JPH025430B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH025430B2
JPH025430B2 JP57232100A JP23210082A JPH025430B2 JP H025430 B2 JPH025430 B2 JP H025430B2 JP 57232100 A JP57232100 A JP 57232100A JP 23210082 A JP23210082 A JP 23210082A JP H025430 B2 JPH025430 B2 JP H025430B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hub
layer
protector
medical
acid esters
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP57232100A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS59118165A (ja
Inventor
Isao Sato
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Terumo Corp
Original Assignee
Terumo Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Terumo Corp filed Critical Terumo Corp
Priority to JP57232100A priority Critical patent/JPS59118165A/ja
Publication of JPS59118165A publication Critical patent/JPS59118165A/ja
Publication of JPH025430B2 publication Critical patent/JPH025430B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】 発明の背景 (技術分野) 本発明は、医療用針およびこれを有する医療用
器具に関するものである。
(従来技術およびその問題点) 医療用針のハブおよびプロテクタを一体成形し
て、タンパープルーフ性、衛生性などを保証した
医療用針は知られている(米国特許第3523530号
参照)。このような医療用針では、ハブとプロテ
クタとを一体成形する時に両者の間に薄肉の脆弱
部を同時に形成し、使用時には、この薄肉脆弱部
を捩り切ることによりカヌラを露出させるよう構
成されている。ところで、このようにハブおよび
プロテクタを一体成形することは非常に合理的に
見えるが、以下に述べるような多くの問題が指摘
されている。全体的に薄く長いハブおよびプロテ
クタ複合体を成形することが高度な技術を要する
上に、小さな薄肉脆弱部を同時に形成することは
更にむずかしく、必然的に薄肉部とすべき部分が
比較的厚肉化しなければならない傾向があり、そ
のため、捩り切りに要する力が大きくなるばかり
か、成品によるばらつきが大きくなる傾向があ
る。また、製造用金型が精密でなければならず、
コスト高となる結果となつている。さらにまた、
一体成形の都合上ハブおよびプロテクタの構成材
料は同じものであり、中空針が植設されているハ
ブ部分は丈夫であるが、これに連続しているプロ
テクタ部分は中空で比較的薄肉であつて変形し易
い。これを防止するには、プロテクタ部分を比較
的厚肉化しなければならないという一体成形に伴
う問題がある。一般に、医療用針は塩化ビニル系
樹脂製のチユーブに接続されるものであるから、
ハブおよびプロテクタの材料も必然的に限定さ
れ、上述したような問題点に帰結するのである。
発明の目的 従つて、本発明の目的は、比較的簡単に製造で
き、切り離し用の薄肉脆弱部が均質で、一定の力
で簡単に破断除去して中空針を露出させる操作を
行うことができる安価な医療用針、およびこれを
具える医療用器具を提供しようとするにある。
本発明の他の目的は、ハブから露出する中空針
部分を被包するプロテクタ部分が、変形して中空
針部分を損傷しないよう構成した医療用針、およ
びこれを具える医療用器具を提供しようとするに
ある。
発明の具体的構成 本発明の第1の態様によれば、末端が尖端とな
つた中空針と、この中空針の基端側を支持すると
ともに、他端にチユーブを前記中空針内部が連通
するよう接続することができるハブと、先端が閉
塞され基端が開放した中空体からなり、前記ハブ
から露出する中空針部分を密封するよう前記中空
体の開放端部において前記ハブの先端側に固着さ
れたプロテクタとを具え、前記プロテクタは少な
くとも前記ハブとの固着部を有する第1層と、そ
の内層に第1層より剛性の大きい材料製の第2層
とを有し、前記第1層は前記第2層よりも基端側
に突出し、この突出する第1層の前記ハブとの固
着部を除く部分に切り離し用の薄肉脆弱部を形成
した医療用針が提供される。
本発明の第2の態様によれば、液体を収容する
容器を有し、末端が尖端となつた中空針と、この
中空針の基端側を支持するとともに、他端にチユ
ーブを前記中空針と連通するよう接続することが
できるハブと、先端が閉塞され基端が開放した中
空体からなり、前記ハブから露出する中空針部分
を密封するよう前記中空体の開放端部において前
記ハブの先端側に固着されたプロテクタとを具
え、前記プロテクタは少なくとも前記ハブとの固
着部を有する第1層と、その内層に第1層より剛
性の大きい材料製の第2層とを有し、前記第1層
は前記第2層よりも基端側に突出し、この突出す
る第1層の前記ハブとの固着部を除く部分に切り
離し用の薄肉脆弱部を形成した医療用針と、一端
が前記中空針と連通するように前記ハブの基端に
接続し、かつ他端が前記容器と連通接続したチユ
ーブとを有する医療用器具が提供される。
前記チユーブと前記容器および前記ハブとの接
続およびまたは前記ハブと前記プロテクタとの固
着は、両者の構成材料を溶解しうる溶剤または接
着剤で行うのが好ましい。前記接着剤は可塑剤を
配合してなる塩化ビニル重合体ペーストレジン
で、前記接着剤の組成は、ペーストレジン100重
量部に対する可塑剤の配合量が50〜350重量部で
あるのが好ましく、前記可塑剤がフタル酸エステ
ル類、トリメリツト酸エステル類、脂肪族多塩基
酸エステル類、リン酸エステル類、クエン酸エス
テル類またはブチルフタリルブチルグリコレート
であるのが好適である。
前記ハブと前記プロテクタの少なくとも固着部
は同じ材料で構成するのが好ましい。前記第2層
は、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブチレ
ンから選択されたオレフイン系プラスチツクで構
成し、特にポリプロピレンで構成するのが好適で
ある。
以下、本発明を図面に示す好適実施例につき詳
細に説明する。
第1図には本発明の医療用針1を部分断面で示
す。末端が尖端2となつた中空針3は接着剤4
(例えば、エポキシ系樹脂)によりハブ5に固着
され、ハブ5の基端には、接続用チユーブ(図示
せず)を接続することができる環状凹部6が形成
され、チユーブと中空針3とを連通するよう構成
されている。このように、ハブ3から露出する中
空針部分はプロテクタ7により密封状態に被包さ
れる。従来、この被包を一体成形によるハブおよ
びプロテクタ複合体により行つていたが、種々の
問題があつたのは前述の通りであり、本発明にお
いてはハブおよびプロテクタを別個の成形体で構
成し、これらを接着して中空針の露出部分を密封
状態に被包する。
一般に、接続用チユーブは塩化ビニル系樹脂で
構成される。そのため、ハブはPVC(塩化ビニル
系樹脂)で構成される。さらに、このハブと接着
すべきプロテクタはPVCで構成するのが良い。
ところが、プロテクタをPVCで構成すると従来
の一体成形物と同様に強度上の問題が派生し、こ
れを解決しようとすれば厚肉化する以外になく、
無駄なコスト高を招来する。このため、プロテク
タを多層体で構成するのが好ましい。その好適実
施例である2層成形のプロテクタを第1図に示
す。
第1図に示すプロテクタ7は、ハブ5との接着
層である外層8およびその内層の補強層9を有
し、末端は閉塞されている。外層8は補強内層9
より接着部分10だけ突出して形成される。これ
に対応してハブ5の先端部には第1段部11およ
び第2段部12が形成され、それぞれ外層8およ
び内層9が第1図に示すように整合する。
ところで、ハブ5とプロテクタ7とは、ハブの
第1段部11と外層8の突出部分10との間で密
封状態に接着される。両部材の固着は、両部材を
構成する材料(例えば、PVC)を溶解しうる溶
剤または接着剤により行うことが好ましい。その
代表的溶剤としては、例えばテトラヒドロフラン
(THF)等の有機溶媒を挙げることができる。接
着剤としては、次に述べる塩化ビニル重合体ペー
ストレジンを用いるのが好ましい。
なお、内層9は、ハブ5には切り離しのため接
着されないのは勿論であり、その構成材料として
は、プロテクタに強度を付与する為にポリエチレ
ン、ポリプロピレン、ポリブチレンなどのオレフ
イン系プラスチツクが好ましいが、ポリプロピレ
ンが最も望ましい。
本発明で使用される可塑剤を配合してなる塩化
ビニル重合体ペーストレジンとは、粒径0.02〜
20μm、好ましくは0.1〜10μmの塩化ビニル重合
体の微細粉末を、可塑剤に均一に分散懸濁させて
なるものである。微粉末状塩化ビニル重合体とし
ては塩化ビニルのホモポリマーの他に、塩化ビニ
リデン、酢酸ビニル、ビニルアルコール等コモノ
マーと、塩化ビニルとのコポリマーがあり、該コ
ポリマーの場合には、塩化ビニルと結合するモノ
マーの量は30モル%以下、好ましくは3〜7モル
%である。これらのホモポリマーおよびコポリマ
ーの平均重合度は900〜1200、好ましくは960〜
1130である。
ペーストレジンは、このような微粉末状塩化ビ
ニル重合体を可塑剤中に分散懸濁してなるもの
で、その固形分は25〜50重量%、好ましくは30〜
50重量%である。このような塩化ビニル重合体を
懸濁させる可塑剤としては、ジ−2−エチルヘキ
シルフタレート、ジ−n−オクチルフタレート、
ジイソオクチルフタレート、ジヘプチルフタレー
ト、ジデシルフタレート、ジイソデシルフタレー
ト、オクチルデシルフタレート、ブチルベンジル
フタレート等のフタル酸エステル類、トリブチル
トリメリテート、トリオクチルトリメリテート等
のトリメリツト酸エステル類、ジオクチルアジペ
ート、ジオクチルアゼレート、ジオクチルセバケ
ート等の脂肪族多塩基酸エステル類、トリクレジ
ルホスフエート、トリキシレニルホスフエート、
モノオクチルジフエニルホスフエート、モノブチ
ルジキシレニルホスフエート、トリオクチルホス
フエート類のリン酸エステル類、トリブチルアセ
チルシトレート、トリオクチルアセチルシトレー
ト、トリブチルシトレート等のクエン酸エステル
類、ブチルフタリルブチルグリコレート等があ
る。
本発明で使用される接着剤は、このようなペー
ストレジン100重量部に対して50〜350重量部、好
ましくは150〜200重量部、最も好ましくは約200
重量部の可塑剤をさらに配合してなるものであ
り、可塑剤としては前記のごときものが使用され
る。すなわち、ペーストレジン100重量部に対す
る可塑剤量が50重量部未満では、使用される接着
剤溶液の粘度適性が不充分であり、一方、350重
量部を超えると、接着力が不充分となるからであ
る。
このような塩化ビニル重合体ペーストレジンと
可塑剤との配合物には、必要により鉛、カドミウ
ム、バリウム、亜鉛、カルシウム等の金属とステ
アリン酸、ラウリン酸、リシノール酸、ナフテン
酸、2−エチルヘキソイン酸等との金属セツケン
類、ジブチル錫ジラウレート、ジブチル錫ジマレ
エート、ジブチル錫メルカプチド等の有機錫等を
安定剤として配合することができる。
以上述べたようなハブとプロテクタとの接着構
造において、ハブ5の第1段部の端面とプロテク
タ7の内層9の端面との間には空間13を形成
し、この空間13に対応する突出外層部分10に
捩り切りまたは切り離し用の薄肉脆弱部14を、
例えばリング状に形成する。薄肉脆弱部14はプ
ロテクタ7の成形時に形成しても良いし、後の加
工により形成しても良いが、流通時には破損せ
ず、使用時には捩り切りが容易に行えるような肉
厚に形成するのが良い。本発明の一例を挙げる
と、外層をPVC、内層をPP(ポリプロピレン系
樹脂)で構成した時、薄肉脆弱部14の肉厚は約
0.5mm程度にすれば、製作が容易で均質なものが
でき、流通時の耐破損性および使用時の捩り切り
容易性ともに保証されたものができた。
そして、ハブ5とプロテクタ7とは接着により
固着される構造であるから、両者を密嵌する場合
に比して精密な寸法に作製する必要はなく、多少
寸法差(公差)があつても接着剤により充填され
るから問題はない。
第2図には本発明の医療用針1の他の構成例を
示す。この例では、プロテクタ7は第1図のもの
と同様、ハブ5との接着層である外層8およびそ
の内層の補強層9を有し、外層8は内層9よりハ
ブ5との接着ができるよう、および切り離し用薄
肉脆弱部14を形成できるよう突出部分15を有
する。そして、ハブ5も突出部分15に対応する
よう突出部分16を有し、両突出部分15および
16は前述したようにして固着される。この時、
中空針3とハブ5とは突出部分16の基端部にお
いて接着剤4により固着される。この例でも、第
1図に示すものと同様にハブ5はプロテクタ7の
外層8と接着され、同じ材料同志なので接着性が
良い。薄肉脆弱部14は、プロテクタ7の外層8
の突出部分15の外周に、ハブ5と突出部分15
との接着部以外の部分に形成される。この寸法形
状等は第1図の例につき述べたものと同様であ
る。
上述した医療用針1は種々の採血用容器に接続
して使用される。その代表例として、血液バツグ
に接続した例を第3図に誇張して示す。
第3図において、17は血液バツグ、18は接
続用のチユーブである。接続用チユーブ18と血
液バツグ17および医療用針1のハブ5との間
は、医療用針1のハブ5とプロテクタ7との間の
接着の際に述べたと同様にして接着することがで
きる。特に、塩化ビニル重合体ペーストレジンを
用いるのが好ましい。
なお、血液バツグ等の採血用容器および接続用
チユーブを構成する塩化ビニル系樹脂としては、
塩化ビニルのホモポリマーの他に、塩化ビニリデ
ン、酢酸ビニル、ビニルアルコール等と塩化ビニ
ルとのコポリマーがあり、このコポリマーの場合
には、塩化ビニルと結合するモノマーの量は15モ
ル%以下、好ましくは3〜7モル%である。
発明の具体的作用 本発明の医療用針は、第2図に示すように採血
用容器に接続して使用される。使用時には、ハブ
5およびプロテクタ7のそれぞれに形成されてい
るリブ19および20にそれぞれの手指をかけ、
たがいに反対方向に捩り力を加えると、プロテク
タ7のハブ5との固着部を除く部分、すなわちハ
ブ5とプロテクタ7との間の固着部付近に形成さ
れたリング状の薄肉脆弱部14が捩り切られて、
プロテクタ7はハブ5から切り離され、プロテク
タ7の除去により中空針3が露出する。この状態
を第4図に示す。この中空針3の尖端を患者に穿
刺して、常法に従い採血する。採血された血液は
中空針3からチユーブ18を経て採血用容器17
に採取される。
このように加えられる捩り力は、予め形成され
ている薄肉脆弱部14が充分に薄く、また成品全
体に均質であるため、一定の小さなもので良い。
また、プロテクタ7を少なくとも2層構造にして
いるため、十分な耐変形性を有し、捩り切りの時
にまたは保管時に中空針に損傷を与えることはな
い。
発明の効果 本発明による医療用針およびこれを有する医療
用器具は、従来のものに比して以下に述べるよう
な多くの利点を有する。
(1) ハブおよびプロテクタが一体成形されず、各
別個の部材を接着する構造としており、特に両
者の接着に塩化ビニル重合体ペーストレジンを
用いる場合には、溶剤を用ないるため過剰の溶
剤が医療器具内に混入する心配がなく、溶剤を
用いないため材料の劣化やクラツクの発生はな
く、接合の作業環境が悪化することはない。
(2) ハブおよびプロテクタが一体成形される時ほ
ど製造用金型等に精密性を要せず、薄肉脆弱部
という特長部分の製造が問題とならなくなる。
そして、薄肉脆弱部はハブおよびプロテクタが
一体成形される場合に比し充分に薄くすること
ができ、すなわち、流通時における損傷が発生
せず、使用時における捩り切り容易性が全製品
に亘つて均質に得られる。
(3) プロテクタを少なくとも2層構造とすること
により、十分な補強強度を持たせることができ
るから、プロテクタの変形によつて保管時また
は捩り切り時に中空針に損傷を与えることはな
い。
(4) プロテクタとハブとの接着は両者の同一材料
部分で行うので、接着が良好かつ堅固に行え
る。
(5) プロテクタは多層構造であり、薄肉脆弱部は
捩り切りの容易な材料層に形成されているの
で、捩り切りは容易に行える。
(6) 本発明の医療用針を有する医療用器具の接続
部を前述した塩化ビニル重合体ペーストレジン
で接続する場合、(1)で述べたと同様の効果が得
られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の医療用針の部分縦断面図、第
2図は本発明の医療用針の他の構成例の部分縦断
面図、第3図は本発明の医療用針を有する医療用
器具の平面図、第4図は本発明の医療用針を捩り
切りによりハブとプロテクタとを切り離した状態
の部分断面図である。 符号の説明、1……本発明の医療用針、2……
尖端、3……中空針、4……接着剤、5……ハ
ブ、6……環状凹部、7……プロテクタ、8……
外層、9……内層、10……突出部分、11……
第1段部、12……第2段部、13……中空部、
14……薄肉脆弱部、15,16……突出部分、
17……血液バツグ、18……チユーブ、19,
20……リブ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 末端が尖端となつた中空針と、この中空針の
    基端側を支持するとともに、他端にチユーブを前
    記中空針内部が連通するよう接続することができ
    るハブと、先端が閉塞され基端が開放した中空体
    からなり、前記ハブから露出する中空針部分を密
    封するよう前記中空体の開放端部において前記ハ
    ブの先端側に固着されたプロテクタとを具え、前
    記プロテクタは少なくとも前記ハブとの固着部を
    有する第1層と、その内層に第1層より剛性の大
    きい材料製の第2層とを有し、前記第1層は前記
    第2層よりも基端側に突出し、この突出する第1
    層の前記ハブとの固着部を除く部分に切り離し用
    の薄肉脆弱部を形成したことを特徴とする医療用
    針。 2 前記ハブと前記プロテクタの少なくとも固着
    部は、同じ材料で構成してなる特許請求の範囲第
    1項に記載の医療用針。 3 前記第2層は、ポリエチレン、ポリプロピレ
    ン、ポリブチレンから選択されたオレフイン系プ
    ラスチツクで構成してなる特許請求の範囲第1項
    または第2項に記載の医療用針。 4 前記第2層は、ポリプロピレンで構成してな
    る特許請求の範囲第1項または第2項に記載の医
    療用針。 5 前記ハブと前記プロテクタとの固着は、両者
    の構成材料を溶解しうる溶剤または接着剤で行う
    特許請求の範囲第1項ないし第4項のいずれかに
    記載の医療用針。 6 前記接着剤は、可塑剤を配合してなる塩化ビ
    ニル重合体ペーストレジンである特許請求の範囲
    第5項に記載の医療用針。 7 前記接着剤の組成は、ペーストレジン100重
    量部に対する可塑剤の配合量が50〜350重量部で
    ある特許請求の範囲第6項に記載の医療用針。 8 前記可塑剤が、フタル酸エステル類、トリメ
    リツト酸エステル類、脂肪族多塩基酸エステル
    類、リン酸エステル類、クエン酸エステル類また
    はブチルフタリルブチルグリコレートである特許
    請求の範囲第6項または第7項に記載の医療用
    針。 9 液体を収容する容器を有し、末端が尖端とな
    つた中空針と、この中空針の基端側を支持すると
    ともに、他端にチユーブを前記中空針と連通する
    よう接続することができるハブと、先端が閉塞さ
    れ基端が開放した中空体からなり、前記ハブから
    露出する中空針部分を密封するよう前記中空体の
    開放端部において前記ハブの先端側に固着された
    プロテクタとを具え、前記プロテクタは少なくと
    も前記ハブとの固着部を有する第1層と、その内
    層に第1層より剛性の大きい材料製の第2層とを
    有し、前記第1層は前記第2層よりも基端側に突
    出し、この突出する第1層の前記ハブとの固着部
    を除く部分に切り離し用の薄肉脆弱部を形成した
    医療用針と、一端が前記中空針と連通するように
    前記ハブの基端に接続し、かつ他端が前記容器と
    連通接続したチユーブとを有することを特徴とす
    る医療用器具。 10 前記ハブと前記プロテクタの少なくとも固
    着部は、同じ材料で構成してなる特許請求の範囲
    第9項に記載の医療用器具。 11 前記第2層は、ポリエチレン、ポリプロピ
    レン、ポリブチレンから選択されたオレフイン系
    プラスチツクで構成してなる特許請求の範囲第9
    項または第10項に記載の医療用器具。 12 前記第2層は、ポリプロピレンで構成して
    なる特許請求の範囲第9項または第10項に記載
    の医療用器具。 13 前記チユーブと前記容器および前記ハブと
    の接続およびまたは前記ハブと前記プロテクタと
    の固着は、両者の構成材料を溶解しうる溶剤また
    は接着剤で行う特許請求の範囲第9項ないし第1
    2項のいずれかに記載の医療用器具。 14 前記接着剤は、可塑剤を配合してなる塩化
    ビニル重合体ペーストレジンである特許請求の範
    囲第13項に記載の医療用器具。 15 前記接着剤の組成は、ペーストレジン100
    重量部に対する可塑剤の配合量が50〜350重量部
    である特許請求の範囲第14項に記載の医療用器
    具。 16 前記可塑剤がフタル酸エステル類、トリメ
    リツト酸エステル類、脂肪族多塩基酸エステル
    類、リン酸エステル類、クエン酸エステル類また
    はブチルフタリルブチルグリコレートである特許
    請求の範囲第14項または第15項に記載の医療
    用器具。
JP57232100A 1982-12-24 1982-12-24 医療用針およびこれを有する医療用器具 Granted JPS59118165A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP57232100A JPS59118165A (ja) 1982-12-24 1982-12-24 医療用針およびこれを有する医療用器具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP57232100A JPS59118165A (ja) 1982-12-24 1982-12-24 医療用針およびこれを有する医療用器具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59118165A JPS59118165A (ja) 1984-07-07
JPH025430B2 true JPH025430B2 (ja) 1990-02-02

Family

ID=16934000

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP57232100A Granted JPS59118165A (ja) 1982-12-24 1982-12-24 医療用針およびこれを有する医療用器具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS59118165A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0663632U (ja) * 1992-03-04 1994-09-09 プラス・テク株式会社 ヘッドキャップ

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100540079C (zh) * 2004-09-13 2009-09-16 株式会社Jms 保护罩和带有保护罩的注射针

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0663632U (ja) * 1992-03-04 1994-09-09 プラス・テク株式会社 ヘッドキャップ

Also Published As

Publication number Publication date
JPS59118165A (ja) 1984-07-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5733619A (en) Multilayer coextruded material for medical grade products and products made therefrom
US5026347A (en) Plastic composition with anti-hemolytic effect
EP0930079B1 (en) Blood collecting apparatus
EP0095526B1 (en) Medical containers
JPS59166162A (ja) 医療用針およびこれを有する医療用器具
US4327726A (en) Connector member for dissimilar materials
US5100401A (en) Plastic composition with anti-hemolytic effect
WO1993015908A1 (en) Multilayer coextruded material for medical grade products and products made therefrom
US2673561A (en) Disposable double-action syringe
WO1993023108A2 (en) Coextruded medical grade port tubing
JPH08206201A (ja) 製剤の注射用のプレフィル、小容量、無菌、使い捨てシリンジおよびその製造方法
HU224955B1 (en) Two-piece capsule for receiving pharmaceutical preparations for powder inhalers
EP0583454A1 (en) Multilayer coextruded material for medical grade products and products made therefrom
WO1993023093A1 (en) Non-pvc coextruded medical grade port tubing
JPS58155867A (ja) 穿刺針および穿刺針付医療用容器
US4687474A (en) Junction for medical instruments
US4441538A (en) Flexible container with integral ports and diaphragm
JPH025430B2 (ja)
JPH0117381B2 (ja)
EP0927552B1 (en) A flexible collapsible blood bag
GB2141723A (en) Polyester container
JPS60241452A (ja) 医療用針およびこれを有する医療用器具
EP0420757B1 (en) Multiple blood bag system
JPH0158990B2 (ja)
JPS5967960A (ja) 血液保存容器用材料の製造方法