JPH0251456A - セメントモルタル又はコンクリートの吹付用急結剤 - Google Patents
セメントモルタル又はコンクリートの吹付用急結剤Info
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- JPH0251456A JPH0251456A JP15224489A JP15224489A JPH0251456A JP H0251456 A JPH0251456 A JP H0251456A JP 15224489 A JP15224489 A JP 15224489A JP 15224489 A JP15224489 A JP 15224489A JP H0251456 A JPH0251456 A JP H0251456A
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Landscapes
- On-Site Construction Work That Accompanies The Preparation And Application Of Concrete (AREA)
- Curing Cements, Concrete, And Artificial Stone (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
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Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明はトンネルのような天井や壁面にセメントモルタ
ル又はコンクリートを吹付ける際セメアントモルタルや
コンクリートに混合し、自重によりはげ落ちる余裕を与
えずに瞬時に硬化させ、かつ長期強度を低下させないセ
メントモルタル又はコンクリートの吹付工法において用
いる急結剤に関する。
ル又はコンクリートを吹付ける際セメアントモルタルや
コンクリートに混合し、自重によりはげ落ちる余裕を与
えずに瞬時に硬化させ、かつ長期強度を低下させないセ
メントモルタル又はコンクリートの吹付工法において用
いる急結剤に関する。
従来より吹付工法としては、急結剤を加えた空練り吹付
材料を水と共に吹付ける乾式吹付法が実用化されている
。一方、急結剤を添加しないモルタルやコンクリート材
料を使用する湿式吹付法も法面などを主体に使用されて
いる。湿式吹付法はあらかじめ水を加えた流動性モルタ
ルやコンクリートを使用するため、粉塵が発生しがたく
、リバウンドが少ない長所があるが、急結剤を添加する
とその急結性のために作業不可能となる傾向があった。
材料を水と共に吹付ける乾式吹付法が実用化されている
。一方、急結剤を添加しないモルタルやコンクリート材
料を使用する湿式吹付法も法面などを主体に使用されて
いる。湿式吹付法はあらかじめ水を加えた流動性モルタ
ルやコンクリートを使用するため、粉塵が発生しがたく
、リバウンドが少ない長所があるが、急結剤を添加する
とその急結性のために作業不可能となる傾向があった。
又、作業可能な程度に添加しえたとしてもモルタルまた
はコンクリートを圧送するため特に流動性が要求され、
セメント、水比を乾式法よりも５〜２０％程度高くする
必要があった。
はコンクリートを圧送するため特に流動性が要求され、
セメント、水比を乾式法よりも５〜２０％程度高くする
必要があった。
急結力の小さい急結剤や、添加量によっては添加直後の
急結力がほとんど期待できないような従来の急結剤では
、トンネルの天井や、たとえ法面であっても湧水等吹付
部分に少量でも水分が存在する部位では吹付素材が流出
し、吹付施工ができない現状であった。
急結力がほとんど期待できないような従来の急結剤では
、トンネルの天井や、たとえ法面であっても湧水等吹付
部分に少量でも水分が存在する部位では吹付素材が流出
し、吹付施工ができない現状であった。
そこで、天井部位や湧水部位にも施工が可能であって、
しかも粉塵が発生しがたい吹付工法が求められていた。
しかも粉塵が発生しがたい吹付工法が求められていた。
本発明は、アルカリ炭酸塩９５〜５０重量％とカルシウ
ムアルミネート５〜５０重量％とからなる急結剤であっ
て流動性モルタル又はコンクリートの吹付直前に添加し
ても使用できる有利性をもっているものである。
ムアルミネート５〜５０重量％とからなる急結剤であっ
て流動性モルタル又はコンクリートの吹付直前に添加し
ても使用できる有利性をもっているものである。
本発明で使用されるアルカリ炭酸塩としては、炭酸ナト
リウム、炭酸カリウム、重炭酸ナトリウム、重炭酸カリ
ウム等が挙げられるが、なかでも無水炭酸ナトリウムは
所期の目的を都合より達成できる。またカルシウムアル
ミネートとしては、Ｃａｎ ’ ２ Ａｌ２Ｏ３、Ｃａ
Ｏ・Ａｌ２Ｏ３，１２Ｃａ０・７ Ａ＋□０３．３ Ｃ
ａＯ・Ａｌ２Ｏ３やこれらにハロゲン元素が固溶した３
Ｃａｎ ’ ３ Ａｌ２Ｏ，” Ｃａｂ、、１１Ｃａ
０・７Ａ１□０３・ＣａＦ２等が用いられるが、中でも
１２ＣａＯ’ ７ Ａｌ２Ｏ３，１１ＣａＯ・７ Ａｌ
２Ｏ３・ＣａＦｚは急結性に優れている。さらにこれら
のカルシウムアルミネートを製造するにあたり、溶融体
を急冷すると無定形のものが得られるが、このものは結
晶質のものに比べて急結性が３倍程度大きいので無定形
のものが好ま・しい。カルシウムアルミネートの粉末度
は細かいほど急結性が大きくなるが、ブレーン値で１０
００ ｃｍ２／ ｇもあれば充分である。
リウム、炭酸カリウム、重炭酸ナトリウム、重炭酸カリ
ウム等が挙げられるが、なかでも無水炭酸ナトリウムは
所期の目的を都合より達成できる。またカルシウムアル
ミネートとしては、Ｃａｎ ’ ２ Ａｌ２Ｏ３、Ｃａ
Ｏ・Ａｌ２Ｏ３，１２Ｃａ０・７ Ａ＋□０３．３ Ｃ
ａＯ・Ａｌ２Ｏ３やこれらにハロゲン元素が固溶した３
Ｃａｎ ’ ３ Ａｌ２Ｏ，” Ｃａｂ、、１１Ｃａ
０・７Ａ１□０３・ＣａＦ２等が用いられるが、中でも
１２ＣａＯ’ ７ Ａｌ２Ｏ３，１１ＣａＯ・７ Ａｌ
２Ｏ３・ＣａＦｚは急結性に優れている。さらにこれら
のカルシウムアルミネートを製造するにあたり、溶融体
を急冷すると無定形のものが得られるが、このものは結
晶質のものに比べて急結性が３倍程度大きいので無定形
のものが好ま・しい。カルシウムアルミネートの粉末度
は細かいほど急結性が大きくなるが、ブレーン値で１０
００ ｃｍ２／ ｇもあれば充分である。
アルカリ炭酸塩とカルシウムアルミネートの割合は、急
結性付与の点から、アルカリ炭酸塩９５〜５０重量％と
カルシウムアルミネート５〜５０重量％であり、特にア
ルカリ炭酸塩９０〜７０重量％とカルシウムアルミネー
ト１０〜３０重量％が好適である。
結性付与の点から、アルカリ炭酸塩９５〜５０重量％と
カルシウムアルミネート５〜５０重量％であり、特にア
ルカリ炭酸塩９０〜７０重量％とカルシウムアルミネー
ト１０〜３０重量％が好適である。
この急結剤の使用量はセメントに対して３〜２０重量％
程度であり、好ましくは５〜１２重量％である。３重量
％以下では急結しがたく、２０重量％以上ではプレーン
コンクリートに対しての長期強度の発現が５０％以下と
なり好ましくない。
程度であり、好ましくは５〜１２重量％である。３重量
％以下では急結しがたく、２０重量％以上ではプレーン
コンクリートに対しての長期強度の発現が５０％以下と
なり好ましくない。
本発明の急結剤を、例えば、水を含むモルタル又はコン
クリートに添加する場合は、ポンプ圧送能力を配慮して
スランプの大きいものが好ましいが、水量を増加してス
ランプを大きくすると急結剤使用量が増加するので減水
剤、とくに高性能減水剤を使用してより少ない水で流動
性を向上させる配合が好ましい。スランプは５〜１５ｃ
ｍ程度、水、セメント比は６５〜５５％程度が好ましい
。
クリートに添加する場合は、ポンプ圧送能力を配慮して
スランプの大きいものが好ましいが、水量を増加してス
ランプを大きくすると急結剤使用量が増加するので減水
剤、とくに高性能減水剤を使用してより少ない水で流動
性を向上させる配合が好ましい。スランプは５〜１５ｃ
ｍ程度、水、セメント比は６５〜５５％程度が好ましい
。
本発明の急結剤は水とセメントと共に存在すれば急激に
硬化反応を生じせしめるので、その添加は吹付施工時に
注意する必要がある。例えば、水を含むセメントモルタ
ル又はコンクリートに添加する場合は、吹付前に硬化す
るのを避けるために、吹付直前に添加することが好まし
い。例えば、空気圧送式の急結剤吹付機を使用すればよ
い。吹込場所はノズルより手前数メートルから数十メー
トルの間が混合性、付着性、閉塞性等のバランスがよく
好ましい。
硬化反応を生じせしめるので、その添加は吹付施工時に
注意する必要がある。例えば、水を含むセメントモルタ
ル又はコンクリートに添加する場合は、吹付前に硬化す
るのを避けるために、吹付直前に添加することが好まし
い。例えば、空気圧送式の急結剤吹付機を使用すればよ
い。吹込場所はノズルより手前数メートルから数十メー
トルの間が混合性、付着性、閉塞性等のバランスがよく
好ましい。
又、当然のことながら、この急結剤を、まだ水を含んで
いない吹付材料（セメントを含んでいる）に添加してお
く場合は吹付材料と水との接触は吹付直前にすべきであ
る。
いない吹付材料（セメントを含んでいる）に添加してお
く場合は吹付材料と水との接触は吹付直前にすべきであ
る。
〔実施例１〕
ブレーン３８００ ｃｍ２／ ｇの１２Ｃａ０ ・７
Ａｌ２Ｏ３と無水炭酸ナトリウムを重量比で２０／８０
の割で混合し急結剤とした。
Ａｌ２Ｏ３と無水炭酸ナトリウムを重量比で２０／８０
の割で混合し急結剤とした。
普通ポルトランドセメント（電気化学工業（株）製）３
６０重量部、砂１３００重量部、砂利５５０重景重量水
２１６重量部、β−ナフタリンスルホン酸塩系高性能減
水剤３．６重量部を加え、１ｍ３練りのバッチャ−プラ
ントで５回混練し、スランプ１２ｃｍの生コンクリート
５ ｍ３を得た。このコンクリートをミキサー車でトン
ネル切羽に運びアリパー２８０型吹付機（了りバー（株
）製）を使用して吹付施工した。この時に、前記急結剤
をセメントに対して５．７．９％となるように、空気圧
送式吹込機（商品名：ナトムクリート、杉上建機（株）
製）によりコンクリート圧送ホース内にそれぞれ吹込み
添加した。
６０重量部、砂１３００重量部、砂利５５０重景重量水
２１６重量部、β−ナフタリンスルホン酸塩系高性能減
水剤３．６重量部を加え、１ｍ３練りのバッチャ−プラ
ントで５回混練し、スランプ１２ｃｍの生コンクリート
５ ｍ３を得た。このコンクリートをミキサー車でトン
ネル切羽に運びアリパー２８０型吹付機（了りバー（株
）製）を使用して吹付施工した。この時に、前記急結剤
をセメントに対して５．７．９％となるように、空気圧
送式吹込機（商品名：ナトムクリート、杉上建機（株）
製）によりコンクリート圧送ホース内にそれぞれ吹込み
添加した。
この結果、リバウンドも少なく、粉塵量も極めて少ない
施工が可能であった。また、湧水のある部分には急結剤
添加量を増加することにより施工が可能であった。
施工が可能であった。また、湧水のある部分には急結剤
添加量を増加することにより施工が可能であった。
比較のため、市販のアルミン酸ソーダ及び炭酸ソーダよ
りなる急結剤をセメントに対して、３．５．８．１０％
となるようにそれぞれ添加して施工したが、いずれの添
加量においてもコンクリートの剥離が生じ、特に天井部
分においては数ｃｍ以上の厚みになると剥離が始まり、
施工不可能であった。また、添加量を増加すると本発明
とは逆に急結力が低下する傾向を示した。
りなる急結剤をセメントに対して、３．５．８．１０％
となるようにそれぞれ添加して施工したが、いずれの添
加量においてもコンクリートの剥離が生じ、特に天井部
分においては数ｃｍ以上の厚みになると剥離が始まり、
施工不可能であった。また、添加量を増加すると本発明
とは逆に急結力が低下する傾向を示した。
〔実施例２〕
姫用産天然砂（ＦＭ ２．４７ ） ２０００ｇに普通
ポルトランドセメント７００ｇを加えてモルタルミキサ
ーにより３分間混練りし流動性のモルタルを得た。この
モルタルに実施例１の急結剤をセメントに対して５．７
．９％となるようにそれぞれ添加し、２０秒間混合し型
枠に詰めブロクター貫入抵抗を測定し、その結果を第１
表に示す。また、比較のため市販の実施例１に記載した
急結剤についても同様の試験を行い第１表に併記した。
ポルトランドセメント７００ｇを加えてモルタルミキサ
ーにより３分間混練りし流動性のモルタルを得た。この
モルタルに実施例１の急結剤をセメントに対して５．７
．９％となるようにそれぞれ添加し、２０秒間混合し型
枠に詰めブロクター貫入抵抗を測定し、その結果を第１
表に示す。また、比較のため市販の実施例１に記載した
急結剤についても同様の試験を行い第１表に併記した。
本発明により、天井部位や湧水部位にも施工が可能であ
って、しかも粉塵が発生しがたい吹付工法が可能になっ
た。
って、しかも粉塵が発生しがたい吹付工法が可能になっ
た。
特許出願人 電気化学工業株式会社
Claims (1)
- アルカリ炭酸塩９５〜５０重量％とカルシウムアルミネ
ート５〜５０重量％とからなるセメントモルタル又はコ
ンクリートの吹付用急結剤。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15224489A JPH0251456A (ja) | 1989-06-16 | 1989-06-16 | セメントモルタル又はコンクリートの吹付用急結剤 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15224489A JPH0251456A (ja) | 1989-06-16 | 1989-06-16 | セメントモルタル又はコンクリートの吹付用急結剤 |
Related Parent Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP60234491A Division JPS6192262A (ja) | 1985-10-22 | 1985-10-22 | セメントモルタル又はコンクリートの吹付法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0251456A true JPH0251456A (ja) | 1990-02-21 |
Family
ID=15536248
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP15224489A Pending JPH0251456A (ja) | 1989-06-16 | 1989-06-16 | セメントモルタル又はコンクリートの吹付用急結剤 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0251456A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1990011257A1 (fr) * | 1989-03-28 | 1990-10-04 | Onoda Cement Co., Ltd. | Accelerateur de durcissement du ciment et production d'un tel agent |
| US5241523A (en) * | 1991-12-05 | 1993-08-31 | Eastman Kodak Company | Polarization-based auto-focus apparatus |
Citations (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5016718A (ja) * | 1973-06-15 | 1975-02-21 | ||
| JPS5016717A (ja) * | 1973-06-15 | 1975-02-21 | ||
| JPS5181823A (ja) * | 1975-01-14 | 1976-07-17 | Onoda Cement Co Ltd | Kyukoseisementonoseishitsukaizenhoho |
| JPS543836A (en) * | 1977-06-10 | 1979-01-12 | Denki Kagaku Kogyo Kk | Dryyspray process |
-
1989
- 1989-06-16 JP JP15224489A patent/JPH0251456A/ja active Pending
Patent Citations (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5016718A (ja) * | 1973-06-15 | 1975-02-21 | ||
| JPS5016717A (ja) * | 1973-06-15 | 1975-02-21 | ||
| JPS5181823A (ja) * | 1975-01-14 | 1976-07-17 | Onoda Cement Co Ltd | Kyukoseisementonoseishitsukaizenhoho |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1990011257A1 (fr) * | 1989-03-28 | 1990-10-04 | Onoda Cement Co., Ltd. | Accelerateur de durcissement du ciment et production d'un tel agent |
| US5241523A (en) * | 1991-12-05 | 1993-08-31 | Eastman Kodak Company | Polarization-based auto-focus apparatus |
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