JPH0251650A - 直線駆動装置 - Google Patents
直線駆動装置Info
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- JPH0251650A JPH0251650A JP20094488A JP20094488A JPH0251650A JP H0251650 A JPH0251650 A JP H0251650A JP 20094488 A JP20094488 A JP 20094488A JP 20094488 A JP20094488 A JP 20094488A JP H0251650 A JPH0251650 A JP H0251650A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[利用分野及び発明の概要]
本発明は、直線駆動装置、特に、回転駆動力を直線運動
に変換する装置に関するものであり、平滑表面を具備す
る軸に外嵌する移動体を前記軸に摩擦係合状態でネジ対
偶させる型式の直線駆動装置に於いて1点接触状態にあ
るネジ対偶部を対偶部全域に互って連続させるようにし
、これにより、伝達力を大きくできるようにするもので
ある。
に変換する装置に関するものであり、平滑表面を具備す
る軸に外嵌する移動体を前記軸に摩擦係合状態でネジ対
偶させる型式の直線駆動装置に於いて1点接触状態にあ
るネジ対偶部を対偶部全域に互って連続させるようにし
、これにより、伝達力を大きくできるようにするもので
ある。
[従来技術及びその問題点]
回転力を直線移動力に変換する、所謂、直線駆動装置は
、工作機械におけるベツドの駆動装置等として数多く利
用されている。そして、この種直線移動装置の代表的な
ものに、所謂ボールネジがあり、数多くの分野で送り装
置として使用されている。このボールネジは、ネジ軸に
移動体をネジ対偶させたもので、このネジ対偶部にボー
ルを介在させて駆動摩擦抵抗を軽減させている。従って
、回転力と直線移動力との変換効率が高く軽い回転力で
十分な直線駆動力を生み出すことができる。
、工作機械におけるベツドの駆動装置等として数多く利
用されている。そして、この種直線移動装置の代表的な
ものに、所謂ボールネジがあり、数多くの分野で送り装
置として使用されている。このボールネジは、ネジ軸に
移動体をネジ対偶させたもので、このネジ対偶部にボー
ルを介在させて駆動摩擦抵抗を軽減させている。従って
、回転力と直線移動力との変換効率が高く軽い回転力で
十分な直線駆動力を生み出すことができる。
しかしながら、この従来のボールネジでは、駆動軸にネ
ジ溝を形成する必要があって、高い移動精度が要求され
ないような簡易な直線駆動装置では、必要以上に高価な
ものとなるとともに前記ネジ軸とは別に少なくとも二本
のガイド軸を用意する必要がある。
ジ溝を形成する必要があって、高い移動精度が要求され
ないような簡易な直線駆動装置では、必要以上に高価な
ものとなるとともに前記ネジ軸とは別に少なくとも二本
のガイド軸を用意する必要がある。
そこで、かかる不便を解消するものとして、ネジ軸の不
要な直線駆動装置が提案されている。この型式の直線駆
動装置は、第7図〜第9図に示すような41−成で、ネ
ジ溝を具備しない平滑表面に構成された駆動軸に移動体
を直線移動可能に外嵌させ、両者の対偶部を摩擦係合に
よるネジ対偶部としたものである。
要な直線駆動装置が提案されている。この型式の直線駆
動装置は、第7図〜第9図に示すような41−成で、ネ
ジ溝を具備しない平滑表面に構成された駆動軸に移動体
を直線移動可能に外嵌させ、両者の対偶部を摩擦係合に
よるネジ対偶部としたものである。
このうち、第7図及び第8図に示す従来のものは、移動
体(2)の一端に設けた三個のローラ(20) 、 (
20)を駆動軸(1)4に対して同一傾斜状態で対接さ
せたもので、第8図に示すように、駆動軸(1)の断面
を三等分した位置がローラ(20) 、 (20’1と
の接点(P)となるようにしたものである。
体(2)の一端に設けた三個のローラ(20) 、 (
20)を駆動軸(1)4に対して同一傾斜状態で対接さ
せたもので、第8図に示すように、駆動軸(1)の断面
を三等分した位置がローラ(20) 、 (20’1と
の接点(P)となるようにしたものである。
このものの場合には、ローラ(20) 、 (20)が
駆動軸(1)の表面に対して、ころがり接触するととも
にその接点(P)の転がり方向は、駆動軸(1)の軸線
に対して同方向に一定角度傾斜していることから、前記
接点(P)の部分では、両者の摩擦力によってネジ対偶
状態にかみ合ったものとなり、駆動軸(1)と移動体(
2)とは3条ネジの対aと同社の対偶関係にある。
駆動軸(1)の表面に対して、ころがり接触するととも
にその接点(P)の転がり方向は、駆動軸(1)の軸線
に対して同方向に一定角度傾斜していることから、前記
接点(P)の部分では、両者の摩擦力によってネジ対偶
状態にかみ合ったものとなり、駆動軸(1)と移動体(
2)とは3条ネジの対aと同社の対偶関係にある。
従って、駆動軸(1)を回転駆動すると、駆動軸(1)
の表面にはネジみぞが刻設されていないにもかかわらず
、ローラ(20) 、 (20)の傾斜に対応する比率
で移動体(2)が直線駆動されることとなる。
の表面にはネジみぞが刻設されていないにもかかわらず
、ローラ(20) 、 (20)の傾斜に対応する比率
で移動体(2)が直線駆動されることとなる。
又、第9図に示すものは、移動体(2)内に複数のボー
ルベアリングCB) 、 (B)を傾斜状態に収容して
、その内輪(21)の内周側の断面形状を山形とし、こ
の頂部の一点を駆動軸(1)の外周面に対接させたもの
であり、この接点(P)が同図に示すように、一連のネ
ジ対偶線(L)の延長線状に位置するようにしたもので
ある。そして、前記接点(P)における内輪(21)の
回転方向を前記ネジ対偶線(L)の前記接点(P)部に
おける接線の方向に一致させたものである。
ルベアリングCB) 、 (B)を傾斜状態に収容して
、その内輪(21)の内周側の断面形状を山形とし、こ
の頂部の一点を駆動軸(1)の外周面に対接させたもの
であり、この接点(P)が同図に示すように、一連のネ
ジ対偶線(L)の延長線状に位置するようにしたもので
ある。そして、前記接点(P)における内輪(21)の
回転方向を前記ネジ対偶線(L)の前記接点(P)部に
おける接線の方向に一致させたものである。
このものも、上記従来例と同様に、駆動軸(1)の回転
にともなって、移動体(2)内で内輪(21)が回転す
ることにより移動体(2)が直線駆動されることとなる
。
にともなって、移動体(2)内で内輪(21)が回転す
ることにより移動体(2)が直線駆動されることとなる
。
ところが、これらいずれの従来例のものも、駆動軸(1
)と移動体(2)に収容又は具備させたローラ(20)
及びボールベアリング(B)等の転動体との接点(P)
の数が少いことから、駆動軸(1)から移動体(2)へ
の伝達トルクが小さく、十分に大きなトルクを伝達でき
ないと言う問題がある。
)と移動体(2)に収容又は具備させたローラ(20)
及びボールベアリング(B)等の転動体との接点(P)
の数が少いことから、駆動軸(1)から移動体(2)へ
の伝達トルクが小さく、十分に大きなトルクを伝達でき
ないと言う問題がある。
これは、上記した様に、上記型式の場合には、駆動軸(
1)ところがり接触する移動体(2)内の転動体の数を
多くできないからである。すなわち、前記転動体の数が
少いことから駆動軸(1)に対接するネジ対偶点の数が
少く、トルク伝達部の数が少いからである。
1)ところがり接触する移動体(2)内の転動体の数を
多くできないからである。すなわち、前記転動体の数が
少いことから駆動軸(1)に対接するネジ対偶点の数が
少く、トルク伝達部の数が少いからである。
[技術的B題]
本発明は、このような、「平滑な表面を具備する駆動軸
(1)に移動体(2) を外嵌させて、この移動体(2
)に収容される転動体を前記駆動軸(1)の表面にネジ
対偶方向に対接させ、この対接部の摩擦伝達力により、
駆動軸(1)と移動体(2) との相対回転力に応じて
一方を直線駆動するようにした直線駆動装置」において
、駆動軸(1)と移動体(2)相互間の伝達駆動力を大
きくできるようにするため、ネジ対偶接点(P)の数を
多くできるようにすることをその技術的課題とする。
(1)に移動体(2) を外嵌させて、この移動体(2
)に収容される転動体を前記駆動軸(1)の表面にネジ
対偶方向に対接させ、この対接部の摩擦伝達力により、
駆動軸(1)と移動体(2) との相対回転力に応じて
一方を直線駆動するようにした直線駆動装置」において
、駆動軸(1)と移動体(2)相互間の伝達駆動力を大
きくできるようにするため、ネジ対偶接点(P)の数を
多くできるようにすることをその技術的課題とする。
*第1請求項の について
[技術的手段]
上記技術的課題を解決するために講じた第1請求項の発
明の技術的手段は「移動体(2)の内周面にネジ溝(2
2)を刻設し、このネジ溝(22)内に多数の転動体(
3) 、 (3)をころがり接触状態に収容してこれら
転動体を駆動軸(1)の外周面にころがり接触状態に圧
接させ、前記ネジ溝(22)の両端に転動体(3) 、
(3)の脱出部(31)及び侵入部(32)を設け、
前記脱出部と侵入部との間を転動体の移動を許容する移
動通路(33)で接続させた」ことである。
明の技術的手段は「移動体(2)の内周面にネジ溝(2
2)を刻設し、このネジ溝(22)内に多数の転動体(
3) 、 (3)をころがり接触状態に収容してこれら
転動体を駆動軸(1)の外周面にころがり接触状態に圧
接させ、前記ネジ溝(22)の両端に転動体(3) 、
(3)の脱出部(31)及び侵入部(32)を設け、
前記脱出部と侵入部との間を転動体の移動を許容する移
動通路(33)で接続させた」ことである。
[作用]
本発明の上記技術的手段は次のように作用する。
駆動@(1)に移動体(2)を外嵌させた状態では、駆
動軸(1)と移動体(2) との間に介装した多数の転
動体(3) 、 (3)は、駆動軸(1)の外周面とネ
ジ溝(22)の内周面とに共にころがり接触した状態に
ある。そして、転動体(3) 、 (3)がネジ溝(2
2)に沿って連続することから、転動体(3)と駆動軸
(1)の表面との接点(P)はネジ溝(22)のネジ対
偶軌跡上に連続することとなり、しかも各接点(P)に
おける各転動体(3)の回転方向はネジ溝(z2)に沿
った方向となる。すなわち、ネジ対偶軌跡の前記接点(
P)における接線の方向となる。
動軸(1)と移動体(2) との間に介装した多数の転
動体(3) 、 (3)は、駆動軸(1)の外周面とネ
ジ溝(22)の内周面とに共にころがり接触した状態に
ある。そして、転動体(3) 、 (3)がネジ溝(2
2)に沿って連続することから、転動体(3)と駆動軸
(1)の表面との接点(P)はネジ溝(22)のネジ対
偶軌跡上に連続することとなり、しかも各接点(P)に
おける各転動体(3)の回転方向はネジ溝(z2)に沿
った方向となる。すなわち、ネジ対偶軌跡の前記接点(
P)における接線の方向となる。
従りて、駆動軸(1)を回転駆動すると、多数連続する
接点CP) 、 (P)から転動体(3) にそのトル
クが伝達されて、転動体(3) 、 (3)とネジ溝(
22)とのネジ対偶によって移動体(2)の直線移動力
に変換され、移動体(2)が直線駆動される。
接点CP) 、 (P)から転動体(3) にそのトル
クが伝達されて、転動体(3) 、 (3)とネジ溝(
22)とのネジ対偶によって移動体(2)の直線移動力
に変換され、移動体(2)が直線駆動される。
このとき、転動体(3) 、 (3)は駆動軸(1)及
びネジ溝(22)にころがり接触状態にあることから、
ネジ溝(22)に沿って相対移動することとなるが、こ
のネジ溝(22)の傘両端の脱出部(31)と侵入部(
32)とは移動通路(33)によって連通せしめられて
いることから、脱出部(31)から脱出した転動体(3
)。
びネジ溝(22)にころがり接触状態にあることから、
ネジ溝(22)に沿って相対移動することとなるが、こ
のネジ溝(22)の傘両端の脱出部(31)と侵入部(
32)とは移動通路(33)によって連通せしめられて
いることから、脱出部(31)から脱出した転動体(3
)。
(3)は順次移動通路(33)を通って侵入部(32)
に達し、その後ネジ溝(22)内に復帰する。このよう
にして、ネジ溝(22)内の転動体(3) 、 (3)
は順次これから脱出しては侵入部(32)からネジ溝(
22)に帰還することとなる。
に達し、その後ネジ溝(22)内に復帰する。このよう
にして、ネジ溝(22)内の転動体(3) 、 (3)
は順次これから脱出しては侵入部(32)からネジ溝(
22)に帰還することとなる。
[効果]
本発明は上記構成であるから次の特有の効果を有する。
駆動力変換部となる接点(P) 、 (P)の数が既述
従来のものに比べて大幅に多くなるから、大きな直線移
動力を発揮することができる。
従来のものに比べて大幅に多くなるから、大きな直線移
動力を発揮することができる。
又、接点(P) 、 (P)の数が多くしかも駆動軸(
1)の外周を囲むように配列されることとなるから、既
述従来のもののように限られた数の少い接点(P) 、
(P)で接触する型式のものにくらべて移動体(2)
の直進性が向上したものとなる。
1)の外周を囲むように配列されることとなるから、既
述従来のもののように限られた数の少い接点(P) 、
(P)で接触する型式のものにくらべて移動体(2)
の直進性が向上したものとなる。
*第2請求 の について
次に第2請求項の発明は上記第1請求項の発明をさらに
具体化したもので、転動体(3) 、 (3)と移動体
(2)及び駆動軸(1)との対偶部へのゴミ等の異物の
侵入を防止することを目的とするものである。
具体化したもので、転動体(3) 、 (3)と移動体
(2)及び駆動軸(1)との対偶部へのゴミ等の異物の
侵入を防止することを目的とするものである。
の技術的手段は、「移動体(2)の両端にシール手段(
4) 、 (4)を設けて、これらシール手段(4)
、 (4)の内周部を駆動軸(1)の外周面に気密摺動
状態に対接させ、これらシール手段(4) 、 (4)
との間にネジ溝(22)及び脱出部(31)、侵入部
(32)を配設した」ことである。
4) 、 (4)を設けて、これらシール手段(4)
、 (4)の内周部を駆動軸(1)の外周面に気密摺動
状態に対接させ、これらシール手段(4) 、 (4)
との間にネジ溝(22)及び脱出部(31)、侵入部
(32)を配設した」ことである。
上記技術寺的手段を採用したものでは、外周を平滑面に
構成した駆動軸(1) に対して移動体(2)の両端の
シール手段(4) 、 (4)が気密摺動状態に対接す
ることとなり、駆動軸(1)の表面にゴミ等の防止され
る。
構成した駆動軸(1) に対して移動体(2)の両端の
シール手段(4) 、 (4)が気密摺動状態に対接す
ることとなり、駆動軸(1)の表面にゴミ等の防止され
る。
従フて、ボールネジを始めとして、従来の既述の型式の
直線移動装置に比べて直進性の点での直線移動精度が向
上するものとなる。すなわち、ゴミ等の異物がネジ対偶
部にかみ込んでガタつきが生じたりする不都合が解消さ
れるのである。
直線移動装置に比べて直進性の点での直線移動精度が向
上するものとなる。すなわち、ゴミ等の異物がネジ対偶
部にかみ込んでガタつきが生じたりする不都合が解消さ
れるのである。
尚、このシール手段(4) 、 (4)を具備するもの
では、転動体(3) 、 (3)の移動経路内に潤滑油
を充填することが可能となるから、この場合には、従来
のものに比べてころがり接触抵抗を大幅に低減できるこ
ととなる。この場合に、駆動軸(1)の表面と転動体(
3) 、 (:l)との接点(P) 、 (P)にも潤
滑油が介在することとなるが、転動体(3) 、 (3
)が潤滑油膜面を介して駆動軸(1)の表面に圧接され
るものであるから、接点(P)に集中的荷重が作用する
こととなって、所謂トラクションドライブの原理により
、十分な摩擦伝達が行われる。従って、潤滑油の介在に
よって作用力伝達効率が低下するような不都合は生じな
い。
では、転動体(3) 、 (3)の移動経路内に潤滑油
を充填することが可能となるから、この場合には、従来
のものに比べてころがり接触抵抗を大幅に低減できるこ
ととなる。この場合に、駆動軸(1)の表面と転動体(
3) 、 (:l)との接点(P) 、 (P)にも潤
滑油が介在することとなるが、転動体(3) 、 (3
)が潤滑油膜面を介して駆動軸(1)の表面に圧接され
るものであるから、接点(P)に集中的荷重が作用する
こととなって、所謂トラクションドライブの原理により
、十分な摩擦伝達が行われる。従って、潤滑油の介在に
よって作用力伝達効率が低下するような不都合は生じな
い。
[実施例]
以下、上記の発明の実施例を第1図から第6図に基い′
〔説明する。
〔説明する。
第1図〜第3図に示す第1実施例のものは、移動体(2
)の一方に駆動軸(1)を貫通させ、この駆動軸(1)
と平行に配設したガイド軸(G)をも前記移動体(2)
に貫通させ、前記駆動軸(1) −4=及びガイド軸(
G)を両端支持するとともに一方の駆動軸(1)に駆動
源としてのモータ(M)の出力軸を連結させたものであ
る。
)の一方に駆動軸(1)を貫通させ、この駆動軸(1)
と平行に配設したガイド軸(G)をも前記移動体(2)
に貫通させ、前記駆動軸(1) −4=及びガイド軸(
G)を両端支持するとともに一方の駆動軸(1)に駆動
源としてのモータ(M)の出力軸を連結させたものであ
る。
この実施例のものでは、移動体(2)における駆動軸(
1)の貫通部に第2図に示すように、一対の直線駆動装
置を具備させている。このため、内周にネジ溝(22)
を形成したスリーブ(30) 、 (30)が駆動@(
1)の貫通部となる貫通孔部(23)の両端部から圧入
されている。このスリーブ(30) 、 (30)のそ
れぞれの内周面に形成されるネジ溝(22)は、従来の
ボールネジの移動体(2)側のネジ溝と同様の溝断面形
状に形成されている。そして、このネジ溝(22)に収
容される転動体(3)として、この実施例では鋼球を採
用する。又、前記ネジ溝(22)の直径と鋼球の直径及
び駆動軸(1)の直径の関係は所定の関係に設定されて
おり、第1図及び第2図の組立状態では、転動体(3)
、 (3) としての鋼球の表面が駆動!11 (1
)の表面に圧接されることとなる。この圧接力を付与す
るため、前記スリーブ(30) 、 (30)をある程
度の弾性を具備する金属材料で構成するとともに、貫通
孔部(23)にお轟ける前記スリーブ(30)のうち、
ネジ溝(22)の形成域に一致する範囲の外周部は縮小
径部(34)となって貫通孔部(23)の内周壁との間
に間隙を形成しており、この部分に位置するスリーブ(
30) 、 (30)の弾性復帰力によって各鋼球が駆
動軸(1)の表面に圧接されるようになっている。
1)の貫通部に第2図に示すように、一対の直線駆動装
置を具備させている。このため、内周にネジ溝(22)
を形成したスリーブ(30) 、 (30)が駆動@(
1)の貫通部となる貫通孔部(23)の両端部から圧入
されている。このスリーブ(30) 、 (30)のそ
れぞれの内周面に形成されるネジ溝(22)は、従来の
ボールネジの移動体(2)側のネジ溝と同様の溝断面形
状に形成されている。そして、このネジ溝(22)に収
容される転動体(3)として、この実施例では鋼球を採
用する。又、前記ネジ溝(22)の直径と鋼球の直径及
び駆動軸(1)の直径の関係は所定の関係に設定されて
おり、第1図及び第2図の組立状態では、転動体(3)
、 (3) としての鋼球の表面が駆動!11 (1
)の表面に圧接されることとなる。この圧接力を付与す
るため、前記スリーブ(30) 、 (30)をある程
度の弾性を具備する金属材料で構成するとともに、貫通
孔部(23)にお轟ける前記スリーブ(30)のうち、
ネジ溝(22)の形成域に一致する範囲の外周部は縮小
径部(34)となって貫通孔部(23)の内周壁との間
に間隙を形成しており、この部分に位置するスリーブ(
30) 、 (30)の弾性復帰力によって各鋼球が駆
動軸(1)の表面に圧接されるようになっている。
さらに、上記縮小径部(34)の外周域の一部には、第
2図に示すように移動通路(33)が形成されており、
この移動通路(33)は、ネジ溝(22)の一端に形成
された脱出部(31)から他端に形成された侵入部(3
2)にかけて斜めに配設されている。なお、この移動通
路(33)の断面は転動体(3)としての鋼球がm単に
移動できるような断面形状に形成される必要があり、こ
の実施例では、鋼球の直径より僅かに大きめの直径の円
形断面に構成されたチューブ(T)を使用し、従来のボ
ールネジに具備させる移動通路の構成をそのまま採用す
る。尚、この移動通路(33)については、貫通孔部(
23)の内壁に直接形成することも可能である。
2図に示すように移動通路(33)が形成されており、
この移動通路(33)は、ネジ溝(22)の一端に形成
された脱出部(31)から他端に形成された侵入部(3
2)にかけて斜めに配設されている。なお、この移動通
路(33)の断面は転動体(3)としての鋼球がm単に
移動できるような断面形状に形成される必要があり、こ
の実施例では、鋼球の直径より僅かに大きめの直径の円
形断面に構成されたチューブ(T)を使用し、従来のボ
ールネジに具備させる移動通路の構成をそのまま採用す
る。尚、この移動通路(33)については、貫通孔部(
23)の内壁に直接形成することも可能である。
次に、ネジ溝(22)に沿ってころがり移動した転動体
(3) 、 (3) としての鋼球の脱出部(31)へ
の脱出及び侵入部(32)からネジ溝(22)への侵入
を円滑化するため、ネジ溝(22)の両端部には、第3
図に示すようなリターン用のチューブ(T)の管端が挿
入されている。この管端は、同図に示すように、その中
心線が脱出部(31)及び侵入部(32)における鋼球
の移動方向の接線と一致するようになっている。
(3) 、 (3) としての鋼球の脱出部(31)へ
の脱出及び侵入部(32)からネジ溝(22)への侵入
を円滑化するため、ネジ溝(22)の両端部には、第3
図に示すようなリターン用のチューブ(T)の管端が挿
入されている。この管端は、同図に示すように、その中
心線が脱出部(31)及び侵入部(32)における鋼球
の移動方向の接線と一致するようになっている。
このチューブ(T) によって、同図に示すように、駆
動軸(1)の表面に沿って転がり移動してきた鋼球は前
記管端に沿って脱出部(31)から移動通路(33)側
に移動し、逆に、侵入部(32)側では移動通路(33
)から管端に沿ってネジ溝(22)内に侵入することと
なる。
動軸(1)の表面に沿って転がり移動してきた鋼球は前
記管端に沿って脱出部(31)から移動通路(33)側
に移動し、逆に、侵入部(32)側では移動通路(33
)から管端に沿ってネジ溝(22)内に侵入することと
なる。
尚、この実施例のものでは、移動体(2)の本体とスリ
ーブ(30) 、 (30)とを別体に構成して、ネジ
溝(22)及び移動通路(33)に鋼球を所定個数収容
してから前記スリーブ(30) 、 (30)を貫通孔
部(23)内に圧入することによって組立てることとな
るが、組立完了後、スリーブ(30)の端面のフランジ
部CF)に形成した環状の凹陥部内に駆動軸(1)の表
面と圧接されるようにシール手段(4) 、 (4)を
圧入する。これによって転動体(3) 、 (3)の収
容部の気密が確保されることとなる。
ーブ(30) 、 (30)とを別体に構成して、ネジ
溝(22)及び移動通路(33)に鋼球を所定個数収容
してから前記スリーブ(30) 、 (30)を貫通孔
部(23)内に圧入することによって組立てることとな
るが、組立完了後、スリーブ(30)の端面のフランジ
部CF)に形成した環状の凹陥部内に駆動軸(1)の表
面と圧接されるようにシール手段(4) 、 (4)を
圧入する。これによって転動体(3) 、 (3)の収
容部の気密が確保されることとなる。
以上に詳述した第1図の構成の直線駆動装置の場合には
、モータ(M)の駆動に応じて、移動体(2)が駆動軸
(1)及びガイド軸(G)に沿って直線移動する。又、
駆動軸(1)の正逆回転によって移動体(2)は往復移
動することは言うまでもない。
、モータ(M)の駆動に応じて、移動体(2)が駆動軸
(1)及びガイド軸(G)に沿って直線移動する。又、
駆動軸(1)の正逆回転によって移動体(2)は往復移
動することは言うまでもない。
次に、第4図〜第6図に示す第2実施例のものは、転動
体(3)として、中空のリングを採用するものである。
体(3)として、中空のリングを採用するものである。
この場合にも、前記中空リングがネジ溝(22)の内周
面及び駆動軸(1)の表面に対して、ころがり接触する
ように収容配設されるが、この中空リング自体が弾性変
形性を有することから、第1実施例のように、ネジ溝(
22)の形成部に弾性復帰性能を具備させる必要がない
。
面及び駆動軸(1)の表面に対して、ころがり接触する
ように収容配設されるが、この中空リング自体が弾性変
形性を有することから、第1実施例のように、ネジ溝(
22)の形成部に弾性復帰性能を具備させる必要がない
。
ネジ溝(22)の断面形状は、各転動体(3)がネジ溝
(22)の面ところがり接触すればよく、この条件を満
足するかぎり、同図の形状以外に他の形状も採用可能で
ある。
(22)の面ところがり接触すればよく、この条件を満
足するかぎり、同図の形状以外に他の形状も採用可能で
ある。
また、移動通路(33)を構成する方法としては、第5
図に示すように、移動体(2)の表面に貫通するように
形成した脱出部(31)及び侵入部(32)を含む範囲
で移動通路(33)を具備する断面矩形のチューブ(T
)を別体に構成し、このチューブ(T)を所定の場所に
装着すると、脱出部(31)から侵入部(32)への8
勅通路(33)が形成されることとなる。このチューブ
の断面は転動体(3)としての中空リングの断面形状よ
りも僅かに大きくして第6図のようにしである。
図に示すように、移動体(2)の表面に貫通するように
形成した脱出部(31)及び侵入部(32)を含む範囲
で移動通路(33)を具備する断面矩形のチューブ(T
)を別体に構成し、このチューブ(T)を所定の場所に
装着すると、脱出部(31)から侵入部(32)への8
勅通路(33)が形成されることとなる。このチューブ
の断面は転動体(3)としての中空リングの断面形状よ
りも僅かに大きくして第6図のようにしである。
なお、上記いずれの実施例も、転動体(3)としての鋼
球又は中空リングを移動体(2)内に転がり移動可能に
収容する構成のうち、転動体(3) 、 (3)とネジ
溝(22)及び駆動軸(1) との接触圧力を付与する
ための構成以外の構成については、従来のボールネジの
構成をそのまま採用できる0例えば、移動通路(33)
を形成するための構成、さらには、転動体(3)を鋼球
とした場合の鋼球をスリーブ(:lO) 、 (30)
のネジ溝(22)内に保持するためのりテーナーの構成
等がこれに該当する。
球又は中空リングを移動体(2)内に転がり移動可能に
収容する構成のうち、転動体(3) 、 (3)とネジ
溝(22)及び駆動軸(1) との接触圧力を付与する
ための構成以外の構成については、従来のボールネジの
構成をそのまま採用できる0例えば、移動通路(33)
を形成するための構成、さらには、転動体(3)を鋼球
とした場合の鋼球をスリーブ(:lO) 、 (30)
のネジ溝(22)内に保持するためのりテーナーの構成
等がこれに該当する。
また、転動体(3) 、 (3)の圧接力付与のための
構成としては、上記実施例のようなスリーブ(30)。
構成としては、上記実施例のようなスリーブ(30)。
(30)の弾性復帰力によるもの以外に油圧力によって
ネジ溝(22)の形成部の外周を強制的に加圧する方式
も採用可能である。
ネジ溝(22)の形成部の外周を強制的に加圧する方式
も採用可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は第1.第2請求項の発明の平面図、第2図はそ
の要部の断面図、第3図はX−X断面図、第4図は第2
実施例の要部の説明図、第5図はY−Y断面図、第6図
は8動通路(33)の断面図、第7図か9第9図は従来
例の要部説明図であり、第8図は2−2断面を示す0図
中。 (1)・・・・駆動軸 (2) ・・・・移動体 (22)・・・・ネジ溝 (3) 、 (3) ・・転動体 (31)・・・・脱出部 (32)・・・・侵入部 (33)・・・・移動通路
の要部の断面図、第3図はX−X断面図、第4図は第2
実施例の要部の説明図、第5図はY−Y断面図、第6図
は8動通路(33)の断面図、第7図か9第9図は従来
例の要部説明図であり、第8図は2−2断面を示す0図
中。 (1)・・・・駆動軸 (2) ・・・・移動体 (22)・・・・ネジ溝 (3) 、 (3) ・・転動体 (31)・・・・脱出部 (32)・・・・侵入部 (33)・・・・移動通路
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 [1]、平滑な表面を具備する駆動軸(1)に移動体(
2)を外嵌させて、この移動体(2)に収容される転動
体を前記駆動軸(1)の表面にネジ対偶方向に対接させ
、この対接部の摩擦伝達力により、駆動軸(1)と移動
体(2)との相対回転力に応じて一方を直線駆動するよ
うにした直線駆動装置において、移動体(2)の内周面
にネジ溝(22)を刻設し、このネジ溝(22)内に多
数の転動体(3)、(3)をころがり接触状態に収容し
てこれら転動体を駆動軸(1)の外周面にころがり接触
状態に圧接させ、前記ネジ溝(22)の両端に転動体(
3)、(3)の脱出部(31)及び侵入部(32)を設
け、前記脱出部と侵入部との間を転動体の移動を許容す
る移動通路(33)で接続させた直線駆動装置。 [2]、移動体(2)の両端にシール手段(4)、(4
)を設けて、これらシール手段(4)、(4)の内周部
を駆動軸(1)の外周面に気密摺動状態に対接させ、こ
れらシール手段(4)、(4)との間にネジ溝(22)
及び脱出部(31)、侵入部(32)を配設した特許請
求の範囲第1項記載の直線駆動装置。 [3]、転動体(3)を中空リングとした特許請求の範
囲第1項及び第2項に記載の直線駆動装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20094488A JPH0251650A (ja) | 1988-08-10 | 1988-08-10 | 直線駆動装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20094488A JPH0251650A (ja) | 1988-08-10 | 1988-08-10 | 直線駆動装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0251650A true JPH0251650A (ja) | 1990-02-21 |
Family
ID=16432896
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20094488A Pending JPH0251650A (ja) | 1988-08-10 | 1988-08-10 | 直線駆動装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0251650A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5832776A (en) * | 1996-09-23 | 1998-11-10 | Kuo; Chang-Hsin | Leadscrew assembly with a no-grooved shaft |
-
1988
- 1988-08-10 JP JP20094488A patent/JPH0251650A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5832776A (en) * | 1996-09-23 | 1998-11-10 | Kuo; Chang-Hsin | Leadscrew assembly with a no-grooved shaft |
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