JPH0253469B2 - - Google Patents

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JPH0253469B2
JPH0253469B2 JP18532786A JP18532786A JPH0253469B2 JP H0253469 B2 JPH0253469 B2 JP H0253469B2 JP 18532786 A JP18532786 A JP 18532786A JP 18532786 A JP18532786 A JP 18532786A JP H0253469 B2 JPH0253469 B2 JP H0253469B2
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JP
Japan
Prior art keywords
road
marks
road mark
aqueous solution
mark
Prior art date
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Expired
Application number
JP18532786A
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English (en)
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JPS6341572A (ja
Inventor
Kanetoshi Oikawa
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Individual
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は道路マークの除去剤および道路マーク
の除去方法に関し、更に詳しくは、道路や公園等
に数多く設けられているセンターライン、横断歩
道マーク、駐停車禁止マーク、進行方向指示マー
ク等を容易に除去することができる道路マーク除
去剤および道路マークの除去方法に関する。
(従来の技術) 従来、各種道路や公園等のアスフアルト面やコ
ンクリート面には、例えば、センターライン、横
断歩道マーク、駐停車禁止マーク、進行方向指示
マーク等が多数設けられており、これらの道路マ
ークは交通規制の変更やマークの汚れ等が発生す
る毎にそれらの塗り替えが行なわれている。これ
らのマークを更新したり、位置を変更する時には
古い道路マークを除去することが必要であり、こ
れらの道路マークの除去は、一般には火炎バーナ
ーを噴射して、マークを形成しているゴムや合成
樹脂バインダーを燃焼させて、これらバインダー
の結合力を失わせ、次いでこれらのマークを強力
なかき取り力によつて除去することに行なわれて
いる。
(発明が解決しようとしている問題点) 以上の如き従来の道路マークの除去方法は、上
記の如くバーナー等を使用するため多くの手間が
かかるとともに、古い道路マークを完全に除去す
ることが困難であり、道路の美観を損うものであ
る。勿論、多くの手間をかければ、マークを完全
に除去することは不可能ではないが、これは多く
の労力と費用を要するため、実行不可能である。
従つて、バーナーや大きな機械力を使用するこ
となく道路マークを容易且つ十分に除去する手段
が強く要望されている。
(問題点を解決するための手段) 本発明者は前記の如き従来技術の問題点を解決
し、上記の要望に応えるべく鋭意研究の結果、特
定の薬剤を使用することによつて、道路マークが
著しく脆弱化し、容易に且つ十分に除去できるこ
とを見い出して本発明を完成した。
すなわち、本発明の第1の発明は、フツ化水素
酸の水溶液を主成分とする道路マーク除去剤であ
り、第2の発明は、道路マーク中にフツ化水素酸
の水溶液を主成分とする道路マーク除去剤を含浸
させ、道路マークを脆弱化して、道路マークを除
去することを特徴とする道路マークの除去方法で
ある。
次に本発明を更に詳しく説明する。
本発明の主たる特徴は、無数の薬剤のうちで、
特定の薬剤、すなわち、フツ化水素酸の水溶液が
道路マークに対して強力な脆弱化作用を有し、道
路マークにフツ化水素の酸水溶液を含浸させるこ
とによつて、非常に厚く且つ強力な道路マークが
非常に短時間でヒビ割れ状の多数の亀裂を生じ、
その後、わずかな機械的力を加えることによつて
アスフアルトやコンクリート面から容易に剥離且
つ除去できることを見い出した点にある。
本発明において使用するフツ化水素酸の水溶液
自体は化学業界において周知の材料であり、市場
から容易に入手して使用できるものである。この
ようなフツ化水素酸の水溶液が本発明の道路マー
ク除去剤の主成分となるものであり、本発明の道
路マーク除去剤は、フツ化水素酸の水溶液単独で
もよいし、その他の成分も含有し得るものであ
る。
使用するフツ化水素酸の水溶液の濃度があまり
に低すぎるときは、道路マークに対する脆弱化作
用が不十分であり、またあまりに高すぎると発煙
性が大となり取扱い不便となる。従つて一般的に
は5〜80重量%程度の濃度であり、好ましくは15
〜65重量%の水溶液が好ましい。
また比較的高濃度のフツ化水素酸の水溶液は比
較的発煙性があるので、フツ化水素酸の水溶液中
にはリン酸やポリリン酸等を少量、例えば、全体
の5〜20%程度を加えてフツ化水素酸の水溶液の
発煙性を抑えることもできる。更にフツ化水素酸
の水溶液中に界面活性剤や滲透剤を加えることに
よつて、フツ化水素酸の水溶液の道路マーク中へ
の滲透性を向上させることもできる。
本発明の道路マークの除去方法は、上記の如き
本発明の道路マーク除去剤を使用するものであ
り、上記道路マーク除去剤をアスフアルト道路や
コンクリート道路上あるいはそれらの縁石に設け
られた道路マークの表面に付与することによつ
て、道路マーク除去剤がこれらの道路マーク中に
速やかに滲透して、道路マークに無数の亀裂が発
生するとともに道路マークと道路との接着性が失
なわれ、その後はわずかな力を加えるのみで、道
路マークは細かい片となり容易に除去することが
できる。
道路マークに付与する道路マーク除去剤の量
は、道路マークの塗布厚みおよび道路マーク除去
剤の濃度によつて変化するものであり、一概に規
定することはできないが、道路マークの厚みを1
mmとすれば、道路マーク1m2あたり約100c.c.〜1
程度の量で十分の効果を奏する。このように道
路マーク上に本発明の道路マーク除去剤を適当な
手段、例えば、はけ塗りやスプレー等で付与する
ことによつて、道路マーク除去剤は微細気泡を発
生しながら急速に例えば数秒〜数分間で厚み全体
にわたつて滲透して、無数の亀裂が発生する。
このような状態に至つた道路マークは、その強
度が著しく低下して微かの機械力により容易に道
路面から剥離する。勿論、必要であれば、途中で
水をかけたり、石灰乳の如きアルカリを加えて酸
を中和してより安全性を高めることもできる。
(作用・効果) 以上の如き本発明によれば、本発明の道路マー
ク除去剤を道路マークを付与することによつて、
道路マークを形成しているゴムや樹脂等のバイン
ダー、骨材、ガラスビーズ、砂等のいずれかがフ
ツ化水素酸によつて溶解あるいは分解されるもの
と考えられ、その結果、道路マークの膜強度と道
路との接着力は急激に低下するものと考えられ
る。道路マークの大部分を形成するトラフイツク
ペイントは、各種耐水性のある樹脂バインダー、
骨材、砂、ガラスビーズ等によつて形成されてい
るものであるから、火炎や有機溶剤に対しては弱
いことは当然予想されるが、本発明で使用するフ
ツ化水素酸の水溶液の如き水溶液が道路マーク中
に容易に浸透することは全く予想外であり、更に
浸透とともに非常に容易に道路マークが脆弱化す
ることは全く予想外であつた。
従つて、以上の如き本発明によれば、従来技術
の如きバーナーを使用する必要はなく、また強力
な剥離装置を使用することなく、強固な道路マー
クを極めて容易に剥離除去することができること
になつた。
次に実施例を挙げて本発明を更に具体的に説明
する。尚、文中部または%とあるのは重量基準で
ある。
実施例 1 市販のフツ化水素酸の水溶液を60%の濃度に水
で希釈して本発明の道路マーク除去剤とした。こ
の道路マーク除去剤を、ポリエチレン製の小型の
散水機に入れ、アスフアルト道路上に形成された
不要のトラフイツクペイントマーク上に散布した
ところ、直ちに微細な気泡が発生しながら道路マ
ーク除去剤が道路マーク中に吸収され、無数の数
の微細な亀裂が発生した。1分後表面をワイヤー
ブラシでこすつたところ、道路マークは粉状とな
り殆どすべてがアスフアルト面から剥離した。
実施例 2 市販のフツ化水素酸の水溶液を水で20%に希釈
し、この中にそれぞれ1%濃度にポリエチレング
リコール系界面活性剤を加えて本発明の道路マー
ク除去剤とした。この道路マーク除去剤を道路の
縁石に塗布されているオレンジ色の駐停車禁止マ
ーク上に、ポリエチレン製の小型の散水機で散水
したところ、直ちに微細な気泡が発生するととも
に道路マーク除去剤が道路マーク中に吸収され、
無数の微細な亀裂が生じた。
次に10%の石灰乳をその表面に散水し、十分に
中和した。3分後ワイヤーブラシで軽くこすつた
ところ、オレンジ色の塗膜は粉状にバラバラとな
り、コンクリート縁石から完全に剥離した。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 フツ化水素酸の水溶液を主成分とする道路マ
    ーク除去剤。 2 フツ化水素酸水溶液の濃度が、5〜70重量%
    である特許請求の範囲第1項に記載の道路マーク
    除去剤。 3 道路マークが、トラフイツクペイントからな
    る特許請求の範囲第1項に記載の道路マーク除去
    剤。 4 道路マーク中にフツ化水素酸の水溶液を主成
    分とする道路マーク除去剤を含浸させ、道路マー
    クを脆弱化して、道路マークを除去することを特
    徴とする道路マーク除去方法。 5 フツ化水素酸水溶液の濃度が、5〜70重量%
    である特許請求の範囲第4項に記載の道路マーク
    除去方法。 6 道路マークが、トラフイツクペイントからな
    る特許請求の範囲第4項に記載の道路マーク除去
    方法。
JP18532786A 1986-08-08 1986-08-08 道路マ−ク除去剤および道路マ−ク除去方法 Granted JPS6341572A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18532786A JPS6341572A (ja) 1986-08-08 1986-08-08 道路マ−ク除去剤および道路マ−ク除去方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18532786A JPS6341572A (ja) 1986-08-08 1986-08-08 道路マ−ク除去剤および道路マ−ク除去方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6341572A JPS6341572A (ja) 1988-02-22
JPH0253469B2 true JPH0253469B2 (ja) 1990-11-16

Family

ID=16168885

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JP18532786A Granted JPS6341572A (ja) 1986-08-08 1986-08-08 道路マ−ク除去剤および道路マ−ク除去方法

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JP (1) JPS6341572A (ja)

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JPS6341572A (ja) 1988-02-22

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