JPH0256908A

JPH0256908A - 変圧器

Info

Publication number: JPH0256908A
Application number: JP20641688A
Authority: JP
Inventors: Tamotsu Inoue; 保井上; Tsuneji Teranishi; 常治寺西; Hitoshi Okubo; 仁大久保
Original assignee: Toshiba Corp
Current assignee: Toshiba Corp
Priority date: 1988-08-22
Filing date: 1988-08-22
Publication date: 1990-02-26

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔発明の目的〕（産業上の利用分野）本発明はガス絶縁変圧器にかかり、特に巻線及び冷媒を
絶縁筒内に収納した変圧器の巻線からのリード引出しを
改善したものに関する。

（従来の技術）近年、防災上から油入り変圧器に代わる変圧器として、
ガスを絶縁媒体としたガス絶縁変圧器が注目されている
。ガス絶縁変圧器には、巻線を冷却する方法によって様
々な方式が検討されている。

例えば、変圧器の巻線を絶縁筒内に収納して、その絶縁
筒内部に冷媒を満たし、その冷媒によって巻線からの発
熱を吸収するいわゆるセミプール方式の変圧器がある。

このような変圧器において、絶縁筒外部の絶縁は、絶縁
性のガス、例えばＳＦ６ガスなどが用いられている。こ
のセミプール方式の変圧器の例を第２図に示す。第２図
において、１は、変圧器巻線で、絶縁筒２内に収納され
ている。そして、その絶縁筒２内には、冷媒５が満たさ
れている。そして、その冷媒５は、ポンプ３で循環され
、冷却器４で冷やされる。また、前述したように、絶縁
筒外部は、絶縁性ガス６が満たされている。

（発明が解決しようとする課題）この様な変圧器においては、特に巻線１からのリード引
出しに関して次のような問題点がある。

変圧器からは、高圧巻線、低圧巻線などからリード線が
引き出され、それらは外部の接続線などに接続されてい
る。また、前記した変圧器の巻線１は、通常平角導線を
円盤状に巻回したコイルを複数段重ね合わせて巻線が構
成されている。従って、前記したリード線は、巻線１の
上側及び下側から引き出される場合が多い。そのため、
巻線下部側からのリード線を低圧巻線、高圧巻線の間を
通過させて巻線１の上側に取り出すことは、絶縁上も信
頼性ある構造にすることは、非常に難しい。更に、絶縁
の信頼性をあげるべく、低圧、高圧巻線間の絶縁距離を
大きくすると、巻線１の大きざが大きくなるばかりか、
前述した絶縁筒２の大きさが大きくなり、その内部に封
入する冷媒５の量が多くなる。冷媒５の母が多くなると
、当然のことながら価格の高い変圧器となる。更に、冷
媒５の比重は、１以上なので重量的にも重い変圧器とな
り、変圧器輸送が困難となる。この様に、リード線の引
出し方法によって、変圧器の大きさや重量にも深く関係
してくるが、前述した変圧器においては、巻線が絶縁筒
内部に挿入されている為、末だ絶縁的にも信頼があり、
経済的にも合うリード線の引出し方法は完成されていな
い。

本発明は、上記の点に鑑み成されたものでその目的は、
絶縁的にも信頼性が高く、経済的にも安価な変圧器を提
供するものである。

〔発明の構成〕

（課題を解決するための手段）本発明においては、高圧巻線及び低圧巻線などの巻線上
部からのリード線は、絶縁筒の上部解放部分より絶縁筒
外部に引き出し、巻線下側からのリード線は、絶縁筒を
貫通させ、絶縁筒の下側から引き出すようにする。

（作　用〉この様に構成された本発明においては、巻線から引き出
されるリード線が巻線のもつとも近い部分から引き出さ
れるので、リード線の長さが短くできる。さらには、絶
縁筒内部をリード線がはい回ることがないので、絶縁筒
の大きざを小さくできる。そのため、絶縁的にも信頼性
が高くなるばかりか、経済的にも安価な変圧器を提供で
きる。

（実施例）以下本発明の一実施例を第１図を参照して説明する。第
１図に於て、従来と同様な部分は、同一符号で示しその
説明は省略する。第１図に於て、１１は、高圧巻線、１
３は、低圧巻線であり、各々の巻線Ｉｔ、１３の端部か
らは、リード線１４ａ　・１４ｂ及びリード線１５ａ、
　１５ｂが引き出されている。そして、前述したリード
線の内、巻線の上部から引き出されるリード線１４ａ、
１５ａは、絶縁筒２の上部間より引き出されるリード線
１４ｂ、　１５ｂを貫通させて絶縁筒２の外部へ引き出
す構成とする。なお、当然の事ではあるが絶縁筒２を貫
通する部分は、絶縁筒２内部の冷媒５が絶縁筒外部に洩
れないようにシールが施しである。

この様に構成された本発明においては、次のような作用
効果が生じる。

（１）巻線１１．１３の上部部分から引き出されるリー
ド線１４ａ、１５ａは、絶縁筒２上部から引き出され、
巻線下部側のリード線１４ｂ、　１５ｂは絶縁筒２下部
側から引き出されるので、絶縁筒２内部でのリード線の
はい回しか少なくて済み、絶縁筒２を大きくすることな
く、小さくて済むので変圧器が小さくて済むほか、電圧
の加わっているリード線の部分が絶縁筒２内部で少なく
て済むので信頼性の高い変圧器が提供できる。

（２）巻線下部側のリード線１４ｂ、　１５ｂの電圧は
、一般に上部のリード線１４ａ、　１５ａに比べて電圧
値が低いので、絶縁筒２をリード線１４ｂ、　１５ｂが
貫通しても絶縁筒２の沿面ストレスが低く、絶縁上なん
ら問題とならなく、信頼性の高い変圧器が得られる。

（３）絶縁筒２からのリード線の引出しは、巻線下部側
からのみなので、絶縁筒２部分の貫通穴が少なくて済み
、絶縁筒２部分のシール部分の数が少なく、信頼性の高
変圧器が得られる。

（４）リード線１４ｂ、　１５ｂは、巻線の近傍から絶
縁筒２の外に取り出すことができ、絶縁筒２外側でリー
ド線のはい廻しを行うことができるので、す−ド線のは
い廻しが容易となり、変圧器の工作が容易になるばかり
か、信頼性の高い変圧器が１１られる。

なお、上記実施例においては鉄心、巻線の両方を絶縁筒
内に収納して冷却するようにしたが、これを巻線のみ絶
縁筒内に収納して冷却するようにしてもよい。

（発明の効果）以上述べたごとく本発明によれば、変圧器巻線から絶縁
筒外へのリード線の引出しを短くできるほか、絶縁筒で
の貫通部分が少なくて済み絶縁的にも信頼性の高い変圧
器が１ｑられる。しかも、絶縁筒内部でのリード線の敗
廻しがないので、絶縁筒が小型化でき、しいては、変圧
器全体も小型で安価な変圧器となる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による変圧器の要部を示す断面図、第２
図は、従来のガス絶縁変圧器の要部を示す断面図である
。１・・・巻線２・・・絶縁筒３・・・ポンプ４・・・冷却器１１・・・高圧巻線１３・・・低圧巻線１４ａ、　ｂ、　１５ａ、　ｂ−！Ｊ−ド線代理人　弁
理士　則　近　憲　佑同　　　　第子丸　　　健第１図第

Claims

【特許請求の範囲】

　タンク内部に巻線、鉄心、等を収納するとともに、前
記、巻線、鉄心の両者または、巻線を前記絶縁筒内に収
納し、その絶縁筒内部には冷媒を、一方絶縁筒外部には
絶縁性ガスを収納した変圧器に於て、前記巻線の上部か
ら引き出されるリード線は、前記絶縁筒を貫通すること
なく、絶縁筒上部の空間部分より引き出し、巻線下部か
ら引き出されるリード線は、前記絶縁筒を貫通して前記
絶縁性ガス側に引き出したことを特徴とする変圧器。