JPH0261173A - 可染性導電性紡織フィラメント - Google Patents

可染性導電性紡織フィラメント

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JPH0261173A
JPH0261173A JP11401489A JP11401489A JPH0261173A JP H0261173 A JPH0261173 A JP H0261173A JP 11401489 A JP11401489 A JP 11401489A JP 11401489 A JP11401489 A JP 11401489A JP H0261173 A JPH0261173 A JP H0261173A
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JP
Japan
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filament
composition
powder
conductive
electrically conductive
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Application number
JP11401489A
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English (en)
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Tregvor Price Pickering
トレバー プライス ピツカーリング
William Edward Streetman
ウイリアム エドワード ストリートマン
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BASF Corp
Original Assignee
BASF Corp
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Publication date
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    • DTEXTILES; PAPER
    • D06TREATMENT OF TEXTILES OR THE LIKE; LAUNDERING; FLEXIBLE MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • D06MTREATMENT, NOT PROVIDED FOR ELSEWHERE IN CLASS D06, OF FIBRES, THREADS, YARNS, FABRICS, FEATHERS OR FIBROUS GOODS MADE FROM SUCH MATERIALS
    • D06M11/00Treating fibres, threads, yarns, fabrics or fibrous goods made from such materials, with inorganic substances or complexes thereof; Such treatment combined with mechanical treatment, e.g. mercerising
    • D06M11/32Treating fibres, threads, yarns, fabrics or fibrous goods made from such materials, with inorganic substances or complexes thereof; Such treatment combined with mechanical treatment, e.g. mercerising with oxygen, ozone, ozonides, oxides, hydroxides or percompounds; Salts derived from anions with an amphoteric element-oxygen bond
    • D06M11/36Treating fibres, threads, yarns, fabrics or fibrous goods made from such materials, with inorganic substances or complexes thereof; Such treatment combined with mechanical treatment, e.g. mercerising with oxygen, ozone, ozonides, oxides, hydroxides or percompounds; Salts derived from anions with an amphoteric element-oxygen bond with oxides, hydroxides or mixed oxides; with salts derived from anions with an amphoteric element-oxygen bond
    • D06M11/47Oxides or hydroxides of elements of Groups 5 or 15 of the Periodic Table; Vanadates; Niobates; Tantalates; Arsenates; Antimonates; Bismuthates
    • DTEXTILES; PAPER
    • D06TREATMENT OF TEXTILES OR THE LIKE; LAUNDERING; FLEXIBLE MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • D06MTREATMENT, NOT PROVIDED FOR ELSEWHERE IN CLASS D06, OF FIBRES, THREADS, YARNS, FABRICS, FEATHERS OR FIBROUS GOODS MADE FROM SUCH MATERIALS
    • D06M11/00Treating fibres, threads, yarns, fabrics or fibrous goods made from such materials, with inorganic substances or complexes thereof; Such treatment combined with mechanical treatment, e.g. mercerising
    • D06M11/32Treating fibres, threads, yarns, fabrics or fibrous goods made from such materials, with inorganic substances or complexes thereof; Such treatment combined with mechanical treatment, e.g. mercerising with oxygen, ozone, ozonides, oxides, hydroxides or percompounds; Salts derived from anions with an amphoteric element-oxygen bond
    • D06M11/36Treating fibres, threads, yarns, fabrics or fibrous goods made from such materials, with inorganic substances or complexes thereof; Such treatment combined with mechanical treatment, e.g. mercerising with oxygen, ozone, ozonides, oxides, hydroxides or percompounds; Salts derived from anions with an amphoteric element-oxygen bond with oxides, hydroxides or mixed oxides; with salts derived from anions with an amphoteric element-oxygen bond
    • D06M11/46Oxides or hydroxides of elements of Groups 4 or 14 of the Periodic Table; Titanates; Zirconates; Stannates; Plumbates

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Textile Engineering (AREA)
  • Chemical Or Physical Treatment Of Fibers (AREA)
  • Carpets (AREA)
  • Treatments For Attaching Organic Compounds To Fibrous Goods (AREA)
  • Yarns And Mechanical Finishing Of Yarns Or Ropes (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 発明の分野 本発明は様々な種類の帯電防止性IQ#!物を構成する
ことに特別の用途を見出している導電性紡織U&雑に関
Jる。
友互盈I 編織物を利用した結果中じる静電気の蓄積はこのところ
&織物工業で注目を集めている現象である。静電気の存
在は厄介な事象の原因になる(例えば、衣料が体にまと
わりついたり、他の衣類に引き付Uられたりする;糸屑
や塵の細かい粒子が布張り地に引ぎ句けられ、そのため
、クリーニングの必要頻度が増大する;カーペット上を
歩いた後で金属のドアノブに触れると、!!撃また(よ
ショックを経験する)ばかりでなく、危険な事象の原因
になる(例えば、静電気の放電は病院特に手術室に通常
存在するエーテル/空気のような引火性8合物を着火可
能な火花を生じることがある)。
これ等効果はいずれも、低い相対湿度の雰囲気中ではさ
らに強くなる。
ここで使用される用語「繊維」は極めて艮いまたは無限
に長いl維(すなわち、フィラメント)および短い繊維
(すなわち、ステープル)を包含する。ここで使用され
る用語「糸(yarn) Jは繊維の連続ストランドを
意味する。
静電気の望ましくない蓄積を防止するための一方法は導
電性カーボンブラック粒子によって表面を被覆されてい
る導電性フィラメントを利用して天然繊維と組み合わせ
て又は合成ポリマーから製造された繊維と組み合わせて
織った、編んだ、網状にした、タフト化した、またはそ
の他の仕方で加工した構造物を製造するものであり、こ
のような構造物は静電荷が発生しても静電荷を容易に消
散させる。かかる手法の代表的なものは、米国特許第3
.823.035号および第4.255゜487号に開
示されており、これ等特許は本発明の譲受人によって所
有されており、参考のために本願明III中に組み入れ
られる。
前記手法は多数の用途において成功したが、まだ問題が
残されている。例えば、カーボンブラックで被覆された
繊維は暗い色、すなわち、黒色または灰色を有する。こ
れは繊維の色調を害する。
かかる繊維をそれより明るい色のm維と組み合わせた場
合には、得られる加工構造物の外観は損なわれる。
静電気の蓄積を防止するための別の手払は導電性カーボ
ンブラック粒子を含有する芯およびそれと一体化した外
被を有する導電性フィラメントを使用ブるものである。
これ等フィラメン1〜の基調の色はカーボン被覆フィラ
メントよりもいくらが明るいけれども、これ等フィラメ
ントを含有する加工構造物は多くの用途において審美上
やはり許BT:ぎない。さらに、これ等フィラメントは
その有用性をいくらか制限される;何故ならば、それ等
フィラメントは非常に低い抵抗を必要とする用途には不
適当であり、しかもカーボン被覆フィラメントよりも高
価であり、かつ製造が困難であるからである。
従って、経済的であり、製造が容易であり、しかも審美
上好ましい品質を右する導電性紡織フィラメントに対す
るニーズが存在する。
発明の概要 本発明は合成ポリマーからなる内部成分を含有し、その
表面がアンチモン酸化物(Sb2o3、5b205、ま
たはそれ等混合物)とs酸化物(SnOSSn02 、
またはそれ等混合物)とを含む実質的に透明な導電性の
金属酸化物粉末によって被覆されている、導電性フィラ
メントに関する。
この透明な導電性の金属酸化物粉末によって被覆されて
いる導電性フィラメントは経済的であり、製造容易であ
り、優れた帯電防止特性を有しており、しかも合成ポリ
マーの色が損なわれていない審美上好ましい性質を有し
ている。さらに、このフィラメントは円形または不整形
どちらかの新面プロフィルを有することができる。
本発明の導電性フィラメントは好ましくはオリフィス式
またはローラー式どちらか”の被覆払を使用して製造さ
れる。
好ましい@様 本発明の導電性透明組成物は下記成分を含む=(b) 
組成物の全重陽を基準にして少なくとも25重句%であ
り、ほぼ少なくとも0.5μmから2.0t1m未満ま
での範囲の平均粒子サイズを有し、かつ、アンチモン酸
化物および錫酸化物を含む、第一粉末;および 0 組成物の全重陽を基準にして75重咀%未満であり
、0.5μm未満の平均粒子サイズを有し、かつ、アン
チモン酸化物および錫酸化物を含む、第二粉末。
この導電性透明組成物中に存在するアンチモン酸化物の
邑は一般に、組成物中のアンチ(ン酸化物および錫酸化
物の全重量を基準にして約1〜約6重邑%、より好まし
くは約1〜約2手m%の範囲の量である。
驚くべきことには、この粉末のこの粒子サイズはこの粉
末によって被覆されている導電性フイラメン1〜がその
基調の色および可染性を実質的に損なわないような十分
な透明度を示すと同時に好ましいことに約109Ω/c
m以下の抵抗を有することができるようなものである。
さらに、この粉末は導電性フィラメントを製造するため
に被覆適用するのに使用される適切なキャリヤ流体に対
して優れた分散性を示す。
好ましい第一粉末は2.0μm未満の粒子サイズを有す
る粒子少なくとも94重M%からなる。
好ましくは、第一粉末は約0.5〜約0.7μmの範囲
の平均粒子サイズ、より好ましくは、0.5μmの平均
粒子サイズを有する。ここで使用される用語「粒子サイ
ズ」はフィッシャー・サブ・シーブ・サイズ(Fish
er Sub 5ieve 5ize )によって測定
されたときの個々粒子の平均粒子サイズを意味する。
好ましくは、本発明の導電性透明組成物は粒子サイズ約
0.5μmの、本質的にアンチモン酸化物と錫酸化物と
からなる、粉末を含む。そしてこのアンチモン酸化物は
組成物中のアンチモン酸化物およびWA′m化物の全?
!!聞%を基準にして約1%のはで存在する。
本発明の導電性透明組成物は当業者にとって既知の様々
な手法を使用して製造できる。かかる手法の一つはアン
チモン酸化物とam化物の必要1を含有する粉末状混合
物を生成し、得られた混合物を焼いて導電性組成物を生
成し、そしてこの導電体を所望の粒子サイズに粉砕する
ことから成る。
別の手法は溶液からアンチモン酸化物と錫酸化物の混成
物を沈澱させるものである。
本発明に使用するのに適する合成ポリマーの例は造形物
(すなわち、謀維、フィラメント、ヤーン、および様々
なIg織物製品)に加工することができるポリマーを包
含する。例えば、オレフィンの中和重合体、例えば、低
密度ボリエヂレン、高密度ポリエチレン、ポリプロピレ
ン;オレフィンと他のエチレン性不飽和単徴体との共重
合体、例えば、エチレン−プロピレン共重合体、エヂレ
ンブテン共虜合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、ス
チレン−ブタジェン共重合体、アクリロニトリルースヂ
レンーブタジエン共司合体などが本発明に用途を見出し
ている。
ポリアミドは本発明に特に用途を見出している。
かかるポリアミドの例はラクタムもしくはアミノカルボ
ン酸の重合によって(qられるホモポリアミドもしくは
コポリアミド、またはジアミンとジカルボン酸との共重
合生成物を包含する。
代表的なポリアミドはナイロン6、ナイロン66、ナイ
ロン6.10.ナイロン6.12、ナイロン11、ナイ
ロン12、およびその共重合体またはその混合物である
。ポリアミドはナイロン6またはナイロン66とナイロ
ン塩(テレフタル酸、イソフタル酸、アジピン酸、およ
びセバシン酸のようなジカルボン酸成分と、ヘキサメチ
レンジアミン、メタキシレンジアミン、および1,4−
ビスアミノメチルシクロヘキサンのようなジアミンとを
反応させることによって得られる)との共重合体である
ことも可能である。
ポリエステル繊維も本発明に用途を特に見出している。
好ましいポリエステルは線状テレフタレートポリエステ
ル、すなわら、炭素原子2〜20個のグリコールとジカ
ルボン酸成分とのポリエステルである。ジカルボン酸成
分はテレフタル酸を少なくとも約75%含む。ジカルボ
ン酸成分の残部(存在するならば)はセバシン酸、アジ
ピン酸、インフタル酸、スルホニル−4,4−ジ安息香
酸、または2.8−ジ−ベンゾフランジカルボン酸のよ
うな適するジカルボン酸であってもよい。使用できる線
状テレフタレートポリエステルの例はポリ(エチレンテ
レフタレート)、ポリ(ブチレンプレフタレート)、ポ
リ(エチレンテレフタレート15−り0ロイソフタレー
ト)(85/15)、ポリ(エチレンテレフタレート1
5−[ナトリウムスルホコイソフタレート(97/3)
、ポリ(シクロへギザシー1.4−ジメヂレンテレフタ
レート/ヘキサヒトロチレフタレ−1−)(75/25
)である。
ポリアクリロニトリル中独重合体並びに共重合体は本発
明に利用できる。ここに使用される用語[ポリアクリロ
ニトリル」はアクリロニトリル単II%含有する合成重
合体を意味する。重合体の15%まではアクリロニトリ
ルと共重合可能なビニル単量体たとえばメチルアクリレ
ートや、メチルメタクリレートや、酢酸ビニルや、スル
ホまたはカルボキシル基を含有するビニル誘導体を含む
ことができる。
Wf(i性扮末は好ましくはバインダーを用いてフィラ
メントの表面に適用される。好ましいバインダーとして
は、フィラメントを製造するのに使用されたのと同じ合
成ポリマー、すなわち、ポリオレフィン、ポリアミド、
ポリエステル、およびポリエーテルなどが挙げられる。
本発明のフィラメントは円形断面プロフィルまたは不整
形断面プロフィルのどららを有することもできる。
本発明のフィラメントの不整はその偏心率0を測定する
ことによって求められる。偏心′4!=■は次のような
式によって測定される: 但し、Tl1laxはフィラメントの被覆の最大9さで
あり、モしてTloはフィラメントの被覆の最小厚さで
ある。片側不整を有するフィラメントについては、Tl
oは’ laXより実質的に小さい正の整数である。両
側不整を有するフィラメントについては、王、。は片側
不整形プロフィルを有するフィラメントについての’w
inの値より大きい正の整数である。
本発明のフィラメントが片側でも両側でも不整形断面プ
ロフィルを有する場合には、フィラメントの偏心率■は
好ましくは約0.3〜約0.99の範囲の徂、より好ま
しくは約0.6〜約0.9の範囲の吊である。
第1図には、片側不整形断面プロフィルを有する好まし
いフィラメントが示されている。フィラメントは導電性
液WI4によって囲まれたポリマー基体2からなる。T
、axはフィラメントの最大厚さのところでポリマー基
体の外面6から導電性粉末の内面8までの距離を測定す
ることによって求められる。Tloは同様にして求めら
れる。
T7゜の距離は” iaxよりも実質的に小さい。この
フィラメントの場合、不整は主としてフィラメントの片
側での導電性粉末の不均等被覆8に帰因する。
もう一つの好ましいフィラメントは第2図に示されてい
るように両側不整形断面プロフィルを有する。フィラメ
ントは導電性被覆12によって囲まれたポリマー基体1
0からなる。T、l1axは同じようにフィラメントの
最大厚さのところでポリマー基体の外面14から導電性
粉末の内面16までの距離を測定することによって求め
られる。
Tloは第1図のフィラメントと同じようにポリマー基
体の外面18から導電性粉末の内面までの最小厚さの距
離を測定することによって求められる。一般に、”mi
nは両側不整形断面プロフィルを右するフィラメントで
は片側不整形断面プロフィルを有するフィラメントより
も大きい値を(iする。このフィラメントの場合、不整
は主としてフィラメントの両側での導電性粉末の不均等
被覆12に帰因する。
第1図および第2図に示されているフィラメントの特に
望ましい特徴はそれ等フィラメントが例えば水蒸気と接
触することによる等々によって加熱されたときに自己け
ん縮性であると云うことである。
本発明のフィラメントは広範囲のデニールを有すること
ができる。約5〜50の範囲のデニール/フィラメント
を有するフィラメント、特にナイロン6のようなポリア
ミドのフィラメントは多くの衣料用および床敷物用に特
に用途を見出した。
!l雑は好ましくは約10〜約109Ω/αの範(II
Iの電気抵抗を有する。この範囲の電気抵抗を有する繊
維は認識できる程の感電危険性を示さずに静電気の高電
荷蓄積を防止するように広く様々な&l#1物に使用す
るのに特に適する。
フィラメントの表面に被覆される導電性粉末の吊は限定
されること4【り広範囲にわたって変動可能である。量
が多いほど、フィラメントの導電性が高くなる。しかし
ながら、楢があまりに多くなると、フィラメントの物理
的性質に悪Illを与えることがある。他方、非常に少
ない量が使用された場合には、満足な導電特性が得られ
ない。一般に、フィラメントは合成ポリマーのff1m
を1llltにして約1〜約30重量%の粉末を含有す
る。また、得られる導電性フィラメントは約0.5〜約
10μmの粉末被覆厚さを有する。
フィラメント状ポリマー基体の表面上の導電性粉末の被
覆は非導電性フィラメント状ポリマー基体の中へと満た
された導電性粉末の独立相として存在することによって
好ましく特徴付けられる。
ポリマー基体が実質的に円形の構成のものである場合に
は、導電性粉末で満たされた環状領域がフィラメントの
周面から垂直に中心へ向かってフイラメン(・の半径の
約1/10に等しい距離まで広がっていれば、それが特
に有利であることが判明した。かかる条件下では、覆わ
れたフィラメント状基体はその導電性が著しく増加しな
がら、それでも尚、その物理的性質が未改質フィラメン
ト状基体のそれに非常に近いものである。円形以外の断
面構成(例えば、三角形、正方形、長方形、等等)につ
いては、環状領域は最も有利には、フィラメントの周面
から垂直に中心へ向かって、フィラメントの断面周界内
に内接された円の半径の約1/10に等しい距離まで、
広がっている。
本発明の導電性紡#l繊維は特定の技術を使用してフィ
ラメント状ポリマー基体から製造できる。
最も満足な手法はフィラメント状ポリマー基体のための
良好な溶剤であるが導電性物質と反応しない又はそれを
溶解しない液体の中の導電性微細物質の分散物(好まし
くはバインダーを含有している)をフィラメント状ポリ
マー基体に適用することを包含する。
必要ならば、かかる液体を組み合わせて使用してもよい
。溶剤の系の中の導電性物質の濃度の選択は必要とされ
る411(iの導電率に依存し、そして分散物の粘度に
よって制限される。(成る適用方法が便宜上使用される
場合には粘稠過ぎるか又は粘稠不十分であるかする分散
物は適用困難である。) この分散物をフィラメント状基体に適用するにはパジン
グ(padding ) 、塗装(paintino)
 、吹き付け、浸漬、ローラー塗り、印刷、笠々によっ
てもよい。粘度またはその他の目的のために望むならば
、分散物はV体のポリマーと同じ特性のポリマー(バイ
ンダー)を溶解含有していてもよく、そのような条件下
では、環状充満は微少量で終結して同組成物の一体被覆
を生じる。いずれにしても、・基体の構造的一体性が明
らかに損なわれる前に基体からの溶剤除去が行われな番
プればならない。
これは所望の程度の溶剤浸透(具体的には、実質円形フ
ィラメント基体の半径の約1/10まで)が行われた後
で蒸発によって及び/又は(不揮発性溶剤のためには)
非溶剤で洸浄することによって適宜行われる。具体例で
示tj−ならば、ナイロン6のようなポリアミドのフィ
ラメント状基体が用いられる場合には、適用可能な分散
物は通常、ギ酸と酢酸または水との混合溶剤中の分散物
の全重量を基準にして約15〜約45重ω%の導電性粉
末を含有している。溶剤除去は分散物を処理されたフィ
ラメントを、空気が(例えば、空気ジェットの手段およ
び/または排気のための手段によって)連続的に交換さ
れるチャンバーの中を、連続的に通過さけることによっ
て便利に行うことができる。
本発明の導電性フィラメントを製造するための好ましい
方法はローラーまたはオリフィスを使用した被覆手法で
ある。好ましいローラー式被覆手順は米国特許第4.7
04.311号に開示されている。この特許は本発明の
譲受人に譲渡されており、参考のために本願明細m中に
組み入れられる。そこに開示されているローラー式被覆
法を使用すると第2図に示されているプロフィルを有す
るI’Tf性フィラメントが得られる。フィラメントの
両側不整はそこに開示されている溝付きロールタイプの
ミックスアプリケーターに起因している。
その溝はrVJ形断面を有する。また、ローラー式被覆
法を利用して、この導電性粉末で被覆されたフィラメン
トに、次いで、ポリマーカ質からなる被覆を適用してフ
ィラメント上の導電性粉末の耐久性を向上させることが
できる。例えば、第3図には、ポリマー基体22、導電
性被覆24、および外部ポリマー被覆26を有する均整
フィラメントが示されている。不整フィラメントたとえ
ば第1図および第2図に示されているものも外部ポリマ
ー被覆を有することができる。外部ポリマー被覆はフィ
ラメントを構成している合成ポリマーと同じ又は異なる
合成ポリマーから成る。
オリフィス式被覆手法は第1図によって代表される導電
性フィラメントの製造に特別の用途を見出しており、そ
こでは被覆は両側不整を有するフィラメントを生成する
ように一様にフィラメントに適用される。81電性フイ
ラメントを製造するためのその他の手法は当業者には既
知である。
成る場合には、フィラメント上への被覆の密着性を増大
させるために、導電性フィラメントに加熱処理を施すこ
とが望ましい。この処理はヒートセットと称される。好
ましくは、ヒートセット操作はフィラメントを約130
℃〜140℃の水蒸気に1lXi −cj 5uoer
ba装置またはフィラメントを約195℃〜205℃の
熱風に瞑す5ucssen装置どちらかを使用して行わ
れる。
本発明の導電性紡織繊維は編織物製造に特異な有用性を
見出した。このIIIFの使用は認識できる感電の危険
性を呈さずに静電気の高電荷蓄積を回避させる。具体例
で説明すると、本発明の導電性1ullを木綿やウール
のような天然asiおよび/またはナイロンやレーヨン
やアクリルやポリエステルのような人工繊維から成る通
常の糸と共に織り合わせることによって、織物が製造さ
れる。導電性mmは好ましくは織物の約0.05〜10
.0重量%の吊で、より好ましくは0.1〜5.0重階
%の串で存在する。本発明の導電性フィラメントの特異
な有用性を説明する別の具体例によれば、裏材料にバイ
ルループを固定して成るパイル織物を製造できる。裏材
料は当分野で周知のように横糸を織り込まれた鎖糸から
なる。さらに、裏材料は多数ある中でもジュートや大麻
のような慣用されている材料のいずれから構成されても
よい。バイルループは標準技術によって撚り合わされた
複数のストランドからなる糸から構成される。少なくと
も一本のかかるストランドは本発明の4f(i性繊維か
らなる。残りの糸は慣用されている天然または人工ts
iからなる。当業者には理解できるように、パイルの縦
糸毎に本発明の導電性m維のストランドが含有されるこ
とは必ずしも必要ない。
しかし、非常に低い相対湿度の条件下では特に、パイル
の縦糸毎に導電性繊維のストランドが一本より多いと有
利である。いずれにしても、本発明の導電性繊維は一般
に、パイル織物の約0.05〜10.0重量%、より好
ましくは0.1〜5、0f(if(i%に等しい蟻で存
在する。
上記に概説されているように製造されたもののような織
物は、相対湿度20%の雰囲気中で使用された場合でも
、人間が感じる「しきい」値に極く近い約3000ボル
トを越す静電荷を生じない。
これ等織物はまた、本発明の導電性amの特に好ましい
態様を含有している場合には、かかる織物の偶発的同時
接触の事故でイの織物が、通常の電気コンセントから手
に入るような本質的に無限の電気回路と又は絶縁破壊に
よって短絡した電気器具と接触しても、感電危険性を呈
しない。
下記大酒例は本発明の原理をさらに理解し易く説明する
のに役立つが、本発明の範囲を限定するためのものでは
ない。実施例における%は別に特定されていない限り全
て重量%を意味する。
実施例1 下記成分を含有する導電性被覆性組成物を利用して1i
ff性フイラメントを製造した:被覆性組成物 錫酸化物/アンチモン酸化物粉末   25%ナイロン
6チツ1          5%分散剤      
          1%ギ酸           
     48%水                
            21 %錫酸化物/アンチモ
ン酸化物粉末は錫酸化物99ΦM%とアンチモン酸化物
1重量%を含有していた。アンチモン酸化物とBIll
i化物の全重量を基準にして少なくとも25.0重量%
の粉末は平均粒子サイズが少なくとも0.5μmでかつ
1.0μm未満であった。残部の粉末は平均粒子サイズ
が0.5μm未満であった。
錫酸化物/アンチモン酸化物粉末と、ギ酸と、水と、分
散剤とを、適切なミル(サンドミル、ボールミルなど)
によって分散させ、次いで、この分散物の中にナイロン
6デツプを溶解することによって、被覆性組成物をつく
った。それから、この被覆性組成物を、キスロールまた
は低圧(−2psig)ダイ(内径75μ)によって、
20デニルのナイロン七ノフィラメントに適用した。そ
れから、ドライヤーを使用して蒸発によってギ酸と水を
Uノフィラメントから除去した。このドライな、被覆さ
れた導電性フィラメントは24.5デニールであった。
それから、この′4電性フィラメントを管上に巻いた。
FLUにE 8020電位計を使用して、フィラメント
の電気抵抗を測定したとこ゛ろ、1×108Ω/αであ
った。
実施例2 下記成分を含有する被覆性組成物を利用して導電性フィ
ラメントを製造した: 被覆性組成物 錫/アンチモン酸化物粉末    35.0%ナイロン
6チップ         4.0%分散剤     
         0.4%ギ酸          
    18.0%酢酸              
40.6%水                   
         2.0%錫酸化物/アンチモン酸化
物粉末は実施例1に記載されているのと同じ比率および
粒子サイズを有していた。
被覆性組成物は次のようにしてつくった。まず、錫酸化
物/アンチモン酸化物粉末と、分散剤と、酢酸と、ギ酸
と、水とを、Cowlesミキサーのような高速ディス
クミキサーで分散させた。次いで、この混合物にナイロ
ン6チップを添加溶解した。
それから、このプレミックスを、錫酸化物/アンチモン
酸化物粒子の完全分散物を生じるようにサンドミルを通
して、汲み上げた。15デニールのナイロン七ノフィラ
メントにこの被覆性組成物を、実施例1に記載されてい
るのと同じ仕方で被覆した。得られたフィラメントは1
9.5デニールであった。このフィラメントの電気抵抗
を測定したところ、8X101Ω/cllであった。
実施例3 下記成分を含有する被覆性組成物を利用して導電性フィ
ラメントをyJ造した: 被覆性組成物 錫/アンチモン酸化物 ナイロン6チップ 分散剤 ギ酸 酢酸 水 20、0% 8.0% 0、2% 16、0% 54、0% 1 、8% 錫酸化物/アンチモン酸化物粉末は実施例1に記載され
ているのと同じ比率および粒子サイズを有していた。
被覆性組成物の調製は次の点を除いて実施例2と同じよ
う−に行われた:使用される酢酸の総かの半分は実施例
2におけるように予備分数工程中ではなくナイロン6チ
ップ添加後の混合物に添加された。それから、予備分散
物を実施例2と同じようにVンドミル処理した。この被
覆性混合物はナイロン6に対して特に良好な溶媒ではな
いので、ローラー塗り操作で7デニールのナイロン6モ
ノフィラメントを被覆するのに特に適していた。
実施例4 下記成分を含有する被覆性組成物を利用して導電性フィ
ラメントを製造した: 被覆性組成物 錫/アンヂ七ン酸化物 ナイロン6チップ 分散剤 ギ酸 酢酸 水 40、0% 0、2% 0、1% 18、0% 39、7% 2、0% 被覆性組成物は実施例3と同じようにして調製  よび
変更が可能になろう。
された。この組成物で20デニールのモノフィラ 4、
図面の簡単な説明メントを被覆して27デニールのモノ
フィラメン   第1図は片側不整を有するIIMの断
面を表わす。
トを得た。それから、この被覆されたモノフィラ   
第2図は両側不整を有する!雑の断面を表わす。
メン1〜に、下記成分を含有する被覆性溶液を、キ  
 第3図はIII!性被覆金被覆囲む外部ポリマー被ス
ロールまたはダイによってオーバーコートした=rMを
有している繊維の断面を表わす。
ナイロン6チツ1          7%ギ酸   
             28%酢R62% 水                        
       3%それから、乾燥によって溶剤を除去
した。得られたモノフィラメントは0.5μmの厚さの
オーバーコー1〜を有していた。このモノフィラメント
の電気抵抗を測定したところ、5X107Ω/axであ
った。

Claims (29)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)(a)フィラメント状のポリマー基体;および(
    b)フィラメントの表面を被覆している導電性組成物 を含有している導電性フィラメントであつて、前記組成
    物は (i)組成物の全重量を基準にして少なくとも25重量
    %の量で存在し、ほぼ少なくとも0.5μmから2.0
    μm未満までの範囲の平均粒子サイズを有し、かつ、ア
    ンチモン酸化物および錫酸化物を含む、第一粉末;およ
    び (ii)組成物の全重量を基準にして75重量%未満の
    量で存在し、0.5μm未満の平均粒子サイズを有し、
    かつ、アンチモン酸化物および錫酸化物を含む、第二粉
    末 を含み、しかして、前記第一および第二粉末は前記導電
    性組成物中の前記アンチモン酸化物および錫酸化物の全
    重量を基準にして約1〜約6重量%のアンチモン酸化物
    を含むことを特徴とする、前記導電性フィラメント。
  2. (2)前記第一粉末は約0.5〜約0.7μmの範囲の
    平均粒子サイズを有する、請求項(1)の導電性フィラ
    メント。
  3. (3)前記導電性組成物はさらにバインダーを含んでい
    る、請求項(1)の導電性フィラメント。
  4. (4)前記第一および第二粉末は前記組成物中の前記ア
    ンチモン酸化物および錫酸化物の全重量を基準にして約
    1〜約2重量%の前記アンチモン酸化物を含む、請求項
    (1)の導電性フィラメント。
  5. (5)前記フィラメント状のポリマー基体はポリオレフ
    ィン、ポリアミド、ポリエステル、ポリアクリロニトリ
    ル、およびそれ等の混合物からなる群から選択される、
    請求項(4)導電性フィラメント。
  6. (6)前記第一粉末は本質的に、0.5μmの粒子サイ
    ズを有する粒子からなる、請求項(1)の導電性フィラ
    メント。
  7. (7)前記フィラメントは不整形であり、かつ前記フィ
    ラメントの偏心率は約0.3〜約0.99の範囲の量で
    ある、請求項(1)の導電性フィラメント。
  8. (8)前記フィラメントは片側不整形断面プロフィルを
    有し、かつ前記フィラメントの偏心率は約0.6〜約0
    .9の範囲の量であり、かつ前記フィラメントは自己け
    ん縮性である、請求項(1)の導電性フィラメント。
  9. (9)前記フィラメントは約10^4〜約10^9Ω/
    cmの範囲の電気抵抗を有する、請求項(5)の導電性
    フィラメント。
  10. (10)前記フィラメントは合成ポリマーの重量を基準
    にして約1〜約30重量%の前記導電性組成物を含有し
    ている、請求項(8)の導電性フィラメント。
  11. (11)前記被覆の厚さは約0.5μm〜約10μmの
    範囲にある、請求項(10)の導電性フィラメント。
  12. (12)前記粉末は前記フィラメントの周面に位置する
    環状領域に前記ポリマー基体から独立した相として満た
    されている、請求項(1)の導電性フィラメント。
  13. (13)前記粉末の前記被覆は前記フィラメントの周面
    から、垂直に中心へ向かつて、前記フィラメントの半径
    の約1/10に等しい距離まで広がつている、請求項(
    10)の導電性フィラメント。
  14. (14)さらに、前記粉末の前記被覆を取り囲んでいる
    外部ポリマー被覆を有している、請求項(1)の導電性
    フィラメント。
  15. (15)請求項(1)の導電性フイラメントを含有して
    いるカーペット。
  16. (16)フィラメント状のポリマー基体の表面を導電性
    組成物で被覆することを含む、導電性フィラメントの製
    造方法であつて、 前記被覆性組成物は (i)組成物の全重量を基準にして少なくとも25重量
    %の量で存在し、ほぼ少なくとも0.5μmから2.0
    μm未満までの範囲の平均粒子サイズを有し、かつ、ア
    ンチモン酸化物および錫酸化物を含む、第一粉末;およ
    び (ii)組成物の全重量を基準にして75重量%未満の
    量で存在し、0.5μm未満の平均粒子サイズを有し、
    かつ、アンチモン酸化物および錫酸化物を含む、第二粉
    末 を含み、しかして、前記第一および第二粉末は前記導電
    性組成物中の前記アンチモン酸化物および錫酸化物の全
    重量を基準にして約1〜約6重量%のアンチモン酸化物
    を含むことを特徴とする、前記方法。
  17. (17)前記第一粉末は約0.5〜約0.7μmの範囲
    の平均粒子サイズを有する、請求項(16)の方法。
  18. (18)前記被覆はフィラメント状のポリマー基体の表
    面に前記導電性組成物の分散物を適用することによつて
    行われる、請求項(16)の方法。
  19. (19)前記分散物は前記導電性組成物、樹脂、ギ酸、
    酢酸、および水、または酢酸を含む、請求項(18)の
    方法。
  20. (20)前記第一および第二粉末は前記フィラメントの
    周面に位置する環状領域に前記ポリマー基体から独立し
    た相として満たされている、請求項(19)の方法。
  21. (21)前記樹脂および前記フィラメント状のポリマー
    基体はそれぞれ独立に、ポリオレフィン、ポリアミド、
    ポリエステル、ポリアクリロニトリル、およびそれ等の
    混合物からなる群から選択される、請求項(20)の方
    法。
  22. (22)前記第一粉末は本質的に、約0.5μmの粒子
    サイズを有する粒子からなる、請求項(16)の方法。
  23. (23)前記導電性組成物は前記組成物中の前記アンチ
    モン酸化物および錫酸化物の全重量を基準にして約1〜
    約2重量%の前記アンチモン酸化物を含有している、請
    求項(17)の方法。
  24. (24)前記フィラメントは約10^4〜約10^9Ω
    /cmの範囲の電気抵抗を有する、請求項(23)の方
    法。
  25. (25)前記フィラメントは合成ポリマーの重量を基準
    にして約1〜約30重量%の前記導電性組成物を含有し
    ている、請求項(24)の方法。
  26. (26)さらに、前記導電性組成物で被覆されている前
    記フィラメントに外部ポリマー被覆を適用する工程を含
    む、請求項(25)の方法。
  27. (27)さらに、前記導電性組成物で被覆されかつ前記
    外部ポリマー被覆を有している被覆されたフィラメント
    を加熱する工程を含む、請求項(25)の方法。
  28. (28)前記フィラメントはオリフィス式被覆手法を使
    用して製造され、そして前記フィラメントは両側不整を
    有する、請求項(25)の方法。
  29. (29)前記フィラメントはローラー式被覆手法を使用
    して製造され、そして前記フィラメントは片側不整を有
    する、請求項(25)の方法。
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