JPH0259142A

JPH0259142A - 抜枠造型機の鋳枠装置

Info

Publication number: JPH0259142A
Application number: JP21178288A
Authority: JP
Inventors: Osamu Motomatsu; 元松　修
Original assignee: Sintokogio Ltd
Current assignee: Sintokogio Ltd
Priority date: 1988-08-26
Filing date: 1988-08-26
Publication date: 1990-02-28

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明は、鋳型造型位置において砂鋳型を造型した後、
この位置で砂鋳型を鋳枠から抜枠して次の工程へ送り出
す抜枠造型機に組み込まれる鋳枠装置に関する。

（従来の技術）従来鋳型造型機において、スクイズ力を作用させて砂鋳
型を造型する方法としては、パターンプレートを鋳枠内
へ挿入してスクイズする方法と、パターンプレートと反
対方向からスクイズプレートを鋳枠内へ挿入してスクイ
ズする方法の２種類がある。

しかし、前者のスクイズ方法は、パターンプレートな鋳
枠内へ挿入するため、パターンプレート外周を精密に加
工し、枠内寸法にマツチした専用特殊プレートを準備せ
ねばならず既存のパターンプレートの流用が難しいと共
にマツチプレートによる鋳型造型には構造上採用するこ
とができないという問題がある。また、後者の方法はス
クイズ力は枠内の砂をこ作用し、スクイズ方向に・直角
方向のベクトルを有する力に分散されるためパターンプ
レート面に有効に作用するスクイズはスクイズシリンダ
出力の数パーセントにしか至っておらす工ネルギー効率
のロスが多いという欠点があった。

（目　　的）本発明は上記の問題を解決する目的のもとに成されたも
ので既存のパターンプレートあるいはマツチプレートを
使用してパターン面スクイズと同等のスクイズができる
特殊構造の鋳枠装置を提供することである。

（構　　成）以下本発明の鋳枠装置を組込んだ抜枠造型機の構成を図
示例に基づいて詳しく説明すると、第１図において、（
１）は、図示されないフレームに取付けられた上向きの
下盛枠シリンダであって該下盛枠シリンダ（１，）のピ
ストンロッド先端１こは下盛枠（２）が固着されている
。該下盛枠（２）の上部には上鋳枠（３）が所定範囲内
で昇降可能にして載置されており、該上鋳枠（３）の上
部をこはマツチプレート（４）を介して上鋳枠（５）が
所定範囲内で昇降可能にして載置されている。

また、該上鋳枠（５）の上部には図示されないフレムに
取付けられた下向きの上盛枠シリンダ（６）のピストン
ロッドに固着された上盛枠（７）が圧着されている。

尚、図中（８）　（９）は上下スクイズボード、（１０
）は鋳物砂である。

ここで前記上鋳枠（３）について第２図を加えて詳細に
説明すると、上鋳枠（３）は下側枠（３１）と上側枠（
３２）と油圧配管（３３）とで構成され、該下側枠（３
１）は全体として側壁内面が上方に向けて先細り状に形
成され、該下側枠（３１）の側壁内面上端部は、上段に
向って広い開口となる段付面に形成されている。

また、上側枠（３２）は全体として前記マツチプレート
（４）の下側模型高さより若干高い高さとされ、かつ側
壁内面が上方に向けて先細り状に形成され、該上側枠（
３２）の側壁外面下端部は、下段に向って先細り状とし
て前記下側枠（３１）の段付面に対応する段付面に形成
されている。そして該上側枠（３２）は、その下端部を
前記下側枠（３１）の段付面を形成した開口部に上下摺
動可能に嵌合され、下側枠（３１）の内面上端部の段付
面と、上側枠（３２）の外側下端部の段付面とをこより
密閉空間（６）が画成されている。

該密閉空間■にはオイルの給排を可能にした油圧配管（
３３）が連通されている。

また、上側枠（３２）の７ランジ下面にはガイドビン（
３４）が植設されていて該ガイドビン（３４）は下側枠
（３２）の側壁に取付けられたブラケッ）　（３５）を
摺動自在に貫通し、その先端にストッパ一部材（３６）
を固着している。

次に上鋳枠（５）について第３図を加えて説明すると、
下側枠（５１）が全体として前記マツチプレート（４）
の上側模型の高さより若干高くされると共にガイドビン
（５４）の取付方向が逆になっている構成が前記上鋳枠
（３）の構成と異なるだけでその他の構成は同じであり
、図中（５２）は上側枠、（５３）は油圧配管、（５５
）はブラケット、（５６）はストッパ一部材、（Ｒ）は
密閉空間である。

（作　　用）このように構成された抜枠造型機の作動ｔこついて説明
すると、第１図において、再審閉空間■■にオイルを供
給して上鋳枠（３）の下側枠（３１）及び上鋳枠（５）
の上側枠（５２）をストッパ一部材（３６）（５６）が
ブラケット　（３５）　（５５）に当接するまで伸長移
動させオイルロックをすると共に」二下盛枠シリンダ（
６）（１）に押し出し作用を働らかせ、かつスクイズボ
ード（８）　（’））を上下盛枠（７）（２）の内部に
若干挿入させた状態にする。

この状態で図示されない鋳物砂吹込み装置が作動してマ
ツチプレー）（４）、上鋳枠（３）、下盛枠（２）、ス
クイズボード（８）で画成する空間及びマツチプレート
　（４）、上鋳枠（５）、上盛枠（７）、スクイズボー
ド（９）で画成する空間にそれぞれ鋳物砂（１０）　（
１０）を吹込み充填する。

次（こスクイズボード（８）　（９）が作動され鋳物砂
（１０）（１０）ラスクイズする。次にスクイズボード
（８）　（９）によりスクイズ作用を続けた状態で密閉
空間■（６）内オイルのロック状態が解除され、上鋳枠
（３）の下側枠（３１）及び上鋳枠（５）の上側枠（５
２）がマツチプレート（４）方向に移動可能な状態とな
り、上下盛枠シリンダ（６）　（１）、スクイズボード
（９）　（８）の押出し作用を受けて、鋳物砂（１０）
　（１０）が上鋳枠（３）の下側枠（３１）および上鋳
枠（５）の上側枠（５２）と共に一体的に移動されて、
マツチプレート（Ａ）の模型付近の鋳物砂を再スクイズ
する。（第１図は再スクイズの途中の状態を示す）このようにしてスクイズをした後は、型抜き、型合せ、
並びに法枠作動を周知の方法で行ない注湯ラインへ抜枠
された鋳型を送り出すのである。

（効　　果）本発明は上記の説明から明らかなように上下２つの枠を
上下摺動可能にして嵌合すると共に嵌合された２つの枠
が伸長状態にある時にその短縮作動をロックしたり解除
し得るオイル空間を画成するように構成したから、スク
イズプレートによるスクイズを行うと同時にオイル空間
のオイルの給排を行なうことによって従来のスクイズボ
ードによるスクイズ作用に加えて、模型近辺の鋳物砂を
模型方向に全体移動させて再スクイズをすることができ
るようになり、スクイズ効率のよい鋳型造型が可能をこ
なり、さらに本発明による鋳枠装置では既存のパターン
プレートあるいはマツチプレートがそのまま利用できる
利点がある等すぐれた効果を奏するものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の鋳枠装置を組み込んだ抜粋造型機の概
要を示す一部省略断面図、第２図は上鋳枠の一部省略拡
大断面図、第３図は上鋳枠の一部省略拡大断面図である
。（３１）（５１）　：下側枠　（３２）（５２）　：上
側枠（３３）（５３）　　：油圧配管　（Ｒ）　　：密
閉空間図面の浄書（内容に変更なし）壕１　口峯２圀昭和ｌ、３年ノ２月／／日

Claims

【特許請求の範囲】

側壁内面上端部を上段に向って広い開口となる段付面を
形成した下側枠と、側壁外面下端部を下段に向って先細
り状として前記下側枠の段付面に対応する段付面に形成
すると共にその下端部を前記下側枠の段付面を形成した
開口部に上下摺動可能に嵌合し、もって両段付面により
密閉空間（Ｒ）を画成する上側枠と、前記下側枠の上端
内側段付面と、前記上側枠の下端外側段付面とにより画
成された密閉空間（Ｒ）に連通されてオイルの給排を可
能にした油圧配管と、から成る抜枠造型機の鋳枠装置