JPH02571A - 光記録媒体 - Google Patents

光記録媒体

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JPH02571A
JPH02571A JP63176676A JP17667688A JPH02571A JP H02571 A JPH02571 A JP H02571A JP 63176676 A JP63176676 A JP 63176676A JP 17667688 A JP17667688 A JP 17667688A JP H02571 A JPH02571 A JP H02571A
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JP
Japan
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layer
optical recording
dye
adhesive
organic dye
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JP63176676A
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English (en)
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Takeshi Kubota
毅 久保田
Hideki Takematsu
竹松 秀記
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Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH02571A publication Critical patent/JPH02571A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41MPRINTING, DUPLICATING, MARKING, OR COPYING PROCESSES; COLOUR PRINTING
    • B41M5/00Duplicating or marking methods; Sheet materials for use therein
    • B41M5/26Thermography ; Marking by high energetic means, e.g. laser otherwise than by burning, and characterised by the material used
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B7/00Recording or reproducing by optical means, e.g. recording using a thermal beam of optical radiation by modifying optical properties or the physical structure, reproducing using an optical beam at lower power by sensing optical properties; Record carriers therefor
    • G11B7/24Record carriers characterised by shape, structure or physical properties, or by the selection of the material
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B7/00Recording or reproducing by optical means, e.g. recording using a thermal beam of optical radiation by modifying optical properties or the physical structure, reproducing using an optical beam at lower power by sensing optical properties; Record carriers therefor
    • G11B7/24Record carriers characterised by shape, structure or physical properties, or by the selection of the material
    • G11B7/241Record carriers characterised by shape, structure or physical properties, or by the selection of the material characterised by the selection of the material
    • G11B7/242Record carriers characterised by shape, structure or physical properties, or by the selection of the material characterised by the selection of the material of recording layers
    • G11B7/244Record carriers characterised by shape, structure or physical properties, or by the selection of the material characterised by the selection of the material of recording layers comprising organic materials only

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  • Thermal Transfer Or Thermal Recording In General (AREA)
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は光記録媒体に関し、特に低出力のエネルギービ
ームを照射することにより情報の記録を行うことができ
る光カード等に適した光記録媒体に関する。
〔従来の技術〕
近年磁気記録方式に代わる新しい記録方式として光記録
方式が開発され、広く利用されるようになった。
光記録媒体は一般に基板上にTe等の金属の薄膜を蒸着
したもので構成されており、これにレーザー等のエネル
ギービームを照射して照射部分にピットを形成すること
により、情報の記録が行われている(特開昭60−20
8290号)。このような光記録媒体は近赤外域でも光
吸収を有するために半導体レーザーが使用でき、また反
射率が大きいためにCN比を高くすることができるとい
う利点を有するが、反面反射率が大きいためにレーザー
光線のエネルギーを有効に利用できず、記録に要する光
エネルギーが大きくなり、大出力のレーザー光源を要す
るという問題がある。さらに金属薄膜をレーザー光線で
蒸発させてピットを形成する方式のため、記SJ1を密
着貼り合わせ構造とすることが困難であるという問題も
ある。さらに薄膜には、テルル、ビス7ス、セレン等が
用いられるが、これらは毒性を持っているという欠点も
ある。
このような事情に謹み、近年吸収性の選択ができ、吸収
率が大きく、熱伝導率が小さく、生産性が良く、毒性が
低い有機色素薄膜を記録層として適用した光記録材料の
提案が種々なされている。
このような光記録媒体に用いる代表的な色素としては、
/アニン系色素(特開昭58−112790号)、アン
トラキノン系色素(特開昭58−224448号)、ナ
フトキノン系色素(特開昭58−224793号)及び
フタロシアニン系色素(特開昭60−48396号)等
がある。これらは単独又は自己酸化性樹脂と併用してス
ピンナー塗布法、ディッピング法、プラズマ法又は真空
蒸着法等により基板上に薄膜状に塗布され、光記録媒体
が作られる。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記従来技術において、光記録に対する感度を向上させ
るために、即ちエネルギー遣を低下させるために、有機
色素として熱的により不安定な材料を使用するのが好ま
しいが、このような材料は分子量が小さく、また共鳴範
囲の狭い分子構造を取る物が多い。このため一般に化学
的、物理的な面においても十分に安定ではなく、通常使
用される接着剤、例えばウレタン系、エボキン系、シア
ノアクリレート系等の接着剤と接触すると、その接着剤
に含有される活性分子鎖又は官能基、例えばインシアネ
ート基、アミノ基、エポキシ基等により色素の分子構造
が破壊されたり化学変化を起こしたりし、色調変化や反
射率変化を生じることがある。特にこのような変化は長
時間の間に生じ、光記録層の経時変化の原因となるとと
もに、熱、光、湿度、圧力等の外的要因により変化が促
進され、記録或いは再生に当たって光記録の経時的劣化
の原因となる。
さらに、媒体の製造上あるいは特性上の問題として、有
機色素が媒体の全面に存在すると媒体全体が色素の色に
染まるため印刷、媒体デザイン上の制約を受けることに
なる。また光学特性上の難点から光記録層を有機色素の
みか主として有機色素により形成し、樹脂等のバインダ
ー成分を微1しか加えない場合、透明基板、光記録層、
接着層の各層間での十分な接着強度が得られず、長期間
の使用に耐える媒体が得られないという問題もある。こ
れらの問題の解決のためには有機色素層を部分的に形成
することが考えられるが、均一にしかも安定して部分的
に有機色素層を形成することは困難である。
従って本発明の目的は有機色素系光記録層が接着層の影
雪を受けず、その反射率が向上した光記録媒体を提供す
ることを特徴とする 特に本発明の目的は光カードとして使用し得るように光
記録層が光学特性を劣化することなく他層に密着してい
る構成の光記録媒体を提供することである。
〔課題を解決するための手段〕
上記問題点に温み鋭意研究の結果、本発明者は有機色素
を含有する光記録1と有機色素脱色作用を有する接着層
との間に、合成又は天然の樹脂からなる色素保護層を設
けることにより、接着層の接着剤による光記録層の光学
特性の劣化を防止し、部分的に光記録領域が形成された
光記録媒体を得ることができることを発見し、本発明に
想到した。
すなわち、本発明の光記録媒体は、透明基板上に有機色
素を含有する光記録11と、前記光記録層の一部に設け
られた色素保護層と、前記有機色素を脱色させる作用を
有する接着層と、支持基板とが順次積層されており、前
記有機色素保護層と接する前記光記録層の部分が光記録
領域となっていることを特徴とする。
本発明の光記録媒体の構成は、例えば第1図、第2図及
び第3図に示す通りである。
第1図に示す光記録媒体は、保護層1、書き込み読み取
り光に対して透過性のある透明基板2、有機色素を含有
する光記録層3、色素保護層6、有機色素を脱色させる
作用を有する接M剤層7及び支持基板3を順次積層した
もので、色票保護層6は、光記録層3の一部に設けられ
ており、光記録層3の接着剤層7と接する部分5は光記
録層脱色領域となり、色素保護層6と接する部分4が光
記録領域となっている。また、矢印Aは記録再生用エネ
ルギー光線の照射方向である。
第2図に示す光記録媒体は、保護層l、書き込み読み取
り光に対して透過性のある透明基板2、有機色素を含有
する光記録層3、色素保護層6、有機色素を脱色させる
作用を有する粘着フィルム層lO1透過光線を吸収する
着色層9及び支持基板8を順次積層したもので、色素保
護層6は、光記録層3の一部に設けられており、光記録
層3の粘着フィルム層10と接する部分5は光記録層脱
色領域となり、色素保護層6と接する部分4が光記録領
域となっている。また、矢印、へは記録再生用エネルギ
ー光線の照射方向である。
また、第3図に示す光記録媒体は、保護層1、書き込み
読み取り光に対して透過性のある透明基板2、有機色素
を含有する光記録層3、色素保護層6、有機色素を脱色
させる作用を有する粘着フィルム層lO1着色層9及び
支持基板8を順次積層したものである。この光記録媒体
の場合、色素保護層6は、光記録層3の一部に設けられ
ており、粘着フィルム層IOは、色素保護N6が設けら
れていない部分にのみ積層されている。光記録層3の粘
着フィルム層IOと接する部分5が光記録1脱色部分と
なり、色素保護層6と接する部分4が光記録層となるの
は、第1図に示した光記録媒体の場合と同じである。ま
た、矢印Δは記録再生用エネルギー光線の照射方向であ
る。
カード保護層1としては、書き込み読み取り光に対して
透過性が良く複屈折がないかぎり、通常のカードの保護
層(オーバーシート)として用いることのできるあらゆ
るプラスチック材料が使用可能である。具体的には、ポ
リ塩化ビニル、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエ
チレンテレフタレート等のポリエステル、ポリメチルメ
タクリレート、ポリスチレン、ポリカーボネート等のフ
ィルムが用いられる。
さらに表面硬度が高(て耐擦傷性が良好な保護層1とす
るために、電離放射線硬化型樹脂により形成することも
できる。電離放射線硬化型樹脂とは紫外線や電子線等の
電離放射線で硬化する樹脂である。このような樹脂は分
子中にエチレン性不飽和結合を有するプレポリマーまた
はオリゴマー例えば、不飽和ポリエステル頚、ポリエス
テルアクリレート、エポキシアクグレート、ウレタンア
クリレート、ポリエーテルアクリレート、ポリオールア
クリレート、メラミンアクリレートなどの各種アクリレ
ート類、ポリエステルメタクリレート、ポリエーテルメ
タクリレート、ポリオールメタクリレート、メラミンメ
タクリレートなどの各種メタクリレート類などの一種も
しくは二種以上に、必要に応じ分子中にエチレン性不飽
和結合を有スるモノマー、例えば、スチレン、α−メチ
ルスチレンなどのスチレン系モノマー類、アクリル演メ
チル、アクリル酸−2−エチルヘキシル、アクリル酸メ
トキシエチル、アクリル酸ブトキシエチル、アクリル竣
ブチル、アクリル酸メトキシフチル、アクリル酸フェニ
ルなどのアクリル酸エステル類、メタクリル酸メチル、
メタクリル酸エチル、メタクリル酸プロピル、メタクリ
ル酸メトキンエチル、メタクリル酸エトキシメチル、メ
タクリル酸フェニル、メタクリル酸ラウリルなどのメタ
クリル酸エステル類、アクリルアミド、メタクリルアミ
ドなどの不飽和カルボン酸アミド、アク’)ルa−2−
(N、N−ジエチルアミノ)エチル、7タクリル酸−2
−(N、N−ジメチルアミノ)エチル、アクリル酸−2
−(N、N−ジベンジルアミノ)エチル、メタクリル酸
(N、N  7メチルアミノ)メチル、アクリル酸−2
−(N、N−一′エチルアミノ)プロピルなどの不飽和
酸による置換アミノアルコールエステル順、エチレング
リニールジアクリレート、ブロヒ゛レンゲリコールシフ
°クリレート、ネオペンチルグリコールジアクリレー)
、1.6−ヘキサンジオールジアクリレート、ジエチレ
ングリコールジアクリレート、トリエチレングリコール
ジアクリレート、ジプロピレングリコールジアクリレー
ト、エチレングリコールジメタクリレート、プロピレン
グリコールジメタクリレート、ジエチレングリコールジ
メタクリレートなどの多官能性化合物、および(または
)分子中に2個以上のチオール基を有するポリチオール
化合物、例えば、トリメチロールプロバントリチオグリ
コレート、トリメチロールプロパントリチオプロピレー
ト、ペンタエリスリトールテトラチオグリコレートなど
を混合したものである。
以上の化合物は任意に混合して塗布用組成物とすること
ができるが、適当なコーティング適性を持たせるために
、前記プレポリマーまたはオリコマ−を5重量%以上と
し、前記モノマーおよび(または)ポリチオール化合物
を95重量%以下とするのが好ましい。
塗布用組成物には、上記の化合物が紫外線もしくは電子
線の照射前に硬化するのを防止するために、ハイドロキ
ノン、ハイドロキノンモノメチルエーテル、ベンゾキノ
ンなどの重合禁止剤を安定剤として添加するとよい。
また塗布用組成物を紫外線硬化型とする場合、この中に
光重合開始剤として、アセトフェノン類、ベンゾフェノ
ン類、ミヒラーベンゾイルベンゾエート、α−アミロキ
シエステル、テトラメチルチウラムモノサルファイド、
チオキサントン類や、光増感剤としてn−ブチルアミン
、トリエチルアミン、トリーn−ブチルホスフィンなど
を混合して用いる。
保8i層の厚さは一般に2〜20 μmであり、2μm
より薄いと保護屡の耐久性が十分でなく、また20μm
より厚くても意味がない。
書き込み読み取り光に対して透過性のある透明基板2は
光記録材料を保護し、後で述べるように、光記録材料を
製造する際の基材としての役目を果たすものである。透
明基板側からは、レーザー光を照射して光情報を記録も
しくは再生するので、レーザー光、特に、小型で出力の
高い半導体レーサーのレーザー光の波長に対して十分な
透過性を有していることが必要である。具体的には、セ
ルロース誘導体、アクリル樹脂、ポリカーボネート!4
1脂、ポリエチレンテレフタレート樹脂、ビニル系樹脂
、ポリイミド樹脂、ポリアミド樹脂、ポリエーテル樹脂
、ポリスルホン樹脂等の透明樹脂のフィルム、もしくは
ガラスが好ましい。透明基板2の厚さは100μm−1
mmであり、200〜600μmであるのが好ましい。
なお透明基板2上にトラツキラング用案内溝(図示せず
)を形成し、その表面に後述する記録層を形成すること
もできる。
その形成方法としては、射出成形法、キャスティング法
、2P法(ホトポリマープレス法)等を用いることがで
きる。
光記録層3は有機色素を含有する看である。ここで使用
できる有機色素はエネルギー光線により昇華、融解、分
解等の物理的、化学的変化を起こすが、通常の環境では
紫外線や可視光線により変化しないものである。このよ
うな有機色素としてはンアニンやナフトキノン系の色素
等があるが、その池にアゾ系、トリフェニルメタン系の
色素や、スクワリIJウム系色素(特開昭57−462
21号)や、金属フタロシアニン系色素(特開昭57−
82094号)等を用いることもできる。これらの色素
は単独又は組み合わせて使用することができる。
またエチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース等
のセルロース誘導体、ポリスチレン、ポリα−メチルス
チレン等のスチレン樹脂、あるいはスチレン共重合樹脂
、ポリメタクリル酸メチル、ポリメタクリル酸エチル、
ポリアクリル酸エチノペポリアクリル酸ブチル等のアク
リル樹脂又はメタクリル樹脂、ロジン変性マレイン酸樹
脂、ロジンに性フェノール樹脂、重合ロジン等のロジン
エステル樹脂、ポリ酢酸ビニル樹脂、クマロン樹脂、ビ
ニルトルエン樹脂、塩化ビニル樹脂、ポリエステル樹脂
、ポリウレタン樹脂、ブチラール樹脂等のバインダーを
有機色素に添加し、塗布することも可能である。この場
合有機色素の割合は50重量?;以上とする。
光記録層3の膜厚は50人〜10.000人程度が適当
であり、特に500〜5.000 人が好ましい。光記
録j3はグラビアコート法、ロールコート法、ナイフェ
ツジ法、オフセット法、スピンナーコート法等の塗布方
法あるいは印刷方法により形成することができる。
色素保護層6は合成又は天然の樹脂よりなり、光記録層
に接着剤の影響が及ばないようにするために設けられる
ものである。具体的にはエチルセルロース、ヒドロキシ
エチルセルロース、酢酸セルロース、プロピオネート酢
酸セルロース等のセルロース誘導(本、ポリスチレン、
ポリα−メチルスチレン等のスチレン樹脂あるいはスチ
レン共重合体樹脂、ポリメタクリル酸メチル、ポリメタ
クリル酸エチル、ポリアクリル酸エチル、ポリアクリル
酸ブチル等のアクリル樹脂又はメタクリル樹脂、ロジン
、ロジン変性マレイン酸樹脂、ロジン変性フェノール樹
脂、クマロン樹nW 、”ニルトルエン樹脂、塩化ビニ
ル樹脂、ポリエステル樹脂、ポリウレタン樹脂、ブチラ
ール樹脂等により形成することができる。
上記合成又は天然の樹脂からなる色素保護層6として、
あらかじめ薄膜フィルム状に成形されたものを使用する
のが好ましい。このような薄膜フィルムとしては、ポリ
エチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート
等のポリエステル系フィルム、セロファン紙等のセルロ
ース系フィルム、ポリエチレン、ポリプロピレン等のポ
リオレフィン系フィルム、ナイロン等のポリアミド系フ
ィルム、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン等のハロ
ゲン化オレフィン系フィルム、ポリスチレン系フィルム
、ポリカーボネート系フィルム、ポリスルホン系フィル
ム、ポリメチルメタククレート等のアクリル系フィルム
等が例示されるが、これらに限定されるものではない。
またこれらのフィルムは片面又は両面に色素の脱色作用
を有さない粘着加工が施されていても良く、粘着加工が
施されていることにより、光記録層3との密着性が向上
し、耐屈曲性に優れた媒体を得ることができる。
本発明においては、光記録領域4に相当する大きさの色
素保護用フィルムを用意し、スタンピング、ラミネート
等の手段により光記録領域4のみにフィルムを色素保護
層6として貼付することにより、デザイン的に所望の大
きさの光記録領域4を有する光記録媒体を簡単に製造す
ることができる。これは色素保護層用フィルム6のある
部分4だけ光記録層3中の色素が保存されるが、その他
の部分5は有機色素を脱色させる作用を有する接着剤1
7又は粘着フィルム層10と接触することにより脱色さ
れるからである。なお、色素保護A6として粘着フィル
ムを用いることもできるが、これに用いる粘着剤は色素
脱色作用のないものである必要があり、好ましくは活性
基を含まないものである。
色素保護層6の厚さは0.5〜100 μm程度である
が、好ましくは5〜60μm程度である。あまり薄くて
は色素保護層としての効果が少く、厚過ぎてはカート′
等に成形したときにカード表面の平面性を損なう原因と
なる。
接着層は接着剤からなる層7又は粘着フィルムからなる
110のいずれでもよい。なおここで用いる用語「接着
」は粘着を含む広い概念のもので、接着層としては、以
上の他に例えば粘着剤層、接ガフィルム層等を含む。
接着剤】7、粘着フィルム110等により例示される接
着11は光記録層3の一部を脱色する作用をりしている
。接着剤層7は、一般に使用可能な接ガ剤により形成す
ることができ、例えばエボキン朶、ポリウレタン系、イ
ソシアネート系、メラミン嘔、アクリル系、ポリエステ
ル系、シリコーン系等の硬化型接着剤を使用することが
できる。また粘着フィルム層lOは、例えば前述の色素
保護層6として用いられる薄膜フィルムを基体とし、そ
の光記録層3と接する側に、前記接着剤層7として用い
られる接着剤を塗布したものである。
ここで接着剤の選択基準として、接着性とともに有機色
素に対する消色性が重要である。有機色感に対する接着
剤の影響は有機色素の種類により買なるので、−船釣に
好ましい接着剤を挙げることはできないが、接着剤が多
くの活性基を含んで・、・るもの、あるいは分子量分布
において低分子量のものを多く含んでいるものなどが消
色性に優れている。例えば、アミノ基、カルボキシル基
、ヒドロキフル基、カルボニル基、エポキシ基、4級ア
ンモニウム塩等が挙げられる。また、消色が不完全な場
合は適当な添加剤を添加することによって、消色効果を
高めることができる。添加剤としては、例えば酸化剤、
還元剤又はイソシアネート等の架橋剤等が挙げられる。
また、有機色素を保護する接着剤と有機色素を脱色する
接着剤を、同一薄膜フィルム上に形成することも可能で
ある。
支持基板8としては、通常のカードの基板として用いる
ことができるあらゆるオ料が使用可能である。具体的に
は、ポリ塩化ビニル、塩化ビニル/酢酸ビニル共重合体
、ポリ塩化ビニリデン、ポリメタクリル酸メチル等のア
クリル樹脂、ポリスチレン、ポリビニルブチラール、ア
セチルセルロース、スチレン/ブタジェン共重合体、ポ
リエチレン、ポリプロピレン、ポリカーボネート、ポリ
エチレンテレフタレート等を使用することができる。し
かし場合によっては、鉄、ステンレス、アルミニウム、
スズ、銅、亜鉛等の金属シートや紙等も用いることがで
きる。さらに、上記1の積1体により形成することもで
きる。
支持基板8は光記録媒体に十分な機截的強度を付与する
ために0.1−11TIIII程度の厚さを有する。
着色層9は、レーザー光線等の記録再生用光線を実質的
に吸収する層である。これは、支持基板3の表面上、ま
たは色素保護層6の表面上に形成すればよい。光記録1
3を透過した再生用エネルギー光線は色素保護層6に達
し、また色素保護層6を透過したエネルギー光線は支持
基板8に達するが、このエネルギー光線がこれらの層で
反射を生じた場合には再生光の記録部と非記録部でのコ
ントラスト、いわゆるC / N比(Carrier 
/No1se比)が低下し、媒体信号の信頼性を損なう
こととなる。従って、これらの色素保護層6又は支持基
板8の少なくともいずれか一方は透過光線を実質的に反
射しないように光吸収性とすることが必要である。この
ような層は、例えば光を吸収するカーボンブラックを練
り込んだインキを塗布して形成し、あるいはそのような
フィルム、シートを貼り合わせて形成することができる
上記のような構成の光記録媒体において、記録用のエネ
ルギー光線は矢印Aで示す方向に照射され、光記録層3
にピットを形成する。光記録@3は基板2に密着してい
るが、有機色素系であるので、ピットの形成は問題なく
行うことができる。
エネルギー光線としては一般に使われているレーザー光
を使用することができる。このようなレーザー光に対し
て光記録層30反射率は10〜20%程度である。
〔作  用〕
本発明の光記録媒体においては、有機色素を含有する光
記録層の次に、合成又は天然の141指からなる色素保
護層を所定の範囲に設けて光記録領域を形成しているの
で、光記録領域において有機色素が接普罵の接着剤の活
性側鎖や官能基により変質したり経時変化したりするの
が防止される。つまり色素保護層を光記録層の所定の部
分(通常は中央部)にのみ形成することにより、所定の
形状の記録領域を部分的に形成することができるっ〔実
 施 例〕 本発明を以下の実施例によりさらに詳細に説明する。
実  施  例  l 厚さQ、 4 m mのポリメチルメタクリレート基板
上に、ピクトIJアブルーB色ff1(BASF社製)
20重量部とエタノール80重量部とからなる(溶液を
乾燥膜厚が0.15μmとなるようにスピンコード法で
塗布し、光記録層を形成した。この光記録層の表面に三
菱鉛筆(用型のセロハンテープを所定の形状に切って粘
着面を色素層に貼付した。
次いて、黒色の塩化ビニルシート(厚さ0.釦m)を用
意し、この塩化ビニルシート上に常温硬化型接着剤とし
て漬水化学@製のニスダイン)jα3120を厚さが6
0μmとなるように塗布し、接着剤と色素層が接するよ
うにして塩化ピニルシートと支持基板を貼り合わせた。
この媒体は貼り合わせるとほぼ同時に有機色素の色が消
滅し、セロハンテープを貼った部分のみ金色に反射した
。またセロハンテープを貼った部分の反射率は15%で
あり、加温、加湿下での強制劣化試験(50℃、90%
RH2200時間)でも反射率の低下は認められなかっ
た。
実  施  例  2 厚さ0.4 m mのポリメチルメタクリレートの透明
基板上に2P法にてグループ深さ0,1μm。
ピッチlOμm及び幅2μmのグループを作成し、乾燥
後膜厚が0.15μmとなるように下記組成の青色の有
機色素層をスピンコード法により設:すだ。
BASFIビクトリアブルー8 20重量部エタノール
          80重1部この有機色素層上に、
日東電工1掬製の粘着フィルムM C2000(65)
をグループ層をおおうように、かつ粘着面が有機色素層
と接するようにしっかりと貼付した。次いで黒色塩化ビ
ニルシート(厚さ0、2mm )を用意し、塩化ビニル
シート上に変性シリコーン系常温硬化型接着剤コニシ袈
Mo5−t。
を厚さ約80μmとなるように塗布し、接着剤と有機色
素層が接するようにして、塩化ビニルシートと透明基板
を貼り合わせた。
この媒体は貼り合わせ後はぼ10分後に有機色素の色が
消滅し、粘着フィルムを貼った部分のみ金色に反射した
。また粘着フィルムを貼った部分の反射率は15%有り
、加温、加湿下での強制劣化試験(50℃、95%RH
1200時間)でも反射率の低下はJ忍められなかった
実  施  例  3 厚さQ、 4mmのポリメチルメタクリレート透明基板
上にキャスティング法にてグループ深さ0.1μm1ピ
ツチIOμm及び幅2μmのグループを作成し、乾燥後
膜厚が0.15μmとなるように下記組成の青色の有機
色素層をスピンコード法により設けた。
BASF製ビクトリアブルー8 20重1部エタノール
          80重量部この有機色素層上に、
粘着加工した黒色PET(25μm厚)をグループ層を
おおうように、有機色素と接する面にしっかりと貼付し
た。次いで白色塩化ビニルンー) (0,2m■厚)を
用意し、塩化ビニルシート上に常温硬化型接着剤コニシ
製MO3−10を厚み約60 p mとなるように塗布
し、接着剤と有機色素層が接するようにして、塩化ビニ
ルシートと透明基板を貼り合わせた。
この媒体は貼り合わせ後はぼ10分後にf機色素の色が
消滅し、粘着フィルムを貼った部分のみ金色に反射した
。また黒色PETを貼った部分の反射率は15%有り、
加温、加湿下での強制劣化試験(50℃、95%RH,
200時間)でも反射率の低下は認められなかった。
実  施  例  4 厚さQ、 4 m mのポリメチルメタクリレート基板
上に、ビク)IJアブルーB色素(BASF社製)20
重量部とエタノール80重量部とからなる溶液を、乾燥
膜厚が0.15μmとなるようにスピンコード法で塗布
し、光記録層を形成した。この光記録層の表面に色素保
護層として日東電工■製の粘着フィルムM C20QO
(65)を所定の形状に切って粘着面を光記録層に貼付
した。
次いで、日東電工@製両面粘着フィルムNo、532の
一方の粘着面を光記録層の光記録領域外へ貼付し、他方
の粘着面を黒色塩化ビニルシート(厚さ0201へ貼付
して60℃の温度で1日間放置した。
この媒体は、1日後に、両面粘着フィルムNα532を
貼付した部分の有機色素の色が消滅し、粘着フィルム!
、1c2000 (65)を貼った部分のみ金色に反射
した。また粘着フィルム!、1C2000(65)を貼
った部分の反射率は15%であり、加温、加湿下での強
制劣化試験(50℃、90%RH1200時間)でも反
射率の低下は認められなかった。
実  ■  例  5 厚さQ、 4 m mのポリメチルメタクリレートの透
明基板上に2P法にてグループ深さ0.1μm、ビニフ
チ10μm及び福2μmのグループを作成し、乾燥後膜
厚が0.15μmとなるように下記組成の青色の有機色
素層をスピンコード法により設けた。
BASF製ビクトリアブルー8 20重1部エタノール
          80重量部この有機色素層上に、
日東電工側製の粘着フィルムNO,360をグループ居
をおおうように、かつ粘着面が有機色素層と接するよう
にしっかりと貼付した。
次いで日東電工@製両面粘着フィルムNα532 の一
方の粘着面を光記録層の光記録領域外へ貼付し、他方の
粘着面を黒色塩化ビニルシート (厚さ0.2m+n)
  へ貼付して、60℃の温度で1日間放置した。
この媒体は、1日後に両面接着フィルムNα532を貼
付した部分の有機色素の色が消滅し、粘着フィルムNO
,360を貼った部分のみ金色に反射した。
また粘着フィルムNO,360を貼った部分の反射率は
15%であり、加温、加湿下での強制劣化試験(50℃
、95%RH1200時間)でも反射率の低下は認めら
れなかった。
実  施  例  6 厚さ0.6+nmのポリメチルメタクリレート透明基板
上に、乾燥後膜厚が0.15μmとなるように下記組成
の青色の有機色素層をスピンコード法により設けて、光
記録層を形成した。
BASF製ビクトリアブルー8 20重量部エタノール
          80重1部次いで、厚さ25μm
の透明ポリエチレンテレフタレートフィルム上に、光記
録領域外と接する部分には諸態インキ@製ソアレックス
Sε−830εVA を、また光記録領域と接する部分
には諸態インキ@製TR−tuft 15TV(SOS
)  を、それぞれ30 t−tmの厚さとなるように
塗布し、光記録層と粘着面が接するように、光記録層へ
貼付した。
さらに、前記透明ポリエチレンテレフタレートフィルム
の反対側の面に、東し側製ウレタン系接着剤T(140
01Cを用いて、黒色塩化ビニルシート(厚さ0.2 
叩)を接着し、60℃の温度で1日間放置した。
この光記録媒体は1日後に、ソアレックスSε−830
8VA と接した部分の有機色素の色が消滅し、TR−
110115TV(SBS>  と接した部分のみ金色
に反射した。またTR−110115TV(SO3) 
 トlfしり部分(7) 反射6寧は15%であり、加
温、加湿下での強制劣化試験(50℃、95%RH12
00時間)でも反射率の低下は認められなかった。
゛発明の効果〕 以上の通り本発明の光記録媒体は有機色素を含有する光
記録層を形成後、光記録領域に色S保護層を、また光記
録領域以外に色素脱色用の接着層を偵屡しているので、
光記録層の一部を光記録領域として形成することができ
る。有機色素は全面に塗布するため、マスキング、拭き
取り、部分印刷等の各手法に比べて均一な面が得られる
という効果もある。さらに工程の自動化も容易に推進で
き、かつ色素保護層が再生光吸収性であれば、支持体の
色調に対する制限が無くなり、デザイン上の制限が無く
なるという効果が得られる。このような構成の光記録媒
体は光カード等に好適に使用することができる。
【図面の簡単な説明】
11図、第2図及び第3図はそれぞれ本発明の光記録媒
体の例を示す断面図である。 1・・・・・・保護層 2・・・・・・透明基板 3・・・・・・光記録層 4・・・・・・光記録領域 5・・・・・・光記録層脱色領域 6・・・・・・色素保護層 7・・・・・接着剤層 8・・・・・・支持基板 9・・・・・着色石 IO・・・・・・粘着フィルム店 出願人 大日本印fa11株式会社

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)透明基板上に有機色素を含有する光記録層と、前
    記光記録層の一部に設けられた色素保護層と、前記有機
    色素を脱色させる作用を有する接着層と、支持基板とが
    順次積層されており、前記色素保護層と接する前記光記
    録層の部分が光記録領域となっていることを特徴とする
    光記録媒体。
  2. (2)透明基板上に有機色素を含有する光記録層と、前
    記光記録層の一部に設けられた色素保護層と、前記色素
    保護層が設けられていない光記録層部分にのみ設けられ
    た前記有機色素を脱色させる作用を有する接着層と、支
    持基板とが順次積層されており、前記色素保護層と接す
    る前記光記録層の部分が光記録領域となっていることを
    特徴とする光記録媒体。
  3. (3)請求項1又は2に記載の光記録媒体において、前
    記接着層が粘着フィルムからなることを特徴とする光記
    録媒体。
  4. (4)請求項1乃至3のいずれかに記載の光記録媒体に
    おいて、前記色素保護層が高分子材料からなる塗布層又
    はフィルム層であることを特徴とする光記録媒体。
  5. (5)請求項1乃至3のいずれかに記載の光記録媒体に
    おいて、前記色素保護層が粘着フィルムからなることを
    特徴とする光記録媒体。
  6. (6)請求項1乃至5のいずれかに記載の光記録媒体に
    おいて、前記色素保護層が記録用及び/又は再生用のエ
    ネルギー光線を透過する材料からなり、前記支持基板の
    少なくとも透明基板側に前記エネルギー光線を反射しな
    い層が形成されていることを特徴とする光記録媒体。
  7. (7)請求項1乃至5のいずれかに記載の光記録媒体に
    おいて、前記色素保護層が記録用及び/又は再生用のエ
    ネルギー光線を反射しない材料からなることを特徴とす
    る光記録媒体。
  8. (8)請求項1乃至7のいずれかに記載の光記録媒体に
    おいて、前記透明基板にはあらかじめプレフォーマット
    が形成されていることを特徴とする光記録媒体。
JP63176676A 1987-12-11 1988-07-15 光記録媒体 Pending JPH02571A (ja)

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JP31377587 1987-12-11
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02132655A (ja) * 1988-07-25 1990-05-22 Toppan Printing Co Ltd 光カード

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02132655A (ja) * 1988-07-25 1990-05-22 Toppan Printing Co Ltd 光カード

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