JPH0260020B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0260020B2
JPH0260020B2 JP61293444A JP29344486A JPH0260020B2 JP H0260020 B2 JPH0260020 B2 JP H0260020B2 JP 61293444 A JP61293444 A JP 61293444A JP 29344486 A JP29344486 A JP 29344486A JP H0260020 B2 JPH0260020 B2 JP H0260020B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bit
data
basic
register
processing device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP61293444A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS63147256A (ja
Inventor
Tetsuaki Isonishi
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
National Institute of Advanced Industrial Science and Technology AIST
Original Assignee
Agency of Industrial Science and Technology
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Agency of Industrial Science and Technology filed Critical Agency of Industrial Science and Technology
Priority to JP61293444A priority Critical patent/JPS63147256A/ja
Publication of JPS63147256A publication Critical patent/JPS63147256A/ja
Publication of JPH0260020B2 publication Critical patent/JPH0260020B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F15/00Digital computers in general; Data processing equipment in general
    • G06F15/76Architectures of general purpose stored program computers
    • G06F15/80Architectures of general purpose stored program computers comprising an array of processing units with common control, e.g. single instruction multiple data processors
    • G06F15/8007Architectures of general purpose stored program computers comprising an array of processing units with common control, e.g. single instruction multiple data processors single instruction multiple data [SIMD] multiprocessors

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Hardware Design (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Computing Systems (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Multi Processors (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、複数の同一の基本演算要素(以
下、PEと略記する)を2次元又は3次元格子状
に相互に接続し、これらのPEを外部からの同一
の制御信号により、同時に動作させ、並列にデー
タ処理を行う並列データ処理装置の特に基本演算
要素に関するものである。
〔従来の技術〕
従来、この種の並列データ処理装置は、例え
ば、第9図に示す様な複数個のPE1から成り、
データ転送経路2でPEが相互に接続されている
PEアレイ3に対して、制御ユニツト4から同一
の制御信号5が送られ、制御ユニツト4で制御さ
れる外部メモリ6から各PEへ送る異なるデータ
7、又は各PE内に蓄積した異なるデータに対し
て、空間的な並列処理を行うことができるように
なつている。
また、第10図に示す様に各PE内には、隣接
PE間でデータ転送を行う手段である隣接するPE
からのデータを選択するセレクタ8、演算手段で
ある演算器9、データ蓄積手段である内部メモリ
10の他に、制御ユニツト4から送られるメモリ
10への書き込み用制御信号5を、PE内に蓄積
したデータによつてマスクすることにより各PE
の実行の有無を指定する制御信号11に変換する
マスク機構12が存在する。
従来の並列データ処理装置のPE内部の構成図
の例として、RW.Gostick,“Software and
Hardware Technology for the ICL
Dishributed Array Processor”,The
Australian Computer Journal Vol・13,No.,
Feb・1981 で示された図を、第11図に示す。
図において、8は隣接PE間でデータ転送を行
うためのセレクタ、9は演算器、10はメモリ、
13は1ビツトレジスタで、このレジスタの内容
によつてメモリ10の書込み制御信号をマスク
し、各PEの実行の有無を指定する。14は演算
器9内の全加算器、15は1ビツトレジスタ、1
6は全加算器14のキヤリーを保持する1ビツト
レジスタである。
また、この種の並列データ処理装置は、数千か
ら数万ものPEにより構成されるため、1PE当り
のハードウエア規模をできるだけ小さくて、論
理・文字・整数・浮動小数点データ等の種々のデ
ータに対して、効率良く処理するという目的か
ら、PE内部の機構は1ビツトを単位として構成
されている。
次に動作例について、第11図を用いて説明す
る。制御ユニツトからの制御信号が各PE1に同
時に与えられると、実行の有無を指定するレジス
タA13が1のPEだけが、制御信号に従つた動
作を全PE同一に行う。演算器9内の加算器14
は、1ビツトレジスタA13、Q15、C16又
はメモリ10の内容を加算して、和をレジスタQ
15またはメモリ10へ、キヤリーをレジスタC
16に入れる。メモリ10のアドレスは、制御ユ
ニツトから1ビツトを単位として送られる。この
ような1ビツトを単位とした加算を繰返すことに
より、複数ビツトの加算を行う。
減算は、データの2の補数の加算により行う。
乗算・除算については、加減算を用いて行う。
例えば、複数ビツトの加算を行つて、その結果
がゼロかどうかを知りたい場合は、まず最初に1
ビツトの加算を繰返して複数ビツトの加算を行
い、次にその和を1ビツトずつ演算器に入力して
ゼロかどうかを判断する。また、除算において、
引放し法を用いた場合、部分剰余の符号によつ
て、部分剰余と除数の加算又は減算を行うが、従
来の並列データ処理装置では、加算と減算を、各
PE独立に同時に実行することができないために、
各PE内のマスク機構を用いて、加算と減算を2
回に分けて行う。
〔発明が解決しようとする問題点〕
従来のこの種の並列データ処理装置は、以上の
様に構成されているので、制御ユニツトからの制
御信号によつて、全PEの動作が1ビツト単位で
全く同一に行われ、マスク機構による実行の有無
の指定ができること以外は、各PEに蓄積された
データ、又は隣接するPEから送られるデータに
よつて、各PE独立に同時に、加算と減算のよう
に異なる演算を行わせることができないという問
題点があつた。また、加減乗除等の基本的な演算
を行う場合、演算結果がゼロであるかどうかをチ
エツクする場合が多いが、従来のこの種の並列デ
ータ処理装置では、各PE内部に演算と同時に演
算結果がゼロかどうかを検出しその検出結果を蓄
積する手段を持たなかつたために、演算が終了し
た後で、演算を実行するサイクルとは別に、演算
結果がゼロかどうかを判断する実行サイクルが必
要であるという問題点もあつた。
この発明は、上記の様な問題点を解消するため
になされたもので、隣接するPEから送られるデ
ータ、又は各PE内に蓄積したデータによつて各
PEの実行の有無を指定でき、かつ、それと同時
に、実行を行うPEにおいては、隣接するPEから
送られるデータ、又は各PEに蓄積したデータに
よつて、加器と減算の中から1つを選択して実行
でき、かつ、それと同時に演算結果がゼロかどう
かを検出して、1ビツト又は複数ビツトの演算終
了後、その検出結果を蓄積できるようにすること
につて、各PE内における算術論理積演算等の基
本演算を、高速に行う事ができる並列データ処理
装置を得ることを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
この発明に係る並列データ処理装置は、2次元
又は3次元格子状に複数個相互に接続した各PE
内に、隣接するPEから送られるデータ、又は演
算手段の出力データを蓄積する第1の1ビツトレ
ジスタと、演算と同時に演算結果がゼロかどうか
を検出する手段と、その検出結果を蓄積する第2
の1ビツトレジスタと、これら2つの1ビツトレ
ジスタに蓄積したデータのうちどちらか一方を選
択して、その選択したデータに基づいて、各PE
の実行の有無を指定する手段とを設け、さらに、
隣接するPEから送されるデータ、又は演算手段
の出力データを蓄積するもう一つの第3の1ビツ
トレジスタと、この1ビツトレジスタに蓄積した
データによつて、演算手段の加算機能と減算機能
のうち、どちらか一方を選択する手段を設けたも
のである。
〔作用〕
この発明における並列データ処理装置は、あら
かじめ設定した第1の1ビツトレジスタの内容に
よつて、各PE内の演算を行うかどうかを指定し
ている間に実行を行うPEにおいてはデータ蓄積
手段に演算結果が、そして、それと同時に、第2
の1ビツトレジスタに演算結果がゼロであるかど
うかの検出結果が格納される。そして、演算が終
了した段階で、第2の1ビツトレジスタの内容に
よつて、各PE共通の定数を各PE内のデータ蓄積
手段に書込むかどうかを指定することにより、演
算終了後、演算結果がゼロであつたかどうかの検
出結果が、各PE内のデータ蓄積手段に格納され
る。さらに、第3の1ビツトレジスタにあらかじ
め設定したデータにより、各PEは独立に、加算
と減算のどちらか一方を選択して演算することが
できる。
〔発明の実施例〕
以下、この発明の一実施例を図について説明す
る。第1図は、この発明の実施例のPE内部の構
成図であり、第1図において、5は制御ユニツト
から送られる各PE同一の制御信号群、8は制御
ユニツトから送られる各PE同一の制御信号S0に
よつて制御され、隣接するPEとのデータ転送を
行うためのセレクタ、9はメモリに蓄積されたデ
ータ、又は隣接するPEから送られる1ビツトデ
ータに対して全加算を行う全加算器、10は2つ
の1ビツトデータの読出しと、1つの1ビツトデ
ータの書込みを同時に行えるメモリ、16は全加
算器9のキヤリーを保持する1ビツトレジスタ、
17・18は全加算器の入力部へ接続されている
データ経路、19は全加算器が演算した結果を出
力するデータ経路で、10,20,21,22,
23に接続されている。20は隣接するPEと接
続されるデータ経路、21は第1の論理積回路2
4の一方の入力経路、22は演算結果がゼロかど
うかを検出する手段である論理否定回路25の入
力経路、23は演算手段の加算機能と演算機能の
中から1つを選択するための手段の入力経路であ
る。また、26はデータ経路27・28のうちど
ちらかを制御ユニツトからの制御信号S1によつ
て選択するセレクタ、29は値0・1・キヤリー
レジスタ16の内容のうち何れかを制御ユニツト
からの制御信号S3によつて選択するセレクタ、
30は第1の1ビツトレジスタ31を初期設定す
るための手段であり、第1の論理積回路24の出
力と、値1の何れかを制御ユニツトからの制御信
号S4によつて選択するセレクタ、32は第2の
1ビツトレジスタ33を初期設定するための手段
であり、第2の論理積回路34の出力と、値1の
どちらかを制御ユニツトからの制御信号S5によ
つて選択するセレクタ、35は第1の1ビツトレ
ジスタ31と、第2の1ビツトレジスタ33の内
容のうち何れかを制御ユニツトから送られる制御
ユニツトS7によつて選択するセレクタ、セレク
タ35の出力信号36は、メモリ10の書込み信
号を制御する論理積回路37の入力に接続されて
いる。これにより、制御ユニツトからのメモリ書
込み制御信号(Wnte Enable)38とセレクタ
35の出力信号36の両者によつて、メモリ10
への書込み制御が行われ、各PEの実行の有無が
指定できる。39は演算手段の加算機能と減算機
能の中から1つを選択するための1つである3入
力の排他的論理和回路であり、演算機能を選択す
るための第3の1ビツトレジスタ40の出力信号
41、制御ユニツトからの制御信号S2、及びデ
ータ経路42を通るデータが入力となる。43
は、第3の1ビツトレジスタ40を初期設定する
ための手段であり、全加算器9の出力信号と、値
0のどちらかを制御ユニツトからの制御信号S6
によつて選択するセレクタである。
第2図に、制御ユニツトからの制御信号S2、
第3の1ビツトレジスタである演算機能選択用レ
ジスタF3,40の出力信号S41、データ経路
42を通るデータ信号Dの3入力と排他的論理和
回路39の出力0の真理値表を示す。表より、第
3の1ビツトレジスタである演算機能選択用レジ
スタF3,40の内容Sによつて、データ経路4
2を通るデータ信号Dの1の補数をとるか、とら
ないかのどちらかを選択することができる。。2
の補数をとるか、とらないかのどちらかを選択し
たい場合には、この機能を用いて、あらかじめキ
ヤリーレジスタC16に、0か1を格納しておけ
ばよく、これらより、各PEで独立に加算と2の
補数の加算(減算)の中から、1つを選択して実
行することができる。
第1図において、第1・第2・第3の1ビツト
レジスタ31・33・40の書込み制御は、それ
ぞれ制御ユニツトからの制御信号S8・S9・S
10によつて行われる。
次に、第1図で示した実施例の構成に基づいて
動作を説明する。またここでは、簡単化のため
に、メモリに蓄積されているデータに対する演算
のみを考える。
まず、各PEの実行の有無の指定と、演算と同
時に演算結果がゼロであるかどうかを検出し、
PE内メモリに検出結果を蓄積する例として、PE
における実行の有無を指定する1ビツトのデータ
が、各PE内メモリのm番地に格納されており、
PE内メモリのi番地から上位4ビツトの内容と、
j番地から上位4ビツトの内容を加算して、その
和をk番地から上位4ビツトに格納し、加算と同
時に和がゼロかどうかを検出し、その検出結果を
PE内メモリのn番地に格納する場合について、
第3図〜第5図を用いて説明する。
第3図は、第1図で示したPE内メモリ10に
おける、上記加算を行うためのデータ形成例を示
したものである。図おいて、44は被加数で2の
補数表現の符号付4ビツト、45は加数で2の補
数表現の符号付4ビツト、46は和で2の補数表
現の符号付4ビツトである。47はPEにおける
実行の有無を指定する1ビツトデータで、0の場
合に実行を禁止する。48は和のゼロ検出の結果
(1ビツト)で、和が0であれば1になる。
第4図は、加算のフローチヤートで、49の矢
印はレジスタ・メモリへのデータの書込み、50
のカツコの中に示されたメモリ番地及びレジスタ
の内容、51のバーは、第1図における全加算器
の出力信号を、25の否定回路で反転すること、
52の∧F2は第1図における34の論理積回路
で、33のF2の出力信号と論理積をとること、
53の∧F1は第1図における24の論理積回路
で、31のF1の出力信号と論理積をとること、
54の+′0′は第1図におけるセレクタ29で値
0を選択すること、55の+cは第1図における
セレクタ29でキヤリーレジスタc16の内容を
選択すること、56の+は制御ユニツトからの制
御信号S2が0であることを示しており57の矩
形内に示したオペレーシヨンは、1サイクルで同
時に実行することができる。
サイクル58では、レジスタF1,31・F
2,33・F3,40を初期化する。サイクル5
9では、PEの実行の有無を指定する1ビツトデ
ータ(m番地の内容)を、レジスタF1,31に
セツトする。これ以降、第1図におけるセレクタ
35によつて、このセレクタの出力信号Fとして
レジスタF1,31の出力信号を選択すれば、メ
モリ10への書込み制御をすることができる。サ
イクル60では、レジスタF2,33に実行の有
無を指定する1ビツトデータ(m番地の内容)を
セツトする。m番地の内容が0であれば、レジス
タF2,33に第1図におけるセレクタ32で値
1をセツトしないかぎり、0のままである。サウ
クル61〜66はレジスタF1,31の内容が0
の場合は、メモリへの書込みが禁止されるため、
事実上、演算を実行していないのと同じになる。
サイクル62〜65は従来の並列データ処理装置
になかつた動作させるもので、各PE独立に加算
と和のゼロ検出を同時に行う。また、メモリのm
番地を0にして実行を禁止したPEのメモリのの
内容には変化がない。サイクル66は、m番地の
内容が1で、かつ和4ビツトのすべてのビツトが
0であれば、レジスタF2,33の内容が1にな
つているので、第1図におけるセレクタ35で、
出力信号FとしてレジスタF2,33の出力信号
を選択すれば、n番地に1が書込まれ、和が0で
あつたことがわかる。
第4図のフローを、縦横2×2個のPEから成
るPEアレイで実行した場合の、各サイクルにお
けるメモリ及びレジスタF1,31・F2,3
3・F3,40の結果を第5図a〜jに示す。
上記の例のように、従来の並列データ処理装置
で、lビツトの加算と和のゼロ検出を行つた場
合、加算と和のゼロ検出を同時に行うことができ
なかつたため、2lサイクルを必要としたのに対
し、この発明の並列データ処理装置では、lサイ
クルで行うことができる。
次に、各PE内部に蓄積されているデータによ
つて、演算手段の加算機能と減算機能の中から1
つを選択し、演算と同時に演算結果がゼロかどう
かを検出してPE内メモリに検出結果を蓄積する
例を、引放し法を用いた除算における剰余の補正
動作について説明する。
被除数をD、除数をS、補正前の最終剰余をRl
とすると引放し法においてはD・S・Rlの符号に
よつて、第6図のような補正が必要となる。第6
図からわかるように被除数Dの符号DSと最終剰
余Rlの符号RlSが同符号のとき、剰余の補正は行
わない。またDSとRlSが異符号で、かつDSと除数
Sの符号SSが同符号のときは、RlとSを加算し、
DsとRlsが異符号で、かつDsとSsが異符号のとき
は、RlからSを減算する必要がある。また、これ
らの演算の結果剰余Rが求まるので、その剰余が
ゼロかどうかを検出する。
第7図は、第1図で示したPE内メモリ10に
おける、上記剰余の補正を行うためのデータ形式
例を示したものである。図において、67は補正
前の剰余で2の補数表現の符号付4ビツト、68
は除数で2の補数表現の符号付4ビツト、69は
補正後の剰余で2の補数表現の符号付4ビツト、
70は被除数の符号ビツト(1は負、0が正を表
わす)、71はPEにおける実行の有無を指定する
1ビツトデータで、0の場合実行を禁止する。7
2は剰余のゼロ検出の結果(1ビツト)で、剰余
が0であれば1になる。
第8図は、引き放し法を用いた除算における剰
余の補正のフローチヤートで、73の+/−は、
制御ユニツトからの制御信号S2が0であり、レ
ジスタF3,40の出力信号Sが0のとき、第1
図で示したデータ経路42を通るデータはそのま
まで、Sが1のときに反転されることを示す。
サイクル74では、レジスタF1,31・F
2,33・F3,40を初期化する。サイクル7
5・76では、PEの実行の有無を指定する1ビ
ツトデータ(m番地の内容)を、レジスタF1,
31・F2,33にセツトする。
サイクル77・78では、被除数の符号DS
補正前の最終剰余RlSが同符号のPEは、以後のPE
の実行を止めるため、レジスタF1,31・F
2,33に0を書込む。サイクル79は、レジス
タF1,31の内容が1のPEだけ、n番地に0
を書込む。サイクル80は、被除数の符号DS
除数の符号が同符号のPEは、レジスタF3,4
0に0を書込み、異符号のPEは1を書込む。サ
イクル81では、レジスタF3,40の内容を、
キヤリーレジスタcに書込む。これは、第1図に
おいて、データ経路18に1を、データ経路42
に0を、セレクタ29の出力経路に値0を乗せ、
制御ユニツトからの制御信号S2を0とすること
により実行できる。つまり、レジスタF3,40
の内容が0のPEは、キヤリーレジスタcの内容
は0、レジスタF3,40の内容が1のPEは、
キヤリーレジスタcの内容が1になる。サイクル
82〜85では、レジスタF3,40の内容が0
のPEは、第1図におけるデータ経路42を通る
除数Sの各ビツトの値が、データ経路17に出力
され、レジスタF3,40の内容が1のPEは、
これが反転して出力され、データ経路18を通る
最終剰余Rlの各ビツトに加算される。また、それ
と同時に、レジスタF2,33にゼロ検出の結果
が書込まれる。サイクル86では、レジスタF
2,33の内容が1であるPEだけ、n番地に1
が書込まれ、結果が0であつたことがわかる。
以上のように第8図で示したフローを実行する
と、被除数の符号DSと最終剰余の符号RlSが同符
号のPEは、レジスタF1,31に0が書込まれ、
以後のメモリへの書込みが禁止され動作は行われ
ない。また、DSとRlSが異符号で、かつDSと除数
の符号SSが同符号のPEは、最終剰余Rlと除数S
は加算され、DSとRlSが異符号で、かつDSとSS
異符号のPEは、最終剰余Rlと除数Sの2の補数
が加算(つまり減算)される。さらに、この動作
と同時に、演算結果がゼロかでうかを検出するこ
とができる。しかし、DSとRlが同符号のPEは、
マスクされているため、補正前の最終剰余を求め
るときに、同様にしてゼロ検出をしておく必要が
ある。
上記の例のように、従来の並列データ処理装置
では、lビツトの剰余の補正と、補正後の剰余の
ゼロ検出を行つた場合、第6図に示したRl+Sの
演算、Rl−Sの演算、ゼロ検出を同時に行うこと
ができなかつたため、3lサイクルを必要としたの
に対し、この発明の並列データ処理装置では、l
サイクルで行うことができる。
〔発明の効果〕
以上のように、この発明によれば、各PE独立
に、隣接するPEから送られるデータ又は各PE内
に蓄積したデータによつて、各PEの実行の有無
を指定でき、かつ、それと同時に、実行を行う
PEにおいては、隣接するPEから送られるデータ
又は各PEに蓄積したデータによつて演算手段の
加算機能と、演算機能の中から1つを選択して実
行でき、かつ、それと同時に演結果がゼロかどう
かを検出して、1ビツト又は複数ビツトの演算終
了後、その検出結果を蓄積できるようにPEを構
成したので、算術論理演算等の基本演算を、簡単
な制御で高速に行える効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明の一実施例による並列デー
タ処理装置のPE内部の構成図、第2図は、第1
図の排他的論理和回路の真理値表、第3図は、第
1図を用いた加算動作におけるデータ形式を示す
図、第4図は、第1図を用いた加算動作を示すフ
ローチヤート、第5図は、第4図のフローチヤー
トを実行したときのメモリ・レジスタの内容の変
化を示す図、第6図は、引き放し法による除算に
おける剰余の補正方法を示した図、第7図は、第
1図を用いた剰余の補正動作におけるデータ形式
を示す図、第8図は、第1図を用いた剰余の補正
動作を示すフローチヤート、第9図は、従来の並
列データ処理装置の構成図、第10図・第11図
は、第9図はPE内部の構成図である。 図中、1は基本演算要素(PE)、2はPE間の
データ転送経路、3は基本演算要素群、5は外部
からの制御信号、8はデータ転送手段(セレク
タ)、9は演算手段(加算器)、10はデータ蓄積
手段(メモリ)、24は第1の論理積回路、25
はゼロ検出手段(論理否定回路)、31は第1の
1ビツトレジスタ、33は第2の1ビツトレジス
タ、34は第2の論理積回路、35・37はPE
の実行の有無の指定手段(セレクタ・論理積回
路)、39は演算機能選択手段(排他的論理和回
路)、40は第3の1ビツトレジスタである。な
お図中、同一符号は同一、又は相当部分を示す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 1ビツトを単位とする演算手段とデータ転送
    手段、及びデータ蓄積手段を持つ基本演算要素
    を、2次元又は3次元格子状に複数個接続し、外
    部からの同一制御信号により、該基本演算要素群
    を制御する並列データ処理装置において、該基本
    演算要素内に、隣接する基本演算要素、又はデー
    タ蓄積手段から送られるデータを蓄積する第1の
    1ビツトレジスタと、1ビツト又は複数ビツトの
    演算を行いながら、1ビツト又は複数ビツトの演
    算結果がゼロであるかどうかを検出する手段と、
    該検出結果を蓄積する第2の1ビツトレジスタ
    と、該第1・第2の1ビツトレジスタに蓄積した
    データのどちらか一方を外部からの同一制御信号
    によつて選択し、該選択データによつて基本演算
    要素の実行の有無を指定する手段と、隣接する基
    本演算要素、又はデータ蓄積手段から送られるる
    データを蓄積する第3の1ビツトレジスタと、該
    第3の1ビツトレジスタに蓄積したデータによつ
    て、加算と減算のどちらかを選択する手段とを設
    け、各基本演算要素ごとに独立に、隣接する基本
    演算要素、又はデータ蓄積手段から送られるデー
    タによつて、該基本演算要素の実行の有無が指定
    でき、かつ、それと同時に、実行するように指定
    された基本演算要素においては、隣接する基本演
    算要素、又はデータ蓄積手段から送られるデータ
    によつて加算と減算のどちらかを選択して実行で
    き、かつ、それと同時に、1ビツト又は複数ビツ
    トの演算結果がゼロであるかどうかを検出し、基
    本演算要素内に該検出結果を蓄積できることを特
    徴とする並列データ処理装置。 2 隣接する基本演算要素、又はデータ蓄積手段
    から送られるデータと、第1の1ビツトレジスタ
    の出力データとの論理積をとる第1の論理回路が
    あつて、該第1の論理回路の出力を該第1の1ビ
    ツトレジスタの入力とする回路を、基本演算要素
    内に備えた事を特徴とする特許請求の範囲第1項
    記載の並列データ処理装置。 3 隣接する基本演算要素、又はデータ蓄積手段
    から送られるデータの論理否定と、第2の1ビツ
    トレジスタの出力データとの論理積をとる第2の
    論理回路があつて、該第2の論理回路の出力を、
    該第2の1ビツトレジスタの入力とする回路を基
    本演算要素内に備えて、1ビツト又は複数ビツト
    の演算結果のゼロ検出を行う事を特徴とする特許
    請求の範囲第2項記載の並列データ処理装置。 4 演算手段である加算器があつて、該加算器の
    一方の入力の論理否定をとるかとらないかを、第
    3の1ビツトレジスタに蓄積したデータによつて
    選択する回路を基本演算要素内に備えて、1ビツ
    ト又は複数ビツトの加算と減算のどちらかを選択
    することができる事を特徴とする特許請求の範囲
    第3項記載の並列データ処理装置。 5 外部からの同一制御信号によつて、該第1・
    第2・第3の1ビツトレジスタの初期設定、及び
    書込み制御が行える事を特徴とする特許請求の範
    囲第4項記載の並列データ処理装置。
JP61293444A 1986-12-11 1986-12-11 並列デ−タ処理装置 Granted JPS63147256A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61293444A JPS63147256A (ja) 1986-12-11 1986-12-11 並列デ−タ処理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61293444A JPS63147256A (ja) 1986-12-11 1986-12-11 並列デ−タ処理装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63147256A JPS63147256A (ja) 1988-06-20
JPH0260020B2 true JPH0260020B2 (ja) 1990-12-14

Family

ID=17794843

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP61293444A Granted JPS63147256A (ja) 1986-12-11 1986-12-11 並列デ−タ処理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS63147256A (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4775952A (en) * 1986-05-29 1988-10-04 General Electric Company Parallel processing system apparatus
JPH0254383A (ja) * 1988-08-18 1990-02-23 Mitsubishi Electric Corp アレイプロセッサ

Also Published As

Publication number Publication date
JPS63147256A (ja) 1988-06-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6349318B1 (en) Arithmetic processor for finite field and module integer arithmetic operations
US4635292A (en) Image processor
JP3729881B2 (ja) 並列加算および平均演算を行うための回路およびその方法
JPH036546B2 (ja)
JPH05250146A (ja) 整数累乗処理を行なうための回路及び方法
JPH0250492B2 (ja)
US3001708A (en) Central control circuit for computers
JPS63123125A (ja) 浮動小数点数の加算装置
JPH0260020B2 (ja)
US3051387A (en) Asynchronous adder-subtractor system
JPH0346024A (ja) 浮動小数点演算器
JPH0650512B2 (ja) デ−タ処理装置
US3417236A (en) Parallel binary adder utilizing cyclic control signals
US3500027A (en) Computer having sum of products instruction capability
JP2793357B2 (ja) 並列演算装置
JP2605792B2 (ja) 演算処理装置
JPH03129523A (ja) データ処理方法及び装置
US3192367A (en) Fast multiply system
JP2705162B2 (ja) 演算処理装置
JP2675087B2 (ja) マイクロコンピュータ
JP2654062B2 (ja) 情報処理装置
JPH02304676A (ja) ディジタル信号処理装置
JPS63279321A (ja) マイクロプログラム制御装置
JPS6224816B2 (ja)
JP2912067B2 (ja) 調速処理装置及びデバッグ装置

Legal Events

Date Code Title Description
EXPY Cancellation because of completion of term