JPH02503284A - 細針吸引による細胞試料採取方法および装置 - Google Patents

細針吸引による細胞試料採取方法および装置

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JPH02503284A
JPH02503284A JP1503111A JP50311189A JPH02503284A JP H02503284 A JPH02503284 A JP H02503284A JP 1503111 A JP1503111 A JP 1503111A JP 50311189 A JP50311189 A JP 50311189A JP H02503284 A JPH02503284 A JP H02503284A
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ディジェター,ステファン・ウィリアム,ジュニアー
グッドウィン,リチャード・エッチ・ジュニアー
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ヴァンス・プロダクツ・インコーポレーテッド
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    • AHUMAN NECESSITIES
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
細針吸引による細胞試料採取方法および装置〔発明の背景〕 本発明は、離散状の組織領域から細胞試料を採取するための方法および装置に関 する。このような試料の採取は、腫瘍の如き疑いのある組織領域の細胞診断学的 診断において必要とされる。 これらの腫瘍が良性であるかあるいは悪性であるかを確認するために、腫瘍から 細胞を採取する種々の手法が用いられてきた。特定の手法の選定は、試料採取さ れるべき領域の場所および大きさ、この領域の感染等の併発症の罹病性、使用が 容易であることを含むいくつかの要因に依存する。 1つの一般に使用される手法は、比較的大きな穴(例えば、14ゲージ)の針が 試料採取されるべき組織内へ押込まれ、次いで組織学的検討に適するコア・サン プルを得るよう引出される所謂コア・ニードル生検法である。コア・ニードル生 検試料の採取は、られている、この手法の一般性の拠ってきたるところは、一部 はこの手順の実施においてほとんど技術を必要としないことにある。実際に、こ の手法は。 比較的大型の針による組織の不可避的な外傷による併発症を結果として生じるこ とが楊ではない。 コア・ニードル生検法に代るものは、所謂細針吸引法がある。細針穿刺および吸 引法の助けによる細胞学的診断が1950年代の後期において始められ、この時 この手法による腫瘍から収集された個々の細胞の識別および分類が可能であるこ とが示された。この細針吸引法は、コア・ニードル生検法に勝る多くの利点を提 供する0例えば、前立腺癌の細胞学的診断に関しては、細針吸引法は、麻酔法あ るいは腸の措置を用いずに外来措置として実施が可能である。更に、患者に略々 直ちに診断について知らせることができ、併発症の発生軍が非常に低い(14, 000例の1%)。 更にまた、吸引細肥学は、前立腺癌の診断において従来のコア・ニードル組織学 的生検法よりも更に正確であることが判明した。要約すれば、細針吸引生検法は 、正確で安価かつ安全な癌の診断法である。 しかし、現在の細針吸引装置および手法は、米国内の広範な受入れへの制約の一 因となったいくつかの欠点を免がれない。 米国特許第3,595,217号は、前立腺の細針吸引生検法のための方法およ び装置を開示している。 同特許第3,595,217号に開示された方法および装置は、ヨーロッパ全土 で広く使用され米国において益々使用されている方法および装置に非常に類似し ている。しかし、この開示された方法および装置は、使用が難しく、最初に針を 患者に挿入した後施術者の手が患者にとられる間注射器を取付けるため、実用に おいて、手順をうまく運ぶために少なくとも一人の充分に訓練を受けた人員と共 に一人の助手を必要とする。更にまた、この開示された方法および装置は、針の 穿刺および抜取りの間スタイレット(5tylet)の使用において使用が容易 でない、更に、針の運動を正確に監視する手段がなく手順が人手により行なわれ るため、手順における針の挿入、抜取りおよび往復運動を正確に確認できない、 更に加えて、適正な指示の下で多くの手先による(従来の)細針吸引生検法を実 施することによってのみ克服し得る教習に長い時間がかかる。 ナスランド(Naslund)の米国特許第4,605,011号は、細針吸引 生検方法および装置と関連する諸問題を解決する更に別の従来技術の方法を開示 している。 しかし、このナスランドの細胞試料採取方法および装置はいくつかの欠点を有す る。第1に、吸引手順の置針の尖端部を閉塞するスタイレットを使用しないため 、患者および試料の汚染の危険がある0例えば、前立腺吸引法において、スタイ レットがないことは、針が直腸の粘膜を経て前立腺中の疑いのある腫瘍まで通さ れる時、直腸の口蓋に存在する腸のバクテリアにより吸引された試料の汚染およ び前立腺の接種の危険を増す、ナスランドの装置および方法は更に、施術者が目 標領域に穿刺する時針の前方運動を正確に確認できない故に、生検針の尖端部が 予測性および反復性なしに疑いのある腫瘍に挿入されることを必要とする。また 、生検法の終了時にトリガーを離した後ナスランドの針および隣接する接続チュ ーブ内に真空が残ることが、(i)直腸の粘膜または直腸内に存在するバクテリ アの如き汚染物または残屑物の吸引、および(IX)接続チューブ内に試料が残 留する可能性、を生じる傾向があり得る。更にまた、ナスランドは、単一ゲージ の細針を使用し、このため細胞試料の総量および回収率の制約となる。 従フて、ナスランドの細胞試料採取装置は、前立腺癌のm庭学的診断の如きある 用途には充分に通しない。 従って、本発明の目的は、細針吸引法を簡単化かつ安定化する細針吸引の装置お よび方法の提供にある。 本発明の別の目的は、試料または生検実施領域内への汚染物の侵入を回避するた め穿刺および抜取りの手順段階において針の閉鎖を可能にする細針吸引の装置お よび方法にある。 本発明の他の目的は、−人の人員が生検手順を実施することを可能にする細針吸 引の装置および方法の提供にある。 本発明の他の目的は、望ましは医院の如き外来施設において細針吸引生検法を迅 速かつ安全に実施することがてきる装置の提供にある。 本発明の更に他の目的は、吸引手順の1つ以上の段階を自動的に行なうことによ り、吸引手順の標準化および簡素化をもたらす細針の装置および方法の提供にあ る。 本発明の他の目的は、針の尖端部を自動的に閉鎖しかつ危険な状況においては針 を引込める安全特性を存する細針吸引細胞試料採取装置の提供にある。 本発明の他の目的は、完全に使い捨て可能であるかあるいは汚染に曝される全て の部分が使い捨て可能な細針生検法装置の提供にある。 本発明の他の目的は、試料採取される領域内の組織の心抜きを行なうことなく細 胞学的試料の収集を容易にする細針吸引の装置および方法の提供にある。 本発明の目的はまた、充分な量の細胞の収集を可能にして正確な(悪性および良 性の)細胞学的診断を行なうことを可能にする細針吸引の装置および方法の提供 にある。 本発明の他の目的は、細針吸引法により検索された細胞学的試料の裏機を簡単か つ容易にする装置および方法の提供にある。 上記および他の目的については、本発明の要約および以下に記す本発明の望まし い実施態様の詳細な説明および図面を考察すれば、当業者には明らかになるであ ろう。
【発明の要約) 本発明は、細胞学的試料の細針吸引による生検法を実施する装置および方法の改 善に関する。本発明の方法によれば、生検法を実施する施術者は、生検法の標的 領域の付近に鞘筒を定置する。この最初の定置段階において、針の尖端部が鞘筒 の端部で見えなくなるように鞘筒および針が相互に配置される。本方法によれば 、針の穴は細針吸引手順のこの段階において閉鎖される。その後、針は鞘筒に対 して前方に進められ、閉鎖された針を標的領域へ進入させる。この時針の穴は本 がね、針に真空状慧が生じる。その後。 針が往復運動され、細胞試料を針内に引込ませる。 予め定めた回数(所要の試料収量により定まる)の往復運動の後、針穴は再び閉 塞され、真空状態が開放され、次に針が抜取られる。針穴が穿刺および抜取りの 両方で閉塞さ九るため、汚染物は針内に引込まれない、更に、穿刺中の針穴の閉 鎖は穿刺経路から標的領域への汚染物の侵入を最小限度に抑え、これにより標的 領域における感染の機会を少なくする。 末文では、上記の方法を実施するためのいくつかの細針吸引生検装置の実施態様 が開示される。この望ましい実施態様は各々、生検法手順の標準化を可能にし、 穿刺および抜取り中針を閉鎖するRmを含み、−人の施術者による実施を可能に する。 本発明の第1の望ましい実施態様は、上記の細針吸引法を実質的に実施する細針 生検装置である。 特に、この第1の実施態様は、注射器および針を有するガン(gun)を含む。 針はこのガンから突出し、ガンに対して取外し自在に固定されるM′l1iJに よって包囲されている0作用においては、前記鞘筒および針が標的領域に隣接し て置かれ、施術者は安全機構およびトリガー機構を逐次作動させることにより自 動吸引手順を開始する0作動の後、本発明の第1の望ましい実X態様は、(1) 針の穴が閉鎖される開襟的領域への針の穿刺、(2)針穴の開披および針内の真 空化、(3)開披された針の往復運動による細胞学的試料の収集、(4)針穴の 再閉鎖および真空状態の開放、および(5)針の抜取り、を含む本方法のステッ プを自動的に開始する。このサイクルが実質的に完了し細胞学的試料が祷られた 後、試料はいくつかの開示この菓1の盟ましい実施態様のガンは、注射器、注射 プランジャ、径が変更可能な針、スタイレットおよび鞘筒からなる使い捨て可能 な組立体を使用する、このスタイレットは、プランジャと結合され、プランジャ がその最も前方位置にある時は針穴を閉鎖するがプランジャが引出される時は針 穴を開披するような寸法となっている。この使い捨て可能な組立体は、使用後取 外され、本装置の使い捨てでない部分(即ち、ガン)は滅菌せずに使用の用意が できる。 第1の望ましい実施態様は、ソレノイドおよびDCモータにより電気機械的に作 動される。しかし、本装置を作動させるために、DCステッピング・モータある いはサーボ・モータを1つ以上の電気機械的ソレノイドおよびDCモータの代り に用いることができる。第1の実施態様の一変更例においては、本装置を作動さ せる電気機械的装置の代りに、空圧作動シリンダ/ピストンを使用することがで きる。 本発明の第1の望ましい実施態様には、施術者がトリガーを解放すると同時に針 を鞘筒内に確実に引込めるための機構を含む多くの安全特性が組込まれている0 機械的あるいは電気機械的な問題が生じたならば、施術者に対しそれぞれ通知し て使用不能にする警報兼安全ブレーカが提供される。更に、全吸引作動サイクル を完了するには動力が不充分である場合は、この自動装置は作動しない。 前記第1の望ましい実施態様の更に他の変更においては、注射器およびプランジ ャは使い捨てではないが、その代り装置の再使用可能部分の内部に含まれる。注 射針、スタイレットおよび鞘筒のみが使い捨て可能である。この実施態様におい ては、プランジャは、針穴をそれぞれ閉鎖および開披するためプランジャと共に 運動するようにスタイレットを把持するよう機械的あるいは電気的に作動される 把持機構を内蔵する。 本発明の第2の望ましい実施態様においては、本発明の第1の実施態様の針、ス タイレット、鞘筒および注射器装置は、本発明の第1の望ましい実施態様の自動 装置の代りに手動で操作される。自動装置と同様に、この手動装置のスタイレッ トは、手順の挿入および抜取りの置針穴を閉鎖する。h術者が操作中針の運動を 監視することを可能にするためゲージおよびストッパが設けられ、手順の標準化 を容易にする。自動的な実施態様におけるように、多岐にわたる訓練あるいは経 験によることなく一人の施術者によって手順の実施が可能である0本装置全体が 使い捨て可能であり、あるいはまた、注射器、プランジャ、針、スタイレットお よび鞘筒が使い捨て可能であり、再使用可能なハンドル装置と共に使用すること ができる。 これまでの論述から明らかなように1本発明の第1および第2の実施態様は、針 穴を選択的に閉鎖するため変更可能な直径の針およびスタイレットを使用する。 スタイレットが省かれる代りに、針穴を露出して細胞学的試料を針内に引出すこ とを可能にするため吸引手順の間引込められる外側スリーブによる挿入抜取り中 針が閉鎖される本発明の第3および第4の望ましい実施態様もまた開示される。 この第3の実施態様は手動で操作され、第4の実施態様は自動的である。 上記の各実施態様においては、実施される生検法の形式に応じて、いくつかの代 替的な鞘筒構造が実現可能である。前立腺の直腸を経由する生検法の場合は、指 ガイドおよびハンドル部分を有する鞘筒を用いて施術者による操作を容易にする 。柔軟で肉質の組織領域(例えば、乳房)の生検法の場合は、鞘筒および針をこ の肉質組織上に安定させ定置させるためディスク状の鞘筒端部を用いることがで きる。この鞘筒はまた、鞘筒および針を定置するため標的領域が超音波により探 索できるように超音波トランスジューサを収容するよう設計することもできる。 あるいはまた、針による心抜きを少なくして針の汚染を最小限度に抑えるように いくつかの代替的な針構造の設計が可能である。 (図面の簡単な説明) 本発明は次に図面に関して説明するが、図面においてはそのいくつかにおいて類 似の部分は同じ参照番号で示される。 第1図a乃至第1図fは、本発明の方法を示す概略的断面図、 第2図は本発明の針および鞘筒組立体の断面図、 第3図は第2図の線III −IIIに関する針および鞘筒組立体の断面図、 第4図は第2図の線IV−IVに関する針および鞘筒組立体の断面図、 第5図は第2図の線V−Vに関する針および鞘筒組立体の断面図、 第6図は第2図の線VI−VIに関する針および鞘筒組立体の断面図、 第7図は第2図の針および鞘筒組立体の部分断面側面図、 第8図は第2図の針および鞘筒組立体の鞘筒および針の尖端部の拡大断面図、 第9図a乃至第9図Cは代替的な針およびスタイレット装置の断面図。 第1O図aおよび第10図すは本発明の別の針および鞘筒装置の断面図、 第11図は本発明の更に別の針および鞘筒装置の断面図、 第12図は本発明の針および鞘筒組立体の変更例の断面図、 第13図は本発明の細針吸引装置の第1の望ましい実施例の断面側面図。 第14図は第13図の線XIV −XIVに関する細針吸引装置の断面図、 更15図は第13図の線xv−xvに関する細針吸引装置の断面図、 第16図は′1s13図の細針装置の平面断面図、第17図は本発明の第1の実 施例の制御シーケンスを示す概略図、 第18図は本発明の第1の実施例の制御回路図、第19図as3よび第19図す は本発明の第1の実施例の変更例を示す断面図、 第20図aおよび第20図すは本発明の第1の実施例の更に別の変更例を示す断 面図、 第21図は本発明の第1の実施例と共に使用される潜在患部テスト装置の断面図 、 第22図は本発明の手動用の第2の実施例の断面図、 第23図は本発明の手動用の第2の実施例の変更例の断面図、 第24図a乃至第24図Cは本発明の手動用の第3の実施例の断面図、および 第25図は本発明の自動的なM4の実施例の断面図である。 〔発明の詳細な説明〕 第1図a乃至第1図fは、本発明の装置の第1の望ましい実施B様を用いる細針 吸引操作中の、針2゜スタイレット3、注射器4およびプランジャ5の固定され たケーシング1および鞘wi6に対する位置を略図的に示している。更に、この 概略図は、針2、注射器4および第1の可動装置を長手方向に移動させる手段か らなる第1の可動装置、およびスタイレット3、プランジャ5および第2の可動 装置を長子方向に移動させる手段からなる第2の可動装置の運動を示している。 この第1および第2の可動装置は、相互にあるいは一緒にキャリッジ組立体とし て運動するようになっている。第1図a乃至第1図fに示される針、スタイレッ ト、注#器およびプランジャは、本発明の特定の実施態様に関して以下に更に詳 細に論述するように、本発明のいくつかの実施態様において共通である。 第1図aにおいては、(第1および第2の可動装置を含む)キャリッジは、その 最初の位置rAJにある。疑いのある組織の吸引を開始するため、施術者は鞘筒 、針およびスタイレットの尖端部を、以下本文で標的領域と呼ぶ試料採取される べき領域あるいはその付近に手で整合する。次に、施術者は、例えば本装置のピ ストル・グリップに隣接して配置されたスイッチを手で操作することにより自動 吸引操作を開始する。 本発明の第1の望ましい実施態様によれば、自動吸引操作の開始と同時に、前記 キャリッジ(および、従って針2およびスタイレット3)が第1図すに示される 位置r13Jまでの第1の予め定めた距離だけ前方に移動する。この運動が、針 およびスタイレットの尖端部を鞘筒端部を通フて標的領域へ前送する。 こ、のステップは、針およびスタイレットの尖端部を標的位置に手で定置させる ことが実際的でないような場合(例えば、標的領域が前立腺の如き遠くahた領 域にある時)には特に望ましい。このステップの自動化は、吸引操作の標準化を 容易にし、かつ標的領域に対する施術者の操作が過剰あるいは不足とならないこ との確実な助けとなる。本発明が針およびスタイレットの尖端部が正確、便利か つ安全に手で標的領域に定置され得る状況において使用される時、このステップ は省略することが第1図Cは、前記キャリッジの最初の前進運動後(位置rB」 )、キャリッジが位置「A」およびr13Jの間にある位置「Cノまで第2の予 め定めた距離だけ後方へ移動する第1の実施態様の操作における次のステップを 示している0本発明の手動の実施態様においては省略されるこのステップは、以 下に更に詳細に論述する本発明の安全の観点に沿うものであり、これにより装置 から動力が遮断される時、全てのキャリッジの構成要素は完全に引込められた位 置へ置かれる。 第1図dは、プランジャ5およびスタイレット3を含む第2の可動装置が第1の 可動装置に対し伸長されたキャリッジ位置まで引込められる吸引操作の次のステ ップを示している。本発明によれば、また以下本文において更に詳細に論述する ように、このステップは少なくとも2つの重要な機能を供する。 第1に、スタイレットを引込めることは、針の尖端部と針の尖端部の後方に置か れた針の径が太くなフた細胞試料貯留部との間に通路を提供する。第2に、プラ ンジャを引込めることは、同時に針の細胞試料貯留部にあける圧力を低下させる ことである。 第2の可動装置を第1の可動装置に対して引込めることが針の尖端部と針の細胞 試料貯留部との間の通路を開くと共に、針の細胞試料貯留部内に部分真空を生じ る故に、針の尖端部に吸引作用力を生じ、試料物質を針の細胞試料貯留部内へ引 込ませる。 プランジャが引込められると直ちに細胞試料が細胞試料貯留部内へ引込められる が、試料の収量を増加するために、標的領域内の針の往復運動が要求される。こ のように、本発明によれば、(伸長位置にある間)キャリッジは第1図dおよび 第1図eに示される位置間、即ち、位置rBJおよび「C」間で往復運動させら れる。 充分な試料が集められた後、この往復運動サイクルは終了する0次に(スタイレ ット3およびプランジャ5を含む)第2の可動装置が、針先と針の細胞試料貯留 部との間の通路を閉鎖するように第1図fに示される如き前方位置へ戻される。 更に、スタイレットおよびプランジャをこのように前方位置へ戻すことで、針の 細胞試料貯留部から真空状態を封止して除去する。 この第2の可動装置が第1図fに示された位置へ完全に戻された後、キャリッジ は第1図aに示された位置へ戻されて吸引操作を完了する。次いで、施術者は患 者から本装置を抜取り、鞘筒を取外し、本装置のカバーを開き、注射器および針 を本装置から取外し、注射器およびスタイレットを針から外し、(空気で充填さ れた)第2の注射器を針に接続し、収集された細胞試料を針からスライド上へ押 出す、この時、細胞試料の細胞学的分析を行なうことができる。 更にまた、本装置は第1図aに示される如きその元の状態へ戻されて患者と接触 した全ての構成要素(即ち、針2、スタイレット3および鞘筒6)が廃棄される ため1本装置は次の細針吸引操作のための新しい無菌状悪の鞘筒、針および注射 器組立体を収受する用意ができる0本装置の再使用可能部分の滅菌は不要である 。 本発明の重要な1つの特徴は、吸引操作を自動的に完了することを可能にする針 およびスタイレットの独特な構造である。更に、針およびスタイレットのこの構 造は、吸引操作の開始前にスタイレットを取外す必要を無くし、また操作の穿刺 および抜取りの両段階で針の試料貯留部が完全に封止されることを可能にする。 最後に、針およびスタイレットの形態が、標的領域を心抜きすることなく、細胞 学的試料の抜取りを容易にする。 望ましい針の構造については、第2図乃至第8図に関して以下本文に記述する。 第2図は、針2、スタイレット3および針の鞘筒6の部分断面図である。第2図 乃至第8図に示されるように、スタイレット3はその全長に沿って均一な円形状 の断面を存する。しかし、針のチューブは変更可能な断面を有する。特に、この 針は、小径部分(例えば、22ゲージ)16と大径部分(例えば、18ゲージ) 17とを有する。この針2の両方の部分は中空であり、これによりスタイレット 3がその中を貫通して延長すること略々同じであり、スタイレットが針の小径部 16内を完全に貫通する時、スタイレットが針の尖端部19を閉鎖しかつ針の小 径部の略々全内側空間を6存することにより針を封止するようになフている。更 に、完全に伸長した位置にある時、スタイレットの尖端部26および針の尖端部 19は略々連続して、針およびスタイレットが第8図に示されるように鞘筒から 突出する時心抜きを行なうことなく組織を有効に穿刺して切離すための略々連続 的にテーバ状を呈する先端エツジを提供する。 針の伸長部分17の内面は、スタイレット3よりも大きな直径を有する。このた め、スタイレットが針の伸長部内に伸ばされた場合でさえ、スタイレットの外径 と針の伸長部分の内径との間に空間が生じる。 この空間は、本文では針の細胞試料貯留部20と呼ばれる室即ち容積を画成する 。針内に引込まれた細胞物質は、針が標的領域から抜取られ試料がその後前に述 べた方法で押出されるまで、貯蔵のため細胞試料貯留部内に収集される。 N2図乃至N8図に示された針の鞘筒6は、標的領域まで針を安全に案内するよ うに機能し、患者または施術者の負傷を防止する0重要なことは、また以下に更 に詳細に論述するように、本装置がその最初の位置にある時、針の尖端部が鞘筒 から突出しない、このため、不用意な突刺し、および突出する針による突刺しの 結果生じるおそれがある施術者あるいは患者の結果的な感染を防止し、標的領域 の付近に至る鞘筒の安全な案内を可能にする。 第2図、第5図および第7図に示されるように、ある用途において(例えば、直 腸を経由する前立腺生検法の実施の際)、指ガイド13が針の鞘筒6の端部ある いはその付近に設けられ、施術者が鞘筒の尖端部を操作する際にこ九を助ける。 更に、針組立体の操作を容易にするため、鞘筒の定置ハンドル14が設けられる 。ハンドル14は、右手あるいは左手いずれの使用にも定置可能でありかつ長手 方向に調整可能なように、ハンドル取付は領域12に沿ってどの所要位置にも( 例えば、スナップ嵌合により)i!1wJ6に取付は自在である。 第9図a乃至第9図Cは、細針吸引操作の間収集された試料の収量を増すため、 あるいはまたこの操作中生じる心抜きを最小限度に抑えるため実現が可能な修正 された針の実施態様を示す。特に、半径方向に伸びるポート即ち穴7が、吸引操 作中の細胞収集のため尖端部付近に設けられる。第9図aおよび第9図すの実施 例においては、これらポートは針の尖端部19の穴に加えて設けられる。第9図 Cの実施例においては、針の尖端部19の穴が省略され、側方のボートのみが試 料の収集のため用いられる。第9図aに示されるように、一連の穴7を長手方向 に隔てられた位置に設けることができる。この他、更に別の実施例(図示せず) においては、穴即ちボートは試料の収集を容易にするように針の局部に半径方向 に間隔をおいて設けることができる。もしいくつかのボートが周囲で半径方向に 間隔をおいて設けられるならば、このようなボートは、後で試料の顕微鏡のスラ イド上への押出しを容易にするため、 180゜より小さいかあるいはこれと等 しい針の1つの扇形部にのみ置かれることが判るであろう、第9図すおよび第9 図Cに示されるように、ボートは採取される組織の心抜きを減少させ組織および 残層による穴即ちボートの汚染を最小限度に抑えるため逓増する室8を持つこと ができる。更にまた、第9図Cの閉鎖尖端部構造は1組織の分離を容易にし、か つ針の往復運動中の心抜きを減少させる。 修正された鞘筒が第10図aおよび第10図すに示される。第2図乃至第8図に 示された鞘筒および指ガイドは直腸経由の前立腺生検法を含むある場合の使用に は適するが、肉質の組織における生検法用途あるいは標的半径が皮膚表面に近い 場合には理想的ではない、第1O図aおよび第1O図すに示される実施例は、指 ガイド13が省略され鞘筒6がその遠端部にディスク状鞘筒端部25を画成する 点を除いて、第2図乃至第8図の実施例と同じものである。このディスク形状の 鞘筒端部は、標的領域の付近において皮膚に強く押付けられるようになっており 、生検法が行なわれる間鞘筒を安定させるよう機能する。当業者には明らかなよ うに、本発明を人体の色々な部位における生検法に適応させるように構成するこ とができる。 鞘筒の更に別の修正例が第11図に示され、これは従来の超音波プローブと共に 使用するのに適する手段を提供する。鞘筒6は、従来の超音波プローブ(図示せ ず)に一致して収容するような形状とされたプローブ・リテーナ21の内部に固 定される。例えば、前立腺生検用途においては、リテーナ内部のプローブは標的 領域を標定するため施術者の指の代りに直腸を経て挿入される。標的領域の標定 と同時に、本装置の作動と同時ににより穿刺されるように鞘筒が設置される0次 いで、吸引操作が本文に述べた方法で実施される。 第12図は、針およびスタイレット組立体の更に別の変更例を示している。第1 2図に示されるように、フィルタ22が計2のより大きな直径部分17内にその 接続端部18で取付けられる。フィルタ22は、形状が環状を呈し、スタイレッ ト3が固く挿入される中心領域を画成する。フィルタ22は、標的領域から取出 された試料が針の細胞試料貯留部20内に残ってフィルタの上流側の注射器胴部 内に引出されないことを保証する。このフィルタは更に、スタイレットが針内部 で運動する時スタイレットを払拭するように機能する。スタイレットを払拭しか つ針の細胞試料貯留部20内の試料を捕捉することにより、その後の顕微鏡のス ライド上への試料の押出しが容易になり、針から押出されないで残る試料量が少 くなる。更にまた、押出しを行なうためプランジャおよびスタイレットが取出さ れる時スタイレットを清潔に払拭するように機能し、これにより施術者の感染の 危険を低減烹る・ 第13図乃至第16図は、本発明の細針吸引細胞試料採取手段の第1の望ましい 実施態様の構造を詳細に示している0本装置は、上記の如くケーシング1、針2 、スタイレット3、注射器4およびプランジャ5を含む、この針は、どんな構造 のものでよく、上記の諸特徴の1つ以上を具有する。前記鞘筒もまた前に述べた 形態のとわでもよく、本装置が使用される特定の用途に照して選択されねばなら ない、前記針は。 従来のルアー固定結合部18.31を介して注射器4に結合される。同様の結合 部11.81が鞘筒6をケーシング1に一体化する。注射器4は従来周知の構造 、あるいは細針吸引細胞試料採取装置の第1の実施例と関連しての使用に特に適 する構造でよい。スタイレット3はプランジャ5に固定され、これからスタイレ ットの握り27を介して取外すことができる。このプランジャおよび注射器は共 に、スタイレットが貫通する可変容積空気室34を画成している。当技術におい て周知の如く、プランジャ5にはプランジャ・ヘッド33が設けられ、これはプ ランジャ・ヘッド33の周部と注射器4の内部との間の気密状の嵌合を維持する 少なくとも1つの封止部を含む。 第14図乃至第16図に示されるように、1対の注射器キャリッジ案内ロッド6 0が、針2と注射器4に対して平行に延長するようにケーシング1に対し注射器 案内ロッド支持部62により支持されかつこれと共に固定されている。第13図 に示されように、注射器支持ブラケット41が注射器キャリッジ40によって相 互に結合されている。後部のU字形の注射器支持ブラケット41は、注射器胴部 フランジ35を収受するための固定溝47を有する。同様に、プランジャ支持ブ ラケット45は、プランジャ胴部フランジ35を収受するための固定溝39を有 する。このように、U字形ブラケット41は、注射器4(およびこの注射器に結 合された針2)を案内ロッド60の長手方向に運動するように支持する。同様に 、プランジャ・ヘッド33およびU字形プランジャ支持ブラケット45は、プラ ンジャを案内ロッド60の長手方向に運動するように支持する。1対のつる巻き ばね61には、それぞれ案内ロッド60の各部が同軸状に設けられている。 このばね61は、ケーシング1の前端部と前方のU字形支持ブラケット41の側 方部分との間に延長し、このU字形ブラケットを後の方向に偏倚させるように機 能する。 第13図乃至第15図に示されるように、前後の注射器リテーナ42がヒンジ4 4により前後部のU字形注射器支持ブラケット41に対して枢動自在に取付けら れている。ラッチ43が注射器リテーナ42をU字形ブラケット41に固定して 、U字形ブラケット内部に注射器を固定する。ラッチ43は、注射器リテーナ解 放ボタン48(第14図および第15図)によって解除される。プランジャ・リ テーナ46をU字形プランジャ支持ブラケット45に対し固定するため、類似の ヒンジ係止および解除ボタン(図示せず)が使用される。 更にまた、第14図および第15図に示されるように、ケーシング1の頂部即ち カバー82が、このケーシングの残部に対しヒンジ79の周囲に枢動自在である 。 ラッチ89および解除ボタン83からなるラッチ組立体が、ケーシングの残部に 対するケーシングのカバ一部82の選択的な固定を可能にするため設けられてい る。 カバー82は、従来のばね(図示せず)により開披位置へばねにより偏倚される 。使用において、ラッチ組立体83.89が解除され、針2、スタイレット3、 注射器4およびプランジャ5かうなる使い捨て可能な注射器組立体を交換するこ とが必要な時、本装置の枢動自在なカバ一部分82が開披される。カバー・スイ ッチ122(第14図)は、以下において更に詳細に説明するように、カバー即 ち頂部分82が開かれる時カバーの閉止を検量しかつ本装置の作動を阻止するた め設けられる。あるいはまた、更に、鞘筒が以下に述べる方法で結合されなかっ た時本装置の作動を阻止するため、鞘筒スイッチ121が鞘筒結合部に設けられ る。 1対の信号LED131 、134がケーシングの頂部に設けられている。特に 、赤いL E D 134は吸引操作が進行中であることを表示するため設けら れ、緑のL E D 131は、本装置が使用準備のできたことを表示するため 設けられる。いずれか一方のLEDの点滅は、以下に詳細に述べるように作動故 障を表示する。 本装置は更に主ソレノイド70を含み、これは、付勢される時、注射器キャリッ ジ駆動バー57をばね61の偏倚作用に抗して駆動する。注射器キャリッジ駆動 バーは、プランジャ・モータ55、プランジャ・モータ歯車箱56.送りねじ支 持バー58および送りねじ支持バ一端板59を含む組立体に固定されている。モ ータ55および減速歯車箱56は周知であり、本文ではこれ以上触れる必要がな い。 歯車箱56の出力はプランジャ送りねし50を回転自在に駆動し、この送りねじ が更にプランジャ支持ブラケット45をこの支持ブラケット45のねじナツト部 49を介して直線状に駆動する。送りねじ50の後端部は、端板59の適当なベ アリング即ち支持面に回転自在に支承されている。 以降から明らかになるように、注射器4、針2、注射器支持ブラケット41、注 射器キャリッジ40、モータ55、歯車箱56、駆動バー57、送りねじ50、 送りねじ支持バー58および端板59は、−緒に第1の可動装置として長手方向 に運動自在である。更にまた、スタイレット3、プランジャ5およびプランジャ 支持ブラケット45は、−緒に第2の可動装置として長手方向に運動自在である 。更に、送りねじ50が回転されない時は、第1の可動装置および第2の可動装 置は相互に固定され、キャリッジ組立体として一緒に長手方向運動自在である。 第1の可動装置、第2の可動装置、およびキャリッジ組立体は、全て案内ロッド 60に沿って長手方向にのみ運動するよう拘束される。 ばねが装填されたデテント65は、駆動バー57およびキャリッジ組立体の残部 が第1図の位置「C」に対応する予め定めた地点を越えて引込むことを阻止する ため設けられる。デテント65は、引込み位置へばねで偏倚され、以下に詳細に 述べるように、動力が遮断される時、キャリッジ組立体が点「C」を越えて引込 むことを許容する。デテント・ソレノイド66は、付勢される時ばね67の偏倚 作用に抗してデテント65を上方へ強制することによりキャリッジ組立体が点「 C」を越えて引込むことを阻止するため設けられている。 デテント65により規定される後方の引込み限度(即ち、第1図の位置「C」と 対応する)は、ケーシング1に螺合されたデテント設定ねじ68を介して調整可 能である。この設定ねじは、デテントのダイアル面を収容するように、位置「C 」の正確地点がねじ回しあるいは特殊な工具を用いて施術者により設定可能であ る。キャリッジ組立体の前方の移動(第1図の位置「B」に対応する)は、調整 自在な駆動バー停止ねじ69により制限される。停止ねじ69はケーシング1に 対して螺合され、位置r13Jの場所を変更するため駆動バー停止ダイアル72 により調整可能である。キャリッジ組立体の全移動距離は、このようにデテント 設定ダイアル71および駆動バー停止ダイアル72により調整可能である。 ケーシング1の下方部分は、バッテリ92(第13図には示さず)を収容するた めの室90を存するピストル・グリップ84を画成する。バッテリ92は取外し 自在であり、カバー91を介して接近される。特に適する動力源は、従来の充電 可能なN1−Cad にッケルカドミウム)バッテリである。無論、他の周知の 動力源の使用も可能である。バッテリ電圧低下センサ113(第13図には示さ ず)は室90内に設けられる。 トリガー86は、トリガー枢軸87で枢動し、トリガー安全装置85内に置かれ る。このトリガーは、以下に更に詳細に述べる作動制御スイッチ117、主ソレ ノイド遮断スイッチ1】8およびデテント・ソレノイド遮断スイッチ119と作 用的に結合されている。安全装置88におけるトリガー86の前方には安全スイ ッチ115が配置されている。安全スイッチ115およびトリガー86は、右手 あるいは左手のいずわかにより操作することができる。制御回路に関して以下に 詳細に述べるように、この安全スイッチ115は、本装置を使用可能状態にする ためトリガー・スイッチ86を付勢する前に付勢されねばならない。。 他のいくつかのスイッチおよびセンサが、本装置の作動の制御および監視のため 含まれている。動力スイッチ110は1本装置の電気的および電気機械的構成要 素を付勢するため設けられる。動力スイッチ・ブレーカ111は、−作動サイク ルの終了と同時に本装置を消勢する。前方駆動バー・センサ125および後方駆 動バー・センサ126はそれぞれ、調整自在な駆動バー停止ねじ69およびデテ ント組立体65.66に固定され、キャリッジの最も前方および最も後方の移動 をそれぞれ検出する。プランジャ前方眼界センサ127は注射器支持ブラケット 41に固定され、プランジャ支持ブラケット45がその最も前方位置にある時を 検出する。プランジャ後方限界センサ128は、送りねじ支持バーの端板59に 固定され、プランジャ支持ブラケット45がその最も後方位置にある時を検出す る。原点センサ120は、ケーシング1の後部に固定され、キャリッジ組立体が 原点(即ち、第1図の位置rAJに対応する)へ戻った時を検出する。 スイッチまたはセンサ125 、126 、127.128および120は、こ れに限定するものではないが電磁訪導、光学的、流体作動、機械的あるいは電気 機械的なスイッチまたはセンサを含む、従来周知のマイクロスイッチ、ホール効 果スイッチ、あるいは他の周知または適当なスイッチ・センサのいずれでもよい 。 更にまた、キャリッジおよびデテント65は主ソレノイド70およびデテント・ ソレノイド65により制御されるものとして説明したが、いずれか一方あるいは 両方のソレノイドを、これに限定するものではないが所要の往復運動を行なう適 当なリンク装置を有するDCサーボまたはステッピング・モータを含む他の適当 な手段で置換することも可能である。 本発明の第1の望ましい実施態様の構造について本文に記述したが、以下は本発 明の細針吸引の装置および方法の第1の実施態様の機械的な作用についての論議 である。この論議の目的のため、前立腺の疑いのある領域の細胞学的生検法が行 なわれることを仮定する。 生検法が開始される前に、腫瘍の疑いのある領域を検査して、その大きさおよび 針の実開19の提起される進入地点からの距離について検討されねばならない、 施術に際して、針の移動量がデテント設定ねじ68および駆動バー停止ねじ69 の位置により決定される。標的領域の大きさおよび位置の寸法的な変動を許容す るため、ねじの設定の変更は回転される回数が表示されるダイヤル71および7 2を回すためダイアル調整具を用いて手動で行なうことができる。 最初に、針の尖端部29の進入地点からの疑いのある腫瘍置載の距離が、ダイア ル71によりデテント設定ねじ68に設定される。その後、往復運動モードの置 針の尖端部19が移動する所要の全距離が、ダイアル72によって駆動バー前方 停止ねじ69に設定される。 このように、ダイアル71は、標的領域(即ち、ダイアル71の設定値)の最初 の深さにミリメータ単位の標的領域径を加えたものに等しい設定値に調整されね ばならない。例えば、標的領域の前方の境界深さが5II1層でありその直径が 15mmであると見積られるならば、ダイアル71は5mUaに設定されダイア ル72は20m5に設定される。 その後、施術者は、ケーシングのカバー82を閉じバッテリ92の充電レベルを 調べるため動力スイッチ】10を投入することにより、充電されたバッテリ92 が装置内に設置されていることを確にする。制御回路に関して以下に更に詳細に 説明するように、作動サイクルを安全に完了するには不充分な電力しか残ってい なければ、緑のL E D 131が点滅する。 その後、施術者は、実施される操作のため適当な滅菌状悪の使い捨て可能な注射 器および鞘筒組立体を選択する。次いで、ケーシング・カバーが開披されるまで 、カバー解除ボタン83を押すことによりケーシングのカバー82が開かれる。 注射器リテーナ42およびプランジャ・リテーナ46は、こわらが開くまではそ の、 各々の解除ボタンを押すことにより同様に開かれる。 次いで、施術者は、使い捨て可能な注射器および鞘筒組立体を把持し、鞘筒6を 注射器から離れる方向に約25mm (1インチ)だけ摺動し、注射器胴部4を 注射器支持ブラケット41内に設置し、プランジャ胴部フランジ36をプランジ ャ支持ブラケット45内に設置する0次に、注射器リテーナ42およびプランジ ャ・リテーナ46が確実に閉鎖され、ケーシングのカバー82が閉じられてケー シング・カバーが確実に閉まるまでケーシング・カバーの頂部を押下げることに より固定される0次に、鞘筒6が針に沿って本装置に向けて送り込まれ、鞘筒の ルア・ロック・ハブ11がケーシングのルア・ロック結合部81に対して固定さ れる。 次いで、鞘筒設定ハンドル14が鞘筒ハンドル取付は領域12に対し施術者の手 の大きさに適する位置でかつ適宜右手または左手の方向に確実に嵌合される。 次いで、施術者は、鞘筒および針の尖端部を直腸を経由して標的領域付近に設定 し、施術者の指先で触診して標的領域を正確に標定する。その後、安全スイッチ 115を閉じてトリガー86を押すことにより自動的な吸引動作が開始される。 トリガーの操作と同時に、第1のソレノイド70が付勢され、これにより駆動バ ー停止ねじ69に当接するまでばね61の偏倚作用に抗して駆動バー57を前方 に移動させ、前方駆動バー・センサ125を作動させる。 駆動バー57の前進運動は、モータ55、歯車箱56、送りねじ50.端板59 、注射器支持ブラケット41、注射器キャリッジ40、プランジャ5、プランジ ャ支持ブラケット45、注射器4、スタイレット3および針2を含むキャリッジ 組立体全体を、第1図の位置r13Jに対応する位置に向って前進させる。制御 回路は更に、デテント・ソレノイド66を付勢する。デテント65の上面はカム 状になフており、そのため後部注射器支持ブラケット41がデテントを前進方向 に容易に通過することができるがデテント上へ後方には移動できないようになっ ている。キャリッジ組立体の前方移動は、針尖端部19(およびスタイレット尖 端部26)を鞘筒から突出させて、標的領域の前端部に達するまで、本例におい ては20腸履だけ標的領域を穿刺させる。その後、制御回路(以下に述べる)が 主ソレノイド70を消勢し、その結果キャリッジ組立体はばね61の偏倚作用に より引込む、デテント65はデテント・ソレノイド66によりその最も上方位置 へされるため、キャリッジが完全に引込むことは阻止される。 このように、キャリッジは第1図の位置「C」まで、本例では5III11引込 み、その結果針およびスタイレットの尖端部はこの時標的領域の終端付近にある 。後方駆動バー・センサ126は、キャリッジが牛引込み位置即ち位置「C」に 達すると作動される。 キャリッジが半引込み位置即ち「Cノ位置にある時、モータ55が制御回路によ り付勢されて、送りねじ50を歯車箱56を経て(プランジャ支持ブラケット4 5、プランジャ5およびスタイレット3により構成される)第2の可動装置を( 注射器支持ブラケット41、注射器キャリッジ40、注射器4および針2により 構成される)第1の可動装置に対して引込めるように回転自在に駆動する。この 第2の可動装置の引込み運動は、プランジャの前方制限センサ127を消勢する 。 プランジャ5の引込み運動は、スタイレット3を針2に対して引込ませる。その 結果、針19の尖端部から針の細胞試料貯留部20まで通路が形成される。。 更に、注射器4に対するプランジャ・ヘッド33の引込み運動の結果室34内に 部分真空を生じ、針の尖端部に吸引作用を生じる。プランジャが完全に抜取られ る時プランジャの後方眼界センサ128が付勢され、これにより制御回路にモー タ55を遮断させる。 その後、制御回路はキャリッジを往復運動させて試料が収集される。往復運動は 、主ソレノイド70を交互に付勢および消勢させてキャリッジ組立体が交互にソ レノイドにより前方へ移動されまたばね61によって後方へ移動されるようにす ることにより達成される。予め定めた(プログラム可能な)回数の往復運動が制 御回路により検出された後、制御回路は往復運動サイクルを終了してモータ55 を逆転させ、プランジャ5およびスタイレット3がその元の位置へ戻されるよう にする。スタイレットがその元の位置へ戻されると、針の尖端部と針の試料貯留 部との間の通路が再び封止されて、針の抜取りと同時に収集された試料が汚染さ れることを防止する。 プランジャ5がその元の位置へ完全に戻されると、プランジャのキャリッジ前方 眼界センサ127が再び付勢され、モータ55を遮断する。デテント・ソレノイ ド66もまた消勢され、デテント65が引込んでばね61の偏倚作用力によりキ ャリッジが完全引込み位置即ち「A」位置へ戻ることを許容し、これにより吸引 操作を完了する。 この操作の完了と同時に、鞘筒が直腸から抜取られ、鞘筒ガイドが人指し指から 取外され、手にはめた手袋を取外して廃棄する。ルア・ロック・ハブ11がケー シングのルア・ロック81から構成される装置のカバーがカバー解除ボタン83 を押すことにより開かれる。注射器42およびプランジャ・リテーナ46が同様 に開披され、注射器組立体が本装置から取出される0次いで、針のルア・ロック ・ハブ18が作用ルア・ロック31から解除され、スタイレット3を含む注射器 が針から抜取かれて廃棄される。 次に、空気で充填された第2の注射器が針のルア・ロック・ハブ18に取付けら れる0次いで鞘筒が抜取られて廃棄され、針内の細胞試料が細旭学的検査のため 顕微鏡のガラス・スライド上へ押出される。 第17図は、正常な操作中の主ソレノイド70、デテント・ソレノイド66、モ ータ55、赤のLED134、および縁のL E D 131の制御シーケンス を略図的に示す、特に、第17図は、水平方向の時間軸に沿フて示される正常サ イクルの間選択された時間で垂直軸に列記された種々の構成要素に電流(太い線 で示す)が与えられる望ましい制御シーケンスを示してできた時(電源スィッチ 110が投入された後)。 用意完了の緑のL E D 131が発光する。トリガー86の作動(第17図 の点「a」)が作動サイクルを開始し、赤のL E D 134を発光させ、緑 のL E D 131を遮断させる、その後、主ソレノイド70が遮断され、点 「bノにおいてモータ55がモータ制御回路153(以下に述べる)により時計 方向に作動させられる。 4 r C」において、モータ55が遮断され、第1のソレノイド70が予めプ ログラムされた数の電流パルスを受取る0点rdJにおいて、モータ55がモー タ回路154(以下に述べる)により反時計方向に作動されてプランジャを最前 方位置へ戻す、最後に、点reJにおいて、デテント・ソレノイド66が遮断さ れ、赤のL E D 134が遮断され、モータ55の反時計方向の回転が停止 され、これにより作動サイクルを終了する。 これまでの説明から、上記の構成要素の上記のシーケンスの作動の結果細針吸引 操作の実行を生じることが明らかであろう、特に、作動サイクルが進行中である ことを赤のL E D 134が施術者に対し表示する間、主ソレノイド70の 作動がキャリッジ組立体をrBJ位置(第1図)に向って前方へ移動させる。 主ソレノイド70が遮断されデテント・ソレノイド66が作動される時、キャリ ッジ組立体は、デテント65が係合されるまでばね61の偏倚作用下で半引込み 位置「C」 (第1図)へ戻る。同時に、モータは反時計方向に回転してプラン ジャおよびスタイレットを引込ませ、これにより針の尖端部と針の細胞試料貯留 部との間の通路を開披し、かつ針の尖端部を通って試料物質の針の細胞試料貯留 部への吸引を生じる。 プランジャおよびスタイレットが完全に引込めら九ると、モータが遮断され、主 ソレノイドは針を予め定めた回数位置r13Jおよび「C」 (第1図dおよび 第1図eに対応する)間に往復運動させるようパルスが与えられる。 予め定めた回数の往復運動が完了した後、モータは時計方向に回転され、プラン ジャおよびスタイレットを閉鎖位置へ戻す、プランジャおよびスタイレットがこ の閉鎖位置へ戻された後、デテント・ソレノイド66が遮断され、その結果キャ リッジがばねにより最初の位置即ちrAJ位置(第1図)へ戻される0次いで赤 のL E D 134が遮断され、施術者に操作が完了したことを知らせる。 これで本発明の第1の実施態様の機械的な作動について述べたが、以降のM0述 は本発明の第1の実施態様の制御のためのソリッドステート論理回路の構造およ び作動の説明である。 第18図に示されるように、細針吸引装置の第1の望ましい実施態様の電子的制 御回路109が、本発明の種々の電子的表示装置および電気機械的要素の秩序あ る作動を制御するために提供される。バッテリ92が電源として提供される0手 で操作するオン/オフ型電力スイッチ110が、バッテリ92からの電力を制御 回路109の電子論理素子に結合するため設けられる。電力スイッチ110が閉 路される時レベル・ハイ(H)の瞬時の信号を生じるパワーオン・リセット(P OR)回路112が設けられる。各々が単極単投型ばね装填常開反動スイッチで ある3列のス、イッチ117〜119が、閉路された時生検操作を開始し、開路 された時は進行中の操作を安全に終了するように提供される。操作制御スイッチ 117は、閉路された時レベル・ロー(L)の信号を生じ、開路されるとレベル Hの信号を生じる。主ソレノイド遮断スイッチ118は、閉路されると、主ソレ ノイド制御回路160と主ソレノイド70を接続し、開路されるとこれらを遮断 する。デテント・スタイレット遮断スイッチ119は、閉路されるとデテント・ ソレノイド制御回路161とデテント・ソレノイド66を接続し、開路されると これらを遮断する。 バッテリ電圧レベル・センサ113は、バッテリ92における電圧が本装置を信 頼できる状態で作動させる充分である時、レベルHの信号を生じ、またもしそう でなければレベルLの信号を生じることにより、バッテリ92に残りた電力量を 表示する。NANDゲート165は、バッテリ電圧レベル・センサ113の出力 rNOTJと作動制御スイッチ117からの出力との間の逆論理積な生じるよう に設けられている。 レベルLの入力信号に応答してレベルHとレベルL間に連続的に発揚する信号を 出力し、かつレベルHの入力信号に応答してレベルHの信号を出力する非安定ゲ ート発振回路である緑の点滅制御回路132が提供される。NANDゲートエ6 5の出力は、縁の点滅制御回路132の入力に接続される。 安全スイッチ115は、・単極単投型ばね装填瞬時作劾常開押しボタン型反動ス イッチであり、閉路されるとレベルLの信号を生じ、開路されるとレベルHの信 号を生じる。単極単投入反動鞘型スイッチ121は、開路されるとレベルLの信 号を生じ、開路されるとレベルHの信号を生じる。単極単投入反動型スイッチで あるカバー・スイッチ122は、閉路されるとレベルLの信号を生じ、開路され るとレベルHの信号を生じる0反動型前方プランジャ限界センサ127は、第1 3図に示されるように、その最前方位置にあるプランジャ支持ブラケット45に より付勢されるとレベルLの信号を生じ、またプランジャ支持ブラケット45が 他の位置にある時はレベルHの信号を生じる。 鞘型スイッチ121の出力とカバー・スイッチ122の出力との間の逆論理和を 生じるNORゲート167が設けられる0作動制御スイッチ117の出力と、バ ッテリ電圧レベル・センサ1113の出力と、プランジャ前方限界センサ127 の出力のrNOTJと、NORゲート167の出力との間の論理積を生じる4人 力のANDゲート169が設けられる。NORゲート167の出力のrNOTJ とPOR回路112の出力との間の論理和を生じるORゲート168が設けられ る。フリップ70ツブ170はクロック信号が与えられたDタイプ・フリップフ ロップであり、その状態がデータ入力線りと接続されたANDゲート169の出 力からの信号、クロック入力線Cと接続された安全スイッチ115からの出力の rNOTJ、リセット入力線Rと接続されたORゲート168の出力、およびL の信号レベルに保持されるセット人力Sに依存する信号をQ出力に生じる。フリ ップフロップ170の出力と緑点滅制御回路132との間の「排他的論理ORJ を生じるXORゲート133が設けられる。緑のL E D 131は、3つの 状態、即ちオフ、常時オン、あるいはオン/オフ点滅のいずれかであり得る。 レベルLの入力信号に応答してレベルHとレベルLの間で連結的に発振する信号 を出力し、レベルHの入力信号に応答してレベルHの信号を出力する非安定ゲー ト発振回路である赤の点滅制御回路135が設けられる。NORゲート167の 出力は、点滅制御回路135の入力と接続されている。閉路される時レベルLの 信号を生じ、また送りねじ支持バ一端板59が非常に接近した位置にある時のみ 閉路されるレベルLの信号を生じる原点センサ120が設けられる。フリップフ ロップ170の出力と作動制御スイッチ117の出力からのrNOTJとの間の 論理積を生じるANDゲート174が設けられる。H点センサ120の出力とA NDゲート174の出力との間の論理積を生じるAND  ゲート175が設け られる。ANDゲート】75の出力と点滅制御回路135との間の「排他的論理 ORJを生じるXORゲート136が設けられる。 赤のL E D 134は、3つの状態、即ちオフ、常時オン、あるいはオン/ オフ点滅のいずれかにあり得る。 反動型スイッチである前方駆動バー・センサ125は、閉路される時、また注射 器キャリッジ駆動バー57の非常に近くにある場合のみ閉路される時、レベルL の信号を生じる0反動型後方注射器キャリッジ・センサ126は、閉路される時 、および注射器キャリッジ40底端部が非常に近くにある時のみ閉路される時、 レベルLの信号を生じる0反動型後方プランジャ限界センサ12gは、閉路され る時、およびプランジャ支持ブラケット45が非常に近くにある時のみ閉路され る時、レベルLの信号を生じる。 入力信号がレベルHからレベルLへ変化するプログラム可能回数についてカウン トし、レベルLまたはHの信号を生じる調整可能なカウンタ回路180が設けら れる。このプログラム可能回数の望ましい範囲は1と100の間にあり、マイク ロスイッチ(図示せず)によりプログラムすることができる。このプログラムさ れた回数より低いカウントは、調整可能カウンタ回路180にレベルLの信号を 生じさせる。 このプログラムされた回数あるいはそれ以上のカウントは、調整可能カウンタ回 路180にレベルHの信号を生じさせる。前方駆動バー・センサ125の出力は 、調整可能カウンタ回路180の入力と接続される。 FOR回路112の出力は、調整可能カウンタ回路180のリセット人力Cと接 続される。このリセット入力におけるレベルHの信号は、調整可能カウンタ18 0にカウントを零にリセットさせてレベルLの信号を生じさせる。 作動制御スイッチ117の出力のrNOTJ、フリップフロップ170の出力お よび調整可能カウンタ回路180の出力の「NOT」の間の論理積を生じる3つ の入力NANDゲート183が設けられる。前方プランジャ限界センサ127の 出力、カバー・スイッチ121の出力のrNOTJ 、およびNANDゲート1 83の出力の間の論理積を生じる3人力ANDゲート184が設けられる。線2 38上のORゲート220の出力およびANDゲート184の出力間の論理和を 生じるORゲート185が設けられる。モータ55を反時計方向に回転させる適 正な電圧および電流を出力するモータの反時計方向回転制御回路154が設けら れる。ORゲート185の出力信号は、レベルHの入力信号により付勢されまた レベルLの入力信号により遮断されるモータの反時計方向制御回路154に入力 される。 作動制御スイッチ117の出力のrNOTJおよび前方駆動バー・センサ125 の出力のrNOTJ間の論理積を生じるANDゲート186が設けられる。 セット入力におけるレベルHの瞬時信号に応答してレベルHの定常信号を生じる ラッチ187が設けられる。ANDゲート186からの出力は、ラッチ187の セット入力に接続される。FOR回路112の出力はラッチ187のリセット入 力に接続される。ラッチ187のリセット人力RにおけるレベルHの瞬時信号は 、前記出力信号をレベルLにリセットする。ORゲート220の線238上の出 力のrNOTJ%ラッチ+87の出力、後方プランジャ限界センサ128の出力 および調整可能カウンタ回路180の出力のrNOT」間の論理積を生じる4人 力ANDゲート188が設けられる。モータ55を時計方向に回転させる適正な 電圧および電流を出力するモータの時計方向制御回路153が設けられる。AN Dゲート188の出力信号は、レベルHの入力信号により付勢されかつレベルL の入力信号により遮断されるモータの時計方向1!制御回路153に入力される 。 フリップフロップ170の出力および作動制御スイッチ117の出力のrNOT J間の論理積を生じるANDゲート190が設けられる。ANDゲート190の レベルLからHへの信号レベルの変化に応答してレベルHの瞬時信号パルスを生 じる単安定回路193が設けられる。後方駆動バー・センサ128の出力の「N OT」および後方プランジャ・キャリッジ限界センサ128の出力のrNOTJ 間の論理積を生じるANDゲート191が設けられる。ANDゲート191の出 力および前方駆動センサ125の出力のrNOTJ間の論理和を生じるORゲー ト192が設けられる。 フリップフロップ195はクロック信号が与えられるJ−にタイプ・フリップフ ロップであり、クロック入力線と接続されたANDゲート192による信号出力 、セット入力線と接続された単安定回路193による信号出力、リセット入力線 と接続されたFOR回路112による信号出力、および信号レベルHに保持され るJおよびに入力線の状態に依存するQ出力における信号を生じるため設けられ る。Jおよびに入力線が信号レベルHに保持されると、クロック入力におけるレ ベルLからHへの信号レベルの変化がQ出力をトグル状態にさせる。セットまた はリセット入力におけるしの信号レベルはQ出力に対して何も効果を持たない。 セット入力におけるHの信号レベルは、直ちにQ出力をレベルHの信号へ強制す る。 リセット入力におけるレベルHの信号は、直ちにQ出力をレベルLの信号に強制 する。 遅延回路200は調整可能カウンタ180の出力を遅延させるため設けられる。 遅延回路200の持続期間は、モータ55がプランジャ5を閉鎖位置即ち最前方 位置へ完全に戻すに要する充分な時間と等しく(あるいはこれより長く)セット される。換言すれば、遅延回路200の時間間隔は、正常に作動する間、プラン ジャの後方限界センサ128の回路とプランジャの前方限界センサ127の閉路 間に測定される時間と等しいかあるいはかこれより長い、ANDゲート190の 出力および遅延回路200の出力のrNOTJ間に論理積を生じるANDゲート 196が設けられる。ANDゲート196の出力および&1238上のORゲー ト220の出力のrNOTJ間に論理積を生じるANDゲート197が設けられ る。ANDゲート197の出力における信号に応答してデテント・ソレノイド6 6の制御のため適正な電流および電圧レベルを生じるデテント・ソレノイド制御 回路161が設けられる。デテント・ソレノイド制御回路161に入力されるレ ベルHの信号は、デテント・ソレノイド66をオンにし、レベルLの信号はこれ をオフにする。 遅延回路200の出力はまた、ORゲート226に対する入力として線245を 介して与えられる。 フリップフロップ195の出力および調整可能カウンタ回路18Qの出力のrN OTJ間の論理積を生じるANDゲート198が設けられる。ANDゲート19 8の出力および線238上のORゲート220の出力のrNOTJ間の論理積を 生じるANDゲート】99が設けられる。ANDゲート199の出力に応答して 主ソレノイド70を制御する適正な電流および電圧レベルを生じる主ソレノイド 制御回路160が設けら、れる、主ソレノイド制御回路160に対し入力される レベルHの信号は、主ソレノイド70をオンにし、レベルLの信号はこれをオフ にする。 線233上の作動制御スイッチ117の8力および線234上のフリップフロッ プ170の出力間の論理積を生じるANDゲート201が設けられる。ANDゲ ート201の出力およびil 235上の原点スイッチ120の出力のrNOT J間の論理積を生じるANDゲート202が設けられる。ある遅れの後AND回 路202の出力と同じ信号レベルを生じる遅延回路203が設けられる。 ある遅れの後緑241を介して調整可能カウンタ180の出力と同じ信号レベル を生じる遅延回路204が設けられる。線235上の原点センサ120の出力お よび遅延回路204の出力間の論理積を生じるANDゲート205が設けられる 。線241上の調整可能カウンタ180の出力のrNOTJおよびANDゲート 201の出力間の論理積を生じるANDゲート206が設けられる。 ある遅れの後ANDゲート206の出力と同じ信号レベルを生じる遅延回路20 7が設けられる。線235上の原点センサ120の出力および遅延回路207の 出力間の論理積を生じるANDゲート208が設けられる。 ある時間の遅れ稜線243上のフリップフロップ105の出力と同じ信号レベル を生じる遅延回路211が設けられる。!!235上の原点センサ12Gの出力 の「NOT」および遅延回路211の出力の間の論理積を生じるANDゲート2 12が設けられる。ある時間の遅れの後、線234上のフリップフロップ195 の出力と同じ信号レベルを生じる遅延回路213が設けられる。 線240上の前方駆動バー・センサ125の出力および遅延回路213の出力間 の論理積を生じるANDゲート214が設けられる。ある時間の遅れの稜線23 7上のAND回路184の出力と同じ信号レベルを生じる遅延回路215が設け られる。線236上の前方限界センサ127の出力および遅延回路215の出力 間の論理積を生じるANDゲート216が設けら九る。 ある時間の遅れ後緑239上のANDゲート188の出力と同じ信号レベルを生 じる遅延回路217が設けられる。線244上の後方限界センサ128の出力お よび遅延回路217の出力間の論理積を生じるANDゲート218が設けられる 。 ANDゲート212%214.216および218の出力間の論理和を生じる4 人力ORゲート219が設けられる。線238上に、ORゲート2】9およびA NDゲート206の出力間の論理和を生じる2人力ORゲート22゜が設けられ る。ある時間の遅れの後ORゲート219の出力と同じ信号レベルを生じる遅延 回路221が設けられる。線235上の遅延回路221および原点センサ12G の出力の論理積を生じるANDゲート222が設けられる。ANDゲート205 .208および222の出力間の論理和を生じる3人力ORゲート223が設け られる。ORゲート219および223の出力の論理和を生じるORゲート22 4が設けられる。線231上に、ある時間の遅れの後ORゲート224の出力と 同じ信号レベルを生じる遅延回路225が設けられる。線245.203および 225上に遅延回路200の出力の論理和を生じる3人力ORゲート226が設 けられる。 +19232上のORゲート226の出力からのレベルHの信号に応答して、電 子制御回路109に対する電力を遮断する電力スイッチ110を開路するための ブレーカ111が設けられる。ブレーカ111は電力スイッチ110に機械的に リンクされ、電力スイッチ110の閉路がブレーカ111の閉路も行なうように する。 線231上の遅延回路225の出力からのレベルHの信号に応答して、電子制御 回路109に対する電力を遮断する故障表示ブレーカ228が設けられる。 ORゲート223によるレベルHの出力信号に応答してブザー137を作動させ る適正な電流および電圧を生じるブザー制御回路138が設けられる。 本発明の第1の実施態様の制御回路の構造について記述したが、この制御回路の 動作については図面に関して次に説明することにする。 手動スイッチおまび位置検出センサの状態により、細針吸引装置が電子的に制御 される。本装置を適正に作動させるため、施術者はある命令手順に従って予め定 めた順序でこれらスイッチの開閉を行なわねばならない0本装置は、ある安全条 件が満たされなければ作動を許容しないように設計されている。 一旦作動状慧に入ると、施術者が操作を打切ることを決定するか、あるいは電気 機械的な故障あるいは固渋状態が生じるならば1本装置は操作を安全に終了する ように設計されている0本装置の電子的制御の説明は、6つの機能領域に分けて 行なう、即ち、「初期化」、「安全条件の検査」、「操作の実施」、「操作の正 常な終了」、「トリガーの解除による操作の終了」、および「電気機械的な故障 による操作の安全停止」である。 (i)扱亙進 電力スイッチ110が閉路されると、バッテリ92が電子制御回路109に接続 され、電子制御回路109における電子論理素子に電力を供給する。電力スイッ チ110の閉路は直ちにFOR回路112を始動し、この回路は下記のものへレ ベルHの瞬時信号を送出する。 即ち、カウントを零に設定して出力をレベルLの信号にする調整可能なカウンタ 180の「クリア」入力C1出力をレベルLの信号にするラッチ187のリセッ ト人力R,Q出力をレベルLの信号にするフリップ70ツブ195のリセット人 力R1およびORゲート168によりQ出力をレベルLの信号にするフリップフ ロップ170のリセット人力Rである。 全てのスイッチおよびセンサは反動型である。 スイッチ110.228.118および119を除いて、全てのスイッチおよび センサは、閉路されると、その各々の信号線を接地レベルLに接続する。これら のスイッチが開路されると、電流制限抵抗(図示せず)を介してB+に接続され る各信号線はレベルHに引上げら九る。換言すれば、開路されたスイッチまたは センサはレベルHの信号を生じ、閉路されたスイッチまたはセンサはレベルLの 信号を生じる。 電力スイッチ110が閉路された後の全てのスイッチ、センサ、指示装置および 電気機械的装置の正常な初期の状態は、下記の表1に示される。即ち、夫−一− ユ 110電力スイツチ閉路 118主ソレノイド遮断スイツチ開路 119デテント・ソレノイド遮断スイッチ閉路117開路された作動制御スイッ チがレベルHの信号を生じる 113バツテリ電圧レベル・センサがレベルHの信号を生じる 115開路された安全スイッチがレベルHの信号を生じる 121閉路された鞘筒スイッチがレベルLの信号を生じる 122閉路されたカバー・スイッチがレベルLの信号を生じる 120閉路された原点センサがレベルLの信号を生じる125開路された前方駆 動バー・センサがレベルHの信号を生じる 126開路された後方駆動バー・センサがレベルHの信号を生じる 127閉路された前方プランジャ限界センサがレベルLの信号を生じる 128開路された後方プランジャ限界センサがレベルHの信号を生じる 131緑のLEDオフ 134赤のLEDオフ 55プランジヤ・モータ・オフ 66デテント・ソレノイド・オフ ァ0主ソレノイド・オフ 137プザー・オフ 228故障表示ブレーカ閉路 (ii)え上ゑ止Ω鳳I 電力スイッチ110が閉路された後であって、しかも作動制御スイッチ117が 閉路される前に、もしバッテリの電圧レベル・センサ113がバッテリの低電圧 を表示するレベルLの信号を生じるならば、NANDゲート165は緑の点滅制 御回路132に対しレベルLの信号を生じて、この回路がレベルLおよびレベル H間で振動する信号を生じるその点滅モードになるようにする。この信号はXO Rゲートを通過することにより緑のL E D 131を点滅させて、バッテリ 電圧が低いことを施術者に警告できるようにする。 作動IJ #スイッチ117がレベルLの信号を生じるようにこのスイッチが閉 じられた後にバッテリ電圧レベル・センサ113がレベルLの信号の送出を開始 するならば、NANDゲート165がレベルHの信号を生じ、この信号が緑の点 滅制御回路132に緑のLED131の点滅を阻止するよう機能するレベルHの 信号を生じさせ、その結実施術者が操作中気が散らないようにする。バッテリ電 圧レベル・センサ113は、これがバッテリ電圧が低いことを検出する時その時 の操作を信頼性を以て完了するに充分な電圧があるように調整される。 XORゲート133により出力される信号レベルは、緑のL E D 131へ 入力され、緑のL E D 13]が3つの状態のどれにあるかを判定する。即 ち、レベルHの信号が緑OL E D 131をオフにし、これが装置が用意が 完了せずある安全条件が満たされるまで作動できないことを示し、レベルLの信 号は縁のL E D 131を定常状恩オンにして二九が装置が用意ができ作動 制御スイッチ117が閉じられる時作動状態になることを示し、あるいはレベル LとHとの間に振動して縁のL E D 131をオン/オフ状態に点滅させる 信号が、施術者に対しバッテリ92の電圧レベルが低いこと右よびバッテリ92 を充電するか交換する必要があることを警告する。 本装置が作動できるようになる前に、下記の安全条件が満たされねばならない、 即ち、トリガー86を引いてはならない、即ち、作動制御スイッチ117が開か れ、バッテリ電圧レベル・センサ113がレベルHの信号を生じるようにバッテ リ92が充電されねばならず、前方プランジャ・キャリッジ限界センサ127を 閉じ、安全スイッチ115を開き、鞘型スイッチ121を閉じ、カバー・スイッ チ122を閉じなければならない、これらの条件が全て満たされる時のみ、フリ ップフロップ170はレベルHの信号を生じて、安全スイッチ115が直ちに閉 じられる時に縁のLED131を常にオンにさせる。パワーオンの初期化後であ って、しかも作動が開始する前に、いずれかの安全条件が満たされなければ、安 全スイッチ115が直ちに閉じられる時フリップ70ツブ170がレベルLの信 号を生じるのみである。 安全スイッチ115が付勢される時、このスイッチは直ちに開いた状態から閉じ た状態へ切換ねり、これが圧力信号レベルをHからしへ変化させる。 この信号は反転され、フリップフロップ170のクロック人力Cへ与えられ、フ リップフロップ170のデータ人力りにおけるANDゲート169の出力の同、 じ信号レベルをフリップフロップ170のQ出力に生じさせる。 これに関して、ANDゲート169に入力される信号レベルを調べることにより 、本装置の安全条件が判定され、ANDゲート169の出力により表示されるが 、即ち、Lの出力信号レベルは装置の用意ができないことを示し、Hの出力信号 レベルは装置が用意できたことを示す。 作動制御スイッチ117により出力されるレベルLの信号は、作動制御スイッチ 117の閉路後安全スイッチ115が閉じられると直ちに装置が作動状態になる ことを阻止する。例えば、安全スイッチ115が作動される時もし施術者がトリ ガー86を引くならば、作動は開始しない。 バッテリ電圧レベル・センサ113により出力されるレベルLの信号は、バッテ リ92の電圧が低過ぎることを示し、従って装置は作動不能状態になる。 前方プランジャ限界センサ127により出力されるレベルHの信号は、プランジ ャ・キャリッジ45がその初期位置にないことを示すが、これはプランジャ・キ ャリッジ45が本装置の前の作動後その初期位置に戻フていないか、あるいは装 置が作動されないことを要求する電気機械的な故障が生じた故である。 安全スイッチ115により出力されるレベルLの信号は、安全スイッチ115が 閉じられた状態に保持されていることを示す、フリップフロップ170はクロッ ク入力信号がレベルLからレベルHへ変化すると同時にデータ人力りにおける信 号レベルを出力するのみである故に、安全スイッチ115を閉じる前にこのスイ ッチを解除(開路)することが必要である。 換言すれば、この安全条件は、安全スイッチ】】5が不作動状態にあるか、固渋 状恩にあるか、閉じられた状態にテープが掛けられるか、あるいは手で閉じた状 態に保持されるため装置が偶発的に作動状態となることを阻止する。更にまた、 この安全条件のどれかが満たされず、安全スイッチ115が閉じた状態に押され るならば、問題が検出され補正された後でも、依然として安全スイッチ115は 解除され押し直されねばならない。 ケーシングのルア・ロック結合部81に対して鞘筒のルア・ロック・ハブ11を 固定すると、鞘筒スイッチ121を閉じる。ヒンジを設けたケーシングのカバー 82を閉じてこれが固定された位置に弾発するようにすると、カバー・スイッチ 122を閉じる。鞘筒スイッチ121またはカバー・スイッチ・122の一方あ るいはその両方により出力されるレベルHの信号は、NORゲート167により 論理的に加算され、そのレベルLの出力は以後本装置が使用可能状態になること を阻止する。これは、鞘筒のルア・ロック・ハブ11がケーシングのルア・ロッ ク結合部81に不通正に取付けられた状態、あるいはヒンジ付きケーシング・カ バー82が開いた状態あるいは更に部分的に開いた状態での本装置の安全でない 作動を阻止する。 更に、もし全ての安全条件が満たされ、安全スイッチ115が直ちに閉路されて 縁のL E D 131がオンとなフて本装置が使用できる状態であることを表 示するならば、また次いで施術者が鞘筒のルア・ロック・ハブ11あるいはヒン ジ付きケーシング・カバー82を開こうとして、これが鞘筒スイッチ121を開 くかあるいはカバー・スイッチ122を開くことになるならば、ORゲート16 8がフリップフロップ170のリセット入力にレベルHの信号を送り、このフリ ップ70ツブが直ちにレベルLの信号を出力して本装置の使用可能状態を止め緑 のL E D 131を遮断する。この場合に本装置を再び使用可能状態にする ためには、もう一度やり直す、即ちIII筒のルア・ロック・ハブ11を適正に ケーシングのルア・ロック81に固定して鞘筒スイッチ121を閉じ、またヒン ジ付きケーシング・カバー82を弾性係合位置へ閉じてカバー・スイッチ122 を閉鎖し、再び安全スイッチ115を直ちに閉鎖する前に他の全ての安全条件を 満たすことが必要である。 更に、電力スイッチ110が閉路され鞘筒スイッチ121またはカバー・スイッ チ122のいずれか一方が開路される時は常に、NORゲート167の8力はレ ベルLの信号となり、赤のLED点滅制御回路135をその点滅モードにさせて XORゲート136へ進むレベルLとレベル8間に振動する信号を送出し、これ により赤のL E D 134を点滅させて、鞘筒のハブ11またはヒンジ付き ケーシング・カバー82が適正に固定されないかあるいは閉じられていない旨施 術者が警告を受けるようにする。XORゲート136により出力される信号レベ ルは赤のL E D 134へ入力され、これが3つの状態、即ち、レベルHの 信号が赤のL E D 134をオフにして操作が始められなかったか、あるい は完了されなかったか、あるいは終了されなかフたことを表示する、レベルLの 信号が赤のLED、134を常にオンの状態にして操作が始められて進行中であ る、あるいはレベルLとH間で振動する信号が赤のL E D 134をオン/ オフに点滅させてカバー・スイッチ122または鞘筒スイッチ】2】が閉路され なかフたことを示す、のいずれの状態にあるかを判定する。 (1ii)fLfL曳11 全11安全条件が満たされた後フリップ70ツブ170の出力がレベルHの信号 を出し、縁のL E D 131が常にオンの状態となって、本装置は作動の用 意ができる。施術者が上記のように鞘筒9の尖端部の向きを定めて定置した時、 デテント・ソレノイド遮断スイッチ119、主ソレノイド遮断スイッチ118お よび作動制御スイッチ117を閉路するトリガー86を引くことにより操作が開 始される。この時、本装置の作動は、施術者がトリガー86を引き続ける限り自 動的に作動し、これにより作動制御スイッチ117を閉じた状態に保持する。一 連の事象は第1図a乃至第1図fs5よび第13図乃至第18図に関して下記の 如くとなる。 ANDゲート174および190がレベルHの信号を生じる。単安定回路193 がレベルHの即時信号を出し、これがレベルHの信号を出力するフリップフロッ プ195のセット入力をトリガーする。このため、ANDゲート19Bの出力を レベルHの信号にさせ、ANDゲート199の出力をレベルHの信号にする。こ れが主ソレノイド制御回路160をオンにして主ソレノイド70を付勢し、これ が更に注射器キャリッジ駆動バー57を前方へ引出して、これが、注射器キャリ ッジ40、注射器支持ブラケット41、プランジャ支持ブラケット45、モータ 55、歯車箱56、送りねじ支持バー58、送りねじ支持バ一端板59、注射器 リテーナ42、プランジャ・リテーナ46、注射器胴部4、プランジャ5、スタ イレット3および針2を含むキャリッジ組立体全体に及ぶ。また、駆動バー57 の運動は、針尖端部19を鞘筒9の尖端部から第1図すに示されるようにその予 め設定さ九た最前方移動位置まで前方へ押出す。 注射器キャリッジ駆動バー57が前方へ移動すると、この駆動バーは注射器キャ リッジの戻しつる巻きばね61を圧縮して原点センサ120を開き、これがAN Dゲート175にレベルHの信号を生じさせ、この信号がXORゲート136に レベルLの信号を生じさせ、この信号が赤のL E D 134を常にオンの状 態にして1s術者に操作が始まり進行中であることを通知する。 注射器キャリッジ駆動バー57が前方へ進むと、後部注射器支持ブラケット41 がデテント65を通過してその前方へ進んで後部駆動バー・センサ126を通過 してその前方へ進み、これを直ちに閉路し次いでこれを開路する。この信号のレ ベルの変化はANDゲート191の出力に難の変化も生じないが、これはプラン ジャの後方眼界センサ128がこの時間路状態にあるためである。 また、ANDゲート190がレベルHの信号を生じる時、ANDゲート19[i はレベルHの信号を生じ、これが更にデテント・ソレノイド制御回路161をオ ンにし、これによりデテント・ソレノイド66を付勢してデテント65を上方へ 引上げる。 注射器キャリッジ駆動バー57が前方へ進み続けると、この駆動バーは駆動バー 前方停止ねじ69と接触し、第1図すに示されるようにその前方の全移動位置に おける前進運動を停止する。また、この位置においては、注射器キャリッジ駆動 バー57が前方駆動バー・センサ125により検出され、前方駆動バー・センサ 125を閉じてレベルLの信号を生じる。 このため、ORゲート192の出力をレベルLかうHの信号にさせ、これがフリ ップフロップ195に状態を変化させてレベルLの信号を生じる。このため、A NDゲート198にレベルLの信号を出力させ、これがANDゲート199にレ ベルLの信号を出力させ、この信号が更に主ソレノイド制御回路160に主ソレ ノイド70を遮断させる。 また、前方駆動バー・センサ125が閉路する時、この駆動バー・センサはレベ ルHからLへの信号レベルを生じ、これが調整可能カウンタ180をしてその内 部カウンタな零から1へ増進させる。しかし、カウンタ180がプログラムされ た数に達するまでは、このセンサはレベルLの信号を生じ続ける。 また、センサ125がレベルLの信号を生じる時、ANDゲート186はレベル Hの信号を生じ、これがラッチ187をしてレベルしからHへ変化させ。 これが更にANDゲート188にレベルHの信号を生じさせる。この状態が、モ ータの時計方向制御回路153をオンにし、更にモータ55を時計方向に駆動さ せ、これが歯車箱56によりプランジャ送りねじ60を時計方向へ回し、これに よりプランジャ支持ブラケット45を後方へ移動させる。このため、プランジャ 5およびスタイレット3のそれぞ九注射器胴部4および針2からの引込み運動を 開始する。プランジャ5の引込み運動は、注射器胴部4内に低い圧力を生じる。 スタイレット3が針2の小径部16を通過すると、試料が針の尖端部19へ引出 される。 主ソレノイド70が遮断される時点から始めて、圧縮された注射器キャリッジ戻 しつる巻きばね61が次にその蓄えられたエネルギを解放して注射器キャリッジ 40をキャリッジ組立体全体に沿って後方へ押戻す、その結果、針2は部分的に 鞘筒6内へ引出される。注射器キャリッジ駆動バー57が後方へ移動するに伴な い、前方駆動バー・センサ125が開き、この状態がORゲート192にレベル Lの信号を生じさせる。注射器キャリッジ駆動バー57は、後方注射器支持ブラ ケット41の下端部がデテント65により停止されるまで、戻しばね61により 後方へ押戻され続ける。この中間位置において、後方駆動バー・センサ126は 注射器キャリッジの下端部を検出して閉じ、レベルLの信号を生じる。 プランジャ支持ブラケット45の後方運動は、プランジャ前方限界センサ127 を開路させ、これによりレベルHの信号を生じる。プランジャ支持ブラケット4 5が送りねじ支持バ一端板59の付近に達すると、プランジャ後方限界センサ1 28がプランジャ支持ブラケット45の位置を検出して閉じ、レベルLの信号を 生じる。この状態は、ANDゲート188にレベルLの信号を生じさせ、この信 号がモータ時計方向回転制御回路153にモータ55を遮断させ、これが第1図 dに示される如くプランジャ支持ブラケット45の後方運動を停止する。プラン ジャ後方眼界センサ128が閉じると、これまたANDゲート191にレベルH の信号を生じさせる。 次に往復運動サイクルが開始する。ANDゲート191の出力におけるレベルH の信号は、ORゲート192に信号をレベルLからHへ変化させ、これが7リツ プフロツプ195のクロック人力CをしてQ出力をレベルHの信号にトグルさせ る。このため、ANDゲート198にレベルHの信号を生じさせ、この状態がA NDゲート199にレベルHの信号を生じさせ、これが主ソレノイド制御回路1 60をオンにし、主ソレノイド70を付勢する。この状態は、注射器キャリッジ 駆動バー57を前方へ引出し、これがキャリッジ組立体全体に及んで針の尖端部 19を前方へ押出す、注射器キャリッジ駆動バー51は前方に移動するに伴ない 、注射器キャリッジ戻しつる巻きばね61を圧縮して後方駆動バー・センサ12 Bを開き、これがANDゲート191にレベルLの信号を生じさせる。 この状態は、ORゲート192にレベルLの信号を生じさせる。 注射器キャリッジ駆動バー57は前方へ移動し続けると、駆動バー前方停止ねじ 69と接触して、第1図eに示される如く前方の全移動位置におけるその前進運 動を停止する。また、この位置において、注射器キャリッジ駆動バー57は前方 駆動バー・センサ125により検出され、前方駆動バー・センサ125を閉路さ せ、レベルLの信号を生じる。この状態がORゲート192にレベルHの信号を 生じさせ、これがフリップフロップ195をトグル動作させてレベルLの信号を 生じさせる。この状態は、ANDゲート198にレベルLの信号を出力させ、こ れがANDゲート199にレベルLの信号を出力させ、これが更に主ソレノイド 制御回路160に主ソレノイド70を遮断する。 また、前方駆動バー・センサ125は閉路する時、レベルHからレベルLへの信 号レベル変化を生じ、これが調整可能カウンタ180を1から2へ増進させる。 しかし、このカウンタがプログラムされた数に達しなかったため、調整可能カウ ンタ180はレベルLの信号を生じ続ける。 主ソレノイド70が遮断されると、圧縮さiた注射器キャリッジ戻しつる巻きば ね61がその蓄えられたエネルギを解放し、注射器キャリッジ40をキャリッジ 組立体全体と共に後方へ押戻す。針の尖端部19は再び部分的に鞘筒9の尖端部 内へ引戻される。注射器キャリッジ駆動バー57が後方へ移動するに伴ない、前 方駆動バー・センサ125は開路し、これがANDゲート192にレベルLの信 号を生じさせる。注射器キャリッジ駆動バー57は、後方注射器支持ブラケット 41の下端部がデテント65により停止されるまで、戻しばね61により後方へ 押戻され続ける。この位置で、後方駆動バー・センサ12Bが後方注射器支持ブ ラケット41を検出して閉じ、レベルLの信号を生じ、こ九がANDゲート19 1にレベルHの信号を生じさせる。 この時、調整可能カウンタ180はカウント2であり、本装置は往復運動サイク ルに含まれる一連の事象を反復しようとする0本装置が一作動サイクルを完了す る毎に、調整可能カウンタ180のカウントが増進される。カウントがプログラ ムされた数に等しくなると、調整可能カウンタ180はレベルHの信号を生じ、 操作手順および機能の正常な終了が開始する。 (iv)   の  な終 調整可能カクンタ380がレベルHの信号を生じる時、この状態はNANDゲー ト183にレベルHの信号を生じさせ、こ九がANDゲート184にレベルHの 信号を生じさせる。この状態は、ORゲート185にレベルHの信号を生じさせ 、これが更にモータの時計方向カウンタ制御回路154をしてプランジャ・キャ リッジ・モータ55を反時計方向に回転させ、これが歯車箱56によりプラスゲ ート送りねじ50を反時計方向に回し、これがプランジャ支持ブラケット45を 前方へ移動させてプランジャ5を注射器胴部4内へ押込み、スタイレット3を針 2内へ送込み針を押出す、プランジャ5は、注射器胴部4内に戻らねばならず、 その結果低圧が開放され、針2はスタイレット3により押出されて標的領域から 針が抜取られた際の試料の汚染を防止する。 プランジャ・キャリッジ・モータ55が反時計方向に回転し続けてプランジャ支 持ブラケット45を前方に押す時、プランジャ後方限界センサ128が開き、従 りてプランジャ前方眼界センサ127が閉じ、こわによりANDゲート184に レベルLの信号を生じさせる、この状態が、ORゲート185にレベルLの信号 を生じさせ、これがモータの反時計方向回転制御回路154をしてプランジャ・ キャリッジ・モータ55を遮断させる。このため、プランジャ・キャリッジ送り ねじ50の運動およびプランジャ支持ブラケット45およびプランジャ5の前進 運動を停止する。 同時に、調整可能カウンタ180がレベルHの信号を生じると、ANDゲート1 98はレベルLの信号を生じさせられ、これがANDゲート199にレベルLの 信号を生じさせる。この状態が、主ソレノイド制御回路160をして主ソレノイ ド70を遮断させ、これが注射器キャリッジ戻しつる巻きばね61が注射器キャ リッジ40を後方へ押すことを許容して前方駆動バー・センサ125を開き、次 いで注射器41支持ブラケツトの下端部がデテント65と接触する時、後方駆動 バー・センサ126を閉じ、後方への運動を停止する。 同時に、調整可能カウンタ180がレベルHの信号を生じると、プランジャ前方 限界センサ127がレベルLの信号を生じるまで、遅延回路200は、プランジ ャ・キャリッジ・モータ55がプランジャ支持ブラケット45を前方に押出すの に要する時間と等しいかあるいはこれより長い時間の長さのその遅れ期間を開始 させられる。この遅れ期間の終りに、遅延回路200がレベルHの信号を生じ、 これがANDゲート196にレベルLの信号を生じさせ、二〇状忍が更にAND ゲート197にレベルLの信号を生じさせる。この状態は、デテント・ソレノイ ド1JalJ回路1δ】をしてデテント・ソレノイド66を遮断させ、これがデ テントばね67がデテント65を下方に引出すことを許容する。 このため、注射器キャリッジ戻しつる巻きばね6Iが注射器キャリッジ40を第 1図aに示される元の始動位置まで押戻すことを許容する。このため、原点セン サ120を閉じさせることによりレベルLの信号を生じさせ、これがANDゲー ト175にレベルLの信号を生じさせ、これが更にXORゲート136にレベル Hの信号を生じさせて赤のL E D 134を遮断する。 また、遅延回路200がレベルHの信号を生じる時、ORゲート226はレベル Hの信号を生じ、これが更にブレーカ111を付勢することによりバッテリ92 を制御回路109から遮断する。 (V)ト1ガーの 7、に    の、最適化がトランジスタ86を離すことに より作動制御スイッチ117を開くならば、調整可能カウンタ18Pがプログラ ム可能数に達する前に、操作の安全終了操作が下記のシーケンスで生じる。 作動制御スイッチ117を開くと、線233の信号をレベルHの信号にさせる。 フリップフロップ170のQ制御領域もまた作動中はレベルHの信号であるため 、ANDゲート201は満たされてレベルHの信号を生じる。調整可能カウンタ 180が未だプログラム可能数に達しないため、調整可能カウンタ180はfi  241上にレベルLの信号を生じ、これが反転されてANDゲート201の出 力と共にANDゲート206へ与えられ、ANDゲート206の出力にレベルH の信号を生じさせる。これがORゲート220を満たし、この状態が線238上 にレベルHの信号を生じてORゲート185に加えられ、これが更にモータの反 時計方向回転制御回路154を付勢して、プランジャ・キャリッジ・モータ55 を反時計方向に回転させ、これがプランジャ・キャリッジ・モータの歯車箱56 によりプランジャ送りねじ50を反時計方向に回し、これがプランジャ支持ブラ ケット45を前方へ移動させてプランジャ5を注射器胴部4内へ押込み、スタイ レット3を前方へ押出して針2を閉鎖する。 線238上のレベルHの信号もまた、制御信号がANDゲート188によりモー タの時計方向回転制御回路153へ与えられることを阻止し、また制御信号がA NDゲート199および197によりソレノイド制御回路160および161へ 与えられることを阻止する。 作動制御スイッチ117の開路と同時に、主制御遮断スイッチ118およびデテ ント・ソレノイド遮断スイッチ119も開き、これにより主ソレノイド70およ びデテント・ソレノイド66を消勢する。主ソレノイド70およびデテント・ソ レノイド66のン肖勢は、注射器キャリッジ40がキャリッジ組立体全体と共に 注射器キャリッジ戻しつる巻きばね61の作用により第1図aに示される元の位 置に向って後方に移動することを許容する。 もし操作誤りがなければ、原点センサ120が閉じ、これにより、注射器キャリ ッジ40が第1図aに示されるように元の始動位置へ戻る暗線235上にレベル Lの信号を生じる。原点センサ120により生じたレベルLの信号は反転され、 ANDゲート201により生じるレベルHの信号と共に、ANDゲート202へ 与えられる。このため、ANDゲート202にレベルHの信号を11!238上 に生じるORゲート220を満たし、この信号がORゲート185に与えられ、 このORゲートは更にモータの反時計方向回転制御回路154を付勢してプラン ジャ・キャリッジ・モータ55を反時計方向に回転させ、この状態がプランジャ ・キャリッジ・モータの歯車箱56により、プランジャ送りねじ50を反時計方 向に回し、これがプランジャ支持ブラケット45を前方へ移動させてプランジャ 5を注射器胴部4へ押出し、スタイレット3を前方へ押出して針2を閉鎖する。 線238上のレベルHの信号もまた、制御信号がANDゲート188によりモー タの時計方向回転制御回路153に与えられることを阻止し、また制御信号がA NDゲート199.197によりソレノイド制御回路160および161に与え られることを阻止する。 作動制御スイッチ117の開路と同時に、主制御遮断スイッチ118およびソレ ノイド遮断スイッチ119もまた開き、これにより主ソレノイド70およびデテ ント・ソレノイド66を消勢する。主ソレノイド70およびデテント・ソレノイ ド66の消勢は、注射器キャリッジ40がキャリッジ組立体全体と共に注射器キ ャリッジ戻しつる巻きばね61の作用により第1図aに示される元の位置に対し て後方へ移動することを許容する。 操作上の誤りがなければ、原点センサ120が閉じ、これにより注射器キャリッ ジ40が第1図aに示される如き元の始動位置へ戻る時、線235上にレベルL の信号を生じる。原点センサ120により生じるレベルLの信号は反転され、A NDゲート201により生じるレベルHの信号と共に、ANDゲート202へ与 えられる。このため、ANDゲート202にレベルHの信号を生じさせ、これが 遅延回路203により遅らされてORゲート226へ送られる。このため、OR ゲート226の出力にレベルHの信号を線232上に生じさせ、この信号が更に ブレーカ11をして電力スイッチ110を開路させ、これにより制御回路109 から電力を排除する。 しかし、誤動作が生じて注射器キャリッジ40が元の始動位置へ戻らなければ( 例えば、電気機械的故障、あるいは詰りが生じたならば)、原点センサ120は 、ANDゲート206の出力を遅らせてレベルHの信号を生じる遅延回路207 前には開かない。原点センサ120により線235上に生じたこのレベルHの信 号は、遅延回路207により生じたレベルHの信号と共にANDゲート208へ 与えられ、この信号は更に3人力ORゲート223を満たし、これがレベルHの 信号を生じる。ORゲート223により生じたレベルHの出力信号はブザー制御 回路138に与えられ、これがブザー137を付勢して施術者に対し針尖端部1 9が露出されることを警告する。更に、ORゲート223により生じるレベルH の信号がORゲート224に与えられ、また遅延回路225により決定された遅 れの後、線231はレベルHの信号を運び、これにより誤りを表示するブレーカ 228を破断し、ORゲート226および線232を介して、回路ブレーカ11 1を破断しかつ電力スイッチ110を開路する。 (vi)m″′   ・な  に   作の〜  正本発明の細針吸引装置はま た、機械的な詰まりあるいは電気機械的な故障の如き誤りが生じる場合、安全停 止を行なう、これは、正常操作の下での種々の事態を調時する遅延回路を設ける ことによって達成される。これらの固体が必要以上に長く生じて故障を表示する 可能性のある場合は、各遅延期間が終了して本装置の統括された安全停止措置を 開始する。 特に、主ソレノイド70およびデテント・ソレノイド66の作動は、遅延回路2 11およびANDゲート212を含む回路によって監視される。13243上の フリップフロップ195のQ出力がレベルHの信号を生じて主ソレノイド70が ANDゲート198および199により、また主ソレノイド制御回路160によ り付勢されるべきことを表示するならば、またもし原点センサ120が閉路状態 を維持して線235上にレベルLの信号を生じるならば、またもしこの条件が遅 延回路211により決定される期間存在するならば、このことはその旨の指令に も拘らず注射器キャリッジ40が元の位置から移動し損なったことを表示し、ま たANDゲート212の出力におけるレベルHの信号によって反映される。 また、フリップフロップ195のQ出力がレベルHからしへ変化し、回路211 の遅れの終了以前に原点センサ120が閉路して注射器キャリッジ40がデテン ト65で停止しなかフたことを表示するならば、ANDゲート212はレベルH の信号を生じることになる。 同様に、もし遅延回路213により決定された時間の後前方駆動バー・センサ1 25が閉路されず、線234上のフリップフロップ195のQ出力におけるレベ ルHの信号により指令される如く、注射器キャリッジ40の不完全な前方運動を 表示するならば、ANDゲート214がレベルHの信号を生じる。 プランジャ支持ブラケット45の前後運動は、遅延回路215.217 、およ びANDゲート216 、218によって監視される。特に、もし遅延回路21 5により決定された時間的遅れの後前方プランジャ限界センサ127が閉路され ず、これにより線237上のA、NDゲート184により生じたプランジャ支持 ブラケットを前方に移動させる指令にも拘らず線236上にレベルLの信号を生 じるならば、遅延回路216はレベルHのにより決定された時間の後後方プラン ジャ限界センサ128が閉路されず、これにより線244上にレベルLの信号を 生じて、ANDゲート188により生じたその旨の指令にも拘らずプランジャ支 持ブラケット45が未だ完全に前方に移動していなかったことを表示するならば 、ANDゲート218はレベルHの信号を生じることになる。 ORゲート219は、ANDゲート212 、214 、216および218の 各々の出力を受入れる。これらANDゲートのいずれかがレベルHの信号を生じ るならば、ORゲート219はレベルHの信号を生じる。これは、ORゲート2 20を介して線238上にレベルHの信号を生じることにより本装置を直ちに消 勢する(これにより、デテント・ソレノイド66、主ソレノイド70を消勢して モータ55を反時計方向に回転するよう指令し、これによりプランジャ5を上記 の如く再び注射器胴部4内に戻す、)。更に、ORゲート219により出力され たレベルHの信号は、ORゲート224および遅延回路225により線231を 経て故障表示ブレーカ228を付勢し、またORゲート226により線232を 経てブレーカ111を付勢する。更にまた、もしORゲート219の制御が原点 センサ120を閉じることなく遅延回路221により決定された期間だけレベル Hの信号のままであり、これによりプランジャ支持ブラケット45が第1図aに より示される元の位置に戻ワていないことを表示するならば、ANDゲート22 2はレベルHの信号を生じ、これがORゲート223を介してブザー制御回路1 38を経てブザー137を付勢し、これにより最適化に針尖端部19が露出され ることを通知する。 故障表示ブレーカ228の機能は、一旦これが遅延回路225により開かれたな らば、バッテリ92から電子制御回路109を遮断することにより本装置の使用 を阻止することである。一旦故障表示プレーカ228が作動されると、電気機械 的故障あるいは詰まりの故障を見付けて修復しなければならず、また故障表示ブ レーカ228は本装置が再び使用できる前に手でリセットされなければならない 。 当業者には理解されるように、本発明はソリッドステート・ロジックによる制御 に限定されるものではなく、どんな数の制御機能もソフトウェアまたはハードウ ェアによりプログラムされるマイクロプロセッサ制御により全部あるいは一部を 実現できることが理解されよう。更に、明らかになるように、本装置の1つ以上 の自動化機能を除いて15m者により手で操作することも可能である。 更にまた、本文に述べた如き上記の実施態様は電気的に作動されるが、本文に述 べた電気機械的構成要素をある空圧作動要素で置換することも可能である。この 点に関して、主ソレノイド70を適当な弁機能による空圧作動ピストンおよび圧 縮気体、例えば二酸化炭素の供給源で置換することもできる。 収集した試料を顕微鏡のスライド上へ押出すための本文に述べた手による方法の (即ち、針を取外して試料を押出すため空気を充填した注射器を取付ける)代り に、本発明の第1の実施態様を以下に述べる如き自動化機能を含むように修正す ることができる。 自動押出し機能を含むこの修正された第1の実施態様においては、円筒状の注射 器胴部4の後部にオリフィスを設ける。更に、プランジャ5が端板59と接触す るように前方に完全に延長される前に付勢されるように後方プランジャ限界セン サ128を置き換える。プランジャ5の最も後方への移動、即ちプランジャが端 板59と接触する場所を検出するため別のセンサ(プランジャ検出センサ)をも 設ける。 センサ128は、プランジャ支持ブラケットがこのセンサを付勢する時注射器胴 部のオリフィスが注射器室34と連通しないように配置される。しかし、プラン ジャがその最も後方の位置に移動してプランジャ検出センサと接触する時、オリ フィスは注射器の室34を大気と連通させる。 吸引サイクルにおける本装置の作用は、吸引サイクルにおいて置き換えられたセ ンサ12gと接触が生じるまでプランジャが引出されるだけである点を除いて、 上記の作用と全ての点で類似している。即ち、プランジャは端板59と接触する ようには引出されない、しかし、吸引サイクルの完了後は、別の自動試料押出し サイクルが本発明の修正された実施態様により開始される。 この自動押出しサイクルは下記の如く作動する。 施術者が針および鞘筒を患者から取外し、針尖端部を試料が押出されるべきスラ イド上に置いた後、トリガーから離れて配置された試料押出しスイッチが施術者 により作動される。試料押出しスイッチの操作と同時に、プランジャ5が再び引 出されるが、このサイクルにおいては、プランジャは端板59においてプランジ ャ押出しセンサと接触するまで引出され続ける。プランジャのこの後方運動が注 射器胴部の側面のオリフィスを注射器室34に対して開き、これにより空気を注 射器の胴部に充填させる。注射器が空気で充填されが後、モータがプランジャを 徐々に引上げて、再び注射器の側面のオリフィスを閉鎖し、これにより注射器室 内に空気を捕捉する。次いで、モータがプランジャを徐々に前方に移動し続ける のに伴ない、収集された試料が顕微鏡のスライド上に押出される。この押出しサ イクルにおいて何時トリガーを解除してもモータを停止させる。トリガーを引く と、再びモータの前送方向の回転を許し、試料を更に押出す、プランジャがその 最も前方位置にきた後、モータが停止して押出しサイクルが完了する。 自動試料押出しを更に容易にする押出しサイクルに対する他の修正が可能である 。押出しサイクルは、プランジャの前進運動の第1の段階においてのみモータが 徐々に運動し、その後プランジャをその最も前方位置へ迅速に戻すように速度を 上げるように変更することができる。このように、試料が実際に針からスライド へ押出されつつある間モータが緩やかにしか運動しないように押出しサイクルの 全期間が短縮される。 このように、本発明の制御回路およびセンサ、および注射器の構造における僅か な修正により、第1の実施態様に自動押出し機能を盛込むことができる。 第1の望ましい実施態様の以上の説明で述べたように、各細針吸引操作の完了時 に、針2、スタイレット3、注射器4およびプランジャ5を交換しなければなら ない、しかし、この第1の実施態様は、再使用可能な注射器およびプランジャを 使用するように変更することができる。再使用可能な注射器およびプランジャを 使用する時は、施術者が本装置の上方部分の実質的部分に接近することを許す必 要はもはやない、従って、本装置は、接近が針およびスタイレットの交換に必要 な程度にのみ行なわれるように本装置を外部の汚染から実質的に封止することが 可能である。第2に、再使用可能なポ射器およびプランジャを提供することによ り、操作毎に針およびスタイレットを交換すればよいため、本装置の使用に関連 する施術コストを低減することができる。 しかし、再使用可能な注射器およびプランジャの提供は、スタイレットが第1の 実施態様におけるプランジ〒と作用的に結合されねばならないためやや問題があ る。 上記の問題は、第19図a、第19図す、第20図aおよび第20図すに関して 以下に述べる自動スタイレット把持組立体の使用により解決される。 第19図aおよび第19図すは、電気的に作動される第1の望ましいスタイレッ ト把持装置を示している。 この把持装置は、1対の支持ピン312 、313にそれぞれ枢動自在に取付け られる1対の把持爪308.309を存する。この把持爪308.309の前端 部は把持顎部310 、311を有する。圧縮ばね315が支持ピン312.3 13により画成される枢着点および把持顎部310.311の間に置かわ、第1 9図すに示されるように把持顎部を離れるように偏倚する。このスタイレット把 持装置はまた、ソレノイド320のソレノイド・プランジャ305の端部に画成 されたカム318を有する。圧縮ばね322は、プランジャ305を把持爪30 g 、309から引離すように偏倚させる。第19図aおよび第19図すに示さ れるように、スタイレット把持装置がプランジャ・ヘッド307の中心部に置か れる。 前の実施態様におけるように、このプランジャ・ヘッドは、プランジャ・ヘッド 307の外周部と注射器胴部304の内周部との間に気密な接触状態を維持する プランジャ・シール306を有する。 第19図aに示されるように、ソレノイド320が付勢される時、ソレノイド・ プランジャ305が引張りばね322の偏倚作用に抗して前方に駆動される。プ ランジャ305の前進運動がカム3】8を爪308 、309と係合させ、これ によりこの爪を支持ピン3]2.313の周囲に枢動させて、ばね315を圧縮 し顎部310.311をスタイレット303の頭部の周囲に閉鎖させるようにす る。 しかし、第19図すに示されるように、ソレノイド320が消勢される時、ソレ ノイド・プランジャ305は引張りばね322により引込められ、把持爪308 .309が圧縮ばね315の作用下で開くことを許す。 当業者は、本文に開示した電気的に作動されるスタイレットが、前に述べた実施 態様において使用さ九た従来のプランジャ5を第19図aおよび第19図すに示 した修正されたプランジャで置換することにより、上記の自動細針吸引例におけ る使用に容易に適合し得る。必要はないが、従来の注射器を使用することができ る0本装置の作用においては、プランジャを抜取ると同時に必要な吸引作用を生 じるよう共働する注射器およびプランジャで充分である。更に、ケーシング1は 、カバー82が本装置の前方部分へのみ接近できるようにするよう修正されねば ならない。 このケーシングの後方部分は汚染を避けるため封止される。 注射器の内部およびプランジャの汚染を防止するため、第12図に関して先に述 べたように、針およびスタイレットは、針の内面とスタイレットの外周面との間 に伸びるフィルタ22を含むことが望ましい。 このフィルタは、フィルタにより生じる針の細胞試料貯留部の容積の減少を最小 限度に抑えるため、(ルア・ロック結合部付近の)針の後端部付近に配置されね ばならない。 電気的に作動するスタイレット把持装置の構造ならびに上記の細針吸引装置に対 するスタイレット把持装置の適合性についてこれまで記述したが、次に先に述べ た形式の電気的に作動するスタイレット把持装置を内蔵した細針吸引装置の作動 について述べる。 最初に、a術者は吸引装置のカバーを開け、これにより先に述べたように、カバ ー・スイッチをオフにし、本装置に対する電源を遮断する。注射器およびプラン ジャは交換する必要がないため、カバーが開けられる時(ルア・ロック・ソケッ ト330を含む)注射器の前方部分を露出するだけでよい。注射器およびプラン ジャの残部は汚染しないように封止される。 その後、施術者は針をルア・ロック結合部を介して注射器胴部に取付ける。針お よびスタイレットは、針がルア・ロックを介して注射器に取付けられる時第19 図すに示されるようにスタイレットが把持顎部310.311を通過して注射器 内に延長するような形態を呈する。 針がルア・ロックを介して注射器に取付けられ(スタイレットが把持顎部内に配 置され)だ後、カバーが閉じら九る。その後、針の鞘筒が先に述べた方法で第2 のルア・ロック結合部を介して本装置の外部に取付けら九る。 次に、施術者は針およびスタイレットの尖端部を上記の如く定置して安全スイッ チを押す。安全スイッチを付勢することがスタイレットの把持装置のソレノイド 320を付勢し、ソレノイドのプランジャ305を第19図すに示される位置か ら第19図aに示される位置へ前進させる。第19図aに示されるように、ソレ ノイド・プランジャ305の前進運動が把持爪308.309を前方に押出して 支持ピン312゜313の周囲に枢動させ、その結果把持顎部310、°311 が圧縮ばね315の偏倚作用に抗してスタイレット303の頭部の周囲に閉止さ れるようになる。このように、ソレノイド320が付勢される限り、把持顎部3 10%311はスタイレット303の端部を確実に保持する。 安全スイッチを投入した後、トリガーが引かれて吸引操作が上記の如く進行する 。 赤の警告L E D 134が操作の完了を信号した後、ソレノイド320に対 する電力が止められ、ソレノイド320が消勢されソレノイド・プランジャ30 5が引込み位置へ戻り、これにより圧縮ばね315が把持顎部310 、311 を第19図すに示される開披位置へ偏倚させる。 次いで、鞘筒がハウジングの外側から取外され、カバーが開かれて針が注射器か ら取外され、スタイレットと共に抜取られる0次に、スタイレットが針から取外 されて廃棄される0次に、新しい空気が充填された注射器が針と結合され、試料 が上記の如く分析のためスライド上へ押出しさ九る。あるいはまた、もし自動押 圧し機能が本装置に組込ま九るならば、上記の如く針が取外される前に試料が自 動的に押出される。 上記のスタイレット把持装置は電気的に作動されるが、手動のスタイレット把持 装置もまた実現することができる。特に、顎部308 、309をスタイレット の頭部と係合するように手動装置を本装置内に組込むことができる。更に、従来 の顎部即ちチャックをこの目的のため組込むことも可能である。もし顎部が最初 に適正にスタイレットと係合されなければ、適当なセンサが本装置の作動を阻む 。 東20図aおよび第20図すは、自動的な機械的スタイレット把持装置組立体を 示している0機械的なスタイレット把持装置は、多くの点で上記の電気作動スタ イレット把持装置と類似している。特に、電気式スタイレット把持装置と同様に 、機械的なスタイレット把持装置はプランジャ・ヘッド内部に取付けられて上記 の形式の針と共に使用されるようになっている。更にまた、把持装置自体が、電 気的に作動されるスタイレット把持装置のものと同様に、1対の把持爪308  、309.1対の支持ピン312.313 、圧縮ばね315、および1対の把 持顎部310 、311を含んでいる。 しかし、電気的に作動される把持装置の実尻葱様とは異なり、lR械式スタイレ ット把持装置の把持爪は、湾曲したカム作用突起部348.349を含むよう特 殊な形状を呈する。更にまた、プランジャ5は、カム作用突起部348 、34 9の端部と係合するための拡大カム頭部352を持つ中心部のカム・ロッド35 0を持つように修正されている。 機械式スタイレット把持装置を内蔵する装置においては、注射器に対してプラン ジャを引込めるため第13図のプランジャ支持ブラケット45に結合さ九るのは プランジャ350のカム・ロッドである。このため、プランジャが第1の実施態 様における注射器から正常に引出される作動サイクルにおける時点で、修正され た第1の望ましい実施態様においてカム・ロッドが第20図すに示される位置か ら第20図aに示される位置へ引出されて、カム・ロッド350の拡大カム・ヘ ッド352が突起部348.349と係合して、圧縮ばね315の偏倚作用に抗 して把持爪308.309を枢動させるようにして、把持顎部310 、311 をスタイレット303の頭部周囲で閉止させる。 カム・ロッドが更に引出されると、拡大カム頭部の一部がプランジャの凹部35 4内に収受され、カム・ロッド350の連続する引込み運動がプランジャ5全体 を吸引操作に必要なだけ引込ませる。 上記のIRM、的スタイレット把持装置は把持爪308.309を第20図すの 開披位置へ常に偏倚させる圧縮ばね315を含むが、この爪の開披動作は、拡大 カム作用頭部が菓20図すに示さハる延長位置にある時拡大カム作用頭部が圧縮 ばねの助けなしに把持爪308.309を開披位置になるようカム動作するよう に拡大カム作用頭部352および把持爪308 、309を形成することにより 圧縮ばねなしに達成可能である。 当業者は、電気的に作動するスタイレット把持装置と同様に、上記の機械的スタ イレット把持装置が、注射器、プランジャ、針、スタイレットおよびケーシング の僅かな修正により本文で前に述べた形式の細針吸引装置に使用されるよう適合 されることが理解されよう。 機械的スタイレット把持装置および上言己の形式の細針吸引装置へのその適合性 についてこれまで述べたが、上言己の機械的スタイレット把持装置を含む細針吸 引装置の作動についてここで言己述する。 電気的に作動するスタイレット把持装置におけるように、施術者はカバーを開く ことで開始することによりカバー・スイッチを遮断して本装置に対する全ての電 力を遮断する1次に、施術者は、ルア・ロックを介して針を注射器に取付ける間 、スタイレットを注射器内に挿入する0次いで、施術者はカバー・スイッチが付 勢さり、Mr4を第2のルア・ローツクを介して本装置のハウジングに取付ける ようにカバーを閉じる。 針およびスタイレットの尖端部を手で定置した後、施術者は安全スイッチを投入 し、トリガーを引 くことにより吸引サイクルを開始する。このサイクルは、( プランジャ5ではなく)中心のカム・ロッド350がプランジャ支持ブラケット 45に対して結合されかつこれにより直接引込められる点を除いて、上記の如く 行なわれる。中心のカム・ロッド350を引出すと、第20図aに示される如く スタイレットの把持装置にスタイレット303の頭部をも把持させながら、プラ ンジャを注射器から引出させる。この操作が行なわれた後、プランジャがその前 方位置へ戻され、カム・ロッド350はその完全前方位置に移動されて把持顎部 31(1、311を第20図すに示される開披位置へ戻す。 この操作の完了後、施術者は鞘筒をハウジングから切離してカバーを開披する。 次いで、針およびスタイレットが注射器から取外され、スタイレットが針から取 外されて棄却さ九る0次に、上記の如く試料が手で押出される。あるいはまた、 もし上記の自動的な押出し機能が装置に含まれるならば、針および鞘筒が取外さ れる前に自動押出しサイクルが行なわれる。 ある用途においては、思考に実際の生検法を実施する前に、自動細針吸引装置の 試験を行なうことが望ましい。更にまたある細胞学的試料においては、収集した 試料の押出しを容易にするため細胞学的試料を塩溶液中に取出すことが望ましい 。 第13図乃至第16図においては、針が標的領域に埋め込まれない時試験を行な う際にある問題に遭遇し得ることが明らかである。特に、注射器4からプランジ ャ5を引出すと同時に部分真空を生じるのではなく、このような吸引サイクルが 行なわれるならば、プランジャが引出される時空気が注射器の空気室34内に引 込まれる。試験サイクルの完了と同時に、スタイレットの尖端部26が針2の小 径部16を封止する時、このような空気が注射器の空気室34内に捕捉される。 この捕捉された空気は、プランジャ・キャリッジ・モータ55に対して制動作用 、即ち不当な荷重を及ぼそうとする傾向を有し、プランジャのその元の位置への 戻りを阻止す可能性がある。 従)て、試験中に注射器室34内に空気を引込むことを避けるため、あるいは他 の状態で針2の細脆試料貯留部20内に塩水を誘引するため、鞘y4B第21図 に示されるように試験貯留装置を収容するように修正することができる。鞘筒6 、スタイレット3、針2および鞘筒の指ガイド13は、鞘筒6がハブ352の内 ねじ351を取外し自在に収受する外ねじ350を画成するように、あるいはま た試験貯留装@ 340の他の適当な取付は手段を画成するように修正される点 を除いて、第2図乃至第8図の実施態様と同じである。 貯留部支持ハウジング357がハブ352にねじ355.356を介して螺合さ れ、内部室359を画成する。 室359内にはパウチ360が置かれ、ハブ352および貯留部支持ハウジング 357により画成された肩部間にフランジを有する端部362が捕捉される。パ ウチ360は、シリオン・ゴムあるいは外科用ゴムの如き柔軟で穿刺可能な弾性 に冨む材料から作られ、少量の空気。 塩水あるいはその組合せ361で充填される。室359およびパウチ360は、 室359の内壁面とパウチの外表面との間に小さな空間が残るような寸法となフ ている。通気穴358が室359の壁面に沿って画成される。 試験貯留装置の構造について述べたが、その作動については以下に述べる。患者 に対し生検法を実施する前に、施術者が装置の試験を行なうこと、あるいは塩水 を針の細胞試料貯留部内に引込むべきことを決定するならば、螺合された試験貯 留装置340を有する修正された鞘筒を選定しなければならない。 試験を開始すため、施術者は本発明の第1の望ましい実施態様に関して先に述べ た操作に従って、注射器4の取付け、カバー82の閉止およびルア・ロック結合 部11.8】による鞘筒6の取付けを含む修正注射器および鞘筒の組付けを行な う。 その後、施術者は、上記の安全/トリガー操作のシーケンスを行なうことにより 試験を開始する。 トリガーを引いて針2を前進させ、パウチ360を穿刺し、パウチの内容物36 1(即ち、塩水、空気またはその混合物)を吸引する。注射器内に引込まれた空 気または流体量がパウチの容積に制限されるようにパウチは気密である。パウチ は容積が小さい(例えば、25乃至50λ)故に、モータの運転あるいはプラン ジャをその元の位置へ戻す際にM感染を生じるには不充分な量の気体または流体 が注射器内に引込まれる。 試験吸引サイクルの完了と同時に、パウチ360の内容物の大部分が針2の細胞 試料貯留部20内に残る。 従って、もし生検試料を塩水中に懸濁させることが望ましければ、パウチ360 は試験のため塩水で充填されねばならない。試験の完了後、試験貯留装置340 がねじ部350 、351で鞘筒6から外され、棄却され、装置が試験されて患 者における生検法の用意ができる。 当業者には明らかなように、第21図の試験装置はこのように試験を可能にしか つ塩水を針の細胞試料貯留部へ導入するという二重の機能を行なう。 これまで細針吸引を実施するための自動装置について記述したが、当業者は自動 装置の1つ以上の操作を手動により行なうことができ、これにより装置全体を簡 単にしてコストを低減することが理解されよう。 この目的のため、第22図および第23図は、手動で操作可能であるが本発明の 多くの有利な特徴を提供する第2の実施態様を示している。第22図の手動の実 施態様は、第2図乃至第8図または第9図において構成された可変ゲージ針40 2を含む。M箇40Bが自動の実施態様に関して先に述べた方法で針を包囲し、 また第2図乃至第8図、第10図および第11図に関して述べたような種々の形 態の1つであり得る。第13図の鞘筒のルア・ロック結合部11の代りに、第1 の手動実施態様における鞘筒406は、針組立体の挿入を容易にするため外側が テーパ状を呈する口部411を有する。スタイレット403は針402内に置か れ、その最前位置にある時、針402の小径部(第22図には示さず)を閉塵す る。針402は、それぞれ針および注射器胴部404上のルア・ロック結合部4 18 、431を介して注射器胴部に結合される。注射器のプランジャ405は 、注射器胴部404の内部に置かれ、この注射器胴部と共に注射器の空気室43 4を画成する。スタイレット403は、プランジャ405を貫通してこれと共に 運動可能である。スタイレット403は、プランジャ405の端部内にプレス嵌 めされ、あるいは他の適宜の方法でその内部に取外し自在に保持されるスタイレ ット頭部427を育する。 ストッパ423は針402に沿って摺動自在であり、つまみねじ422あるいは 他の便利な方法により針に対して固定することができる。ゲージ42(が針40 2上に印刷あるいは打刻され、穿刺の程度および往復運動の移動範囲の施術者に よる監視を容易にするように色分けされたセグメントを持たせてもよい。 注射器のハンドル部分426は、注射器胴部404と一体であるかあるいはこれ に結合される。プランジャのハンドル部分428は、プランジャ405と一体で あるかあるいはこれに結合され、注射器のハンドル部分のレール430に沿って 軸方向に摺動自在である。 注射器のハンドル部分426およびプランジャのハンドル部分428にはそれぞ れ穴429および432が設けられて、スタイレットの挿入および抜取りを可能 にする。 第22図に示された装置全体は滅菌された使い捨て可能装置として構成すること ができ、この場合は、注射器のハンドル部分およびプランジャのハンドル部分は 、コストの安い軽量のプラスチックから作られる。あるいはまた、これらのハン ドル部分は再使用可能で、例えばステンレス鋼から作ることができ、注射器、プ ランジャ、針、スタイレットおよび鞘筒は使い捨て可能で前記ハンドル部分に取 外し自在に挿入可能である。 注射器のハンドル部分426のレール430は、第22図に示された位置にこわ らハンドル部分を偏倚させる(第16図のばね61と類似する)つる巻きばね手 段の形態とすることができる。 第23図は、第22図に開示された実施態様の改変例を示し、これは全体的に5 20として示される細胞試料押出し弁を含む。第23図の実施態様においては、 針502は、これがオリフィス509および弁ハブ507を針尖端部から離れた 端部に存することを除き、針402と略々同じものである。弁ハブ507は回転 ゲート弁510を持つ。回転ゲート弁510は、第23図に示される開披位置に ある時、針のオリフィス509と連通するためのオリフィス508を有する。こ の針は、弁組立体と共に、ルア・ロック結合部518 、531を介して第22 図における如き注射器組立体に結合される。 ゲート弁510は、弁ハブ507とルア・ロック結合部518との間で針502 の周囲に回転自在であり、オリフィス509をこれが閉鎖位置にある時閉鎖する 。 第22図および第23図の実施態様の構造的な特質について述べたが、その動作 については、以下に図面に関して説明する。 ダイアル71.72について第13図に関する先の説明と同様に、施術者は最初 に、生検法が旅される標的領域の大きさおよび場所に基いて、所要の穿刺の深さ および移動範囲を決定する。i大穿刺深さが決定された後、施術者は移動ストッ パ423をつまみねじ422により設定し、これにより鞘筒に対する針の最前部 の移動を制限する。また、施術者は、所要の往復運動の限度と対応するゲージ4 24の適当な色分けあるいは他の方法で示された部分を決定する。 こわらの予め必要な設定ステップを行なうと、Wh術者はこれで生検法操作を開 始する用意ができる。 最初に、鞘筒および関連する組立体が、第1の実施態様に関して先に述べた方法 で標的領域に隣接して定置される。施術者は、鞘筒406が設定されつつある置 針が鞘筒から出ないことを保証するため。 鞘筒の挿入中ゲージ424を慎重に観察しなければならない。もし超音波トラン スジューサが使用されるならば、施術者は標的領域および針の進入点が決定され る迄探索する。もし標的傾城が前立腺であり超音波が使用されなければ、本装置 は直腸を経由して挿入され、施術者は前立腺を触診して標的領域および針の進入 点を決定する。 その後、施術者はハンドル組立体を前方に押すことにより針を前方へ押して、針 をM筒40Bから突出させて標的領域を穿刺させる。針の前進運動は、鞘筒40 6の端部411に対してストッパ423が当接することにより制限される。 次いで、施術者は、プランジャのハンドル部分428および注射器のハンドル部 分426を一緒に握り、これによりスタイレットの抜取りを惹起する。 この抜取りは針の小径部の閉鎖を解いて針尖端部に真空状態を生じる。プランジ ャのハンドル部分428の範囲一杯の移動は、所要のプランジャおよびスタイレ ットの抜取りの程度に対応するよう決定される。 もしハンドル部分が再使用可能であるならば、変更可能な限界(例えば、プラン ジャのハンドル部428と係合する注射器のハンドル部426における可動スト ッパあるいはビン)をプランジャの移動を変更できるようにハンドル部に内蔵す ることができる。 この両ハンドル部分が一緒に握られると、前に述べたようにスタイレットの尖端 部は針の大径部内にくる。 任意のばねをこれらハンドル部分に内蔵するならば、前述の如く、プランジャの 引出しを維持しかつスタイレットが針を閉塞しないようにするために連続的な圧 力が要求される。従フて、例えば患者が身体を動かし始めて施術者が針を直ちに 抜取ることが必要であれば、施術者はプランジャのハンドル部分を離すだけでよ く、その結果このハンドル部分はその初期位置へ戻り、スタイレットを前進させ て針の小径部を閉塞する。プランジャおよびスタイレットがこのように戻ること で、スタイレットがその初期位置へ戻され、針の抜取りと同時に例えば直腸の粘 膜またはバクテリアによる試料の汚染を避けることを保証する。 プランジャが抜取ら九だ後、操作は、針が鞘筒に対して往復運動するようにハン ドル組立体を往復運動させることによって維続される。前方への往復運動は、鞘 筒の端部411がストッパ423と係合することにより制限される。施術者は、 色分けあるいは他の方法で示されるゲージ424を観察することにより戻りの往 復運動を正確かつ容易に制御し、これにより針が過度に、例えば鞘筒まで引出さ れないことを保証する。 上記の如く、組立体の往復運動は細胞学的試料を針の試料貯留部内に収集させる 。充分な試料が収集された後、施術者は注射器およびプランジャのハンドル部を 閉鎖位置へ一緒に握り、あるいはもし任意のばねがハンドルのロッド430に含 まれるならば、単にプランジャのハンドル部を離す。プランジャ彰よびスタイレ ットの前方運動は真空状態を開放し、スタイレットに針を閉塞させて、前に述べ たように抜取り中試料を汚染から保護する。 次いで、施術者は、使用される装置の特定の実施!!様に従っていくつかの方法 の1つで、試料をwi徴鏡のスライド上に押出す。 第22図に示される実施態様においては、スタイレット403は、スタイレット 端部427を把持してこれを穴429 、432内に引張ることにより取出すこ とができる0次に、針のハブを注射器のルア・ロック431から遮断する。その 後、ハンドル部が一緒に引か九て注射器の空気室434を空気で充填させる0次 に、ルア・ロックの結合が再び確保され、施術者は顕微鏡のスライドに隣接する 針の尖端部でプランジャを引込める。プランジャを引込めることで、試料を試料 貯留部からスライドへ押出させる。 第13図に関して先に述べなかったが、当業者には、このような試料の押出し方 法が前に述べた第13図の自動の実施例に関しても利用できることが理解されよ う、また、スタイレットを取出す代りに、注射器胴部は、以下に更に詳細に述べ るように、空気室を大気と連通させるためのオリフィスを持つことができる。 あるいはまた、第1の実施態様に関して述べたように、針は遮断されて試料の押 出しのため空気で充填された注射器に取付けることができる。 第23図に示された実施態様においては、試料の押出しは弁520の提供により 容易となる。本実施憇様において試料を押出しためには、施術者は、オリフィス 508および509が連通状態になるまでゲージ510を回転することによって 弁520を開く。次いで、施術者は上記の如くプランジャを引出して、空気を注 射器の空気室内に引込む。次に、施術者は弁520を閉じ、オリフィスの連通状 態を閉鎖してスタイレットを取外す、この時、試料は上記の方法で押出しが容易 にできる。第13図には含まれなかったが、第13図の実施態様は、弁520と 同じ弁を内蔵して第13図の実施態様における試料の押出しを容易にするように 改変可能であることが理解されよう。 自動の実施態様と関連する多くの利点は、この手動の実y5態様によって達成し 得る。第1に、生検法は厄介な操作を必要とすることなく一人の施術者によって 行なうことができる。更に、針の挿入および抜取りの両方でスタイレットを用い て針を閉塞し、これにより標的領域および試料の汚染を回避する。 更にまた、ストッパ423およびゲージ424は、操作をR準化して針の移動を 監視するための簡単な手段を提供する。fi後に、本装置の全ての汚染し得る部 分が使い捨て可能であり、製造が安く済む。 手動で操作可能な本発明の第3の実施態様が第24図a乃至第24図Cに示され る。 第24図a乃至第24図Cは5細針吸引法に従って細胞学的分析を行なうため内 臓から生検法試料を収集するための更に別の針および鞘筒組立体を示している。 本装置は、6部を探索することなく充分な量(例えば、組織からの約25〜50 λの細胞および細胞内液)の細胞学的試料を探索するためのものである。更に、 本装置は、不要な八属あるいは汚染物を集めることなく標的領域のみからの試料 の探索を容易にする。 本装置を用いれば、生検法は一人の人員により行なうことができ、また細針吸引 法の標準化を達成し得る。 第24図a乃至第24図Cに示される実施態様は、閉鎖された尖端部即ち弾状尖 端部611を有する針510(例えば、21〜24ゲージ)と、尖端部の穴の直 後に置かれる一連の側面ボート612とからなっている。 試料の押出しを容易にするため、これら側面ポートは略々同じ半径方向に配置さ れあるいは僅かな偏りで配置されねばならない。このことは、試料が押出される 時顕微鏡のスライド上に指向し得ることを保証することになる。スリーブ620 (例えば、22〜19ゲージ)が針610の周囲に密に嵌合されて、(第24図 a乃および24図すに示されるように)スリーブ620がその最も前方位置にあ る時、側面ポート612の封止が行なわれるようにする。更に、針610とスリ ーブ620間の封止を改善して要求される製造時の鯖度を低くするために、針お よびスリーブの一方あるいは両方を針とスリーブ間のガスケットまたはシールと して働くようにプラスチックまたはシリコン・ゴムで被覆することができる。ス リーブ620の後端部は環状リング621とこれに固定された外側の保持チュー ブ622とを有する。この外側の保持チューブは、内側保持チューブ631を針 610に固定された針ハブ630に対し恒久的に固定した状態で定置する。圧縮 ばね626は針610を包囲して、環状リング621と針のハブ630との間に 挿置される。ばね626は、外側保持チューブ622および内側保持チューブ6 31により包囲される。 鞘筒640はスリーブ62および内側保持チューブ622を包囲し、針尖端部と 隣接するその端部には、生検を行なう人体の特定の部位に適する尖端部即ち取扱 い装置641が設けられる。第24図における実施例の尖端部641は、皮膚例 えば乳房を介して接近が可能な柔軟なlii器の生検法のために有効である。 針のハブ630には、針のボート613と整合し得るボート636を有する弁を 設けることができる。 針および弁ボートの整合により弁を開き、空気を注射器650内に引込むことを 可能にする。針のハブ630には、注射器のルア・ロック結合部651と係合す るルア・ロック結合部632が設けられる。 従来の細針吸引ハンドル装置、即ち、例えば第22図に示される如きハンドルに 使用されるように、従来の注射器が使用でき、この針および鞘筒装置に嵌合する ことができる。あるいはまた、注射器、針、スリーブ、鞘筒およびハンドルを使 い捨て可能な装置として一体に形成することが可能である。 フィルタ653をハブ630に設けて、第12図に関して先に述べた諸機能を実 施する。 上記の装置の作動について述べるため、本装置の初期位置が、スリーブ620お よび針の尖端部611が鞘筒尖端部641内の完全に引込められた位置にある状 態で第24図aに示される。その後、施術者は、注射器を鞘筒に対して前方に押 して、針610およびスリーブ620を一体に鞘筒から外に出させ、第24図す に示される如く試料採取される組織の標的領域に穿刺させる。第24図すから明 らかなように、針1110のボート612は、針が組織の標的領域へ穿刺する間 スリーブ620により閉塞される。この穿刺段階において、針およびスリーブは 、スリーブ620の環状リング621が第24図すに示されるように鞘j@i  640の肩部に当接するまで前方へ移動される。ばね626は、針610および スリーブ620が一体に前方に移動して、内側および外側の保持チューブ631  、622間に相対的運動を結果として生じることなく、鞘筒の肩部に当接する ことを可能にする充分なばね定数を有する。 その後、施術者は、注射器を更に前方へ押してばね626の圧縮を生じ、その結 果外側保持チューブ622と内側保持チューブ631との間に相対運動を生じる 。その結果、針610がスリーブ620に対して前方に移動してボート612を 露出させる。注射器は、プランジャ(図示せず)を第24図Cに示される段階の 前または後のいずれかで引出すことにより抜気することができる。注射器内部に 真空状態を生じた後、第24図Cに示される如く閉塞を解かれた置針を所要の試 料収量により経験的に決定される予め定めた回数だけ往復運動させられる。その 後、針および鞘筒組立体を抜取ることにより、これを第24図aに示される位置 へ戻す、真空状態は、針が抜取られる前または後の適当な時期に開放することが できる。 一旦抜取った後、および真空状態が開放された後、第23図における弁520と 類似する弁635を開披することができ、その後で空気を注射器内に引込むこと ができる。あるいはまた、弁635は真空状態を開放するため開くことができる 0次に弁635を閉じ、鞘筒を保持し、ボートが露出されるように針を押し、注 射器のプランジャを閉じるように押すことにより、あるいはばねが注射器のハン ドル内に装備されるならばこのプランジャを閉じることにより、細脂試料が顕微 鏡のスライド上へ押出される。 上記の押出し方法の代りに、第22図および第24図a乃至第24図Cの実施態 様を別の押出し装置を内蔵するように改変することができる。特に、これらの実 施S様の各々の注射器胴部は、円筒状の注射器胴部の後端部にオリフィスを有す るように改変することができる。更にまた、これらの実施態様におけるハンドル 機構は、2つのプランジャ抜取り限度、即ち、試料収集限度および試料押出し限 度を緩和するように改変することが可能である。注射器のハンドル部分に対する プランジャのハンドル部分の最後部の運動を変化させるため、調整可能な停止機 構あるいは取外し自在なビンを含む、ハンドルに対する適当なストッパをこれら 限度を確保するため使用することができる。試料収集サイクルの間、プランジャ が試料収集ストッパまで引出され、この位置では注射器胴部のオリフィスは注射 器の室とは連通していない。 しかし、試料押出しサイクル間では、プランジャのハンドル部分は試料収集限度 を越えて試料押出し限度まで引出され、これにより注射器胴部のオリフィスを介 して注射器室との空気の連通を可能にする。 この時、プランジャは最前位置まで戻され、これにより空気な圧縮し試料を針の 尖端部を経て顕微鏡のスライド上へ以降の分析のため押出す、外側スリーブは、 第3の実施態様(第24図a乃至第24図C)を用いて本方法による押出し中引 込められなければならない。 第3の実施態様は手動操作に関して開示したが、本装置は往復運動、針の前送、 針の抜取りおよび細胞の押出しを含むプロセス・ステップの1つ以上の自動化に 容易に適合されることが明らかであろう。 第25図は本発明の第4の実施S様を示し、第1の実施態様(第13図)を第2 4図a乃至第24図Cに開示した如き針および鞘筒組立体に使用されるように適 応させる改変例を示している。第25図は、第13図の左側部分を示し、これに 対する改変内容を示す。 第25図においては、第24図a乃至第24図Cと類似の構成要素は第24図a 乃至第24図Cにおける参照番号に100だけ増して示される。特に、第25図 の組立体は、針710、スリーブ720、針ハブ730、フィルタ7353、ル ア・ロック結合部732.751 、注射器750、外側保持チューブ722、 内側保持チューブ731、圧縮ばね726、環状リング721および鞘筒740 を含む。 保持チューブ722は、ゴムまたはシリコン・ゴムあるいは適当な特性を有する 他の材料でよいリング・ガスケット754により鞘1i@740の延長部内に摺 動自在に保持されている。 第25図に示される装置は、第18図の制御回路により第24図a乃至N24図 Cの実施!!様と同じ作動を行なうように自動的に制御される。第4の実施態様 (第25図)の制御は、第17図乃至第18図に示される如き第1の実施態様の 制御と略々同じである。 作動においては、施術者は、N13図の実施S様に関して述べたように、注射器 および針組立体を挿入し、カバーを閉じて鞘筒を結合する。吸引サイクルを開始 するため、施術者は上記のシーケンスで安全装置およびトリガーを操作する。自 動吸引サイクルの最初のステップにおいて、キャリッジ組立体は、針の最も前方 の移動位置(即ち、第24図Cに示さハる位置と対応しかつ第1図における位置 r13Jに対応する移動位置)に達するまで、(注射器および針組立体と共に) 前方へ移動する。このキャリッジ組立体の前方への移動は、ストッパ69に対す る駆動バーの接触により制限される。最初の前方移動は、第1の実施態様に関し て先に述べた方法で針を標的領域に穿刺させる。その後、キャリッジ組立体は、 デテント・ソレノイド66により上記の如く作動されるデテント65と当接する まで、ばね61の偏倚作用下で後方へ移動する。第4の実施態様は、キャリッジ がデテント65と接触する(第1図の位置「C」と対応する)時、針710およ び外側スリーブ720は第24図Cに示される位置に止まる。この時、第1の実 施態様に関して先に述べた方法でプランジャを引出すことにより、真空が注射器 室内に生じる。その後、制御回路の指令下で、針が第24図Cに示されるように (即ち、第1図の位置「B」と「C」に対応する位置間で)開かれる間、キャリ ッジ組立体は予め定めた回数往復運動する。制御回路がこの予め定めた回数の往 復運動の完了を検出した後、モータが反時計方向に付勢されてプランジャを引込 ませ、こtにより真空状態を開放する。その後、デテント・ソレノイド66が消 勢されて、デテント65の引出しおよびキャリッジ組立体のその元の位置への再 度の戻りを許容する。 以上の記載から明らかなように、針および外側スリーブ組立体の構造は、吸引サ イクルの穿刺および抜取りの段階において針が閉塞されることを保証する。更に また、吸引サイクルにおける針の往復運動が生じて針の閉塵を解き、試料を試料 収集室内へ引込ませる0以上のことから明らかなように、第4の実施態様(第2 5図)が行なう運動は、第1の実施態様(第13図)のそれと同じものであり、 これにより同じかあるいは実質的に同じ制御回路を第1および第4の実施態様に おいて実現することを可能にする。 第1の実施態様におけるように、自動化された細胞の押出しサイクルを第4の実 施態様に付加することも可能である。特に、第1の実施態様におけるように、オ リフィスを円筒状の注射器胴部の後端部に配置することができ、第13図のセン サ128の配置を変えることができ、また別のプランジャ押出しセンサを付設す ることができる。このような改変により、自動試料押出しサイクルは下記の如く 作動する。 吸引サイクルの間、プランジャは第13図の端板59に引出されず、その代り置 き変えられたプランジャの後方眼界センサ128と対応する第1の限界位置まで 移動されるに過ぎない、この第1の位置において、注射器胴部のオリフィスは注 射器室34とは連通しない。 しかし、自動試料押出しサイクルの間、プランジャ押出しセンサが付勢されるま でプランジャが更に引出され、この位置でオリフィスは注射器室と連通してこの 室が空気で充填することを許容する。第1の実施態様に関して先に述べた自動押 出しサイクルにおけるように、プランジャはこの特級やかに前方へ移動され、オ リフィスを閉塞し、このため注射器室34内に圧力を生じて試料を針からスライ ド上へ押出す。 第24図Cに関して明らかなように、主ソレノイドは、針のボートを開くため( 即ち、針710に対してスリーブ720を引出すため)自動試料押出しサイクル の開作動されねばならない。この押出しサイクルは、施術者がトリガーに圧力を 維持する限り試料が押出され続けるように設計される。この自動押出し機能のた めの制御回路は、トリガーが離された後トリガーを再び引くと試料を押出し続け るように構成することができる。更にまた、この制御回路は、プランジャの予め 定めた回数即ち運動の後、モータがプランジャをその最前の(閉鎖された)位置 へ迅速に戻すため速度を増すように構成することができる。 モータが速度を増す時点は、試料の全量あるし1は略々全量が注射器から押出さ れだ時に対応するように決定されねばならない。 吸引制御回路に対する改変もまた本発明の自動押出し機能を容易にするために行 うことができることが理解されよう、特に、第25図の実施態様の上記の吸引サ イクルは、プランジャが吸引サイクルの終りに最も前方即ち閉鎖される位置には 戻されないように改変することができる。この改変は、プランジャの運動が針の 引込み時に針を閉塞するために要求されないため、第4の実X憇様において可能 である。 プランジャが吸引サイクルの終了時に第1の限度位置へ引出されるならば、プラ ンジャは、オリフィスと注射器室との間に連通状態を開く小さな距離だけ後方に 移動されればよい。その後、試料押出しサイクルの開始と同時に、押出しが先に 述べた方法で進行する。 当業者には理解されるように、第25図の第4の実施態様は、ガンの封止部分に 取付けられる恒久的な(使い捨てはでない)注射器およびプランジャの使用を許 容する。この目的のため、恒久的な注射器およびプランジャが使用されるならば 、カバーによる接近を注射器のルア・ロック結合部のみに制限することができる 。 更にまた、キャリッジおよびデテント65が主ソレノイド70およびデテント・ ソレノイド66によフて制御されるように記述したが、いずわか一方あるいは両 方のソレノイドを、これに限定するものではないが、第1の実施態様に関して述 べた如き所要の往復運動を生じる適当なリンク装置を備えたDCサーボあるいは ステッピング・モータを含む他の適当な手段により置換することもできる。また 、本文に述べた電気機械的構成要素をある空圧作動要素で置換することも望まし い。例えば、主ソレノイド70は、適当な弁作用を備えた空圧作動ピストンおよ び圧力ガス、例えば二酸化炭素供給源で置換することもできよう。 本発明の多くの特性および利点については、本発明の構造および機能の詳細と共 に、本文の記述において記載し、本発明の斬新な諸特徴について交尾の請求の範 囲において指摘される。しかし、本文の開示は単なる例示であり、細部における 特に部品の形状、大きさおよび配置については、請求の範囲に用いられる極の広 い意味により包含される程度まで変更が可能である。 →■ Fig、 12 Fig、 IOb Fig、 15 国際調査報告

Claims (54)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.選択的に閉塞可能な針を用いて標的領域から細胞学的試料を吸引する方法に おいて、該標的領域を閉塞位置の前記針で穿刺し、前記針内に部分真空を形成し て該針を閉塞し、前記細胞学的試料を収集し、 前記部分真空を開放し、かつ前記針を再び閉塞し、 前記標的領域から前記針を引出す ステップからなることを特徴とする方法。
  2. 2.請求項1記載の細胞学的試料を吸引する方法において、前記試料を収集する ステップが、前記針が開放される間該針を前記標的領域内で予め定めた回数往復 運動させるステップを更に含むことを特徴とする方法。
  3. 3.請求項1記載の細胞学的試料を吸引する方法において、前記部分真空が、前 記針が開放される前に形成されることを特徴とする方法。
  4. 4.請求項1記載の細胞学的試料を吸引する方法において、前記部分真空が、前 記針が開放された後に形成されることを特徴とする方法。
  5. 5.請求項1記載の細胞学的試料を吸引する方法において、前記部分真空が、前 記針が再び閉塞される前に開放されることを特徴とする方法。
  6. 6.請求項1記載の細胞学的試料を吸引する方法において、前記部分真空が、前 記針が再び閉塞された後に開放されることを特徴とする方法。
  7. 7.請求項1記載の細胞学的試料を吸引する方法において、前記標的領域が、前 記針により予め定めた距離だけ穿刺されることを特徴とする方法。
  8. 8.請求項2記載の細胞学的試料を吸引する方法において、前記針の往復運動の 移動距離を正確に決定することができることを特徴とする方法。
  9. 9.請求項1記載の細胞字的試料を吸引する方法において、前記ステップの少な くとも1つが自動的に行なわれることを特徴とする方法。
  10. 10.請求項2記載の細胞学的試料を吸引する方法において、前記ステップの少 なくとも1つが自動的に行なわれることを特徴とする方法。
  11. 11.請求項1記載の細胞学的試料を吸引する方法において、前記ステップの少 なくとも1つが手動で行なわれることを特徴とする方法。
  12. 12.請求項2記載の細胞学的試料を吸引する方法において、前記ステップの少 なくとも1つが手動で行なわれることを特徴とする方法。
  13. 13.請求項1記載の細胞学的試料を吸引する方法において、前記ステップの全 てが自動的に行なわれることを特徴とする方法。
  14. 14.請求項2記載の細胞字的試料を吸引する方法において、前記ステツプの全 てが自動的に行なわれることを特徴とする方法。
  15. 15.請求項1記載の細胞学的試料を吸引する方法において、前記針が、それぞ れ該針の内部を閉塞および開放することにより閉塞および開放されることを特徴 とする方法。
  16. 16.請求項2記載の細胞学的試料を吸引する方法において、前記針が、それぞ れ該針の内部を閉室および開放することにより閉塞および開放されることを特徴 とする方法。
  17. 17.請求項1記載の細胞学的試料を吸引する方法において、前記針が、それぞ れ該釘の外部を閉塞および開放することにより閉塞および開放されることを特徴 とする方法。
  18. 18.請求項2記載の細胞学的試料を吸引する方法において、前記針が、それぞ れ該針の外部を閉塞および開放することにより閉塞および開放されることを特徴 とする方法。
  19. 19.請求項1記載の細胞字的試料を吸引する方法において、前記の収集された 細胞学的試料を前記針から押出すステップを更に含むことを特徴とする方法。
  20. 20.請求項2記載の細胞学的試料を吸引する方法において、前記の収集された 細胞学的試料を前記針から押出すステップを更に含むことを特徴とする方法。
  21. 21.請求項1記載の細胞学的試料を吸引する方法において、前記試料押出しス テップが自動的に行なわれることを特赦とする方法。
  22. 22.請求項19記載の細胞学的試料を吸引する方法において、前記試料押出し ステップが、前記針と結合された注射器のオリフィスを介して空気を引込み、該 計を開放し、前記オリフィスを閉鎖し、前記空気を圧縮して前記試料を開放され た針から押出すステップからなることを特徴とする方法。
  23. 23.請求項19記載の細胞学的試料を吸引する方法において、前記試料押出し ステップが、前記針のオリフィスを介して空気を引込み、該針を開放し、前記オ リフィスを閉鎖し、前記空気を圧縮して前記試料を開放された針から押出すステ ップからなることを特徴とする方法。
  24. 24.標的領域から細胞学的試料を吸引する装置において、 少なくとも1つの穴を持つ針と、 該針と結合される試料収集部分と、 前記針の少なくとも一部を包囲する鞘筒と、前記針が前記標的領域内へ挿入され かっこれから抜取られる時、前記少なくとも1つの針の穴を閉塞する閉塞手段と 、 前記針と落合可能で部分真空を前記針の穴に選択的に生じる真空手段とを 設けてなることを特徴とする装置。
  25. 25.請求項24記載の細胞学的試料を吸引する装置において、前記針がその尖 端部に唯1つの穴を有することを特徴とする装置。
  26. 26.請求項24記載の細胞学的試料を吸引する装置において、前記針が閉鎖さ れた尖端部を持ち、前記少なくとも1つの穴が該針の尖端部付近で針の周囲にあ ることを特徴とする装置。
  27. 27.請求項24記載の細胞学的試料を吸引する装置において、前記少なくとも 1つの穴が、該針の尖端部付近で針の周囲にあることを特徴とする装置。
  28. 28.請求項27記載の細胞学的試料を吸引する装置において、前記少なくとも 1つの穴が面取りされることを特徴とする装置。
  29. 29.請求項24記載の細胞学的試料を吸引する装置において、前記閉塞手段が 、前記計の内部にあって、前記少なくとも1つの穴をその閉塞位置にある時閉塞 するスタイレツトであることを特徴とする装置。
  30. 30.請求項27記載の細胞学的試料を吸引する装置において、前記閉塞手段が 、前記少なくとも1つの穴をその閉塞位置にある時閉塞する、前記針を包囲する スリーブであることを特徴とする装置。
  31. 31.請求項29記載の細胞学的試料を吸引する装置において、前記スタイレッ トが前記試料収集部分を貫通するもこれを完全には占拠しないことを特赦とする 装置。
  32. 32.請求項31記載の細胞学的試料を吸引する装置において、前記真空手段が 注射器および注射器ブランジャであり、前記スタイレットが該注射器プランジャ と結合されることを特徴とする装置。
  33. 33.請求項32記載の細胞学的試料を吸引する装置において、前記注射器プラ ンジャがその最前方位置にある時、前記スタイレットが前記少なくとも1つの穴 を閉塞し、前記針が前記標的領域へ挿入されまた引出される時、前記注射器プラ ンジャがその最前方位置にあることを特徴とする装置。
  34. 34.請求項24記載の細胞学的試料を吸引する装置において、前記標的領域に 対する前記針の穿刺の程度を制限する穿刺制御手段を更に含むことを特徴とする 装置。
  35. 35.請求項34記載の細胞学的試料を吸引する装置において、前記穿刺制御手 段が、前記鞘筒に対する前記針の最前方への移動を制限するストツパてあること を特徴とする装置。
  36. 36.請求項35記載の細胞学的試料を吸引する装置において、前記ストッパが 調整可能であることを特徴とする装置。
  37. 37.請求項24記載の細胞学的試料を吸引する装置において、前記標的領域内 部の前記針の往復移動を制御する往復運動制御手段を更に含むことを特徴とする 装置。
  38. 38.請求項37記載の細胞学的試料を吸引する装置において.前記往復運動制 御手段が、前記針の運動を制限する前後のストッパであることを特徴とする装置 。
  39. 39.請求項37記載の細胞学的試料を吸引する装置において、前記往復運動制 御手段が、前記針の前方運動を制限するストッパと、該針の後方運動を監視する 視覚的ゲージとからなることを特徴とする装置。
  40. 40.請求項24記載の細胞学的試料を吸引する装置において、該装置を自動的 に制御する電気的制御手段を更に含むことを特徴とする装置。
  41. 41.請求項24記載の細胞学的試料を吸引する装置において、空気および塩水 の少なくとも一方のある限られた量を前記試料収集部分内に導入する試験装置を 更に含み、該試験装置は前記鞘筒に取外し自在に取付けられることを特徴とする 装置。
  42. 42.請求項32記載の細胞学的試料を吸引する装置において、前記スタイレツ トを前記注射器プランジャに取外し自在に結合する把持手段を更に含むことを特 徴とする装置。
  43. 43.請求項24記載の細胞学的試料を吸引する装置において、前記針、鞘筒、 閉塞手段および真空手段が使い捨て可能であることを特徴とする装置。
  44. 44.標的領域から細胞学的試料を吸引する装置において、 針を設け、該針は尖端部を持ちかつ試料貯留部分と結合され、 前記針を包囲する鞘筒と、 尖端部を持ちかつ前記針内部に置かれるスタイレットであって、前記針に対して 、前記計の尖端部と前記試料貯留部分との間の連通が該スタイレット尖端部によ り閉塞される閉塞位置に関し出入りするように運動自在てあるスタイレットと、 前記試料貯留部分内部に部分真空を生じる手段と、 前記スタイレットを前記閉塞位置に関して出入りするように運動させて、前記計 の尖端部と前記試料貯留部分との間に連通を選択的に確立する手段と、 前記針を前記標的領域に関して出入りするように運動させ、かつ前記針の尖端部 と前記試料貯留部分との間に連通が確保され、かつ前記部分真空が生じる間、前 記標的領域内部のある限定された移動範囲にわたり前記針を往復運動させる装置 と を設けてなることを特徴とする装置。
  45. 45.請求項44記載の細胞学的試料を吸引する装置において、前記部分真空生 成手段と、前記スタイレット移動手段と、前記針を移動させ往復運動させる手段 とが、電気的に作動され制御されることを特徴とする装置。
  46. 46.請求項44記載の細胞学的試料を吸引する装置において、前記部分真空生 成手段と、前記スタイレット移動手段と、前記針を移動させ往復運動させる手段 とが空圧作動され電気的に制御されることを特徴とする装置。
  47. 47.請求項44記載の細胞学的試料を吸引する装置において、前記部分真空生 成手段と、前記スタイレット移動手段と、前記針を移動させ往復運動させる手段 の少なくとも1つが手動で操作され制御されることを特徴とする装置。
  48. 48.標的領域から細胞学的試料を吸引する装置において、 針を設け、該針は閉鎖された尖端部と少なくとも1つの周囲の穴とを持ち、 前記針を包囲し、かつ前記針に対し、該針の前記少なくとも1つの周囲の穴が外 側スリーブにより閉塞される閉塞位置に関し出入りするように運動自在である外 側スリーブと、 前記針の内部に部分真空を生じる手段とを設けてなることを特徴とする装置。
  49. 49.標的領域から細胞学的試料を吸引する装置において、 針を設け、該針は尖端部と、少なくとも1つの周囲の穴部分とを持ち、 前記針を包囲する外側スリーブを設け、該針は、該外側スリーブに対して、前記 針の少なくとも1つの周囲の穴が外側スリーブにより閉鎖される閉塞位置に関し 出入りするように運動自在であり、前記針内部に部分真空を生じる手段と、前記 針が閉塞位置にある間、該針を前記標的領域に関して出入りするように運動させ 、かつ前記針がその閉塞位置から遠去る間、前記標的領域内部の予め定めた移動 範囲にわたり前記針を往復運動させる手段と を設けてなることを特徴とする装置。
  50. 50.請求項49記載の細胞学的試料を吸引する装置において、前記部分真空生 成手段と、前記針を移動させ往復運動させる前記手段とが電気的に作動され制御 されることを特徴とする装置。
  51. 51.請求項49記載の細胞学的試料を吸引する装置において、前記部分真空生 成手段と、前記針を移動させ往復運動させる前記手段の少なくとも一方が空圧作 動され電気的に制御されることを特徴とする装置。
  52. 52.請求項49記載の細胞学的試料を吸引する装置において、前記部分真空生 成手段と、前記針を移動させ往復運動させる前記手段の少なくとも一方が手動で 作動され制御されることを特徴とする装置。
  53. 53.請求項49記載の細胞学的試料を吸引する装置において、前記針が、前記 閉塞位置へ通常偏倚され、かつ該針が前記外側スリーブに対し前方へ移動する時 自動的に開放されることを特徴とする装置。
  54. 54.試料の収集において使用される注射器において、 第1のオリフィスを持つ注射器胴部と、該注射器用部内に密に嵌合されるプラン ジャと、該注射器胴部内の第2のオリフィスとを設け、該プランジャおよび前記 注射器胴部が1つの室を画成し、 該第2のオリフィスは、前記プランジャが第1の位置にある時、該第2のオリフ ィスを介する前記室と大気間の連通が閉塞されるように、また前記ブランジャが 第2の位置にある時、前記第2のオリフィスを介する前記室と大気間の連通が確 保されるように配置されることを特徴とする注射器。
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