JPH02502937A - ディスクブレーキ用自動調整装置 - Google Patents
ディスクブレーキ用自動調整装置Info
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- JPH02502937A JPH02502937A JP50034989A JP50034989A JPH02502937A JP H02502937 A JPH02502937 A JP H02502937A JP 50034989 A JP50034989 A JP 50034989A JP 50034989 A JP50034989 A JP 50034989A JP H02502937 A JPH02502937 A JP H02502937A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
ディスクブレーキ用自動調整装置
[産業上の利用分野コ
この発明は、請求の範囲第1項の前提部に記載されたディスクブレーキ用自動調
整装置に関する。この種の調整装置は、例えば、西独特許公報3336120号
に開示されている。
[従来の技術]
この種の装置では、ハンドブレーキが引かれているときにフットブレーキが作動
されると、不都合が生起される。フットブレーキの作動の初期で、摩擦継手がハ
ンドブレーキにより作動され、調整要素が互いにロックされる場合、フットブレ
ーキの作動により生起された油圧の高い物理的影響でブレーキの作用方向にブレ
ーキピストンが移動されることにより、摩擦継手が解除され、その結果、その瞬
間からのみ調整装置の調整に影響を与えることが可能になる。そのため、ブレー
キ力の経路に位置されたブレーキキャリパ、ブレーキライニング、及び他の要素
の伸長によりこの瞬間に発生される相当大きな力によって、摩擦継手が解除され
る力点と摩擦継手が閉成される力点との間に、ヒステリシスが生起される。その
ため、ハンドブレーキが引かれているとき、フットブレーキが作動されると(例
えば、15バールに上昇された圧力)、ブレーキシステムは、ブレーキライニン
グの暦耗に拘らずに、継続して調整する。ブレーキの完全な解除がもはや不可能
であるため、及び、この影響のためにブレーキディスクの冷却ができないため、
ブレーキディスクがオーバーヒートされ、最終的には、ベアリングが損傷され、
蒸気泡が形成される。
[発明の目的]
この発明の目的は、請求の範囲第1項の前提部に記載された種類の調整装置であ
って、ハンドブレーキとフットブレーキとが同時に作動されるような誤ったブレ
ーキの作動が繰返される場合で゛あっても、上述した危険を安全に回避すること
を目的としている。
[構成、作用、及び効果]
この目的は、請求の範囲第1項の特徴部により達成される。
この発明の実施例では、調整装の摩擦継手のロックが、ブレーキの誤った作動の
(即ち、ハンドブレーキが作動されなからフットブレーキが作動される)場合に
上昇されたブレーキ力で解除されることが妨げられている。その結果、上述した
ヒステリシスが生起されない。ブレーキピストンが、他の調整要素を通して加え
られる力なしに少なくとも所定量ブレーキの作動方向に移動されることが許容さ
れ、このとき、一方の調整要素は、他方の調整要素を摩擦継手から離れる方向に
移動でき、調整工程が実行されることを許容している。ブレーキ作動を実行する
ためのブレーキピストンの摺動は、この発明では、摩擦継手のロックを解除する
ことなしに、むしろ減少されることが可能になる。これにより、調整工程が実行
される。
他方、ハンドブレーキが正当に解除され、摩擦継手の係合が解除されると、他方
の調整要素は、ピストンの移動方向にピストンの移動によって移動されることが
許容され、一方の調整要素がハウジング内に回転可能に支持されているため、両
方向への調整が実行されることが許容されている。このためには、他方の調整要
素を保持しているバネが、アンチセルフロック螺子により互いに連結された2つ
の調整要素間の摩擦力を打勝つに十分な弾性力を有している必要がある。
他方の調整要素の非回転構造は、摩擦継手の助けによりピストンの底で達成され
ているが、請求の範囲第2項の特徴部の組合わせがこの発明の実施例に推奨され
る。そのため、他方の調整要素は、ピストンに対して軸線方向に摺動可能である
が、ピストンに対して回転不能にピストンの底に配置されている。
請求の範囲第3項の特徴部では、止めにより付加的な効果が発揮されている。即
ち、この止めは、ハンドブレーキの作動の間に、調整要素とブレーキピストンと
を間を明確に接続する働きをする。このような構造において、請求の範囲第4項
の中心円錐は、例えば、鋳造、溶接などにより他方の調整要素に一体に連結され
ており、または、プレス、圧縮などの他の方法で他方の調整要素に堅固に連結さ
れている。
請求の範囲第5項では、バネとしては、請求の範囲第7項に示された突起が設け
られていると特に効果的であるカップバネが推奨されている。この突起により、
バネの撓みが所定距離に制限されているため、フットブレーキが作動されている
ときハンドブレーキが引かれたとしても、調整は、可能である。この場合の調整
は、大きい力の存在で実行されるが、フットブレーキの終了時には、調整要素と
ピストンとの間の緩んだバネは、十分大きなりリアランス(0,2〜0.31)
がシールのロールパック効果によりブレーキディスクからブレーキを解放するた
めに利用できるようにさせている。
この発明の効果的な実施例では、バネの弾性力は、請求の範囲第8項に示される
ように設定されることが推奨されている。これにより、フットブレーキの正常な
作動の間に調整が生起されることが保証されている一方、ブレーキピストンに対
する他の調整要素の軸線方向の摺動が保護され、ハンドブレーキが引かれたとき
調整が停止される。
他の解決法では、この発明の目的は、請求の範囲第9項の特徴部により達成され
る。
この発明の解決法では、上昇された油圧の存在により、摩擦継手は、調整要素の
ロックのために作動されたままであることが保証されている。即ち、ハンドブレ
ーキの力がフットブレーキの力より大きいため、ブレーキキャリパ及びブレーキ
ディスクが機械的に緊張された瞬間に、摩擦継手が解除され、相当大きい弾性伸
長され、ブレーキが解除されたときに上述したヒスレリシスが生起される。しか
しながら、これに反して、ハンドブレーキが過度に作動されているならば、即ち
、摩擦継手が作動されたままであるならば、調整要素の調整は、不可能である。
しかしながら、発明技術により減少されないフットブレーキによって現実に生起
されるブレーキ力を支持し得ない。この発明の段付きピストンの協働により、臨
界の場合に継手が解除されることを妨げる力が、油圧に関連してピストンの差領
域により形成されている。即ち、互いに対の調整要素の相対動が不可能であり、
これにより、調整が生起されない。
さらなる解決法が請求の範囲第9項の特徴部によって表されている。
高い油圧のときに、摩擦継手が調整要素のロックのためにあらゆる場合に作動さ
れたままである。即ち、ハンドブレーキの力がフットブレーキの力より大きいた
め、ブレーキキャリパ及びブレーキディスクが機械的に緊張された瞬間に、摩擦
継手が解除され、相当大きい弾性伸長され、ブレーキが解除されたときに上述し
たヒスレリシスが生起される。しかしながら、これに反して、ハンドブレーキが
過度に作動されているならば、即ち、摩擦継手が作動されたままであるならば、
調整要素の調整は、不可能である。しかしながら、発明技術により減少されない
フットブレーキによって現実に生起されるブレーキ力を支持し得ない。この発明
の段付きピストンの協働により、臨界の場合に継手が解除されることを妨げる力
が、油圧に関連してピストンの差領域により形成されている。
即ち、互いに対の調整要素の相対動が不可能であり、これにより、調整が生起さ
れない。
この発明の目的の第3の解決法は、請求の範囲第14項の特徴部にある。
この発明の実施例では、ブレーキの誤った作動の(即ち、ハンドブレーキが作動
されなからフットブレーキが作動される)場合に、調整要素をロックする摩擦継
手が上昇されたブレーキ力でのみ解除されることが防止されている。その結果、
上述したヒステリシスが生起されない。継手を解除するに必要な力は、ハンドブ
レーキの位置に無関係である。なぜなら、これは、調整ベアリングの摩擦力によ
って固定さあれでおり、適切な低い値に調整することを許容しているからである
。
この発明のベアリングの外輪は、軸線方向に摺動可能であるため、及び、ベアリ
ングは、大概筒状であるため、この発明の効果的な実施例では、ベアリングの外
輪の縦軸線の移動の間に生起されるベアリングの外輪の回転動を妨げるために、
請求の範囲第16項の実施例が適用されることが推奨されている。
ピストンの縦軸線方向に摺動されるベアリングの簡易な実施例は、請求の範囲第
17項に開示されている。このような形状では、回転可能な一方の調整要素に対
して移動不能にハウジング内に保持されたブツシュは、ハウジング内に固定され
ている締付はリングによって縦軸線方向に摺動可能に配置されている。このブツ
シュは、ビヴオットベアリング特にボールベアリングの外輪を形成している。
摩擦継手の結果として、力の影響に従って摺動する位置にベアリングが位置され
たままであるため、及び、ブレーキ力がベアリングに対してブレーキピストンの
上流端方向を向いているため、ベアリングを初期位置に戻す手段が必要である。
請求の範囲第18項に記載の実施例がこのために推奨される。
[図面の簡単な説明]
第1図は、第1の解決法に係る調整装置を仔するディスクブレーキの一部の縦断
面図(但し、ラインニング及びディスクが省略されている)、第2図は、第2の
解決法に係る調整装置を有するディスクブレーキの一部の縦断面図(但し、ライ
ンニング及びディスクが省略されており、この図の上半分には、ディスクブレー
キの公知の部分が示されている一方、下半分には、新規な調整ピストンからなる
この発明の調整装置が示されている)、第3図は、第2図に類似した縦断面図で
あって、他の実施例の調整装置を示しており、第4図は、第2図に類似した縦断
面図であって、第2図の調整装置の第3の実施例を示しており、第5図は、第3
の解決法に係る調整装置を有するディスクブレーキの一部の縦断面図(但し、ラ
インニング及びディスクが省略されていg)、第6図は、第5図の実施例の変形
例を示している。
〔実施例]
ブレーキハウジング2内には、略3つの段部が形成されたシリンダ孔4が設けら
れている。最も大きい径の孔部6内に、ブレーキピストン8が軸線方向に摺動可
能に収納されている。
このブレーキピストン8は、ポット状に形成され、その開口端は、シリンダ孔4
内に位置されている一方、その開成端は、シリンダ孔4から突出し、これにより
1.ブレーキシュー(図示路)を押圧している。シリンダ孔4に対してブレーキ
ピストン8をシールするために、公知のいわゆるロールバックシール10がブレ
ーキハウジング2の円環状の溝12内に配置されており、このシール10により
、ブレーキピストン8がその復帰位置に戻される。
ブレーキピストン8の底部には、調整軸14が回動不能に位置されており、この
調整軸14は、ブレーキピストン8に形成されたキャビティを同軸に通って小径
の孔部16まで延出している。この調整軸14は、多数のアンチセルフロック螺
子18を有している。この調整軸]4に位置された調整ナツト20がこれに対応
する螺子を有している。この調整ナツトは、略筒状であるが、ピストンから離れ
る端部に、半径方向の突起22が形成されている。この半径方向の突起22は、
円錐摩擦領域24を形成している。ハンドブレーキピストン28に設けられた他
の円錐摩擦領域26は、上記円錐摩擦領域24と協働している。その結果、調整
ナツト20とハンドブレーキピストン28とは、摩擦継手の2つの部品を形成し
ている。このハンドブレーキピストン28には、孔部32内に摺動可能に収納さ
れた筒状部30が設けられている。この孔部32は、縮小された径を有している
。さらに、ハンドブレーキピストン28には、略半径方向延出し且つ上記円錐摩
擦領域26が形成されているフランジ部34が設けられている。このハンドブレ
ーキピストン28のフランジ部28は、調整ナツト20の半径方向の突起22を
外側から囲んでおり、摩擦領域24.26の間に、作動クリアランス5が形成さ
れている。
ハンドブレーキピストン28の上流側では、機械的作動装置が偏心器36を備え
ている。この偏心器36は、スプール36を介してハンドブレーキピストン28
を作動する。この偏心器36には、シリンダ孔4に対して横方向に延出している
孔40内に回転可能に位置された軸38が設けられている。
この軸38には、ハンドブレーキレバー(図示路)が堅固に固定されている。ス
プール39の一端は、軸38に形成された凹所42に収納されている一方、スプ
ール39の他端は、ハンドブレーキピストン28に形成された凹所44に位置さ
れている。ブレーキピストン8に対面する調整ナツト20の一部は、3又は4個
のボールベアリング46に支持されている。このボールベアリング46の内輪は
、調整ナット20自体に形成されている。ボールベアリング46の外輪48は、
回転軸線に対して垂直に延出している仮想面に沿って2つの部品に分割されてお
り、ブツシュ52の肩部50に当接している。このブツシュ52は、ブレーキハ
ウジング2内に固定されており、調整ナツト20とブレーキピストン8の壁との
間で軸線方向に延出している。外輪48の他側には、渦巻きバネ54が当接され
ており、この渦巻きバネ54の他端は、ブツシュ52の他端に形成されたフラン
ジ76に支持されている。この渦巻きバネに代えて、カップバネ、カップバネの
バンク、又は、所定の力を発揮する他の弾性部材(例えば、ラバースリーブ)が
用いられても良い。
図面に示されたブツシュ52は、2つの部品から構成されている。第1のブツシ
ュ部品64は、ハウジング2の円形の溝68に固定された半径方向のフランジ6
6を形成している。
第1のブツシュ部品64の他端には、ボールベアリング46のための当接面70
が形成されており、このボールベアリング46は、渦巻きバネ54によって付勢
されている。第2のブツシュ部品72は、薄い壁で筒状に形成されており、ロー
リング又は水漏れ防止作用によって第1の部品に連結されている。そのため、第
1のブツシュ部品64には、少なくとも1つの凹所74が設けられている。第1
のブツシュ部品64の物質は、この凹所74を通して、ローリング又は水漏れ防
止作用、及び溶接などの作用の間に、変形される。この第2のブツシュ部品72
は、第1のブツシュ部品64の外周縁に押圧されている。このように、調整の効
果的な可能性がバネの力によって得られるため、調整の効率が改善される。ボー
ルベアリング46から離れている渦巻きバネ54の一端は、第2のブツシュ部品
72に形成された内方突出フランジ76に当接されている。
ブレーキピストン8の内空間の底部には、円錐凹所が設けられている。この円錐
凹所の円錐横面85は、調整軸14のための止めとして作用している。ピストン
の底に突入している調整軸14の一端には、円錐88が配置されている。この円
錐880発生面は、ピストンの底の凹所の横面に対応していおり、この円錐88
は、調整軸14の一端をピストンの底の中心に保持している。
ピストンの底に係留されたピン84が、調整軸14の一端の孔86に係合してい
る。これにより、調整軸14がピストン8に対して回転しないように固定されて
いる。カップバネ82が、その内側で調整軸14に取付けられ、その外側で、環
状の突起90に支持されている。この環状の突起90は、ブレーキピストン8の
内面に対して堅固に固定されている。
このような構成であるため、カップバネ82によって、ピストンの底部に対して
調整軸14が付勢されており、円錐88の発生面は、調整装置の通常位置で凹所
89の円錐内壁85に当接している。円錐の発生面には、発生面の全域に分配さ
れた溝83が設けられていても良い。この溝83は、2つの円錐面を互いに良く
当接させることができる。
環状の突起90は、例えば、サークリップ(circlip)としてピストンの
内室の環状の溝に挿入されていても良く、これに代えて、圧力リングとして形成
されていても良い。他の変形としては、雄螺子がピストンの内室に設けられた螺
子に螺合されていても良い。
以下に、この発明の詳細な説明する。
調整装置の通常状態では、領域24と26との間に、クリアランスSが存在する
。そのため、調整軸14の円錐状の一端は、バネ82の付勢により、止め85に
当接されている。
フットブレーキの作用の間にピストン8の内室に存在する適切な油圧により、ピ
ストン8が図の左方に移動されると、円錐88の内壁は、バネ82の付勢より止
め85に当接したままであり、そのため、調整軸14は、ピストン8に乗せられ
ている。その結果、調整軸14は、調整ナツト20に誘起された回転動によって
、調整ナツト20から螺合解除され、調整軸14は、図の左方に軸線に沿って移
動し、戻らない。これによって、領域24と26の間の距離が変更されない。圧
力が減少されると、ピストン8は、ブレーキ内の張力によって、及び、シール1
0のロールバック効果によって、初期位置に戻される。これにより、調整軸14
は、回転している調整ナツト20に螺合される。ハンドブレーキの作動時には、
スプール39は、軸38の動きに対応して左方にシフトされ、その結果、クリア
ランスSがなくなった後、ハンドブレーキピストン28が、領域26で、調整ナ
ツト20の領域24に当接される。摩擦継手24.26の働きにより、調整ナツ
ト20は、回転゛されない。そのため、軸38から発生した力は、スプール39
、ハンドブレーキピストン28、調整ナツト20、及び調整軸14を介して、ブ
レーキピストンの底に伝達される。軸38によって生起された力の一部が加えら
れると、される。ハンドブレーキピストン28は、フットブレーキ作用の開始時
にその初期位置に戻される。
フットブレーキが規定通りに作動されて、その上、/Xフットブレーキ引かれる
と、油圧がブレーキピストン8の内室内に加えられる一方、摩擦継手24.26
が閉成され、クリアランスSが存在しない。油圧の影響の下で、ピストン8は、
バネ82の付勢により調整軸14を引っ張ることを開始するが、この力は、螺子
の遊びがなくなると即座に、調整ナツト20に伝達される。しかしながら、この
ナツトのロックが調整工程を妨げ、その結果、螺子に働く力は、バネ82の端部
が撓み且つピストン8が円錐88から離れて移動するまで、順次大きくなる。こ
のような関係から、バネ82の力は、十分弱く選定される必要がある。即ち、渦
巻きバネ54が撓む前に、及び調整ピストン14がボールベアリング46を介し
て摩擦継手26から離れて、回転動による調整を達成する前に、バネ82が必要
な制動距離だけ撓むことが保証されるように、バネ82の力は、十分弱く選定さ
れる必要がある。
バネ82の行路を制限するために、環状の突起90が止めとして利用されている
。この止めは、以下の状況のときに効果的である。即ち、ピストンの動きの力に
よって、及びこの力に対抗する方向のバネ54の力によって、バネ82の外部領
域は、ピストンの内室内に大きく延出した突起90に当接して平坦にされ、その
結果、バネ82の面は、バネ82が支持されている突起90の全面に略平行にさ
れている。
フットブレーキが様々にかけられる場合であっても、摩擦継手24.26がバネ
82の止め効果によって解除されて、調整が実行されるべきである。これによっ
て、いかなる危険も生起されない。なぜなら、フットブレーキ動作の終りでは、
バネ82がその初期位置に戻されたとき及び調整軸14がこの経路に沿って止め
85に再び当接されるとき、ピストン8が戻るために十分なりリアランスが常時
利用できるからである。
次に、第2図には、ブレーキハウジング2内には、3つの段部が形成されたシリ
ンダ孔4が設けられている。最も大きい径の孔部6内に、ブレーキピストン8が
軸線方向に摺動可能に収納されている。このブレーキピストン8は、ポット状に
形成され、その開口端は、シリンダ孔4内に位置されている一方、その開成端は
、シリンダ孔4から突出し、これにより、ブレーキシュー(図示路)を押圧して
いる。シリンダ孔4に対してブレーキピストン8をシールするために、公知のい
わゆるロールバックシール10がブレーキハウジング2の円環状の溝12内に配
置されており、このシール10により、ブレーキピストン8がその復帰位置に戻
される。
ブレーキピストン8の底部には、調整軸14が回動不能に位置されており、この
調整軸14は、ブレーキピストン8に形成されたキャビティを同軸に通って小径
の孔部16まで延出している。この調整軸14は、多数のアンチセルフロック螺
子18を有している。この調整軸14に位置された調整ナツト20がこれに対応
する螺子を有している。この調整ナツトは、略筒状であるが、ピストンから離れ
る端部に、半径方向の突起22が形成されている。この半径方向の突起22は、
円錐摩擦領域24を形成している。
ハンドブレーキピストン28に設けられた他の円錐摩擦領域26は、上記円錐摩
擦領域24と協働している。その結果、調整ナツト20とハンドブレーキピスト
ン28とは、摩擦継手の2つの部品を形成している。このハンドブレーキピスト
ン28には、孔部32内に摺動可能に収納された筒状部30が設けられている。
この孔部32は、縮小された径を有している。さらに、ハンドブレーキピストン
28には、略半径方向延出し且つ上記円錐摩擦領域26が形成されているフラン
ジ部34が設けられている。このハンドブレーキピストン28のフランジ部28
は、調整ナツト20の半径方向の突起22を外側から囲んでおり、摩擦領域24
.26の間に、作動クリアランス5が形成されている。
ハンドブレーキピストン28の上流側では、機械的作動装置が偏心器36を備え
ている。この偏心器36は、スプール36を介してハンドブレーキピストン28
を作動する。この偏心器36には、シリンダ孔4に対して横方向に延出している
孔40内に回転可能に位置された軸38が設けられている。
この軸38には、ハンドブレーキレバー(図示路)が堅固に固定されている。ス
プール39の一端は、軸38に形成された凹所42に収納されている一方、スプ
ール39の他端は、ハンドブレーキピストン28に形成された凹所44に位置さ
れている。ブレーキピストン8に対面する調整ナツト20の一部は、3又は4個
のボールベアリング46に支持されている。このボールベアリング46の内輪は
、調整ナット20自体に形成されている。ボールベアリング46の外輪48は、
回転軸線に対して垂直に延出している仮想面に沿って2つの部品に分割されてお
り、ブツシュ52の肩部50に当接している。このブツシュ52は、ブレーキハ
ウジング2内に固定されており、調整ナツト20とブレーキピストン8の壁との
間で軸線方向に延出している。外輪48の他側には、渦巻きバネ54が当接され
ており、この渦巻きバネ54の他端は、ブツシュ52の他端に形成されたフラン
ジ76に支持されている。この渦巻きバネに代えて、カップバネ、カップバネの
バンク、又は、所定の力を発揮する他の弾性部材(例えば、ラバースリーブ)が
用いられても良い。
第2図に示されたブツシュ52は、2つの部品から構成されている。第1のブツ
シュ部品64は、ハウジング2の円形の溝68に固定された半径方向のフランジ
66を形成している。′第1のブツシュ部品64の他端には、ボールベアリング
46のための当接面70が形成されており、このボールベアリング46は、渦巻
きバネ54によって付勢基れている。第2のブツシュ部品72は、薄い壁で筒状
に形成されており、ローリング又は水漏れ防止作用によって第1の部品に連結さ
れている。そのため、第1のブツシュ部品64には、少なくとも1つの凹所74
が設けられている。第1のブツシュ部品64の物質は、この凹所74を通して、
ローリング又は水漏れ防止作用、及び溶接などの作用の間に、変形される。この
第2のブツシュ部品72は、第1のブツシュ部品64の外周縁に押圧されている
。このように、調整の効果的な可能性がバネの力によって得られるため、調整の
効率が改善される。
ボールベアリング46から離れている渦巻きバネ54の一端は、第2のブツシュ
部品72に形成された内方突出フランジ76に当接されている。
作動クリアランスSの調整のために、第1のハンドブレーキピストン28は、取
付けの間、ハウジング内に挿入されている。その上、摩擦領域26の参照点と溝
68の半径方向の壁78との間の距離が計測される。壁78とフランジ66との
間にシム板80が挿入されることによって、理論寸法に対する差異が吸収されて
いる。従って、第1のプツシ二部64の当接面70、ベアリング46の軸線方向
の位置、調整ナツト20の各々は、所定の理論値軸線方向にシフトされる。シム
板80は、幾つも利用されることができ、そのため、通常、1つのシム板のみの
挿入で満足される。いずれにしても、必要なバランス値は、多数のシム板を組合
わせて得られることが許容されている。このことは、シム板が以下の実施例で利
用されている限り、以下の実施例にも適用できる。
この発明に係る調整装置の実施例では、段付きピストン35のための空間が設け
られた延出孔部16が備えられている。
この段付きピストン35は、略カップ状に形成されており、その上流側に中心貫
通孔43を有している。この貫通孔43によって形成された段付きピストン35
の内面は、ハンドブレーキピストン28の外面に摺動可能に位置されている。こ
28の筒状部30と略同じ径に形成されても良く、又は、筒状部30の円形の溝
に挿入されていても良い。重要な点として、段付きピストン35の上流側51が
孔部16の底47に直接支持されるのではなく、当業者に公知であるサークリッ
プ45が設けられて、又は段付きピストンが設けられて、又は他の手段が設けら
れて、裂は目が形成されている。これにより、ブレーキピストン8の内室を支配
する油圧が中間スペース49を介して段付きピストン35の上流側51に作用す
ることができる。閉鎖要素33に支持されたバネ37は、段付きピストン35の
内底部を付勢している。この閉鎖要素33は、ハンドブレーキピストン28の下
流端に配置されており、サークリップ又は他の手段によって、閉鎖要素33がブ
レーキピストン8の閉鎖端の方向にハンドブレーキピストン28の下流端から離
れることが防止されいてる。閉鎖要素33は、シールリングによってハンドブレ
ーキピストン28の方向に及び段付きピストン35の内壁の方向にシールされて
おり、その結果、ピストン8の内室を支配している油圧は、バネ37を直接覆っ
ている空間に到達することができない。
この空間は、むしろ、補償孔41によって包囲空間を支配する外圧で維持されて
いる。閉鎖要素33は、例えばタンブルリベットの力の作用により、ハンドブレ
ーキピストン28の下流端に堅固に連結されている。
さらに、保護のために、段付きピストン35には、ハンドブレーキピストン28
に対する段付きピストン35の回転を防止する手段が設けられている。これによ
り、段付きピストン35は、ハウジング2に対して回転されないだけでなく、ピ
ストン8に対しても回転されない。
ピストン8の内室を支配している油圧が段付きピストン35の一部の面に到達し
ないことに注意を払うことは、閉鎖要素の必須の義務である。この点で、油圧圧
力が到達する上流側の領域と下流側の領域では、大きさが異なっている。この異
なった領域のために、バネ37の力に打勝った後、ピストン8の内圧に依存して
いる力は、段付きピストン35にピストン8の縦軸線方向に作用し、その結果、
ピストン8の縦軸線方向に油圧に依存している段付きピストン35を移動させる
。
低圧の範囲では、第2図に係る構造は、西独特許公報3336120号に開示さ
れている。この圧力範囲は、略5〜10バールである。この低圧の範囲では、2
つのケースが区別されるべきである。一方、ハンドブレーキは、その通常の解除
状態であると仮定する。この場合、クリアランスSは、零より大きく、且つ、調
整ナツト20は、ピストン8の外方への移動に対応して即座に回転を開始するこ
とができ、これにより、調整軸14は、回転しているナツト20から移動される
。この場合、調整装置は、ライニングの磨耗のためにピストン8の復帰時に公知
の方法で調整される。
ハンドブレーキが強く引かれている場合、(フットブレーキの作用で)油圧が増
大すると、その後、摩擦領域24と26とのクリアランスSは、零になる。螺子
18に対する調整ナツト20の回転は、ピストン8の外方への移動の間、不可能
にされている。その結果、ピストン8は、調整軸14により、渦巻きバネ54の
付勢力に抗してハンドブレーキピストン28から調整ナツト20を引張ろうとす
る。一般に、このブレーキ装置の誤った作用については批判できない。なぜなら
、ハンドブレーキが僅かにでも引かれていると、調整ナツトは、僅かの油圧の存
在でハンドブレーキピストン28から引離されるため、ハンドブレーキが正規に
解除されている間にフットブレーキが作動されるような状況が生起され得るから
である。ハンドブレーキが強く引かれてフットブレーキが作動されている場合に
ついても批判できない。なぜなら、この場合には、主要な油圧フットブレーキが
生起されたとしても、摩擦継手が解除されないからである。そのため、調整軸1
4と調整ナツト20とは、フットブレーキの間互いに回転されず、その結果、フ
ットブレーキの解除の後、調整の初期状態に復帰される。
しかしながら、以下のことは、排除することができない。
即ち、フットブレーキの間、ハンドブレーキが丁度ある程度引かれ、油圧が相当
大きくなると、調整ナツト20は、ハンドブレーキピストン28の摩擦領域に対
してスリップすることを開始する。この場合、このようにして高い圧力が発生し
て締付は力が決定される結果、ブレーキライニング及びキャリパは、機械的に相
当伸長される。フットブレーキの解除の間に力が逆転される結果、調整ナツト2
0は、このナツトが離脱した瞬間の位置と異なる位置でロックされる。事実、キ
ャリパ、及びブレーキライニングでの締付は力の結果として、ある程度小さい調
整を生起するヒステリシスが調整装置に生起される。このヒステリシスは、ハン
ドブレーキが解除されて次にブレーキングが生起されるときに、キャンセルされ
る。
しかしながら、このシステリシスが再三再四生起されたならば、このヒステリシ
スが着実に調整に加えられる。
この発明の目的は、高い油圧の存在で、調整装置のヒステリシスの影響を確実に
妨げることである。
ハンドブレーキが解除されている間にフットブレーキが作動されると、この発明
の実施例に係る調整装置は、従来技術で述べたように作動する。フットブレーキ
の油圧の影響の下で、ハンドブレーキピストン28は、第2図右方にある程度摺
動されると、段付きピストン35の縁の間、及び摩擦領域26と調整ナツト20
の摩擦領域24との間に、クリアランスが生起される。このクリアランスは、フ
ットブレーキの油圧が最大の場合でさえ、保存されるのに十分な大きさである。
即ち、調整ナツトは、従来技術の構成に関連して述べたように、全期間にわたり
自由に移動することが許容される。
ハンドブレーキがその最大に引かれたときには、現象及び手法は、従来の調整装
置に関連して述べたものと異なっている。サークリップなどにより支持されてい
る段付きピストン35は、十分に上流に維持されており、この場合、ハンドブレ
ーキピストン28によって、摩擦領域24と26とは、全制動時間の間締付けら
れたままであり、その結果、調整は、実行され得ない。
しかしながら、上述した「中間強さ」ハンドブレーキの作用の臨界の場合と対比
すると、ハンドブレーキピストン28は、この発明に基づく高い圧力の存在によ
り、調整ナツト20の摩擦領域28からもはや離脱されない。実に、この高い圧
力は、ピストン8の内室に作用するだけでなく、段付きピストン35の全下流領
域にも作用する。油圧が作用する段付きピストンの下流側の領域は、上流側の油
圧作用する領域よりも大きく、これは、閉鎖要素33の影響により、及び大気圧
が作用している閉鎖要素の上流側の空間の影響により、減少される。ピストン8
の移動方向への段付きピストン35の移動は、バネ37の付勢力によって及び段
付きピストン35に作用する圧力によって、図に示される距!10Bに決定され
る。これらのパラメータが適切な方法で調和されると、上述した臨界の場合には
、段付きピストン35は、このピストンを調整ナツト20に向けて付勢する力の
作用の下で一定に維持され、且つ、調整ナツト20がその移動方向に載置される
ことが確実にされ得る。即ち、2つの摩擦領域24と26とは、上述した臨界の
C01ateralの状態と同様に、係合されたままである。そのため、摩擦継
手が一旦係合されると、油圧が増大する場合であっても、調整ナツト20の軸線
方向の動きによって摩擦継手が解除されることがあり得ないことがこの発明の必
須の効果である。さらに、この発明では、調整ナツトがあらゆる場合に段付きピ
ストン35に保持されることが容易に構成されている。即ち、ハンドブレーキは
、その位置に拘らずに、より高められた油圧の範囲のときにかけられ、その結果
、高い油圧の存在で調整が不能にされている。
若干変形された実施例が第3図に示されている。この例では、段付きピストン3
5のための空間が孔部16のキャビティによって形成されている。この内側では
、バネ37がサークリップ45に支持されており、この外側では、バネ37が段
付きピストン35をハンドブレーキピストン28の肩部53に付勢している。閉
鎖要素33は、堅固に及び密閉して孔部16の上流部に配置されている。段付き
ピストン35は、その上流部で、閉鎖要素33の内面で案内される一方、その下
流部で、孔部16の内面で案内され、シールリングにより案内面に対してシール
されている。ピストン8の内室の油圧は、圧力補償孔55により、段付きピスト
ン35の下流領域にかけられている。段付きピストン35の一部の上流領域には
、大気圧がかけられており、この領域の大きさは、閉鎖要素33の高さによって
決定されている。軸線方向の溝がハウジングに設けられている。これらの溝は、
段付きピストンの対応する突起に係合されている。段付きピストンの軸線の回転
は、これが設けられていることによって、安全に妨げられている。
この例の作用は、第2図で述べられたものと同じであり、その説明は、上述した
通りである。
第4図に示された実施例では、閉鎖要素33がハンドブレーキピストン28の対
応する突起に置換えられている点で、第2図に示されて実施例と異なっている。
段付きピストン35をより良く案内するために、このピストンには、環状の突起
56が設けられている。この環状の突起56は、軸38の方向に延出しており、
第2図の貫通孔43のレベルで配置されている。この環状の突起35がハンドブ
レーキピストン28の外面と孔部32の内面との間の空間に到達されており、上
述した面に挿入されたシールリングによって孔40に対してシールされている。
第4図に示された実施例では、ピストン8の内室を支配している圧力が、中間空
間49を介して段付きピストン35にかけられている。第4図に示されるように
、この圧力がかけられるために必要な距離は、孔32の底で適切な突起によって
得られる。
この第4図の実施例の作用は、第2図で述べたものに対応している。
第5図には、調整装置が備えられたディスブレーキの一部の縦断面図が示されて
いる。ブレーキハウジング2内には、略3つの段部が形成されたシリンダ孔4が
設けられている。
最も大きい径の孔部6内に、ブレーキピストン8が軸線方向に摺動可能に収納さ
れている。このブレーキピストン8は、ポット状に形成され、その開口端は、シ
リンダ孔4内に位置されている一方、その開成端は、シリンダ孔4から突出し、
これにより、ブレーキシュー(図示時)を押圧している。シリンダ孔4に対して
ブレーキピストン8をシールするために、公知のいわゆるロールバックシール1
0がブレーキハウジング2の円環状の溝12内に配置されており、このシール1
0により、ブレーキピストン8がその復帰位置に戻される。
ブレーキピストン8の底部には、調整軸14が回動不能に位置されており、この
調整軸14は、ブレーキピストン8に形成されたキャビティを同軸に通って小径
の孔部16まで延出している。この調整軸14は、多数のアンチセルフロック螺
子18を有している。この調整軸14に位置された調整ナツト20がこれに対応
する螺子を有している。この調整ナツトは、略筒状であるが、ピストンから離れ
る端部に、半径方向の突起22が形成されている。この半径方向の突起22は、
円錐摩擦領域24を形成している。
ハンドブレーキピストン28に設けられた他の円錐摩擦領域26は、上記円錐摩
擦領域24と協働している。その結果、手の2つの部品を形成している。このハ
ンドブレーキピストン28には、孔部32内に摺動可能に収納された筒状部30
が設けられている。この孔部32は、縮小された径を有している。さらに、ハン
ドブレーキピストン28には、略半径方向延出し且つ上記円錐摩擦領域26が形
成されているフランジ部34が設けられている。このハンドブレーキピストン2
8のフランジ部28は、調整ナツト20の半径方向の突起22を外側から囲んで
おり、摩擦領域24.26の間に、作動クリアランス5が形成されている。
ハンドブレーキピストン28の上流側では、機械的作動装置が偏心器36を備え
ている。この偏心器36は、スプール36を介してハンドブレーキピストン28
を作動する。この偏心器36には、シリンダ孔4に対して横方向に延出している
孔40内に回転可能に位置された軸38が設けられている。
この軸38には、ハンドブレーキレバー(図示時)が堅固に固定されている。ス
プール39の一端は、軸38に形成された凹所42に収納されている一方、スプ
ール39の他端は、ハンドブレーキピストン28に形成された凹所44に位置さ
れている。ブレーキピストン8に対面する調整ナツト20の一部は、3又は4個
のボールベアリング46に支持されている。このボールベアリング46の内輪は
、調整ナット20自体に形成されている。ボールベアリング46の外輪48は、
回転軸線に対して垂直に延出している仮想面に沿って2つの部品に分割されてお
り、ブツシュ52の肩部50に当接している。このブツシュ52は、ブレーキハ
ウジング2内に固定されており、調整ナツト20とブレーキピストン8の壁との
間で軸線方向に延出している。
図面に示されたブツシュ52は、2つの部品から構成されている。第1のブツシ
ュ部品64は、ハウジング2の円形の溝68に固定された半径方向のフランジ6
6を形成している。
第1のブツシュ部品64の他端には、ボールベアリング46のための当接面70
が形成されており、このボールベアリング46は、渦巻きバネ54によって付勢
されている。第2のブツシュ部品72は、薄い壁で筒状に形成されており、ロー
リング又は水漏れ防止作用によって第1の部品に連結されている。そのため、第
1のブツシュ部品64には、少なくとも1つの凹所74が設けられている。第1
のブツシュ部品64の物質は、この凹所74を通して、ローリング又は水漏れ防
止作用、及び溶接などの作用の間に、変形される。この第2のブツシュ部品72
は、第1のブツシュ部品64の外周縁に押圧されている。
ブツシュ52は、締付はスリーブ84によりシリンダ孔4に対して保持されてお
り、これに固定されたブツシュ52は、回転されずに軸線方向に案内されること
ができる。また、以下に述べるように十分に安定して、オフセット85を先行さ
せて締付はスリーブ84を孔4に押圧するより簡易な構成が可能になる。
締付はスリーブ84の内ステムは、その内面88で、調整ナツト20のためのピ
ボットベアリングを跨ぐブツシュ52に弾性的に支持されている。
この実施例では、締付はスリーブ84の外ステムがシリンダ孔4に堅固に固定さ
れている一方、ブツシュ53の下方のベアリングは、締付はスリーブ84により
生起された摩擦力に打勝つ適切な力が生起されると即座に、このスッリーブ84
の内ステムの内面88に沿って軸線方向に摺動できるようにブツシュ52に連結
さている。
ハンドブレーキピストン28には、さらに、縦溝86内に突入するピストン突起
87が形成されている。このピストン突起87は、シリンダ孔4内でピストン2
8が縦軸線方向に動くことを妨げずに、ピストン28を回転させないようにして
いる。
ブツシュ52と同様に、搬送ブツシュ80がハンドブレーキピストン28に締付
けられている。この搬送ブツシュ80は、その上流端がブレーキピストンの方向
に延出している。
この搬送ブツシュ80のブレーキピストン側の上流縁には、フランジ66の下流
に到達するリング状の止め81が設けられている。その結果、ハンドブレーキピ
ストン28は、条件が許すならば、ブツシュ52、及び、ボールベアリング46
を軸38の方向に引張ることができる。搬送ブツシュ80の上流端の内面は、フ
ランジ66の外面に対して自由に動くことができる。その結果、ハンドブレーキ
ピストン28と調整ナツト20とが係合していない限り、フランジ66、及び、
ブツシュ52にいかなる力も加えることなく、ハンドブレーキピストン28が第
5図の左方に移動されることが許容されている。
フットブレーキが作動されピストンの内室の圧力が上昇されると、ブレーキピス
トン8は、左方に移動され、ハンドブレーキピストン28が図の右方に移動され
る。ハンドブレーキビストン28がその初期位置を来ると、フランジ66を係留
している止め81によって、ブツシュ52が右方に移動される。搬送ブツシュ8
0の寸法が適切にされていると、油圧がハンドブレーキピストン28をその初期
位置に押圧するに十分になると即座に、摩擦領域24と26とが係合解除される
ことが確実に保証されている。この工程の間にピストン28に生起された力は、
ピストン自体及びブツシュ52に生起された摩擦力に打勝つのに十分である必要
がある。
ブレーキ力が増大され、油圧が増大されると、ブレーキピストンがさらに左方に
進行され、その結果、調整ナツト20は、調整軸14によりこのナツトに生起さ
れる軸線方向の力を回転動により回避し、これにより、調整ナツト20は、調整
軸14との螺合を解除する。
フットブレーキの作動が終了すると、ブレーキハウジング、ブレーキラキャリパ
、及びブレーキライニングが解放されることにより、及びロールバックシール1
0の効果により、ブレーキピストン8は、最終的に図の右方に押圧される。その
結果、生起された力の影響の下で、調整ナツト20は、逆に回転される。このナ
ツトの螺子動により、調整軸14及びブレーキピストン8は、右方に引張られる
。この発明の調整装置は、ブツシュ52及び調整ナツト20を軸線方向に保持す
る摩擦力が調整軸14を回転するナツト20軸線方向の摩擦力よりも大きいとい
う条件の下で、上述したように正規に作動する。
ハンドブレーキの作動の初期には、ハンドブレーキピストン28は、右方の初期
位置に来ており、摩擦領域24と26との間のクリアランスSが存在している。
軸38の回転により、ハンドブレーキピストン28は、図の左方に移動されて、
調整ナツト20と力ロック係合し、その結果、調整ナツト20は、調整軸14及
びブレーキピストン8とともに図の左方に移動される。領域24と26との摩擦
係合により、及びハンドブレーキピストン28が回転動されないことにより、調
整ナツト20が回転することが妨げられているため、ハンドブレーキピストンか
ら生起された力は、調整軸14を介してブレーキピストンに伝達される。
この工程の間に、締付はスリーブ84の下方のブツシュ52も、調整ナツト20
及びボールベアリング46によって左方に移動される。搬送ブツシュ80は、こ
の間に、ブツシュ52になんらの力も加えない。なぜなら、搬送ブツシュの内面
は、フランジ66の発生面に対してクリアランスを有しているからである。
ハンドブレーキが解除されると、図の右方への力がピストン8に加えられる。摩
擦領域24と26とがまだ互いに係合されているため、調整軸は、これにより生
起される力を回転動により回避することができない。従って、ピストン8、調整
装置1、ハンドブレーキピストン28を有するユニットは、ブレーキピストン8
にこの方向に生起された力によって許容される範囲だけ右方に摺動される。これ
にも拘らず、ボールベアリングの遊びによりブレーキディスクは、ブレーキライ
ニングの間で自由に動くことができる一方、ブレーキディスクの揺れにより生起
された力は、ブレーキピスンイングの間でブレーキディスクを自由に回転させる
に十分である。ノ\ンドブレーキの作動の後ハンドブレーキの間及びピストンの
退勤の間、調整軸と調整ナツトとの同じ側面が互いに係合されているため、螺子
の遊びは、ハンドブレーキングのブレーキの解除に殆ど貢献することができない
。
しかしながら、ブツシュ52は、適当な摩擦力が打勝った後、ボールベアリング
46と連結して軸線方向に摺動できるため、ブレーキピストンは、ハンドブレー
キが解除された後、ブツシュ52とともに右方に摺動することが許容されている
。
そのため、ブツシュ52を保持する摩擦力は、この摩擦力が調整軸14と調整ナ
ツト20との摩擦力に打勝つが、このブツシュ52を保持する摩擦力がブレーキ
ピストン8の退勤の相当大きな抵抗には打勝てないように、十分に維持されるべ
きである。
再度のフットブレーキにより生起された油圧がハンドブレーキピストン28とブ
ツシュ52とを右方に摺動させると、ハンドブレーキピストン28は、上述した
ように、その初期位置に再度到達される。
ハンドブレーキが作動されているとき、イレギュラーにフットブレーキが作動さ
れると、ブレーキピストン8に作用する力がブツシュ52と締付はスリーブ84
との間の摩擦力に打勝つに十分になると、ブレーキピストン8がノ\ンドブレー
キピストン28から離れる方向に調整ナツト20とベアリングとを引張ると即座
に、調整ナツト20は、領域24と26との摩擦係合を解除し、その結果、調整
ナツト20は、再び回転でき、このピストンは、力なしに大きく再び外方に移動
できる。
この誤ったブレーキ作用が終了すると、必須条件は、調整ナツトと調整軸との間
のクリアランスがブレーキの解除に用いられている点を除いて、ハンドブレーキ
ングに関して述べたものと同じである。このブレーキは、勿論、スプール39が
ハンドブレーキピストン28に作用することが許容されているため、さらに右方
に押圧され得ない。
第6図に示されるこの発明の他の実施例では、ハンドブレーキピストン28とブ
ツシュ52との間に、適切なバネ90が設けられている。このバネ90は、これ
らの2つの構成要素を互いに距離をおいて維持している。そのため、弾性力は、
ハンドブレーキピストン28に軸線方向に加えられた摩擦力に打勝つに十分であ
るように設定されている。この場合、ブレーキ作用が終了し、ハンドブレーキピ
ストン28が右方に回避されるために十分な空間を見付けると即座に、領域24
゜26の摩擦ロックが解除される。
しかしながら、この第6図のバネ90の弾性力は、ブツシュ52の座面の摩擦力
を打勝つ程大きくないように設定されている必要がある。なぜなら、そうでない
と、ハンドブレーキの作用が不可能になるからである。
第6図に示された実施例の作用は、第5図に関して述べたものと同じである。
リ0の
り0の
ぐ0の
国際調査報告
国際調査報告
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1.ブレーキシューの作動にためにブレーキシリンダ内に摺動可能に取付けられ 、且つ、油圧作動装置及び機械作動装置により作動されるブレーキピストンをブ レーキディスクが備え、 ブレーキピストンと機械作動装置との間に配置された延出可能な調整部材は、ア ンチセルフロック螺子によって互いに連結された2つの調整要素を備え、この調 整要素の一方は、ハウジングに堅固である止めにベアリングを介して当接され、 この調整要素の他方は、ブレーキピストンに対して回転不能に固定され、 機械的作動の場合に、摩擦継手が上記一方の調整要素を保持している、ディスク ブレーキ用自動調整装置において、上記他方の調整要素(14)が、バネ(82 )の付勢力に抗して軸線方向に、ブレーキピストンに配置された止め(85)と の係合を解除することを特徴とする、ディスクブレーキ用自動調整装置。 2.ブレーキピストンの縦軸線に平行に配置され、且つ、この縦軸線に偏心して ブレーキピストン(8)の底に固定されたピン(84)によって、上記他方の調 整装置(14)は、回転不能に取付けられ、このピン(84)は、他方の調整要 素(14)のピストン側の端部の保持孔(86)に係合している、請求の範囲第 1項に記載の、ディスクブレーキ用自動調整装置。 3.上記止めは、ピストンの底の円錐面(85)により形成され、 この円錐面(85)は、他方の調整要素(14)のピストン側の端部に堅固に連 結された円錐(88)の発生面と協働している、請求の範囲第1項又は第2項に 記載の、ディスクブレーキ用自動調整装置。 4.円錐(88)は、他方の調整要素(14)に一体に形成されている、請求の 範囲第3項に記載の、ディスクブレーキ用自動調整装置。 5.上記バネは、カップバネ(82)から構成されており、このカップバネ(8 2)は、その外側で、ブレーキピストン(8)の内面に支持され、その内側で、 他方の調整要素(14)に支持されており、ピストンの底方向に他方の調整要素 (14)を付勢している、請求の範囲第1項乃至第4項のいずれか1つの項に記 載の、ディスクブレーキ用自動調整装置。 6.上記バネ(82)は、ピストン(8)の内面に対して、ブレーキピストン( 8)の内面に配置された、環状の突起(90)、好ましくは、サークリップ、又 は螺子リングによって支持されている、請求の範囲第1項乃至第5項のいずれか 1つの項に記載の、ディスクブレーキ用自動調整装置。 7.上記他の調整要素(14)は、ブレーキピストン(8)に対して軸線方向に 所定量だけ摺動可能であり、その結果、ピストン(8)に連結された第2の止め (90)が他の調整要素(14)に対して影響を与える、請求の範囲第1項乃至 第5項のいずれか1つの項に記載の、ディスクブレーキ用自動調整装置。 8.バネ(82)の弾性比は、調整要素(14,20)間の軸線方向の摩擦力を 超えるように決定されている一方、バネ(82)の弾性力は、ハウジング内に堅 固である止め(70)に対して他のバネ(54)が一方の調整要素(20)を付 勢する力以下の範囲にある、請求の範囲第1項乃至第5項のいずれか1つの項に 記載の、ディスクブレーキ用自動調整装置。 9.ブレーキシューの作動にためにブレーキシリンダ内に摺動可能に取付けられ 、且つ、油圧作動装置及び機械作動装置により作動されるブレーキピストンをブ レーキディスクが備え、 ブレーキピストンと機械作動装置との間に配置された延出可能な調整部材は、ア ンチセルフロック螺子によって互いに連結された2つの調整要素を備え、この調 整要素の一方は、ハウジングに堅固である止めにベアリングを介して当接され、 この調整要素の他方は、ブレーキピストンに対して回転不能に固定され、 機械的作動の場合に、摩擦継手が上記一方の調整要素を保持している、ディスク ブレーキ用自動調整装置において、油圧によって作動可能であり、所定の油圧に 到達しこれをを超えたその作動状態において、摩擦ロックによって一方の調整装 置(20)の回転を妨げる段付きピストン(35)が摩擦継手(20〜35)に 設けられていることを特徴とする、ディスクブレーキ用自動調整装置。 10.上記段付きピストンは、ハンドブレーキによりブレーキの移動方向に移動 され得るハンドブレーキピストンによって摺動可能に案内され、油圧によって又 はハンドブレーキによって決定された作動状態において、上記段付きピストン( 35)は、一方の調整要素(20)を係留してこれを摩擦ロックする、請求の範 囲第9項に記載の、ディスクブレーキ用自動調整装置。 11.段付きピストン(35)は、一方の調整要素(20)との係合を解除して バネ(37)によって維持されており、このバネの保持力は、段付きピストン( 35)が一方の調整要素(20)に係合する圧力を決定している、請求の範囲第 9項又は第10項に記載の、ディスクブレーキ用自動調整装置。 12.油圧ブレーキ圧力が到達できない段付きピストン(35)の一部の面に大 気圧を導入する補償孔(41)が設けられている、請求の範囲第9項又は第10 項に記載の、ディスクブレーキ用自動調整装置。 13.その作動状態は、略10バール以上の圧力に到達されている、請求の範囲 第9項乃至第12項のいずれか1つの項に記載の、ディスクブレーキ用自動調整 装置。 14.ブレーキシューの作動にためにブレーキシリンダ内に摺動可能に取付けら れ、且つ、油圧作動装置及び機械作動装置により作動されるブレーキピストンを ブレーキディスクが備え、 ブレーキピストンと機械作動装置との間に配置された延出可能な調整部材は、ア ンチセルフロック螺子によって互いに連結された2つの調整要素を備え、この調 整要素の一方は、ハウジングに堅固である止めにベアリングを介して当接され、 この調整要素の他方は、ブレーキピストンに対して回転不能に固定され、 機械的作動の場合に、摩擦継手が上記一方の調整要素を保持している、ディスク ブレーキ用自動調整装置において、ピストンに対して回転可能である上記一方の 調整要素は、シリンダハウジングに半径方向に支持され、他方の調整要素のベア リングは、ブレーキシリンダの縦軸線方向に摺動可能であり、 このベアリング(46〜74)は、ブレーキシリンダの縦軸線方向にブレーキシ リンダ(4)に対して摩擦ロックして維持され、その結果、力の作用の下でブレ ーキシリンダの縦軸線方向にスライドしたベアリング(46〜74)は、力の作 用が終了したときに到達された点で溜められていることを特徴とする、ディスク ブレーキ用自動調整装置。 15.ベアリング(46〜72)は、ボールベアリングとして構成されたピヴォ ットベアリングである、請求の範囲第14項に記載の、ディスクブレーキ用自動 調整装置。 16.ブレーキシリンダ(4)に対して回転不能である外輪(48〜72,84 ,85)がハウジング(2)の縦溝(86)内でブレーキシリンダ(4)の縦軸 線方向に案内され、この縦溝(86)は、外輪(48〜72,84,85)の突 起(85)に係合されている、請求の範囲第14項又は第15項に記載の、ディ スクブレーキ用自動調整装置。 17.外輪(48〜72,84,85)は、他の調整要素(20)回転可能に枢 支された略リング状のペアリングブッシュ(52)を備え、このベアリングブッ シュ(52)は、ハウジング(2)に固定的に保持されている締付けリング(8 4)内で摩擦ロックして、ブレーキピストンの縦軸線方向に摺動可能に配置され ている、請求の範囲第14項乃至第16項のいずれか1つの項に記載の、ディス クブレーキ用自動調整装置。 18.機械作動装置に堅固に連結され、且つ、上記ベアリングの突起(66)と 協働している止め(81)が設けられ、作動ピストン(28)として構成された 作動装置が戻る場合に、上記ベアリング(46〜74)は、突起(66)を係留 している止め(81)によって、作動装置(28)の方向に戻される、請求の範 囲第14項乃至第17項のいずれか1つの項に記載の、ディスクブレーキ用自動 調整装置。 19.上記ブッシュ(52)及びハンドブレーキピストン(28)を支持するバ ネ(90)が設けられ、これら2つの構成要素は、このバネによって、ハンドブ レーキピストン(28)によって生起された力がキャンセルされると即座に、互 いに距離をおいて維持される、請求の範囲第14項乃至第18項のいずれか1つ の項に記載の、ディスクブレーキ用自動調整装置。 20.作動装置(28)を固定しているブレーキシリンダ(4,16)の縦溝( 86)に係合し、このブレーキシリンダの縦軸線方向に回転せずに摺動可能であ る横方向の突起(87)が作動装置(28)に設けられている、請求の範囲第1 4項乃至第19項のいずれか1つの項に記載の、ディスクブレーキ用自動調整装 置。
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