JPH0257945A - インク粘度検出装置 - Google Patents

インク粘度検出装置

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JPH0257945A
JPH0257945A JP9888789A JP9888789A JPH0257945A JP H0257945 A JPH0257945 A JP H0257945A JP 9888789 A JP9888789 A JP 9888789A JP 9888789 A JP9888789 A JP 9888789A JP H0257945 A JPH0257945 A JP H0257945A
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JP
Japan
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ink
pressure
viscosity
capillary tube
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JP9888789A
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English (en)
Inventor
Kiyoyuki Endo
遠藤 清之
Makoto Misawa
誠 三澤
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明はインクジェットプリンタ等に用いられるイン
ク粘度検出装置に関する。
[従来の技術] 従来、上記インクジェットプリンタとしては、次に示す
ようなものがある。これは、第 図に示すように、ドロ
ップジェネレータ50内に導入孔51からポンプ(図示
せず)によって加圧されたインクを導入し、ドロツブシ
1ネレータ50の長手方向に沿って多数設けられたノズ
ル52.52・・・からインク滴りを噴射し、電歪振動
子56を一定の周波数で振動させて連続的にインク滴り
を生成する。このインク滴りを帯電電極53によって画
像信号に応じて帯電した後、偏向電極54が作る電界に
よって偏向して記録用紙(図示せず)上へと飛翔させ、
記録用紙上に所定の画像を記録するものである。そして
、画像の記録に寄与しないインク滴りは、ガター55に
よって回収し、再度画像の記録に使用される。
このようなインクジェットプリンタにおいては、インク
を繰返し飛翔させる間に、インクの溶媒が蒸発し、イン
クの粘度が増加する。このように、インクの粘度が変化
すると、インクがドロップジェネレータ50のノズル5
2.52・・・から噴射される際に、インクが滴に分離
されるまでの長さやインク滴りの直径等が変化し、画像
の印字品質が劣化してしまう。
そのため、上記インクジェットプリンタにおいては、イ
ンクの粘度をインク粘度検出装置によって検出し、イン
クの粘度を絶えず一定に保持するようにしている。
この種のインク粘度検出装置としては、次に示すような
ものがある。すなわち、インクを供給するインクタンク
内にインクとの比重差によって浮沈する浮子を設け、こ
の浮子の浮沈を光学的に検出することによって、インク
の比重差に基づく粘度の変化を検出するようにしたもの
である。
しかし、この場合には、浮子に気泡が付着しやすく、浮
子に気泡が付着すると、インクの粘度を正確に検出でき
ないという問題点を有している。
また、インクの粘度変化に伴う浮子の上下動が遅く、粘
度変化に正確に対応した粘度の制御が行なえないという
問題点もあった。
そこで、上記の問題点を解決するものとして、特開昭5
8−201661号公報に示すようなものが既に提案さ
れている。これは、インクの供給系に従来から設けられ
ているフィルタ装置をインクが通過する際の圧力損失に
着目したものである。
すなわち、フィルタ装置の前後に圧力検出器を設け、こ
の圧力検出装置によってフィルタ装置を通過する際のイ
ンクの圧力損失を検出して、インクの粘度を検知するよ
うに構成したものである。
[発明が解決しようとする課題] しかし、上記従来技術の場合には、次のような問題点を
有している。すなわち、従来がら設けられているフィル
タ装置をそのまま使用するものであるため、部品点数の
増加を招くことはないが、フィルタ装置は、ある程度使
用すると、フィルタ部材にゴミ等が付着し、フィルタ部
材に目詰まりが生じる。そのため、フィルタ部材の開口
率が変化して、フィルタ装置前後での圧力損失が変化す
るので、インクの粘度を正確に検出することができない
という問題点があった。また、フィルタ装置は、部品毎
にフィルタ部材の開口率にばらつきがあるため、その両
端での圧力損失を検出しても、正確に粘度を検出するこ
とができないという問題点を有している。
[課題を解決するための手段] そこで、この発明は、上記従来技術の問題点を解決する
ためになされたもので、その目的とするところは、イン
ク粘度の検出が正確に行えるようにしたインク粘度検出
装置を提供することにある。
すなわち、この発明は、ポンプにより供給されるインク
経路の一部に設けられるインク粘度検出装置において、
前記インク経路に毛細管部を設けるとともに、この毛細
管部を挟んだ両側に圧力検出手段を設け、両圧力検出手
段からの出力差によりインク粘度を検出するように構成
されている。
上記インク粘度検出装置としては、例えば装置本体内に
インクの流路を備えており、このインク流路の途中に毛
細管部を設けたものが用いられる。
また、上記圧力検出手段は、例えば上記装置本体の毛細
管部の両側に配置された圧力センナが用いられる。
さらに、この発明においては、上記インク経路の少なく
とも一部にインクの温度を補償する温度補償手段を設け
るように構成されている。
また、この発明では、上記毛細管部の半径をa、長さを
lとした場合、I/a4が、 12000≦I/a4 を満たす値に設定するように構成されている。
さらにまた、この発明では、上記毛細管部の前後に位置
する管状部材の直径をDとした場合、毛細管部の上流側
の圧力検出手段の圧力検出位置をD/2以上離れた位置
に、毛細管部の下流側の圧力検出手段の圧力検出位置を
2D以上離れた位置にそれぞれ設定するように構成され
ている。
[作用] この発明においては、インク経路の一部に毛細管部を形
成し、この毛細管部の両端におけるインクの圧力を圧力
検出手段によって検出する。そして、上記毛細管部を通
過する際のインクの圧力損失がインクの粘度に依存して
いることに着目しτ、インクの粘度を検出するようにし
たちのである。
[実施例] 第1の実施例 以下にこの発明を図示の実施例に基づいて説明する。
第4図はこの発明に係るインク粘度検出装置を適用し得
るインクジェットプリンタを示すものである。図におい
て、1はインク滴を生成するドロップジェネレータであ
り、このドロップジェネレータ1は、図示しないポンプ
の駆動により導入孔2からインクを導入し、その長手方
向に沿って多数設けられたノズル4.4・・・からイン
クを噴射し、電歪振動子3を一定の周波数で振動させて
、連続的にインク滴りを生成する。上記ノズル4.4・
・・から噴射生成されたインク滴りは、帯電電極5によ
って所定の電荷が帯電された後、偏向電極6が作る電界
によってその帯電最に応じて偏向されて、記録用紙(図
示せず)上へと飛翔し、記録用紙上に所定の画像を記録
するようになっている。図中、15は画像の記録に不要
なインクを回収するガターを小している。
第5図は上記インクジェットプリンタのインク供給系を
示すものである。図において、7はインクを収容するイ
ンクタンクであり、このインクタンク7から供給される
インクは、第1のフィルタ8を介してインク加圧ポンプ
9の作動によって汲み出され、第2のフィルタ1〇−気
泡除去装置11−この発明の一実施例に係るインク粘度
検出装置12−三方電磁弁13−第3のフィルタ14を
介して、前記ドロップジェネレータ1に供給されるよう
になっている。そして、このドロップジェネレータ1に
設けられたノズル4.4・・・から噴射され、画像の記
録を行なう。また、ガター15によって回収さ゛れたイ
ンクは、インク回収ポンプ16及び第4のフィルタ17
を介してインクタンク7に戻される。また、上記インク
タンク7には、必要に応じてポンプ40の作動によって
、希釈液タンク41内の希釈液が注入され、インクタン
ク7内の粘度を低下させることができるようになってい
る。
この実施例に係るインク粘度検出装@12は、インク加
圧ポンプ9と三方電磁弁13との間に設置される。図示
の実施例では気泡除去装置11と三方電磁弁13との間
に設置した場合について示したが、第2のフィルタ10
と気泡除去装置11との間に設置しても良い。
第1図は上記インク粘度検出装置の断面図である。20
は検出装置本体であり、この検出装置本体20は、第2
図に示すように、略円筒形状に形成されている。上記検
出装置本体20は、対称な形状に形成された流入側本体
21と流出側本体22に分割形成されている。また、こ
れらの本体21.22には、インク流路23.24が貫
通状に形成されており、流入側本体21の端部には、イ
ンク加圧ポンプ9側の配管を接続するための流入口25
が、流出側本体22の端部には、ドロップジェネレータ
1側の配管を接続する流出口26がそれぞれ設けられて
いる。
さらに、上記本体21.22には、インク流路23.2
4と直交するように収容部27.28が形成されており
、これらの収容部27.28には、圧力センサ29.3
0が嵌合固定されている。また、圧力センサ29.30
とインク流路23.24との間には、インク溜め部31
.32が形成され、このインク溜め部3L32によって
インクをある程度滞留させることができるようになって
いる。
上記検出装置本体20の外周には、流入側及び流出側本
体21.22に亘って発熱線33を右するヒータ34が
全周に亘って被着されている。また、流入側及び流出側
本体21.22の接合部の下端には、温度センサ35が
配置されている。この温度センサ35は、第5図に示す
ように、温度コントローラ42に接続されており、温度
コントローラ42は、温度センサ35によって両本体2
1.22の温度を検出して、ヒータ34の発熱1fA3
3への給電を制御することにより、インク流路23.2
4内を流れるインクを一定温度に加熱するようになって
いる。さらに、上記ヒータ34の外周は、発泡スチロー
ル等からなる断熱材80によって被覆されている。
この実施例では、上記流入側及び流出側本体21.22
の対向部に凹所36.37が設けられており、この凹所
36.37には、円板38が嵌合固定されている。この
円板38には、第2図に示すように、その中央に直径1
00μm程度の毛細管39が形成されている。しかし、
毛細管39の直径は、これに限定されるものではなく、
これより太き(でも小さくても勿論良い。この円板38
を両本体21.22に装着した状態で、毛細管39が第
1図に示すようにインク流路23.24の中央に位置す
るようになっている。
なお、第5図中、60はインクを給送するだめのチュー
ブを示しており、このチューブ60は、インクタンク7
、第1のフィルタ8、インク加圧ポンプ9・・・等のイ
ンクが供給されるすべての部材を、インクが給送可能な
ように互いに接続するものである。上記チューブ60の
材質及び形状は、特に限定されるものではないが、例え
ば内径が2〜3mmのテフロンチューブ等が用いられる
インクは、上記毛細管39を流れる間に圧力損失を生じ
、毛細管39の両端での圧力には差を生じる。第6図は
流入側のインクの圧力を一定した場合において、流出側
のインク圧力とインクの粘度との関係を示すものである
。この図から明らかなように、インク圧力とインクの粘
度とは、略直線的な関係にあり、インクの粘度が上昇す
ると、流出側で検出されるインクの圧力は低下する。そ
のため、インクの粘度と毛細管39の流出側でのインク
の圧力との関係を予め測定しておくことによって、圧力
センサ29.30で検出することによって、インクの粘
度を検出することができる。
この場合、毛細管39の流入側の圧力は、一定とする必
要がある。
一方の圧力センサ29は、第5図に示すように、圧力コ
ントローラ43に接続されており、この圧力コントロー
ラ43は、圧力センサ29の検出値に応じてインク加圧
ポンプ9の駆動を制御し、常にインクの圧力を一定保持
するようになっている。
また、他方の圧力センサ30は、第5図に示すように、
インク粘度検出回路44に接続されている。このインク
粘度検出回路44は、第7図に示すように構成されてい
る。図において、45は圧力センサ30の出力V8と一
定電圧発生器46の電圧との差を取って増幅する差動増
幅器、47は差動増幅器45の出力と予め定められた所
定値との値を比較する比較器である。この比較器47は
、前記ポンプ40に接続されている。
上記一定電圧発生器46の電圧は、例えばインク粘度の
上限時の圧力に対応した電圧■。AXに設定される。ま
た、比較器47では、VB−VHAXが負となった時に
ポンプ40に信号を送り、希釈液タンク41からインク
タンク7内に希釈液を注入するようになっている。
以上の構成において、この実施例に係るインク粘度検出
装置では、次のようにしてインクの粘度が検出される。
すなわち、インクジェットプリンタにおいて画像の記録
を行なうには、インク加圧ポンプ9を駆動することによ
って、ドロップジェネレータ1にインクを供給する。イ
ンク加圧ポンプ9が駆動されると、第5図に示すように
、インクタンク7から第1のフィルタ8を介し°(イン
クが汲上げられ、このインクは、第2のフィルタ1〇−
気泡除去@M11−インク粘度検出装置12−三方電磁
弁13−第3のフィルタ14を介してドロップジェネレ
ータ1に供給される。そして、このドロップジェネレー
タ1のノズル4.4・・・からインク滴りが噴射される
その際、インクの粘度は、インク粘度検出装置12によ
って検出される。すなわち、インクは、検出装置本体2
0内のインク流路23に流れ込み、その際の圧力が圧力
ごンサ29によって検出される。この圧力センサ29の
出力は、圧力コントローラ43に送られ、圧力コントロ
ーラ43は、圧力センサ29の出力に応じてインク加圧
ポンプ9の駆動を制御し、インク粘度検出装置12に流
入するインクの圧力を一定に保持リーる。
その後、インクは、円板38に設けられた毛細管39を
通過する。この毛細管39の流出側におけるインクの圧
力は、第6図に示すように、インクの粘度に依存してい
るため、このインクの圧力を圧力センサ30によって検
出することにより、インクの粘度を求めることができる
上記圧力センサ30の出力v8は、差動増幅器45に送
られ、一定電圧発生器46の設定電圧■  との差V8
−■HAxが求められ、これに対AX 応した電圧が比較器47に出力される。この比較器47
では、” HAXが負か否か判断し、V−V>Oの場合
には、ポンプ40を作動B   HAX させない。逆に、V−V<Oとなった場合、B   H
AX すなわち圧力センサ30で検出された圧力が、定電圧発
生器46で設定されたインク粘度の上限時の圧力より低
くなり、インクの粘度が上限値より大きくなった場合、
比較器47は、第5図に示すように、ポンプ40を所定
flt作動させて、希釈液タンク41からインクタンク
7内に希釈液を注入し、インクタンク7内のインクの粘
度を低下させる。
このように、インクを毛細管39を通過させることによ
って、その際に生じるインクの圧力低下を圧力センサ2
9.30によって検出して、インクの粘度を検出するよ
うにしたので、毛M管39による圧力損失は、毛細管3
9の径と長さを一定にすることによって、常に一定であ
るため、圧ツノ損失を検出することによって、これと一
定の関係にあるインクの粘度を正確に検出することがで
きる。また、インクの供給系には、通常フィルタが設け
られるが、毛細管3つの直径を、フィルタの孔径より大
きく設定しておくことによって、毛細管3つにゴミ等が
詰まるのを有効に防止できる。
第8図はこの発明の他の実施例を示すものであり、前記
実施例と同一の部分には同一の符号を付して説明すると
、この実施例では、インク粘度検出装置12の流入側の
圧力を一定にするのではなく、流出側の圧力を一定にす
ることによってインクの粘度を検出するようになってい
る。すなわち、検出装置本体20の流出側に設けられる
圧力センサ30の出力を、圧力コントローラ43に入力
することによって、インク粘度検出装置12の流出側の
圧力を一定に保持するようになっている。そして、流入
側に設けられた圧力センサ29を、インク粘度検出回路
44に接続するようになっている。
このインク粘度検出回路44は、第8図に示すように、
差動増幅器45によって一定電圧発生器46の電圧VH
AXと圧力センサ29の出力電圧■ との差を求め、こ
れらの差■HAX−■ヶを比へ 較器47によって所定の値と比較して、前記ポンプ40
を作動させるようになっている。この場合には、圧力セ
ンサ29で検出された圧力が、一定電圧発生器46で設
定されたインク粘度の上限時の圧力より高くなり、イン
クの粘度が上限値より大きくなった場合、ずなわちV、
、x−V、<0となったときに、ポンプ40を作動させ
て希釈液をインクタンク7内に注入する。
こうした場合には、前記実施例と同様にインクの粘度を
均一にできるのは勿論のこと、インク粘度検出装置12
の流出側のインクの圧力を一定にすることによってイン
クの粘度を検出するものであるため、インクの粘度が変
化した場合でも、ドロップブジエネレータ1に供給され
るインクの圧力を常に一定にすることができる。その他
の構成及び作用は前記実施例と同一であるので、その説
明を省略する。
第2実施例 第9図乃至第12図はこの発明の第2の実施例を示すも
のであり、前記第1の実施例と同一の部分には同一の符
号を付して説明すると、この実施例では、インクの温度
を補償づるための温度補償手段を備えるように構成され
ている。
ずなわち、インクを給送づるためのすべてのチュー16
0は、第9図に示すように、その外周が断熱材61によ
って被覆されている。この断熱材61としては、例えば
発泡スチロールが用いられるが、これに限定されるもの
ではなく、発泡ウレタンなど他の断熱材を使用しても良
いことは勿論である。このように、インクをインクタン
ク7、第1のフィルタ8、インク加圧ポンプ9・・・等
へ供給するチューブ60の外周をずべて断熱材61で被
覆することによって、インクがチューブ60を通過する
間に、外部の気温の影響を受けて冷却されたり昇温され
たりするのを防止するようになっている。
また、ドロップジェネレータ1には、第10図に示すよ
うに、その背面に面状のヒータ62が固着されている。
この面状ヒータ62を設ける場所は、ドロップジェネレ
ータ1の背面に限らず、その上面あるいは下面等でも良
い。上記面状ヒータ62は、第11図に示すように、例
えばシート状の抵抗部材63を耐熱性を有する合成樹脂
64等で被覆して、ドロップジェネレータ1の形状に応
じた平面状に形成したものが用いられる。図中、65は
ヒータに通電するためのリード線を示している。また、
上記面状ヒータ62としては、これに限定されるもので
はなく、ヒータ線を耐熱性を有する合成樹脂製シート中
に埋設したものなどを用いても勿論良い。
さらに、上記ドロップジェネレータ1には、その上面中
央に温度を検出するためのサーミスタ等からなる温度セ
ンサ66が設けられている。この温度センサ66は、温
度制御回路67に接続されており、温度制御回路67は
、温度センサ66からの検出値に応じて面状ヒータ62
への通電を制御することによって、ドロップジェネレー
タ1の温度を±1℃程度の精度で一定に保持するように
なっている。そして、上記ドロップジェネレータ1の温
度を一定編度例えば33℃に保持づることによって、こ
のドロップジェネレータ1内に流入するインクの温度を
一定に保つように構成されている。
また、この実施例では、インク中に混入した気泡を除去
するための前記気泡除去装置11にも温度補償手段が設
けられている。すなわち、気泡除去装置11の外周は、
第12図に示すように、やはり面状のヒータ68によっ
て被覆されているとともに、気泡除去装置11の上部に
は、温度センサ69が配設されている。この温度センナ
69は、温度制御回路70に接続されており、温度制御
回路70は、温度センサ69からの検出値に応じて面状
ヒータ68への通電を制御することによって、気泡除去
装置11の温度を±1℃程度の精度で一定に保持するよ
うになっている。そして、上記気泡除去装置11の温度
を一定に保持することによって、この気泡除去装置11
の内部に流入し、気泡が除去されるインクの温度を一定
に保持するようになっている。
この実施例では、上記のように、インクを給送するため
のチューブ60の外周に断熱材61を被覆するとともに
、ドロップジェネレータ1及び気泡除去装置11の湿炭
を一定に保持するようになっている。そのため、インク
粘度検出装置12に流入するインクは、外気温の変動等
に影響されることなく、略一定の温度に保持されている
ので、外気温が大幅に変化する環境下においても、イン
クの粘度を常に正確に測定することができる。
その他の構成及び作用は前記実施例と同一であるので、
その説明を省略する。
実験例 本発明者らは、この実施例の効果を確認するため、第9
図乃至第12図に示すような装置を用いて実際にインク
の粘度を測定し、環境温度の変化に伴う測定値のばらつ
きを調べる実験を行なった。
第13図はこの実験の結果を示すものである。
この図から明らかなように、外気の温度が異なった条件
下でも、インクの粘度に応じて毛細管の前後の圧力損失
値が変化し、インクの粘度の測定を正確に行なうことが
できることがわかった。
比較例 第9図等に示すインクの温度を補償する手段を設けない
インク粘度検出装置を用いてインクの粘度を測定し、上
記実験の結果と比較した。
第14図はこの比較例の結果を示すものである。
この図から明らかなように外気温の変化に伴って、同゛
じ粘度のインクでも毛細管の前後の圧力損失値が変化し
、インクの粘度の測定を正確に行なうことができなかっ
た。
IT3実施例 第15図はこの発明の第3の実施例を示すものであり、
前記第1の実施例と同一の部分には同一の符号を付して
説明すると、この実施例では、前記毛細管の径と長さ及
び圧力の検出位置が所定の条件を満足するように設定さ
れている。
すなわち、本発明者らは、インクの粘度等によっては毛
細管の径と長さ及び圧力の検出位置が所定の条件を満足
しないと、毛細管の前後の圧力鴫失がインクの粘度に応
じて発生せず、インクの粘度を正確に測定することがで
きないとともに、圧力検出位置によって検出圧力が変動
し、この点からもインクの粘度を正確に検出することが
できないことを明らかにした。
ところで、毛細管3つを流れる粘性流体であるインクの
特性は、既知のようにハーゲンボアズイユの法則に従う
ことが知られている。すなわち、すなわち、インクの流
量をRとすると、R= yr a  (P I  P 
2 ) / 8ηりで与えられることが知られている。
ここで、aは毛細管39の半径(cm)、(P  −P
2)は毛細管39の前後の圧力差(Q/Cm2)、ηは
インクの粘度(cp)、jは毛細管39の長さ(Cm)
である。
従って、毛細管39の前後に生じる圧力差(P  −P
2)は、 (P   P 2 ) = 877 J R/ yr 
aによって決まる。そのため、圧力差(P  −P2)
は、流fdRを一定とした場合、1/a4に比例して変
化する。
そこで、本発明者らは、毛細管39の半径a及び長さβ
を種々変化させたインク粘度検出装置を試作し、インク
の粘度検出を精度良く行えるか否かの実験を行なった。
下表は、上記実験の結果を示すものである。
置するインク流路23.24の直径り及び圧力の検出位
置りを種々変化させたインク粘度検出装置を試作し、イ
ンクの粘度検出を精度良く行えるか否かの実験を行なっ
た。
下表は、上記実験の結果を示すものである。
[毛細管39の上流側の圧力検出位置9表 12000≦j/a’の条件を満たせばインクの粘度を
正確に測定することができることがわかった。
また、上記毛細管の上流及び下流側では、インクの流れ
が第15図に示すように変化Jるため、圧力を検出する
位置が適当でないと、インクの流れのよどみ点での圧力
等を検出してしまい、毛細管の上流及び下流側の圧力を
正確に測定することができず、インクの粘度を精度良く
求めることができない。
そこで、本発明者らは、毛細管39の前後に位[毛細管
39の下流側の圧力検出位置コ表 上記の表から明らかなように、圧力の検出位置りは、毛
細管39の上流側においてはD/2以上、圧力の検出位
置しは、毛細管39の下流側においては2D以上離れた
位置であれば、毛細管3つの前後の圧力を正確に測定す
ることができ、インクの粘度検出を精度良く行えること
がわかった。
その他の構成及び作用は前記実施例と同一であるので、
その説明を省略する。
[発明の効果] この発明はインク経路に毛細管部を設けるとともに、こ
の毛細管部を挟んだ両側に圧力検出手段を設け、両圧力
検出手段からの出力差によりインク粘度を検出するよう
にしてなるもので、インクの粘度をフィルタに付着する
ゴミ等の影響を受けることなく、常に正確に検出するこ
とができる。
また、この発明においては、インク経路の少なくとも一
部にインクの温度を補償する温度補償手段を設けること
によって、環境温度の影響を受けることなく、インクの
粘度を常に正確に測定することができる。
さらに、この発明においては、毛細管部の半径をa、長
さをlとした場合、1/a4が、12000≦1/a4 を満たす値に設定することによって、インクの粘度が変
化した場合でも、毛細管部によって常にインクの粘度の
応じた圧力降下を生じさせて、インクの粘度を精度良く
測定することができる。
また、この発明においては、毛細管部の前後に位置する
管状部材の直径をDとした場合、毛細管部の上流側の圧
力検出手段の圧力検出位置を、D/2以上、毛細管部の
下流側の圧力検出手段の圧力検出位置を2D以上離れた
位置に設定することによって、常にインクの粘度に応じ
た圧力を測定、することができ、インクの粘度の測定を
精度良く行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明に係るインク粘度検出装置の一実施例
を示す断面図、第2図は同装置の外観斜視図、第3図は
毛1管を形成した円板を示す斜視図、第4図はこの発明
に係るインク粘度検出装置を適用し得るインクジェット
プリンタを示す概略図、第5図は同装置のインク供給系
を示すブロック図、第6図はインクの粘度と圧力の関係
を示すグラフ、第7図はインク粘度検出回路を示ずブロ
ック図、第8図はこの発明の他の実施例を示すブロック
図、第9図はこの発明の第2の実施例を示すチューブの
断面図、第10図はドロップジェネレータを示す斜視図
、第11図はヒータを示す一部破断の斜視図、第12図
は気泡除去装置を示づ正面図、第13図及び第14図は
測定データを示づグラフ、第15図はこの発明の第3の
実施例を示す説明図、第16図はインクジェットプリン
タを示す概略図である。 [符号の説明] 9・・・インク加圧ポンプ 12・・・インク粘度検出装置 29.30・・・圧力センサ 39・・・毛細管 第4図 特 許 出 願 人  富士ゼロックス株式会社代 理
 人 弁理士  中村 智廣(外1名)第 図 9:インク加圧ポンプ 第6図 圧力センサの出力(kg/cmz) 第 図 弔 図 第 図 第10図 第11 図 第12 図 第15図 第16図

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ポンプにより供給されるインク経路の一部に設け
    られるインク粘度検出装置において、前記インク経路に
    毛細管部を設けるとともに、この毛細管部を挟んだ両側
    に圧力検出手段を設け、両圧力検出手段からの出力差に
    よりインク粘度を検出することを特徴とするインク粘度
    検出装置。
  2. (2)上記インク経路の少なくとも一部にインクの温度
    を補償する温度補償手段を設けたことを特徴とする請求
    項第1項記載のインク粘度検出装置。
  3. (3)上記毛細管部の半径をa、長さをlとした場合、
    l/a^4が、 12000≦l/a^4 を満たす値に設定されていることを特徴する請求項第1
    項記載のインク粘度検出装置。
  4. (4)上記毛細管部の前後に位置する管状部材の直径を
    Dとした場合、毛細管部の上流側の圧力検出手段の圧力
    検出位置をD/2以上離れた位置に、毛細管部の下流側
    の圧力検出手段の圧力検出位置を2D以上離れた位置に
    それぞれ設定したことを特徴とする請求項第1項記載の
    インク粘度検出装置。
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