JPH02503079A - 自転車用連結装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、駆動チェーンから分離されたペダル操作ブレーキ作動装置を備える自 転車の連結装置にして、ペダル・クランクの逆回転の際のブレーキ作動装置への トルク伝達のためペダル・クランクと結合された第一フリーホイール継手と、ペ ダル・クランクの前進回転の際の駆動輪へのトルク伝達のため自転車の駆動輪と 結合された第二フリーホイール継手とを含む連結装置に関するものである。

この形式の既に周知の自転車の設計に固有の一つの問題点は、ペダル・クランク 組立体のフリーホイール継手と駆動輪ハブとが、自転車の後退運動により、即ち 駆動輪がその逆方向へ回転された時に、上記の後退運動がチェーンによりペダル ・クランクへ且つ更にブレーキ作動装置へ伝達されるような係合方向を有し、そ れによりブレーキが作動され且つ自転車が完全にロックされる、という事実に在 る。

本発明は、駆動輪の逆回転に際しブレーキ機能を自動的に休止させる装置を達成 しようとするものである。

ここで本発明を、添付図面につき、以下に詳細に説明する。

図面の内、第１図はペダル・クランク組立体、駆動輪およびブレーキ装置を含む 自転車の側面図を示す。

第２図は本発明による離脱装置を包含する第１図の線Ａ−Ａについての断面図を 示す。

第３図はこの自転車のペダル・クランク組立体の一部分を断面とした図を示す。

第４・図は第３図のＭＩＤ−Ｄについての、ブレーキ作動装置ならびに離脱１置 を例示する断面図を示す。

第５図は駆動輪のハブ内に設けられた本発明による離脱装置を示す。

第６図は第５図の線Ａ−Ａについての断面図を示す。

第７図は第５図の線Ｂ−８につい゛ての断面図を示す。

第８図は本発明の代替実施例による駆動輪のハブを通る縦断面図を示す。

第９図は第８図の線Ｅ−Ｅについての断面図を示す。

第１０図は第８図のｌ１Ｆ−Ｆについての断面図を示す。

第１１図は本発明の別の実施例による駆動輪ハブを通る縦断面図を示す。

第１２図は第１１図の線Ｇ−Ｇについての断面図を示す。

第１３図はペダル・クランク組立体、駆動輪およびブレーキ機能置を含む自転車 の側面図を示す。

第１４図は本発明による離脱装置を包含する第１３図のｍＡ−Ａについての断面 図を示す。

第１５図は本発明の別の実施例による、この自転車のペダル・クランク組立体の 一部分を断面とした図を示す。

第１６図は第１４図のＩＩＢ−白についての断面図を示す。

第１７図は第１５図の線Ｃ−Ｃについての断面図を示す。

第１８図は本発明の別の実施例による第１５図の線Ｃ−Ｃについての断面図を示 す。

第１図に示す自転車には１．固く取り付けられたペダル・アームと自転車の駆動 輪へチェーンを接続するスプロケット・ホイールとを備えるペダル・クランク軸 ２を軸受で支えるようにしたペダル・クランク組立体が含まれる。このペダル・ クランク組立体にはまた、ワイヤ５０によりリム・ブレーキ５１へ接続されるブ レーキ作動装置も含まれる。

ペダル・クランク組立体のブレーキ作動装置には、クランク軸２へ固く取り付け られたスリーブ１と、スリーブ１を囲み且つ摩擦面１０を介してスリーブ１へ駆 動するように接続される回転リング３とが含まれる。第３図参照のこと。これら の摩擦面１０は円すい状をなし、ペダル・アーム５の一方に対して作用する座金 ばね９により一緒に押圧される。回転リング３には、多数のキャッチ７と協働す るラチェツト歯４が設けられる。このキャッチ７はリング６へ旋回自在に支えら れ、そのリングには半径方向へ延びる作動アーム８が形成される。第４図参照の こと。

ペダル軸の前進回転の際、キャッチ７は、それらが回転リング３の歯４から遠方 へ旋回するので、係合しないままである。ペダル・クランクの逆回転の際はキャ ッチ７が歯４へ確実に係合し、それによりリング６を逆方向に回転させ、アーム ８に作動モーメントを加える。アーム８はワイヤ５０によりリム・ブレーキ５１ に連結される。余りにも高いブレーキ作動力がペダル・クランクに加えられた場 合には、この装置を過負荷に対して防護するため、摩擦面１０＠に滑り運動が発 生する。

リング６の外周には、駆動輪の作動装置へワイヤ１４により連結された離脱リン グ１１が軸受で支えられる。

リング１１には、リング１１がその休止位置を占める際にキャッチ７の丁度外側 に位置する溝１２が形成される。

離脱装置が作動されると、リング１１がワイヤ１４で回転され、従って溝１２の エツジ１３の一方がキャッチ７に係合してそれを旋回させ、それによりブレーキ 作動継手を休止させる。これは駆動輪の逆回転の際に生じ、ブレーキ装置、即ち リム・ブレーキ５１、が作動され且つ自転車を完全にロックしないようにさせる 。

上述のブレーキ作動装置の離脱を達成するため、駆動輪のハブには、ハブに取り 付けられたリング２ｏと作動リング２３との間に配置されたキャッチ２１の形式 の外部フリーホイール継手が備えられる。第１図および第２図を参照のこと。作 動リング２３は摩擦継手２５．２６５　によりワイヤ作動アーム２８に連結され る。駆動輪の逆回転の際にはキャッチ２１がリング２ｏと作動リング２３との間 に確実な連結を生じさせ、それにより作動アーム２８を後方へ移動し、ワイヤ１ ４によってリング１１を回転させ、ペダル・クランク組立体内のキャッチ７を離 脱させる。駆動輪の更に長い後退運動を可能にするため、摩擦継手２５．２６に より、作動アーム２８は作動リング２３と相対的に滑ることができる。

本発明の上述の実施例によれば、この自転車には、駆動輪と結合され且つ作動装 置によりペダル・クランク組立体内のブレーキ作動Ｂ１１１を休止させるように 意図されたフリーホイール継手が含まれる。第５図、第６図および第７図には、 離脱装置が駆動輪のパブ内に位置し且つチェーン・スプロケットから駆動輪へ駆 動力を伝達する駆動輪のフライホイール継手を休止させる如く構成されるように した本発明の実施例が示されている。第５図に示すハブの実施例においては、離 脱装置が駆動輪のハブに位置し、自転車のフレームにロックされた非回転輪２９ を含んでいる。駆動輪にあっては、玉軸受上に支えられた駆動スリーブ４４をそ の外側に支えるハブ・スリーブ４２が固定して連結されている。駆動スリーブ４ ４には、種々の大きざの多数のチェーン・スプロケット４０がかたく取り付けら れている。ハブ・スリーブ４２へ回転自在に軸受で支えられた駆動スリーブ４４ は、駆動スリーブ４４とハブ中スリーブ４２との間にフリーホイール継手を形成 する多数のキャッチ４３を介してチェーンおよびチェーン・スプロケット４０か らの駆動力を車輪へ伝達するように構成されている。車輪と、ペダル・クランク 組立体のブレーキ作動装置との間の連結の中断を達成し且つ後退運動の際の自転 車の完全なロックを回避するため、本発明のこの実施例には、キャッチ４３を休 止させる駆動輪ハブ内の装置内の装置が含まれている。

その目的のため、休止スリーブ３０が、ハブ・スリーブ４２内に軸受で支えられ ている。この作動スリーブ３゜は、車輪の後退運動の際にキャッチ４３を休止位 置へ移動させるように構成される。これは、キャッチ３２と、非回転スリーブ３ ４に軸受で支えられた歯輪３３とにより達成される。キャッチ３２と歯輪３３と は、ペダル・クランク組立体のフリーホイール継手ならびに駆動スリーブ４４と ハブ・スリーブ４２との間のフリーホイール継手と同じ係合の方向を有する第三 フリーホイール継手を形成する。歯輪３３は、車輪の長い後退運動の際の歯輪３ ３の滑りを可能にするため、摩擦継手３３．３６により非回転スリーブ３４に連 結される。第６図に示す如く、離脱スリーブ３ｏには開口部３０゛ａが形成され 、自転車の正常作動の際はその中にキャッチ４３が延伸する。

逆回転、およびキャッチ３２による休止スリーブ３０のロックの際には、スリー ブ３０がキャッチ４３を開口部３０ａ外へ押しやり、それによりキャッチ４３を 駆動スリーブ４４との係合から外れさせる。開口部３０ａはキャッチ４３よりも 大きい円周方向の範囲を有し、スリーブ３０とキャッチ４３との間の回転の遊び を可能にさせている。この遊びは、キャッチ４３の離脱の遅延が得られるように 意図されている。スリーブ３０の復帰運動はねじりばね３１により確保される。

いかなる種類の荷重もキャッチ４３に作用したり、スリーブ３０により作用され た場合にキャッチ４３の離脱を一層困難にさせたりしないように、遊び４６は別 として、駆動スリーブ４４に対し回転的にロックされた連結リング３９が駆動ス リーブ４４に設けられる。第７図参照のこと。車輪の後退連動の開始に際しての リング３９のある程度の自由な動きをこの遊びが常に提供することを保証するた め、駆動スリーブ４４に対する遊びが確保される方向へスリーブ３９を回転させ るように作用し得るばね４７が組み込まれている。この、リング３９と駆動スリ ーブ４４との間の回転の遊びも、急激な制動時における自転車の完全ロックを回 避すべく意図されている。

制動力伝達装置の弾性の故に、ブレーキが解放される前に駆動キャッチ４３が係 合することを回避するために、回転の遊びが必要である。

本発明の上述の実施例においては、第三フリーホイール継手の、他のフリーホイ ール継手の何れか一つの休止を達成するための二つの代替位置、即ちペダル・ク ランク組立体内のフリーホイール継手または駆動輪ハブ内のフリーホイール継手 の何れか、が説明されており、自転車の更に長い後退運動における自転車の完全 ロックを回避するため、そこに休止装置が組込まれている。

第８図、第９図および第１０図には、駆動軸のフリーホイール継手を休止させる ため駆動輪のハブに休止装置が組み込まれ、それにより駆動トルクがチェーン・ スプロケットから車輪へ伝達されるようにした、本発明の代替実施例が示されて いる。第８図に示す実施例においては、自転車フレームへ固くロックされた非回 転輪６０が休止装置に含まれている。ハブ・スリーブ６１は駆動輪へ固く取り付 けられ、玉軸受により駆動スリーブ６３に支えられる。次いで駆動スリーブ６３ は、２組の玉軸受により軸６０に支えられ、種々のサイズの多数のチェーン・ス プロケット６２を支える。駆動スリーブ６３は、駆動スリーブ６３とハブ・スリ ーブ６１との間のフリーホイール継手を形成する多数のキャッチ６４を介してチ ェーンおよびチェーン・スプロケット６２から車輪へ動力を伝達するように構成 される。

駆動輪とペダル・クランク組立体のブレーキ作動装置との間の接続の中断を達成 し且つ後退運動の際の自転車の完全ロックを回避するため、本発明のこの実施例 には、キャッチ６４を休止させるための、駆動輪ハブ内の装置が含まれる。この ため歯付き休止スリーブ６５がハブ・スリーブ６１内に軸受で支えられ、従って 休止スリーブ６５はキャッチ６６とキャッチ支持リング６７とを介して、車輪の 逆回転の際に、キャッチ６４をそれらの休止位置へ移動させるように構成される 。キャッチ６６と歯付き休止スリーブ６５とは第三フリーホイール継手を形成す る。摩擦継手によりキャッチ支持リング６７が非回転スリーブ７１に支えられて 長い後退運動の際の滑りを可能にさせる。摩擦継手には、キャッチ支持リング６ ７と、軸６０へ固く取り付けられたリング６９と、キャッチ支持リング６７およ びリング６９を一緒に押圧するためのばね７２とが含まれる。ばね７２は、スリ ーブ６８により軸線方向に支えられる。第９図により明らかな如く、休止スリー ブ６５には、自転車の正常な作動の際、キャッチ６４を動かぬままにしてオフ傾 斜面６５ａが形成される。休止スリーブ６５は、予張力ばね７５により、その休 止位置に保持される。後退連動および休止スリーブ６５とキャッチ６６との相互 係合の際には、休止スリーブ６５がキャッチ６４を傾斜面６５ａに押し上げ、そ れによりキャッチ６４を駆動スリーブ６３との保合から外れさせる。

いかなる種類の荷重もキャッチ６４に作用したり、休止スリーブ６５により作用 された場合にキャッチ６４の休止を一層困難にさせたりしないように、遊び７３ とは別に、駆動スリーブ６３に対し駆動自在に連結された連結リング７０が駆動 スリーブに設けられる。第１０図参照のこと。車輪の後退運動の開始に際しての 連結リング７０のある程度の自由な動きをこの遊びが常に可能にさせることを確 保するため、駆動スリーブ６３に対する遊びが確保される方向へ連結リング７０ を回転させるように作用し得るばね７６が設けられている。この、リング７０と 駆動スリーブ６３との間の回転の遊びも、急激な制動時における自転車の完全ロ ックに対する保証として役立つ。制動力伝達装置の弾性の故に、ブレーキが解放 される前にキャッチ６４が係合することを回避するために、回転の遊びが必要で ある。

第１１図および第１２図には、休止装置が、駆動輪のスプロケット・ホイール・ ユニットの内側に位置し且つ自転車の推進力をスプロケット・ホイールから駆動 輪へ伝達するフリーホイール継手を休止させる如く構成されるようにした、本発 明の更に別の実施例が示されている。

本発明のこの実施例によれば、この装置には、自転車のフレームへ固く取り付け られた非回転軸１２９が含まれる。駆動輪に対しては、玉軸受に支えられた駆動 スリーブ１４４をその外側に支えるスリーブ１４２が固く取り付けられる。駆動 スリーブ１４４には、多数のチェーン・スプロケット１４０が回転しないように 取り付けられている。ハブ・スリーブ１４２へ回転自在に軸受で支えられた駆動 スリーブ１４４は、駆動スリーブ１４４とハブ・スリーブ１４２との間のフリー ホイール継手を形成する多数のキャッチ１４３により、チェーン・スプロケット １４０から車輪へ推進力を伝達するように意図される。駆動輪とクランク組立体 のブレーキ作動装置との間の接続の中断を達成して、それにより後退運動の際の 自転車の完全ロックを防止するため、ハブ・スリーブ１４２内に休止スリーブ１ ３０が回転自在に取り付けられる。

休止スリーブ１３０に取り付けられたキャッチ１３２と歯付きリング１３３とに より、休止スリーブ１３０は、車輪の逆回転に際し、キャッチ１４３をそれらの 体止位と歯付きリング１３３とは第三フリーホイール継手を形成する。傾斜面を 形成された休止スリーブ１３０は、休止スリーブ１３０の軸線方向運動の達成の ため、対応的な傾斜面を備えるリング１５０に連結される。リング１５０は摩擦 継手１３５．１３６により回転され、それによりリング１５０は更に長い後退運 動の際に滑ることができる。

第１２図に示されている如く、休止スリーブ１３０には、自転車の正常な作動の 際は、キャッチ１４３には影響しないが予張力ばね１３１により休止位置に保持 される部分１３０ａが含まれる。逆回転と、キャッチ１３２を介する休止スリー ブ１３０の休止とに際しては、休止スリーブ１３０が回転し且つ、同時に、リン グ１５０の対応的な面に対する傾斜面の係合により軸線方向へ移動される。それ により駆動キャッチ１４３は、駆動スリーブ・１４４との係合から外される。

第１１図に示す駆動輪ハブには第四フリーホイール継手が含まれるが、その目的 は、静止するための制動時における自転車の゛完全ロックを防止するため、制動 中に連結スリーブ１３０を作動させることにある。このフリーホイール継手には 、キャッチ１５５を支える連結リング１３９を軸受で支えるようにしたスリーブ １４８が含まれる。スリーブ１４８には、連結リング１３９の回転の遊びを可能 にさせる溝１４６が形成される。ばね１４７は、自転車の正常な作動の課にこの 遊びを維持するように作用する。

第１３図に示す自転車には、固く取り付けられたペダル・アームと自転車の駆動 輪へチェーンを接続するスプロケット・ホイールとを備えるペダル・クランク軸 ２を軸受で支えるようにしたペダル・クランク組立体が含まれる。このペダル・ クランク組立体にはまた、ワイヤ５０によりリム・ブレーキ５１へ接続されるブ レーキ作動装置も含まれる。

ペダル・クランク組立体のブレーキ作動装置には、クランク軸２へ固く取り付け られたスリーブ２０１と、スリーブ２０１を囲み且つ摩擦面２１０を介してスリ ーブ２０１へ駆動するように接続される回転リング２０３とが含まれる。第１４ 図参照のこと。これらの摩擦面２１０は円すい状をなし、調整リング・ナツト２ １４に対して作用する座金ばね２０９により一緒に押圧される。回転リング２０ ３には、多数のキャッチ２０７と協働するラチェツト歯２０４が設けられる。こ のキャッチ２０７はリング２０６へ旋回自在に支えられ、そのリングにはリム・ ブレーキ５１への接続のため半径方向へ延びる作動アーム８が形成される。

ペダル軸の前進回転の際、キャッチ２０７は、それらが回転リング２０３の歯２ ０４から遠方へ旋回するので、係合しないままである。ペダル・クランクの逆ｎ 転の際は、キャッチ２０７が歯２０４へ確実に係合し、それによりリング２０６ を逆方向に回転させ、アーム８に作動モーメントを加える。余りにも高いブレー キ作動力がペダル・クランクに加えられた場合には、この装置を過負荷に対して 防護するため、摩擦面２１０間に滑り運動が発生する。

ペダル軸２と、チェーンにより通常の方法で自転車の後輪へ連結されたスプロケ ット・ホイール２４０との間にフリーホイール継手が設けられる。ペダル・クラ ンク組立体のこのフリーホイール継手には、ペダル軸２へ回転しないように取り 付けられ且つその外周に、駆動スリーブ２４４を備えるスプロケット・ホイール を支えたスリーブ２４２が含まれる。駆動スリーブ２４４は玉軸受でスリーブ２ ４２上に支えられ、キャッチ２４３の対を介してペダル軸２からスプロケット・ ホイールへ駆動力を伝達するように構成される。キャッチ２４３の対は、軸スリ ーブ２４２と駆動スリーブ２４４との間にフリーホイール継手を形成する。

本発明に従い、自転車の後輪とペダル・クランク組立体のブレーキ作動装置との 間の接続の中断を達成し、それにより後退運動の際の自転車の完全ロックを防止 するため、キャッチ２４３を係合から解放する装置がペダル・クランク組立体に 設けられる。このため、休止スリーブ２３０が駆動スリーブ２４４へ回転自在に 支えられる。

休止スリーブ２３０には、リング２３３へ傾斜自在に支えられるキャッチ２３２ と協働する歯輪が形成される。

リング２３３はフランジ付きの、フレームに取り付けられたスリーブ２５０へ回 転自在に取り付けられ、自転車の後退運動により生起される駆動スリーブ２４４ の逆回転の際にキャッチ２４３を離脱させるように構成される。

休止スリーブ２３０のキャッチ２３２と歯輪とは、後輪ハブのフリーホイール継 手およびペダル・クランク組立体の駆動継手２４２−２４４の双方と同じ係合方 向を有する第四フリーホイール継手を形成する。キャッチ２３２を支えるリング ２３３は、更に長い後退運動の滑りを可能にする摩擦継手により、固定フランジ 付きスリーブ２５０に連結される。摩擦継手には一つ以上の調整ねじ２２１が含 まれ、各々かばね２２０と摩擦素子２１９とを備えている。これらのねじ２２１ はリング２３３のねじを付した貫通孔に取り付けられ、フランジ付きスリーブ２ ５０の外面との摩擦係合を達成する。

第１６図に示す如く、休止スリーブ２３０には、自転車の正常な前進運動中、キ ャッチ２４３の外側部分が受容されるようにした凹所２３０ａが形成される。ス プロケット・ホイールおよび駆動スリーブ２４４の逆回転の際、休止スリーブ２ ３０はキャッチ２３２によりロックされ、キャッチ２４３を凹所２３０から押し 出し、且つそれにより駆動スリーブ２４４との係合から外れさせる。

いかなる種類の荷重もキャッチ２４３に作用したり、それによりそれらの保合を 更に強めたりしないようにするため、スリーブ２４２には歯付きリング２３９が 設けられる。歯付きリング２３９は、回転の遊びとは別に、スリーブ２４２へ回 転するように連結される。この遊びは、スリーブ２４２の狭い外側の歯２４６の 、歯付きリング２３９の内面の一層幅広い凹所２４６ａとの協働により達成され る。車輪の後退運動の当初における歯付きリング２３９のある程度のから動きを 上述の遊びが常に提供することを保証するため、スリーブ２４２に対する遊びが 得られる方向へリング２３９を片寄せるばね２４７が設けられる。この回転の遊 びはまた、自転車が、実際の激しい制動の際に完全ロックすることを保証する。

制動力伝達装置における例の弾力性の故に、ブレーキが解放される前にキャッチ ２４３が再係合しないようにするため、回転の遊びが必要である。

第１８図に示す、本発明の更に別の実施例においては、駆動キャッチ２４３に対 し反対の係合方向を有し且つペダル・クランクの逆回転の際に係合する駆動スリ ーブ２４４内にキャッチ２４８が取り付けられる。連続する逆方向へのペダル・ クランク運動においては、（上述の如く）駆動キャッチ２４３が離脱され、休止 スリーブ２３０の回転のため、それ以上の遊びが生起される。この装置による利 点は、回転の遊びを縮減できることである。

前進駆動中、暫く休んだ後、ペダル走行を再開する度毎にから動きが少なくなる 。その理由は、制動時にのみ余分の遊びが得られる、ということである。この装 置によれば、制動後、係合肩部に関して、駆動キャッチ２４３により良い調整を 行うことが可能である。激しい制動の後も、遊びは、ペダル走行を再開しても矢 張り同じである。

本発明の実施例は、上記に説明した諸例に限定されるものではなく、フレイムの 範囲内で変更し得るものである。

日６１ Ｉ３３ Ｆｌ（３５ ＦＩＧ　　／／ Ｆｉｇ、　１４ Ｆ（Ｇ　　１３ 国際調査報告

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．一方では駆動チエーンを包含する駆動伝動装置を、また他方では駆動チエー ンから分離されたブレーキ作動装置（８）を作動させるペダル・クランク組立体 を備える自転車の連結装置にして、ペダル・クランクの逆回転の際のブレーキ作 動装置（８）へのトルク伝達のためペダル・クランク組立体と結合された第一フ リーホイール継手（７）と、ペダル・クランクの前進回転の際の駆動輪へのトル ク伝達のため自転車の駆動輪ハブと結合された第二フリーホイール継手（４３） ，（６４），（１４３）とを含む連結装置において、自転車の駆動伝動装置と結 合された第三フリーホイール継手（３２），（６６），（１３２）と、前記第三 フリーホイール継手（２１），（３２），（６６），（１３２）へ接続され且つ 自転車の駆動輪の逆回転の際前記第三フリーホイール継手（２１），（３２）， （６６），（１３２）により作動されるように構成されたシフト装置（２３）， （３０），（６５），（１３０）とを備え、前記第三フリーホイール継手（２１ ），（３２），（６６），（１３２）が作動される際、代りに前記第一フリーホ イール継手（７）または前記第二フリーホイール継手（４３），（６４），（１ ４３）の係合を防止するように前記シフト装置（２３），（３０），（６５）， （１３０）が構成されることを特徴とする連結装置。 ２．請求項１に記載された連結装置において、シフト装置（２３），（３０）， （６５），（１３０）が、前記フリーホイール継手（４３），（６４），（１４ ３）に影響を及ぼし且つその係合を防止する如く構成されるようにした連結装置 。 ３．請求項２に記載された連結装置において、自転車の後退運動の制限を防止す るため滑りクラツチ（３５），（３６），（６７），（６９），（１３５），（ １３６）を備えるようにした連結装置。 ）４．請求項２に記載された連結装置において、前記第三フリーホイール継手（ ３２）が駆動輪ハブ内に位置し、前記第三フリーホイル継手（３２）の一部分を 形成する回転自在スリーブが前記シフト装置（３０）に含まれるようにした連結 装置。 ５．請求項１に記載された連結装置において、前記第二フリーホイール継手（４ ３），（２４３）がキヤツチ（４３），（２４３）との係合のための歯付きリン グ（３９），（２３９）を含み、前記歯付きリング（３９），（２３９）が回転 遊びを介して駆動伝動装置へ連結されるようにした連結装置。 ６．一方では駆動チエーンを包含する駆動伝動装置を、また他方では駆動チエー ンから分離されたブレーキ作動装置（８）を作動させるペダル・クランク組立体 を備える自転車の連結装置にして、ペダル・クランクの逆回転の際のブレーキ作 動装置（８）へのトルク伝達のためペダル・クランク組立体と結合された第一フ リーホイール継手（２０７）と、ペダル・クランクの前進回転の際の駆動チエー ンヘのトルク伝達のためペダル・クランク組立体と結合された第二フリーホイー ル継手（２４３）と、自転車のペダル・クランク組立体と結合された第三フリー ホイール継手（２３２）と、前記第三フリーホイール継手（２３２）へ接続され 且つペダル・クランク組立体の逆回転の際前記第三フリーホイール継手（２３２ ）により作動されるように構成されたシフト装置とを含み、前記第三フリーホイ ール継手（２３２）が作動される際、前記第二フリーホイール継手（２４３）の 係合を防止する如く前記シフト装置（２３０）が構成されるようにした連結装置 。