JPH025028A - 非線形光方向性結合器 - Google Patents

非線形光方向性結合器

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JPH025028A
JPH025028A JP15750388A JP15750388A JPH025028A JP H025028 A JPH025028 A JP H025028A JP 15750388 A JP15750388 A JP 15750388A JP 15750388 A JP15750388 A JP 15750388A JP H025028 A JPH025028 A JP H025028A
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JP
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optical
waveguide
directional coupler
algaas
width
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JP15750388A
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Yoshiro Komatsu
啓郎 小松
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、元スイッチング、波長変換、光増幅などの機
能を有し、将来の光通信システムや元情報処理システム
において重要なエレメントとなる光制御素子に関し、特
に光制御光スイッチとして用いて好適な非線形光方向性
結合器に関する。
(従来の技術) 将来の光通信システム、光情報処理システムにおいては
、光の広帯域性を活かすために、光信号を電気の制御信
号ではなく光の制御信号によって制御するいわゆる光制
御光素子が必要とされる。
このような光制御光素子としては、上記適用分野から考
えて、高速動作、低エネルギー動作、高集積の容易性、
他の光デバイスとの動作波長の整合性等が要求される。
これまでに糧々の動作機能に基づく光制御光素子が提案
されているが、化合物半導体薄膜における大きな光学的
非線形性を利用した素子は小型で高集積化に適し、低エ
ネルギー動作の可能性があり、現状の光デバイスとの整
合性も良いことから将来有望である。とりわけ、GaA
s等の化合物半導体の励起子吸収飽和に伴う非線形屈折
率変化を利用した光制御光素子が、比較的低エネルギー
で室温動作する可能性があることから近年注目されてい
る。中でも、2本の光導波路間の光エネルギーの結合状
態を導波路伝搬光のパワーにより制御する方式の非線形
光方向性結合器は、光のスイッチング、変調、波長変換
、増幅などの機能を持たせることができ、現有の電気制
御の光方向性結合器の技術をある程度用いることもでき
るから研究が活発化しており、素子設計や動作解析に関
する報告及び試作結果に関する報告がなされるようにな
ってきた。
第3図に、P、 Li KamWa  らによりエレク
トロニクスレターズ(ELECTRONIC8LETT
ER8)誌1985年1月3日号(第21巻)26ペー
ジから28ページに報告された非線形光方向性結合器の
従来例を示す。第3図に示した非線形光方向性結合器に
おいては、GaAs基板100上にAIGaAs(Al
のモル比Xはx=0.4)バッファ層101、A、1G
aAs (x=0.3)クラッド層102が積層され、
AI(3−aAsクラッド層102の上には厚さ100
 AのGa71i、s薄膜と30OA厚のAlGaAs
 (x = 0.3 )薄膜とが交互に積層されたGa
As /AlGaAs多重量子井戸(MQW)導波層1
03が形成されている。さらに前記(3aAs/AIG
aAsMQW導波層103の上には、MQW4波層10
3に局所的に応力を印加して、フォトエラスチックな効
果により応力が印加された部分の屈折率を増加させて3
次元導波路を形成するための1対のんのストリップパタ
ーン301が形成されている。このような構造により、
第3図に示すように、応力印加用Auストリップ301
のエツジ直下の部分に2本の近接した光導波路110a
および110bが形成されている。ここで、2本の光導
波路110aと110bの間隔は10μmである。第3
図の非線形光方向性結合器では、以上に述べたように、
2本の近接した光導波路を有する光方向性結合器が形成
されている。ここで、2本の入射側光導波路110aま
たは110bのうちの一方の導波路に元を入射させると
、入射光パワーの小さいときには、素子長と方向性結合
器の完全結合長の比で決まるある一定の割合で出射光1
12aと112bに導波光は分配される。例えば素子長
が完全結合長に等しければ、入射側光導波路110aよ
り入射された光は、入射光パワーの小さいときには、出
射端では完全に他方の光導波路に移りm射光112bと
して取り出される。ところが、入射光パワーが大きくな
ると、MQW導波路における励起子吸収飽和に伴う非線
形な屈折率変化により2本の導波路間の位相整合粂件が
くずれ、入射光のパワーの増加と共に他方の光導波路へ
移る光量は減少する。そこで、入射光自身のパワーによ
り出力される光導波路が選択されるという元制御元スイ
ッチ動作をこの素子においては、原理的には行うことが
できる。P、 LiKam Waらは素子長1.7 m
m (完全結合長に一致)の上述の素子において、特性
としては充分とは甫えないものの、入射光パワーの変化
による元スイッチングの基本的な動作を観測している。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、第3図に示した従来構造においては、一
方の入射側光導波路から光が入射されたとき、励起子形
成、フォノンによる励起子分解という課程を経て生成さ
れたキャリアが他方の導波路へもドリフトして行くから
、入射側の光導波路の等側屈折率のみならずもう一方の
導波路の等価屈折率も減少し、それほど大きな位相不整
合量が得られず、結果としてあまりよいクロストーク特
性が得られないか、もしくは設計通りのスイッチング特
性が得られない。第3図の非線形元方向性結合器にはこ
のような欠点がある。この現象は、結晶の純度を高くし
て行けば行(はど問題となる。
すなわち、結晶の純度を高くして材料の非線形性を大き
くしたり光吸収損失を減少させたりしようとすればする
ほど、結果としてフリーキャリアの平均自由行程が長く
なり、キャリアが他方の光導波路に達する割合も大きく
なるので、材料を最適化して行くとスイッチング特性が
悪化するということになり、大きな問題である。
(課題を解決するための手段) 上述のような課題を解決するために、本発明においては
、一つの半導体基板上に形成された近接した2本の光導
波路間の元エネルギーの結合を利用する半導体元方向性
結合器において、前記2本の光導波路の間に、これら2
本の光導波路間隔に比べて幅が非常に狭(かつ少なくと
も該光導波路の深さと同程度の深さを有する非発光再結
合中心をふくむ領域が、前記光導波路に沿って形成され
ていることを特徴とする非線形光方向性結合器の構造を
採用した。
(作用) 本発明においては、方向性結合器の2本の近接した光導
波路の間に、光導波路間隔に比べて充分に幅の狭い非発
光再結合中心注入領域が、非線形屈折率媒質よりなる光
導波路には少なくとも形成されている。従って、一方の
光導波路への光入射によって発生したフリーキャリアは
、他方の光導波路へとドリフトして行く課程で非発光再
結合中心注入領域において再結合し、他方の光導波路に
達せず、他方の導波路の等側屈折率を変化させない。し
たがって、結晶の純度が高(ても、光入射時に従来より
も大きな位相不整合量を得ることができ、スイッチング
特性が改善される。また、前述のように2本の光導波路
の間に配置された非−再結合中心に注入領域の幅は導波
路間隔に比べて充分に狭いので、フリーキャリアにとっ
ては非発光再結合中心注入領域の存在は重要であるが、
伝搬光にとっては非発光再結合中心注入領域が存在して
もしなくても横方向の屈折率分布は変化せず従来通りの
設計手法を用いて光方向性結合器を設計することができ
る。もちろん導波路内の光学的非線形性は非発光再結合
中心注入領域の存在によってほとんど影響を受けず、ま
た素子の導波損失も増加しないので、素子のスイッチン
グ特性改善が非線形効果を減少させることなく、また導
波損失を増加させることなく達成される。さらに本発明
においては、単に2本の光導波路の間にイオン注入を行
うだけでよいので素子構造が非常に簡単であり、素子の
製造方法も簡単である。
(実施例) 以下に図面を参照して本発明を一層詳しく説明する。
第1図は本発明によるGaAs/Al GaAs非線形
光方向性結合器の一実施例を示す斜視図である。
第1図においては、GaAs基板100上にAIGaA
s(x=0.4)バッファ層101、AlGaAs (
x = 0.3 )クラッド層102が成長され、Al
CEaAsクラッド層102の上層厚0200Aの噂田
暁ミ学GaAsウェルと厚さ300AのAlGaAs 
(x = 03 )バリアとが交互に積層されたGaA
s /AlGaAs  MQW導波層103が成長され
ている。前記GaAs / AlGaAs  M Q 
W導波層103の上には、応力印加により3次元導波路
を形成するための1対の油ストリップ301が形成され
ている。ここで、応力印加用Mストリッップ301が形
成されている。ここで、応力印加用Auストリップ30
1のエツジ直下に形成された2本の光導波路110aと
110bの間には、2本の光導波路のほぼ中央に、幅が
導波路間隔に比べて充分に狭<、 AIGaA、sクラ
ッド層102にまで達する「−(プロトン)注入領域1
09が光伝搬方向に沿って形成されている。ここで、A
 I GaAsバッファ層101、AlGaAsクラッ
ド層102 、GaAs/Al(3aAsMQW導波層
103の厚さば、それぞれ2μm、1μm1μm程度で
あり、応力印加用Auストリップ301の厚さは0.5
μm程度である。また2本の入射側光導波路110aお
よび110bの間隔は10μm程度であるのに対して、
H十注入領域1090幅は0.5μm以下である。この
とき、W−注入領域1090幅は光導波路幅および光導
波路間隔に比べて充分に狭いので、例えば非注入領域よ
りわずかに屈折率が低下するH1人領域があっても横方
向(層に平行な方向)の屈折率分布は「−注入領域が無
い場合とほとんど変わらない。したがって光導波路を設
計する際には「−注入領域109の部分を考慮した設計
をする必要はない。
第1図に示す非線形方向性結合器の製造方法を以下に説
明する。
GaAs基板100上にMBE法もしく &mVPE法
を用いて211?FL程度のAlGaAs (x = 
0.4)バッファ層101.1μ、程度のAlGaAs
 (x = 0.3 )クラッド層102.100八程
度のGaAs膜と300八程度のAlGaAs (x 
= 0.3)膜を交互に25周期程度積層したGaAs
 / AlGaAs MQW導波路103を順次成長す
る。その後、通常の蒸着法、フォトリングラフィ法及び
エツチング法を用いて幅20μm以上、厚さ0.5μm
程度のAuストリップ301を形成する。
この後、集束イオンビームを用いてマスクレスで虻注入
を行うか、あるいは集束イオンビームw、元法を用いて
05μm以下のストライプ状の間隙を有するマスクパタ
ーンを形成した後にI−(”イオン注入を行うかして幅
05μm以下で深さがAlGaAsクラッド層に達する
H+注入領域109を2本の光導波路間に形成する。
以上が本発明によるGaAs/AlGaAs非線形元方
向性結合器の一実施例の構成及び製造方法の一例であり
、上述の製造方法により得られた第1図に示した構造の
非線形光方向性結合器のスイッチング特性が従来よりも
改善される原理を以下に説明する。
本発明においては、第1図に示すようにGaAs/Al
GaAs MQW導波層103内で2本の導波路間にI
(”注入領域109を有している。耐が注入された領域
においては格子欠陥が生じ、この欠陥を介してフリーキ
ャリアの再結合が促進される。従って、片側の光導波路
への光入射によって発生したフリーキャリアは七〇光導
波路がら外側へと拡散して行くが、他方の光導波路へ向
けて拡散して行ったフリーキャリアは途中のH+注入領
域109において再結合する。本実施例においては、2
本の光導波路の間にフリーキャリアの再結合を促進する
H+注入領域109が存在するために、一方の光導波路
内で生成されたフリーキャリアは他方の光導波路へと拡
散して行かない。従って一方の光導波路で生成されたフ
リーキャリアが他方の光導波路の等側屈折率を減少させ
ることはない。よって本実施例においては、虻注入領域
が無い場合に叱べてより大きな位相不整合量が得られ、
スイッチング特性が改善される。つまり、従来に比べて
、同一の入射光パワーに対してはよりクロストークが減
少し、スイッチングに要する光パワーも従来よりも減少
する。そしてこの効果は結晶の純度が高ければ高いほど
顕著になる。また前述のように2本の光導波路の間に配
置されたT−I”注入領域の幅は導波路間隔に比べて充
分に狭いので、フリーキャリアにとってはH++注入領
域存在は重要であるが、伝搬光にとってはH++注入領
域存在してもしなくても横方向の屈折率分布は変化せず
、従来通りの設計手法を用いて方向性結合器を設計する
ことができる。もちろん導波路内の光学的非線形性はI
−1+注入領域の存在によってほとんど影響を受けず、
また素子の導波損失も増加しないので、素子のスイッチ
ング特性改善が非線形効果を減少させることなく、また
導波損失を増加させることなく達成される。さらに本発
明においては、単に2本の光導波路の間にトrイオン注
入を行うだけでよいので素子構造が非常に簡単であり、
素子の製造方法も簡単である。
第2図は本発明によるGaAs /AlGaAs非線形
光方向性結合器の他の実施例を示す斜視図である。
図においては、GaAs基板100上にAI GaAs
 (x =0.2〜0.4)バッファ層101、AlG
aAs (x = 0.1〜03)クラッド層102が
成長され、AlGaAsクラッド層102の上に厚さ1
00AのGaAsウヱルと厚さ100にのAIGaAs
(x= 0.1〜0.3)バリアとが交互に積層された
GaAs3−、1GaAs MQW導波層103が成長
されている。前記GaAs/A1. GaAsMQW導
波層103の上には、ストライプ状のリブ部を有するA
lGaAs (x = 0.1〜0.3)クラッド層1
04が形成されている。ここで、2本のストライプ状の
リブ導波路105aと105bとの間には、2本の光導
波路のほぼ中央に、幅が導波路間隔に比べて充分に狭<
 AlGaAsクラッド層102にまで達するトr注入
領域109が光伝搬方向に沿って形成されている。ここ
で、AlGaAsバッファ層101、AlGaAsクラ
ッド層102 、GaAs/AIGaAsMQW導波層
103の厚さは、それぞれ2μm、 2μm1μm程度
であり、上部のAlGaAsクラッド層104の厚さは
リブ導波路部分で1μm程度、それ以外の部分で0.5
μm程度である。また2本のリブ導波路105aおよび
105bの幅および間隔は、それぞれ2〜8μm、1.
5〜5μm程度であるのに対して、I−(”注入領域1
090幅は0.1μm以下である。このとき、H+注入
領域1090幅は光導波路幅および光導波路間隔に比べ
て充分に狭いので、例えI(+注入領域があっても横方
向(層に平行な方向)の屈折率分布はH++注入領域無
い場合とほとんど変わらない。したがって光導波路を設
計する際にはH十注入領域1090部分を考慮した設計
をする必要はない。
第2図に示す非線形方向性結合器の製造方法を以下に説
明する。
GaAs基板100上に、MBE法もしくはMOVPE
法を用いて2μm程度のA lGaAs (x = 0
.2〜0.4)バッファ層101.2pm程度のAIG
aAs(x=0.1〜0.3)クラッド層102,10
0A程度のGaAs膜と1ooA程度のAIGaAs(
x=0.1〜0.3)膜を交互に50周期程度積層した
GaAs /AIGaAsMQW導波層103.1μm
程度のAI GaAs (x =を用いて、AlGaA
sクラッド層104を幅2〜8μm深さ0.5〜1μm
程度のリブ形状に加工する。この後、集束イオンビーム
を用いてマスクレスでH+注入を行うか、あるいは集束
イオンビーム露光性を用C・て幅0.1μm以下のスト
ライブ状の間隙を有するマスクパターンを形成した後に
1“イオン注入を行うかして幅0.1μm以下で深さが
AlGaAsクラッド層に達するH+注入領域109を
2本の光導波路間に形成する。
以上が本発明によるGaAs/AlGaAs非線形光方
向性結合器の他の実施例の構成及び製造方法の一例であ
り、上述の製造方法により得られた第2図に示した構造
の非線形光方向性結合器のスイッチング特性が従来より
も改善される原理を以下に説明する。
本実施例においては、第2図に示すようKGaAs/A
I GaAs MQW導波層103内で2本の導波路間
H+注入領域109が存在している。このとき、片側の
光導波路への光入射によって発生したフリーキャリアは
その光導波路から外側へと拡散して行くが、他方の光導
波路へ向けて行ったフリーキャリアは途中のH注入領域
109のにおいて再結合する。本実施例においては、2
本の光導波路の間に7リーキヤリアの再結合を促進する
イ注入領域109が存在するために、一方の光導波路内
で生成されたフリーキャリアは他方の光導波路へと拡散
して行かない。従って一方の光導波路で生成されたフリ
ーキャリアが他方の光導波路の等側屈折率を減少させる
ことはない。よって本実施例においても、トr注入領域
が無い場合に比べてより大きな位相不整合量が得られ、
スイッチング特性が改善される。つまり、従来に比べて
、同一の入射光パワーに対してはよりクロストークが減
少し、スイッチングに要する光パワーも従来よりも減少
する。そしてこの効果は結晶の細度が高ければ高いほど
顕著になる。また前述のように、2本の光導波路の間に
配置されたW−注入領域の幅は導波路間隔に比べて充分
に狭いので、フリーキャリアにとってほぼ注入領域の存
在は重要であるが、伝搬光にとってはH+注入領域が存
在してもしな(ても横方向の屈折率分布は変化せず、従
来通りの設計手法を用いて方向性結合器を設計すること
ができる。
もちろん導波路内の光学的非線形性はH+注入領域の存
在によってほとんど影響を受けず、また素子の導波損失
も増加しないので、素子のスイッチング特性改善が非線
形効果を減少させることなく、また導波損失を増加させ
ることなく達成される。
さらに本発明においては、単に2本の光導波路の間にイ
オン注入を行うだけでよいので素子構造が非常に簡単で
あり、素子の製造方法も簡単である。
なお、本発明は上記の実施例に限定されるものではない
。実施例としては、GaAs/AlGaAs MQNを
導波層として用いた非線形光方向性結合器を取り上げた
が、これに限るものではなく、バルクのGaAsを用い
てもよ(、またInP系などの他の材料を用いた非線形
光方向性結合器に対しても本発明は適用可能である。ま
た、注入する物質としてもH+(プロトン)に限るもの
ではなく、非線形屈折率媒質中で非発光再結合中心とな
るものであれば他の物質でもよく、例えばGaAs、 
InP中で深い準位を形成するFeやCr等のイオンを
注入してもよい。
また、実施例では2本の光導波路のほぼ中心線上に、導
波路に平行なH+註八へ域を設けたが、H+注入領域は
中心線上にある必要は必ずしもなく、また導波路に平行
である必要もない。またW注入領域はまっすぐである必
要はなく、湾曲、蛇行していてもよい。
横方向に屈折率導波構造を導入する手段も実施例以外の
構造、例えばストライプ状の半導体光導波層を設け、こ
れを光導波路とし、この上下左右に材質の異なる層を設
けた埋め込み構造など、どのような手段を用いてもよい
(発明の効果) 以上に述べたように、本発明によれば、従来の設計手法
に変更を加えることなく非線形光方向性結合器のスイッ
チング特性の改善及びスイッチングに必要な入射パワー
の低減を図ることができる。
しかも、この効果は結晶の純度が高くなればなるほど顕
著となるので、素子特性向上のために非常に有効である
ブ型非線形光方向性結合器の構造を示す斜視図、第3図
は非線形光方向性結合器の従来例を示す斜視図である。
100−− GaAs基板、101−− AlGaAs
バッファ層、102・・・・・・AlGaAsクラッド
層、103・= −GaAs / AI GaAs M
QW導波層、104・・・・・・AlGaAsクラッド
層、105a、 105b−−リプ導波路、109・・
・・・引+(プロトン)注入領域、110 a +11
0b・・・・・・入射側光導波路、111・・・・・・
入射光、112a、 112b・・・・・・出射光、3
01・・・・・・応力印加用Auストリップ。
代理人 弁理士  本 庄 伸 介
【図面の簡単な説明】

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 一つの半導体基板上に形成された近接した2本の光導波
    路間の光エネルギーの結合を利用する半導体光方向性結
    合器において、前記2本の光導波路の間に、これら2本
    の光導波路の間隔に比べて幅が非常に狭くかつ少なくと
    も該光導波路の深さと同程度の深さを有する非発光再結
    合中心をふくむ領域が、前記光導波路に沿って形成され
    ていることを特徴とする非線形光方向性結合器。
JP15750388A 1988-06-24 1988-06-24 非線形光方向性結合器 Pending JPH025028A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004503803A (ja) * 2000-07-11 2004-02-05 フランス テレコム 可飽和吸収構造、特に光学再生コンポーネント用のもの、およびその製造方法
JP2009514718A (ja) * 2005-10-05 2009-04-09 ベル ヘリコプター テクストロン インコーポレイテッド 航空機用のスケール及び水平保持の機能を併せ持つ装置及び使用方法
US7729568B2 (en) 2006-02-15 2010-06-01 Fujitsu Limited Optical device having stress layer inducing refraction index variation in a partial region of a substrate by photoelastic effect

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