JPH0254855A - 電子ビーム露光装置及びその露光方法 - Google Patents

電子ビーム露光装置及びその露光方法

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JPH0254855A
JPH0254855A JP63206164A JP20616488A JPH0254855A JP H0254855 A JPH0254855 A JP H0254855A JP 63206164 A JP63206164 A JP 63206164A JP 20616488 A JP20616488 A JP 20616488A JP H0254855 A JPH0254855 A JP H0254855A
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electron beam
electrode
exposure
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Shinji Miyagi
宮城 慎司
Juichi Sakamoto
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  • Electron Beam Exposure (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔概要〕 電子ビーム露光装置、特にライン状に整形された電子ビ
ームを波光対象に照射し、微細パターンを露光する露光
装置に関し、 1シヨツト毎に矩形整形された電子ビームを該被露光対
象に照射する方式に替えて、該電子ビームをライン状に
整形し、かつlライン内のビーム照射域を可変する電極
群を設け、微細パターンを1ライン単位毎<露光するこ
とを目的とし、電子ビームを出射する電子銃、該電子ビ
ームを整形するビーム整形電極、該電子ビームを走査す
る偏向器及び試料台を有する鏡筒と、ラインビーム整形
側’+’B系と、偏向制御系と、ステージ駆動制御系と
、7E光データ処理系とを具備し、前記試料台に線状に
照射される電子ビームの一部を遮蔽して、被露光対象に
パターン露光をするラスタスキャン型の電子ビーム露光
装置において、前記ビーム整形電極が、電子ビームを】
m遇させる細長いスリットの長手方向の内面でそれぞれ
対向する多数の電極群と、前記電極群に接続され、かつ
制′4′n電圧を印加する外部端子から成ることを含み
構成し、電子ビームを出射する電子銃、該電子ビームを
整形するビーム整形電極、該電子ビームを走査する偏向
器及び試料台を有する鏡筒と、ラインビーム整形制御系
と、偏向制御系と、ステージ駆動制御系と、露光データ
処理系とを具備し、前記試料台に線状に照射される電子
ビームの一部を遮蔽して、被露光対象にパターン露光を
するラスタスキャン型の電子ビーム露光装置において、
前記ビーム整形電極が、電子ビームを通過させる細長い
スリットの長手方向の内面でそれぞれ対向する多数の電
極群と、該電極群に接続され、所定の電圧(+■)を第
1の対向する電極に印加し、該所定の電圧を第2の対向
する電極には印加せず、該所定の電圧とは異なる電圧(
+ 1/2V)を該第1と第2の対向する電極の間に位
置する第3の対向するT!、極に印加する制限電圧印加
手段とを有することを含み構成する。
〔産業上の利用分野〕
本発明は、電子ビーム露光装置及びその露光方法に関す
るものであり、更に詳しく言えば、ライン状に整形され
た電子ビームを被露光対象に照射し、微細パターンを露
光する露光装置及びその露光方法に関するものである。
近年、電子ビームを直接半導体基板等の被露光対象に露
光し、微細パターンを描画する可変矩形整形電子ビーム
露光装置が多く使用されている。
しかし、任意の矩形が形成できる可変矩形ビームでは、
電子ビーム露光をより現実的なものとすることができた
が、LSIが微細化するにつれて特に0.2〜0.3 
μmルールのLSIとなると、使用できる矩形ビームの
■電流密度の上限、■メインデフ、サブデフ、スリット
デフレクク各アンプの整定に要する待ち時間等の為、膨
大なショツト数のLSIのパターンを描画するには時間
がかかり過ぎるという問題があり、微細パターンの量産
用とは言えなくなっている。
さらに、■0.2 μmビームでは何らポイントビーム
と大差なく、矩形ビームのメリットを出していないこと
と、■可変矩形ビーム形成時に、0.1〜0.2 μm
のビームは2つのスリットの重なりで出している為に、
相対的に小ビームでのドーズ量が不安定になるという問
題がある。
そこで、ライン状の電子ビームを被露光対象に制御性良
く照射させて、微細パターン露光をする装置の要求があ
る。
〔従来の技術) 第7.8図は、従来例に係る説明図である。
第7図は、従来例に係る電子ビーム露光装置を説明する
図であり、矩形整形型の電子ビーム露光装置の構成図を
示している。
図において、1は電子銃、2は鏡筒、3はスリットアパ
ーチャ、3a、3bはスリットデフ3cからなる矩形整
形電極系、4は被露光対象、5はステージ制御部5a、
モーター5b及び試料台5Cから成るステージ駆動系、
6は偏向制御部6a。
6b、主偏向コイル6c及び副偏向電極6dから成る偏
向制御系、7はビーム整形制御系28はインターフェイ
ス8a、データメモリ8b、  ショット分解部8c、
パターン補正部8dから成る露光データ制御系、9はC
PU (中央演算処理装置)。
10は磁気ディスク10a及び磁気テープ等から成る露
光データ供給系である。
これ等により、従来例に係る電子ビーム露光装置を構成
する。なお、矩形整形電極系3は、2枚の矩形穴の開い
たアパーチャまたはL字型のナイフェツジ等のスリット
3a、3bとスリットデフ3cによって、電子銃1から
発射された電子ビームiaを矩形状に可変整形をする機
能を存している。また、矩形整形された電子ビームは露
光データ制御系8やそのデータに基づいた偏向制御系6
の偏向を受けて、被露光対象4に微細パターンの露光を
する。
第8図(a)〜(c)は、従来例に係る電子ビーム露光
方法を説明する図であり、同図(a)は被露光対象4の
メインフィールド、同図(b)はそのサブフィールド、
同図(C)はパターン描画を示している。
なお、Slは偏向制御系6の主偏向コイル6Cによる主
偏向走査であり、サブフィールド間の矩形整形電子ビー
ムの偏向を示している。S2は偏向制御系6の副偏向電
極6dによる副偏向走査であり、サブフィールド内の矩
形整形電子ビームの偏向を示している。S3はパターン
描画領域内の矩形整形ビームのショット部分を示してい
る。これは、矩形整形された電子ビーム1aを、例えば
4シヨツト連続して、線状に描画したものである。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところで従来例によれば、半導体装置の設計パターン密
度等により矩形整形制御系7を介して任意に電子ビーム
laを矩形整形し、露光データ制御系8.偏向制御系6
及びステージ駆動系5を介して、被露光対象4に矩形整
形ビームを照射し、微細パターンを露光している。
このため、次のような問題を生ずることがある。
■LSIが微細化するにつれて特に0.2〜0.3μm
ルールのLSIとなると、使用できる矩形ビームの電流
密度の上限、メインデフ、サブデフスリットデフレクタ
各アンプの整定に要する待ち時間等のため、膨大なショ
ツト数のLSIのパターンを描画する処理時間を多く費
やすようになる。
これにより微細パターンの露光処理効率が悪くなる。
■さらに、0.2 μmビームでは何らポイントビーム
と大差なく、矩形ビームのメリットを出していないこと
と、可変矩形ビーム形成時に、0.1〜0.2μmの電
子ビームは2つのスリットの重なりにより出射している
為に、相対的に小ビームでの電子のドーズ量が不安定に
なるという欠点がある。
本発明は、かかる従来例の課題に鑑み創作されたもので
あり、1&gット毎に矩形整形された電子ビームを被露
光対象に照射する方式に替えて、該電子ビームをライン
状に整形し、かつ1ライン内のビーム照射域を可変する
電極群を設け、微細パターンを1ライン単位毎に露光す
ることを可能とする電子ビーム露光装置及びその露光方
法の提供を目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本発明の電子ビーム露光装置及びその露光方法は、その
原理図を第1図に、その一実施例を第2〜6図に示すよ
うに、露光装置を電子ビーム12aを出射する電子銃1
2.該電子ビーム12aを整形するビーム整形電極13
.該電子ビーム12aを走査する偏向器14及び試料台
15を有する鏡筒11と、ラインビーム整形制御系16
と、偏向制御系17と、ステージ駆動制御系18と、露
光データ処理系19とを具備し、前記試料台15に線状
に照射される電子ビーム12bの一部を遮蔽して、被露
光対象23にパターン露光をするラスタスキャン型の電
子ビーム露光装置において、前記ビーム整形電極13が
、電子ビーム12aを通過させる細長いスリット38の
長手方向の内面でそれぞれ対向する多数の電極群34a
、34bと、前記電極群34a、34bに接続され、か
つ制御電圧を印加する外部端子43a、43bから成 
ることを特徴とし、 電子ビーム12aを出射する電子銃12.該電子ビーム
12aを整形するビーム整形電極13゜該電子ビーム1
2aを走査する偏向器14及び試料台15を有する鏡筒
11と、ラインビーム整形制御系16と、偏向制御系1
7と、ステージ駆動制御系18と、露光データ処理系1
9とを具備し、前記試料台15に線状に照射される電子
ビーム12bの一部を遮蔽して、被露光対象23にパタ
ーン露光をするラスタスキャン型の電子ビーム露光装置
において、前記ビーム整形電極13が、電子ビーム12
aを通過させる細長いスリット38の長手方向の内面で
それぞれ対向する多数の電極群34a、34bと、該電
極群34a、34bに接続され、所定の電圧(+■)を
第1の対向する電極に印加し、該所定の電圧を第2の対
向する電極には印加せず、該所定の電圧とは異なる電圧
(+1/2V)を該第1と第2の対向する電極の間に位
置。
する第3の対向する電極に印加する制限電圧印加手段1
6a、16bとを有することを特徴とし、その露光方法
を被露光対象の露光データを処理して、1ライン毎にビ
ーム整形データを作成し、前記ビーム整形データに基づ
いて、1ライン内にビーム照射域を決定し、前記ビーム
照射域に基づいて、ビーム整形電極の電極群に電圧を印
加し、前記ビーム整形電極に電子ビームを通過させ、被
露光対象上に、ライン状に照射される電子ビームの一部
を遮蔽し、該被露光対象にパターン露光するラスタスキ
ャン型の電子ビーム露光方法において、前記ビーム整形
電極の電極群の内、相互に隣接する特定の電極に、異な
った電圧を印加し、前記特定の電極の制御電圧が遮蔽す
ることにより得られるビーム照射域をパターン露光の最
小単位とすることを特徴とし、 前記特定の電極に異なった電圧を印加する方法が、該特
定の電極の内で、両端に位置する電極に印加する電圧を
他の電極に印加する電圧よりも低くすることを特徴とし
、上記目的を達成する。
〔作用] 本発明の露光装置によれば、電子ビーム12aをライン
状に整形し、かつビーム照射域を可変するビーム整形電
極13を設けている。
このため、電子銃12から発射された電子ビーム12a
がビーム整形電極13を介して、ライン状に整形され、
かつ1ライン内において、182子ビーム12aがビー
ム照射域において、例えば、電極群34a、34bに異
なった電圧を印加して得られるビーム遮蔽効果により可
変整形され、被露光対象23上に可変整形されたライン
状の電子ビームを偏向制御系17やステージ駆動系18
を介して走査することができる。
これにより、従来のようなlシゴット毎に矩形整形した
電子ビームを被露光対象に照射する方式に替えて、1ラ
イン毎に被露光対象の露光処理をすることが可能となる
また、本発明の露光方法によれば、ビーム整形電極の電
掘群に印加する電圧が被露光対象の露光データを処理し
た1ライン毎のビーム整形データに基づいて印加されて
いる。
このため、相互に隣接する特定の電極に異なった電圧を
印加することにり例えば被露光対象上に到達する電子ビ
ームや、被露光対象上に到達しない電子ビームを画定す
るビーム照射域が1ライン内に分割され、すなわち、特
定の電極の制御電圧が、電子ビームを遮蔽することによ
り得られるビームの照射域をパターン露光の最小単位と
するように整形された電子ビームを被露光対象上に走査
することができる。
これにより、高解像度の微細パターンの露光処理をする
こと、及び露光処理時間が短縮され、電子ビーム露光装
置のスルーブツトを向上させることが可能となる。
〔実施例〕
次に図を参照しながら、本発明の実施例について説明を
する。
第2〜6図は、本発明の実施例に係る電子ビーム露光装
置及びその露光方法を説明する図であり、第2図は、本
発明の実施例に係る電子ビーム露光装置の構成図を示し
ている。
図において、11は鏡筒であり、電子銃12゜ブランキ
ングアレイアパーチャ40や偏向器14等の電子部品や
光学機器を格納する容器である。
なお、12は電子銃であり、電子ビーム12aを出射す
るものである。また40はブランキングアレイアパーチ
ャであり、ビーム照射域を可変するビーム整形電極13
の構成部品である。なおブランキングアレイアパーチャ
40は、電子ビーム12aを入射して、ライン状に整形
された電子ビーム12bを出射するものである。なお、
ブランキングアレイアパーチャ40については、第4図
において詳述する。
14は偏向器であり、電子ビーム12bの主偏向をする
主偏向コイル14aやその副偏向をする副偏向電極14
bから構成されている。15は被露光対象23を載置す
る試料台(ステージ)であり、x−y方向に移動する機
能を有している。
また、16はラインビーム整形制御系であり、ブランキ
ングアレイアパーチャ40の複数のti群に電圧も印加
するブランキング発生回路群(制御電圧印加手段)16
aと、それ等を制御するブランキング制御回路(制御電
圧印加手段)16bから構成されている。
17は偏向制御系であり、偏向制御回路17aD/A変
換器17b及び偏向増幅器19cから成り、ライン状に
整形された電子ビーム12bを走査する偏向信号等を偏
向器14に供給する機能を有している。
18はステージ駆動制御系であり、ステージ駆動制御回
路18aと、モーター18bから構成されている。
19は露光データ処理系であり、インターフェイス19
aと、露光データを格納するデータメモリ19bと、■
ライン内にビーム照射域を発生する′複数のビットマツ
プ発生回路19cから成り、被露光対象23の露光デー
タを入力して、1ライン毎にビーム整形データを作成し
、該データに基づいて、ライン状に整形された電子ビー
ム12bの最大幅、例えば本発明の実施例では、■ライ
ン=4.8  [μm]の照射幅を最小単位−0,1[
μm]に分割するビーム照射域を発生し、電子ビーム1
2aのブランキング制御データを出力する機能を有して
いる。なお、露光データは被露光対象23の設計データ
を格納した磁気ディスク22aや磁気テープ22b等の
露光データ供給系22及び中央演算処理系(CPU)2
1を介して、インターフェイス19aに入力される。
また、20はシーケンスコントローラ(統括制御系)で
あり、ビットマツプ発生回路19c、ブランキング制御
回路16b、偏向制御回路17a及びステージ駆動制御
系18a等を制御する機能を有している。
これ等により、本発明の実施例に係る電子ビーム露光装
置を構成する。
第3図(aO)〜(a3)は、本発明の実施例に係るビ
ーム整形電極の構造図であり、同図(aO)はビーム整
形電極の斜視図、同図(al)はそのブランキングアレ
イアパーチャ40の上面図、同図(a2)は、同図(a
l)のX、−Y。
矢視断面図、同図(a3)は、同図(al)のX z 
 Y を矢視断面図を示している。
同図(a)において、41は絶縁基板であり、40はス
リット38を有するブランキングアレイアパーチャ、4
2a、42bはブランキングアレイアパーチャ40と、
外部端子43a、43bとを接続する導線である。なお
、43a、43bは外部端子である。
同図(b)において、371a〜374aや371b〜
374bは電極群から延在され、かつ複数設けられたコ
ンタクトホール(を掻接続窓)である、なお38は、電
子ビーム12aが通過するスリットであり、本発明の実
施例では長さ480〔μm11幅10〔μm〕程度であ
る。
同図(C)において、31はSi基板であり、32は■
溝である。なお■溝32はライン状に整形した電子ビー
ム12bを走査したとき、Si基板31のエツジに当た
らないようにVカットされるものである。
34a、34bは電極群であり、スリット38の内面に
対向して設けられている。なお3335は電極群34a
、34bを絶縁する絶縁物である。また、コンタクトホ
ール37a、37b、は、電極群34a、34bを延在
した部分を露出した開口窓(371a 〜374a、3
71b 〜374b)である。
同図(a3)において、36は電子ビーム12aを遮蔽
する遮蔽膜であり、高融点金属膜等が用いられている。
また、341b〜344bは複数設けられた電極群34
bであり、本発明の実施例では1辺が9〔μm〕の電極
が横方向に1〔μm〕の絶縁物35を介在させて計48
個、並べられている。
また、本発明の実施例では、第6図(b)に示すように
、3個の電極を以ってl最小単位0. 3[μm〕のビ
ーム照射域に可変整形する電極に引き当てている。従っ
て3組の電極X16に電圧を印加することによって、ビ
ーム照射域を分割し、かつライン状に整形される電子ビ
ーム12bを得ることができる。
これ等により本発明に係るビーム整形電極を構成する。
このようにして、ブランキングアレイアパーチャ40が
ライン状に電子ビーム12aを通過させるスリット38
の内面に対向させた複数の電極群34a、34bを設け
ている。
このため、電極群34a、34bの個別に電圧を制御す
ることによって、電子銃12から発射された電子ビーム
12aを、電圧の印加されていない電極を通過した場合
は、被露光対象上に到達し、電圧を印加した電極を通過
した場合は、該ビーム12bが曲げられて被露光対象上
に照射されないようにすることができる。
これにより、スリット38に入射する電子ビーム12a
を被露光対象23上に該電子ビーム12aが到達する部
分と、到達しない部分とを分割したビーム照射域を存す
るライン状の電子ビーム12bに可変整形することが可
能となる。
第4図(al)、(a2)、(a3)〜([1)(f2
)、Cr5)は、本発明の実施例に係るビーム整形電極
の形成工程図である。
なお、同図(al)〜(el)はブランキングアレイア
パーチャの上面に係る形成工程図であり、同図(a2)
 〜(e2)はそのX +  Y +矢視断面に係る形
成工程図であり、同図(a3)〜(e3)はそのXz 
 Yz矢視断面に係る形成工程図を示している。
また、同図(rl)はビーム整形電極の上面図であり、
同図(f2)はそのX3  Y3矢視断面図、同図(r
3)はそのX、−Y、矢視断面図をそれぞれ示している
図において、まずSi基板32の電子ビームを通過させ
る領域をVカットして■溝32を形成し、その後Si基
板32上にSiO□膜等の絶縁物33を形成する(同図
(ao)、(aり、  (a2))。
次いで、ポリSi膜や金属膜等をパターニングして、ス
リット形成領域から外周附近に延在する電極群341a
 〜344a、341b 〜344bを形成する。なお
、電極群341a〜344a、341b〜344bは本
発明の実施例では、スリットの長さ480〔μm)X幅
10〔μm〕に対して、電極の幅−9〔μm〕、電極3
41a、342a間に1[μm〕の隙間を置いている(
同図(bl)(b2)、(b3))。
次イテ、CV DSiOt膜やStJm膜を電極群34
1a 〜344a、341b 〜344b上に形成して
、電極群341a 〜344a、341b 〜344b
を絶縁する。その後、電子ビーム12aを遮蔽(シール
ド)する遮蔽膜36を形成する。なお、遮蔽膜36はW
やMO等の高融点金属膜を用いる(同図(cl)、  
(c2)、  (c3))。
次に、外周附近の遮蔽lI!36と、絶縁物35とを不
図示のレジストをマスクにして、R(E法の異方性エツ
チングにより除去し、外周附近に延在した電極群341
a 〜344a、341b 〜344bとを露出するコ
ンタクトホール371a〜374a  371b 〜3
74bを形成する(同図(di)、(d2)、(d3)
)。
さらに、遮蔽1!136と、絶縁物35とをRIE等に
よりエツチングして、■溝32に延在するスリット38
を開口する。これによりブランキングアレイアパーチャ
40を形成する(同図(el)。
(e2)、(e3))。
その後、外部端子431a〜434a、431b〜43
4bを設けた絶縁基板41にブランキングアレイアパー
チャ40を載置して、ブランキングアレイアパーチャ4
0のコンタクトホール371a〜374a、371b〜
374bと、外部端子431a 〜434a、431b
 〜434bとを導線421a 〜424a、421b
〜424bを介して接続する(同図([1)、  (f
2)、(r3))。
これ等の工程によりビーム整形電極13を形成する。
このようにして、電子ビーム12aをライン状に整形し
、かつビーム照射域を可変するビーム整形電極13を設
けている。
このため、電子銃12から発射された電子ビーム12a
がビーム整形電極13を介して、ライン状に整形され、
かつ1ライン内において、該電子ビーム12aがビーム
照射域において、例えば電極群34a、34bに異なっ
た電圧を印加して得られるビームの遮蔽効果により可変
整形され、被露光対象23上に可変整形されたライン状
の電子ビーム12bを偏向制御系17やステージ駆動系
18を介して走査することができる。
これにより、従来のような1シヨツト毎に矩形整形した
電子ビームを被露光対象に照射する方式に替えて、1ラ
イン毎に被露光対象の露光処理をすることが可能となる
第5図は、本発明の実施例に係る電子ビーム露光方法の
フローチャートである。
図において、まずPlで被露光対象23の設計データ等
の露光データを処理して、lライン毎のビーム整形デー
タを作成する。なお1ラインとは、ブランキングアレイ
アパーチャ38のスリットの幅を縮小した長さであり、
本発明の実施例では、スリットの幅が480〔μm〕で
あり、それを1/100に縮小した4、8〔μm〕が1
ラインとなる。
次にP2でビーム整形データに基づいて、1ライン内に
ビーム照射域を決定する。なおビーム照射域とは、本発
明の実施例では、1ライン(4,8Cμm))を16等
分し、その1最小単位=0.3〔μm〕とする電子ビー
ム12bが被露光対象23に照射される領域(第6図(
b)参照)をいう。
また、ビーム照射域は、被露光対象上に到達する電子ビ
ームや被露光対象上に到達しない電子ビームを画定する
ものである。
次いで、P、でビーム照射域に基づいて、ビーム整形電
極13の電極群34aにブランキング発生回路16aや
ブランキング制御回路16bを介して、電圧を印加する
次いで、’P 4でビーム整形電極13のスリットに電
子ビーム12aを通過させ、電子ビーム12aをビーム
照射域に分割し、かつライン状に可変整形する。
次にP、で、ライン状に整形した電子ビーム12bを被
露光対象23上に偏向制御系17.偏向器14及びステ
ージ駆動制御系18を介して走査し、被露光対象23の
パターン露光処理をする。
第6図(a)、(b)は、本発明の実施例の電子ビーム
露光方法に係る説明図であり、同図(a)はライン状に
整形された電子ビームの縮小方法を説明する図を示して
いる。
図において、12aは電子銃12から発射された電子ビ
ームであり、断面楕円形状に整形された電子ビームであ
っても良い。なお、141a、141bは電子ビーム1
2aが電極群34a、34bを介して、ライン状に整形
された電子ビーム12bを縮小する光学的縮小対物レン
ズ構成する縮小対物電磁レンズである。また142はそ
の一構成部品のアパーチャである。
これにより、例えばスリット38(480(μm)×1
0〔μm))の長さ方向を1/100に縮小し、幅方向
を1720に縮小するライン状の電子ビーム12 b 
(4,8(μm) xo、1  (μm) )を被露光
対象23に照射することができる。
同図(b)は電極群34a、34bに印加する電圧の関
係と、被露光対象23上に照射されるライン状の整形ビ
ームとの関係を示す図である。
図において、Aは、スリット38の内面に形成された電
極群34a、34b (48個)の内、隣接する3個の
電極対34a、34bに、一方に制御2I電圧印加手段
16a、16hを介してそれぞれ+V/2. +V、 
+V/2(7)電圧を印加し、他方を接地(GND)し
た場合に形成される電位分布を示している。なお、他の
電極群34a、34bの印加電圧はO(V)とする。こ
のような電圧条件でスリット38に電子ビーム12aを
紙面から垂直に通過させると、被露光対象上にライン状
の電子ビーム12bが得られ、そのビーム照射域Bは3
個の電極対34a、34bに電圧を印加した部分の電子
ビーム12aが電位分布Aにより他へ偏向されて、被露
光対象上に到達されずに、斜線に示すような未到達部分
Cを除いた領域となる。
このため、lライン(4,8(μm))の内に、ビーム
照射域B−4,2(μm]と、未到達部分C−0,3C
μm〕とを含有させることができる。
これにより、従来例のような1シゴツト毎に矩形整形さ
れた電子ビームを被露光対象23上に照射する方法に比
べて、本発明の実施例のスリット(480(μm) X
 10 (μm) )内面の電極群34a、34b毎に
電子ビーム12aを可変整形して、電子ビーム12bを
被露光対象23上に照射する方法によれば、1回の照射
で4.8〔μm)XOol〔μm〕のパターン露光がで
きるので、露光処理時間を数十倍も早くすることが可能
となる。
このようにして、ビーム整形電極13の電極群34aに
印加する電圧が、被露光対象23の露光データを処理し
た1ライン毎のビーム整形データに基づいて印加されて
いる。
このため、相互に隣接する特定の電極に異なった電圧を
印加することにより例えば被露光対象23上に到達する
電子ビームや、被露光対象上に到達しない電子ビームを
画定するビーム照射域が1ライン内に分割され、すなわ
ち、特定の電極制御電圧が、電子ビームを遮蔽すること
により得られるビーム照射域をパターン露光の最小単位
とするように整形された電子ビーム12bを被露光対象
上に走査することができる。
これにより、高解像度の微細パターンの露光処理するこ
と、及び露光処理時間が短縮され、電子ビーム露光装置
のスループットを向上させることが可能となる。
〔発明の効果] 以上説明したように本発明によれば、1回のライン状に
可変整形した電子ビームの照射により、被露光対象を露
光する領域と、未露光領域とを分割するパターン露光を
一度にすることができる。
このため、従来の露光方式に比べて、露光処理時間を数
十倍も早くすることができ、これにより電子ビーム露光
装置の稼働効率を向上させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の実施例に係る電子ビーム露光装置の
原理構成図、 第2図は、本発明の実施例に係る電子ビーム露光装置の
構成図、 第3図(aO)〜(a3)は、本発明の実施例に係るビ
ーム整形電極の構造図、 第4図(al)、(a2)、(a3) 〜(fl)。 (f2)、(f3)は、本発明の実施例に係るビーム整
形電極の形成工程図 第5図は、本発明の実施例に係る電子ビーム露光方法の
フローチャート、 第6図(a)、(b)は、本発明の実施例の電子ビーム
露光方法に係る説明図、 第7図は、従来例に係る電子ビーム露光装置を説明する
図、 第8図は、従来例に係る電子ビーム露光方法を説明する
図である。 (符号の説明) 2.11・・・鏡筒、 ■、12・・・電子銃、 13・・・ビーム整形電極、 14・・・偏向器、 5c、15・・・試料台、 16・・・ラインビーム整形制御系、 6a、6b、17・・・偏向制御系(偏向制御部)、1
8.18a・・・ステージ駆動制御系(ステージ駆動制
御回路)、 10.19・・・露光データ処理系、 20・・・統括制御系(シーケンスコントローラ)、9
.21・・・中央演算処理袋!(CPU)、22・・・
露光データ供給系、 la、12a・・・電子ビーム、 12b・・・ライン状に整形された電子ビーム、4.2
3・・・被露光対象、 31・・・半導体基板、 32・・・■溝、 34a、  34b、  341a 〜344a。 341b〜344b・・・電極群、 33.35・・・絶縁物、 36・・・遮蔽膜、 37a   37b   371a 〜374a371
b〜374b・・・コンタクトホール(を極接続窓)、 38・・・スリ ント、 40・・・ブランキングアレイアパーチャ、41・・・
絶縁基板、 42a、42b、421a〜424a。 421b〜424b・・・導線、 43a、43b、431a 〜434a。 431b〜434b・・・外部端子、 6c、14a・・・主偏向コイル、 6d、14b・・・副偏向1を掻、 16a・・・ブランキング発生回路群(制御電圧印加手
段)、 16b・・・ブランキング制御回路(制御電圧印加手段
)、 17a・・・偏向制御回路、 L7b・・・D/A変換器、 17c・・・偏向増幅器、 5b、18b・・・モーター 8a、19a・・・インターフェイス、8b、19b・
・・データメモリ、 19c・・・ビットマツプ発生回路、 10a、22a・・・磁気ディスク、 10b、22b・・・磁気テープ、 8c・・・ショット分解部、 8d・・・パターン発生部、 8・・・露光データ制御系、 3a  3b・・・スリットアパーチャ、3・・・矩形
整形電極系、 5a・・・ステージ制御部、 5・・・ステージ駆動系・ 7・・・ビーム整形制御系、 A・・・電位分布、 B・・・ビーム照射域、 C・・・未到達部分、 Sl・・・主偏向走査、 S2・・・副偏向走査、 ・ショット部分。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)電子ビーム(12a)を出射する電子銃(12)
    、該電子ビーム(12a)を整形するビーム整形電極(
    13)、該電子ビーム(12a)を走査する偏向器(1
    4)及び試料台(15)を有する鏡筒(11)と、ライ
    ンビーム整形制御系(16)と、偏向制御系(17)と
    、ステージ駆動制御系(18)と、露光データ処理系(
    19)とを具備し、 前記試料台(15)に線状に照射される電子ビーム(1
    2b)の一部を遮蔽して、被露光対象(23)にパター
    ン露光をするラスタスキャン型の電子ビーム露光装置に
    おいて、 前記ビーム整形電極(13)が、電子ビーム(12a)
    を通過させる細長いスリット(38)の長手方向の内面
    でそれぞれ対向する多数の電極群(34a、34b)と
    、 前記電極群(34a、34b)に接続され、かつ制御電
    圧を印加する外部端子(43a、43b)から成ること
    を特徴とする電子ビーム露光装置。
  2. (2)電子ビーム(12a)を出射する電子銃(12)
    、該電子ビーム(12a)を整形するビーム整形電極(
    13)、該電子ビーム(12a)を走査する偏向器(1
    4)及び試料台(15)を有する鏡筒(11)と、ライ
    ンビーム整形制御系(16)と、偏向制御系(17)と
    、ステージ駆動制御系(18)と、露光データ処理系(
    19)とを具備し、前記試料台(15)に線状に照射さ
    れる電子ビーム(12b)の一部を遮蔽して、被露光対
    象(23)にパターン露光をするラスタスキャン型の電
    子ビーム露光装置において、 前記ビーム整形電極(13)が、電子ビーム(12a)
    を通過させる細長いスリット(38)の長手方向の内面
    でそれぞれ対向する多数の電極群(34a、34b)と
    、 該電極群(34a、34b)に接続され、所定の電圧(
    +V)を第1の対向する電極に印加し、該所定の電圧を
    第2の対向する電極には印加せず、該所定の電圧とは異
    なる電圧(+1/2V)を該第1と第2の対向する電極
    の間に位置する第3の対向する電極に印加する制限電圧
    印加手段(16a、16b)とを有することを特徴とす
    る電子ビーム露光装置。
  3. (3)被露光対象の露光データを処理して、1ライン毎
    にビーム整形データを作成し、 前記ビーム整形データに基づいて、1ライン内にビーム
    照射域を決定し、 前記ビーム照射域に基づいて、ビーム整形電極の電極群
    に電圧を印加し、 前記ビーム整形電極に電子ビームを通過させ、被露光対
    象上に、ライン状に照射される電子ビームの一部を遮蔽
    し、該被露光対象にパターン露光するラスタスキャン型
    の電子ビーム露光方法において、 前記ビーム整形電極の電極群の丙、相互に隣接する特定
    の電極に、異なった電圧を印加し、前記特定の電極の制
    御電圧が遮蔽することにより得られるビーム照射域をパ
    ターン露光の最小単位とすることを特徴とする電子ビー
    ム露光方法。 (4)前記特定の電極に異なった電圧を
    印加する方法が、該特定の電極の内で、両端に位置する
    電極に印加する電圧を他の電極に印加する電圧よりも低
    くすることを特徴とする請求項2記載の電子ビーム露光
    方法。
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6169125A (ja) * 1984-08-06 1986-04-09 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 荷電ビ−ム露光装置

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