JPH0250993A - 銅の電解法及びその電解浴 - Google Patents

銅の電解法及びその電解浴

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JPH0250993A
JPH0250993A JP1320489A JP1320489A JPH0250993A JP H0250993 A JPH0250993 A JP H0250993A JP 1320489 A JP1320489 A JP 1320489A JP 1320489 A JP1320489 A JP 1320489A JP H0250993 A JPH0250993 A JP H0250993A
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electrolysis
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Nobuyuki Koura
延幸 小浦
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、溶融塩浴を用いた、室温あるいはそれに近い
温度で電解が可能で電流効率の優れた銅の電解法及びこ
れに用いられる電解浴に関する。
〔従来の技術〕
従来の銅の電解法は、はとんどの場合水溶液を用いるた
め、少量の水素発生を伴ない、それが析出胴中に含まれ
たり、あるいは空気中の酸素、窒素の影響で、これらが
銅表面等に化合物を作ることなどのため、高純度の銅を
得ることは困難であった。
また、銅の電解は通常2価の銅イオンから行わ〔発明が
解決しようとする課題〕 本発明は、室温あるいはそれに近い温度で電解し、陰極
に酸素、水素、窒素等を含まない純度の高いち密な銅を
簡単に得ようとするものである。
また、1価の銅イオンから従来の半分の電気量で銅を得
ようとするものである。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、無水銅ハロゲン化物20〜80モル%とアル
キルピリジニウムハロゲン化物又はアルキルイミダゾリ
ウムハロゲン化物80〜20モル%とを溶融したことを
特徴とする銅の電解浴、又は、アルミニウムハロゲン化
物20〜80モル%にアルキルピリジニウムハロゲン化
物又はアルキルイミダゾリウムハロゲン化物80〜20
モル%を加えた系に無水銅ハロゲン化物を0.1〜50
重量%加えたことを特徴とする銅の電解浴を用い、陽極
と陰極の間に直流電流又はパルス電流を流し、浴温O〜
150°C1電流密度0.1〜30 A/dm2で電解
することを特徴とする銅の電解法である。
ここで、無水銅ハロゲン化物はCuX又はCuX2(こ
こでXはC1、Br又は■である。)であり、CuC1
z 、CuC1、CuBr、 、CuBr、、CllI
2又はCuIが用いられる。とくにCuXであるCuC
1、CuBr又はCuI を用いると電解浴中に1価の
銅イオンが存在し、この電解浴を用いて銅の電解を行っ
た場合、必要な電気量は従来の2価の銅イオンを用いる
方法に比べ半分で済み望ましい。アルキルピリジニウム
ハロゲン化物又はアルキルイミダゾリウムハロゲン化物
としては、アルキル基がプロピル基、ブチル基、エチル
基、メチル基等であるもので、塩化物、臭化物又はヨウ
化物を用いることができる。
これらの無水銅ハロゲン化物とアルキルピリジニウムハ
ロゲン化物又はアルキルイミダゾリウムハロゲン化物の
溶融塩浴のうち、価格、安定性、安全面等を考慮すると
、CuCI−RPC系やCuCI−M[ilC系あるい
はCuCIz−BPC系CuC] 2−MEIC系が望
ましい(ここでRPCはブチル−ピリジニウムクロリド
であり、MEICはメチル−エチル−イミダゾリウムク
ロリドである。)。
また、アルキルイミダゾリウムハロゲン化物を用いると
、一般に電解浴の粘度が下がり導電率が向上し、電流密
度が上がり好ましい。
電解浴中の無水銅ハロゲン化物濃度は、20〜80モル
%、好ましくは30〜70モル%である。
20モル%未満では、電解浴中のアルキルピリジニウム
カチオン濃度が高くなり、銅の析出が困難となる。逆に
、80モル%を超えると、融点が高くなってしまう。
アルミニウムハロゲン化物を用いる系では、アルミニウ
ムハロゲン化物の濃度を20〜80モル%とすると、電
解浴の融点、粘度が下がり、導電性が向上し電流密度を
上げることができる。好ましくは30〜70モル%であ
る。また、アルミニウムハロゲン化物20〜80モル%
にアルキルピリジニウムハロゲン化物又はアルキルイミ
ダゾリラムハロゲン化物80〜20モル%を加えた系に
加える無水銅ハロゲン化物の濃度は、0.1〜50重量
%が望ましい。0.1重量%未満では銅の析出が困難と
なり、50重量%を超えると、融点が高くなってしまう
。この系では、アルミニウムの析出を抑えるべく考慮す
る必要がある。(この系から、アルミニウムを積極的に
析出させ、アモラファスなAl−Cu合金電着を得るこ
とも可能である。
また、非プロトン性溶媒としては、ヘンゼン、トルエン
、キシレン、アセトニトリル等の一種又はそれ以上を、
上記電解浴に対し0.1〜75vo1%配合する。好ま
しくは10〜75vo1%である。
非プロトン性溶媒を配合することにより、電解浴の粘性
が小さくなり、導電率が向上する。このため高い電流密
度での電解が可能となる。0.1〜IQ vo1%の少
量を配合するとレベラーの役割も果たす。しかし、溶媒
の添加が0.1 ν01%未満では、はとんど影響がな
く、75vo1%を超えると銅イオン濃度が薄くなり過
ぎ、電流効率が著しく減少する。
一方、アルカリ金属ハロゲン化物と、しては、LiC1
、NaC]’、 KCI等が用いられ、配合量は0.1
〜10モル%が望ましい。アルカリ金属ハロゲン化物を
加えた系では、電解浴の融点、粘度が下がり、導電性が
向上し電流密度を上げることができる。このとき、アル
カリ金属の析出を抑えるべく考慮する必要がある。
電解条件は、陽極と陰極の間に直流電流又はパルス電流
を流し、浴温0〜150°Cで、電流密度0.1〜30
 A/dn+”にすると、効率良く高純度の銅を得るこ
とができる。直流電流とパルス電流では、パルス電流の
方が、高電流密度にできる。浴温は高いほうが高電流密
度にできるが、電析形態やエネルギー効率の面から考慮
して0〜150°Cが望ましい。特に好ましくは0〜1
20°Cである。電流密度は高いほど短時間で多くの銅
を析出できるが、高密度過ぎると電流効率や均一電着性
が低下するので0.1〜30 A/dm2が望ましい。
また、電解浴に超音波照射及びジェット噴流の一方ある
いは双方を用いると、電流密度を上げることができ望ま
しい。
陽極電極については、可溶性陽極を用いていわゆる電解
製錬を行う方法と、不溶性陽極を用いていわゆる電解採
取を行う方法がある。可溶性陽極を用いると、電解浴中
に、通電量に応じて銅イオンが補給されるので、連続電
解を行うことが可能となる。また、99%以上の純度の
銅を陽極に用いれば、不純物の電解浴への溶解度等の関
係から、陰極に純度99.9%以上の銅を得ることが可
能である。より不純物の多い陽極を用いたり、より純度
の貰い銅を得るには、陽極と陰極の間に隔膜を用いて不
純物の陰極への拡散を防ぐのが有効である。また、不溶
性陽極を用いると、陽極からハロゲンガスを発生させつ
つ、電解浴に銅ハロゲン化物を補給しながら、陰極に純
度の高い銅を得ることができる。
無水銅ハロゲン化物、アルミニウムハロゲン化物、アル
キルビリジニウムハロゲン化物及びアルキルイミダゾリ
ウムハロゲン化物はいずれも水分を嫌い、また熔融塩は
酸素を嫌うため、電解の雰囲気はできるだけ乾燥無酸素
雰囲気、すなわち、窒素、アルゴン又はヘリウム等の雰
囲気とすることが望ましい。アルゴン又はヘリウム雰囲
気中で電解すると酸素、水素及び窒素を含まない高純度
の銅が得られる。また、窒素雰囲気中で電解すると酸素
及び水素を含まない銅が得られる。
〔実施例〕
以下に、本発明の詳細を、実施例で示す。
なお、いずれの場合も雰囲気は窒素又はアルゴンとし、
陰極板には銅板または白金板(厚さ0.5mm)を用い
た。これらの前処理は、常法による電解脱脂、酸洗いと
し、その後メタノール、アセトンで洗って乾燥後、直ち
に電解浴に入れて電解を行った。
実施例1 75モル%CuCl−25モル%RPC系を電解浴とし
、純度99.5%銅棒を陽極に用いて、浴温70゛C1
直流電流により電流密度LA/dm2で8時間電解を行
ったところ、ち密な結晶を有する銅電着が得られた。電
流効率は銅を1価として計算するとほぼ100%、2価
として計算するとほぼ200%で得られた。すなわち銅
は1価として電析していた。また、得られた銅の純度は
99.98%であった。なお、陽極も1価として溶解し
ていた。
実施例2 67モル%八へC13−33モル%BPC系を10重量
部とし、これにCuCIgを1重量部加えた液を電解浴
として、純度99.5%銅棒を陽極に用い、浴温30°
C1直流電流により電流密度0.5 A/dm”で8時
間電解を行ったところ、ち密な結晶を有する銅電着が、
電流効率はぼ100%で得られた。得られた銅の純度は
99.9%であった。
実施例3 67モル%CuCl−333モル%BPC系電解浴とし
、純度99.98%銅板を陽極に用いて、浴温120°
C1直流電流により電流密度L A/di”で2時間電
解を行ったところ、ち密な結晶を有する銅電着が、電流
効率はぼ100%で得られた。得られた銅の純度は99
.998%であった。
実施例4 上記実施例1の75モル%CuCl25モル%BPC系
の電解浴にベンゼンを電解浴に対し30νo1%配合し
、純度99.5%銅棒を陽極に用いて、常温、直流電流
により電流密度IA/dn+2で4時間電解を行ったと
ころ、純度99.98%の銅電着が得られた。
実施例5 75モル%CuC1−25モル%BPC系に1重量%L
iClを加えた系を電解浴として、上記実施例1と同様
の条件で電解を行ったところ、得られた結果も、実施例
1と同様であった。
実施例6 75モル%CuC1−25モル%BPC系を電解浴とし
、ジェット噴流を用い、陽極は純度99.98%銅棒、
浴温は80°C1直流電流により電流密度は2 OA/
dm2として30分間電解を行ったところ、ち密な結晶
を有する純度99.995%の銅電着が得られた。
実施例7 75モル%CuC1−25モル%BPC系を電解浴とし
、超音波照射を行い、陽極は純度99.98%銅棒、浴
温は80°C1直流電流により電流密度は20A/dm
2として30分間電解を行ったところ、純度99.99
0%の銅電着が得られた。
実施例8 75モル%CuCl25モル%BPC系を電解浴とし、
陽極は純度99.98%銅板、浴温は80°C、デユテ
ィ−比0.1、パルス周期10m5ec、平均電流密度
IA/dm2のパルス電解を8時間行ったところ、純度
99.998%の銅電着が得られた。
なお、実施例1〜8において、臭化物を用いると一般的
に融点が下がった他、上とほぼ同様の結果が得られた。
〔発明の効果〕
本発明は室温あるいはそれに近い温度で安価に、簡単な
方法で酸素、水素、窒素等を含まない純度の高い銅を得
るための電解法及びその電解浴を提供したものである。
とくに、電解浴に1価の銅イオンを存在させた場合は、
従来の銅の電解法に比べ半分の電気量で電解を行うこと
ができる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、無水銅ハロゲン化物20〜80モル%とアルキルピ
    リジニウムハロゲン化物又はアルキルイミダゾリウムハ
    ロゲン化物80〜20モル%とを溶融したことを特徴と
    する銅の電解浴。 2、無水銅ハロゲン化物がCuX(ここでXはCl、B
    r又はIである。)である請求項1記載の銅の電解浴。 3、アルミニウムハロゲン化物20〜80モル%にアル
    キルピリジニウムハロゲン化物又はアルキルイミダゾリ
    ウムハロゲン化物80〜20モル%を加えた系に無水銅
    ハロゲン化物を0.1〜50重量%加えたことを特徴と
    する銅の電解浴。 4、請求項1、2又は3記載の銅の電解浴に、非プロト
    ン性溶媒の一種又はそれ以上を上記電解浴に対し0.1
    〜75vol%配合した銅の電解浴。 5、請求項1、2、3又は4記載の銅の電解浴に、アル
    カリ金属ハロゲン化物を加えた銅の電解浴。 6、請求項1、2、3、4又は5記載の銅の電解浴を用
    い、陽極と陰極の間に直流電流又はパルス電流を流し、
    浴温0〜150℃、電流密度0.1〜30A/dm^2
    で電解することを特徴とする銅の電解法。 7、請求項6記載の銅の電解法において、電解浴に超音
    波照射及びジェット噴流の一方あるいは双方を用いる銅
    の電解法。 8、請求項6又は7記載の銅の電解法において、電解雰
    囲気が窒素、アルゴン又はヘリウム等の乾燥無酸素雰囲
    気である銅の電解法。
JP1320489A 1988-05-07 1989-01-24 銅の電解法及びその電解浴 Granted JPH0250993A (ja)

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JP63-109911 1988-05-07

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2807072A1 (fr) * 2000-03-28 2001-10-05 Du Pont Electrolyse a basse temperature de metaux alcalins
JP2003515667A (ja) * 1999-08-18 2003-05-07 ブリティッシュ ニュークリアー フュエルズ パブリック リミテッド カンパニー 金属の分離方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003515667A (ja) * 1999-08-18 2003-05-07 ブリティッシュ ニュークリアー フュエルズ パブリック リミテッド カンパニー 金属の分離方法
FR2807072A1 (fr) * 2000-03-28 2001-10-05 Du Pont Electrolyse a basse temperature de metaux alcalins

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