JPH0253135A - 加算器 - Google Patents

加算器

Info

Publication number
JPH0253135A
JPH0253135A JP20433688A JP20433688A JPH0253135A JP H0253135 A JPH0253135 A JP H0253135A JP 20433688 A JP20433688 A JP 20433688A JP 20433688 A JP20433688 A JP 20433688A JP H0253135 A JPH0253135 A JP H0253135A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
logic
signal
circuit
signals
bit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP20433688A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2539006B2 (ja
Inventor
Kenji Sakagami
健二 坂上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Toshiba Electronic Device Solutions Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba Microelectronics Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp, Toshiba Microelectronics Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP63204336A priority Critical patent/JP2539006B2/ja
Publication of JPH0253135A publication Critical patent/JPH0253135A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2539006B2 publication Critical patent/JP2539006B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) この発明は電子計算機等で使用されるマンチェスタ型桁
上げ連鎖方式の加算器に関する。
(従来の技術) 電子計算機等の演算回路で使用される高速の加算器とし
て、従来ではマンチェスタ型桁上げ連鎖方式の加算器(
Manchester Carry Adder)が知
られており、その基本的な回路構成を第20図に示す。
これは、桁上げ信号線上にゲート回路による信号遅延を
含まない方式のものであり、各ビット毎に設けられたC
MOSスイッチ91がオンかオフかで下位ビットからの
桁上げ信号C1−1を上位ビットにCiとして伝えるか
否かを決定している。
なお、上記スイッチ91をオンするか否かは、そのスイ
ッチのビット位置への入力オペランド(Xl。
Yl)の値のみで決定される。
(発明が解決しようとする課fl) 上記従来の加算器では、1ビツトにつき1個の桁上げ信
号伝達用のスイッチが設けられている。
従って、32ビツトの加算器を構成する場合には桁上げ
信号の経路に32個のスイッチが直列に挿入されること
になる。通常、上記スイッチは第20図に示すようにC
MO8hランジスタで構成されているので、オペランド
のワード長(ビット長)が長くなるのに伴い、桁上げ信
号の経路に直列に挿入されたトランジスタのオン抵抗の
総和は増加する。また、上記各スイッチ間には容量性負
荷が寄生的に附随している。このため、従来の加算器で
はオペランドのワード長が長くなる程、桁上げ信号のC
R時定数回路による伝搬遅延時間が増加し、加算時間が
著しく増加するという欠点がある。
この発明は上記のような事情を考慮してなされたもので
あり、その目的は、桁上げ信号の伝搬遅延時間の低減化
を図ることができ、もって高速動作が可能な加算器を提
供することにある。
[発明の構成] (課題を解決するための手段) この発明の加算器は、同一ビット長からなる2つのオペ
ランドの各ビット毎のイクスクルーシブ・オア論理信号
を生成する第1の手段と、上記第1の手段で生成された
上記オペランドの全てのビットのイクスクルーシブ・オ
ア論理信号が供給され、これらのイクスクルーシブ・オ
ア論理信号に基づき、上記第1の手段に供給されるオペ
ランドのビットの重み付けよりも下位の重み付けがなさ
れたビットからの桁上げ信号を、上記第1の手段に供給
されるオペランドのビットの重み付けよりも上位の重み
付けがなされたビットへの桁上げ信号として出力制御す
る第2の手段と、上記2つのオペランドの各ビットの信
号及び上記第1の手段で生成された上記オペランドの各
ビットのイクスクルーシブ・オア論理信号のうち最下位
ビットのイクスクルーシブ・オア論理信号を除いた残り
の信号が供給され、上記第2の手段が桁上げ信号を出力
しないときにはこれらの信号に基づき、上記第1の手段
に入力されるオペランドのビットの重み付けよりも上位
の重み付けがなされたビットへの桁上げ信号の論理を決
定する第3の手段とを具備したことを特徴とする。
またこの発明の加算器では、前記第2の手段を、前記第
1の手段で生成された前記オペランドの全てのビットの
イクスクルーシブ・オア論理信号のアンド論理信号を生
成する第4の手段と、上記第4の手段の出力信号に基づ
いて下位の重み付けがなされたビットからの前記桁上げ
信号を出力制御するスイッチ手段とから構成している。
さらにこの発明の加算器では、前記第3の手段を、前記
2つのオペランドのそれぞれの最上位ビットの信号が供
給され、両信号の論理に基づいて前記桁上げ信号の論理
を決定する第5の手段と、前記2つのオペランドの最上
位ビット以外の対応するビットの信号並びに前記第1の
手段で生成された前記オペランドの各ビットのイクスク
ルーシブ・オア論理信号のうち対応するビットよりも上
位ビットの全てのイクスクルーシブ・オア論理信号が供
給され、これらの信号に基づいて前記桁上げ信号の論理
を決定する少なくとも1個の第6の手段とで構成してい
る。
(作用) この発明の加算器では、2つのオペランドの複数ビット
毎に1つの桁上げ信号を生成する。例えば、オペランド
の2ビツト毎に1つの桁上げ信号を生成すると、桁上げ
信号の経路に直列に挿入されるスイッチの数は従来に比
べて半減し、スイッチをトランジスタで構成する際に桁
上げ信号の経路に直列に挿入されるトランジスタのオン
抵抗の総和は従来よりも低減させることができる。これ
により、桁上げ信号の伝搬速度は従来の約2倍になり、
加算器としての動作の著しい高速化が達成される。
(実施例) 以下、図面を参照してこの発明を実施例により説明する
第4図はこの発明を32ビツト長の2つのオペランドの
加算を行なう加算器に実施した場合の全体の構成を示す
ブロック図である。図において、11〜14は、32ビ
ツト長の2つのオペランドがオペランドAO〜A7とB
O〜B7、A8〜A15とB8〜B15、A16〜A2
3とB16〜B23、A24〜A31とB24〜B31
の如く8ビツト毎に分割されたそれぞれ2つのオペラン
ドどうしの加算を行なう第1加算回路である。
これら第1加算回路11−14はそれぞれ4ビツトの加
算信号SO〜S7、S8〜S15、S16〜S23、S
24〜S31を出力すると共に、最下位の第1加算回路
11には桁上げ信号COが供給され、最上位の第1加算
回路14からは桁上げ信号C32が出力される。
上記第1加算回路11〜14はそれぞれは第5図のブロ
ック図に示すように構成されている。すなわち各第1加
算回路は、At、At+1とBi。
Bi+1、・・・At+6.At+7とBi+6゜Bi
+7の如くそれぞれ2ビツト長に分割された前記8ビツ
ト長の2つのオペランドどうしの加算を行なう4個の第
2加算回路(以下、これらを基本セルと称する) 15
〜18と、これら4個の基本セル15〜18のうち最上
位の基本セル18からの桁上げ信号Ci+8が供給され
る2個のバッファ回路19゜20とから構成されている
。ここで上記基本セル15〜18のそれぞれは、各2ビ
ツト長の2つのオペランドどうしの加算を行なうと共に
これら2ビツト長のオペランドに対して1つの桁上げ信
号を生成し、上位の基本セルに出力する。
第1図は、上記4個の基本セル15〜19において、2
ビツト長の2つのオペランドとして、At。
At+1とBi、Bi+1が供給される最下位の基本セ
ル15における桁上げ信号生成回路のみの構成を示すブ
ロック図である。なお、他の基本セルにおける桁上げ信
号生成回路もこれと同様に構成されており、2つの入力
オペランドが異なるだけである。なお、図中のCIは上
記両オペランドよりも下位の重み付けがなされたオペラ
ンドからの桁上げ信号であり、Ci+2は上記両オペラ
ンドよりも上位の重み付けがなされたオペランドへの桁
上げ信号である。
図示のように上記基本セルの桁上げ信号生成回路は、関
数fOの第1の論理回路31と、関数f1の第2の論理
回路32と、関数F2の第3の論理回路33とから構成
されている。
上記第1の論理回路31には2つの入力A、Bとして上
記2ビツト長の2つのオペランドそれぞれの上位ビット
の信号AL+1とBi+1が入力される。この論理回路
31は、出力信号Yとして、入力AとBが共に′0”レ
ベルのときにはaO”レベルを、共に′1mレベルのと
き1;は“1”レベルを出力し、入力AとBが互いに異
なるレベルのときには出力状態を高インピーダンス状態
に設定する。
上記第2の論理回路32には2つの入力A、Bとして上
記2ビツト長の2つのオペランドそれぞれの下位ビット
の信号AiとBLが入力され、1つの入力X1として上
記信号AI+1とBi+1のイクスクルーシブ・オア論
理をとった信号e1+1が入力される。この論理回路3
2は、出力信号Yとして、入力X1が“1#レベルのと
きに入力AとBが共に″Oaレベルのときには“0”レ
ベルを、共に′1”レベルのときには11″レベルを出
力し、入力AとBが互いに異なるレベルのときには出力
状態を高インピーダンス状態に設定する。また、入力X
1が“0°レベルのときには入力AとBのレベルにかか
わらず出力状態を高インピーダンス状態に設定する。
上記第3の論理回路33には1つの入力Aとして下位ビ
ットからの桁上げ信号Ciが入力され、2つの入力XI
、X2として上記信号AiとBiのイクスクルーシブ・
オア論理をとった信号ei1信号AL+1とBt+1の
イクスクルーシブ・オア論理をとった信号ei+1がそ
れぞれ入力される。この論理回路33は、出力信号Yと
して、入力X1とX2のアンド論理をとった信号X1・
X2が″1°レベルのときに、入力Aが“0ルベルのと
きには“0ルベルを、入力Aが“1”レベルのときには
′1”レベルを出力し、信号X1・X2が′0#レベル
のときは入力Aのレベルにかかわらず出力状態を高イン
ピーダンス状態に設定する。
上記第1、第2、第3の論理回路31.32.33の各
出力信号Yの端子は共通に接続されており、ここから上
位ビットに対する桁上げ信号Ci+2が出力される。こ
のような構成でなる基本セルの桁上げ信号生成回路で得
られる桁上げ信号Ci+2の論理式は次式で与えられる
。。
CI+2−1’0(Ai+1.B1+1)+fl(A1
.旧:el+1)+F2(C1:ei、ei+1)  
       =・1第2図は上記第1図の桁上げ信号
生成回路を含む前記基本セル15の全体の構成を示す回
路図である。図において、41は前記信号AiとBiの
イクスクルーシブ・オア論理信号eiを生成するイクス
クルーシブ・オア回路であり、42は同じく信号Ai+
1とBi+1のイクスクルーシブ・オア論理信号ei+
1を生成するイクスクルーシブ・オア回路である。上記
両イクスクルーシブ・オア回路41.42の出力信号e
i、ei+1は前記第3の論理回路33に入力Xi、X
2として供給されており、イクスクルーシブ・オア回路
42の出力信号ei+1は前記第2の論理回路32に入
力X1として供給されている。また、下位ビットからの
桁上げ信号Ctと上記信号eiとはアンド回路43に、
信号AiとBiとはアンド回路44にそれぞれ供給され
ており、さらに両アンド回路43.44の出力はオア回
路45に供給されている。そして、このオア回路45で
、1ビツト目の入力信号At%Biに対する桁上げ信号
Ci+1が生成される。また、イクスクルーシブ・オア
回路46は下位ビットからの桁上げ信号Ciと上記信号
eiとに基づいてiビット目の加算信号Slを生成し、
イクスクルーシブ参オア回路47は上記オア回路45で
生成されるi+1ビット目の桁上げ信号Ci+1と上記
信号ei+1とに基づいてi+1ビット目の加算信号S
L+1を生成する。なお、第3図にこの基本セル15に
おける入出力信号の真理値状態をまとめて示す。この基
本セルにおいて、上記第3の論理回路33が下位ビット
からの桁上げ信号Ciを出力しないときには、第1及び
第2の論理回路31゜32が信号A t、 A i +
1、Bi、Bt+1及びe l + 1 、に基づき、
この基本セルに入力されるオペランドのビットの重み付
けよりも上位の重み付けがなされたビットへの桁上げ信
号Ci+2の論理を決定する。
第6図ないし第8図は、上記第3図に示す真理値状態を
満足する前記第1、第2、第3の論理回路$1.32.
33それぞれの具体的構成を示す回路図である。
第6図はfOの論理関数を有する前記第1の論理回路3
1の具体的な回路図であり、入力AとBがそれぞれ供給
されるナンド回路51及びノア回路52、電源電圧VC
Cの印加点と出力信号Yを得るノードとにソース、ドレ
インのそれぞれが接続され上記ナンド回路51の出力信
号がゲートに供給されるPチャネルのMOSトランジス
タ53、アース電圧vssの印加点と出力信号Yを得る
ノードとにソース、ドレインのそれぞれが接続され上記
ノア回路52の出力信号がゲートに供給されるNチャネ
ルのMOS)ランジスタ54とから構成されている。こ
の第1の論理回路31において、入力A、Bすなわち、
信号A i + 1 、 B t + 17>’ 共ニ
” O” レヘ/l/のときには、ナンド回路51及び
ノア回路52の出力信号が共に1”レベルとなり、Nチ
ャネルのMOSトランジスタ54がオンして出力信号Y
は“0”レベルになる。一方、入力A、Bが共に“1”
レベルのときには、ナンド回路51及びノア回路52の
出力信号が共に“0″レベルとなり、この場合にはPチ
ャネルのMOS)ランジスタ53がオンして出力信号Y
は″1#レベルになる。また、入力A、Bのうちいずれ
か一方が1”レベル、他方が“0”レベルのときには、
ナンド回路51の出力信号が“1“レベル、ノア回路5
2の出力信号が“0”レベルとなり、この場合にはPチ
ャネル及びNチャネルの両MOSトランジスタ53.5
4が共にオフし、出力は高インピーダンス状態になる。
なお、第14図(a)にこのfOの関数を有する論理回
路のシンボルを示し、同図(b)にはその真理値状態を
示す。
第7図はflの論理関数を有する前記第2の論理回路3
2の具体的な回路図であり、入力A、B及びXlが供給
されるナンド回路55、入力X1を反転するインバータ
5B、入力A、B及び上記インバータ56の出力信号が
供給されるノア回路57、電源電圧VCCの印加点と出
力信号Yを得るノードとにソース、ドレインのそれぞれ
が接続され上記ナンド回路55の出力信号がゲートに供
給されるPチャネルのMOSトランジスタ581.アー
ス電圧VSl+の印加点と出力信号Yを得るノードとに
ソース、ドレインのそれぞれが接続され上記ノア回路5
7の出力信号がゲートに供給されるNチャネルのMOS
トランジスタ59とから構成されている。この第2の論
理回路32において、入力X1すなわち、信号ei+1
が“1”レベルのときに2つのA、Bすなわち、信号A
i、BLが共に“02レベルのとき゛には、ナンド回路
55及びノア回路57の出力信号が共に“1°レベルと
なり、NチャネルのMOSトランジスタ59がオンして
出力信号Yは′0”レベルになる。一方、入力A、Bが
共に′1−# レベルのときには、ナンド回路55及び
ノア回路57の出力信号が共に“0″レベルとなり、こ
の場合にはPチャネルのMOSトランジスタ58がオン
して出力信号Yは“1“レベルになる。また、入力A。
Bのうちいずれか一方が“1″レベル、他方が“0#レ
ベルのときには、ナンド回路55の出力信号が1”レベ
ル、ノア回路57の出力信号が″0#レベルとなり、こ
の場合にはPチャネル及びNチャネルの両MOSトラン
ジスタ58.59が共にオフし、出力は高インピーダン
ス状態になる。さらに入力X1が“0“レベルのときに
はナンド回路55の出力信号が“1″レベル、ノア回路
57の出力信号が“0#レベルとなり、この場合には2
つの入力A、Bにかかわらず、Pチャネル及びNチャネ
ルの両MOSトランジスタ58.59が共にオフし、出
力は高インピーダンス状態になる。なお、第15図(a
)にこのflの関数を有する論理回路のシンボルを示し
、同図(b)にはその真理値状態を示す。
第8図はF2の論理関数を有する前記第3の論理回路3
3の具体的な回路図であり、入力X1及びX2が供給さ
れるナンド回路60、このナンド回路80の出力信号を
反転するインバータ81.入力Aが供給されるノードと
出力信号Yを得るノードとにソース、ドレインのそれぞ
れが接続され上記ナンド回路GOの出力信号がゲートに
供給されるPチャネルのMOSトランジスタ62、入力
Aが供給されるノードと出力信号Yを得るノードとにソ
ース、ドレインのそれぞれが接続され上記インバータ6
1の出力信号がゲートに供給されるNチャネルのMOS
)ランジスタロ3とから構成されている。なお、上記両
トランジスタ62.83はCMOSスイッチB4を構成
している。この第3の論理回路33において、入力XI
、X2のナンド論理をとるナンド回路60の出力信号、
すなわち信号ei+1とeiのナンド論理信号が0”レ
ベルのときにはインバータ61の出力信号が1”レベル
となり、CMOSスイッチ84がオンする。従って、こ
の場合には1つの入力A1すなわち信号Ctのレベルが
そのまま出力信号Yに伝達される。一方、信号ei+1
とeiのナンド論理信号が@1mレベルのときにはイン
バータ61の出力信号が′02レベルとなり、CMOS
スイッチ64がオフする。従って、この場合には入力A
のレベルにかかわらず出力は高インピーダンス状態にに
なる。なお、第19図(a)にこの間数F2を一般化し
た関数Fjを有する論理回路のシンボルを示し、同図(
b)にはその真理値状態を示す。
このように上記実施例によれば、下位ビットからの桁上
げ信号Ciは第8図の具体回路で示される第3の論理回
路38の1個のCMOSスイッチB4を通過することに
よって上位ビットへの桁上げ信号CI+2に伝達されて
いる。すなわち、この実施例回路では2ビツトにつき1
個の桁上げ信号伝達用のスイッチが設けられている。従
って、32ビツトの加算器を構成した場合に、下位ビッ
トからの桁上げ信号の経路に直列に挿入されるスイッチ
の数は従来の半分の16個に減少する。このため、桁上
げ信号の経路に直列に挿入されたトランジスタのオン抵
抗の総和が従来に比べて半減し、桁上げ信号の伝搬遅延
時間が大幅に短縮され、加算時間の大幅な短縮化が実現
される。
第9図ないし第12図はそれぞれ、前記第2図に示され
る基本セル15をさらに詳細に示した回路図である。こ
れらの回路はいずれも前記第3図に示す真理値状態を満
足しており、この他にも種々の構成のものが考えられる
。また、他の基本セルもこれと同様に構成されているこ
とはもちろんである。
第13図はこの発明を、3ビツト長の2つのオペランド
の加算を行なう毎に1つの桁上げ信号を生成するように
した加算器に実施した場合に1つの基本セル内に設けら
れる桁上げ信号生成回路のみの構成を示すブロック図で
ある。なお、図中のCiは3ビツト長の2つのオペラン
ドよりも下位の重み付けがなされたオペランドからの桁
上げ信号であり、Ci+3は上記両オペランドよりも上
位の重み付けがなされたオペランドへの桁上げ信号であ
る。
図示のようにこの桁上げ信号生成回路は、関数fOの第
1の論理回路71、関数f1の第2の論理回路72、関
数f2の第3の論理回路73及び関数F3の第4の論理
回路74で構成されている。
第1の論理回路71には2つの入力A、Bとして上記3
ビツト長の2つのオペランドそれぞれの上位ビットの信
号Ai+2とBi+2が入力される。
この論理回路71は前記第1図中の論理回路31の場合
と同様に、出力信号Yとして、2つの入力AとBが共に
″0#レベルのときには“0“レベルを、共に“1″レ
ベルのときには′1″レベルを出力し、入力AとBが互
いに異なるレベルのときには出力状態を高インピーダン
ス状態に設定する。
第2の論理回路72には2つの入力A、Bとして3ビツ
ト長の2つのオペランドそれぞれの中間ビットの信号A
i+1とBi+1が入力され、1つの入力X1として上
記信号Ai+2とBi+2のイクスクルーシブ・オア論
理をとった信号ei+2が入力される。この論理回路7
2は前記第1図中の論理回路32の場合と同様に、出力
信号Yとして、入力X1が“1”レベルのときに、入力
AとBが共に“0ルベルのときには′02レベルを、共
に′1”レベルのときには“1”レベルを出力し、入力
AとBが互いに異なるレベルのときには出力状態を高イ
ンピーダンス状態に設定する。また、入力X1が′″0
“レベルのときには入力AとBのレベルにかかわらず出
力状態を高インピーダンス状態に設定する。
第3の論理回路73には2つの入力A、Bとして3ビツ
ト長の2つのオペランドそれぞれの最下位ビットの信号
AiとBiが入力され、2つの入力Xi、X2として上
記信号Ai+2とBi+2のイクスクルーシブ・オア論
理をとった信号ei+2、上記信号Ai+1とBi+1
のイクスクルーシブ・オア論理をとった信号ei+1が
それぞれ入力される。この論理回路72は出力信号Yと
して、入力Xi、X2のアンド論理をとった信号X1・
X2が“1”レベルのときに、入力AとBが共に“0#
レベルのときには0“レベルを、共に“1gレベルのと
きには′1#レベルを出力し、入力AとBが互いに異な
るレベルのときには出力状態を高インピーダンス状態に
設定する。また、入力X1・X2が“0#レベルのとき
には入力AとBのレベルにかかわらず出力状態を高イン
ピーダンス状態に設定する。なお、このf2の関数を有
する論理回路のシンボルを第16図(a)に示し、その
真理値状態を同図(b)に示す。
第4の論理回路74Jこは1つの入力Aとして下位ビッ
トからの桁上げ信号Ciが入力され、3つの入力XI、
X2.X3として上記信号AiとBLのイクスクルーシ
ブ・オア論理をとった信号ei1信号AL+1とB【+
1のイクスクルーシブ・オア論理をとった信号ei+1
、信号Ai+2とBi+2のイクスクルーシブ・オア論
理をとった信号ei+2がそれぞれ入力される。この論
理回路74は、出力信号Yとして、入力X1゜X2及び
X3の3人力のアンド論理をとった信号X1・X2・X
3が1”レベルのとき、入力Aが“0”レベルのときに
は0”レベルを、入力Aが“10レベルのときには“1
ルベルを出力し、信号X1・X2・X3が“0”レベル
のときは入力Aのレベルにかかわらず出力状態を高イン
ピーダンス状態に設定する。この論理回路の関数F3を
一般化した関数Fjを有する論理回路のシンボルは前記
第19図(a)に示す通りであり、その真理値状態も同
図(b)に示す通りである。
上記第1、第2、第3、第4の論理回路71.72゜7
3、74の各出力信号Yの端子は共通に接続されており
、ここから上位ビットに対する桁上げ信号Ci+3が出
力される。従って、このような構成でなる基本セルの桁
上げ信号生成回路で得られる桁上げ信号CL+3の論理
式は次式で与えられる。
CI+3−ro(A1+2.Bl+2)+f’1(AI
+1.Bi+l:el+2)+1’2(Ai、Bl:e
l+1.ei+2)+P3(C1:el、ei+1.e
i+2)          ・   2そして一般に
、mビット長の2つのオペランドの加算を行なう毎に1
つの桁上げ信号を生成する場合に、その加算器の桁上げ
信号生成回路で得られる桁上げ信号c i+mの論理式
は次式で与えられる。
CI+n+−1’01Ai+(i−1)、Bl+(m−
1)1+Pm1C1:E(m−1,a+−1)1   
    ・・・ 3第17図(a)は4ビツト長(m−
4)の2つのオペランドの加算を行なう毎に1つの桁上
げ信号を生成する場合に、その加算器の桁上げ信号生成
回路に新たに追加される関数f3の論理回路のシンボル
を示す図であり、同図(b)はその真理値状態を示す図
である。そして、−膜内にmビット長の2つのオペラン
ドの加算を行なう毎に1つの桁上げ信号を生成する場合
、その加算器の桁上げ信号生成回路には第18図(a)
のシンボルで示される論理回路がj個(j−m−1)設
けられる。なお、第18図(b)は同図(a)のシンボ
ルで示される論理回路の真理値状態を示す図である。
また、上記3式中の関数E (m−1,j−1)は一般
式で表わすとE (h、k)となる。ただし、kは0以
上でh以下の整数である。ここで、例えばh−4とする
とEh、にの関数は次のようになる。
h−4,に−0のとき E (4,0) −e i +4 h−4,に−1のとき E (4,1) −e i+4 やe i十(4−1)
−ei+4・el3 h−4,に−2のとき E (4,2) −e i+4 ・e i+ (4−1
)・eL+14−2) −ei+40ef+30ei +2 h−4,に−3のとき E  (4,3)  −ei+4  ・ ei+  (
4−1)・ ei+(4−2)  ・ ei +(4−3) −ei+4  ・ ei+3  φ ei+2eei+
1 h−4,に纏4のとき E (4,4) −e i+4 ・e i+ (4−1
)・ei+(4−2) ・ei +(4−3) φei + (4−4) −et+4拳ei+3・ei +2・ei+111ei このように上記各実施例では、基本セルに供給される桁
上げ信号Ciが通過する論理回路は1つであり、この論
理回路内では桁上げ信号Ctは1個のスイッチを通過す
るのみである。このため、従来の加算器に比べ極めて高
速な桁上げ信号の伝搬が可能となる。また、例えば第1
図回路中の関数fO,flの論理回路では桁上げ信号の
伝搬遅延が含まれていないので、オペランドA、Bが供
給されるとそれぞれの出力は直ちに決定される。
また、この発明の加算器では、基本セルで一括して取扱
うビット数を調整し、桁上げ信号の伝搬速度と、fO,
fl等の関数の論理回路内におけるゲート遅延時間との
間でバランスをとることによって最適化を行なうことが
可能である。−膜内にオペランドのワード長が長くなる
程、基本セルで一括して取扱うビット数を多くすること
により高速動作が可能になる。
なお、この発明は上記実施例に限定されるものではなく
種々の変形が可能であることはいうまでもない。例えば
上記第2図の実施例では入力信号AtとBiのイクスク
ルーシブ・オア論理をとるためにイクスクルーシブ・オ
ア回路を用いる場合についてついて説明したが、これは
最終的な出力信号の論理レベルが同じになるように回路
が構成されるでいる場合にはイクスクルーシブ・ノア回
路を用いるようにしてもよい。
[発明の効果] 以上説明したようにこの発明によれば、桁上げ信号の伝
搬遅延時間の低減化を図ることができ、もって高速動作
が可能な加算器を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の加算器で使用される基本セルの桁上
げ信号生成回路の構成を示すブロック図、第2図は上記
第1図の桁上げ信号生成回路を含む基本セルの全体の構
成を示す回路図、第3図は上記基本セルにおける入出力
信号の真理値状態をまとめて示す図、第4図はこの発明
を32ビツト長の2つのオペランドの加算を行なう加算
器に実施した場合の全体の構成を示すブロック図、第5
図は上記第4図の実施例回路で使用される第1加算回路
の構成を示すブロック図、第6図は上記第1図の基本セ
ル内の第1の論理回路の具体的構成を示す回路図、第7
図は上記第1図の基本セル内の第2の論理回路の具体的
構成を示す回路図、第8図は上記第1図の基本セル内の
第3の論理回路の具体的構成を示す回路図、第9図、第
10図、第11図及び第12図はそれぞれ上記第1図の
基本セルの詳細な構成を示す回路図、第13図はこの発
明の他の実施例による基本セル内に設けられる桁上げ信
号生成回路の構成を示すブロック図、第14図(a)は
fOの関数を有する論理回路のシンボルを示す図であり
、同図(b)はその真理値状態を示す図、第15図(a
)はflの関数を有する論理回路のシンボルを示す図で
あり、同図(b)はその真理値状態を示す図、第16図
(a)はf2の関数を有する論理回路のシンボルを示す
図であり、同図(b)はその真理値状態を示す図、第1
7図(a)はf3の関数を有する論理回路のシンボルを
示す図であり、同図(b)はその真理値状態を示す図、
第18図(a)は一般化されたfjの関数を有する論理
回路のシンボルを示す図であり、同図(b)はその真理
値状態を示す図、第19図(a)は一般化されたFjの
関数を有する論理回路のシンボルを示す図であり、同図
(b)はその真理値状態を示す図、第20図は従来の加
算器の基本的な回路構成を示す図である。 11〜14・・・第1加算回路、15〜18・・・第2
加算回路(基本セル) 、31.32.31・・・論理
回路、41.42゜4G、47・・・イクスクルーシブ
・オア回路、43.44・・・アンド回路、45・・・
オア回路、51.55.80・・・ナンド回路、52.
57・・・ノア回路、53.51!、 $2・・・Pチ
ャネルのMOS)ランジスタ、54.59.83・・・
NチャネルのMOS)ランジスタ、58.61・・・イ
ンバータ、64・・・CMOSスイッチ。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)同一ビット長からなる2つのオペランドの各ビッ
    ト毎のイクスクルーシブ・オア論理信号を生成する第1
    の手段と、 上記第1の手段で生成された上記オペランドの全てのビ
    ットのイクスクルーシブ・オア論理信号が供給され、こ
    れらのイクスクルーシブ・オア論理信号に基づき、上記
    第1の手段に供給されるオペランドのビットの重み付け
    よりも下位の重み付けがなされたビットからの桁上げ信
    号を、上記第1の手段に供給されるオペランドのビット
    の重み付けよりも上位の重み付けがなされたビットへの
    桁上げ信号として出力制御する第2の手段と、上記2つ
    のオペランドの各ビットの信号及び上記第1の手段で生
    成された上記オペランドの各ビットのイクスクルーシブ
    ・オア論理信号のうち最下位ビットのイクスクルーシブ
    ・オア論理信号を除いた残りの信号が供給され、上記第
    2の手段が桁上げ信号を出力しないときにはこれらの信
    号に基づき、上記第1の手段に入力されるオペランドの
    ビットの重み付けよりも上位の重み付けがなされたビッ
    トへの桁上げ信号の論理を決定する第3の手段と を具備したことを特徴とする加算器。
  2. (2)前記第2の手段が、 前記第1の手段で生成された前記オペランドの全てのビ
    ットのイクスクルーシブ・オア論理信号のアンド信号を
    生成する第4の手段と、 上記第4の手段の出力信号に基づいて下位の重み付けが
    なされたビットからの前記桁上げ信号を出力制御するス
    イッチ手段と から構成されていることを特徴とする請求項1記載の加
    算器。
  3. (3)前記第3の手段が、 前記2つのオペランドのそれぞれの最上位ビットの信号
    が供給され、両信号の論理に基づいて前記桁上げ信号の
    論理を決定する第5の手段と、前記2つのオペランドの
    最上位ビット以外の対応するビットの信号並びに前記第
    1の手段で生成された前記オペランドの各ビットのイク
    スクルーシブ・オア論理信号のうち対応するビットより
    も上位ビットの全てのイクスクルーシブ・オア信号が供
    給され、これらの信号に基づいて前記桁上げ信号の論理
    を決定する少なくとも1個の第6の手段と から構成されていることを特徴とする請求項1記載の加
    算器。
JP63204336A 1988-08-17 1988-08-17 加算器 Expired - Fee Related JP2539006B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63204336A JP2539006B2 (ja) 1988-08-17 1988-08-17 加算器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63204336A JP2539006B2 (ja) 1988-08-17 1988-08-17 加算器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0253135A true JPH0253135A (ja) 1990-02-22
JP2539006B2 JP2539006B2 (ja) 1996-10-02

Family

ID=16488813

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP63204336A Expired - Fee Related JP2539006B2 (ja) 1988-08-17 1988-08-17 加算器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2539006B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0573269A (ja) * 1991-09-12 1993-03-26 Sharp Corp 加算器

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61143841A (ja) * 1984-12-17 1986-07-01 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> トランスフアゲ−トを用いた論理回路
JPS62241029A (ja) * 1985-12-20 1987-10-21 テキサス インスツルメンツ インコ−ポレイテツド 多段並列バイナリイ加算器回路

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61143841A (ja) * 1984-12-17 1986-07-01 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> トランスフアゲ−トを用いた論理回路
JPS62241029A (ja) * 1985-12-20 1987-10-21 テキサス インスツルメンツ インコ−ポレイテツド 多段並列バイナリイ加算器回路

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0573269A (ja) * 1991-09-12 1993-03-26 Sharp Corp 加算器

Also Published As

Publication number Publication date
JP2539006B2 (ja) 1996-10-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0827069B1 (en) Arithmetic circuit and method
US5487025A (en) Carry chain adder using regenerative push-pull differential logic
US5224065A (en) Arithmetic operation unit having bit inversion function
US4905180A (en) MOS adder with minimum pass gates in carry line
US3970833A (en) High-speed adder
GB2226166A (en) Adder with intermediate carry circuit
US6329838B1 (en) Logic circuits and carry-lookahead circuits
Delgado-Frias et al. A high-performance encoder with priority lookahead
US6066978A (en) Partial product generating circuit
US20050182814A1 (en) Encoder for a multiplier
US5732008A (en) Low-power high performance adder
US4675838A (en) Conditional-carry adder for multibit digital computer
Ghafari et al. A new high-speed and low area efficient pipelined 128-bit adder based on modified carry look-ahead merging with Han-Carlson tree method
US6003059A (en) Carry select adder using two level selectors
JPH0253135A (ja) 加算器
JP2992588B2 (ja) 加算回路
US7290027B2 (en) Circuit suitable for use in a carry lookahead adder
US6347327B1 (en) Method and apparatus for N-nary incrementor
US6782406B2 (en) Fast CMOS adder with null-carry look-ahead
US20030145032A1 (en) 4:2 Compressor circuit for use in an arithmetic unit
US6216147B1 (en) Method and apparatus for an N-nary magnitude comparator
US6223199B1 (en) Method and apparatus for an N-NARY HPG gate
US6219686B1 (en) Method and apparatus for an N-NARY sum/HPG adder/subtractor gate
US6269387B1 (en) Method and apparatus for 3-stage 32-bit adder/subtractor
US6219687B1 (en) Method and apparatus for an N-nary Sum/HPG gate

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080708

Year of fee payment: 12

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees