JPH0253489B2 - - Google Patents

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JPH0253489B2
JPH0253489B2 JP18891187A JP18891187A JPH0253489B2 JP H0253489 B2 JPH0253489 B2 JP H0253489B2 JP 18891187 A JP18891187 A JP 18891187A JP 18891187 A JP18891187 A JP 18891187A JP H0253489 B2 JPH0253489 B2 JP H0253489B2
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JP
Japan
Prior art keywords
tank
quenching
glycol
water
hot water
Prior art date
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Expired
Application number
JP18891187A
Other languages
English (en)
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JPS6436721A (en
Inventor
Shigeharu Iwai
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Trinity Industrial Corp
Original Assignee
Trinity Industrial Corp
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Publication date
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Publication of JPS6436721A publication Critical patent/JPS6436721A/ja
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  • Cleaning By Liquid Or Steam (AREA)
  • Cleaning And De-Greasing Of Metallic Materials By Chemical Methods (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、水とグリコールとを混合した焼入液
で品物を水冷して焼入れする焼入装置に関する。
〔従来の技術〕
ジユラルミン等のアルミ合金を、500℃前後の
処理温度から急激に水冷して固溶体組織にする溶
体化処理を行う焼入装置は、焼入液として水のみ
を使用した場合には均一な焼入れができず、例え
ば航空機用アルミ合金鋳物等の品物に歪みを生じ
て製品不良の原因となる。
特に、焼入れする品物の厚さが薄いほど歪みを
生ずる度合が大きくなる。
このため、近時においては、均一な焼入れを可
能にする水溶性焼入剤であるグリコールを焼入液
に添加して歪みの発生を防止するようにしてい
る。
第2図は、このグリコール入りの焼入液を使用
した従来の焼入装置を示す概略図であつて、加熱
炉1内で高温に加熱された品物2を、水とグリコ
ールを混合した焼入液に浸漬して焼入れする焼入
槽3と、焼入れされた品物を湯洗いする湯洗槽4
とを具備している。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかし、この従来装置によると、焼入れされた
品物2に付着して焼入槽3から持ち出されたグリ
コールが湯洗槽4内に混入して、当該湯洗槽4内
の洗浄水が直ぐに汚染されてしまうという問題が
あつた。
また、グリコールで汚染された湯洗槽4からの
排水は、垂れ流しにすることができないから、廃
水処理設備5の処理負担が非常に大きくなるとい
う問題があつた。
更に、焼入槽3内に供給したグリコールが、湯
洗槽4に持ち出されてそのまま使い拾てにされる
ため、グリコールの消費量が多くなつてランニン
グコストが嵩むという問題もあつた。
〔問題点を解決するための手段〕
そこで本発明は、湯洗槽内の洗浄水がグリコー
ルで汚染されることを防止すると共に、当該湯洗
槽から排出される廃水の処理負担を軽減し、更に
焼入槽に供給されるグリコールの消費量を少なく
してランニングコストを大幅に低減することを目
的とする。
このために、本発明は、高温に加熱された品物
を水とグリコールを混合した焼入液に浸漬して焼
入れする焼入槽と、焼入れされた品物を湯洗いす
る湯洗槽とを具備した焼入装置において、前記焼
入槽で焼入れされた品物をシヤワー洗浄するシヤ
ワー洗浄槽が前記湯洗槽の前段に設けられると共
に、当該シヤワー洗浄槽から送給される排水を高
温に加熱して水とグリコールとに分離し、当該グ
リコールを槽底に沈澱させて回収する分離槽が設
けられていることを特徴とする。
〔作用〕
本発明によれば、焼入槽で焼入れされた品物が
シヤワー洗浄槽でシヤワー洗浄された後に湯洗槽
に送られるから、当該湯洗槽内の洗浄水が焼入槽
から持ち出されたグリコールで汚染されることを
確実に防止することができると同時に、湯洗槽か
ら排出される廃水の処理負担を軽減することがで
きる。
また、焼入れされた品物に付着して焼入槽から
持ち出されたグリコールは、シヤワー洗浄槽内で
洗い落とされて分離槽に送給され、当該分離槽で
水と分離されて槽底に沈澱して回収されるから、
回収したグリコールを再使用することによりその
消費量を大幅に低減してランニングコストを少な
くすることができる。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を図面に基づいて具体的
に説明する。
第1図は、本発明による焼入装置の一例を示す
概略的なフローシート図である。
本例においては、水とグリコールを混合した焼
入液が貯留される焼入槽3内に浸漬して焼入れさ
れた品物2をシヤワー洗浄するシヤワー洗浄槽6
が、湯洗槽4の前段に設けられると共に、当該シ
ヤワー洗浄槽6から送給される排水を約80℃〜85
℃の高温に加熱して水WとグリコールGとに分離
し、当該グリコールGをその槽底に沈澱させて回
収する分離槽7が設けられている。
焼入槽3は、焼入液を所定の温度(通常、35
℃)に加温するパイプヒータ8と、焼入液を強制
的に撹拌するノズルパイプ9が槽底に配設されて
いる。パイプヒータ8は、熱源となる蒸気を供給
するボイラ10に接続され、ノズルパイプ9は、
焼入槽3内の焼入液をポンプ11で循環させる焼
入液循環系12に接続されている。
シヤワー洗浄槽6は、分離槽7からポンプ13
によつて送給される水Wを品物2に吹き付けるシ
ヤワーノズル14,14…が設けられ、該シヤワ
ーノズル14,14…から噴射されて槽底に回収
された水をポンプ15により排出して分離槽7内
へ戻すようになされている。
分離槽7内には、ボイラ10に接続されたパイ
プヒータ16が設けられ、シヤワー洗浄槽6から
送給される排水を80℃以上の高温に加熱するよう
になされている。また、分離槽7には、その槽底
に沈澱したグリコールGを回収する回収タンク1
7が接続されている。
湯洗槽4は、槽内の洗浄水を所定の温度(通
常、50℃)に加温するスチームサイレンサー18
と、洗浄水を強制的に撹拌するノズルパイプ19
が配設されている。スチームサイレンサー18
は、ボイラ10に接続され、ノズルパイプ19
は、湯洗槽4内の洗浄水をポンプ20で循環させ
る洗浄水循環系21に接続されている。
なお、焼入液循環系12には、焼入槽3内の焼
入液を抜き出して分離槽7内に送る排水管22が
切換バルブ23を介して接続されている。
以上が、本発明による焼入装置の一例構成であ
り、次にその作用及び効果について説明する。
加熱炉1内で高温に加熱された品物2は、まず
水とグリコールを混合した焼入液を貯留する焼入
槽3内に浸漬して焼入れされ、次にシヤワー洗浄
槽6に送られてシヤワー洗浄される。
この時、焼入槽3内から品物2に付着して持ち
出された焼入液が、シヤワーノズル14,14…
から噴射される洗浄水でシヤワー洗浄槽6内に洗
い落とされ、次段の湯洗槽4にはグリコールの付
着しない比較的きれいな品物2が送られる。
したがつて、湯洗槽4内の洗浄水がグリコール
によつて直ぐに汚染されることが防止されると共
に、当該湯洗槽4からの廃水の処理負担が大幅に
軽減される。
また、シヤワー洗浄槽6で洗浄に供されてグリ
コールが含まれている洗浄水は、その槽底に回収
されてポンプ15により分離槽7に送給され、当
該分離槽7内でパイプヒータ16により80℃〜85
℃の高温に加熱されて水WとグリコールGとに分
離される。
そして、グリコールGが分離されたきれいな水
Wは、ポンプ13によりシヤワー洗浄槽6内のシ
ヤワーノズル14,14…に送給されて再び洗浄
水として循環使用される。
一方、グリコールGは、比重が重いために水W
と分離して分離槽7の槽底に沈澱し、この沈澱し
たグリコールGが槽底から抜き出されて回収タン
ク17内に回収される。
したがつて、回収タンク17に回収されたグリ
コールを再び焼入槽3に供給するようにすれば、
グリコールの消費量を大幅に低減してランニング
コストを少なくすることができる。
特に、焼入液の入れ換えを行う場合に、焼入槽
3内から抜き出した焼入液をそのまま廃棄するの
ではなく、焼入液循環系12を切換バルブ23の
切り換えにより排水管22に接続させて、焼入槽
3内から抜き出される焼入液をポンプ11により
分離槽7に送給し、当該焼入液中からグリコール
Gを分離回収すれば、グリコールの消費量を更に
低減することができる。
なお、上述の実施例においては、分離槽7内で
グリコールGと分離された水Wをシヤワー洗浄槽
6のシヤワーノズル14,14…に循環供給する
場合について説明したが、本発明はこれに限ら
ず、例えば湯洗槽4内の洗浄水をシヤワーノズル
14,14…に供給すると共に、これと同量の水
Wを分離槽7内から湯洗槽4に供給する場合であ
つてもよい。
〔発明の効果〕
以上述べたように、本発明によれば、水とグリ
コールとを混合した焼入液に浸漬して焼入れされ
た品物が、シヤワー洗浄槽で焼入液を洗い落とし
て湯洗槽に送られるから、当該湯洗槽内の洗浄水
がグリコールで直ぐに汚染されることを確実に防
止して製品品質の向上が図られると共に、湯洗槽
からの廃水を処理する負担も大幅に軽減されると
いう優れた効果を有する。
また、品物の表面から洗い落とされた焼入液を
含むシヤワー洗浄槽からの排水が、分離槽で高温
に加熱されて水とグリコールとに分離され、当該
分離槽の槽底にグリコールが沈澱して回収される
から、回収したグリコールを焼入槽に供給して再
使用することによりその消費量を大幅に低減して
ランニングコストを著しく少なくすることができ
るという優れた効果もある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による焼入装置の一例を示す概
略的なフローシート図、第2図は従来の焼入装置
を示す概略構成図である。 符号の説明、2……品物、3……焼入槽、4…
…湯洗槽、6……シヤワー洗浄槽、7……分離
槽、13……ポンプ、14……シヤワーノズル、
15……ポンプ、16……パイプヒータ、17…
…回収タンク、W……水、G……グリコール。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 高温に加熱された品物を水とグリコールを混
    合した焼入液に浸漬して焼入れする焼入槽と、焼
    入れされた品物を湯洗いする湯洗槽とを具備した
    焼入装置において、前記焼入槽で焼入れされた品
    物をシヤワー洗浄するシヤワー洗浄槽が前記湯洗
    槽の前段に設けられると共に、当該シヤワー洗浄
    槽から送給される排水を高温に加熱して水とグリ
    コールとに分離し、当該グリコールを槽底に沈澱
    させて回収する分離槽が設けられていることを特
    徴とする焼入装置。
JP18891187A 1987-07-30 1987-07-30 Quenching apparatus Granted JPS6436721A (en)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18891187A JPS6436721A (en) 1987-07-30 1987-07-30 Quenching apparatus

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JP18891187A JPS6436721A (en) 1987-07-30 1987-07-30 Quenching apparatus

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6436721A JPS6436721A (en) 1989-02-07
JPH0253489B2 true JPH0253489B2 (ja) 1990-11-16

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JP18891187A Granted JPS6436721A (en) 1987-07-30 1987-07-30 Quenching apparatus

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH086028Y2 (ja) * 1989-07-25 1996-02-21 トリニティ工業株式会社 焼入装置
JP2523686Y2 (ja) * 1989-10-27 1997-01-29 トリニティ工業株式会社 水溶性焼入液の分離回収装置

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JPS6436721A (en) 1989-02-07

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