JPH0250755B2 - - Google Patents

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JPH0250755B2
JPH0250755B2 JP59049490A JP4949084A JPH0250755B2 JP H0250755 B2 JPH0250755 B2 JP H0250755B2 JP 59049490 A JP59049490 A JP 59049490A JP 4949084 A JP4949084 A JP 4949084A JP H0250755 B2 JPH0250755 B2 JP H0250755B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fabric
costume
doll
shape
core body
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP59049490A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS60193488A (ja
Inventor
Sachiko Yamazaki
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SUKYO NINGYO KENKYUSHO KK
Original Assignee
SUKYO NINGYO KENKYUSHO KK
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Publication date
Application filed by SUKYO NINGYO KENKYUSHO KK filed Critical SUKYO NINGYO KENKYUSHO KK
Priority to JP4949084A priority Critical patent/JPS60193488A/ja
Publication of JPS60193488A publication Critical patent/JPS60193488A/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はフランス人形や、所謂、衣装人形の衣
装形成方法に関するものである。
〔従来の技術〕
従来のこの種の人形の衣装は、布地を裁断して
ひだ付け等の形を整えながら縫製して形成し、こ
れを芯体に着せかけてからさらに形を整えるよう
にしているために、芯体への着せかけに極めて手
数がかかり、さらに布地の保形性の乏しさに影響
されて折角形を整えて気付けたものが型崩れを起
こし易く、経時的に美しい形体を保持することが
難しかつた。
このため芯体への布地の着せかけに手間がかか
らずかつまた布地の保形性にも有効なる衣装用素
材を提供するため、従来の技術としては実開昭54
−160291号の「人形の衣装用原板」がある。これ
は金らん、羽二重等適宜の表布の裏面全体に発泡
プラスチツクシートを貼着して人形の衣裳用原板
を構成し、該原板を好みの衣裳部分の形に折曲或
いは切断等して成形し、これを簡単に芯体に取着
できるようにすると共に、保形性の向上を図るも
のである。
また、一方で本願発明のように人形の材料とし
て布地をそのまま用いるものではないが、参考例
としてネンドと布地を組み合わせて成形を行なう
陶磁器製の人形がある(実公昭57−34016号)。こ
れは型布にネンド溶液を浸透させ、該型布通りに
ネンド溶液を附着させて薄肉平面状のネンド布を
形成し、該ネンド布の上を補強と保水を兼ねて紙
で覆い、さらにその上から不通気性の袋をする。
そして使用時には前記ネンド布を袋から取り出し
て紙を剥ぎ、例えば人形にスカートを穿かせると
きにはネンド布をスカート丈に切るなり、裾を折
り返してネンド溶液で止めて裾を作る。ウエスト
の部分もプリーツ状、ギヤザー状等に形づくり、
ネンド溶液で貼つて止めてゆく。その後これを乾
燥した上、焼成すれば型布は燃消してネンド溶液
だけがレース状の形を残して焼き上るというもの
である。
〔発明が解決しようとする課題〕
従来の人形の衣裳形成方法としてあげた「人形
の衣裳用原板」にあつては表布の裏面に貼着する
発泡プラスチツクシートが一応可撓性を有すると
はいえ、同時に復元力をも有するため、折り曲げ
たときに復元しないよう、形成を保持するための
手段が必要となる。このため込み入つた複雑なデ
ザイン部分、例えば細かなレース模様を表現する
にはそれに対応した多数の屈曲と保持手段が必要
となるため、多くの手間と部材を要し、成形が困
難となり、ひいては、かかる細かなレース模様が
多いフランス人形等の衣装には使用上不適格であ
るという問題点があつた。
さらに参考例としてあげた「ネンド布」にあつ
ては人形の素材としてネンド溶液を用い、これを
型布に浸透させる点で、微妙な凹凸形状を形成で
きるため、例えばレース模様のような細かで複雑
なデザイン成形が可能である。しかしこれはあく
までネンド溶液を型枠となる芯材の「型布」に附
着させて、焼成し、最終的には該型布を燃消さ
せ、ネンドだけを材料とする陶磁器で人形を形成
するものである。従つて、該「型布」は人形自体
の材料はとならず、ひいては本発明が目的とす
る、(布地を用いて)優美に形成される衣装人形
を該「ネンド布」からそのまま成形することがで
きないという問題点があつた。
本発明は上記従来技術或いは参考例の問題点に
鑑みたものであり、人形の芯体への布地の着せか
けが容易であるうえ保形性にすぐれ、かつまた、
レース模様などの布地を用いた細かな模様表現も
容易にできる人形の衣装形成方法を提供すること
を目的としている。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するため、本発明の人形の衣装
形成方法にあつては紙粘土の如き可撓性並びに常
温硬化性を有する一方で折り曲げたときに復元性
をもたない素材より成るシートに布地を接合して
衣装材料を二層に形成し、該衣装材料を上衣、ス
カート、帯、帽子等の所要寸法形状に裁断してシ
ートが硬化しない状態でかつ布地が表面になるよ
うにして先ずスカート地を人形の芯体に巻付ける
ように被着し適宜個所で波状等に屈曲させてひだ
付け整形し、次に上衣地や腕部地等を芯体に巻付
けて夫々屈曲整形し、その後自然の状態で放置し
て衣装材料を乾燥硬化させて芯体と衣装材料を一
体として構成したものである。
〔作 用〕
本発明の衣装材料は布地を可撓性、常温硬化性
を有する紙粘土の如き素材に接合して形成したた
め、縫製による手段を一切用いなくても芯体へ巻
付けるようにして被着や波状等の屈曲整形が容易
にできる。また紙粘土は可撓性を有する一方でプ
ラスチツク等の如く復元性をもたないため、レー
スの細かに模様や微妙な凹凸表現が指先の押圧等
により簡単にでき、さらには常温硬化後は保形性
にもすぐれて型崩れを生じない。
〔実施例〕
以下に本発明を実施例により図面と共に説明す
る。第1図において1はバルブ、または新聞紙等
を細かく砕いて水に浸け、バルブ状にしたものに
粘着剤を加えて成る紙粘土のように可撓性並びに
常温硬化性を兼ねる一方で、折り曲げても復元性
をもたない素材を延展して成る薄いシートであ
り、該シート1の側面に接着剤2を塗布して布地
3を重ね合わせて二層とし、ローラで全体を軽く
押圧してシート1と布地3とを一体に接合し、第
2図に示す如き衣装材料Aを形成する。この衣装
材料Aは第3図のように布地3に合わせてシート
1の周辺をカツトすることで夫々所要面積のスカ
ート地A1、上衣部地A2、腕部地A3、接続片
部A4、帯状飾り地A5、帽子地A6を形成す
る。人形の芯体Bは主要部を発泡スチロールを使
つて形成している。
そして先ずスカート地A1を芯体Bの下半部に
巻付け周回させて第4図のように裾を拡げ、さら
に全体的に適宜個所で波形状に屈曲させてひだ付
けして形を整え、所要個所で表面から虫ピンを突
刺して芯体Bに受止め固定させ、裾まわりは内側
へ折返して形を整える。次に芯体Bの胴部に上衣
部地A2を巻付け、腕には腕部地A3を巻付け、
さらに上衣部地A2とスカート地A1との境界部
に接続片部A4を被着させ、その上にさらに帯状
飾り地A5を取付けて適宜虫ピンを突刺して固定
させ、最後に芯体Bの頭部に帽子地A6を取付け
適宜に屈曲させて帽子を形成する。
このようにして芯体Bに適宜に裁断された衣装
材料Aを巻付け被着させ形を整えたまま放置して
自然に乾燥させることでシート1が硬化して衣装
材料Aは整形された形を崩すことなく固定し、人
形を完成する。
〔発明の効果〕
以上に述べたように本発明の人形の衣装形成方
法は、紙粘土の如き可撓性並びに常温硬化性を備
える一方で折り曲げたときに復元性をもたないシ
ートに布地を接合させた二層からなる衣装材料を
スカート地、上衣部地、腕部地、接続片部、帯状
飾り地、帽子地等に裁断して、人形の芯体に巻付
け被着させ、さらに適宜屈曲させてひだ付け等の
整形を施こし、しかる後そのまま自然乾燥させて
シートを硬化させることにより衣装を形成するも
のであるから、縫製作業が一切不要で、しかも手
指の押圧等により極く簡単にかつ自由な形にひだ
付け等の形を整えさせることができるため、縫製
作業では困難な着付けが自在にできると共に保形
性にもすぐれるため所望の整形したものを放置し
て自然に乾燥させれば整形した形状を崩すことな
く保持して優美な姿態を持つ人形を提供すること
ができる利点がある。
【図面の簡単な説明】
図は本発明の実施例に係わるもので、第1図乃
至第3図は衣装材料の製造過程を示す斜視図、第
4図はスカート地を芯体に被着してスカートを形
成した状態を示す断面図、第5図は第4図に示す
ものにさらに上衣部地、接合片部、帯状飾り地、
帽子地等を取付けた状態を示す断面図、第6図は
完成品を示す外観斜視図である。 1……シート、3……布地、A……衣装材料、
A1……スカート地、A2……上衣部地、A5…
…帯状飾り地、A6……帽子地。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 紙粘土の如き可撓性並びに常温硬化性を有す
    る一方で折り曲げたときに復元性をもたない素材
    より成るシートに布地を接合して衣装材料を二層
    に形成し、該衣装材料を上衣、スカート、帯、帽
    子等の所要寸法形状に裁断してシートが硬化しな
    い状態でかつ布地が表面になるようにして先ずス
    カート地を人形の芯体に巻付けるように被着し適
    宜個所で波状等に屈曲させてひだ付け整形し、次
    に上衣地や腕部地等を芯体に巻付けて夫々屈曲整
    形し、その後自然の状態で放置して衣装材料を乾
    燥硬化させて芯体と衣装材料を一体としたことを
    特徴とする人形の衣装形成方法。
JP4949084A 1984-03-14 1984-03-14 人形の衣装形成方法 Granted JPS60193488A (ja)

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JP4949084A JPS60193488A (ja) 1984-03-14 1984-03-14 人形の衣装形成方法

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JPS60193488A JPS60193488A (ja) 1985-10-01
JPH0250755B2 true JPH0250755B2 (ja) 1990-11-05

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ID=12832590

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009083452A (ja) * 2007-10-02 2009-04-23 Nachiko Okubo 色柄模様付き粘土シートの製造方法および粘土造形物の製造方法

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5734016U (ja) * 1980-08-05 1982-02-23
JPS58138474A (ja) * 1982-02-15 1983-08-17 竹本 摩耶 人形の製作方法

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JPS54160291U (ja) * 1978-04-28 1979-11-08

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JPS60193488A (ja) 1985-10-01

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