JPH0260585B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0260585B2
JPH0260585B2 JP57082312A JP8231282A JPH0260585B2 JP H0260585 B2 JPH0260585 B2 JP H0260585B2 JP 57082312 A JP57082312 A JP 57082312A JP 8231282 A JP8231282 A JP 8231282A JP H0260585 B2 JPH0260585 B2 JP H0260585B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cap
tubular body
thin film
cartridge
plastic
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP57082312A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS581640A (ja
Inventor
Ii Booningu Debitsudo
Teii Kuiberu Rarii
Jee Torauto Saado Hawaado
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sonoco Products Co
Original Assignee
Sonoco Products Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sonoco Products Co filed Critical Sonoco Products Co
Publication of JPS581640A publication Critical patent/JPS581640A/ja
Publication of JPH0260585B2 publication Critical patent/JPH0260585B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Containers And Packaging Bodies Having A Special Means To Remove Contents (AREA)
  • Packages (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は管状体と、その管状体の一端に設け
た射出口付きのキヤツプとを有し、管状体の他端
に設ける縦方向に移動可能なプランジヤにより填
〓剤を射出する形式のカートリツジに関し、さら
に詳しくは管状体とキヤツプとの接合部およびキ
ヤツプ底板部における水蒸気耐浸透性を高めた填
〓カートリツジに関する。
このカートリツジは従来の填〓ガンに取り付け
て使用でき、プランジヤを押せば射出口から填〓
剤を射出できる。
填〓カートリツジを商品化する場合に要求され
ることは、カートリツジ内の填〓剤が長時間にわ
たる保存性を有することである。このためには、
主に空気中の水蒸気がカートリツジ内部に浸透し
ないようにして、内部の填〓剤が硬化しないよう
にすればよい。
使い捨ての填〓カートリツジの市場には、現在
のところはほぼ3種類のカートリツジがある。す
なわち、多層繊維質板材と金属とから成るカート
リツジ、高密度ポリエチレン製のプラスチツクカ
ートリツジおよび押出成形したアルミニウム製カ
ートリツジである。多層繊維質板材を螺旋状に巻
いて管状体を形成した標準的なカートリツジや現
在使用されているプラスチツクカートリツジで
は、現在までに単成分ウレタンの填〓剤について
6ないし9か月の保存期間が達成されている。こ
のように保存期間が比較的短いのは、これらのカ
ートリツジでは、微量の水蒸気がカートリツジ内
へ浸透するのを防ぐことができないことに起因す
る。すなわち、水蒸気が内部に浸透すると、内部
の填〓剤が硬化するからである。
一方、押出成形によるアルミニウムカートリツ
ジは、優れた水分排除性すなわち耐浸透性を有す
る。換言すれば、このカートリツジは水蒸気の浸
透率が非常に低い。しかしながら、このアルミニ
ウムカートリツジは比較的薄くて損壊しやすくか
つ高価であり、成長する市場に合せて十分な量を
供給することができない。
プラスチツクカートリツジの場合、水蒸気がカ
ートリツジ本体をかなりの速度で通過して内部に
浸透し、保存期間を著しく短くする傾向があるこ
とが認められる。このようなプラスチツクカート
リツジにコーテイングを施して、水蒸気耐浸透性
を向上させる方法も試みられているが、この方法
にも問題があつて、最終的に所望の保存期間を達
成できるかどうかの見通しが立つていない。
標準的な多層繊維のカートリツジが、最も低コ
ストで所要の目的を達成できそうである。すなわ
ち、内部に従来の方法を使つてアルミニウム箔の
ライナーを設け、カートリツジ本体に優れた耐水
蒸気浸透性を与えるのである。しかしこの本体に
組み合わせて使用される金属製のキヤツプの中央
にプラスチツク製の射出口を組み付けたエンドキ
ヤツプは、前記のライナー付きの本体管状部ほど
に十分な水蒸気耐浸透性をその周縁および中央の
封着部に保つことはできない。
従来、広く使用されている標準的なカートリツ
ジを第2図に示す。このカートリツジは極く一般
的に市販されているものであり、多層繊維質の管
状体10を有する。この管状体10は、通常、厚
紙を螺旋状に巻いて形成され、内側には不浸透性
の金属製のライナー12が設けてある。このライ
ナーとしては少なくとも0.025mm(1ミル)程度
のアルミニウム箔が用いられる。このカートリツ
ジの射出側端部は、金属製のキヤツプ14で封着
され、またこのキヤツプ14の中心部にはプラス
チツク製の射出口16が突設されている。
キヤツプ14は通常浅いカツプ状であり、管状
体10の射出側端部に嵌入される。このキヤツプ
14の周壁18の外面はライナー12と密着係合
する。周壁18の上端部は当初、外側に延びてい
るが、キヤツプ14が管状体端部に嵌入される
と、下向きに折り曲げられて周辺フランジ20を
形成し、周壁18との間に管状体10と内側ライ
ナー12とを狭み、加圧操作によりこれらを圧縮
し、キヤツプ14によつて管状体前端部は密封さ
れる。
第2図に示すような構造の場合、ライナー12
と周壁18とのシーム(継ぎ目)に外部からの水
蒸気を通す浸透路が形成され、図示A点とB点が
わずかながら連通する。繊維質の管状体10自体
には水蒸気耐浸透性はないので、このような「張
付シーム)のカートリツジ内への水分浸透防止能
力は、ライナー12と周壁18を圧接させる場合
の圧縮力によつて異なる。しかし、この圧縮力に
も限界があつて、この力が大き過ぎるとかえつて
シーム部が損壊する。従つて、大きな圧縮力をシ
ーム部に加えたとしても、なおこの浸透路にそつ
て水分の浸透が起きるので、単なる「張付シー
ム」は水分によつて変質しやすい填〓剤のカート
リツジに対しては不適当である。また、金属製の
キヤツプ14の中央にプラスチツクの射出口16
を充分に封着することも困難であることはいうま
でもない。
シームにそつた耐浸透性すなわち、水蒸気の浸
透率は「二重シーム(double seam)」を使えば
改善することができる。この場合、図示しないが
管状体の上端部は外側に延長され、金属製のキヤ
ツプのフランジ20と共に内側へ巻込まれるの
で、前記浸透路(A−B)に達するまでの接合シ
ームの長さが長くなる。しかし、「二重シーム」
にするとカートリツジの端部外径が大きくなるの
で、従来寸法の填〓ガンを使用することができな
いなどの不都合が生ずる。
次に第2図より新しい従来例を第3図に示す。
この例では管状体24内側の金属箔ライナー28
の内面に熱可塑性プラスチツク薄膜30が形成さ
れ、金属製キヤツプ26の内面には金属箔ライナ
ー32とプラスチツク薄膜34が中央のプラスチ
ツク製射出口16の下方および周壁18の外周面
を含んで被着されている。両方の薄膜30,34
は周壁部に沿う部位で互いに重なつており、第2
図について述べたように周辺フランジ20に対す
る加圧操作により管状体の端部と共に圧接され、
誘導加熱等によつてシーム部は封着される。この
加熱封着によつて2層の薄膜30,34は溶着さ
れるが、プラスチツク薄板は完全な水蒸気耐浸透
材でないので、図示C−Dの範囲に幅約0.051な
いし0.076mm(2ないし3ミル)の浸透路が形成
される。この第3図の従来例は、キヤツプと射出
口の接合部からの水蒸気浸透を防止し得た点です
ぐれているが、上記薄膜30,34によるやや厚
い浸透路の存在は填〓剤保管上好ましいものでは
ない。
この発明の目的は、価格の安い多層繊維質の管
状体を使用し、キヤツプを高密度プラスチツク製
とし、特に管状体とキヤツプとの接合部およびキ
ヤツプ底板部における水蒸気耐浸透性を高めた填
〓カートリツジを提供することである。
この目的を達成し、上記の水蒸気耐浸透性を向
上するため、改良すべき点は、第1に管状体とキ
ヤツプとの接合部におけるプラスチツク薄膜によ
るシーム層の厚さを出来るだけ薄くし、なし得れ
ば長くして水蒸気を浸透させないようにすること
であり、第2に金属箔ライナーに比して水蒸気耐
浸透性がかなり劣るプラスチツク製キヤツプに対
する配慮であり、填〓剤に接するキヤツプ内面の
全体にわたつてキヤツプおよび射出口下部を封着
するための金属箔(通常アルミニユーム)を設
け、さらにキヤツプの一部、主として周壁部の厚
さを効果的に厚くすることである。このためにこ
の発明の填〓カートリツジは基本的には、熱可塑
性のプラスチツク薄膜を内側に被着された金属箔
ライナーを内周面に設けた多層繊維質の複合管状
体の一開口端部に、填〓剤の射出口を底板中央に
有するプラスチツク製のキヤツプを密封接合し、
キヤツプと管状体の端部との間に前記プラスチツ
ク薄膜とプラスチツクキヤツプの周壁面との直接
溶着をなしたカートリツジであつて、キヤツプは
その底板部の内側に中央射出口の部分も含みかつ
少なくともキヤツプの底板部外周に達する全範囲
にわたつて、熱可塑性のプラスチツク薄膜を底板
側に有する金属箔ライナーを着設するとともに、
管状体の有する金属箔ライナー内側に被着された
プラスチツク薄膜と直接溶着しているキヤツプ周
壁部の厚さを他より厚く構成されており、さらに
要すれば、前記キヤツプの底板部内側に着設され
た前記金属箔ライナーが、キヤツプの底板部外周
位置から、その熱可塑性プラスチツク薄膜と共に
管状体の内周面に沿つて内方へ延出され、この延
出された薄膜と管状体内周面の薄膜とが互いにそ
の全周にわたつて密着係合しかつこの密着係合し
た継ぎ目部分を前記金属箔ライナーが覆つてカー
トリツジ内への水蒸気耐浸透性を強化している。
次にこの発明の実施例を図面に従つて説明する
と、第1図はこの発明の填〓カートリツジの斜視
図である。このカートリツジは多層繊維質の管状
体40と、比較的高密度のプラスチツク製のキヤ
ツプ42とから成り、このキヤツプ42には一体
成形により射出口44が設けてある。この発明の
細部については、第4図および第5図によつて説
明する。
第4図において、キヤツプ42はカツプ状で縦
方向わずかに外に開いた周壁46を有し、この周
壁46が管状体40の開口部端部と係合する。管
状体40内面には耐浸透性の金属箔ライナー48
が防湿層として設けてある。このライナー48と
しては、例えば厚さ0.025mm(1ミル)のアルミ
ニウム箔が使われるが、このアルミニウム箔内側
にはキヤツプと管状体の密着性を向上させるため
に水蒸気浸透率の低い薄膜50が設けてある。薄
膜50としては、ポリエチレンやポリプロピレン
等の熱可塑性の合成樹脂が用いられ、その厚さは
0.025mmないし0.038mm(1ミルないし1.5ミル)の
範囲である。前記の薄膜という用語は予め形成し
た膜を金属製の箔に被覆したもの、あるいは粘性
のある流動ポリマー、プリポリマー、プラステイ
ゾル等から箔上に堆積させた固体層を意味する。
キヤツプ42の周壁46はほぼ円筒状をなし、管
状体40にキヤツプ42を嵌合した場合、周壁4
6の外面52は熱可塑性薄膜50と係合する。こ
の位置において、キヤツプ42の周囲と薄膜50
は誘導加熱によつて溶着される。この場合、溶着
範囲はキヤツプの周壁46の外面52と薄膜50
とが係合する上下の幅全体にわたつている。この
キヤツプと薄膜の溶着は、ポリマーが物理的に混
合することによつて起る。キヤツプ42は比較的
耐浸透性が高い材質で形成されているので、シー
ムE−F間にそつて形成される浸透路は0.025mm
ないし0.038mm(1ミルないし1.5ミル)という最
小限度の幅に抑えられる。これによつて4.76mm
(3/16インチ)程度の非常に狭いシーム幅(E−
F)で、事実上水蒸気の浸透を防止できる。
射出成形によつて、比較的剛性の高いキヤツプ
42を形成するための代表的な材料は、フイリツ
プ・ペトロリアム・カンパニー(Phillips
Petroleum Company)社がMARLEX
BMN5565という商品名で市販しているポリエチ
レン樹脂であるが、これは高密度エチレン共重体
より成り、その密度は0.953g/cm3(ASTM
D1505)であり、そのメルトインデツクスは6.5
(ASTM D1238)である。薄膜50は密度0.922
g/cm3でメルトインデツクス1.5の低密度ポリエ
チレン等が使用できるが、その厚さは0.025mm
(1ミル)程度である。
好ましい実施例において、管状部形成層は外側
より紙−ポリエチレン−アルミニウム箔−ポリエ
チレンより成りその最も内側が薄膜50であり、
多層繊維質管状体40のライナー48内側に形成
される。この形成層は11.3Kg(25ポンド)のパウ
チペーパー22.7Kg(50ポンド)のポリエチレン−
45.3Kg(100ポンド)のアルミニウム箔−45.3Kg
(100ポンド)のアルミニウム箔−45.3Kg(100ポ
ンド)のポリエチレンとから成り、ルドウロウ・
コーポレーシヨン(Ludlow Corporation)のル
ドウロウ・パツキング、デイビジヨン(Ludlow
Packing Division)から市販されているもので
ある。なお、パウチペーパーとアルミニユーム箔
との間の密着性ポリエチレン薄膜は図示を省略し
てある。
キヤツプ42の耐浸透性を高めるため、この実
施例では、キヤツプ42の底板部内側に中央の射
出口44の下方をも含めて、水分を浸透させない
アルミニウム箔のライナー54を設けてある。こ
のライナー54をキヤツプ42に対して確実に密
着させるため、ライナー54には密着性の薄膜
(図示せず)が設けてあるが、この薄膜は薄膜5
0と同様な熱可塑性の薄膜である。ライナー54
の外周はキヤツプ42の底部の外周とほぼ一致し
ており、周壁46の外面52と管状体に設けた薄
膜50とのシーム内には達していない。従つて浸
透路の幅を最小(0.025〜0.038mm)に保ことがで
きる。
比較的高密度のプラスチツク製のキヤツプ耐浸
透性は熱可塑性プラスチツク薄膜の耐浸透性より
も高くできるが、キヤツプの材質はある程度浸透
性のあるものである。従つて、キヤツプの周壁4
6を横切つて形成される浸透路の浸透性を、E−
F間に薄膜50に沿つた浸透性に比べて十分に低
くするために特別な工夫が施されている。つま
り、周壁46を下端部に向かうにつれて厚くして
ある。このため周壁の内面はテーパー状になつて
いる。このようにすることによつて、図中点線で
示した周壁を横切る浸透路56の浸透性は、シー
ム(E−F)の浸透路の浸透性に比べかなり低く
なる。シーム部の浸透路つまりE−F間の長さを
4.76mm(3/16インチ)と仮定すれば、浸透路56
の長さは3.18mm(1/8インチ)程度でよい。
また、キヤツプ42の下部周辺部58を斜めに
切つて、キヤツプ42を容易に管状体に嵌めるよ
うにしてもよい。ライナー54はこの斜めに切つ
た端部にそつても設けられ、キヤツプ周壁の外面
の垂直面下端まで達している。こうすることによ
つて、シーム(E−F)に入り込むことなく、ラ
イナー54は最大範囲を覆うことができる。
キヤツプ42の周壁46の上端部には、フラン
ジ60が一体成形により形成してある。このフラ
ンジ60は管状体40の外面より外側に延出して
おり、最終的には加熱成形により、60aで示し
たように折り返して封着される。
第4図の実施例は最も実用的でコストの低い構
成と考えられるが、第5図には別の実施例を示し
てある。第5図の実施例においても、カートリツ
ジの一端は多層繊維の管状体62と射出口を一体
成形によつて設けたプラスチツク製のキヤツプ6
4とから成り、キヤツプ周壁68の外面66は、
管状体62の内面に接合したアルミニウム製のラ
イナー72内側に設けた熱可塑性の薄膜70に直
接溶着されている。この構造は第4図の実施例と
同じで、周壁の幅にそつて薄膜70によつて形成
される浸透路、この場合はG−H間で示される浸
透路の浸透性は同様に低く水蒸気の浸透を防止す
る。
第5図の実施例が第4図の実施例と異なるとこ
ろは、キヤツプ下方に張りつけられたライナー7
4が、そのライナーのキヤツプ64側に設けられ
た熱可塑性薄膜76とともに、キヤツプ64底板
の環状端部の位置から下方へ曲げられて管状体内
部にまで延出し、図中78で示したように、管状
体内面をさらに金属製ライナーで滑らかに覆うこ
とである。このようにすることによつて、熱可塑
性の薄膜70および76は密着係合する。こうし
て係合した薄膜は、好ましくは誘導加熱によつて
溶着され、管状体62とキヤツプ周壁68の間に
形成されるシーム(G−H)と縦方向に連続して
位置する第二のシームが形成される。すなわち、
内部の填〓剤に接するまでに長い浸透路が形成さ
れたことになり、その結果水蒸気への耐浸透性が
効果的に高められる。
この実施例の図に示されるように、キヤツプ6
4の下方周辺部に耐浸透性を有する別の浸透路を
設けたことにより、キヤツプ周壁68の厚さを第
4図の実施例ほど厚くしなくても、水蒸気の浸透
率は低く保持される。しかし第二のシームの部分
では厚さ0.025mmないし0.038mm(1ミルないし1.5
ミル)の熱可塑性薄膜が二枚重なつて図中G−H
間に形成した薄膜1枚による浸透路に比べると水
蒸気の浸透性がやや大きいので、少なくとも周壁
68の下部を幾分厚くすることが望ましい。な
お、この第5図の実施例では、アルミニユームラ
イナー74が図示H点に近い環状隅部でやや丸味
をもつて折り曲げられているので、ある程度粘度
の高い填〓剤でもその封入時にこの隅部にも十分
行き渡つて充填される。従つて、従来このような
隅部に残留した空気等から充填剤が水分を吸つて
硬化することが無くなり、また硬化した小片によ
る射出口の詰りなども解消する。前記の説明から
理解できるように、この発明は填〓カートリツジ
を提供するものであるが、このカートリツジは多
層繊維質管状体およひに射出口を一体成形により
設けたプラスチツクキヤツプとから成るため価格
が安い。またこの発明のカートリツジはほぼ従来
の製造技術を使つて製造でき、しかもプラスチツ
ク薄膜によるシーム部は厚さが薄く、可及的に長
くされているので、水蒸気耐浸透性が高く、また
プラスチツクキヤツプはその底板部内面に金属箔
ライナーを着設され、周壁部は要部を厚く形成さ
れているので、その水蒸気耐浸透性は著しく向上
されている。なお上記の各実施例においては、薄
膜50,70は各管状体の内面ライナーの全面に
わたつて設けられているが、この発明の目的を達
成するためには、これらの薄膜はキヤツプ42,
64と接触ないし隣接する部分に設けるだけでよ
い。
管状体とキヤツプを封着する構成について、い
くつかの実施例により説明したが、ここに述べた
発明の概念、構成および手法は、前記キヤツプを
封着した管状体の反対側端部にプランジヤ軸を通
す端面キヤツプを封着する場合にも同様に利用で
きる。
なお、この発明は前記実施例のみに限定される
ものではなく、特許請求の範囲内においては、ど
のように変更してもよいし、また等価な置き換え
を行なつてもよい。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の填〓カートリツジの全体斜
視図、第2図は管状体の端部に簡単な狭着シーム
によつてキヤツプを取付けた従来の填〓カートリ
ツジの端部片側の拡大断面図、第3図は管状体と
キヤツプ双方の金属箔ライナーに熱可塑性プラス
チツク薄膜を被着し、両方の薄膜をシーム内で溶
着した従来の填〓カートリツジの接合端部の拡大
断面図、第4図と第5図はこの発明の2つの実施
例を示し、第4図は管状体のライナーに被着した
プラスチツク薄膜をシーム内でプラスチツク製キ
ヤツプの厚くした周壁に溶着した接合端部の拡大
断面図、第5図はキヤツプの底板内側に被着した
プラスチツク薄膜と管状体ライナーに被着した薄
膜とを狭着端部に隣接する内方の部分で溶着した
接合端部の拡大断面図である。 40,62……繊維質管状体、42,64……
キヤツプ、44……射出口、46,68……周
壁、48,72……金属箔ライナー(管状体側)、
74……金属箔ライナー(キヤツプ側)、50,
70……プラスチツク薄膜(管状体側)、76…
…プラスチツク薄膜(キヤツプ側)。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 熱可塑性のプラスチツク薄膜を内側に被着さ
    れた金属箔ライナーを内周面に設けた多層繊維質
    の複合管状体の一開口端部に、填〓剤の射出口を
    底板中央に有するプラスチツク製のキヤツプを密
    封接合し、キヤツプと管状体の端部との間に前記
    プラスチツク薄膜とプラスチツクキヤツプの周壁
    面との直接溶着をなしたカートリツジであつて、
    キヤツプはその底板部の内側に中央射出口の部分
    も含みかつ少なくともキヤツプの底板部外周に達
    する全範囲にわたつて、熱可塑性のプラスチツク
    薄膜を底板側に有する金属箔ライナーを着設する
    とともに、管状体の有する金属箔ライナー内側に
    被着されたプラスチツク薄膜と直接溶着している
    キヤツプ周壁部の厚さを他より厚くしたことを特
    徴とする水蒸気耐浸透性の高い填〓カートリツ
    ジ。 2 前記キヤツプの周壁部の厚さが、キヤツプの
    下部から上部に向かうにつれて薄くしてある特許
    請求の範囲第1項記載の水蒸気耐浸透性の高い填
    〓カートリツジ。 3 前記キヤツプの底板部内側に着設された前記
    金属箔ライナーが、キヤツプの底板部外周位置か
    ら、その熱可塑性プラスチツク薄膜と共に管状体
    の内周面に沿つて内方へ延出され、この延出され
    た薄膜と管状体内周面の薄膜とが互いにその全周
    にわたつて密着係合しかつこの密着係合した継ぎ
    目部分を前記金属箔ライナーが覆つてカートリツ
    ジ内への水蒸気耐浸透性を強化している特許請求
    の範囲第1項記載の水蒸気耐浸透性の高い填〓カ
    ートリツジ。
JP57082312A 1981-06-17 1982-05-13 水蒸気耐浸透性の高い填隙カ−トリッジ Granted JPS581640A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US27443081A 1981-06-17 1981-06-17
US274430 1981-06-17

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS581640A JPS581640A (ja) 1983-01-07
JPH0260585B2 true JPH0260585B2 (ja) 1990-12-17

Family

ID=23048161

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP57082312A Granted JPS581640A (ja) 1981-06-17 1982-05-13 水蒸気耐浸透性の高い填隙カ−トリッジ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS581640A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019089582A (ja) * 2017-11-14 2019-06-13 株式会社昭和丸筒 バリア部材、容器、および容器の製造方法

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE3345802C2 (de) * 1983-12-17 1986-04-03 Unilever N.V., Rotterdam Zylindrischer Behälter
JPS63186688U (ja) * 1987-05-22 1988-11-30

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS51111189A (en) * 1975-03-26 1976-10-01 Yoshino Kogyosho Co Ltd Laminated sheet container containing paper and aluminum foil as main contents
JPS51117793A (en) * 1975-03-21 1976-10-16 Bayer Ag Method of making aminoplast dispersion and its use
JPS5260778A (en) * 1975-10-06 1977-05-19 Gen Electric Caulking tube and method of fabricating tme same

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6137663Y2 (ja) * 1979-02-20 1986-10-31

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS51117793A (en) * 1975-03-21 1976-10-16 Bayer Ag Method of making aminoplast dispersion and its use
JPS51111189A (en) * 1975-03-26 1976-10-01 Yoshino Kogyosho Co Ltd Laminated sheet container containing paper and aluminum foil as main contents
JPS5260778A (en) * 1975-10-06 1977-05-19 Gen Electric Caulking tube and method of fabricating tme same

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019089582A (ja) * 2017-11-14 2019-06-13 株式会社昭和丸筒 バリア部材、容器、および容器の製造方法
JP2022173473A (ja) * 2017-11-14 2022-11-18 株式会社昭和丸筒 バリア部材、容器、および容器の製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPS581640A (ja) 1983-01-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4876788A (en) Method of making a leakproof connection about the outlet tube of a liquid containment bag
US5226564A (en) Manufacture of bags
US4011968A (en) Collapsible containers
CN101410666B (zh) 用于制造储罐内衬的方法
US5656346A (en) Packaging tube
HU190184B (en) Tube
JPS583902B2 (ja) 包装用チユ−ブ
EP1544124A1 (en) Container overcap with drying agent layer
US2440339A (en) Tube of flexible composite sheet material and the manufacture thereof
HU187608B (en) Tube
US5425470A (en) Fuel tank closure
US3976217A (en) Cap liner construction
JPH08500802A (ja) プラスチック栓ユニットとその製造方法
US7757884B2 (en) Packaging container
JPH0260585B2 (ja)
CA2354070C (en) Coextruded multilayer film materials and containers made therefrom
US4556166A (en) Liquid-tight cardboard barrel and method and device for manufacturing said barrel
JP4030137B2 (ja) イージーピール容器およびその製造方法
EP0269419B1 (en) Manufacture of bags
JPS6055285B2 (ja) チユ−ブ容器の製造方法
JP2930643B2 (ja) 包装体の製造方法
JP4128011B2 (ja) 多層シート、熱成形容器、容器用蓋材および易開封性包装体
JP2001240154A (ja) シーリング剤用プラスチック製カートリッジ
JPH0858854A (ja) シーラント押出し容器
JP3240909B2 (ja) 複合容器