JPH0258219B2 - - Google Patents
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- JPH0258219B2 JPH0258219B2 JP55044676A JP4467680A JPH0258219B2 JP H0258219 B2 JPH0258219 B2 JP H0258219B2 JP 55044676 A JP55044676 A JP 55044676A JP 4467680 A JP4467680 A JP 4467680A JP H0258219 B2 JPH0258219 B2 JP H0258219B2
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- gas
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- gas ejection
- orifice
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Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C03—GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
- C03B—MANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
- C03B37/00—Manufacture or treatment of flakes, fibres, or filaments from softened glass, minerals, or slags
- C03B37/01—Manufacture of glass fibres or filaments
- C03B37/06—Manufacture of glass fibres or filaments by blasting or blowing molten glass, e.g. for making staple fibres
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は繊維化装置に関する。更に詳しくは、
オリフイスから流出した例えば溶融ガラスの細線
に高温・高圧ガスを吹き付けてガラス繊維を製造
するに際し用いられる繊維化装置に関する。
オリフイスから流出した例えば溶融ガラスの細線
に高温・高圧ガスを吹き付けてガラス繊維を製造
するに際し用いられる繊維化装置に関する。
従来、溶融ガラス細線に高温・高圧ガスを吹き
付けてガラス繊維を製造する方法およびその製造
装置は知られている(例えば、特開昭52―25113
号公報および米国特許第4135903号明細書参照)。
付けてガラス繊維を製造する方法およびその製造
装置は知られている(例えば、特開昭52―25113
号公報および米国特許第4135903号明細書参照)。
このような装置は、例えば添付図面の第1図お
よび第2図に模式的に示されている。第1図はガ
ラス繊維化装置の部分底面図であり、第2図は第
1図におけるAA′線における部分断面図である。
第1図および第2図に示されたガラス繊維化装置
では、ガラス溶解槽(図示していない)で溶融さ
れ繊維化装置(白金ポツト)1に流入した溶融ガ
ラス2は、溶融ガラス流出オリフイス3から流出
し、高温・高圧ガス発生装置(図示していない)
から入口7を通つて供給され、リング状マニホー
ルドを経てガス噴出ノズル4から噴出した高温・
高圧ガスの作用を受けて円錐(コーン)5を形成
し、細繊化されてガラス繊維6となる。高温・高
圧ガスを用いるガラス繊維化方法では、溶融ガラ
スを繊維化するために大きい運動量を持つた高
温・高圧ガスが必要であるが、この方法に用いら
れている従来の装置では、第1図および第2図に
示したとおり、溶融ガラス細線に円錐を形成させ
しかもこれを延伸して繊維化するに必要なエネル
ギーを全て同じ種類のガス噴出ノズルから噴出し
たガスの運動量に頼つていたために、噴出ガスの
僅かな乱れが円錐の形状を不安定とし従つて繊維
化されない未繊維化物を生じることがあつた。
よび第2図に模式的に示されている。第1図はガ
ラス繊維化装置の部分底面図であり、第2図は第
1図におけるAA′線における部分断面図である。
第1図および第2図に示されたガラス繊維化装置
では、ガラス溶解槽(図示していない)で溶融さ
れ繊維化装置(白金ポツト)1に流入した溶融ガ
ラス2は、溶融ガラス流出オリフイス3から流出
し、高温・高圧ガス発生装置(図示していない)
から入口7を通つて供給され、リング状マニホー
ルドを経てガス噴出ノズル4から噴出した高温・
高圧ガスの作用を受けて円錐(コーン)5を形成
し、細繊化されてガラス繊維6となる。高温・高
圧ガスを用いるガラス繊維化方法では、溶融ガラ
スを繊維化するために大きい運動量を持つた高
温・高圧ガスが必要であるが、この方法に用いら
れている従来の装置では、第1図および第2図に
示したとおり、溶融ガラス細線に円錐を形成させ
しかもこれを延伸して繊維化するに必要なエネル
ギーを全て同じ種類のガス噴出ノズルから噴出し
たガスの運動量に頼つていたために、噴出ガスの
僅かな乱れが円錐の形状を不安定とし従つて繊維
化されない未繊維化物を生じることがあつた。
また、このような従来の装置では、大きい運動
量を持つた高温・高圧ガスを得るために、ガス噴
出ノズルの開口(総)面積を小さくしまた高圧で
ガスを噴出させる必要があり、従つて該開口面積
を大きくして噴出ガス圧を下げることは不可能で
ありまたそのようにした場合には事実ガスの運動
量が小さくなり噴出したガスはノズルの開口近傍
で広がりガラスが冷却されて繊維化が満足に行な
われなかつた。
量を持つた高温・高圧ガスを得るために、ガス噴
出ノズルの開口(総)面積を小さくしまた高圧で
ガスを噴出させる必要があり、従つて該開口面積
を大きくして噴出ガス圧を下げることは不可能で
ありまたそのようにした場合には事実ガスの運動
量が小さくなり噴出したガスはノズルの開口近傍
で広がりガラスが冷却されて繊維化が満足に行な
われなかつた。
本発明者は、溶融ガラス細線に高温・高圧ガス
を吹付けてガラス繊維を製造するに際し、上記の
如き欠点がなく、オリフイスの下方に安定した円
錐を形成せしめ、しかも噴出ガスのガス圧を低下
させることができ、従つて工業的に安定に、高品
質の繊維をエネルギー効率良く製造することがで
きる繊維化装置を開発すべく研究を行い、本発明
に到達したものである。
を吹付けてガラス繊維を製造するに際し、上記の
如き欠点がなく、オリフイスの下方に安定した円
錐を形成せしめ、しかも噴出ガスのガス圧を低下
させることができ、従つて工業的に安定に、高品
質の繊維をエネルギー効率良く製造することがで
きる繊維化装置を開発すべく研究を行い、本発明
に到達したものである。
すなわち、本発明は、オリフイスとガス噴出ノ
ズルとを1体として底部に備えた繊維化装置であ
つて、該ガス噴出ノズルは該オリフイスの周囲に
ほぼ対称に配置された複数個の第1の群と複数個
の第2の群から成つており、該第1の群の複数個
のガス噴出ノズルの中心軸は該オリフイスの下方
中心軸上にほぼ収斂する第1の収斂点を有してお
り、該第2の群の複数個のガス噴出ノズルの中心
軸は該第1の収斂点の更に下方であつて該オリフ
イスの中心軸上にほぼ収斂するか又は完全に収斂
する第2の収斂点を有しているか、あるいは該オ
リフイスの中心軸に平行であり、そして該第2の
群の各ガス噴出ノズルの開口面積は該第1の群の
各ガス噴出ノズルの開口面積よりも大きく且つ該
第2の群のガス噴出ノズルの全開口面積は該第1
の群のガス噴出ノズルの全開口面積の少くとも
0.5倍である、ことを特徴とする繊維化装置であ
る。
ズルとを1体として底部に備えた繊維化装置であ
つて、該ガス噴出ノズルは該オリフイスの周囲に
ほぼ対称に配置された複数個の第1の群と複数個
の第2の群から成つており、該第1の群の複数個
のガス噴出ノズルの中心軸は該オリフイスの下方
中心軸上にほぼ収斂する第1の収斂点を有してお
り、該第2の群の複数個のガス噴出ノズルの中心
軸は該第1の収斂点の更に下方であつて該オリフ
イスの中心軸上にほぼ収斂するか又は完全に収斂
する第2の収斂点を有しているか、あるいは該オ
リフイスの中心軸に平行であり、そして該第2の
群の各ガス噴出ノズルの開口面積は該第1の群の
各ガス噴出ノズルの開口面積よりも大きく且つ該
第2の群のガス噴出ノズルの全開口面積は該第1
の群のガス噴出ノズルの全開口面積の少くとも
0.5倍である、ことを特徴とする繊維化装置であ
る。
本発明の繊維化装置の特徴は上記のとおり、第
1にその底部にオリフイスとガス噴出ノズルとを
1体として備えていること、第2に該ガス噴出ノ
ズルは該オリフイスの周囲にほぼ対称に配置され
ていること、第3に該ガス噴出ノズルは複数個か
ら成る第1の群と第2の群から成ること、第4に
該第1の群の複数個のガス噴出ノズルは、それら
の中心軸が該オリフイスの中心軸上にほぼ収斂す
る第1の収斂点を有しており、且つ該第2の群の
複数個のガス噴出ノズルは、それらの中心軸が該
第1の収斂点の更に下方であつて該オリフイスの
中心軸上にほぼ同様に収斂する第2の収斂点を有
しているか又は該オリフイスの中心軸に平行であ
り、そして第5に、該第2の群の各ガス噴出ノズ
ルの開口面積は該第1の群の各ガス噴出ノズルの
開口面積よりも大きく且つ該第2の群のガス噴出
ノズルの全開口面積は該第1の群のガス噴出ノズ
ルの全開口面積の少くとも0.5倍である、ことで
ある。
1にその底部にオリフイスとガス噴出ノズルとを
1体として備えていること、第2に該ガス噴出ノ
ズルは該オリフイスの周囲にほぼ対称に配置され
ていること、第3に該ガス噴出ノズルは複数個か
ら成る第1の群と第2の群から成ること、第4に
該第1の群の複数個のガス噴出ノズルは、それら
の中心軸が該オリフイスの中心軸上にほぼ収斂す
る第1の収斂点を有しており、且つ該第2の群の
複数個のガス噴出ノズルは、それらの中心軸が該
第1の収斂点の更に下方であつて該オリフイスの
中心軸上にほぼ同様に収斂する第2の収斂点を有
しているか又は該オリフイスの中心軸に平行であ
り、そして第5に、該第2の群の各ガス噴出ノズ
ルの開口面積は該第1の群の各ガス噴出ノズルの
開口面積よりも大きく且つ該第2の群のガス噴出
ノズルの全開口面積は該第1の群のガス噴出ノズ
ルの全開口面積の少くとも0.5倍である、ことで
ある。
さらに、本発明の繊維化装置において、該第1
の群の複数個のガス噴出ノズルは、該オリフイス
を挾んで対抗する位置に1組のガス噴出ノズルが
存在するように且つ1つのガス噴出ノズルとそれ
に隣接する他のガス噴出ノズルとの間の距離は全
ての隣接するガス噴出ノズル間で同一ではないよ
うに、該オリフイスの周囲にほぼ対称に配置され
ており、しかも該第2の群の複数個のガス噴出ノ
ズルは該第1の群の複数個のガス噴出ノズルの外
側に配置されている。
の群の複数個のガス噴出ノズルは、該オリフイス
を挾んで対抗する位置に1組のガス噴出ノズルが
存在するように且つ1つのガス噴出ノズルとそれ
に隣接する他のガス噴出ノズルとの間の距離は全
ての隣接するガス噴出ノズル間で同一ではないよ
うに、該オリフイスの周囲にほぼ対称に配置され
ており、しかも該第2の群の複数個のガス噴出ノ
ズルは該第1の群の複数個のガス噴出ノズルの外
側に配置されている。
本発明のかかる特徴を有する繊維化装置を添付
図面の第3図〜第5図を用いて溶融ガラスを繊維
化する場合について以下に説明する。
図面の第3図〜第5図を用いて溶融ガラスを繊維
化する場合について以下に説明する。
第3図は本発明の繊維化装置の1実施態様の概
略部分底面図であり、第4図は第3図のAA′線に
沿つた概略部分断面図であり、第5図は第3図の
BB′線に沿つた概略部分断面図である。
略部分底面図であり、第4図は第3図のAA′線に
沿つた概略部分断面図であり、第5図は第3図の
BB′線に沿つた概略部分断面図である。
第3図において、Mは溶融ガラス流出オリフイ
ス13の開口であり、a2,b2,a′2,b′2は溶融ガ
ラス流出オリフイス13Mの周囲にほぼ対称に配
置されたガス噴出ノズルの第1の群であり、P,
Qは同様に溶融ガラス流出オリフイス13Mの周
囲にほぼ対称に配置されたガス噴出ノズルの第2
の群である。第4図には、ガス噴出ノズルの第1
の群を横切る断面が示されており、第5図にはガ
ス噴出ノズルの第2の群を横切る断面が示されて
いる。第3図には、第1の群のガス噴出ノズルが
4個示されており、第2の群のガス噴出ノズルは
2個示されている。本発明のガラス繊維化装置
は、第1の群および第2の群のガス噴出ノズルを
それぞれ複数個溶融ガラス流出オリフイスの周囲
にほぼ対称に有していることが必要であり、その
数は制限的ではない。例えば、第1の群のノズル
について云えば、第3図に示したように4個配置
することができ、また第1図にa1,b1,c1,a′1,
b′1,c′1で表わしたように本発明のガラス繊維化
装置も6個配置することもでき、更にa1,b′1,
c1あるいはa′1,b′1,c′1の如く3個配置すること
もできる。第2の群のノズルについても、同様で
ある。第3図において、第2の群のガス噴出ノズ
ルP,Qは、第1の群のガス噴出ノズルa2,b2,
a′2,b′2の外側に配置されている。しかしながら、
本発明のガラス繊維化装置において、第1の群と
第2の群のガス噴出ノズルのこのようなお互の配
置関係は第1の群のガス噴出ノズルの収斂点と第
2の群のガス噴出ノズルの収斂点との関係ほどに
はあまり重要ではない。すなわち、さらに重要な
ことは、第1の群のガス噴出ノズルの中心軸が、
溶融ガラス流出オリフイスの中心軸上にほぼ収斂
する第1の収斂点の下方に第2のガス噴出ノズル
の中心軸が収斂する第2の収斂点を有するように
するか又は溶融ガラス流出オリフイスの中心軸に
平行となるように、第1の群と第2の群のガス噴
出ノズルが設計されていることである。
ス13の開口であり、a2,b2,a′2,b′2は溶融ガ
ラス流出オリフイス13Mの周囲にほぼ対称に配
置されたガス噴出ノズルの第1の群であり、P,
Qは同様に溶融ガラス流出オリフイス13Mの周
囲にほぼ対称に配置されたガス噴出ノズルの第2
の群である。第4図には、ガス噴出ノズルの第1
の群を横切る断面が示されており、第5図にはガ
ス噴出ノズルの第2の群を横切る断面が示されて
いる。第3図には、第1の群のガス噴出ノズルが
4個示されており、第2の群のガス噴出ノズルは
2個示されている。本発明のガラス繊維化装置
は、第1の群および第2の群のガス噴出ノズルを
それぞれ複数個溶融ガラス流出オリフイスの周囲
にほぼ対称に有していることが必要であり、その
数は制限的ではない。例えば、第1の群のノズル
について云えば、第3図に示したように4個配置
することができ、また第1図にa1,b1,c1,a′1,
b′1,c′1で表わしたように本発明のガラス繊維化
装置も6個配置することもでき、更にa1,b′1,
c1あるいはa′1,b′1,c′1の如く3個配置すること
もできる。第2の群のノズルについても、同様で
ある。第3図において、第2の群のガス噴出ノズ
ルP,Qは、第1の群のガス噴出ノズルa2,b2,
a′2,b′2の外側に配置されている。しかしながら、
本発明のガラス繊維化装置において、第1の群と
第2の群のガス噴出ノズルのこのようなお互の配
置関係は第1の群のガス噴出ノズルの収斂点と第
2の群のガス噴出ノズルの収斂点との関係ほどに
はあまり重要ではない。すなわち、さらに重要な
ことは、第1の群のガス噴出ノズルの中心軸が、
溶融ガラス流出オリフイスの中心軸上にほぼ収斂
する第1の収斂点の下方に第2のガス噴出ノズル
の中心軸が収斂する第2の収斂点を有するように
するか又は溶融ガラス流出オリフイスの中心軸に
平行となるように、第1の群と第2の群のガス噴
出ノズルが設計されていることである。
第1の群のガス噴出ノズルが溶融ガラス流出オ
リフイスの中心軸上にほぼ収斂する第1の収斂点
は、それぞれのガス噴出ノズルの中心軸が、溶融
ガラス流出オリフイスの中心軸に対し、それぞれ
のガス噴出ノズルから見て同じ側すなわち右側又
は左側に僅かにずれているように設計される。こ
のような設計によつて、第1のガス噴出ノズルか
ら噴出したガスジエツトは、溶融ガラス流出オリ
フイスから流出した溶融ガラスの細線を、該第1
の収斂点において回転させるとともに引き伸し
て、円錐(コーン)を形成しつつガラス繊維に変
換する。
リフイスの中心軸上にほぼ収斂する第1の収斂点
は、それぞれのガス噴出ノズルの中心軸が、溶融
ガラス流出オリフイスの中心軸に対し、それぞれ
のガス噴出ノズルから見て同じ側すなわち右側又
は左側に僅かにずれているように設計される。こ
のような設計によつて、第1のガス噴出ノズルか
ら噴出したガスジエツトは、溶融ガラス流出オリ
フイスから流出した溶融ガラスの細線を、該第1
の収斂点において回転させるとともに引き伸し
て、円錐(コーン)を形成しつつガラス繊維に変
換する。
第2のガス噴出ノズルは溶融ガラス流出オリフ
イスの中心軸上にほぼ収斂するか又は完全に収斂
する第2の収斂点を有しているか又は該中心軸に
平行な中心軸を有している。この第2の収斂点は
上記第1の収斂点の下方に位置している。従つ
て、第1のガス噴出ノズルから噴出したガスジエ
ツトによつて形成されたガラス繊維は、第2のガ
ス噴出ノズルから噴出したガスジエツトに捕えら
れて更に引き伸ばされることになる。
イスの中心軸上にほぼ収斂するか又は完全に収斂
する第2の収斂点を有しているか又は該中心軸に
平行な中心軸を有している。この第2の収斂点は
上記第1の収斂点の下方に位置している。従つ
て、第1のガス噴出ノズルから噴出したガスジエ
ツトによつて形成されたガラス繊維は、第2のガ
ス噴出ノズルから噴出したガスジエツトに捕えら
れて更に引き伸ばされることになる。
本発明のガラス繊維化装置の好ましい実施態様
を示せば以下のとおりである。
を示せば以下のとおりである。
(1) 各オリフイス又はノズルの直径と長さ、
溶融ガラス流出オリフイスの直径(第4図の
Ld)0.5〜2.5mmφ、好ましくは0.7〜1.5mmφ、 第1の群のガス噴出ノズルの直径(第4図の
Gd)0.2〜1.5mmφ、好ましくは0.5〜0.8mmφ、
および同長さ(第4図のGl)1〜7.5mm、好ま
しくは1.5〜4.0mm、 第2の群のガス噴出ノズルの直径(第5図の
Gd′)0.5〜3mmφ、好ましくは0.8〜2mmφ、
および同長さ(第5図のGl′)1〜7.5mm、好ま
しくは1.5〜4.0mm、 (2) 断面における第1のガス噴出ノズルの位置関
係: 開口面における中心軸間の距離(第4図の
Gb)1〜5mm、好ましくは2〜4mm、 溶融ガラス流出オリフイスの中心軸に垂直な
仮想平面と第1のガス噴出ノズルの中心軸とな
す角(第4図のa)20゜〜70゜、好ましくは35゜〜
55゜、 開口面と第1の収斂点との間の垂直距離(第
4図のGf)0.5〜3mm、好ましくは1〜2mm、 (3) 断面における第2のガス噴出ノズルの位置関
係: 開口面における中心軸間の距離(第5図の
Gb1′)2〜15mm(但し、Gbより大)、好ましく
は4〜10mm(但し、好ましくはGbより大)、 第1の収斂点における溶融ガラス流出オリフ
イスの中心軸に垂直な仮想面と第2のガス噴出
ノズルの中心軸との交点から溶融ガラス流出ノ
ズルの中心軸までの距離(第5図のGb2′)
Gb/2〜10mm(但し、Gb=1〜5mm)、好ま
しくはGb/2〜5mm(但し、Gb=2〜4mm)、 溶融ガラス流出オリフイスの中心軸に垂直な
仮想平面と第2のガス噴出ノズルの中心軸のな
す角(第5図のβ)α〜90゜(但し、a=20゜〜
70゜)、好ましくは50゜〜90゜、 (4) 平面におけるガス噴出ノズルの位置関係: 溶融ガラス流出オリフイスに対向して位置す
る2つの第1のガス噴出ノズルの関係、すなわ
ち第1の収斂点をとおり溶融ガラス流出オリフ
イス中心軸に垂直な仮想平面内における2つの
ガス噴出ノズル中心軸間の距離(第3図のG3)
が0.5〜2mm、好ましくは0.7〜1.5mm、 溶融ガラス流出オリフイスに対向して位置す
る2つの第2のガス噴出ノズルの関係、すなわ
ち第2の収斂点をとおり溶融ガラス流出オリフ
イス中心軸に垂直な仮想平面内における2つの
ガス噴出ノズル中心軸間の距離(収斂点がある
場合)又は、2つのガス噴出ノズル中心軸間の
距離(該中心軸が溶融ガラス流出オリフイスの
中心軸と平行な場合)(第3図のGs′)が0〜5
mm、好ましくは0mm、 第2のガス噴出ノズルの全開口面積の第1の
ガス噴出ノズルの全開口面積に対する比0.5以
上、好ましくは1.0以上、 第3図〜第5図に示された本発明のガラス繊維
化装置では、ガラス溶融槽(図示していない)で
溶融され繊維化装置(白金ポツト)11に流入し
た溶融ガラス12は、溶融ガラス流出オリフイス
13から流出し、高温・高圧ガス発生装置(図示
していない)から入口17を通つて供給され、リ
ング状マニホールド18を経て第1のガス噴出ノ
ズル14から噴出した高温・高圧ガスの作用を先
ず受けて円錐(コーン)15を形成しつつ繊維化
され、次に同マニオールド18を経て第2のガス
噴出ノズル19から噴出した高温・高圧ガスの作
用を受けて引き伸ばされて細繊化されガラス繊維
を与える。
Ld)0.5〜2.5mmφ、好ましくは0.7〜1.5mmφ、 第1の群のガス噴出ノズルの直径(第4図の
Gd)0.2〜1.5mmφ、好ましくは0.5〜0.8mmφ、
および同長さ(第4図のGl)1〜7.5mm、好ま
しくは1.5〜4.0mm、 第2の群のガス噴出ノズルの直径(第5図の
Gd′)0.5〜3mmφ、好ましくは0.8〜2mmφ、
および同長さ(第5図のGl′)1〜7.5mm、好ま
しくは1.5〜4.0mm、 (2) 断面における第1のガス噴出ノズルの位置関
係: 開口面における中心軸間の距離(第4図の
Gb)1〜5mm、好ましくは2〜4mm、 溶融ガラス流出オリフイスの中心軸に垂直な
仮想平面と第1のガス噴出ノズルの中心軸とな
す角(第4図のa)20゜〜70゜、好ましくは35゜〜
55゜、 開口面と第1の収斂点との間の垂直距離(第
4図のGf)0.5〜3mm、好ましくは1〜2mm、 (3) 断面における第2のガス噴出ノズルの位置関
係: 開口面における中心軸間の距離(第5図の
Gb1′)2〜15mm(但し、Gbより大)、好ましく
は4〜10mm(但し、好ましくはGbより大)、 第1の収斂点における溶融ガラス流出オリフ
イスの中心軸に垂直な仮想面と第2のガス噴出
ノズルの中心軸との交点から溶融ガラス流出ノ
ズルの中心軸までの距離(第5図のGb2′)
Gb/2〜10mm(但し、Gb=1〜5mm)、好ま
しくはGb/2〜5mm(但し、Gb=2〜4mm)、 溶融ガラス流出オリフイスの中心軸に垂直な
仮想平面と第2のガス噴出ノズルの中心軸のな
す角(第5図のβ)α〜90゜(但し、a=20゜〜
70゜)、好ましくは50゜〜90゜、 (4) 平面におけるガス噴出ノズルの位置関係: 溶融ガラス流出オリフイスに対向して位置す
る2つの第1のガス噴出ノズルの関係、すなわ
ち第1の収斂点をとおり溶融ガラス流出オリフ
イス中心軸に垂直な仮想平面内における2つの
ガス噴出ノズル中心軸間の距離(第3図のG3)
が0.5〜2mm、好ましくは0.7〜1.5mm、 溶融ガラス流出オリフイスに対向して位置す
る2つの第2のガス噴出ノズルの関係、すなわ
ち第2の収斂点をとおり溶融ガラス流出オリフ
イス中心軸に垂直な仮想平面内における2つの
ガス噴出ノズル中心軸間の距離(収斂点がある
場合)又は、2つのガス噴出ノズル中心軸間の
距離(該中心軸が溶融ガラス流出オリフイスの
中心軸と平行な場合)(第3図のGs′)が0〜5
mm、好ましくは0mm、 第2のガス噴出ノズルの全開口面積の第1の
ガス噴出ノズルの全開口面積に対する比0.5以
上、好ましくは1.0以上、 第3図〜第5図に示された本発明のガラス繊維
化装置では、ガラス溶融槽(図示していない)で
溶融され繊維化装置(白金ポツト)11に流入し
た溶融ガラス12は、溶融ガラス流出オリフイス
13から流出し、高温・高圧ガス発生装置(図示
していない)から入口17を通つて供給され、リ
ング状マニホールド18を経て第1のガス噴出ノ
ズル14から噴出した高温・高圧ガスの作用を先
ず受けて円錐(コーン)15を形成しつつ繊維化
され、次に同マニオールド18を経て第2のガス
噴出ノズル19から噴出した高温・高圧ガスの作
用を受けて引き伸ばされて細繊化されガラス繊維
を与える。
本発明の繊維化装置を用いて例えば溶融ガラス
の繊維化を実施する場合には、第1の種類のガス
噴出ノズルのみを有するガラス繊維化装置を用い
た場合に比較して、約半分程度の低いガス圧によ
つて繊維化することが可能となつたので、白金ポ
ツトの寿命が延びしかも円錐の乱れが起り難く円
錐が安定に維持されるため未繊維化物の生成が殆
んど起らなくなる。すなわち、高いガス圧のガス
ジエツトを用いた場合には、ガス噴出ノズル出口
でガスジエツトが膨張しぶつかり合うためにジエ
ツトの流れが乱れてガラスを引きちぎつてしまつ
たり、あるいは白金の酸化蒸発速度が大きいため
白金ポツトの寿命が短かくなつたりするが、本発
明に装置によれば、第1の種類と第2の種類のガ
ス噴出ノズルによつてガスジエツトを低圧とする
ことができ、上記のような利点が生ずる。
の繊維化を実施する場合には、第1の種類のガス
噴出ノズルのみを有するガラス繊維化装置を用い
た場合に比較して、約半分程度の低いガス圧によ
つて繊維化することが可能となつたので、白金ポ
ツトの寿命が延びしかも円錐の乱れが起り難く円
錐が安定に維持されるため未繊維化物の生成が殆
んど起らなくなる。すなわち、高いガス圧のガス
ジエツトを用いた場合には、ガス噴出ノズル出口
でガスジエツトが膨張しぶつかり合うためにジエ
ツトの流れが乱れてガラスを引きちぎつてしまつ
たり、あるいは白金の酸化蒸発速度が大きいため
白金ポツトの寿命が短かくなつたりするが、本発
明に装置によれば、第1の種類と第2の種類のガ
ス噴出ノズルによつてガスジエツトを低圧とする
ことができ、上記のような利点が生ずる。
ガスジエツトにより溶融ガラスを繊維化する場
合に必要なガス運動量は、式(P―P0)XS(但
し、Pはノズル内におけるガス圧、P0は外気圧、
Sはノズル開口面積)で与えられるが、本発明の
装置では第2の種類のガス噴出ノズルによつてS
を大きくすることが可能となり、それに見合うだ
け使用ガス量を同じにして圧力Pのみを低下させ
ることが可能となつた。
合に必要なガス運動量は、式(P―P0)XS(但
し、Pはノズル内におけるガス圧、P0は外気圧、
Sはノズル開口面積)で与えられるが、本発明の
装置では第2の種類のガス噴出ノズルによつてS
を大きくすることが可能となり、それに見合うだ
け使用ガス量を同じにして圧力Pのみを低下させ
ることが可能となつた。
ガスジエツトの圧力を低下させ得たことによ
り、ガスジエツト調製のためのエネルギーを軽減
することができ、また白金ポツトを冷却する作用
も減少したため白金ポツト加熱用のエネルギーも
軽減することができる。
り、ガスジエツト調製のためのエネルギーを軽減
することができ、また白金ポツトを冷却する作用
も減少したため白金ポツト加熱用のエネルギーも
軽減することができる。
第1図は従来のガラス繊維化装置の部分底面図
であり、第2図は第1図におけるAA′線に沿つた
部分断面図である。第3図は本発明の繊維化装置
の1実施態様の概略部分底面図であり、第4図は
第3図のAA′線に沿つた概略部分断面図であり、
また第5図は第3図のBB′線に沿つた概略部分断
面図である。
であり、第2図は第1図におけるAA′線に沿つた
部分断面図である。第3図は本発明の繊維化装置
の1実施態様の概略部分底面図であり、第4図は
第3図のAA′線に沿つた概略部分断面図であり、
また第5図は第3図のBB′線に沿つた概略部分断
面図である。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 (1) オリフイスとガス噴射ノズルとを1体と
して底部に備えた繊維化装置であつて、 (2) 該ガス噴出ノズルは該オリフイスの周囲に
配置された複数個の第1の群と複数個の第2の
群から成つており、そして該第1の群の複数個
のガス噴出ノズルは、該オリフイスを挾んで対
抗する位置に1組のガス噴出ノズルが存在する
ように且つ1つのガス噴出ノズルとそれに隣接
する他のガス噴出ノズルとの間の距離は全ての
隣接するガス噴出ノズル間で同一ではないよう
に、該オリフイスの周囲にほぼ対称に配置され
ており、しかも該第2の群の複数個のガス噴出
ノズルは、該第1の群の複数個のガス噴出ノズ
ルの外側に配置されており、 (3) 該第1の群の複数個のガス噴出ノズルの中
心軸は該オリフイスの下方中心軸上にほぼ収斂
する第1の収斂点を有しており、 (4) 該第2の群の複数個のガス噴出ノズルの中
心軸は該第1の収斂点の更に下方であつて該オ
リフイスの中心軸上にほぼ収斂するか又は完全
に収斂する第2の収斂点を有しているか、ある
いは該オリフイスの中心軸に平行であり、そし
て (5) 該第2の群の各ガス噴出ノズルの開口面積
は該第1の群の各ガス噴出ノズルの開口面積よ
りも大きく且つ該第2の群のガス噴出ノズルの
全開口面積は該第1の群のガス噴出ノズルの全
開口面積の少くとも0.5倍である、 ことを特徴とする繊維化装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4467680A JPS56145129A (en) | 1980-04-07 | 1980-04-07 | Glass fiber making apparatus |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4467680A JPS56145129A (en) | 1980-04-07 | 1980-04-07 | Glass fiber making apparatus |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS56145129A JPS56145129A (en) | 1981-11-11 |
JPH0258219B2 true JPH0258219B2 (ja) | 1990-12-07 |
Family
ID=12698039
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4467680A Granted JPS56145129A (en) | 1980-04-07 | 1980-04-07 | Glass fiber making apparatus |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS56145129A (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH062602B2 (ja) * | 1986-03-28 | 1994-01-12 | 日本板硝子株式会社 | 繊維の製造方法及び装置 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5225113A (en) * | 1975-08-20 | 1977-02-24 | Nippon Sheet Glass Co Ltd | Process for producing fibers of thermosoftening materials |
JPS5719065A (en) * | 1980-07-08 | 1982-02-01 | Honny Chem Ind Co Ltd | Coating method for aluminum product |
-
1980
- 1980-04-07 JP JP4467680A patent/JPS56145129A/ja active Granted
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5225113A (en) * | 1975-08-20 | 1977-02-24 | Nippon Sheet Glass Co Ltd | Process for producing fibers of thermosoftening materials |
JPS5719065A (en) * | 1980-07-08 | 1982-02-01 | Honny Chem Ind Co Ltd | Coating method for aluminum product |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS56145129A (en) | 1981-11-11 |
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