JPH02563A - 感圧記録体用顕色剤、顕色剤の水性分散液およびその製造法 - Google Patents

感圧記録体用顕色剤、顕色剤の水性分散液およびその製造法

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JPH02563A
JPH02563A JP63186423A JP18642388A JPH02563A JP H02563 A JPH02563 A JP H02563A JP 63186423 A JP63186423 A JP 63186423A JP 18642388 A JP18642388 A JP 18642388A JP H02563 A JPH02563 A JP H02563A
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Japan
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rosins
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JP63186423A
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Inventor
Yoshihiro Kodama
吉広 児玉
Tsukasa Ishimoto
石本 司
Satoru Yoshida
覚 吉田
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Arakawa Chemical Industries Ltd
Original Assignee
Arakawa Chemical Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野コ 本発明は感圧記録体用顕色剤、顕色剤の水性分散液およ
びその製造法に関する。
[従来の技術1 illにノーカーボン紙と称せられている感1「112
1−;紙などで代表される感圧記i、A体は筆記、り・
rブライターなどのように機械的圧力によって定色し、
同時に1(故の19写物をうろことかできる記録体であ
り、近■、+1の産業界の高度情報化にf’Pない、そ
の使用ユは急増しつつある。
ところで感圧記録体の発色原理は、電子供与件rf賎化
合物(いイ〕ゆる感圧無色染料)を3Gする不揮発性溶
剤のマイクロカプセルを塗布した下用紙と電子受容性顕
色剤を含aする水性塗Lロ11代物′5:塗布した下用
紙を対向させた谷塗布面で、りrブライターなどの印字
圧力によりマイクロカプセルを破壊し、流出した感圧無
色染II I−1+Ikか−゛1111色剤して呈色反
応を生ずるためであるとされている。
従来より、前記電子受容性顕色剤としては、活性自−I
−、アタパルジャイトなどの無機固体酸、j1踵のフェ
ノール樹脂、脂肪族または芳香族カルボン酸お、よびそ
の金属塩(特開昭48−32011号公H)f^どが使
用されている。しかしながら、無機固体酸は光、ガス、
水分などの影響によって消退色しやすく、塗料としたと
きの粘度特性がわるいなどの欠点かあり、またフェノー
ル樹脂は印字の耐光堅牢度が低く、さらには光やガスに
よって顕色剤層が黄変するなどの欠点がある。そのため
、近年においては印字の耐光堅牢戊にすぐれ、光やガス
による顕色層の黄変性の少ない芳香族カルボン酸の多価
金属が使用され、なかでもサリチル酸類の多価金属塩が
汎用されている。
しかしなから、サリチル酸類の多価金属塩は前記のすぐ
れた諸性能をaする反面、置換基の大きさに起因する油
溶性の差により以下に示す諸性能が左右されるという欠
点を自゛するものである。すなわち、サリチル酸あるい
は油溶性か小さい11を換括(通常、炭素数7以下の置
換基)を(7するサリチル酸のばあいには加水分解安定
性かわるい(金属塩が加水分解され遊離酸となり顕色能
が低下する)、発色速度が遅い、印字の耐lv性がわる
い、水浸発色する(カプセル而と顕色削面が接触してい
る状態で水にIMらすと発色する)などの欠点がある。
一方、油溶性が大きい置換基(通常、炭素数8以]−の
置換基)をaするサリチル酸のばあいには前記問題点が
あるFiI度改浮されるものの到達発色率が低い、反応
上f′1!が煩雑でコスト的に不I11であるという欠
1.′えかある。
また、顕色剤を記録体括材に塗工する方法とし−(二は
、顕色剤を水性分散液にして紙などの支ljj体に塗(
+iする方法か′Luられている。
前記lk性分散液の製造法としては、従来より一殺に、
たとえばポリビニルアルコール、ポリアクリル酸゛ノー
グ、ポリスチレンスルホン酸ソーグI^どの水溶性ポリ
マーを分散剤として用い、かかる分散剤、水および顕色
剤をケディミル、廿〉ドミル、ボールミルなどにより湿
式粉砕するlj法が採用されている。しかしながら、か
かる方法によれば、えられた水性分散液中の顕色剤の粒
子径は通常IJ!In以上となり、分散液の放置安定性
がわるくなるとともに顕色剤自体の表面積か小さくなる
ことから、要求されるvfI色能か発押せられないとい
う欠点かある。
また前記以外にも顕色剤の水性分散液の製造法としては
、顕色剤を分散剤および溶媒の存在ドにホセンナイザー
などの機械的圧力により乳化分散させる方法があるが、
従来の分散剤を用いては充分に乳化分散させることがで
きないという欠点かある。
[?明か解決しようとする課題] 」\を明は、前記サリチル酸類の多価金属塩および水性
テ・)散液の製造法の欠点を政情し、到達発色率、発色
速度、耐水性、耐NOXガス霞変性などの諸特性にすぐ
れた感圧記録体用顕色剤および放置安定性にすぐれた顕
色剤の+性分散液を提供することを[l的とする。
[課題を解決するための手段] 本発明者らは、前記問題点に鑑みて、サリチル酸類の多
価金属塩に加えて、さらに多価金属化合物と金属塩化合
物を形成しうる種々のカルボン酸誘導体について鋭意検
討を重ねた。その結果、顕色剤としてIli独で用いた
ばあいには(1rlの効果も奏しないロジン類の多価金
属塩をサリチル酸類の多価金属塩に加えて用いたばあい
には、意外なことにロジン類の多価金属塩とサリチル酸
類の多価金属塩とのすぐれた相乗効果が発揮せられ、前
記欠点がことごとく解消されうることを川めて見出した
。本発明はかかる新しい知見に基づいて完成されたもの
である。
すなわち、本発明はサリチル酸類、ロジン類および多価
金属化合物からなる多価金属塩化合物を含有したことを
特徴とする感圧記録体用顕色剤、該顕色剤を含有した顕
色剤の水性分散液およびその製造法に関する。
[実寵例] 本明細書において、サリチル酸類とは、サリチル酸およ
び6種公知のサリチル酸誘導体をいい、いずれのサリチ
ル酸、誘導体であってもa効に使用しうるが、耐水性、
耐光性などの耐性を考慮すれば、炭素数8以」二、なか
んづく炭素数8〜20のアルキル基をaするサリチル酸
誘導体かとくに好適に使用しうる。かかるサリチル酸誘
導体の具体例としては、たとえば3−メチルサリチル酸
、5−メチルサリチル酸、3−エチルサリチル^ψ、5
−エチルサリチル酸、3−t−ブチルサリチル酸、5−
t−ブチルサリチル酸、3−フェニルサリチル酸、5−
フェニルサリチル酸、3,5−ジ−t−ブチルサリチル
酸、3−メチル−5−フェニルサリチル酸、3−L−ブ
チル−5−(p−t−ブチルベンジル)サリチル酸、3
−シクロへキシル−5−(a  、α −ジメチルベン
ジル)サリチル酸、3−フェニル−5−ta、a−ジメ
チルベンジル)サリチル酸、3.5−ン’(a、α−ジ
メチルベンジル酸などがあげられる。さらに、サリチル
酸−ホルマリン縮合物のごとき公知のサリチル酸頃の6
←I!縮自物ら前記サリチル酸類にな自゛されるしので
ある。とくにサリチル酸−ホルマリン縮り物もil独ま
たは他のサリチル酸類と併用して使用したばあいは、画
像の耐可塑剤性がルしく向1−する。
また、本発明においてはロジン類を用いることが必須と
され、ロジン類を用いることによってのみ、本発明の目
的が達成されうるのである。
したがって、ロジン類以外のカルボキシル基金a化合物
、たとえば脂肪酸、マレイン酸などを用いたばあいには
本発明の目的は到底達成されえないのである。本発明に
用いられるロジン類としては、たとえばガムロジン、ウ
ッドロジン、トール油ロジンのごとき天然ロジンおよび
不均化ロジン、水添ロジン、重合ロジン、マレイン化ロ
ジン、フマル化ロジン、ホルムアルデヒド変性ロジン、
ロジンフェノール樹脂などのごとき変性ロジンのいずれ
も9効に使用し,うるが、なかでも印字の安定性などを
考慮したばあいには、水添ロジン、不均化ロジンおよび
ロジン変性フェノールを用いるのが好ましい。ここでロ
ジンフェノール樹脂とは、酸触媒の存6二Fでロジンと
フェノール類とを反応させ、ロジンにフェノール類を付
加せしめたものであり、さらにこれを加熱して高分子化
せしめたちのであってもよい。
本発明で使用するサリチル酸類およびロジン類は後述す
るごとく多価金属塩として用いられるが、その際、サリ
チル酸類二ロジン類の仕込み時のモル比を9.5:0.
5〜4:6の割合で使用するのが好ましい。より好まし
くは9.5=0、5〜7:3である。ロジン類の割合が
これよりあまりにも大きいばあいには、到達発色率、発
色速度および印字の安定性がわるくなる傾向かあり、ロ
ジン類の割合がこれよりもあまりにも小さいばあいには
到達発色率および発色速度がわるくなる傾向がある。
また、本発明では上記のごとく多価金属化り物を用いる
が、これはサリチル酸類およびロジン類のカルボキシル
基と金属塩を形成させる目的で加えるものである。金属
塩を形成する金属としては1価以外のすべての多価金属
を使用することかでき、たとえばマグネシウム、アルミ
ニウム、カルシウム、亜jF)などがあげられるか、こ
れらのなかでも亜鉛を使用することがbfましい。ここ
で多価金属は酸化物、水酸化物、塩化物、炭酸塩および
硫酸塩などの多価金属化合物として用いられる。多価金
属化合物の具体例としては、たとえば酸化亜鉛、水酸化
亜鉛、塩化亜鉛、硫酸亜鉛、酸化マグネシウム、酸化ア
ルミニウム、酸化カルシウム、酸化チタン、酸化マンガ
ン、水酸化マグネシウム、水酸化アルミニウム、水酸化
カルシウムなどがあげられる。
これらのなかでも酸化亜鉛を用いるのが顕色諸性能、画
像安定性の点で好ましい。
多価金属化合物の使用量はサリチル酸類および/または
ロジン類のカルボキシル基がすべて金属塩を形成しうる
量であるのがよい。すなわち、少なくともカルボキシル
基当遺と等当瓜の′f/価金属化合物を用いる。通常は
カルボキシル括当量の1.0〜1.5倍当はを用いる。
1.0倍当量よりもあまりにも少ないばあいには金kA
 Jgとなっていないカルボキシル基か存在するため、
印字の安定性がわるくなる傾向があり、■、5倍当量よ
りもあまりにも多く用いても意味がなく経済的に不利な
だけである。
また、本発明に用いられる多価金属塩化合物の製造はB
17炭酸アンモニウム、炭酸アンモニウムなどの無機ア
ンモニウム塩、水酸化ナトリウム、水酸化カリウムなど
の水酸化アルカリの触媒の(j(E下に行なうのがよい
。該触媒の使用口は一概に決定することはできないが、
通常、多fi11i金属塩化合物の金属1当量に対して
0.05〜1.0当1迂、好ましくは0.1〜0.4当
量である。
0.05当はよりもあまりにも少ないばあいには反応時
間かかかりすぎ、1.0当瓜よりもあまりにも多く用い
ても意味がなく経済的に不利なだけである。
本発明に用いられる多価金属塩化合物は、たとえば以下
の方法により製造される。すなわち、サリチル酸類およ
び/またはロジン類をエーテル類、ゲj・ン類、酢酸エ
ステル類などの溶媒に溶解し、これに多価金属化合物と
無機アンモニウム塩を加えて40〜100°C1好まし
くは00〜80°Cで、1〜6時間加熱する。その後、
生成物の濾過、蒸溜を行ない未反応の無機化合物および
溶媒を除去することにより多価金属塩化合物かえられる
かくしてえられる本発明の顕色剤はサリチル酸類の多価
金属塩およびロジン類の多価金属塩からなるものであり
、いずれら9効に使用することができるものである。f
III故、顕色剤としての効果を何ら発揮しえないロジ
ン類の多価金属塩かサリチル酸類の多価金属塩とともに
用いたばあいにすぐれた相乗効果を奏するかについては
定かではないが、おそらくロジン類の多価金属塩がサリ
チル酸類の多価金属塩のカプセルオイルへの溶解性を高
めているものと考えられる。
また、本発明の顕色剤はサリチル酸類の多価金属塩およ
びロジン類の多価金属塩からなるものであるかぎり、そ
の製造法については何ら制限されることはない。すなわ
ち、サリチル酸類およびロジン類を同時に多価金属化合
物とともに加熱することによりえられる多価金属塩化合
物(以下、同時生成物という)であってもよく、またサ
リチル酸類またはロジン類を別途に多価金属化合物と加
熱してえられたそれぞれの多価金属塩化合物を混合した
もの(以下、別途生成物という)であってもよい。とく
に同時生成物を用いたばあいには、たとえば発色速度が
早い、画像の耐水性が向上するなどのより好ましい結果
かえられる。これは、同時生成物と別途生成物とを比較
してみると、別途生成物ではサリチル酸類の多価金属塩
およびロジン類の多価金属塩のみか存(Eしているのに
対して同時生成物ではサリチル酸類の多価金属塩および
ロジン類の多価金属塩に加えて一般式(I)(なお、こ
こではロジン類のカルボキシル基が2個以上であるばあ
い、一般式による特定が困難なため、ロジン類のカルボ
キシル基が1個のばあいのみを表わす): (式中、5al−はサリチル酸類残基、Ro−はロジン
頃残1J3、Xは多価金属、nは2〜4の整数、gおよ
びmはl+m−nを満足する正の整数を示す)で表わさ
れる多価金属塩化合物がかなりの割合で生成していると
推測され、該多価金属塩化合物それ自体が多価金属塩の
カプセルオイルへの溶解性をよりいっそう高めているも
のと考えられる。
かくしてえられる本発明の顕色剤たる多価金属塩化合物
を記録体塙材に塗工する方法についてはとくに制限され
ず、たとえば顕色剤の水性分散液を用いた水性塗料を紙
などの支持体に塗布する方法、抄紙時に顕色剤をすき込
む方法、顕色剤を有機溶剤に溶解または懸濁したものを
支持体表面に塗布乾燥する方法などの公知の方法をその
まま採用することができる。
以下に、本発明の顕色剤を水性;7!i、4に使用する
ばあいにつき説明する。
本発明の水性分散液の製造法としては、たとえばポリビ
ニルアルコール、ポリアクリル酸ソーダ、ポリスチレン
スルホン酸ソーダなどの水溶性ポリマーを分散剤として
用い、かかる分散剤の水溶1fJt中に本発明の顕色剤
を加え、ケデイミル、サンドミル、ボールミルなどを用
いて湿式粉砕して分散液とする従来の製造法を採用する
ことができる。かかる方法によれば、発色速けなどにす
ぐれた本発明の顕色剤の分散液をうろことができるか、
未だ放置安定性などの物性は敗訴されない。
本発明の水性分散液の製造法は、該水性分散液の放置安
定性などを向」二せしめるために開発されたものであり
、本発明の顕色剤を特定の分散剤、すなわち無定型オリ
ゴマーとポリビニルアルコールの」1存下で、機械的に
乳化させることにより、放置安定性が顕著に改濤される
のである。
ここで前記無定型オリゴマーとしては、たとえばロジン
エステル、テルペン樹脂、テルペンフェノール樹脂、芳
香族変性テルペン樹脂、石油樹脂、水素化石油樹脂、水
素化テルペン系樹脂などがあげられ、これらのなかから
1種または2杯以1ユを選択して用いられるが、なかで
ちロジンエステル、水素化石油樹脂を用いるのか好まし
い。またポリビニルアルコールとは、Sμ均重合度が1
00〜2400、ケン化けが80〜90モル9oのもの
をいう。
無定型オリゴマーの使用口は、亜鉛塩化合物に対してl
O〜100市量%、好ましくは20〜50TIf量?6
である。また、ポリビニルアルコールの使JIJf:n
は乳化しようとする固形分に対して1〜301[量%、
好ましくは1〜IO市量96である。なお、前記無定型
オリゴマーおよびポリビニルアルコールには、顕色剤の
水性分散液の物性を損わない範囲内で公知の乳化剤など
を添加してもよい。
前記顕色剤を機械的に乳化させる手段としてホモジナイ
ザーなどを用いたばあいには、ボールミルなどにより湿
式粉砕したばあいに比べて水性分散液の放置安定性、顕
色剤の発色速度および発色濃度が著しく向上するのであ
る。
さらに顕色剤を、たとえばメチルエチルケトン、メチル
イソブチルケトンのごときケトン類、酢酸エチル、酢酸
ブチルのごとき酢酸エステル!、(j fiとの適当な
溶剤に無定型オリゴマーとともに溶解し、温度を30〜
80℃の範囲内で一定に保ちつつ、ポリビニルアルコー
ルおよび水を加えて充分に−F 6Wi乳化を行なった
のち、ホモジナイザーを用いて乳化分散し、そののち減
圧蒸溜なとの手段によって溶剤を除去し、顕色剤の水性
分散液をうる方法を採用するのが好ましい。
えられた水性分散液には、さらにカオリン、炭酸カルシ
ウム、澱粉、合成または天然ラテックスなどを適宜混合
して適度な粘度および塗上適性をaする塗料とする。塗
料中の顕色剤のなq率は全固形分中の5〜60重量%、
好ましくは5〜20Il’fH96である。5重量%未
満では充分な発色性能を発揮しえず、またCO重瓜%を
こえるばあいには顕色紙の紙面特性が低下する傾向があ
る。
また、たとえば紙などの支持体上に塗布される顕色剤の
塗布口は乾燥重量で0.1〜3.0g/rn”、好まし
くは 0,2〜 o 、 ”rgBrrとされる。
L記のようにして本発明の顕色剤を用いて下用紙を製造
しうる。
一1ノ、」二用紙をうるためには従来公知のいずれの技
術をも採用することができる。たとえば、顕色剤と反応
して発色する黒色染t−’lの種類についてはと(に制
限はされず、トリアリルメタン系化合物、ジフェニルメ
タン系化合物、キサンチン系化合物、チアジン系化合物
、スピロピラン系化合物などの6種公知の発色剤をアル
キルナフタレン、アルキル化ジフェニルアルカン、アル
キル化トリフェニルジメタン、アルキル化ジフェニルな
どのカ香族系炭化水素、ケロシン、塩素化ジフェニル、
塩素化パラフィン、綿実油、アマニ油、大豆油などの溶
媒に溶解してえられたちのを公知のカプセル化法により
カプセル化すればよい。該カプセル化方法としては、た
とえば米国特許2,800.457号明細書および米国
持、;’F 2,800,458号明細書に開示された
コアセルベーションを同州した方法、英国特許990.
443号1ull 1III書および米国特許3,28
7,154号明細書に開示された界面重合法、米国特許
3,418,250号明細書や米国特許3.6GO,3
04号明細書などに開示されたポリマーの析出による方
法、米国特許3.12G、804号明細書および米国特
許3.79G、609号明細書に開示された油滴内部か
らのリアクタントの重合法などがある。
以ド、製造例、実施例および比較例をあげて本発明の詳
細な説明するが、本発明はこれら各回に限定されるもの
ではない。なお各例中、部および?6は特記しないかぎ
りすべてm ’Q 置部である。
製造例1 10拌機、温度計および冷却器を備えた 500 ml
容フラスコにサリチル酸80.1g(0,58モル)、
ガムロジン(酸1i1f l[i8 KO11a+g/
g)84.2g(0,25モル)、酸化亜鉛34.2g
(0,42モル)、小炭酸アンモニウム17.1g 、
 2−ブタノン 164.3gを仕込み、80でて1時
間還流を行なった。その後、未反応の無機物を濾過して
除き、さらに溶媒を蒸留により留去して亜鉛塩化合物1
87gをえた。
製造例2 攪拌機、lH疫計および冷却器を備えた5 00 ml
;2Iフラスコにサリチル酸87.0g(0,03モル
)、不均化ロジン(酸価159 KOlla+g/g−
ロンデスF:荒用化゛;セ王業和製1.商品名) 95
.3g(0,27モル)、酸化亜鉛3(i、7g(0,
45モル)、小炭酸アンモニウム1g4g 、2−ブタ
ノン 187.0gを仕込み80℃で1時間還流を行な
った。その後、未反応の無機物をm過して除き、さらに
溶媒を蒸留により留去してl1l−鉛塩化合物205g
をえた。
製造例3 攪r1!機、温度計および冷却器を備えた500m1容
フラスコにサリチル酸50.0g(0,36モル)、不
均化ロジン(酸価159 KOII a+g/g、ロン
デスR・荒用化学玉業■製、商品名)  127.0g
(0,313モル)、酸化亜鉛29.5g(0,3Gモ
ル)、■炭酸アンモニウム14.8gおよび2−ブタノ
ン 170.4gを仕込み、g o ’cで1時間還流
を行なった。その後、未反応のl!KF8.物を濾過し
て除き、さらに溶媒を蒸留により留去して亜λ)塩化合
物2osg+えた。
製造例4 IQ l’l’機、〆2よ度計および冷却器を備えた5
 00 ml容フラスコにサリチル酸38.0g(0,
28モル)、不均化ロジン(酸価159 KOII m
g/g、ロンデス1?=荒川化学り業■製、商品名) 
 148.2g(0,42モル)、酸化り1:鉛24.
4g(0,30モル)、重炭酸アンモニウム12.2g
 s 2−ブタノン 165.2gを仕込み、80℃で
1時間還流を行なった。その後、未反応の無機物を濾過
して除き、さらに溶媒を蒸留により留去して亜鉛塩化合
物205gをえた。
製造例5 攪拌機、温度計および冷却器を備えた5 00 ml容
フラスコに3,5−ジ−t−ブチルサリチル酸80.0
g(0,32モル)、不均化ロジン(酸価159KO1
1■7g、ロンデス1?:荒用化学工業■製、商1、′
lと;) 49.4g(0,14モル)、酸化亜鉛18
.7g(0,23モル)、重炭酸アンモニウム9.4g
 、 2−ブタノン 139.5gを仕込み、80°C
で1時間遠流を行なった。その後、未反応の無機物を濾
過して除き、さらに溶媒を蒸留により留去して亜鉛塩化
合物+401;をえた。
製造例6 JQ l′P機、温度計および冷却器を備えた5 00
 ml容フラスコにサリチル酸8(i、2g(1)、4
8モル)、3.5−ジ−t−ブチルサリチル酸70.0
g(0,28モル)、ロジン変性フェノール(酸価: 
50KOII mg/ g 。
タマノル803L :荒用化学玉業■製、商品名)44
.9g(0,04モル)、酸化面j;) 35.Ill
g(0,44モル)、重炭酸アンモニウム17.9gお
よびメチルイソブチルケトン181.1gを仕込み、8
0°Cで1時間反応を行なった。その後、未反応の無機
物をm過して除き、さらに溶媒を蒸留により留去して亜
鉛塩化合物211.3gをえた。
製造例7 攪拌機、温度計および冷却器を6;1えた500m1容
フラスコにサリチル酸27.6g(0,20モル)、3
.5−ジ−t−ブチルサリチル酸100.0g(0,2
8モル)、不均化ロジン(酸価155 KOII ag
/g、 a ンヂスR:荒用化学工業■製、商品名) 
72.5g(0,20モル)、酸化亜鉛35.8g(0
,44モル)、重炭酸アンモニウム17.9gおよびメ
チルイソブチルケトン200.1gを仕込み、80℃で
1時間反応を行なった。その後、未反応の無機物をa過
して除き、さらに溶媒を蒸留により除去して亜鉛塩化合
物228.4gをえた。
製造例8 攪拌機、温度計および冷却器を備えた500m1容フラ
スコにサリチル酸55.2g (0,40モル)、3.
5−ジ−t−ブチルサリチル酸GO,Og(0,24モ
ル)、水添ロジン(酸価1050111I1g/ g 
、ハイベール:荒用化学工業■製、商品名) 54.4
g(0,10モル)、酸化■和船35.I1g  (0
,44モル)、小炭酸アンモニウム17.9gおよびメ
チルイソブチルケトン1Li9.[igを仕込み、80
°Cで1時間反応を行なった。
その後、未反応の無機物をa過して除き、さらに溶媒を
蒸留により除去して亜鉛塩化合物201.0[;をえた
製造例9 攪拌機、温度計および冷却器を備えた5 00 ml容
フラスコにサリチル酸44.2g(0,32モル)、3
.5−ジ−t−ブチルサリチル酸80.0g(0,32
モル)、水添ロジン(酸価1650g1mg/ g、ハ
イベール;荒用化学玉業■製、商品名)54.4g(0
,1Gモル)、酸価亜鉛35.8g(0,44モル) 
重炭酸アンモニウム17.9gおよびメチルイソブチル
ケトン178.6gを仕込み、80℃で1時間反応を行
なった。その後、未反応の無機物をa遇して除き、さら
に溶媒を蒸留により除去して亜鉛塩化化合物209.1
gをえた。
製造例IO 撹拌機、温度計および冷却器を備えた500 ml容フ
ラスコにサリチル酸1311g(0,10モル)、3.
5−ジ−t−ブチルサリチル酸25.0g(0,10モ
ル)、不均化ロジン(酸価155011a+g/ g、
ロンデスR:荒用化学工業■製、商品名) 108.7
g(0,30モル)、酸化亜鉛22.4g(0,39モ
ル) 、il’i炭酸アンモニウムl l 、 2gお
よびメチルイソブチルケトン147.5gを仕込み、8
0℃で1時間反応を行なった。
その後、未反応の無機物をa過して除き、さらに溶媒を
蒸溜により除去して亜λ)塩化合物163.0gをえた
製造例11 サリチル酸の使用口を71.2g(0,52モル)に、
不均化ロジ〉の使用量を80.0g(0,22モル)に
、重炭酸アンモニウムの使用口を15.1gに、またメ
チルイソブチルケトンの使用量を151.2gに変更し
、酸化亜鉛のかわりに水酸化カルシウム30.2g(0
,41モル)を用い、さらに反応時間を5時間としたほ
かは実施例10と同様にしてカルシウム塩化合物をえた
製造例12 撹拌機、温度計および冷却器を備えた500m1容フラ
スコにサリチル酸200.0g(1,45モル)、酸化
亜鉛59.0g(0,73モル)、重炭酸アンモニウム
29.51:および2−ブタノン200.0gを仕込み
、80°Cて1時間還流を行なった。その後、未反応の
無機物を濾過して除き、さらに溶媒を蒸溜により除去し
て亜鉛化合物201gをえた。
製造例13 撹i1!機、温度計および冷却器を備えた300 ml
容フラスコに不均化ロジン(酸価159 KOII l
1g/g、ロンデスR:荒用化学工業■製、商品名)7
0.1g (0,2モル)、酸化亜鉛8.2 g(0,
1モル)、■炭酸アンモニウム4.1 gおよび2−ブ
タノン70.0gを仕込み、80°Cで5時間還流を行
なった。
その後、未反応の無機物を濾過して除き、さらに溶媒を
蒸溜により除去して亜鉛塩化合物77gをえた。
製造例14 撹拌機、温度計および冷却器を備えた300m1容フラ
スコに3,5−ジ−t−ブチルサリチル酸83.9g(
0,34モル)、酸化亜鉛18.3g(0,23モル)
、重炭酸アンモニウム9.2g、 2−ブタノン125
gを1に込み、80℃で5時間還流を行なった。その後
、未反応の無機物をa遇して除き、さらに溶媒を蒸溜に
より除去して亜鉛塩化合物97gをえた。
製造例15 撹拌機、温度計および冷却器を備えた500m1容フラ
スコにサリチル酸87.0g(0,83モル)、トール
油脂肪酸(酸価193 KOHmg/ g 、荒用化学
工業■製、商品名:エトールPAX−C)78 、8 
g(0,27モル)、酸化亜鉛3G、7g(0,45モ
ル)、■炭酸アンモニウム18.4gおよび2−ブタノ
ン+[i5.(igを仕込み、80℃で1時間還流を行
なった。
その後、未反応の無機物を濾過して除き、さらに溶媒を
蒸溜により除去して亜鉛塩化合物190gをえた。
製造例16 撹拌機、温度計および冷却2;を備えた500m1容フ
ラスコにサリチル酸27.8g(0,40モル)、3.
5−ノーt−ブチルサリチル酸100.0g(0,40
モル)、トール油脂肪酸(酸価1.93KOIImg 
/ g 、荒用化学工業■製、商品名:エトールFAX
−C)58.1f (0,20モル)、酸化11F鉛3
5.8g(0,44モル)、重炭酸アンモニウム17.
9gおよびメチルイソブチルケトン185.7gを11
:込み、80°Cで1時間反応を行なった。その後、未
反応の無機物を濾過して除き、さらに溶媒を蒸溜により
除去して亜鉛塩化合物215.5gをえた。
実施例1 製造例1でえられた亜鉛塩化合物100部にポリアクリ
ル酸ナトリウム10部、水170部を加えてボールミル
で24時間粉砕して分散液をえた。
この分散液10部に炭酸カルシウム25部、48%スチ
レンーブタジエンラテンクス8部、20%酸化デンプン
水溶液20部および水20部を加えてペイントシエイカ
ーを用いて90分間練肉して塗料とした。これをバーコ
ーターで上質紙に固形分重量が5g/ rdとなるよう
に塗布して顕色シートをえた。以下の方法により性能を
評価し、その結果を第1表に示す。
実施例2〜11 実施例1において製造例1でえられた亜鉛塩化合物10
0部のかわりに製造例2〜11でえられた亜鉛塩化合物
100部を用いたほかは実施例1とまったく同様の方法
で顕色シートをえた。以下の方法により性能を評匿し、
その結果を第1表に示す。
実施例12 実施例1において製造例1でえられた亜鉛塩化合物10
0部のかわりに製造例12でえられた亜鉛塩化合物50
部および製造例13でえられた亜鉛塩化合物50部を用
いたほかは実施例1とまったく同様の方法で顕色シート
をえた。以下の方法により性能を評価した。その結果を
第1表に示す。
実施例13 実施例1において製造例1でえられた亜鉛塩化合物10
0部のかわりに製造例12でえられた亜鉛塩化合物50
部、製造例14でえられた亜鉛塩化合物30部およびア
ビエチン酸コバルト20部を用いたほかは実施例1とま
ったく同様の方法で顕色シートをえ、以下の方法により
性能を評価した。その結果を第1表に示す。
比較例1〜5 実施例1において製造例1でえられた亜鉛塩化合物10
0部のかわりに製造例12〜IGでえられた亜鉛塩化合
物100部を用いたほかは実施例1とまったく同様の方
法で顕色シートをえ、以下の方法により性能を評価した
。その結果を第1表に示す。
比較例6 実施例1において製造例1でえられた亜鉛塩化合物10
0部のかわりにp−t−ブチルフェノールとフェノール
の共縮合物100部を用いたほかは実施例1とまったく
同様の方法で顕色シートをえ、以下の方法により性能を
評価した。その結果を第1表に示す。
比較例7 実施例1において製造例1でえられた亜鉛塩化合物10
0部のかわりに製造例6でえられたサリチル酸亜鉛塩化
合物50部、ガムロジン50部を用いたほかは実施例1
とまったく同様の方法で顕色シートをえ、以下の方法に
より性能を評価した。その結果を第1表に示す。
(評価方法) (1)発色速度 無色染H含有マイクロカプセルを塗布した上用紙と実施
例または比較例でえられた記録シートを市ね、ロールカ
レンダーを用いて30kg/cjの圧力で加圧発色させ
、発色1分後の反射率をハンター白色度計で71−1定
し、下式により発色速度を求めた。
(発色速度) (発色前の反射率−発色1分後の反射率)発色前の反射
率 X 100(%) (2)到達発色率 発色24時間後の反射率を/IJ1定し、下式により到
達発色率を求めた。
(到達発色率) (発色前の反射率−発色24時間後の反射率)発色前の
反射率 × 100(%) (3)耐NO,ガス黄変性(JIS L−01+55(
197G))未発色の顕色シーi・を2時間NOKガス
雰囲気Jに放置し、試験前後の反射率を測定し、下式に
より耐NOXガス黄変性を求めた。
(耐NO,ガス黄変性) 一試験後の反射率、□。。(%) 試験前の反射率 (4)耐光堅牢度 発色24時間後の発色面をフェードメータで6時間光照
射し、照射前後の反射率をm定し、下式により耐光堅牢
度を求めた。
(耐光堅牢度) 一発色前の反射率−照射後の反射率x1゜0(X)発色
前の反射率−照射前の反射率 (5)耐水性 顕色シートをロールカレンダーで発色させ、24時間後
に25℃の水中に30秒間浸し、風乾したのち、白色度
針で反射率をΔJIJ定し、下式により耐水性を求めた
(耐水性)−発色前の反射率−没水後の反射率発色前の
反射率−浸水前の反射率 X 100(%) [以下余白] 実施例14 撹拌機、温度計および冷却器を備えた1g容フラスコに
、製造例3でえられた亜鉛塩化合物にメチルイソブチル
ケトンを加えて不揮発分50%に調製した亜鉛塩化合物
溶液240g、ロジンエステル(スーパーエステル八−
75、荒用化学工業■製、商品名) 30.0gを仕込
み、80℃で溶解させた。そこにポリビニルアルコール
(PVA 205 :■クラレ製、商品名、ケン化度8
8%、重合度500)の1096水溶d45.0g 、
脱イオン水23G、Jを加え、30分間予備乳化したの
ち、高圧乳化機(マントンガラリン社製)で乳化した。
その後、減圧蒸溜によってメチルイソブチルケトンを除
去し、亜鉛塩化合物の水性分散液をえた。えられた水性
分散液を用いて以下の試験を行なった。
その試験結果を第2表に示す。
実施例15および16 実施例14において製造例3でえられた亜鉛塩化合物の
かわりに製造例5または6でえられた亜鉛塩化合物を用
いたほかは実施例14とまったく同様の方法で亜鉛塩化
合物の水性分散液をえた。えられた水性分散液を一用い
て以下の試験を行なった。その試験結果を第2表に示す
実施例17 撹拌機、温度計および冷却器を備えた1g容フラスコに
製造例7でえられた亜鉛塩化合物にメチルイソブチルケ
トンを加えて不揮発分50’、6に調整した亜鉛塩化合
物溶液240g、テンベンフェノール樹脂(YSポリス
ターT−115、安原脂脂工業■製、商品名) 30.
0gを仕込み、80℃で溶解させた。そこにポリビニル
アルコール(1)V A2+7:f)$1クラレ製、商
品名、′rン化度8806、重合度1700)の10%
水溶液75.0g 、脱イオン水209 、8gを加え
、30分間予備乳化したのち、高圧乳化機(マントンガ
ラリン社製)で乳化した。
その後、減圧蒸溜によってメチルイソブチルケトンを除
去し、亜鉛塩化合物の水性分散液をえた。えられた水性
分散液を用いて以下の試験を行なった。その試験結果を
第2表に示す。
実施例18および19 実施例14において製造例3でえられた亜鉛塩化合物の
かわりに製造例8および9でえられた111j 1)塩
化合物溶液、またロジンエステルのかわりに水素化6浦
樹脂(アルコンM−90、荒用化学玉業■製、商品名)
を用いたほかは実施例1とまったく同様の方法で111
1鉛塩化合物の水性分散i(kをえた。えられた水性分
Hif&を用いて以下の試験を行なった。その試験結果
を第2表に示す。
実施例20 製造例6でえられた亜鉛塩化合物25.0g 、口7ヅ
ンエステル(スーパーエステルA−75:荒用化゛;!
゛王業■製、商品名) 0.3g、ポリビニルアルコル
(PVA205 :■クラレ製、商品名、ケン化度88
1)。、【■百度500)の1096水溶液3.0gを
ボールミルに仕込み、24時時間式粉砕を行ない、亜鉛
塩化合物の水性分散液をえた。えられた水性分散液を用
いて以下の試験を行なった。
比較例21〜23 比較例9において製造例6でえられた亜鉛塩化合物のか
わりに製造例7〜9でえられた亜鉛塩化合物を用いたほ
かは比較例9とまったく同様の方法で亜鉛塩化合物の水
性分散液をえた。
えられた水性分散機を用いて以下の試験を行なった。そ
の試験結果を第2表に示す。
実施例24 比較例9においてロジンエステルを用いず、PVA20
5のかわりにポリアクリル酸ナトリウムを用いたほかは
比較例9とまったく同様の方法で亜鉛塩化合物の水性分
散液をえた。えられた水性分散液を用いて以下の試験を
行なった。その試験結果を第2表に示す。
(記録シートの作製方法) 実施例および比較例でえられた亜鉛塩化合物の水性分散
液(不揮発分30%に調整)2.5部に炭酸カルシウム
(ニスカロン112000 、三共精粉■製)50%分
散液22.5部に酸化デンプン(玉子ニスA1王子コー
ンスターチ■製)1096水溶液15部、SBRラテッ
クス(JSR0G92、日本合成ゴム■製、商品名)3
.1部を加えてペイントシャイカ−を用いて90分間練
肉して塗料とした。これをバーコーターでL性紙に固形
型Q 5 g / rイとなるように塗布して顕色シー
トをえた。
(jf f+lb方法) (1)発色速l立 黒色染#1含有マイクロカプセルを塗布した上用紙と実
施例または比較例でえられた記録シトを市ね、ロールカ
レンダーを用いて30kg/cIIiの圧力で加圧発色
させ、発色1分後の反射率を・1ンタ一白色は計で測定
し、下式により発色速庶を求めた。
(発色速は) −(f色面の反射率−発色1分後の反射率)発色前の反
射率 x 100(%) (2)到達発色率 発色24時間後の反射率を測定し、下式により到達発色
率を求めた。
(到達発色率) −(発色前の反射率−発色24時間後の反射率)発色前
の反射率 X 100(%) (3)耐NOxガス黄変性(JIS L−0855(1
97B))未発色の顕色シートを2時間NOxガス雰囲
気中に放置し、試験前後の反射率を測定し、下式により
耐NOxガス黄変性を求めた。
(耐NOxガス黄変性) 、、試験後の反射率。□。。(%) 試験前の反射率 (4)耐光堅牢度 発色24時間後の発色面をフェードメータで6時間光照
射し、照射前後の反射率を測定し、下式により耐光堅牢
度を求めた。
(耐光堅牢度) 発色前の反射率−照射前の反射率 (5)耐水性 顕色シートをロールカレンダーで発色させ、24時間後
に25℃の水中に30秒間浸し、風乾したのち、白色度
計で反射率をυ1定し、下式により耐水性を求めた。
(耐水性) 発色前の反射率−浸水後の反射率発色前の
反射率−浸水前の反射率 x 100(%) (6)分散液の安定性 分散液を24時間静置し、離水や沈澱が生じるかどうか
を目視により観察した。
O・・・・・・沈澱が生じない。
Δ・・・・・・沈澱が生じるが、分散する。
×・・・・・・まったく分散しない。
[以下余白] [発明の効果] 本発明によれば、従来、サリチル酸類の多価金属塩の感
圧記録体用顕色剤が有していた欠点である発色速度、到
達発色率、耐水性および耐NOxガス黄変性が改良され
た顕色剤の水性分散液かえられる。さらに本発明でえら
れた感圧記録体用顕色剤は安価なロジンを原料に使用し
ているためコストを大幅に低減しうるという効果を奏す
る。
特 許 出 願 人 荒川化学工業株式会社

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 サリチル酸類、ロジン類および多価金属化合物から
    なる多価金属塩化合物を含有したことを特徴とする感圧
    記録体用顕色剤。 2 多価金属塩化合物がサリチル酸類、ロジン類および
    多価金属化合物を加熱してえられた生成物である請求項
    1記載の感圧記録体用顕色剤。 3 多価金属塩化合物がサリチル酸類の多価金属塩化合
    物とロジン類の多価金属塩化合物の混合物である請求項
    1記載の感圧記録体用顕色剤。 4 多価金属塩化合物が亜鉛塩化物である請求項1、2
    または3記載の感圧記録体用顕色剤。 5 ロジン類がロジン変性フェノール、水添ロジンおよ
    び不均化ロジンからえらばれた少なくとも1種である請
    求項1、2または3記載の感圧記録体用顕色剤。 6 サリチル酸類とロジン類の仕込み時のモル比が9.
    5:0.5〜4:6である請求項1記載の感圧記録体用
    顕色剤。 7 請求項1記載の顕色剤を含有してなる顕色剤の水性
    分散液。 8 顕色剤を分散剤および溶媒の存在下で機械的に乳化
    分散させる際に、分散剤として無定型オリゴマーおよび
    ポリビニルアルコールを用いることを特徴とする請求項
    7記載の水性分散液の製造法。
JP63186423A 1987-10-01 1988-07-26 感圧記録体用顕色剤、顕色剤の水性分散液およびその製造法 Pending JPH02563A (ja)

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5345727A (en) * 1976-10-08 1978-04-24 Daido Steel Co Ltd Air fuel ratio control method and air fuel ratio controller for direct fire system continuous furnace
JPS59174384A (ja) * 1983-03-24 1984-10-02 Mitsubishi Paper Mills Ltd 画像記録材料

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