JPH02503264A - 粘度降下剤 - Google Patents

粘度降下剤

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 発明の名称 粘度降下剤 発明の説明 本発明は、主としてチョコレート製造に使用することを目的とした粘度降下剤に 関するものである。
チョコレートの製造には粘度降下剤を使用して、チョコレートの処理を促進する のが一般的な慣例である。しばしば乳化剤とも呼ばれる粘土降下剤は、高価なコ コア脂の量を減少させ得るようチョコレート中に使用される。この目的のための 公知の乳化剤は大豆レシチンであり、これは燐脂質乳化剤である。乳化剤の他の 種類はポリグリセリンポリリシルニー) (PGPR)であって、そのうちアド ムルWOLとして市販の入手し得る乳化剤が1例である。これら2種類の公知の 乳化剤は、溶融チョコレートの粘度を変化させる方式が相違する。
例えば、溶融した暗色チョコレートにおける大豆レシチンとPGPRとの作用と の間には主として2つの相違点を確認することが出来る。第1の相違点は、PG PRが0.01〜1%の添加の全添加濃度範囲にわたり低剪断速度(約l5−1 未満)にて粘度を低下させ続けることである。これに対し、大豆レシチンの濃度 を増大させると、先ず、最初に約0.20〜0.25%の添加レベルにてこれら 低剪断速度の粘度を最小値まで降下させ、その後にこれら粘度が上昇する。第2 の相違点は、中乃至高剪断速度(7,9〜100s−’)における作用である。
この剪断速度領域において、0.5%のPGPR若しくはそれ以上の濃度を有す るチョコレートは7.9〜100S−の範囲でニュートン参勤を示す。
061〜1%の大豆レシチンを含有するチョコレートの同じ剪断速度範囲におけ るデータは、当量のPGPRを含有するチョコレートの粘度よりも最終的に低い 数値まで降下する粘度を示す。
大豆レシチンと同様な作用を示す合成乳化剤も知られており、この種の合成乳化 剤は、例えば、部分硬化した菜種油のようなトリグリセライド出発物質のグリセ ロリシスおよびホスホリル化によって製造される。然しなから、この種の合成乳 化剤は、低剪断速度における粘度が乳化剤濃度の増加に際し最小値から再び上昇 する傾向を示さない点において大豆レシチンとは相違する。
今回、チョコレート用の粘度降下剤をオート麦から抽出することが出来、さらに 抽出条件を変化させることによりPGPR型または大豆若しくは合成レシチン型 の乳化剤の粘度降下剤特性を模倣した粘度降下剤を製造し得ることが判明した。
オート麦ふすま、オート麦粉およびオート麦油を製造する目および英国特許出願 第1552012号各公報に開示されている。これら公報においては、粉砕した オート麦を、例えば、ヘキサンのような溶剤で抽出することによる油フラクショ ンの回収が開示されているが、1〜4個の炭素原子を有するアルコールの使用も 可能であると開示されており、さらにヘキサンの完全除去による溶剤抽出物から の油の回収も開示されている。さらに前記刊行物には、得られる油が濁ること、 並びにこの種の油をイソプロバールと混合し、攪拌し、次いで、例えば、遠心分 離して固形物質を除去することにより清澄させ得ることも開示されている。また 、前記公報には、遠心分離の際に除去された固体は著量の燐脂質を含有すると思 われ、例えば、乳化剤としての使用に適することも開示されている。然しなから 、この種の乳化剤の目的とする使用分野については示唆されていない。事実、ヘ キサンを用いてオート麦を抽出し、且つ得られる濁った油を遠心分離してガム除 去処理を行えば、残留する油もガム質もチョコレート中の粘度降下剤として充分 活性とならないことが判明した。
さらに、チョコレート組成物における大豆レシチンと同様な性質を有する粘度降 下剤が、許容された極性有機溶剤を用いるオート麦の1回の抽出により製造され 得ることを突き止めた。
従って、本発明の一面によれば、許容された極性溶剤(例えば、許容された脂肪 族アルコール、好ましくは少なくとも2個の炭素原子を有するアルコール、特に 好ましくはエタノール若しくはイソプロパツール)を用いてオート麦を抽出する ことにより極性溶剤抽出物を作成し、且つこの極性溶剤抽出物から油を分離する ことにより得られ、前記油を粘度降下剤とすることを特徴とする粘度降下剤を含 有したチョコレート組成物が提供される。
さらに、極性溶剤抽出物を異なる極性溶剤(例えば、メタノール)で抽出し、次 いでこれを蒸発させれば、チョコレート中に含ませた際に1) CI’ I<型 乳化剤と同様な性質を有する物質が得られることも判明した。メタノール抽出物 の分析が示したところでは、説察された粘度硬化特性の原因となる糖脂質の群が 存在する。これら糖脂質はグリセリンの誘導体であって、ジガラクトシル残基が グリセリン分子の第1ヒドロキシルの1個に結合している。残り2個のグリセリ ンヒドロキシルは脂肪酸でエステル化される。
これら脂肪酸の1種若しくはそれ以、には不飽和ヒトTJキシ脂肪酸であって、 ヒドロキシル基を介し他の脂肪酸によりエステル化される。これら流動挙上活性 な糖脂質の1かnに開する構造式の例を示せば次の通りである: 【r 上記式において、他の脂肪酸はグリセリン部分に結合した不飽和脂肪酸の1種と 同じであることが判るであろう。
流動挙上活性な糖脂質は、次の一般式:〔式中、R1はジガラクトシル残基であ り、且つR3およびR5の夫々は同一でも異なってもよく、脂肪酸残基、好まし くは不飽和脂肪酸残基であり、但し、R2およびR5の少なくとも一方は不飽和 ヒドロキシ脂肪酸残基(Fl)であって、そのヒドロキシ基を介し他の脂肪酸残 基(F、)でエステル化され、この残基(F2)自身も不飽和とすることが出来 、必要に応じ他の脂肪酸残基(F、)でエステル化されたヒドロキシ基を有する ことが出来る〕 により表すことが出来る。脂肪酸残基F、は飽和脂肪酸とすることが出来る。F lおよびF2は同一とすることが出来る。
R2およびR5の一方のみが上記したものである場合、R2およびR5の他方は Flと同じ脂肪酸に基づくものとし得るが、これはヒドロキシ脂肪酸残基である 必要がない。
本発明は、用いる製造法若しくは単離法および原料とは無関係に一種若しくはそ れ以上の前記流動掌上活性な糖脂質を乳化剤として使用することに関する。
本発明の他の面によれば、チョコレート用の粘度降下剤を製造するに際し、許容 された非極性有機溶剤を用いてオート麦を抽出し、許容された極性溶剤を用いて 前記オート麦を再抽出することにより極性溶剤抽出物を作成し、且つ前記極性溶 剤抽出物から油を分離することを特徴とする粘度降下剤の製造方法が提供される 。
本発明のこの面において、極性溶剤抽出物から分離した油を粘度降下剤として直 接使用することが出来、これはPGPR型乳化剤に近似した性質を有する。この 種の粘度降下剤は低剪断速度で特に効果的である。
非極性溶剤は好ましくは許容されたアルカン、より好ましくはヘキサンである。
極性溶剤は好ましくは許容された脂肪族アルコール、特に好ましくはエタノール 若しくはイソプロパツールである。
非極性溶剤および極性溶剤を用いる本発明の方法において、油は好ましくはこの 油が溶剤抽出物から分離するまで溶剤の一部を溶剤抽出物から蒸発させることに より極性有機溶剤から分離される。部分蒸発後に溶剤中に溶解し続ける物質は、 粘度降下剤として比較的不活性であることが判明した。粘度降下剤を構成する油 は、極性有機溶剤に対し限られた溶解度を有する。
溶剤とオート麦との比は特に臨界的でない。ソックスレー型抽出の場合、オート 麦1kg当り3〜61の溶剤を使用することが出来る。室温における溶剤抽出の 場合、オート麦1kg当り21の溶剤を使用することが出来る。
極性有機溶剤を用いる抽出は、室温から溶剤の沸点の範囲の温度で行うことが出 来る。抽出の効率を最大化するには、粉砕されたオート麦を使用するのが好適で ある。
さらに、本発明によれば、許容された非極性有機溶剤を用いてオート麦を抽出し 許容された極性溶剤を用いてオート麦を再抽出することにより極性溶剤抽出物を 作成し、且つ前記極性溶剤抽出物から油を分離することにより得られることを特 徴とするチョコレート用の粘度降下剤が提供される。
さらに、本発明によれば、上記粘度降下剤を含有するチョコレート組成物も提供 される。
本発明による粘度降下剤をチョコレート組成物中に混入する濃度は上記慣用の乳 化剤を用いる濃度と同様であり、典型的には、例えば、チョコレートの0.25 〜0.5重量%である。この種の粘度降下剤の使用は、ココア化の量を存在する 全脂肪の約13%まで減少させることを可能にする。
本発明の上記特徴は暗色、ブレンド、ミルク若しくは白色チョコレート組成物に 適用することが出来る。この種のチョコレート組成物は全て砂糖と非脂肪ココア 固形物とココア化とを含有し、典型的には次の成分(重量%)を有する:チョコ レート種類 成 分       暗色 ブレンド ミルク 白色砂糖             55   50   46   48非脂肪ココア固形物     16    10   5   −ココア化         21.25 22.25  19.25 19.25植物性脂肪        4.5  4.5  4 .5  4.5非脂肪ミルク固形物         9   18   20 ミルク脂肪         3  4  7  8乳化剤           0.25  0.25  0.25  0.25以下、実施例により本発明を 説明する。実施例および添付の表において、粘度降下特性の測定は暗色チョコレ ート組成物AおよびB1並びにミルクチョコレート組成物Cを用いて行った。
チョコレート試料A、BおよびCは最初に夫々32重量%、31.9重量%およ び33重量%の脂肪を含有し、且つ夫々の場合、脂肪と乳化剤との合計含有量を 0.5重量%の乳化剤または0.5重量%のココア化が混合されたオート麦フラ クションの混入により常に1重量%だけ高めた。乳化剤を含有しない比較試料は 、希釈作用から真の活性を区別すべく、1重量%のココア化を添加して作成した 。大豆レシチンは特に低剪断速度にて暗色チョコレートよりもミルクチョコレー トの粘度を低下させる効果が低いと思われるが、乳化剤の一般的作用は両システ ムにおいて同じ傾向を示す。
〔実施例1〕 モーニング・フーズ社により「ジャンボ・オート麦」として販売されている押オ ート麦(830g)をガラスカラム(72cmx5.5cm、内径)中に緩く充 填し、次いで室温にてカラム中にイソプロパツール(1750ml)を1時間循 環させることにより連続抽出した。カラムを排液し、且つ抽出過程を新たな溶剤 をその都度用いてさらに3回反復した。イソプロパツール抽出物を減圧下で濃縮 して、4種のフラクション(フラクション1a〜1d)を得た。各フラクション を、乳化剤を含まない暗色チョコレート中に0.5%の濃度で混入した。フラク ション1aから1dの流動学的性質を第1表に要約する。各フラクションの収量 は下記する通りである: (全て重量%)la        41.5       51b        9.1      1.11c         2.5      0.31d        1.7      0.2〔実 施例2〕 押ジャンボオート麦(820g)をガラスカラム(72cmx 5.5cm。
内径)中に緩く充填し、次いで、室温にてカラム中に、エタノール(1750m l)を1時間15分にわたり循環させて連続抽出した。
カラムを排液し、且つ抽出過程を新たな溶剤をその都度用いてさらに4回反復し た。エタノール抽出物を減圧下で濃縮して5種の油フラクション(フラクション 2a〜2e)を得た。各フラクションを、乳化剤を含まない暗色チョコレート中 に0.5%の濃度で混入した。フラクション2a〜2eの流動学的性質を第1表 に要約する。各フラクションの収量は下記する通りである: (全て重量%) 2a        19.8      2.4〔実施例3〕 押ジャンボオート麦(25kg)をガラスカラム(直径23cm)中に緩く充填 し、次いで70℃まで加熱されたイソプロパツール(60つ抽出過程を新たな溶 剤をその都度用いてさらに2回反復した。
インプロパツール抽出物を減圧下で濃縮して、1.6kgの油(フラクション3 a)を得た。フラクション3aの流動学的性質を第1表に要約する。
イソプロパツールを除去した後、油(1,6kg)をメタノール(7,5A)と 充分混合した。静置すると、混合物は2層に分離した。メタノール上層を除去し 、次いで下層をメタノール(7,5β)によりさらに2回抽出した。3種のメタ ノール抽出物を合し、且つメタノールを減圧下で除去して424gの粘性物質( フラクション3b)を得た。メタノール中に抽出されなかった物質(メタノール 中に抽出されなかった物質(フラクション3c、1、1kg>は主としてトリグ リセライドであった。フラクション3bおよび3cの流動学的性質を第1表に要 約する。
〔実施例4〕 押ジャンボオート麦(650g)を粉砕して粗大粒を作成し、次いてこれを30 00m lのエタノールによりソックスレー装置で16時間抽出したジェタノー ル抽出物を減圧下で約500m1まで濃縮し、この時点で26g(オート麦の4 %)の油フラクションがエタノールから分離した。この油フラクション(フラク ション4a)を、乳化剤を含有しない暗色チョコレー)Bに0.5%の濃度で混 入した。フラクション4aの流動学的性質を第1表に要約する。残留溶剤を除去 して11.7g (オート麦の1.8%)の第2フラクシヨン(フラクション4 b)を得、これはチョコレートにおいて顕著な粘度降下を示さなかった。
〔実施例5〕 押ジャンボオート麦(650g)を粉砕し、且つ粉末をソックスレー装置にて3 000mlのn−ヘキサンで16時間抽出した。ヘキサン抽出物を蒸発させて、 固形物質の懸濁物を含有する油を得た。
固形物を遠心分離により除去して捨てた。水を清澄された油に1.5%の濃度ま で添加した。混合物を震動させ、且つ室温で4時間放置し、その間にガム質が沈 澱した。このガム質を遠心分離により回収し、且つ減圧乾慢させた。水洗された 油(フラクション5a)もガム質(フラクション5b)もチョコレートにおいて 顕著な粘度降下を示さなかった。
ヘキサン抽出されたオート麦をソックスレー装置にて3000mlのエタノール で16時間にわたり再抽出した。エタノール抽出物を減圧下で約100m1まで 濃縮し、この時点で油フラクションがエタノールから分離した。この油フラクシ ョン(フラクション5c)を、乳化剤を含有しない暗色チョコレートAに0.5 %の濃度で混入した。フラクション5cの流動学的性質を第2表に要約する。残 留する溶剤の除去は第4フラクシヨン(フラクション5d)を与え、これはチョ コレートにおける顕著な粘度降下を示さなかった。各フラクションの収量は次の 通りであった: (全て重量%) 5b        3.9      0.6〔実施例6〕 オート麦の各フラクションを、エタノールでの押オート麦の抽出により実施例2 に記載したと同様に作成した。然しながら、この場合は全フラクションを一つの バルク試料にまとめた(フラクション6a)。実施例1に記載したと同様なイン プロパツールによる抽出は、バルク抽出物(フラクション6b)を与えた。実施 例5に記載したように、オート麦をヘキサンで抽出し、且つ残留物をエタノール で再抽出した。これはフラクション1cと同様な第2の物質の試料を与え、これ をフラクション6cと称する。
フラクション6a、6bおよび6cを夫々、乳化剤を含有しないミルクチョコレ ートCに0.5%の濃度で導入した。フラクション6a〜6cを含有するミルク チョコレー)Cの流動学的性質を後記第3表に要約する。
第1表 暗色チョコレー)A40℃且つ下記剪断速度における粘度(Pas)下記成分を 含有    0,5  1.0  7.9 25.1 100 s−’乳化剤な し      96  63  17  10   6.7大豆レシチン      45  27   5,5  15  2.6PGPR(アドムルWOL)     15   6.1  3.2  3.2  3.2フラクシヨンla     37  26   7.4  5.0  3.8フラクシヨンlb     36  25   6.8  4.7  3.7フラクシヨンlc    2 4  17   5.5  3.9  3.3フラクシヨンld    24   16   5.1  3.8  3.3フラクシヨン2a    32  2 0   5.5  3.9  2.9フラクシヨン2b    37  26   6.7  4.7  3.8フラクシヨン2c    46  32   7 .9  5.7  4.6フラクシヨン2d    46  32   9,6   6.5  4.8フラクシヨン2e    41  28   9.0   6.2  4.8フラクシヨン3a    61  37  6.4  4.4   3.4フラクシヨン3b    25  16   3.1  2.4   2.0フラクシヨン3c    81  55  11   7.3  5.4 フラクシヨン4a    42  19   5.6  3.6  2.8大豆 レシチン     36  21   5.0  2.8  1.9PGPR( アドムルW[lL)    8.5 6.2  3.3  3.3  3.3フ ラクシヨン5c    17  7.1  2.6  2.1  2.0大豆レ シチン      ?3  40   6.0  3.3  2,0PGPR( アドムルWOL)    27  15   2,6  2.2  2.1フラ クシヨン6a    55  34   6.6  3.5  2.3フラクシ ヨン6b    55  30   5.5  2.9  2.0フラクシヨン 6c    40  21   3.7  1.9  1.7実施例に詳記した 活性オート麦フラクションの流動学的データの他に第1、第2および第3表は乳 化剤、大豆レシチンおよびPGPRを含有しない比較データをも含んでいる。
オート麦フラクション5c(第2表)は低剪断速度のチョコレート粘度を大豆レ シチンに関するよりもずっと低い数値までオート麦フラクションを含有するチョ コレートの粘度はPGPRでなく大豆レシチンを含有するチョコレートの粘度と 近似する。特に、フラクション5cは中〜高剪断速度範囲(7,9〜100s− ’ )にわたり略ニュートン特性を生ぜしめ、これはPGPRの特徴でもある。
オート麦フラクションの性能(第1表)は低および中剪断速度にてPGPRと極 めて類似するが、高剪断速度では大豆レシチン型挙動に一層近似する。オート麦 フラクション1bは、全剪断速度範囲にわたり大豆レシチンと極めて類似した粘 度特性を示す。一般に、オート麦フラクション2a〜2eおよび1a〜1dの挙 動は大豆レシチンの挙動に類似する。然しなから、これらフラクションのいくつ かは、低剪断速度にて大豆レシチンよりも有効である(例えば、2a、ICおよ びld)。
ミルクチョコレートの流動学的性質に対するオート麦フラクション68〜6Cの 作用(第3表)は、実施例1〜5に示した暗色チョコレートの結果と近似する。
フラクション6aおよび6bは、ミルクチ当コレートの流動学的性質に対するそ の作用において、PGPRよりも大豆レシチンに類似する。フラクション6cは 低剪断速度の粘度を大豆レシチンとPGPRとの間の数値まで低下させ、さらに 中〜高剪断速度(25,1〜100s−’ )の粘度を大豆レシチン若しくはP GPRの粘度よりも僅かに低い数値まで低下させる。暗色チョコレートにおける フラクション5cの場合と同様に、フラクション6cは、ミルクチョコレ−トに おける高剪断速度範囲にわたり、略ニュートン特性を生ゼしめ、これもPGPH に類似する。
たjという用語は、食品を販売し且つ消費する各国の規制に従って、関連食品に 関する成分の製造に使用することが許容された溶剤を意味する。
国際調査報告 mle’wll@M14j−−1−=allj=T1@、PCτ/GB8810 032ユ国際調査報告 0発 明 者  シイ−、ミカエル ヘン1ノ一〇発 明 者  ギブソン、レ イモンド キングスレー 0発 明 者  サンダース、ナイジエル ヒュグ、ウォーター ロード、2

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)許容された極性溶剤を用いてオート麦を抽出することにより極性溶剤抽出 物を作成し且つこの極性溶剤抽出物から油を分離して得られ、前記油を粘度降下 剤とすることを特徴とする粘度降下剤を含有したチョコレート組成物。
  2. (2)請求項1記載のチョコレート組成物において、許容された極性溶剤が脂肪 族アルコールであるチョコレート組成部。
  3. (3)請求項1記載のチョコレート組成物において、許容された極性溶剤がエタ ノール若しくはプロパノールであるチョコレート組成物。
  4. (4)請求項1、2または3記載のチョコレート組成物において、極性溶剤抽出 物を異なる極性溶剤で抽出し、次いでこれを蒸発させてなるチョコレート組成物 。
  5. (5)請求項4記載のチョコレート組成物において、異なる極性溶剤がメタノー ルであるチョコレート組成物。
  6. (6)砂糖と非脂肪ココア固形物とココア脂と必要に応じ植物性脂肪、非脂肪ミ ルク固形物およびミルク脂肪とを含有する混合物に有効量の粘度降下剤を含ませ 、前記粘度降下剤は許容された極性溶剤を用いてオート麦を抽出することにより 極性溶剤抽出物を作成し、且つ前記極性溶剤抽出物から粘度降下剤である油を分 離することにより得られることを特徴とするチョコレート組成物の製造方法。
  7. (7)チョコレート用の粘度降下剤を製造するに際し、許容された非極性有機溶 剤を用いてオート麦を抽出し、許容された極性溶剤を用いて前記オート麦を再抽 出して極性溶剤抽出物を作成し、且つ前記極性溶剤抽出物から油を分離すること を特徴とする粘度降下剤の製造方法。
  8. (8)請求項7記載の方法において、非極性溶剤が許容されたアルカンである粘 度降下剤の製造方法。
  9. (9)請求項8記載の方法において、許容されたアルカンがヘキサンである粘度 降下剤の製造方法。
  10. (10)請求項7乃至9のいずれかに記載の方法において、極性溶剤が許容され た脂肪族アルコールである粘度降下剤の製造方法。
  11. (11)請求項10記載の方法において、脂肪族アルコールがエタノール若しく はイソプロパノールである粘度降下剤の製造方法。
  12. (12)請求項7乃至12のいずれかに記載の方法において、油が溶剤抽出物か ら分離するまで溶剤の一部を溶剤抽出物から蒸発させることにより、油を極性有 機溶剤から分離する粘度降下剤の製造方法。
  13. (13)許容された非極性有機溶剤を用いてオート麦を抽出し、許容された極性 溶剤を用いてオート麦を再抽出することにより極性溶剤抽出物を作成し、且つ前 記極性溶剤抽出物から油を分離することにより得られることを特徴とするチョコ レート用の粘度降下剤。
  14. (14)請求項13記載の粘度降下剤を含有するチョコレート組成物。
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