができその使
用上の効果は大である。
【図面の簡単な説明】
第1図は燃料集合体の一例を示す正面図、第2
図は第1図の―線に沿う断面図、第3図はこ
の発明の一実施例を示す概略側面図、第4図はそ
の概略平面図、第5図は第6図のV矢視一部切欠
断面図、第6図はその測定サドルの平面図、第7
図は第5図の―線に沿う断面図、第8図は第
6図の―線に沿う断面図、第9図はそのカム
機構の説明図、第10図はその間隙測定プローブ
の側面図、第11図はその間隙測定プローブの下
面図、第12図はその間隙測定プローブと燃料集
合体との位置関係を示す一部省略概略平面図、第
13図及び第14図はその間隙測定プローブと燃
料棒との位置関係を示す概略平面図である。 12……測定スタンド、13……架台、13a
……位置決め用突起、15……測定サドル、17
……基台、18……移動台、19……スタンダー
ドゲージ、20……間隙測定プローブ、21,2
2……台、23……摺動部、31……ステツピン
グモータ、35,45……ねじ棒、42,43,
53,54,75,76……ガイド棒、46……
モータ、48,52……可動体、55……プロー
ブホルダ、57,80……カム軸、58,81…
…カム、59,82……カム溝、61……弾性
板、67,68……プローブチツプ、69,70
……ストレンゲージ、88……曲り変形検出セン
サ、98……支持部。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 基盤上に設けられた測定スタンドと、この測
    定スタンドに上下動自在に取り付けられたアーム
    状の台と、この台に連結して設けられ、この台を
    上下動させる上下動機構と、前記測定スタンドと
    前記台との間に複数の棒状体を、これら複数の棒
    状体相互間に設けられた間〓の中心線方向が前記
    台の長さ方向と一致するように列状にかつ垂直に
    保持する保持機構と、前記棒状体間〓の中心線の
    延長線上に位置して前記台上に移動自在に設けら
    れ、弾性板の両側に、自由時には先端が開となる
    ように取り付けられた複数のプローブチツプ及び
    これらプローブチツプに取り付けられたストレン
    ゲージを有するとともに、前記プローブチツプが
    平等強さはりの構造を持つ三角形板状をなし、か
    つ前記プローブチツプの先端が前記弾性板側が凹
    となるように湾曲させられてなる間〓測定プロー
    ブと、この間〓測定プローブに連結され、この間
    〓測定プローブを前記棒状体間〓の中心線方向に
    移動させて前記棒状体間〓に対し挿脱自在とする
    プローブ移動機構と、前記ストレンゲージに接続
    された制御機構と、前記棒状体と前記間〓測定プ
    ローブとの間に位置して前記台上に設けられ、上
    面に、前記間〓測定プローブが摺動する溝が前記
    棒状体の相互間〓の中心線上に形成されるととも
    に、前記溝を挾む位置に、対をなす棒状体を列状
    にかつこれら対をなす棒状体の相互間〓の中心線
    を、前記測定スタンドと前記台との間に設けられ
    た棒状体の相互間〓の中心線とほぼ一致させて設
    けられてなるスタンダードゲージとからなること
    を特徴とする棒状体間〓測定装置。 2 前記測定スタンドと前記台との間に設けられ
    た複数の棒状体は原子炉用燃料集合体の燃料棒、
    制御棒案内管であることを特徴とする特許請求の
    範囲第1項記載の棒状体間〓測定装置。 3 上部に前記スタンダードゲージ及び間〓測定
    プローブを有して前記台の長さ方向と直角の方向
    に移動自在に前記台上に移動台が設けられ、この
    移動台に連結された移動台移動機構により前記移
    動台が前記台の長さ方向と直角の方向へ移動可能
    とされたことを特徴とする特許請求の範囲第1項
    記載の棒状体間〓測定装置。 4 前記移動台上に前記スタンダードゲージ及び
    間〓測定プローブがそれぞれ複数設けられ、これ
    ら複数のスタンダードゲージ及び間〓測定プロー
    ブが、前記移動台上に設けられたカム機構に連結
    されて前記台の長さ方向と直角の方向にそれぞれ
    のピツチを連動して可変とされたことを特徴とす
    る特許請求の範囲第3項記載の棒状体間〓測定装
    置。 5 前記スタンダードゲージの前記測定棒状体側
    端部に前記間〓測定プローブの曲り変形を感知す
    るプローブ曲り変形センサが設けられ、このプロ
    ーブ曲り変形センサの検出信号により前記制御機
    構を介して前記間〓測定プローブの移動を制御す
    ることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の
    棒状体間〓測定装置。 6 上部に前記移動台、スタンダードゲージ及び
    間〓測定プローブが設けられた前記台が直交して
    一体的に設けられ測定サドルとされたことを特徴
    とする特許請求の範囲第3項記載の棒状体間〓測
    定装置。 7 前記台の上下動機構、プローブ移動機構、移
    動台移動機構及びストレンゲージに接続された制
    御機構等の制御がマイクロコンピユータにより行
    なわれるようにされたことを特徴とする特許請求
    の範囲第1項、第3項、第4項及び第6項のいず
    れかに記載の棒状体間〓測定装置。
JP58031199A 1983-02-26 1983-02-26 棒状体間隙測定装置 Granted JPS59157502A (ja)

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