JPH025455Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 （産業上の利用分野） この考案はスタンドランプのプツシユスイツチ
ボタンの取付位置の改良に関する。

（従来の技術） 従来、スタンドランプにはセード上部中央部に
回転式スイツチが設置されていた。しかしこの方
法による場合、セードの位置が移動することなし
に片手でスイツチボタンを操作することは困難で
あり、一方の手でセード本体を押さえながら、他
方の手でスイツチボタンを操作する場合、スイツ
チのボタン位置が見えないという欠点があつた。
回転式スイツチの代わりにプツシユスイツチが使
用されている場合でもそのスイツチボタンの設置
位置は同様にセード上部中央部であり、子供等の
掌のスパンの小さい者にとつては片手でのスイツ
チ操作は困難であり、又、スイツチボタンの位置
が見えないという欠点は回転式スイツチの場合と
同様であつた。

（考案が解決しようとする課題） この考案は上記従来のものの欠点を改良するも
のであり、セード本体の位置が移動することなく
片手で簡単にスイツチボタンを操作し、スタンド
ランプを点滅しようとするものである。

（課題を解決するための手段） セード本体上部にスイツチボタンを取付ける型
式のスタンドランプにおいて、頂部を平坦とした
セード支持部の頂部周縁にプツシユスイツチボタ
ンを取付け、ボタン側面を上記支持部側壁より露
出させてなるものである。

（作用） 上記の構成を持つのでセード本体の位置を移動
させることなく、セード上部を把持した状態で片
手でスイツチ操作ができ、かつスイツチボタンの
位置が着席した状態でも見え、スイツチボタンの
位置を手探りで捜す必要もない。

（実施例） 図に示す実施例によりこの考案を更に説明す
る。１はセードであつて、頂部を平坦部とするセ
ード支持部４に装着されており、２はランプソケ
ツトであつてランプ３が装着されており、５はプ
ツシユスイツチ、６はそのスイツチボタンであり
セード支持部４の頂部周縁にあつてボタン６側面
をセード支持部４側壁から露出するように取付け
る。７はグロー球であつて、グローソケツト８に
装着されている。９はセードヒンジ金具であつ
て、セードセンジ止め金具１０によつてセード支
持部４に取付けられ、これにアーム１１が装着さ
れている。１２はセード支持部４頂部の平坦部に
設けられる放熱孔である。

このようにしてなるので、プツシユスイツチ５
をランプソケツト２の真上に設置せず、セードヒ
ンジ金具９と反対側のセード１前面側に寄せ、ス
イツチボタン６をセード支持部４の頂部前面側に
上記ボタン６の側面を側壁より露出させて設置す
る。

実施例は上記の構成を具えるので、第３図に示
すように、一方の手の親指と薬指ないしは中指で
セード支持部を固定しつつ、その手の人指し指な
いしは中指で、スイツチボタンを操作でき、スイ
ツチ操作によつてセード、すなわちランプの位置
が移動することなく、又、逆に片手でスイツチ操
作と同時にセードすなわちランプの位置変えがで
き、さらに着席した状態からでもスイツチボタン
の位置が見え、手探りでスイツチボタンの位置を
捜す必要がなく、仮に、スイツチボタンの位置を
見なくともスイツチボタンの位置確認が容易にな
る。

ここで、この種のスタンドランプにおいては、
安定器はアーム基部（図示せず）に収容されるの
で、これによる発熱はセード支持部に影響を与え
ず、取付けるランプの熱はセード支持部の放熱孔
より放出されるので、セード支持部上方側部をス
イツチボタン操作のため把持しても、熱による影
響がなく把持できるものである。

（考案の効果） 以上のとおり、スイツチボタンをセード支持部
の頂部周縁に設けたから、ランプ点滅は点灯中の
ランプ安定器による加熱なしに片手で作動するこ
とができ、しかもスイツチボタンの位置を直視で
きるので、その操作が容易である優れた効果をも
つものであるる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの考案のセード本体の実施例を示す
縦断面図であり、第２図，第３図は斜視図であ
る。 １……セード、２……ランプソケツト、３……
ランプ、４……セード支持部、５……プツシユス
イツチ、６……スイツチボタン、７……グロー
球、８……グローソケツト、９……セードヒンジ
金具、１０……セードヒンジ止め金具、１１……
アーム。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 頂部に平坦部を形成してなるセード支持部の頂
   部周縁に、ボタン側面を上記支持部側壁より露出
   して、プツシユスイツチボタンを取付けたスタン
   ドランプ。