JPH0260307A - 円錐ビームヘリカルアンテナ - Google Patents
円錐ビームヘリカルアンテナInfo
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- JPH0260307A JPH0260307A JP21176888A JP21176888A JPH0260307A JP H0260307 A JPH0260307 A JP H0260307A JP 21176888 A JP21176888 A JP 21176888A JP 21176888 A JP21176888 A JP 21176888A JP H0260307 A JPH0260307 A JP H0260307A
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- Details Of Aerials (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明は、衛星通信用の移動局等に設けられる送受信ア
ンテナとして好適な円錐ビームヘリカルアンテナに関す
るものである。
ンテナとして好適な円錐ビームヘリカルアンテナに関す
るものである。
[従来の技術]
第24図は、従来の円錐ビームヘリカルアンテナを示す
正面図、第25図は背面図で、両図において、lは肉厚
が放射波長に比し十分に薄い誘電体より成る円筒状の支
持体、2、乃至24はヘリカル素子で、支持体lの外周
面にプリント配線又は蒸着等の手法によって付着せしめ
た金属薄膜より成り、各ヘリカル素子の始端及び終端が
円筒状の支持体1の円周方向に等間隅を隔て、かつ各ヘ
リカル素子のピッチ角が互いに等しくなるように設けで
ある。91乃至94は給電点で、各ヘリカル素子の始端
又は終端に一致する。10.乃至104は二次給電線、
111及びl12は90°ハイブリツド回路、12、及
び12□は終端器、13.及び132は一次給電線、1
4は180°ハイブリッド回路、15は終端器、16は
入力端子である。
正面図、第25図は背面図で、両図において、lは肉厚
が放射波長に比し十分に薄い誘電体より成る円筒状の支
持体、2、乃至24はヘリカル素子で、支持体lの外周
面にプリント配線又は蒸着等の手法によって付着せしめ
た金属薄膜より成り、各ヘリカル素子の始端及び終端が
円筒状の支持体1の円周方向に等間隅を隔て、かつ各ヘ
リカル素子のピッチ角が互いに等しくなるように設けで
ある。91乃至94は給電点で、各ヘリカル素子の始端
又は終端に一致する。10.乃至104は二次給電線、
111及びl12は90°ハイブリツド回路、12、及
び12□は終端器、13.及び132は一次給電線、1
4は180°ハイブリッド回路、15は終端器、16は
入力端子である。
入力端子16を介して供給される高周波電流は、180
°ハイブリッド回路14において互いに逆相の高周波電
流に分けられ、それぞれ−次給電線13゜及び13゜を
介して90°ハイブリツド回路11.及び112に各別
に加えられ、各ハイブリッド回路11゜及び11□にお
いて互いに90°位相の異なる高周波電流に分けられ、
ハイブリッド回路11.の出力高周波電流は二次給電線
10.及び102を介して給電点9.及び92に各別に
加えられ、ハイブリッド回路11□の出力高周波電流は
二次給電線103及び104を介して給電点93及び9
4に各別に加えられるが、給電点9.乃至94に分配さ
れる高周波電流の位相が順次90°ずつ遅れ又は進むと
共に、各高周波電流の振幅が互いに等しくなるように、
−次給電線13、及び13□の長さを互いに等しく形成
し、二次給電L’1llO□乃至104の長さも亦互い
に等しく形成しである。
°ハイブリッド回路14において互いに逆相の高周波電
流に分けられ、それぞれ−次給電線13゜及び13゜を
介して90°ハイブリツド回路11.及び112に各別
に加えられ、各ハイブリッド回路11゜及び11□にお
いて互いに90°位相の異なる高周波電流に分けられ、
ハイブリッド回路11.の出力高周波電流は二次給電線
10.及び102を介して給電点9.及び92に各別に
加えられ、ハイブリッド回路11□の出力高周波電流は
二次給電線103及び104を介して給電点93及び9
4に各別に加えられるが、給電点9.乃至94に分配さ
れる高周波電流の位相が順次90°ずつ遅れ又は進むと
共に、各高周波電流の振幅が互いに等しくなるように、
−次給電線13、及び13□の長さを互いに等しく形成
し、二次給電L’1llO□乃至104の長さも亦互い
に等しく形成しである。
そして円筒状の支持体lの直径を放射波長の0.02乃
至0゜26の範囲内において適当に選ぶと共に、ヘリカ
ル素子2.乃至24のピッチを放射波長の0.3乃至0
.85の範囲内において適当に選び、これらの組み合わ
せを適当ならしめることによって、放射特性を円錐ビー
ムとなすことができる。
至0゜26の範囲内において適当に選ぶと共に、ヘリカ
ル素子2.乃至24のピッチを放射波長の0.3乃至0
.85の範囲内において適当に選び、これらの組み合わ
せを適当ならしめることによって、放射特性を円錐ビー
ムとなすことができる。
第26図は、円筒状の支持体1の直径を放射波長の0.
1に、ヘリカル素子2.乃至24の各ピッチを放射波長
の0゜67にそれぞれ選ぶと共に、ヘリカル素子2.乃
至24の各巻き数を1.5巻きとした場合の放射特性の
一例を示す図で、円筒状の支持体1の中心軸に対して6
0°乃至70°の放射方向に円錐ビムを生している。
1に、ヘリカル素子2.乃至24の各ピッチを放射波長
の0゜67にそれぞれ選ぶと共に、ヘリカル素子2.乃
至24の各巻き数を1.5巻きとした場合の放射特性の
一例を示す図で、円筒状の支持体1の中心軸に対して6
0°乃至70°の放射方向に円錐ビムを生している。
[発明が解決しようとする課題]
衛星通信用の移動局に設けられる送受信アンテナとして
は、構造が簡潔小型で、衛星を見る仰角がほぼ30°乃
至ほぼ60°の方向にのみ効率よく円偏波を放射し得る
円錐ビームアンテナであることが要求される。
は、構造が簡潔小型で、衛星を見る仰角がほぼ30°乃
至ほぼ60°の方向にのみ効率よく円偏波を放射し得る
円錐ビームアンテナであることが要求される。
然しなから、上記従来のヘリカルアンテナにおいて円錐
ビームを放射せしめるためには、4個のヘリカル素子の
各給電点に振幅が互いに等しく、位相が順次90°ずつ
遅れ又は進む高周波電流を供給する必要があるから、給
電回路の構成が複雑大型となるを免れることが出来ない
。
ビームを放射せしめるためには、4個のヘリカル素子の
各給電点に振幅が互いに等しく、位相が順次90°ずつ
遅れ又は進む高周波電流を供給する必要があるから、給
電回路の構成が複雑大型となるを免れることが出来ない
。
給電回路の構成を簡潔ならしめるために、4個のヘリカ
ル素子の長さを互いに異ならしめて給電位相を順次変化
せしめる、所謂セルフフェージング方式を用いることも
可能であるが、周波数帯域が狭くなる欠点を避けること
が出来ない。
ル素子の長さを互いに異ならしめて給電位相を順次変化
せしめる、所謂セルフフェージング方式を用いることも
可能であるが、周波数帯域が狭くなる欠点を避けること
が出来ない。
又、上記従来のヘリカルアンテナにおける放射指向特性
は、第26図に示すように衛星を見る仰角がほぼ60°
乃至ほぼ70°の方向に円錐ビームが放射されるから、
周回衛星を利用する衛星通信用の移動局における送受信
アンテナとしては好適であるが、今後実用化を予定され
ている静止衛星を利用する衛星通信用の移動局における
送受信アンテナとしては不適である。
は、第26図に示すように衛星を見る仰角がほぼ60°
乃至ほぼ70°の方向に円錐ビームが放射されるから、
周回衛星を利用する衛星通信用の移動局における送受信
アンテナとしては好適であるが、今後実用化を予定され
ている静止衛星を利用する衛星通信用の移動局における
送受信アンテナとしては不適である。
このように従来のヘリカルアンテナは、構造及び放射指
向特性の何れの点においても静止衛星を利用する衛星通
信用の移動局における送受信アンテナとして甚だ不適で
ある。
向特性の何れの点においても静止衛星を利用する衛星通
信用の移動局における送受信アンテナとして甚だ不適で
ある。
[課題を解決するための手段]
本発明ヘリカルアンテナは、ヘリカル素子の仮想円筒を
共有し、各始端位置及び各終端位置が前記ヘリカル素子
の仮想円筒における上部及び下部の各同一円周−1−に
おいてそれぞれ円周方向に180°異なるように設けた
2個のヘリカル素子と、この2個のヘリカル素子の各始
端相互又は各終端相互の接続線のほぼ中心に設Gづた給
電点とを備えたことを特徴とするものである。
共有し、各始端位置及び各終端位置が前記ヘリカル素子
の仮想円筒における上部及び下部の各同一円周−1−に
おいてそれぞれ円周方向に180°異なるように設けた
2個のヘリカル素子と、この2個のヘリカル素子の各始
端相互又は各終端相互の接続線のほぼ中心に設Gづた給
電点とを備えたことを特徴とするものである。
[作用]
給電点に供給された高周波電流は、ヘリカル素子の各始
端相互又は各終端相互の接続線の左右に分流し、互いに
同相の電流となって2個のヘリカル素子に流れ、ヘリカ
ル素子の仮想円筒の中心軸から斜めの方向に円錐ビーム
状の電磁波を放射する。
端相互又は各終端相互の接続線の左右に分流し、互いに
同相の電流となって2個のヘリカル素子に流れ、ヘリカ
ル素子の仮想円筒の中心軸から斜めの方向に円錐ビーム
状の電磁波を放射する。
[実施例]
第1図は、本発明の一実施例を示す正面図、第2図は背
面図、第3図は断面図、第4図は平面間で、各図におい
て、1は肉厚が放射波長に比し十分に薄い誘電体より成
る円筒状の支持体、21及び2、はヘリカル素手で、円
筒状の支持体1の外周面又は内周面にプリント配線又は
蒸着等の手法によって付着せしめた銅箔等の金属薄膜を
以て形成するか、円筒状の支持体1の外周面又は内周面
に固着せしめた銅等の金属製の線又は条等を以て形成し
てもよく、線又は条が、それ自体によって所要の形状を
保持し得る強度を有する場合には円筒状の支持体1を省
いても本発明を実施することが出来、又、支持体1を円
筒を以て形成する代りに、誘電率の低い円柱状の誘電体
を以て形成してもよい。
面図、第3図は断面図、第4図は平面間で、各図におい
て、1は肉厚が放射波長に比し十分に薄い誘電体より成
る円筒状の支持体、21及び2、はヘリカル素手で、円
筒状の支持体1の外周面又は内周面にプリント配線又は
蒸着等の手法によって付着せしめた銅箔等の金属薄膜を
以て形成するか、円筒状の支持体1の外周面又は内周面
に固着せしめた銅等の金属製の線又は条等を以て形成し
てもよく、線又は条が、それ自体によって所要の形状を
保持し得る強度を有する場合には円筒状の支持体1を省
いても本発明を実施することが出来、又、支持体1を円
筒を以て形成する代りに、誘電率の低い円柱状の誘電体
を以て形成してもよい。
ヘリカル素子2.及び2□を上記何れの態様を以て形成
した場合においても、各ヘリカル素子の始端位置が円筒
状の支持体1 (以下、ヘリカル素子の仮想円筒の意味
を含めて円筒状の支持体と称する)の同一円周上におい
て円周方向に180°の間隔を隔てると共に、各ヘリカ
ル素子の終端位置が円筒状の支持体1の同一円周上にお
いて円周方向に180°の間隔を隔て、かつ各ヘリカル
素子のピッチ角が互いに等しくなるように設けである。
した場合においても、各ヘリカル素子の始端位置が円筒
状の支持体1 (以下、ヘリカル素子の仮想円筒の意味
を含めて円筒状の支持体と称する)の同一円周上におい
て円周方向に180°の間隔を隔てると共に、各ヘリカ
ル素子の終端位置が円筒状の支持体1の同一円周上にお
いて円周方向に180°の間隔を隔て、かつ各ヘリカル
素子のピッチ角が互いに等しくなるように設けである。
3はヘリカル素子21及び22の各始端(又は各終端)
間に設けた接続線、4は金属板で、円筒状の支持体1の
中心軸と直交又はほぼ直交するように設けである。5は
誘電体板で、接続線3と金属板4の間に介在して接続線
3と金属板4とを電気的に絶縁する。尚、接続線3、金
属板4及び誘電体板5を各別に形成する代りに、プリン
ト配線又は蒸着等の手法によって銅箔等の金属薄膜を誘
電体板5の表裏面に付着せしめることにより、誘電体板
5の表面に接続線3を、誘電体板5の裏面に金属板4を
形成せしめるようにしてもよい。
間に設けた接続線、4は金属板で、円筒状の支持体1の
中心軸と直交又はほぼ直交するように設けである。5は
誘電体板で、接続線3と金属板4の間に介在して接続線
3と金属板4とを電気的に絶縁する。尚、接続線3、金
属板4及び誘電体板5を各別に形成する代りに、プリン
ト配線又は蒸着等の手法によって銅箔等の金属薄膜を誘
電体板5の表裏面に付着せしめることにより、誘電体板
5の表面に接続線3を、誘電体板5の裏面に金属板4を
形成せしめるようにしてもよい。
6は給電線で、例えば円筒状の支持体1の中心軸にほぼ
一致せしめて円筒状の支持体1内に挿入した同軸線より
成り、その内部導体61の端部を金属板4との間を絶縁
を保って金属板4の中心部を貫き、更に誘電体板5の中
心部を貫いて接続線3の中心における給電点7に接続し
、誘電体6□を介して内部導体61の外周に設けである
外部導体63を金属板4に接続しである。8は取り付は
金具で、金属板4と給電線6の外部導体63との間を機
械的電気的に接続する。
一致せしめて円筒状の支持体1内に挿入した同軸線より
成り、その内部導体61の端部を金属板4との間を絶縁
を保って金属板4の中心部を貫き、更に誘電体板5の中
心部を貫いて接続線3の中心における給電点7に接続し
、誘電体6□を介して内部導体61の外周に設けである
外部導体63を金属板4に接続しである。8は取り付は
金具で、金属板4と給電線6の外部導体63との間を機
械的電気的に接続する。
ヘリカルアンテナの指向特性は、−1t16にヘリカル
素子の−巻き分の指向特性と、あるピッチで並/υだ等
方性点放射源の合成指向特性との積で表わされ、ヘリカ
ル素子の−巻き分の指向特性は、近似的にはループアン
テナの指向特性を以て置き換えることが出来る。
素子の−巻き分の指向特性と、あるピッチで並/υだ等
方性点放射源の合成指向特性との積で表わされ、ヘリカ
ル素子の−巻き分の指向特性は、近似的にはループアン
テナの指向特性を以て置き換えることが出来る。
そこで本発明アンテナの放射原理を説明するために、円
筒状の支持体1の円周の長さを放射波長の2倍に選び、
ヘリカル素子の−巻き分を、放射波長の2倍の長さのル
ープアンテナとして考え、給電線6を介して給電点7に
高周波電流を供給すると、第5図に示すように、給電点
7から接続線3の左半分3Iに流れた高周波電流は、矢
印を付した実線で示した電流の最大値としてヘリカル素
子2、上に現われ、第6図に示すように、給電点7から
接続線3の右半分32に流れた高周波電流は矢印を付し
た破線で示した電流の最大値としてヘリカル素子22上
に現われる。
筒状の支持体1の円周の長さを放射波長の2倍に選び、
ヘリカル素子の−巻き分を、放射波長の2倍の長さのル
ープアンテナとして考え、給電線6を介して給電点7に
高周波電流を供給すると、第5図に示すように、給電点
7から接続線3の左半分3Iに流れた高周波電流は、矢
印を付した実線で示した電流の最大値としてヘリカル素
子2、上に現われ、第6図に示すように、給電点7から
接続線3の右半分32に流れた高周波電流は矢印を付し
た破線で示した電流の最大値としてヘリカル素子22上
に現われる。
第7図は、第5図及び第6図を重ねた図で、ヘノカル素
子21及び22上の各点A、B、C及びDにおける各矢
印を付した実線及び矢印を付した破線の大きさ及び向き
が等しく放射が可能であることを示している。
子21及び22上の各点A、B、C及びDにおける各矢
印を付した実線及び矢印を付した破線の大きさ及び向き
が等しく放射が可能であることを示している。
第5図乃至第7図は、ある瞬間における高周波電流の流
れの状態を示したものであるが、矢印を付した実線及び
矢印を付した破線を以て示した最大値電流が、何れかの
方向に時間と共に回転している場合、放射された電磁波
の偏波は円偏波となる。
れの状態を示したものであるが、矢印を付した実線及び
矢印を付した破線を以て示した最大値電流が、何れかの
方向に時間と共に回転している場合、放射された電磁波
の偏波は円偏波となる。
ここでループアンテナの指向特性を検討すると、第7図
から明らかなように、各最大値電流はヘリカル素子の中
心軸方向においては何れも差動的に流れ、これらの電流
によって形成される電界は零である。
から明らかなように、各最大値電流はヘリカル素子の中
心軸方向においては何れも差動的に流れ、これらの電流
によって形成される電界は零である。
然しなからヘリカル素子の中心軸から離れるにしたがっ
てA点(又はB点)から極めて遠方の観測点Pまでの距
離と0点(又はD点)から観測点Pまでの距離の間には
差Δ℃を生じ、この距離の点に電界を生ずる。
てA点(又はB点)から極めて遠方の観測点Pまでの距
離と0点(又はD点)から観測点Pまでの距離の間には
差Δ℃を生じ、この距離の点に電界を生ずる。
ん
で与えられる最大放射方向を有する円錐ビームとなる。
尚、上式におけるえは自由空間波長である。
次に、ループの円周の長さと指向特性との関係を近似計
算に基づいて検討すると、第8図に示すようにループ面
をX座標軸及びY座標軸で定まる水平面に一致せしめ、
ループ面に垂直方向にZ軸をとり、ループの円周の長さ
、即ち円筒状の支持体lの円周の長さを放射波長の1.
5倍、2.0倍及び2.3倍に選んだ場合の指向特性は
第9図乃至第11図に示すようになる。即ち放射波長の
1.5倍の場合には第9図示のように、水平方向におい
て指向特性が増加するが天頂方向においては指向特性の
減衰が著しく、放射波長の2.3倍の場合には第11図
示のように、天頂方向の指向特性が増加するが水平方向
における指向特性の減衰が大となり、したがって広角に
亙って円偏波放射を行なわしめるには−巻きループの円
周の長さを放射波長の1.5倍乃至2.3倍の間に選ぶ
ことが望ましく、第1O図に示すように放射波長の20
倍に選んだ場合に最も広角に亙って円偏波の放射が行な
われることを確かめることが出来た。
算に基づいて検討すると、第8図に示すようにループ面
をX座標軸及びY座標軸で定まる水平面に一致せしめ、
ループ面に垂直方向にZ軸をとり、ループの円周の長さ
、即ち円筒状の支持体lの円周の長さを放射波長の1.
5倍、2.0倍及び2.3倍に選んだ場合の指向特性は
第9図乃至第11図に示すようになる。即ち放射波長の
1.5倍の場合には第9図示のように、水平方向におい
て指向特性が増加するが天頂方向においては指向特性の
減衰が著しく、放射波長の2.3倍の場合には第11図
示のように、天頂方向の指向特性が増加するが水平方向
における指向特性の減衰が大となり、したがって広角に
亙って円偏波放射を行なわしめるには−巻きループの円
周の長さを放射波長の1.5倍乃至2.3倍の間に選ぶ
ことが望ましく、第1O図に示すように放射波長の20
倍に選んだ場合に最も広角に亙って円偏波の放射が行な
われることを確かめることが出来た。
−巻きループアンテナの指向特性は、ループ面の上方と
下方でループ面に対称となるが、−巻きのループアンテ
ナを複数段設けた場合、即ち各ルブ面を共通軸と直交せ
しめ、各ループの中心を共通軸に一致せしめると共に各
ループ面を適宜間隔を隔てるようにして複数個の−巻き
ループアンテナを設けた場合には、各ループの励振電流
の位相を変えることによって指向特性の対称性を非対称
性に変えることが出来る。
下方でループ面に対称となるが、−巻きのループアンテ
ナを複数段設けた場合、即ち各ルブ面を共通軸と直交せ
しめ、各ループの中心を共通軸に一致せしめると共に各
ループ面を適宜間隔を隔てるようにして複数個の−巻き
ループアンテナを設けた場合には、各ループの励振電流
の位相を変えることによって指向特性の対称性を非対称
性に変えることが出来る。
ヘリカルアンテナの場合には、ヘリカル素子に流れる電
流の位相とヘリカル素子の仮想円筒の円周の長さ及びヘ
リカル素子のピッチ角を変えることによって指向特性を
制御し得るが、一般にヘリカル素子に流れる電流の分布
は、ヘリカル素子の形状によって変化するため、指向特
性を正確に予測することは困難である。
流の位相とヘリカル素子の仮想円筒の円周の長さ及びヘ
リカル素子のピッチ角を変えることによって指向特性を
制御し得るが、一般にヘリカル素子に流れる電流の分布
は、ヘリカル素子の形状によって変化するため、指向特
性を正確に予測することは困難である。
よって一般にはヘリカル素子21及び2□並びに金属板
4における電流分布を求め、これより指向特性を算出す
るか、実験的に観測する必要がある。
4における電流分布を求め、これより指向特性を算出す
るか、実験的に観測する必要がある。
本発明者等が行なった実験結果によれば、円錐ビームを
得るためには、円筒状の支持体の円周の長さを大ならし
めた場合はヘリカル素子のピッチ角を小ならしめ、逆に
円筒状の支持体の円周の長さを小ならしめた場合はヘリ
カル素子のピッチ角を大ならしめる必要があり、ヘリカ
ル素子のピッチ角をほぼ8°乃至ほぼ30°に選ぶこと
によって良好な円錐ビームを得ることが出来、特に静止
衛星を見る仰角がほぼ30°乃至ほぼ60°方向に良好
な円偏波を得るためには、ヘリカル素子のピッチf(+
をほぼ12°に選ぶことが最も望ましいことを確かめる
ことが出来た。
得るためには、円筒状の支持体の円周の長さを大ならし
めた場合はヘリカル素子のピッチ角を小ならしめ、逆に
円筒状の支持体の円周の長さを小ならしめた場合はヘリ
カル素子のピッチ角を大ならしめる必要があり、ヘリカ
ル素子のピッチ角をほぼ8°乃至ほぼ30°に選ぶこと
によって良好な円錐ビームを得ることが出来、特に静止
衛星を見る仰角がほぼ30°乃至ほぼ60°方向に良好
な円偏波を得るためには、ヘリカル素子のピッチf(+
をほぼ12°に選ぶことが最も望ましいことを確かめる
ことが出来た。
第12図及び第13図は、第1図乃至第4図について説
明した本発明ヘリカルアンテナの指向特性の例を示す図
で、円筒状の支持体lの円周の長さを放射波長の1.9
倍に、ヘリカル素子21及び22の各ピッチ角を125
°に、各巻き数を4巻きに、金属板4の直径を放射波長
の0.6倍にそれぞれ選んて円偏波の電波を受信して観
測した指向特性で、第12図はX−Z平面における指向
特性を示し、第13図はY−7,平面における指向特性
を示すもので、両図における実線は、主要円偏波を受信
した場合の指向特性、破線は交叉円偏波を受信した場合
の指向特性である。
明した本発明ヘリカルアンテナの指向特性の例を示す図
で、円筒状の支持体lの円周の長さを放射波長の1.9
倍に、ヘリカル素子21及び22の各ピッチ角を125
°に、各巻き数を4巻きに、金属板4の直径を放射波長
の0.6倍にそれぞれ選んて円偏波の電波を受信して観
測した指向特性で、第12図はX−Z平面における指向
特性を示し、第13図はY−7,平面における指向特性
を示すもので、両図における実線は、主要円偏波を受信
した場合の指向特性、破線は交叉円偏波を受信した場合
の指向特性である。
尚、X、Y及びZ座標軸は、第3図に示すように、給電
点7を原点とし、円筒状の支持体lの中心軸方向に2軸
を、紙面内において2軸と直角方向にY軸を、紙面の−
F方垂直方向にX軸をとるものとする。
点7を原点とし、円筒状の支持体lの中心軸方向に2軸
を、紙面内において2軸と直角方向にY軸を、紙面の−
F方垂直方向にX軸をとるものとする。
第14図及び第15図は、前記と同様に構成した本発明
アンテナによって、互いに直交する2つの電界成分、即
ちX軸から角θ方向の電界成分EθとX軸から角φ方向
の電界成分Eφをそれぞれ受信した場合の指向特性を示
すもので、第14図はYZ平面における指向特性、第1
5図はx−Z平面における指向特性である。
アンテナによって、互いに直交する2つの電界成分、即
ちX軸から角θ方向の電界成分EθとX軸から角φ方向
の電界成分Eφをそれぞれ受信した場合の指向特性を示
すもので、第14図はYZ平面における指向特性、第1
5図はx−Z平面における指向特性である。
第12図乃至第15図から明らかなように、本発明アン
テナは静止衛星を利用する衛星通信用の移動局における
アンテナに必要な条件、即ち静止衛星を見る仰角がほぼ
30°乃至ほぼ60°における最大方向利得は4.4d
B乃至6.5dBで、静止衛星を見る仰角がほぼ10°
乃至ほぼ60°の範囲において軸比がほぼ3dB以下と
なり、円偏波となる条件を十分に備えている。
テナは静止衛星を利用する衛星通信用の移動局における
アンテナに必要な条件、即ち静止衛星を見る仰角がほぼ
30°乃至ほぼ60°における最大方向利得は4.4d
B乃至6.5dBで、静止衛星を見る仰角がほぼ10°
乃至ほぼ60°の範囲において軸比がほぼ3dB以下と
なり、円偏波となる条件を十分に備えている。
以」−は我国の赤道に対する緯度の関係を考慮して本発
明ヘリカルアンテナの指向特性を定めた場合につき説明
したが、我国とは異なる緯度に位置する地域において用
いる場合には、円筒状の支持体1の円周の長さ並びにヘ
リカル素子2、及び22のピッチ角等を適当に変えるこ
とによって所要の指向特性を得ることが出来る。
明ヘリカルアンテナの指向特性を定めた場合につき説明
したが、我国とは異なる緯度に位置する地域において用
いる場合には、円筒状の支持体1の円周の長さ並びにヘ
リカル素子2、及び22のピッチ角等を適当に変えるこ
とによって所要の指向特性を得ることが出来る。
第16図は、第1図乃至第4図に示した本発明ヘノカル
アンテナにおける円筒状の支持体1の円周の長さ、ヘリ
カル素子2.及び2□の各ピッチ角、ヘノカル素子2、
及び2□の各巻き数及び金属板4の直径等を前記と同様
の値に選んだ場合に、ヘリカル素子2.(又は2□)に
流れる高周波電流の振幅の分布を示す図で、横軸はヘリ
カル素子21(又は2□)の巻き数で、横軸の原点はヘ
リカル素子21(又は2□)の始端に対応する。縦軸は
電流I (mA)で、図は給電線6を介して給電、IJ
′5.7にIVの高周波電圧を印加した場合における電
流分布を示すもので、図から明らかなように、ヘリカル
素子21(又は2□)の巻き数が3巻きを越える範囲に
おいては電流は十分に減衰して進行波分布となっている
。
アンテナにおける円筒状の支持体1の円周の長さ、ヘリ
カル素子2.及び2□の各ピッチ角、ヘノカル素子2、
及び2□の各巻き数及び金属板4の直径等を前記と同様
の値に選んだ場合に、ヘリカル素子2.(又は2□)に
流れる高周波電流の振幅の分布を示す図で、横軸はヘリ
カル素子21(又は2□)の巻き数で、横軸の原点はヘ
リカル素子21(又は2□)の始端に対応する。縦軸は
電流I (mA)で、図は給電線6を介して給電、IJ
′5.7にIVの高周波電圧を印加した場合における電
流分布を示すもので、図から明らかなように、ヘリカル
素子21(又は2□)の巻き数が3巻きを越える範囲に
おいては電流は十分に減衰して進行波分布となっている
。
この電流分布が示すように、ヘリカル素子21(又は2
□)の巻き数が2巻き程度においては高周波電流が十分
に減衰していないため定在波分布となり、その結果放射
特性が劣化すると共に、周波数帯域が狭いものとなる。
□)の巻き数が2巻き程度においては高周波電流が十分
に減衰していないため定在波分布となり、その結果放射
特性が劣化すると共に、周波数帯域が狭いものとなる。
又、上記本発明ヘリカルアンテナにおいて円筒状の支持
体1の円周の長さ、ヘリカル素子2、及び22のピッチ
角及び金属板4の直径等はこれを前記と同様に定め、ヘ
リカル素子21及び2□の巻き数を増して、前貫己と同
様給電点7に1■の高周波電圧を印加して電流分布を観
測したところ、ヘリカル素子2、(又は22)の巻き数
が7巻き以上の範囲においては電流が既に十分減衰して
いるため周波数帯域は広くなるが、その反面アンテナが
大形化する欠点を免れることが出来ない。
体1の円周の長さ、ヘリカル素子2、及び22のピッチ
角及び金属板4の直径等はこれを前記と同様に定め、ヘ
リカル素子21及び2□の巻き数を増して、前貫己と同
様給電点7に1■の高周波電圧を印加して電流分布を観
測したところ、ヘリカル素子2、(又は22)の巻き数
が7巻き以上の範囲においては電流が既に十分減衰して
いるため周波数帯域は広くなるが、その反面アンテナが
大形化する欠点を免れることが出来ない。
このような検討結果からヘリカル素子の巻き数は、3巻
き乃至7巻きとすることが望ましい。
き乃至7巻きとすることが望ましい。
以上は、第1図乃至第4図に示したように、円筒状の支
持体1の内部に給電線6を挿入し、ヘリカル素子2、及
び2□の各上端部間に設けた接続線3の中心部に給電点
7を設けると共に、金属板4を円筒状の支持体lの上部
内において接続線3より適宜下方に設けてアンテナを構
成した場合について説明したが、第17図(一部断面を
有する正面図)に示すように、給電点をヘリカル素子の
各下端部間に設けるようにしても本発明を実施すること
が出来る。
持体1の内部に給電線6を挿入し、ヘリカル素子2、及
び2□の各上端部間に設けた接続線3の中心部に給電点
7を設けると共に、金属板4を円筒状の支持体lの上部
内において接続線3より適宜下方に設けてアンテナを構
成した場合について説明したが、第17図(一部断面を
有する正面図)に示すように、給電点をヘリカル素子の
各下端部間に設けるようにしても本発明を実施すること
が出来る。
第17図において、■は円筒状の支持体、21及び2□
はヘリカル素子で、これらは前実施例におけるものと同
様の構成である。3′は接続線で、へりカル素子2.及
び22の各下端間を接続する。4′は金属板で、誘電体
板5′を介して接続線3′の下方に、かつ円筒状の支持
体lの中心軸と直交又はほぼ直交するように設けである
。
はヘリカル素子で、これらは前実施例におけるものと同
様の構成である。3′は接続線で、へりカル素子2.及
び22の各下端間を接続する。4′は金属板で、誘電体
板5′を介して接続線3′の下方に、かつ円筒状の支持
体lの中心軸と直交又はほぼ直交するように設けである
。
接続線3′、金属板4′及び誘電体板ぎは、これらを各
別に形成してもよく、プリント配線又は蒸着等の手法に
よって銅箔等の金属薄膜を誘電体板ぎの表裏面に付着せ
しめることにより、誘電体板5′の表面に接続線3′を
、誘電体板5′の裏面に金属板4′を設けるようにして
もよいこと前実施例と同様である。
別に形成してもよく、プリント配線又は蒸着等の手法に
よって銅箔等の金属薄膜を誘電体板ぎの表裏面に付着せ
しめることにより、誘電体板5′の表面に接続線3′を
、誘電体板5′の裏面に金属板4′を設けるようにして
もよいこと前実施例と同様である。
6は給電線で、例えば同軸線より成り、その内部導体6
.の端部を金属板4′との間を絶縁を保って金属板4の
中心部を貫き、更に誘電体板5′の中心部を貫いて接続
線3′の中心における給電点1に接続し、給電線6の外
部導体63を金属板4′に接続すると共に、取り付は金
具8′によって金属板4′と給電線6の外部導体63間
の機械的電気的接続を確保せしめること前実施例と同様
である。
.の端部を金属板4′との間を絶縁を保って金属板4の
中心部を貫き、更に誘電体板5′の中心部を貫いて接続
線3′の中心における給電点1に接続し、給電線6の外
部導体63を金属板4′に接続すると共に、取り付は金
具8′によって金属板4′と給電線6の外部導体63間
の機械的電気的接続を確保せしめること前実施例と同様
である。
この実施例における放射原理も前実施例と全く同様であ
る。
る。
尚、第17図において、Z及びYは給電点γを原点とす
るX座標軸及びY座標軸を示し、X座標軸は原点から紙
面の上方に垂直にとるものとする。
るX座標軸及びY座標軸を示し、X座標軸は原点から紙
面の上方に垂直にとるものとする。
第18図乃至第23図は、第17図に示した実施例にお
いて円筒状の支持体1の円周の長さを放射波長の19倍
に、ヘリカル素子21及び2□のピッチ角を12.5°
に、ヘリカル素子2、及び22の巻き数を4巻きに選び
、金属板4′の直径を変えた場合における指向特性の変
化を示す図で、各図共に互いに直交する2つの電界成分
、即ちX軸から角θ方向の電界成分EθとX軸から角φ
方向の電界成分Eφをそれぞれ受信し、X軸からの角φ
が45°の面における指向特性を示したもので、第18
図乃至第23図は、金属板4′の直径を放射波長の0.
2倍、0.24倍、0.32倍、 0.6倍、 0.8
倍及び0.95倍にそれぞれ選んだ場合に対応する。
いて円筒状の支持体1の円周の長さを放射波長の19倍
に、ヘリカル素子21及び2□のピッチ角を12.5°
に、ヘリカル素子2、及び22の巻き数を4巻きに選び
、金属板4′の直径を変えた場合における指向特性の変
化を示す図で、各図共に互いに直交する2つの電界成分
、即ちX軸から角θ方向の電界成分EθとX軸から角φ
方向の電界成分Eφをそれぞれ受信し、X軸からの角φ
が45°の面における指向特性を示したもので、第18
図乃至第23図は、金属板4′の直径を放射波長の0.
2倍、0.24倍、0.32倍、 0.6倍、 0.8
倍及び0.95倍にそれぞれ選んだ場合に対応する。
各図の指向特性を検討すると、金属板4′の直径が円筒
状の支持体1の直径にほぼ等しい点を境にして、金属板
4′の直径が大になると金属板4′は反射器として作用
し、指向特性を上向きならしめると共に給電線6への漏
洩電流を阻止して指向特性の乱れを防ぎ、逆に金属板4
′の直径が小なる場合には反射器としての機能は失われ
るが給電線6への漏れ電流を阻止して指向特性の乱れを
抑えるから、所要の指向特性及び給電線6に流れ込む電
流の大きさに応して金属板4の直径を調整することが望
ましく、これは第1図乃至第4図に示した実施例におい
ても同様である。
状の支持体1の直径にほぼ等しい点を境にして、金属板
4′の直径が大になると金属板4′は反射器として作用
し、指向特性を上向きならしめると共に給電線6への漏
洩電流を阻止して指向特性の乱れを防ぎ、逆に金属板4
′の直径が小なる場合には反射器としての機能は失われ
るが給電線6への漏れ電流を阻止して指向特性の乱れを
抑えるから、所要の指向特性及び給電線6に流れ込む電
流の大きさに応して金属板4の直径を調整することが望
ましく、これは第1図乃至第4図に示した実施例におい
ても同様である。
又、何れの実施例においても金属板4又は4を設ける代
りに、所謂シュベルトツブのような電流阻止管を設ける
か、給電線の外形を適当ならしめることによって同様の
効果を得ることが出来る。
りに、所謂シュベルトツブのような電流阻止管を設ける
か、給電線の外形を適当ならしめることによって同様の
効果を得ることが出来る。
[発明の効果]
本発明ヘリカルアンテナは、へりカル素子が2個で足り
、このヘリカル素子に一点給電を行なうように形成しで
あるので、従来のようにハイブリッド回路及び終端器等
より成る給電回路を必要としないから構成が簡潔小型で
良好な円錐ビームを得ることが出来、部品数が少ないた
め信頼性が高く、ヘリカル素子における電流分布が進行
波と−22= なるため周波数帯域が広く、無調整で特性の−様なアン
テナの量産が可能であるからコストを低下ぜしめること
が可能となる。
、このヘリカル素子に一点給電を行なうように形成しで
あるので、従来のようにハイブリッド回路及び終端器等
より成る給電回路を必要としないから構成が簡潔小型で
良好な円錐ビームを得ることが出来、部品数が少ないた
め信頼性が高く、ヘリカル素子における電流分布が進行
波と−22= なるため周波数帯域が広く、無調整で特性の−様なアン
テナの量産が可能であるからコストを低下ぜしめること
が可能となる。
第1図は、本発明の一実施例を示す正面図、第2図は、
その背面図、第3図は、その断面図、第4図は、その平
面図、第5図乃至第7図は、本発明アンテナの作動説明
のための図、第8図乃至第111Iは、本発明アンテナ
におけるヘリカル素子の仮想円筒の円周の長さと指向特
性の関係を説明するための図、第12図乃至第15図は
、本発明アンテナの指向特性の一例を示す図、第16図
は、本発明アンテナのヘリカル素子に流れる高周波電流
の分75の一例を示す図、第17図は、本発明の他の実
施例を示す一部断面を有する正面図、第18図乃至第2
3図は、本発明アンテナの指向特性の一例を示す図、第
24区は、従来のヘリカルアンテナを示す正面図、第2
5図は、その背面図、第26区は、従来のヘリカルアン
テナの放射特性の一例を示す区で、1 円筒状の支持体
、2、及び2□、ヘリカル素子、3及び3′ 接続線、
4及び4′:金属板、5及び5′ 誘電体板、6.給電
線、6.:給電線の内部導体、62 給電線の誘電体
部分、63:給電線の外部導体、7及びγ 給電点、8
及び8′・取りイ」け金具、23及び24 ヘリカル
素子、9.乃至94:給電点、10.乃至104 二
次給電線、11、及び112゜90°ハイブリッド回路
、121及び】22−終端器、131及び13□、−次
給電線、14: 180°バイブノット回路、15
終端器、16二人力端子である。
その背面図、第3図は、その断面図、第4図は、その平
面図、第5図乃至第7図は、本発明アンテナの作動説明
のための図、第8図乃至第111Iは、本発明アンテナ
におけるヘリカル素子の仮想円筒の円周の長さと指向特
性の関係を説明するための図、第12図乃至第15図は
、本発明アンテナの指向特性の一例を示す図、第16図
は、本発明アンテナのヘリカル素子に流れる高周波電流
の分75の一例を示す図、第17図は、本発明の他の実
施例を示す一部断面を有する正面図、第18図乃至第2
3図は、本発明アンテナの指向特性の一例を示す図、第
24区は、従来のヘリカルアンテナを示す正面図、第2
5図は、その背面図、第26区は、従来のヘリカルアン
テナの放射特性の一例を示す区で、1 円筒状の支持体
、2、及び2□、ヘリカル素子、3及び3′ 接続線、
4及び4′:金属板、5及び5′ 誘電体板、6.給電
線、6.:給電線の内部導体、62 給電線の誘電体
部分、63:給電線の外部導体、7及びγ 給電点、8
及び8′・取りイ」け金具、23及び24 ヘリカル
素子、9.乃至94:給電点、10.乃至104 二
次給電線、11、及び112゜90°ハイブリッド回路
、121及び】22−終端器、131及び13□、−次
給電線、14: 180°バイブノット回路、15
終端器、16二人力端子である。
Claims (6)
- (1)ヘリカル素子の仮想円筒を共有し、各始端位置及
び各終端位置が前記ヘリカル素子の仮想円筒の上部及び
下部における各同一円周上においてそれぞれ円周方向に
180゜異なるように設けた2個のヘリカル素子と、こ
の2個のヘリカル素子の各始端相互又は各終端相互の接
続線のほぼ中心に設けた給電点とを備えたことを特徴と
する円錐ビームヘリカルアンテナ。 - (2)ヘリカル素子の仮想円筒を共有し、各始端位置及
び各終端位置が前記ヘリカル素子の仮想円筒の上部及び
下部における各同一円周上においてそれぞれ円周方向に
180゜異なるように設けた2個のヘリカル素子と、こ
の2個のヘリカル素子の各始端相互又は各終端相互の接
続線のほぼ中心に設けた給電点と、この給電点から前記
ヘリカル素子の仮想円筒の中心軸方向に適宜間隔を隔て
ると共にこのヘリカル素子の仮想円筒の中心軸とほぼ直
交するように設けた金属板とを備えたことを特徴とする
円錐ビームヘリカルアンテナ。 - (3)金属板の直径がヘリカル素子の仮想円筒の直径に
ほぼ等しいか適宜小である請求項2に記載の円錐ビーム
ヘリカルアンテナ。 - (4)ヘリカル素子の仮想円筒の円周の長さが放射波長
のほぼ1.5倍乃至ほぼ2.3倍である請求項1又は2
に記載の円錐ビームヘリカルアンテナ。 - (5)各ヘリカル素子の巻き数が3巻き乃至7巻きであ
る請求項1又は2に記載の円錐ビームヘリカルアンテナ
。 - (6)各ヘリカル素子のピッチ角がほぼ8゜乃至ほぼ3
0゜である請求項1又は2に記載の円錐ビームヘリカル
アンテナ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63211768A JPH0821811B2 (ja) | 1988-08-26 | 1988-08-26 | 円錐ビームヘリカルアンテナ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63211768A JPH0821811B2 (ja) | 1988-08-26 | 1988-08-26 | 円錐ビームヘリカルアンテナ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0260307A true JPH0260307A (ja) | 1990-02-28 |
JPH0821811B2 JPH0821811B2 (ja) | 1996-03-04 |
Family
ID=16611265
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63211768A Expired - Fee Related JPH0821811B2 (ja) | 1988-08-26 | 1988-08-26 | 円錐ビームヘリカルアンテナ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0821811B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0427608U (ja) * | 1990-06-29 | 1992-03-05 | ||
US5910790A (en) * | 1993-12-28 | 1999-06-08 | Nec Corporation | Broad conical-mode helical antenna |
WO2017026107A1 (ja) * | 2015-08-07 | 2017-02-16 | 日本電気株式会社 | 分合波器、アンテナ装置およびフェージング消去方法 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5799006A (en) * | 1980-12-12 | 1982-06-19 | Nec Corp | Helical antenna |
JPS6165604A (ja) * | 1984-09-07 | 1986-04-04 | New Japan Radio Co Ltd | 直線偏波用ヘリカル空中線 |
JPS6289822U (ja) * | 1985-11-25 | 1987-06-09 |
-
1988
- 1988-08-26 JP JP63211768A patent/JPH0821811B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (3)
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WO2017026107A1 (ja) * | 2015-08-07 | 2017-02-16 | 日本電気株式会社 | 分合波器、アンテナ装置およびフェージング消去方法 |
JPWO2017026107A1 (ja) * | 2015-08-07 | 2018-05-24 | 日本電気株式会社 | 分合波器、アンテナ装置およびフェージング消去方法 |
US10530033B2 (en) | 2015-08-07 | 2020-01-07 | Nec Corporation | Demultiplexer/multiplexer, antenna device, and fading elimination method |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0821811B2 (ja) | 1996-03-04 |
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