JPH0257228A - 使い捨て内視鏡外被の実装システム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は内視鏡の分野に関し、とくに使い捨ての内視鏡
外被を使用前と使用後に実装して使用前の外被の無菌状
態を保ち、かつ使用後は汚染を広げないようにするだめ
のシステムに関する。

〈従来の技術〉 診断及び治療上の指標に内視鏡を使用することが急増し
ている。性能を高めるため、内視鏡はそねの目的を最大
限に達成するように最適化されてきた。従って食道、胃
及び十二指腸を検査するための口径内視鏡、結腸を検査
するための直腸鏡、血管を検査するための脈管鏡、気管
支を検査するための気管支鏡、腹膜の空洞を検査するた
めの腹部鏡及び関節の空間を検査するための関節鏡等が
ある。以下の説明はこれら全種類の内視鏡に該当するも
のである。

可撓性の８字直腸鏡として知られる直腸及び８字結腸を
検査する機器は内視鏡技術の有効性の好例である。これ
らの機器は高価であり、短期間（５乃至１０分）の処置
に於て汚染が生じる環境で使用され、洗滌時間と汚染の
問題は重要な要因である。結腸癌及び直腸癌に関して症
候のある患者と症候のない患者とをふるい分けるために
「可撓性８字直腸鏡」の使用は大幅に増大している。

理想的にはこのような診断のコストを受入れられるレベ
ルに保つため、可撓性８字直腸鏡」は迅速にかつ安価に
使用されなければならない。一般に、診療所は１時間に
つき５件の８字直腸鏡検査を行なえることが望ましい。

このような検査を迅速かつ安価にする上での重要な問題
は機器を適正に洗滌するのに要する時間である。

内視鏡は約２乃至４分間でざっとは洗滌できるが、この
ような比較的ざつな洗滌は完全な殺菌用には適さず、機
器を消毒し得ない。８分から１０分間をかけたより完璧
な洗滌を行っても、とくに伝染性ウィルスの問題が増大
していることを考慮すると適正な洗滌とは言えない。洗
滌方法に応じてグルチルアルデヒドのような化学薬品を
用いても適正な清浄化は不可能である。

洗滌の問題は内視鏡の外側だけでなく、内視鏡の内側の
複数の小管路にも該当する。これらの管路には、空気吹
入れ、尖端洗滌用の水、及び生態用採取及び吸引用の管
路が含まれる。それぞれの管路は制御弁を有している。

これらの管路は内視鏡の長平方向に沿って延長し、身体
のＭ１織及び体液と接触する。

専門の保健医が洗滌に多くの時間を費したとしてもこれ
らの管路を適正に洗滌することは極めて困難である。

内視鏡を８乃至１０分間で適正に洗滌できたとしても、
この洗滌によって内視鏡検査のコストが比較的高（なる
事態は変らない。医師がある種の内視鏡検査を行なうの
に５乃至１０分間を要するとして、医師が次の内視鏡検
査を行なうことができる前に、内視鏡が洗滌されるのを
待機するために医師は多くの時間を無駄にしてしまう。

「無駄時間」に対する部分的な解決策は複数の機器を購
入して、別の機器を洗滌内視鏡にもう１つの機器を使う
ことである。しかし、前述の多くの種類の内視鏡のそれ
ぞれを２重に購入する費用を考えると、この案はとくに
開業医院及び小規模な診療所では現実的ではない。

医師の無駄時間を内視鏡検査のコストに加えなければな
らないだけでなく、看護婦又は病院の職員が洗滌に費や
す時間及び消毒薬のコスト及びその他の洗滌用のコスト
も検査コストに加えなければならない。内視鏡を洗滌す
るために自動洗滌器を利用することもできるが、これら
の機械は高価であり、大きなスペースを占め、かつ雑音
を発し、手で洗うよりも速くはない。更に、洗滌が手動
で行なわれるのと機械で行なわれるのとにかかわらず、
洗滌用化学薬品は内視鏡に有害であり、その寿命を大幅
に縮めてしまう。有毒である洗滌用化学薬品はそれを使
用するスタッフにも潜在的に有害であり、それらが排出
される環境をも汚染する。

グルチルアルデヒドのようなこれらの化学薬品のいくつ
かを安全に使用するには、専用の換気付きフードが必要
であり、これは上のスペースを要し、又据付は及び動作
の費用が高い。器具の洗滌及びすすぎの後に残渣が残っ
た場合、患者が化学薬品に対して反応を生じる恐れがあ
るという点で、化学薬品は患者に対しても潜在的に有害
である。

これらの多（の問題点の結果、従来の内視鏡洗滌技術は
内視鏡処置のコストを高めている。更に、内視鏡を用い
ることによる汚染のリスクは例えば手術のような別の処
置のリスクに較べるとはるかに低いとしても、内視鏡が
適正に洗滌さ′れずに、１人の患者から次の患者へと伝
染病が伝染する危険を防止できない恐れがある。

健康管理の分野番こおいては、１人の患者から次の患者
へと病気を伝染させる汚染された器具の問題は基本的に
このような器具を使い捨てにすることによって解決され
ている。しかし、このアプローチは内視鏡の分野ではこ
れが高価な器具であるため、可能であるとは考えられな
った。更に、内視鏡自体が例えば生体組織を採取するた
め、身体の組織及び体液の導管として使用される管路を
内部に有しているので、内視鏡を患者又は外部の環境か
ら隔絶することが可能であるとは考えられてこなかった
。内視鏡を実際に滅菌するために現在利用できる唯一の
方法は酸化エチレンガスによるガス滅菌を利用すること
である。しかし、この措置を利用するに際してはいくつ
かの欠点がある。

この措置は極めて時間がかかり（２４時間にも及ぶ）、
その間は内視鏡を使用できない。更に、ガスは内視鏡の
プラスチックに作用して、その寿命を縮める。最後に、
ガスは有毒であり、従って、患者又はスタッフに対して
内視鏡との接触中に刺激又はアレルギー反応を起すこと
がある残渣が決して残らないように最深の注意を払わな
ければならない。

従来の技術によって内視鏡を洗滌する際の前述の限界に
よって内視鏡自体の利用が限定されてしまう。内視鏡検
査法を安価で、しかも汚染の危険がより少なくなるよう
にすることが望ましい。

内視鏡の汚染問題に対する新しいアプローチは米国特許
明細書第４，６４６，７２２号に開示されている。

この新しいアプローチには内視鏡の細長い心を包囲する
可撓管を有する内視鏡外被を使用することも含まれる。

可撓管は内視鏡ののぞき窓の前に位置する末梢側端部の
近傍に透明窓を有している。

患者又は患者の体液と接触する管路、例えば生体組織を
採取するための管路や、外被の窓を洗うための噴射空気
もしくは噴射水用の管路が内視鏡に沿って外被の内側又
は外側のいずれかに延長している。管路が外被の内側に
位置する場合、管路は内視鏡の心向に形成された縦みぞ
内に挿入可能である。端のぞき内視鏡又は側部のぞき内
視鏡のいずれにも保護外被を利用できる。保護外被は環
状構造内にエラストマ管を巻き込み、次に内視鏡の心上
で前記管を広げることによって取り付けることができる
。

あるいは、前記管にその広げた構造で空気圧入して、管
を膨張させ、管が内視鏡の心上に容易に実装されるよう
にする。生体Ｍｉ繊織採取管路の端よ取り付けられ、管
路を介して操作される種々の特定目的の医療器具を有す
る保護外被を使用することによって多様な専門的内視鏡
を作製できる。

適正に取扱われなければならない内視鏡の保護外被を使
用する上での１つの問題点は使用前と使用後の取扱いで
ある。外被は内視鏡検査中にとくに免疫系が不全の患者
を汚染又は感染させないように使用前に汚染されること
が防止されなければならない。従って外被は輸送及び保
管中に清浄な、すなわち無菌の容器内に実装されなけれ
ばならない。更に外被は包装を解き内視鏡に取り付けら
れる間にも汚染されないことが重要である。

内視鏡検査の終了後、外被の外側及び外被の内部管路（
すなわち生体Ｍｉ織管路、空気及び水の管路等）は便、
血液又は粘液によって汚染される。

この汚染は、外被が内視鏡から取りはずされ、それが適
正な廃棄容器に置かれる前に検査室の環境に広がっては
ならない。

〈発明が解決しようとする課題〉 本発明の目的は使い捨ての内視鏡外被が輸送中及び内視
鏡に取り付は中に汚染されることを防止するシステムを
提供することである。

本発明の別の目的は外被を汚染させることなく外被を内
視鏡に迅速かつ容易に取り付けることができる使い捨て
内視鏡外被を実装するシステムを提供することである。

本発明の別の目的は外被が使用後に汚染を広げることを
防止する使い捨て内視鏡外被の実装システムを提供する
ことである。

本発明の更に別の目的は内視鏡を使用後に容易かつ迅速
に外被から取りはずせる使い捨て内視鏡外被の実装シス
テムを提供することである。

本発明の更に別の目的は広範囲の寸法の内視鏡に使用す
るのに適する使い捨て内視鏡外被の実装システムを提供
することである。

〈課題を解決するための手段〉 本発明の前記の目的及び他の目的は閉鎖端を有する可撓
性の非弾性材料から成る細長い、すなわち管状のバグを
使用した使い捨て内視鏡外被の実装システムによって達
成される。管状バグの長さは外被を実装する内視鏡挿入
管の長さよりもわずかに長く、直径は挿入管の直径より
も大きい。使い捨て外被は管状バグの基部側の開口及び
外被内の開口を通して挿入管を挿入することによって外
被を挿入管上に取り付けることができるように、管状バ
グの基部側端部の近傍に位置する開放端を有する管状バ
グ内に配される。

管状バグにはその基部側端部の近傍の管状バグの周辺か
ら延長する開口を有する漏斗すなわちバグ部材が備えら
れる。漏斗すなわち広い開口を有するバグによって、外
被を内視鏡上に配し、外被を廃棄すべきときはこれを取
りはずせるように内視鏡を管状バグに挿入することが容
易になる。バグは空気、水及び吸引管を外被から内視鏡
に連接する管理接部材をも実装する。バグは配管が取り
はずされ、内視鏡が外被に挿入された後、漏斗部材を使
用しな（でも引取ることができる。

堅い円筒形つばが好適に管状バグの基部側端部近傍の管
状バグ周辺から延長している。この堅いつばが内視鏡集
合体を垂直位置に支持できるようにバグ部材を連接する
ことを容易にする。

外被の取り付けと取りはすしを補助するために、管状バ
グを伸張したまっすぐな状態に支持するためスタンドを
利用できる。このスタンドには垂直に延びる支持棒と、
垂直の支持棒から水平に突起する支持アームが備えられ
ている。二又部材又はコレットが管状バグを受けるため
に支持アームに連結されている。スタンドには更に開放
バグすなわち漏斗を直立した開いた状態に支持するため
管状バグ支持アーム上方に二律アームを備えることもで
きる。この二律アームは内視鏡を管状バグ内に容易に挿
入できるようにバグの頂部を引張るために下方に移動で
きる。

管状バグと外被は、らせん形みぞが形成されたベースを
有するトレー内に実装されることができる。このみぞは
バグ及び外被がみぞ内に挿入されてらせん形又は円形の
渦巻きを形成できるようにバグの長さと直径よりも大き
い長さと幅を有している。

外被は先ず、内視鏡の尖端を外被の開放端に挿入し、次
に外被がバグの内壁に接触するまで外被に空気圧入する
ことによって実装さ屯る。このようにしてバグは外被の
膨張をバグの直径とほぼ等しい直径に制限する。次に外
被がバグ内で膨張状態にある間に内視鏡の挿入管が外被
の開放端内に挿入される。内視鏡が完全に挿入されてし
まうと、外被は空気抜きされ、それによって外被は収縮
してバグの壁から離れて、挿入管の外表面と接触する。

最後に、挿入管と包囲する外被が管状バグから取りはず
され、内視鏡を内視鏡検査又は処置を行なうために使用
できる。処置の後は、外被は内視鏡から取りはずされる
。これは内視鏡挿入管と包囲外被とを管状ハゲの基部側
端部に挿入することによって行なわれる。次に外被が膨
張して挿入管の表面から離れて管状バグの内壁と接触す
るまで外被に空気圧入がなされる。その後、外被が管状
バグ内で膨張状態にある間に、挿入管が外被の開放端か
ら取りはずされる。次に外被の空気抜きが行なわれ、外
被が収縮して管状バグの壁から離れるようにされる。こ
の時点で汚染されている空気、水及び吸引用の管はバグ
又は漏斗内にある。

バグの開口は閉じられ、全ての汚染部品は管状バグ内に
密封される。汚染された外被とバグは外被が管状バグ内
に収納されている間に一体で廃棄される。

〈実施例〉 次に本発明の実施例を添付図面を参照しつつ詳細に説明
する。

使い捨て内視鏡保護用外被を使用している形式の内視鏡
１０が第１図に示されている。内視鏡１０は制御ハンド
ル１４から尖端部１６へと延長する可撓性の細長い挿入
管１２を備えている。細長く、はぼＵ型のみぞ１８が挿
入管１２及び尖端部１６の長手方向に沿って延長してい
る。みぞ１８は、挿入管］２を包囲する使い捨て外被２
２に覆われた生体組織採取管路２０　（及び必要な場合
は水、吸引及び空気圧入用管路）を受ける。外被２２の
端は内視鏡１０の尖端部■６内に取り付けられた画像シ
ステム及び照明システム用の見通し窓２４を備えている
。見通し窓２４は外被２２の末梢側端部に固着された堅
い円筒形のハウジング２４内に取り付けられている。従
来型の内視鏡と同様に、画像システムはビデオ又は繊維
光学素子のいずれかである。同様に、照明システムも電
気又は繊維光学素子のいずれかである。内視鏡１０は更
に尖端部１６から制御ハンドル１４へと挿入管１２を貫
いて延在する、尖端部１６を所望のとうりに曲げるため
の制御ケーブルの集合（図示せず）を含んでいる。制御
ケーブルは制御ハンドル１４上に取り付けられた従来型
の制御ホイール２６によって操作される。制御ハンドル
１４は更に、繊維光学写像システムが使用される場合は
従来型の接眼鏡２８を備えている。

外被２２はこれを尖端部１６からハンドル１４に向って
管１２上に巻込むことによって取り付けることができる
。しかし、この取り付は技術にはいくつかの欠点がある
。従って、外被２２が巻かれていない状態のときに空気
圧入して、これが膨張した状態にある間にこの中に挿入
管１２を挿入することが好適である。外被２２に空気圧
入するための構造は本明細書に参照文献として引用され
ている米国特許明細書第４．６４６，７２２号に開示さ
れている。

使い捨て外被を使用した内視鏡のための実装システムの
一実施例が第２図に示されている。実装用バグ４０には
内視鏡１０の挿入管１２の長さよりもやや長い長さと、
挿入管１２の直径よりも大幅に大きいが、外被の膨張範
囲内にある直径を有する細長い挿入管バグ４２を備えて
いる。挿入管バグ４２は適当なプラスチックのような可
撓性であるが実質的に非弾性の材料から成っている。挿
入管バグ４２は外側に突起した支持フラノン４６を有す
る堅いプラスチック製つば４４から垂下されている。挿
入管バグ４２はその下端にフック５０を有する堅い円筒
形尖端４８で終端しており、そこから分銅５２が垂下し
ている。漏斗状部材６０はつば４４から上方に突出して
いる。複数個の比較的堅い控え６２を漏斗状部材６０に
取り付けることができる。控え６２はつば４４から一対
の比較的堅い周囲リブ６４．６６へと延在し、このリブ
は一対の接合点６８で互いに交叉している。

この接合点６８によってリブ６４．６６は互いに向って
折り曲げることができ、それ故漏斗状部材６０を平たん
にたたんで、輸送や保管用に寸法を縮めることができる
。更に、リブ６４．６Ｇを互いに固定することによって
、漏斗状部材６０の構造をバグが外被２２の一部を形成
する管路２０（第１図）及び内視鏡１０又は外被２２と
共に使用されるその他の供給物及び装置をハウジングで
きる構造にしている。あるいは、漏斗状部材６０を使用
前に種々の管を保持するための折りたたみ可能なバグに
することもできる。バグ６０は内視鏡を外被内に挿入す
る前に取りはずし又は引込みが可能である。

漏斗状部材６０は挿入管バグ４２と同じ種類の材料から
形成されていることが望ましい。しかし、後に述べる理
由から、挿入管バグの材料より幾分薄いものでよい。控
え６２は漏斗状部材６０の漏斗状構造を保持する。周辺
リブ６４．６６は内視鏡１０の挿入管１２の挿入及び取
り出し用に漏斗状部材６０の周辺を開いた状態に保つた
めに使用されている。一対の半円形のタブ７０が周辺リ
ブ６４．６６の中点から上方に突起している。折りたた
み可能なバグを漏斗状部材６０として使用する場合は、
バグの頂端を第７図に示すフック部材を用いて支持ラッ
ク２００によってタブ７０からさし上げることができる
。この設計によって利用者はバグ６０を望みどうりに昇
降させることができる。このことでアプローチし易（な
るので外被を内視鏡と統合する際に役立つ。利用者は内
蔵されたホースを取りはずす間、バグ６０を開いた、上
方に伸張した状態に保つことができる。次に利用者はク
ランプ２０１を弛めることによってフック部材２０２を
下げることができる。それによってバックの頂部が支持
アーム９３まで下がり、それ故、利用者はノズル８０及
び管状バグの開口に直接アプローチできる。

後により詳細に説明するように、実装用バグ４０に挿入
管がバグ４２の長手方向に延長する使い捨て外被（図示
せず）と共に出荷される。外被はこれが挿入管バグ４２
内にある間に、管１２を外被に挿入することによって挿
入管１２上に取り付けられる。次に挿入管１２と外被２
２がバグ４２から取りはずされて、内視鏡を処置の実行
用に使用できるようにされる。内視鏡処置の終了後、外
被２２によって包囲された挿入管１２が挿入管バグ４２
内に挿入され、外被２２を挿入管バグ４２内に残しつつ
挿入管１２がバグ４２から取りはずされる。

次に第２図の実装用バグ４０の使用方法を第３図を参照
しつつ詳細に説明する。第３図Ａでは実装用バグ４０は
外被の供給装置から受取られた状態が示されている。外
被２２は円筒形ハウジング２５から空気圧入ノズル８０
へと挿入管バグ４２の長手方向に延長している。空気圧
入ノズル８０はクリップ、スナップ又はベルクロ式ファ
スナのような従来の手段（図示せず）によってバグ４２
に取りはずし自在に取り付けられており、バグ４２の長
手方向に沿って外被２２が不慮に継運転することを防止
している。第３図Ａに示すとうり、外被２２の直径は挿
入管バグ４２の直径よりも大幅に小さい。この状態で、
挿入管バグ４２は環境から外被を遮絶して、外被２２の
汚染を防止し、かつ無菌状態を維持する。

外被２２は第３図Ｂに示すように内視鏡の挿入管１２上
に取り付けられる。従来型の圧縮空気源が管８４を経て
ノズル８０の入口８２に連接されている。このようにし
て空気は入口２２から外被２２の内部へと流入する。ノ
ズル８０は膨張しない材料から成っている。ノズル８０
は特許明細書第４，６４６，７２２号に開示されている
ノズルのような適宜の任意のノズルでよい。ノズル８０
の端開口部は挿入管１２の端によって基土されているの
で、外被２２内に圧力が封入される。そこで外被２２は
その外表面が挿入管ハゲ４２の内表面に接触するまで膨
張する。挿入管バグ４２が外被２２の膨張を制限するこ
とによって、外被２２を膨張させるための圧力と外被２
２の厚さの均一さの双方を精密に制御する必要がなくな
る。仮に外被２２の膨張が挿入管バグ４２によって制限
されなければ、外被２２に適圧が加えられて外被２２が
風船のように破裂してしろうことがあるだろう。更に外
被２２の壁の厚さが不規則ならば、外被２２が局部的に
過剰に又は不十分に膨張して、これも外被２２が破裂す
るか、使用困難になる原因とな゛るであろう。

外被２２が挿入管バグの直径まで膨張してしまうと、挿
入管１２は第３図Ｂに示すようにノズル８０の開口を通
して容易に外被２２内に更に挿入可能である。

挿入管１２が外被２２内に完全に挿入された後、空気圧
がノズル８０から抜き出されて、外被２２の空気抜きが
可能となる。その後管２４がノズル８０の入口８２から
取りはずされる。そこで第３図Ｃに示すように、挿入管
１２及び外被２２を挿入管バグ４２から取りはずすごと
によって内視鏡を使用できる。あるいは、挿入管１２及
び外被を使用可能状態になるまで挿入管バグ４２内に留
めてもよい。この状態で、挿入管バグ４２内は外被２２
の無菌性、すなわち清浄さを保つことができる。更に内
視鏡処置又は検査中に外被２２によって包囲された挿入
管１２をバグ４２内に挿入して、汚染が検査室の環境に
広がらないように内視鏡を保管しておくことも勿論可能
である。これは内視鏡が一時的に患者から取りはずされ
る状況で望ましい。

内視鏡処置を行なうために挿入管及び外被２２が使用さ
れた後、外被２２の外表面ならびに管路２０は汚染され
ている。外被２１が挿入管１２から取りはずされる際に
この汚染が検査室の環境に広まることは防止することが
重要である。挿入管１２及び外被２２を第３図Ｃに示す
ように挿入管バグ４２内に再挿入することによって、汚
染が広がることなく外被２２を挿入管１２から取りはず
すことができる。次に管８４を経てノズル８０の入口８
２に空気圧が圧入されて外被２２が膨張される。そこで
外被２２は第３図Ｂに示すように膨張して挿入管１２の
外表面から離れる。外被２２が挿入管バグ４２の直径に
まで膨張すると、第３図Ｂに示すように挿入管１２は取
り付けた場合と同様に容易に外被２２から取りはずされ
る。そこで空気圧は外被２２から除去され、第３図Ａに
示すように外被２２は収縮する。バグ集合体４０の頂部
が封鎖される。そこで汚染された外被２２は環境に汚染
を広げることなく挿入管バグ４２と共に廃棄することが
できる。

前述のとうり、挿入管バグ４２に非弾性特性を有してい
るので、外被がバグ４２の直径まで膨張すると、それ以
上膨張することを制限する。バグ４２は挿入管１２を外
被２２内に挿入する間、及び挿入管１２を外被２２から
取りはずす間の双方で外被２２の膨張を制限する。しか
し、挿入管１２を外被２２から取りはずす間に外被２２
の炸裂を防止することの方がより重要である。何故なら
ば、取りはずし段階中に外被２２が炸裂すると汚染が広
範囲に拡大してしまうからである。外被２２の膨張を適
正に制限するため、バグ４２は比較的頑丈である必要が
ある。代表的な市販のプラスチック薄膜の場合、バグは
壁厚が少なくとも０、００４インチのプリエチレン又は
他の適当な材料製のものがよい。これとは対照的に漏斗
状部材６０は外被２２の膨張によって外側に押圧されな
いので、その壁厚は約０．００１インチ乃至０．００２
インチでよい。

代表的な挿入管１２の長さは１メ一トル程度であり、直
腸鏡用の挿入管の長さは２メートルになることもある。

１乃至２ｍの長さを有する挿入管バグ４２を垂直に支持
することは困難な場合がある。従って、第６図に示すよ
うに、挿入管バグ４２をテーブル３０１上に水平に保持
することが望ましい。この実施例では、挿入管バグ４２
はタブ３０２上の二叉支持ラック３００とフック３０４
との間でテーブル３０１に沿って延長している。フック
には必要ならば適当な引張り部材３０５　（ばね又は分
銅）の荷重をかけるか、又は前記部材を固着してもよい
。

長さ１ｍ以下の内視鏡の場合、第４図及び７図に示すよ
うにスタンド８０を用いることが望ましい。このスタン
ドは第４図に示すように床に置いてもよ（、又第７図に
示すように台座に載置してもよい。それぞれの部材と機
構は互換性がある。

スタンド８０は台座７９から又は補強リング８４によっ
て相互連絡された三脚８４から垂直に突出する垂直支持
枠８２を備えている。クランプ８８は支持部材８２を摩
擦的に係止するための手廻しねじ９０を備えている。支
持アーム９２は第２図及び第４図に示すように支持フラ
ンジ４６で管４０を支持する二叉端９４を有している。

このように、支持アーム９２はつば４４を支持フランジ
４６を介して支持する。

あるいは、第７図に示されているように、つば４４を支
持するために二叉部材９４ではなく、コレット部材２０
８を使用してもよい。支持リブなしで大型のバグを使用
する場合、支持つば４４のすぐ上方に延びる外被マニホ
ルド（図示せず）の下にバグ又は漏斗状部材を引止める
ことが有利なことがある。コレット２０Ｂを支持部材９
２上に設けることによってつば４４は支持部材９２の上
で所望の間隔を保つ。それによってバグ部材６０は例え
ばバグ６０を折りたたみ、又はクランプ２００を下げる
ことによって支持部材４４の頭部の下に引込められる。

それにより、内視鏡の挿入及び除去用に外被マニホルド
（図示せず）にアプローチしやすくなる。二叉保持器９
６が支持アーム９２の上方に支持枠８２から水平に突起
している。漏斗６０によって、挿入管１２が後に使用す
るため、又は廃棄するために挿入管バグ４２内に残され
ている間に内視鏡のハンドル１４（第１図）が二叉保持
器９６内にクリップされることができる。

第２図及び第４図に図示した分銅５２は、外被２２及び
挿入管１２がバグから取はずされ、又はバグ４２に再挿
入されるとき、外被２２がバグ４２に密着することを防
止するために挿入管バグ４２を引張る役割を果たす。バ
グ４２は伸張可能な材料から成っているが、折たたみ可
能な材料から成っていてもよい。バグ４２の端を適正に
係留するには重さ約２００グラムの分銅で十分であろう
。あるいは、バグ４２をよりこわい材料のものにすれば
分銅は必要ない。

第４図及び第７図に図示したスタンド８０は約１ｍまで
の長さの挿入管１２を有する内視鏡１０に好適に利用で
きる。それ以上の長さの挿入管１２を有する内視鏡１０
の場合は第６図に示すようにバグ４２をテーブル上で傾
斜又は水平位置に配することが必要である。この実施例
では、挿入管バグ４２の末梢側端部と固定支持台との間
に延在する引張りばね（図示せず）を分銅５２の代りに
使用してバグ４２を完全に伸張させることができる。

使用前の外被２２の汚染を防止し、かつ無菌状態を維持
するため、又、輸送内視鏡の損傷を防止するため、実装
用バグ４０を輸送及び保管用に適当な容器に梱包するこ
とが重要である。比較的長い物品を搬送し、保管するこ
とは困難なので、実装バグ４０を直線的に梱包すること
は望ましくない。その代りに、外被２２を内蔵した挿入
管バグ４２を第５図に示した種類のトレー１００内に配
置することができる。トレー１００は挿入管バグ４２を
渦巻き状に収納するようにされた長さと幅のらせん形み
ぞ１０４を備えている。容器１０２の中心に形成された
円形のみぞ１０６が漏斗状部材又はバグ部材６０を受納
する。バグ部材６０は外被２２と連結され、これと共に
廃棄される付加管を含んでいる。容器１０２は圧力感応
接着材で容器１０２に封印された紙又はプラスチック薄
膜で？＆覆することができる。実装用バグ４０は例えば
容器１０２を酸化エチレンガスのような適当な手段で殺
菌することによって容器内で消毒することができる。

外被２２を内視鏡の挿入管１２に取り付けるとき、祇又
はプラスチック薄膜を容器１０２の上表面から引き剥し
、挿入管バグ４２と漏斗状部材６０をそれぞれのみぞ１
０４．１０６から取り出せるようにする。次に実装用バ
グ４０をスタンド８０（第４図又は第７図、又はテーブ
ル３０１）上のつば４４にて取り付け、その下端に分銅
５２を取り付ける。次に、第３図Ｂを参照しつつ既に説
明したように、挿入管１２が外被２２内に挿入される。

外被２２が挿入管１２上に実装された後、挿入管１２と
外被２２とはバグ４２から取りはずされて、内視鏡処置
又は検査が実行される。内視鏡処置又は検査の終了後、
挿入管１２と外被２２が挿入管バグ４２内に再挿入され
、外被２２に空気圧入がなされ、その後で挿入管１２が
外被２２から取りはずされる。そこで挿入管バグ４２内
部の汚染された外被２２を直接的に、又は挿入管バグ及
び漏斗状部材６０を再度トレー１ｏｏのそれぞれのみぞ
Ｉ０４．１０６内に配置することによって廃棄すること
ができる。

〈発明の効果〉 これまで説明してきたように、本発明の実装システムは
外被が使用前に汚染されることを防止し、かつ外被の使
用後に内視鏡から取りはずされる際、及び汚染された外
被を廃棄する際に汚染が広がることを防止する。バグに
よって更に外被を内視鏡に実装し、又、使用後に内視鏡
から外被を取りはずすことが容易になる。更に、この実
装システムは多様な形状と寸法を有し、特定の機能用に
設計された内視鏡外被と共に使用することに容易に適応
できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は挿入管上に取り付けられた内視鏡防護外被を有
する内視鏡の傾斜図である。 第２図は使用前後に使い捨ての内視鏡外被を実装し、か
つ内視鏡への取りつけと、内視鏡からの取りはずしを容
易にする細長い、可撓性の非弾性バグの側面図である。 第３図Ａ乃至第３図Ｃは使用前に内視鏡上に使い捨て外
被を実装し、使用後に内視鏡から外被を取りはずすため
の第２図に示したバグの使用技術を示した概略図である
。 第４図は内視鏡がバック内に挿入され、かつバグから離
脱される際にバグを支持するために使用されるスタンド
上に取り付けられた第２図の実装用バグの側面図である
。 第５図は内視鏡に実装する前の使い捨て内視鏡外被を含
む第２図のバグを実装するために使用される無菌トレー
の透視図である。 第６図に管状バグを水平位置に保持するための別の実施
例の斜視図である。 第７図はテーブル上に載置するスタンドの別の実施例の
斜視図である。 図中符号 １０　内視鏡 ■４　制御ハンドル １８　　Ｕ型みぞ ２２　外被 ２５　ハウジング ２８　接眼鏡 ４２　挿入管バグ ４６　支持フランジ ５０　フック ６０　漏斗状部材 ６４　周辺リプ ６８　接合点 ８０　ノズル ８４管 ９２　支持アーム １００　　トレー １０４　らせん形みぞ ２００　支持ラック ２０８　コレツト １２　挿入管 １６　尖端部 ２０　生体組織採取管路 ２４　見通し窓 ２６　制御ホイール ４０　実装用バグ ４４　つば ４８　円筒形尖端 ５２　分銅 ６２　控え ６６　周辺リブ ７０　タブ ８２　人口 ９０　手廻しねじ ９４　二叉部材 １０２　容器 １０６　円形みぞ ２０２　　フック部材 ３００　　二叉支持ラック ３０２　　タブ ３０５　分銅 フック 手 続 補 正 書 （方式） １、事件の表示 平成１年特許顆第１．２１２９６号 ２、発明の名称 使い捨て内視鏡外被の実装システム ３、補正をする者 事件との関係 出 願 人 名 称 オービーラブ インコーホレーテッド ４、代 理 人 ５、補正命令の日付 平成１年８月２９日

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、使い捨て内視鏡外被の実装システムにおいて、前記
   外装を実装すべき内視鏡挿入管の長さとほぼ等しい長さ
   と、前記挿入管の直径よりも大きい直径を有していて、
   末梢側端部が閉じ、基部側端部が開いている非弾性材料
   の細長いバグと、 前記バグ内に配置され、このバクの長さにほぼ沿って延
   長する使い捨て式弾性内視鏡外被とから構成され、 前記外被は前記バグの基部側端部の近傍に位置する開放
   端を有しているので、前記バグの基部側開口と前記外被
   の開口とを通して前記外被を前記挿入管上に実装可能で
   あることを特徴とする実装システム。 ２、前記バグが更にその基部側端部の近傍の周辺から延
   長する漏斗状部材を備え、この漏斗状部材は前記バクの
   基部側端部の開口部から外側に張り出していることを特
   徴とする請求項１記載の実装システム。 ３、前記漏斗状部材が更にこの部材の漏斗状構造を保持
   するため前記バグの基部側端部から前記漏斗状部材の縁
   に向って延長する複数個の比較的堅い控えを備えたこと
   を特徴とする請求項２記載の実装システム。 ４、前記漏斗状部材が更にこの漏斗状部材の縁に沿って
   延長する一対のピボット連接された比較的堅いリブを備
   えたことを特徴とする請求項３記載の実装システム。 ５、前記漏斗状部材がその開口部の周辺に開いた状態の
   保持を補助するための補強リブを備えたことを特徴とす
   る請求項２記載の実装システム。 ６、前記漏斗状部材が再密封できるように再閉鎖可能な
   開口部を有することを特徴とする請求項２記載の実装シ
   ステム。 ７、前記漏斗状部材が前記外被用の付属管を含むことを
   特徴とする請求項２記載の実装システム。 ８、前記バグと前記漏斗状部材との間の前記バグの基部
   側端部の近傍のバグ周辺から延長する堅い円筒状つばを
   更に備えたことを特徴とする請求項２記載の実装システ
   ム。 ９、前記バグを前記つばとを支持フランジとを介して支
   持できるように前記つばの周辺から延長し、そこから外
   側に張り出した環状支持フランジを更に備えたことを特
   徴とする請求項８記載の実装システム。 １０、前記バグの基部側端部の近傍のバグ周辺から延長
   する堅い円筒状つばを更に備えたことを特徴とする請求
   項１記載の実装システム。 １１、前記バグを前記つばと支持フランジとを介して支
   持できるように前記つばの周辺から延長し、そこから外
   側に張り出した環状支持フランジを更に備えたことを特
   徴とする請求項１０記載の実装システム。 １２、前記挿入管バグが比較的堅い円筒状端キャップで
   終端することを特徴とする請求項１記載の実装システム
   。 １３、前記挿入管バグを伸脹状態に保持するため前記端
   キャップから垂下されたアンカー分銅を更に備えたこと
   を特徴とする請求項１２記載の実装システム。 １４、前記挿入管バグを延伸したまっすぐな状態に保つ
   ためのスタンドを更に備え、前記スタンドは上方に延長
   する支柱と、この支柱からほぼ水平の角度で突起した支
   持アームとを備え、前記支持アームが前記挿入管バグを
   挟持又は包囲するようにされた二又部材又はコレットで
   終端することを特徴とする請求項１記載の実装システム
   。 １５、前記外被用の付属管を保持するための前記バグの
   基部側端部で連結された円形可撓部材を更に備えたこと
   を特徴とする請求項１記載の実装システム。 １６、前記バグを前記末梢側端部で支持するための第１
   支持部材と、 前記バグ上部の前記円形可撓バグを支持するための第２
   支持部材とを備えたことを特徴とする請求項１記載の実
   装システム。 １７、前記第２支持部材が前記第１支持部材に対して移
   動自在であることを特徴とする請求項１６記載の実装シ
   ステム。 １８、細長い可撓バグに包囲された使い捨て内視鏡外被
   を実装するためのトレーにおいて、前記トレーは前記可
   撓バグの直径よりも大きい厚みのベースを備え、このベ
   ース内には前記バグの長さと直径よりも大きい長いと幅
   を有するらせん形もしくは円形のみぞが形成されており
   、前記バグ及び外被を前記みぞ内に挿入してらせん形も
   しくは円形のコイルを形成できることを特徴とするトレ
   ー。 １９、前記ベースの前記らせん形のみぞの内端に形成さ
   れたほぼ円筒形のみぞを更に設け、この円筒形のみぞは
   前記らせん形のみぞの幅よりもかなり大きい直径を有す
   ることを特徴とする請求項１８記載のトレー。 ２０、使い捨ての弾性内視鏡外被の汚染を防止するよう
   な実装方法において、 閉じた末梢側端部を開いた基部側端部を有する非弾性の
   細長いバグ内に前記外被を配し、その際、前記バグは前
   記外被がその上に実装されるべき内視鏡挿入管の長さと
   ほぼ等しい長さと、前記挿入管の直径よりも大きい直径
   を有しており、前記外被は前記バグの基部側端部に位置
   する開放端を備えて前記バグ内に配置され、 前記外被が膨張して前記バグ内の内壁に接触し、その結
   果、前記バグが前記バグの直径とほぼ等しい直径に前記
   バグの膨張を制限するまで前記外被に空気を圧入し、 前記外被が前記バグ内で膨張状態にある間に前記内視鏡
   の挿入管を前記外被の開放端内に挿入し、 前記外被の空気抜きをして前記外被が収縮して前記バグ
   の壁との接触状態から離れかつ前記内視鏡の前記挿入管
   の外表面と接触できるようにし、かつ 前記挿入管と包囲する外被を前記バグから取出して、前
   記内視鏡を内視鏡検査又は処置を行なうために利用でき
   るようにする各段階から成ること特徴とする方法。 ２１、前記内視鏡が内視鏡検査又は処置を行なうために
   利用された後、又は利用中に、前記挿入管及び包囲する
   外被を前記バグの基部側端部に挿入し、 前記外被が膨張して前記挿入管の表面から離れて前記バ
   グの内壁と接触し、その結果、前記バグの直径とほぼ等
   しい直径に前記バグの膨張が制限されるまで前記外被に
   空気を圧入し、前記外被が前記バグ内で膨張状態にある
   間に前記内視鏡の前記挿入管を前記外被の開放端から取
   り出し、 前記外被の空気抜きをして前記外被が収縮して前記バグ
   の壁から離れることができるようにし、かつ 前記外被が前記バグ内に収容されている間に前記外被と
   前記バグを一体で廃棄する各段階から成ることを特徴と
   する請求項２０記載の方法。 ２２、前記挿入管が前記バグ内に挿入され、かつバグか
   ら取出される間、前記バグを引張って前記バグを伸張状
   態に保つ段階を更に含むことを特徴とする請求項２０記
   載の方法。２３、前記バグは前記挿入管が前記バグ内に
   挿入され、かつバグから取出される間、バグの基部側端
   部の近傍の位置から垂直状態で垂下されることを特徴と
   する請求項２０記載の方法。 ２４、前記内視鏡が内視鏡検査又は処置を行うために使
   用された後に、前記外被が汚染を広げることを防止する
   ように使い捨て弾性内視鏡外被を取り出しかつ廃棄する
   方法において、 前記挿入管とほぼ等しい長さを有し、かつ前記挿入管の
   直径よりも大きい直径を有する可撓性の非弾性部材から
   成る細長いバグの基部側端部に内視鏡挿入管及び包囲外
   被を挿入し、その際前記バグは末梢側端部で閉じ、基部
   側端部では開いており、 前記外被が膨張して前記挿入管の表面から離れて前記バ
   グの内壁と接触し、その結果、前記バグが前記バグの直
   径とほぼ等しい直径に前記バグの膨張を制御するまで前
   記外被に空気を圧入し、 前記外被が前記バグ内で膨張状態にある間に前記内視鏡
   の前記挿入管を前記外被の開放端から取り出し、 前記外被の空気抜きをして前記外被が収縮して前記バグ
   の壁から離れることができるようにし、かつ 前記外被が前記バグ内に収容されている間に前記外被と
   前記バグを一体で廃棄する各段階から成ることを特徴と
   する方法。 ２５、前記挿入管が前記バグ内に挿入され、かつバグか
   ら取出される間、前記バグを引張って前記バグを伸張状
   態に保つ段階を更に含むことを特徴とする請求項２４記
   載の方法。２６、前記バグは前記挿入管が前記バグ内に
   挿入され、かつバグから取出される間、バグの基部側端
   部の近傍の位置から垂直状態で垂下されることを特徴と
   する請求項８記載の方法。