JPH0260307A - 円錐ビームヘリカルアンテナ - Google Patents

円錐ビームヘリカルアンテナ

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JPH0260307A
JPH0260307A JP21176888A JP21176888A JPH0260307A JP H0260307 A JPH0260307 A JP H0260307A JP 21176888 A JP21176888 A JP 21176888A JP 21176888 A JP21176888 A JP 21176888A JP H0260307 A JPH0260307 A JP H0260307A
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久松 中野
Junji Yamauchi
潤治 山内
Hiroaki Mimaki
三牧 宏彬
Yasuo Saura
佐浦 康夫
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NIPPON DENGIYOU KOSAKU KK
Nihon Dengyo Kosaku Co Ltd
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NIPPON DENGIYOU KOSAKU KK
Nihon Dengyo Kosaku Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、衛星通信用の移動局等に設けられる送受信ア
ンテナとして好適な円錐ビームヘリカルアンテナに関す
るものである。
[従来の技術] 第24図は、従来の円錐ビームヘリカルアンテナを示す
正面図、第25図は背面図で、両図において、lは肉厚
が放射波長に比し十分に薄い誘電体より成る円筒状の支
持体、2、乃至24はヘリカル素子で、支持体lの外周
面にプリント配線又は蒸着等の手法によって付着せしめ
た金属薄膜より成り、各ヘリカル素子の始端及び終端が
円筒状の支持体1の円周方向に等間隅を隔て、かつ各ヘ
リカル素子のピッチ角が互いに等しくなるように設けで
ある。91乃至94は給電点で、各ヘリカル素子の始端
又は終端に一致する。10.乃至104は二次給電線、
111及びl12は90°ハイブリツド回路、12、及
び12□は終端器、13.及び132は一次給電線、1
4は180°ハイブリッド回路、15は終端器、16は
入力端子である。
入力端子16を介して供給される高周波電流は、180
°ハイブリッド回路14において互いに逆相の高周波電
流に分けられ、それぞれ−次給電線13゜及び13゜を
介して90°ハイブリツド回路11.及び112に各別
に加えられ、各ハイブリッド回路11゜及び11□にお
いて互いに90°位相の異なる高周波電流に分けられ、
ハイブリッド回路11.の出力高周波電流は二次給電線
10.及び102を介して給電点9.及び92に各別に
加えられ、ハイブリッド回路11□の出力高周波電流は
二次給電線103及び104を介して給電点93及び9
4に各別に加えられるが、給電点9.乃至94に分配さ
れる高周波電流の位相が順次90°ずつ遅れ又は進むと
共に、各高周波電流の振幅が互いに等しくなるように、
−次給電線13、及び13□の長さを互いに等しく形成
し、二次給電L’1llO□乃至104の長さも亦互い
に等しく形成しである。
そして円筒状の支持体lの直径を放射波長の0.02乃
至0゜26の範囲内において適当に選ぶと共に、ヘリカ
ル素子2.乃至24のピッチを放射波長の0.3乃至0
.85の範囲内において適当に選び、これらの組み合わ
せを適当ならしめることによって、放射特性を円錐ビー
ムとなすことができる。
第26図は、円筒状の支持体1の直径を放射波長の0.
1に、ヘリカル素子2.乃至24の各ピッチを放射波長
の0゜67にそれぞれ選ぶと共に、ヘリカル素子2.乃
至24の各巻き数を1.5巻きとした場合の放射特性の
一例を示す図で、円筒状の支持体1の中心軸に対して6
0°乃至70°の放射方向に円錐ビムを生している。
[発明が解決しようとする課題] 衛星通信用の移動局に設けられる送受信アンテナとして
は、構造が簡潔小型で、衛星を見る仰角がほぼ30°乃
至ほぼ60°の方向にのみ効率よく円偏波を放射し得る
円錐ビームアンテナであることが要求される。
然しなから、上記従来のヘリカルアンテナにおいて円錐
ビームを放射せしめるためには、4個のヘリカル素子の
各給電点に振幅が互いに等しく、位相が順次90°ずつ
遅れ又は進む高周波電流を供給する必要があるから、給
電回路の構成が複雑大型となるを免れることが出来ない
給電回路の構成を簡潔ならしめるために、4個のヘリカ
ル素子の長さを互いに異ならしめて給電位相を順次変化
せしめる、所謂セルフフェージング方式を用いることも
可能であるが、周波数帯域が狭くなる欠点を避けること
が出来ない。
又、上記従来のヘリカルアンテナにおける放射指向特性
は、第26図に示すように衛星を見る仰角がほぼ60°
乃至ほぼ70°の方向に円錐ビームが放射されるから、
周回衛星を利用する衛星通信用の移動局における送受信
アンテナとしては好適であるが、今後実用化を予定され
ている静止衛星を利用する衛星通信用の移動局における
送受信アンテナとしては不適である。
このように従来のヘリカルアンテナは、構造及び放射指
向特性の何れの点においても静止衛星を利用する衛星通
信用の移動局における送受信アンテナとして甚だ不適で
ある。
[課題を解決するための手段] 本発明ヘリカルアンテナは、ヘリカル素子の仮想円筒を
共有し、各始端位置及び各終端位置が前記ヘリカル素子
の仮想円筒における上部及び下部の各同一円周−1−に
おいてそれぞれ円周方向に180°異なるように設けた
2個のヘリカル素子と、この2個のヘリカル素子の各始
端相互又は各終端相互の接続線のほぼ中心に設Gづた給
電点とを備えたことを特徴とするものである。
[作用] 給電点に供給された高周波電流は、ヘリカル素子の各始
端相互又は各終端相互の接続線の左右に分流し、互いに
同相の電流となって2個のヘリカル素子に流れ、ヘリカ
ル素子の仮想円筒の中心軸から斜めの方向に円錐ビーム
状の電磁波を放射する。
[実施例] 第1図は、本発明の一実施例を示す正面図、第2図は背
面図、第3図は断面図、第4図は平面間で、各図におい
て、1は肉厚が放射波長に比し十分に薄い誘電体より成
る円筒状の支持体、21及び2、はヘリカル素手で、円
筒状の支持体1の外周面又は内周面にプリント配線又は
蒸着等の手法によって付着せしめた銅箔等の金属薄膜を
以て形成するか、円筒状の支持体1の外周面又は内周面
に固着せしめた銅等の金属製の線又は条等を以て形成し
てもよく、線又は条が、それ自体によって所要の形状を
保持し得る強度を有する場合には円筒状の支持体1を省
いても本発明を実施することが出来、又、支持体1を円
筒を以て形成する代りに、誘電率の低い円柱状の誘電体
を以て形成してもよい。
ヘリカル素子2.及び2□を上記何れの態様を以て形成
した場合においても、各ヘリカル素子の始端位置が円筒
状の支持体1 (以下、ヘリカル素子の仮想円筒の意味
を含めて円筒状の支持体と称する)の同一円周上におい
て円周方向に180°の間隔を隔てると共に、各ヘリカ
ル素子の終端位置が円筒状の支持体1の同一円周上にお
いて円周方向に180°の間隔を隔て、かつ各ヘリカル
素子のピッチ角が互いに等しくなるように設けである。
3はヘリカル素子21及び22の各始端(又は各終端)
間に設けた接続線、4は金属板で、円筒状の支持体1の
中心軸と直交又はほぼ直交するように設けである。5は
誘電体板で、接続線3と金属板4の間に介在して接続線
3と金属板4とを電気的に絶縁する。尚、接続線3、金
属板4及び誘電体板5を各別に形成する代りに、プリン
ト配線又は蒸着等の手法によって銅箔等の金属薄膜を誘
電体板5の表裏面に付着せしめることにより、誘電体板
5の表面に接続線3を、誘電体板5の裏面に金属板4を
形成せしめるようにしてもよい。
6は給電線で、例えば円筒状の支持体1の中心軸にほぼ
一致せしめて円筒状の支持体1内に挿入した同軸線より
成り、その内部導体61の端部を金属板4との間を絶縁
を保って金属板4の中心部を貫き、更に誘電体板5の中
心部を貫いて接続線3の中心における給電点7に接続し
、誘電体6□を介して内部導体61の外周に設けである
外部導体63を金属板4に接続しである。8は取り付は
金具で、金属板4と給電線6の外部導体63との間を機
械的電気的に接続する。
ヘリカルアンテナの指向特性は、−1t16にヘリカル
素子の−巻き分の指向特性と、あるピッチで並/υだ等
方性点放射源の合成指向特性との積で表わされ、ヘリカ
ル素子の−巻き分の指向特性は、近似的にはループアン
テナの指向特性を以て置き換えることが出来る。
そこで本発明アンテナの放射原理を説明するために、円
筒状の支持体1の円周の長さを放射波長の2倍に選び、
ヘリカル素子の−巻き分を、放射波長の2倍の長さのル
ープアンテナとして考え、給電線6を介して給電点7に
高周波電流を供給すると、第5図に示すように、給電点
7から接続線3の左半分3Iに流れた高周波電流は、矢
印を付した実線で示した電流の最大値としてヘリカル素
子2、上に現われ、第6図に示すように、給電点7から
接続線3の右半分32に流れた高周波電流は矢印を付し
た破線で示した電流の最大値としてヘリカル素子22上
に現われる。
第7図は、第5図及び第6図を重ねた図で、ヘノカル素
子21及び22上の各点A、B、C及びDにおける各矢
印を付した実線及び矢印を付した破線の大きさ及び向き
が等しく放射が可能であることを示している。
第5図乃至第7図は、ある瞬間における高周波電流の流
れの状態を示したものであるが、矢印を付した実線及び
矢印を付した破線を以て示した最大値電流が、何れかの
方向に時間と共に回転している場合、放射された電磁波
の偏波は円偏波となる。
ここでループアンテナの指向特性を検討すると、第7図
から明らかなように、各最大値電流はヘリカル素子の中
心軸方向においては何れも差動的に流れ、これらの電流
によって形成される電界は零である。
然しなからヘリカル素子の中心軸から離れるにしたがっ
てA点(又はB点)から極めて遠方の観測点Pまでの距
離と0点(又はD点)から観測点Pまでの距離の間には
差Δ℃を生じ、この距離の点に電界を生ずる。
ん で与えられる最大放射方向を有する円錐ビームとなる。
尚、上式におけるえは自由空間波長である。
次に、ループの円周の長さと指向特性との関係を近似計
算に基づいて検討すると、第8図に示すようにループ面
をX座標軸及びY座標軸で定まる水平面に一致せしめ、
ループ面に垂直方向にZ軸をとり、ループの円周の長さ
、即ち円筒状の支持体lの円周の長さを放射波長の1.
5倍、2.0倍及び2.3倍に選んだ場合の指向特性は
第9図乃至第11図に示すようになる。即ち放射波長の
1.5倍の場合には第9図示のように、水平方向におい
て指向特性が増加するが天頂方向においては指向特性の
減衰が著しく、放射波長の2.3倍の場合には第11図
示のように、天頂方向の指向特性が増加するが水平方向
における指向特性の減衰が大となり、したがって広角に
亙って円偏波放射を行なわしめるには−巻きループの円
周の長さを放射波長の1.5倍乃至2.3倍の間に選ぶ
ことが望ましく、第1O図に示すように放射波長の20
倍に選んだ場合に最も広角に亙って円偏波の放射が行な
われることを確かめることが出来た。
−巻きループアンテナの指向特性は、ループ面の上方と
下方でループ面に対称となるが、−巻きのループアンテ
ナを複数段設けた場合、即ち各ルブ面を共通軸と直交せ
しめ、各ループの中心を共通軸に一致せしめると共に各
ループ面を適宜間隔を隔てるようにして複数個の−巻き
ループアンテナを設けた場合には、各ループの励振電流
の位相を変えることによって指向特性の対称性を非対称
性に変えることが出来る。
ヘリカルアンテナの場合には、ヘリカル素子に流れる電
流の位相とヘリカル素子の仮想円筒の円周の長さ及びヘ
リカル素子のピッチ角を変えることによって指向特性を
制御し得るが、一般にヘリカル素子に流れる電流の分布
は、ヘリカル素子の形状によって変化するため、指向特
性を正確に予測することは困難である。
よって一般にはヘリカル素子21及び2□並びに金属板
4における電流分布を求め、これより指向特性を算出す
るか、実験的に観測する必要がある。
本発明者等が行なった実験結果によれば、円錐ビームを
得るためには、円筒状の支持体の円周の長さを大ならし
めた場合はヘリカル素子のピッチ角を小ならしめ、逆に
円筒状の支持体の円周の長さを小ならしめた場合はヘリ
カル素子のピッチ角を大ならしめる必要があり、ヘリカ
ル素子のピッチ角をほぼ8°乃至ほぼ30°に選ぶこと
によって良好な円錐ビームを得ることが出来、特に静止
衛星を見る仰角がほぼ30°乃至ほぼ60°方向に良好
な円偏波を得るためには、ヘリカル素子のピッチf(+
をほぼ12°に選ぶことが最も望ましいことを確かめる
ことが出来た。
第12図及び第13図は、第1図乃至第4図について説
明した本発明ヘリカルアンテナの指向特性の例を示す図
で、円筒状の支持体lの円周の長さを放射波長の1.9
倍に、ヘリカル素子21及び22の各ピッチ角を125
°に、各巻き数を4巻きに、金属板4の直径を放射波長
の0.6倍にそれぞれ選んて円偏波の電波を受信して観
測した指向特性で、第12図はX−Z平面における指向
特性を示し、第13図はY−7,平面における指向特性
を示すもので、両図における実線は、主要円偏波を受信
した場合の指向特性、破線は交叉円偏波を受信した場合
の指向特性である。
尚、X、Y及びZ座標軸は、第3図に示すように、給電
点7を原点とし、円筒状の支持体lの中心軸方向に2軸
を、紙面内において2軸と直角方向にY軸を、紙面の−
F方垂直方向にX軸をとるものとする。
第14図及び第15図は、前記と同様に構成した本発明
アンテナによって、互いに直交する2つの電界成分、即
ちX軸から角θ方向の電界成分EθとX軸から角φ方向
の電界成分Eφをそれぞれ受信した場合の指向特性を示
すもので、第14図はYZ平面における指向特性、第1
5図はx−Z平面における指向特性である。
第12図乃至第15図から明らかなように、本発明アン
テナは静止衛星を利用する衛星通信用の移動局における
アンテナに必要な条件、即ち静止衛星を見る仰角がほぼ
30°乃至ほぼ60°における最大方向利得は4.4d
B乃至6.5dBで、静止衛星を見る仰角がほぼ10°
乃至ほぼ60°の範囲において軸比がほぼ3dB以下と
なり、円偏波となる条件を十分に備えている。
以」−は我国の赤道に対する緯度の関係を考慮して本発
明ヘリカルアンテナの指向特性を定めた場合につき説明
したが、我国とは異なる緯度に位置する地域において用
いる場合には、円筒状の支持体1の円周の長さ並びにヘ
リカル素子2、及び22のピッチ角等を適当に変えるこ
とによって所要の指向特性を得ることが出来る。
第16図は、第1図乃至第4図に示した本発明ヘノカル
アンテナにおける円筒状の支持体1の円周の長さ、ヘリ
カル素子2.及び2□の各ピッチ角、ヘノカル素子2、
及び2□の各巻き数及び金属板4の直径等を前記と同様
の値に選んだ場合に、ヘリカル素子2.(又は2□)に
流れる高周波電流の振幅の分布を示す図で、横軸はヘリ
カル素子21(又は2□)の巻き数で、横軸の原点はヘ
リカル素子21(又は2□)の始端に対応する。縦軸は
電流I (mA)で、図は給電線6を介して給電、IJ
′5.7にIVの高周波電圧を印加した場合における電
流分布を示すもので、図から明らかなように、ヘリカル
素子21(又は2□)の巻き数が3巻きを越える範囲に
おいては電流は十分に減衰して進行波分布となっている
この電流分布が示すように、ヘリカル素子21(又は2
□)の巻き数が2巻き程度においては高周波電流が十分
に減衰していないため定在波分布となり、その結果放射
特性が劣化すると共に、周波数帯域が狭いものとなる。
又、上記本発明ヘリカルアンテナにおいて円筒状の支持
体1の円周の長さ、ヘリカル素子2、及び22のピッチ
角及び金属板4の直径等はこれを前記と同様に定め、ヘ
リカル素子21及び2□の巻き数を増して、前貫己と同
様給電点7に1■の高周波電圧を印加して電流分布を観
測したところ、ヘリカル素子2、(又は22)の巻き数
が7巻き以上の範囲においては電流が既に十分減衰して
いるため周波数帯域は広くなるが、その反面アンテナが
大形化する欠点を免れることが出来ない。
このような検討結果からヘリカル素子の巻き数は、3巻
き乃至7巻きとすることが望ましい。
以上は、第1図乃至第4図に示したように、円筒状の支
持体1の内部に給電線6を挿入し、ヘリカル素子2、及
び2□の各上端部間に設けた接続線3の中心部に給電点
7を設けると共に、金属板4を円筒状の支持体lの上部
内において接続線3より適宜下方に設けてアンテナを構
成した場合について説明したが、第17図(一部断面を
有する正面図)に示すように、給電点をヘリカル素子の
各下端部間に設けるようにしても本発明を実施すること
が出来る。
第17図において、■は円筒状の支持体、21及び2□
はヘリカル素子で、これらは前実施例におけるものと同
様の構成である。3′は接続線で、へりカル素子2.及
び22の各下端間を接続する。4′は金属板で、誘電体
板5′を介して接続線3′の下方に、かつ円筒状の支持
体lの中心軸と直交又はほぼ直交するように設けである
接続線3′、金属板4′及び誘電体板ぎは、これらを各
別に形成してもよく、プリント配線又は蒸着等の手法に
よって銅箔等の金属薄膜を誘電体板ぎの表裏面に付着せ
しめることにより、誘電体板5′の表面に接続線3′を
、誘電体板5′の裏面に金属板4′を設けるようにして
もよいこと前実施例と同様である。
6は給電線で、例えば同軸線より成り、その内部導体6
.の端部を金属板4′との間を絶縁を保って金属板4の
中心部を貫き、更に誘電体板5′の中心部を貫いて接続
線3′の中心における給電点1に接続し、給電線6の外
部導体63を金属板4′に接続すると共に、取り付は金
具8′によって金属板4′と給電線6の外部導体63間
の機械的電気的接続を確保せしめること前実施例と同様
である。
この実施例における放射原理も前実施例と全く同様であ
る。
尚、第17図において、Z及びYは給電点γを原点とす
るX座標軸及びY座標軸を示し、X座標軸は原点から紙
面の上方に垂直にとるものとする。
第18図乃至第23図は、第17図に示した実施例にお
いて円筒状の支持体1の円周の長さを放射波長の19倍
に、ヘリカル素子21及び2□のピッチ角を12.5°
に、ヘリカル素子2、及び22の巻き数を4巻きに選び
、金属板4′の直径を変えた場合における指向特性の変
化を示す図で、各図共に互いに直交する2つの電界成分
、即ちX軸から角θ方向の電界成分EθとX軸から角φ
方向の電界成分Eφをそれぞれ受信し、X軸からの角φ
が45°の面における指向特性を示したもので、第18
図乃至第23図は、金属板4′の直径を放射波長の0.
2倍、0.24倍、0.32倍、 0.6倍、 0.8
倍及び0.95倍にそれぞれ選んだ場合に対応する。
各図の指向特性を検討すると、金属板4′の直径が円筒
状の支持体1の直径にほぼ等しい点を境にして、金属板
4′の直径が大になると金属板4′は反射器として作用
し、指向特性を上向きならしめると共に給電線6への漏
洩電流を阻止して指向特性の乱れを防ぎ、逆に金属板4
′の直径が小なる場合には反射器としての機能は失われ
るが給電線6への漏れ電流を阻止して指向特性の乱れを
抑えるから、所要の指向特性及び給電線6に流れ込む電
流の大きさに応して金属板4の直径を調整することが望
ましく、これは第1図乃至第4図に示した実施例におい
ても同様である。
又、何れの実施例においても金属板4又は4を設ける代
りに、所謂シュベルトツブのような電流阻止管を設ける
か、給電線の外形を適当ならしめることによって同様の
効果を得ることが出来る。
[発明の効果] 本発明ヘリカルアンテナは、へりカル素子が2個で足り
、このヘリカル素子に一点給電を行なうように形成しで
あるので、従来のようにハイブリッド回路及び終端器等
より成る給電回路を必要としないから構成が簡潔小型で
良好な円錐ビームを得ることが出来、部品数が少ないた
め信頼性が高く、ヘリカル素子における電流分布が進行
波と−22= なるため周波数帯域が広く、無調整で特性の−様なアン
テナの量産が可能であるからコストを低下ぜしめること
が可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の一実施例を示す正面図、第2図は、
その背面図、第3図は、その断面図、第4図は、その平
面図、第5図乃至第7図は、本発明アンテナの作動説明
のための図、第8図乃至第111Iは、本発明アンテナ
におけるヘリカル素子の仮想円筒の円周の長さと指向特
性の関係を説明するための図、第12図乃至第15図は
、本発明アンテナの指向特性の一例を示す図、第16図
は、本発明アンテナのヘリカル素子に流れる高周波電流
の分75の一例を示す図、第17図は、本発明の他の実
施例を示す一部断面を有する正面図、第18図乃至第2
3図は、本発明アンテナの指向特性の一例を示す図、第
24区は、従来のヘリカルアンテナを示す正面図、第2
5図は、その背面図、第26区は、従来のヘリカルアン
テナの放射特性の一例を示す区で、1 円筒状の支持体
、2、及び2□、ヘリカル素子、3及び3′ 接続線、
4及び4′:金属板、5及び5′ 誘電体板、6.給電
線、6.:給電線の内部導体、62  給電線の誘電体
部分、63:給電線の外部導体、7及びγ 給電点、8
及び8′・取りイ」け金具、23及び24  ヘリカル
素子、9.乃至94:給電点、10.乃至104  二
次給電線、11、及び112゜90°ハイブリッド回路
、121及び】22−終端器、131及び13□、−次
給電線、14:  180°バイブノット回路、15 
 終端器、16二人力端子である。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ヘリカル素子の仮想円筒を共有し、各始端位置及
    び各終端位置が前記ヘリカル素子の仮想円筒の上部及び
    下部における各同一円周上においてそれぞれ円周方向に
    180゜異なるように設けた2個のヘリカル素子と、こ
    の2個のヘリカル素子の各始端相互又は各終端相互の接
    続線のほぼ中心に設けた給電点とを備えたことを特徴と
    する円錐ビームヘリカルアンテナ。
  2. (2)ヘリカル素子の仮想円筒を共有し、各始端位置及
    び各終端位置が前記ヘリカル素子の仮想円筒の上部及び
    下部における各同一円周上においてそれぞれ円周方向に
    180゜異なるように設けた2個のヘリカル素子と、こ
    の2個のヘリカル素子の各始端相互又は各終端相互の接
    続線のほぼ中心に設けた給電点と、この給電点から前記
    ヘリカル素子の仮想円筒の中心軸方向に適宜間隔を隔て
    ると共にこのヘリカル素子の仮想円筒の中心軸とほぼ直
    交するように設けた金属板とを備えたことを特徴とする
    円錐ビームヘリカルアンテナ。
  3. (3)金属板の直径がヘリカル素子の仮想円筒の直径に
    ほぼ等しいか適宜小である請求項2に記載の円錐ビーム
    ヘリカルアンテナ。
  4. (4)ヘリカル素子の仮想円筒の円周の長さが放射波長
    のほぼ1.5倍乃至ほぼ2.3倍である請求項1又は2
    に記載の円錐ビームヘリカルアンテナ。
  5. (5)各ヘリカル素子の巻き数が3巻き乃至7巻きであ
    る請求項1又は2に記載の円錐ビームヘリカルアンテナ
  6. (6)各ヘリカル素子のピッチ角がほぼ8゜乃至ほぼ3
    0゜である請求項1又は2に記載の円錐ビームヘリカル
    アンテナ。
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