JPH025952B2 - - Google Patents
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- JPH025952B2 JPH025952B2 JP57018841A JP1884182A JPH025952B2 JP H025952 B2 JPH025952 B2 JP H025952B2 JP 57018841 A JP57018841 A JP 57018841A JP 1884182 A JP1884182 A JP 1884182A JP H025952 B2 JPH025952 B2 JP H025952B2
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- seal ring
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Classifications
-
- G—PHYSICS
- G11—INFORMATION STORAGE
- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B19/00—Driving, starting, stopping record carriers not specifically of filamentary or web form, or of supports therefor; Control thereof; Control of operating function ; Driving both disc and head
- G11B19/20—Driving; Starting; Stopping; Control thereof
- G11B19/2009—Turntables, hubs and motors for disk drives; Mounting of motors in the drive
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16J—PISTONS; CYLINDERS; SEALINGS
- F16J15/00—Sealings
- F16J15/16—Sealings between relatively-moving surfaces
- F16J15/40—Sealings between relatively-moving surfaces by means of fluid
- F16J15/43—Sealings between relatively-moving surfaces by means of fluid kept in sealing position by magnetic force
-
- G—PHYSICS
- G11—INFORMATION STORAGE
- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B19/00—Driving, starting, stopping record carriers not specifically of filamentary or web form, or of supports therefor; Control thereof; Control of operating function ; Driving both disc and head
- G11B19/20—Driving; Starting; Stopping; Control thereof
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Mechanical Sealing (AREA)
- Sealing Using Fluids, Sealing Without Contact, And Removal Of Oil (AREA)
- Sealing Of Bearings (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
この発明は磁性流体シール、特に従来のメカニ
カルシールと同様の用途に供し得る磁性流体シー
ルに関する。
カルシールと同様の用途に供し得る磁性流体シー
ルに関する。
従来のメカニカルシールとしては、例えば第1
図に示すようなものが知られている。図において
1はメカニカルシールであり、ポンプ等の回転機
器の回転軸2に挿通してハウジング3内に収納さ
れている。4は固定子であるグラフアイト製のイ
ンサート、5はこのインサートに押し付けて回転
摺動させるシールリング、6は前記回転軸2に止
めねじ7で固定されたカラー、8はこのカラー6
の挿通孔9に通した結合ビン10の先端にねじ止
めしたコンプリング、11はこのコンプリング8
を矢符号方向に付勢する弾性材であるスプリン
グ、12はコプリング8に植設したドライブピン
で前記シールリング5に係合しており、これによ
つてシールリング5は常にインサート4に押し付
けられつつ回転軸2と一体に回転できるようにし
てある。13はシヤフトパツキン、14はインサ
ートパツキンである。
図に示すようなものが知られている。図において
1はメカニカルシールであり、ポンプ等の回転機
器の回転軸2に挿通してハウジング3内に収納さ
れている。4は固定子であるグラフアイト製のイ
ンサート、5はこのインサートに押し付けて回転
摺動させるシールリング、6は前記回転軸2に止
めねじ7で固定されたカラー、8はこのカラー6
の挿通孔9に通した結合ビン10の先端にねじ止
めしたコンプリング、11はこのコンプリング8
を矢符号方向に付勢する弾性材であるスプリン
グ、12はコプリング8に植設したドライブピン
で前記シールリング5に係合しており、これによ
つてシールリング5は常にインサート4に押し付
けられつつ回転軸2と一体に回転できるようにし
てある。13はシヤフトパツキン、14はインサ
ートパツキンである。
上記のように構成された従来のメカニカルシー
ルでは、回転部の運動シールは自己潤滑性をもつ
グラフアイトのインサート4と鏡面仕上されたシ
ールリング5の接面15によつて行なうことによ
り、高速回転するポンプ内の高圧流体が外部にリ
ークしないようになつている。
ルでは、回転部の運動シールは自己潤滑性をもつ
グラフアイトのインサート4と鏡面仕上されたシ
ールリング5の接面15によつて行なうことによ
り、高速回転するポンプ内の高圧流体が外部にリ
ークしないようになつている。
しかしながら上記のようにシール面の高速回転
摺動による接触シール構造のため、シール面、特
に比較的軟質のグラフアイト部分の摩耗が大きく
寿命に限りがある。また高度の精密加工技術が必
要でありかつ全体の機構がきわめて複雑となつて
高価である。さらに流体中に固形分散物等を含む
場合は摺動シール面の損傷が甚だしくなり洩れを
生じ易いから用途が限定される、という問題点が
あつた。
摺動による接触シール構造のため、シール面、特
に比較的軟質のグラフアイト部分の摩耗が大きく
寿命に限りがある。また高度の精密加工技術が必
要でありかつ全体の機構がきわめて複雑となつて
高価である。さらに流体中に固形分散物等を含む
場合は摺動シール面の損傷が甚だしくなり洩れを
生じ易いから用途が限定される、という問題点が
あつた。
この発明はこのような従来の問題点に着目して
なされたもので、回転軸に挿通して軸封する回転
シールにおいて、平面に動圧発生用溝を有する動
圧シールリングと、この動圧シールリングに対面
した他のシールリングと、前記対面した両平面間
に保持される磁性流体と、前記シールリングのい
ずれか一方を、他方のシールリングに対して常時
弾性付勢するための弾性材とを備え、かつ前記両
シールリングの一方が磁石からなる磁性流体シー
ルを提供することにより、上記問題点を解決する
ことを目的としている。
なされたもので、回転軸に挿通して軸封する回転
シールにおいて、平面に動圧発生用溝を有する動
圧シールリングと、この動圧シールリングに対面
した他のシールリングと、前記対面した両平面間
に保持される磁性流体と、前記シールリングのい
ずれか一方を、他方のシールリングに対して常時
弾性付勢するための弾性材とを備え、かつ前記両
シールリングの一方が磁石からなる磁性流体シー
ルを提供することにより、上記問題点を解決する
ことを目的としている。
以下、この発明を図面に基づいて説明する。
なお、同一または均等の部分は同一符号を附し
説明を省略する。
説明を省略する。
第2図はこの発明の第一実施例を示す図であ
る。
る。
まず構成を説明すると、磁性流体シール20は
ベアリング21を介して図示しないポンプ等の回
転機のハウジング22に支承された回転軸2に挿
通して前記ハウジング22内に収納するようにし
てある。23はOリング24を介してハウジング
22内に固定したそれ自身は磁石である動圧シー
ルリング、25はこの動圧シールリングに対面し
た回転側のシールリング、26は対面した両平面
間に保持される磁性流体、27は回転軸2に止め
ねじ28で固定されたカラーである。このカラー
27の段部29にはシールリングドライブ用の切
欠き溝30が設けてあり、この切欠き溝にはシー
ルリング25が回転軸2沿いに自在に摺動可能に
係合してある。31はシールリング25を常時矢
符号方向に付勢するため圧縮状態で取り付けた弾
性材であるOリングで、この図では異径のものが
2個、シールリング25とカラー27の間に装着
してある。32はシヤフトパツキンである。
ベアリング21を介して図示しないポンプ等の回
転機のハウジング22に支承された回転軸2に挿
通して前記ハウジング22内に収納するようにし
てある。23はOリング24を介してハウジング
22内に固定したそれ自身は磁石である動圧シー
ルリング、25はこの動圧シールリングに対面し
た回転側のシールリング、26は対面した両平面
間に保持される磁性流体、27は回転軸2に止め
ねじ28で固定されたカラーである。このカラー
27の段部29にはシールリングドライブ用の切
欠き溝30が設けてあり、この切欠き溝にはシー
ルリング25が回転軸2沿いに自在に摺動可能に
係合してある。31はシールリング25を常時矢
符号方向に付勢するため圧縮状態で取り付けた弾
性材であるOリングで、この図では異径のものが
2個、シールリング25とカラー27の間に装着
してある。32はシヤフトパツキンである。
この場合、動圧シールリング23を構成する磁
石はプラスチツク磁石であつてもよく、例えばバ
リウムフエライト粉末を80wt%含有せしめたポ
リアミド樹脂コンパウンドを射出成形して量産す
ることができる。この成形時に、第2図ロに示す
ようなヘリングボーンのパターンで深さ20〜30μ
mの動圧発生用溝23aと、さらにシールリング
の内外周近辺にそれぞれ設けた磁性流体のリザー
バー溝23b,23cも同時成形される。
石はプラスチツク磁石であつてもよく、例えばバ
リウムフエライト粉末を80wt%含有せしめたポ
リアミド樹脂コンパウンドを射出成形して量産す
ることができる。この成形時に、第2図ロに示す
ようなヘリングボーンのパターンで深さ20〜30μ
mの動圧発生用溝23aと、さらにシールリング
の内外周近辺にそれぞれ設けた磁性流体のリザー
バー溝23b,23cも同時成形される。
シールリング25に用いる材料としては磁性
体、非磁性体のいづれであつてもよい。例えば軟
鋼板のような磁性体を用いると、動圧シールリン
グ23の磁石との間に良好な磁気回路が形成され
るから、介在する磁性流体26の保持力が強く、
したがつて高いシール性能を要求される場合に適
している。非磁性体を用いると軸回転始動時の始
動トルクが小さいから、低始動トルクを要求され
る場合に適し、また例えばシールすべき流体が腐
食性のものの場合などには非磁性のステンレスを
用いて耐食性を向上させることができる。
体、非磁性体のいづれであつてもよい。例えば軟
鋼板のような磁性体を用いると、動圧シールリン
グ23の磁石との間に良好な磁気回路が形成され
るから、介在する磁性流体26の保持力が強く、
したがつて高いシール性能を要求される場合に適
している。非磁性体を用いると軸回転始動時の始
動トルクが小さいから、低始動トルクを要求され
る場合に適し、また例えばシールすべき流体が腐
食性のものの場合などには非磁性のステンレスを
用いて耐食性を向上させることができる。
なお、上記の実施例における動圧シールリング
23とシールリング25の位置関係は相互に入れ
替えても差支えない。すなわち軸と一体回転する
側を動圧発生溝を有する動圧シールリングとし、
軸と隔離して固定する側を他方のシールリングと
しても機能上の差はない。また、動圧シールリン
グの方を非磁石、シールリングの方を磁石として
もよい。
23とシールリング25の位置関係は相互に入れ
替えても差支えない。すなわち軸と一体回転する
側を動圧発生溝を有する動圧シールリングとし、
軸と隔離して固定する側を他方のシールリングと
しても機能上の差はない。また、動圧シールリン
グの方を非磁石、シールリングの方を磁石として
もよい。
また、シールリング25を弾性的に付勢してい
るOリング31はこれに限らず、例えば断面形状
の異なるXリングやDリングとすることも考えら
れる。或いはこれらの弾性材に代えて圧縮ばねと
してもよいがその場合はシールリング25と回転
軸表面間に別にシール部材を装着する必要があ
る。
るOリング31はこれに限らず、例えば断面形状
の異なるXリングやDリングとすることも考えら
れる。或いはこれらの弾性材に代えて圧縮ばねと
してもよいがその場合はシールリング25と回転
軸表面間に別にシール部材を装着する必要があ
る。
次に作用を説明する。
回転軸2が静止中は、弾性材31の弾性により
両シールリング23,25のシール面同志は押し
付けられるから磁性流体の薄膜が介在するのみで
そのギヤツプは数μm以下となり、しかも動圧溝
23aのエツヂ部に磁束が集中して強く磁性流体
に拘束力が作用する効果と相まつて、シール耐圧
も経験的に5気圧程度まで可能である。なお静止
中の磁性流体は大部分がリザーバー溝23b,2
3c内に貯えられて外部へは流出しない。軸が回
転を始めると磁性流体は動圧溝23aのポンピン
グ作用によつてシール面の中央部に向つて集中す
る。このため起動とほとんど同時に、きわめて低
速(約10〜20r.p.m)ですでに磁性流体による十
分な潤滑膜が形成されて、シールリング同志は流
体潤滑による非接触回転となるからシールリング
面の摩耗は極めて小さい。通常運転中のシール耐
圧力は動圧溝23aの作用で発生するシール面中
央部の内圧に応じて5〜200気圧に達するから真
空シールから高圧シールに至る広範囲の圧力に対
し完全な回転シールが容易に行えることになる。
両シールリング23,25のシール面同志は押し
付けられるから磁性流体の薄膜が介在するのみで
そのギヤツプは数μm以下となり、しかも動圧溝
23aのエツヂ部に磁束が集中して強く磁性流体
に拘束力が作用する効果と相まつて、シール耐圧
も経験的に5気圧程度まで可能である。なお静止
中の磁性流体は大部分がリザーバー溝23b,2
3c内に貯えられて外部へは流出しない。軸が回
転を始めると磁性流体は動圧溝23aのポンピン
グ作用によつてシール面の中央部に向つて集中す
る。このため起動とほとんど同時に、きわめて低
速(約10〜20r.p.m)ですでに磁性流体による十
分な潤滑膜が形成されて、シールリング同志は流
体潤滑による非接触回転となるからシールリング
面の摩耗は極めて小さい。通常運転中のシール耐
圧力は動圧溝23aの作用で発生するシール面中
央部の内圧に応じて5〜200気圧に達するから真
空シールから高圧シールに至る広範囲の圧力に対
し完全な回転シールが容易に行えることになる。
第3図は上記の実施例における磁性流体シール
20を背中合わせに組み合わせて二重シールとし
た場合の第2の実施例を示すもので、シールの耐
圧力はその分高く向上することになる。この場
合、磁性流体26はシールとハウジング22とで
形成される空間33内に充満させて密封しかつ、
動圧発生溝23aは第3図ロのようなスパイラル
のパターンとすることにより磁性流体26を空間
33内に向つて押し込むポンプ作用をもたせるよ
うにすることもできる。
20を背中合わせに組み合わせて二重シールとし
た場合の第2の実施例を示すもので、シールの耐
圧力はその分高く向上することになる。この場
合、磁性流体26はシールとハウジング22とで
形成される空間33内に充満させて密封しかつ、
動圧発生溝23aは第3図ロのようなスパイラル
のパターンとすることにより磁性流体26を空間
33内に向つて押し込むポンプ作用をもたせるよ
うにすることもできる。
第4図は磁石からなる動圧シールリングに樹脂
コーテイングした場合の第3の実施例を示すもの
で、動圧シールリング(金属、プラスチツク、磁
石、非磁石の場合があり得る)23の上に耐摩耗
性に富むプラスチツク又は複合プラスチツク材を
インサート成形によつてコーテイングすると同時
に動圧発生溝23aを同時成形したものである。
例えば、バリウムフエライト粉末80wt%を含有
せしめたポリアミド樹脂製の異方性プラスチツク
磁石をインサート部材とし、そのシール面側に
80μm厚さのカーボン繊維20%入りのポリフエニ
レンサルフアイド樹脂(PPS樹脂)を射出成形す
ると同時に動圧発生溝も成形したところ、ほぼ同
一の線膨張係数を有する両材料が完全に一体化し
たものを得た。このコーテイングした動圧発生溝
部の厚さは数10μmときわめて薄くてよいから磁
性流体の保持力を損うことはなく、動圧シールリ
ングの耐摩耗性、耐食性を向上させることができ
る。
コーテイングした場合の第3の実施例を示すもの
で、動圧シールリング(金属、プラスチツク、磁
石、非磁石の場合があり得る)23の上に耐摩耗
性に富むプラスチツク又は複合プラスチツク材を
インサート成形によつてコーテイングすると同時
に動圧発生溝23aを同時成形したものである。
例えば、バリウムフエライト粉末80wt%を含有
せしめたポリアミド樹脂製の異方性プラスチツク
磁石をインサート部材とし、そのシール面側に
80μm厚さのカーボン繊維20%入りのポリフエニ
レンサルフアイド樹脂(PPS樹脂)を射出成形す
ると同時に動圧発生溝も成形したところ、ほぼ同
一の線膨張係数を有する両材料が完全に一体化し
たものを得た。このコーテイングした動圧発生溝
部の厚さは数10μmときわめて薄くてよいから磁
性流体の保持力を損うことはなく、動圧シールリ
ングの耐摩耗性、耐食性を向上させることができ
る。
第5図は第4の実施例を示すもので、第4図の
コーテイングに於て、動圧シールリングの動圧発
生溝部表面34、或いはその他の部分の表面をも
凹凸の粗面に形成してある。この凹凸がアンカー
として作用するからコーテイングがより強固に一
体化して剥離しない。
コーテイングに於て、動圧シールリングの動圧発
生溝部表面34、或いはその他の部分の表面をも
凹凸の粗面に形成してある。この凹凸がアンカー
として作用するからコーテイングがより強固に一
体化して剥離しない。
第6図は第5の実施例を示すもので、従来のメ
カニカルシール、例えば第1図に示したもの、の
インサート1とシールリング5の接面15による
接触回転シール構造を磁性流体を用いた非接触シ
ール構造に改良した場合である。すなわちインサ
ート4のシール面には動圧発生溝を設け、かつそ
の動圧発生溝はプラスチツク磁石である動圧シー
ルリング35上にインサート成形によつて形成し
た4ふつ化エチレン樹脂薄膜に形成してある。非
接触の磁性流体シールとしたので寿命が従来に比
べ長くなる。このシールは比較的大形のコンプレ
ツサーやポンプの回転軸シールとして好適であ
る。
カニカルシール、例えば第1図に示したもの、の
インサート1とシールリング5の接面15による
接触回転シール構造を磁性流体を用いた非接触シ
ール構造に改良した場合である。すなわちインサ
ート4のシール面には動圧発生溝を設け、かつそ
の動圧発生溝はプラスチツク磁石である動圧シー
ルリング35上にインサート成形によつて形成し
た4ふつ化エチレン樹脂薄膜に形成してある。非
接触の磁性流体シールとしたので寿命が従来に比
べ長くなる。このシールは比較的大形のコンプレ
ツサーやポンプの回転軸シールとして好適であ
る。
第7図はシールの耐圧を十分にするための工夫
で、第6の実施例を示すものである。
で、第6の実施例を示すものである。
この実施例では、回転軸停止時の耐圧性を高め
るために、動圧シールリング23のヘリングボー
ンパターンを設けた面に平滑面シール部2dを同
心の円環状に1つ以上(この図では外周、内周、
中央の3ヶ所)設けてある。又、着磁は厚み方向
でもよいが、この図では、平面上に多極の円環状
の着磁を行つている。このようにしておくと、停
止時は平面の押圧によるシールと、さらにその微
細なすきまをシールする磁性流体と二重の強力な
シーリング作用が得られるので、優れた耐圧性を
得ることができる。
るために、動圧シールリング23のヘリングボー
ンパターンを設けた面に平滑面シール部2dを同
心の円環状に1つ以上(この図では外周、内周、
中央の3ヶ所)設けてある。又、着磁は厚み方向
でもよいが、この図では、平面上に多極の円環状
の着磁を行つている。このようにしておくと、停
止時は平面の押圧によるシールと、さらにその微
細なすきまをシールする磁性流体と二重の強力な
シーリング作用が得られるので、優れた耐圧性を
得ることができる。
第8図は、同じくシールの耐圧を十分にするた
めの工夫で、第7の実施例を示すものである。こ
れは、動圧発生用溝23aとは別に、シールされ
る液体を、動圧発生用溝23a部に巻き込まない
ように、押し戻して排除するための流入防止用溝
23eを、動圧シールリング23のヘリングボー
ンパターンを設けた面の外周と内周の少くとも一
方に設けたものである。
めの工夫で、第7の実施例を示すものである。こ
れは、動圧発生用溝23aとは別に、シールされ
る液体を、動圧発生用溝23a部に巻き込まない
ように、押し戻して排除するための流入防止用溝
23eを、動圧シールリング23のヘリングボー
ンパターンを設けた面の外周と内周の少くとも一
方に設けたものである。
この場合、動圧発生用溝23aと流入防止用溝
23eとのみぞの向きを逆にしておく。
23eとのみぞの向きを逆にしておく。
又、流入防止用溝23eとリザーバ溝23b,
23cとの間は少し間隔を設け、平滑部26fを
設ける方が効果的である。
23cとの間は少し間隔を設け、平滑部26fを
設ける方が効果的である。
以上説明してきたように、この発明によれば動
圧発生溝を有する動圧シールリングと、これと対
面したシールリングとの間に磁性流体を磁力で拘
束保持し一方のシールリングを軸と一体回転させ
る非接触回転シール構造としたため、寿命が長く
かつ構造が簡単で量産に好適な低コストの回転軸
シールを提供できるという効果が得られる。
圧発生溝を有する動圧シールリングと、これと対
面したシールリングとの間に磁性流体を磁力で拘
束保持し一方のシールリングを軸と一体回転させ
る非接触回転シール構造としたため、寿命が長く
かつ構造が簡単で量産に好適な低コストの回転軸
シールを提供できるという効果が得られる。
第1図は従来のメカニカルシールの断面図、第
2図イはこの発明に係る一実施例の一部を省略し
て示す要部断面図、第2図ロはイ図のロ−ロ線矢
視図、第3図イはこの発明の第2実施例の要部断
面図、第3図ロは第2図ロ相当の部分図、第4図
はこの発明の第3実施例の要部断面図、第5図は
この発明の第4実施例の要部断面図、第6図はこ
の発明の第5実施例の断面図、第7図イはこの発
明の第6実施例の要部平面図、同じくロは同イ図
のロ−ロ線断面図、第8図イはこの発明の第7実
施例の要部平面図、同じくロは同イ図のロ−ロ線
断面図である。 2……回転軸、5,25……シールリング、1
1,31……弾性材、23……動圧シールリン
グ、23a……動圧発生用溝、26……磁性流
体、23d……平滑面シール部、23e……流入
防止用溝。
2図イはこの発明に係る一実施例の一部を省略し
て示す要部断面図、第2図ロはイ図のロ−ロ線矢
視図、第3図イはこの発明の第2実施例の要部断
面図、第3図ロは第2図ロ相当の部分図、第4図
はこの発明の第3実施例の要部断面図、第5図は
この発明の第4実施例の要部断面図、第6図はこ
の発明の第5実施例の断面図、第7図イはこの発
明の第6実施例の要部平面図、同じくロは同イ図
のロ−ロ線断面図、第8図イはこの発明の第7実
施例の要部平面図、同じくロは同イ図のロ−ロ線
断面図である。 2……回転軸、5,25……シールリング、1
1,31……弾性材、23……動圧シールリン
グ、23a……動圧発生用溝、26……磁性流
体、23d……平滑面シール部、23e……流入
防止用溝。
Claims (1)
- 1 回転軸に挿通して軸封する回転軸シールにお
いて、動圧発生用溝を有する動圧シールリング
と、この動圧シールリングに対面して同軸的に相
対回転する他のシールリングと、対面した両シー
ルリングの間に保持された磁性流体とを備え、か
つ前記両シールリングのうち、少なくとも一方が
磁石からなることを特徴とする磁性流体シール。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP57018841A JPS58137667A (ja) | 1982-02-10 | 1982-02-10 | 磁性流体シ−ル |
US06/463,572 US4486026A (en) | 1982-02-10 | 1983-02-03 | Sealing and bearing means by use of ferrofluid |
DE19833304623 DE3304623A1 (de) | 1982-02-10 | 1983-02-10 | Dichtungs- und lageranordnung unter verwendung von ferrofluid |
US06/625,046 US4598914A (en) | 1982-02-10 | 1984-06-27 | Sealing and bearing means by use of ferrofluid |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP57018841A JPS58137667A (ja) | 1982-02-10 | 1982-02-10 | 磁性流体シ−ル |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS58137667A JPS58137667A (ja) | 1983-08-16 |
JPH025952B2 true JPH025952B2 (ja) | 1990-02-06 |
Family
ID=11982780
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP57018841A Granted JPS58137667A (ja) | 1982-02-10 | 1982-02-10 | 磁性流体シ−ル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS58137667A (ja) |
Families Citing this family (14)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH06105105B2 (ja) * | 1989-03-03 | 1994-12-21 | 日本ピラー工業株式会社 | 端面非接触形メカニカルシール |
JPH0396469U (ja) * | 1990-01-23 | 1991-10-02 | ||
JP4719414B2 (ja) * | 2003-12-22 | 2011-07-06 | イーグル工業株式会社 | 摺動部品 |
JP4779482B2 (ja) * | 2005-07-19 | 2011-09-28 | 富士ゼロックス株式会社 | 排紙トレイ及び画像形成装置 |
JP2018138796A (ja) * | 2017-02-24 | 2018-09-06 | 株式会社クボタ | メカニカルシール |
US11608897B2 (en) | 2018-08-01 | 2023-03-21 | Eagle Industry Co., Ltd. | Slide component |
JP7305289B2 (ja) | 2018-08-24 | 2023-07-10 | イーグル工業株式会社 | 摺動部材 |
KR102589959B1 (ko) | 2018-11-30 | 2023-10-17 | 이구루코교 가부시기가이샤 | 슬라이딩 부품 |
KR102541901B1 (ko) | 2018-12-21 | 2023-06-13 | 이구루코교 가부시기가이샤 | 슬라이딩 부품 |
WO2020162025A1 (ja) | 2019-02-04 | 2020-08-13 | イーグル工業株式会社 | 摺動部品 |
JP7370681B2 (ja) | 2019-02-14 | 2023-10-30 | イーグル工業株式会社 | 摺動部品 |
JP7374573B2 (ja) * | 2019-02-21 | 2023-11-07 | イーグル工業株式会社 | 摺動部品 |
EP3961069A4 (en) | 2019-04-24 | 2022-12-14 | Eagle Industry Co., Ltd. | SLIDING ELEMENT |
EP4345342A3 (en) | 2019-07-26 | 2024-06-19 | Eagle Industry Co., Ltd. | Sliding component |
-
1982
- 1982-02-10 JP JP57018841A patent/JPS58137667A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS58137667A (ja) | 1983-08-16 |
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