JPH02502494A - 空圧式座席などを作動させるための装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は、空圧式座席などを作動させるための装置であって、１つの圧力調整器 と１つのベント弁とを有するものに関するものである。

背景となる技術 空圧式座席たとえば車輌内の運転座席を作動させるために、ベローズあるいはピ ストン壱弾発手段として設け、空圧設定のために通常調節可能な圧力調整器が用 いられている。ドライバーが座席に座る時、本人がこの圧力を調整してその高さ を自分に合うようにする。

この圧力を上げると座席が上昇し、圧力を下げると座席が降下する。車輌内に入 ったり、車輌から出る際は、原則として座席を最も下った所に位置させる。すな わち、ベローズないしピストン内に余分な圧力がなくなるようにする。

車輌内に人が入ったり車輌から出るたびに圧力調整器をセントし直さなくてもよ いように、別に設けられいしピストンを思いのままに圧力調整器に接続したり、 大気に向けて排気することができる０次に、この圧力調整器と三方弁は、操作す るためのスペースに制約があるので、座席の別々の側部に設置される。このよう な場合には、構成要素を接続するための数多くのホースを座席の下で接続しなけ ればならなくなる。

発明の開示 本発明は、単体として構成されている１つの装置内に圧力ｔｌｉｉと通気の両機 能を組み合せることを目的とする。こうすることにより、この装置は十分にコン パクトなものになって座席のフレーム内に組み込まれ、ホースの接続本数は最小 限のものとなり、そして、前記両機能のために１つにまとまった共通手段を有す ることになる。

このような要望は、後述する請求の範囲第１項に開示されていることを特徴とす る装置によって達成することができる。

図面の説明 添付の図面を参照して本発明の一対の実施例をここに記述する。

第１図は、本装置の第１実施例を示す縦断面図である。

第２図は、第１図の左側から見た本装置の側面図であり、ハンドル車の部分は省 略しである。

第３図は、第１図のＩＩＩ−ｍ線に沿う部分図である。

第４図は、第１図の中央部分の拡大図である。

第５図は、第１図の縦断面図に対応して拡大した部分縦断面図であるが、本装置 の内部の若干部分については断面していない。

第６図は、圧力調整器（ピストン）をバルブハウジング内の内端に位置せしめた 本装置の第２実施例を示す縦断面図である。

第７図は、上記圧力調整器を第６図のバルブハウジング内の外端に位置せしめた 縦断面図である。

第８図は、第６図の■−■線に沿う断面図である。

好適な実施例 まず、第１図〜第５図に基いて実施例を以下に説明する。

バルブ本体２は、バルブハウジング１内に収納され、この本体が軸方向に動き得 るようにしである。このバルブ本体の動きは、Ｎ１図に示すように、バルブ本体 の一端に位置しかつバルブハウジングｌ内の受台４に係合する肩部３により、前 記バルブ本体の一端において制約される。バルブ本体の反対側の端部は、第５図 に示すように、受台４の外側に位置する円形つまみ５により位置決めされる。バ ルブ本体は、肩部３と円形つまみ５用の溝との間に相当する部分が多角形すなわ ５６角形となっており、しかも、それに対応して受台４で囲まれているバルブハ ウジング１内に孔が形成されているので、バルブ本体２はバルブハウジング１内 で回転することができない。

バルブ本体の端部にはホースニップル７が取り付けられており、これは、付与さ れた有効圧力を存する圧縮空気源に１本のホースにより接続されている。このを 動圧力は、バルブ本体２の中に組み込まれている圧力調整器によって従来行われ ているよう所望の作業圧力に減圧され、吐出二フプル８に接続されている１本の ホースにより所望の作業圧力は座席内の図示されないベローズないしピストンに 供給されるが、このホースは図示されていない。

次に、第１図と第４図を参照して圧力調整器の機能について説明する。

バルブ本体２の中心軸と同心状に弁棒９があり、この弁棒９には２個のバルブ装 置１０と１１とが装着されている。各バルブ装置にはディツシュｌｏａ、１１ａ ％０リング１２およびスペーサスリーブ１３が各１個備わっている。

このディツシュ１０ａの円筒体１０ｂの端部は、弁棒９のへフド９ａに係合して いるから、ディツシュｌＯａは弁棒に沿つて１つの方向に移動するのを制限され ている。０リング１２はディツシュ１０ａの中に圧入されており、そして、０リ ングのディツシュからそれている反対側における弁棒９にはスペーサスリーブ１ ３が設けられ、かつラジアル溝９ｂの中に嵌め込まれることにより弁棒９に固定 されている。従って、バルブ装置１０は弁棒のヘッド９ａと溝９ｂとの間に位置 せめしられる。

同様にして、バルブ装置１１は弁棒９に配置されているが、ただし、ディツシュ ｌｌａの円筒状部分１１ｂはヘッドに係合されているのではなく、弁棒の溝９Ｃ の中へ嵌め込まれている点で異なっている。このようにしてバルブ装置１０と１ １との相互距離は一定である。

バルブ装置１０の０リングは、バルブ本体２において密封縁１５に対して金属製 のシールの中に締め込まれているねじ込み挿入片１４の弁座１４ａを密封する。

このバルブ装置１０は、軽量ばね１６により弁座に押し付けられたままの状態に なっている。

同じようにしてバルブ装置１１は、バルブ本体２内の円筒状の孔の中で軸方向に 移動可能であるピストン１７の弁座１７ａを密封する。密封リング１９はこのピ ストンとシリンダ壁との間に１個のシールを形成している。ピストン１７はばね ２０により動かされ、室内に余分の圧力がなくなつた時ばね２０によって円筒状 の孔１８の肩部２２の方へ押しやられる。

この状態において、バルブ装置１０は弁座１４ａから持ち上げられたままになっ ており、しかも、ねじ込み挿入片１４内の中心孔１４ｂがスペーサスリーブ１３ の外形よりも大きいので、それ等の間に間隙が生じ、その間隙によってシンプル ７と室２１との間に自由な通路が形成される。

次に、ニップル７内を通過する圧縮空気が室２１内を加圧し、その圧力がばね２ ０のかたよりに抗しピストン１７に作用する。この圧縮力がこのばねのかたより を越え、かつこのばねが圧縮されると、ピストン１７の移動に伴ってばね１６の かたよりによりバルブ装置１１がある程度移動せしめられる。弁棒９は、バルブ 装置１０が弁座１４ａに到達するまでバルブ装置１１を伴いバルブ装置１１とと もにバルブ装置ＥＩＯを運び、次に、室２１への圧縮空気の供給が止まる。この 時、ピストンへの空気圧からの力はばねのかたよりの力と等しくなり、ピストン はこの状態に維持される。

バルブ本体２の端部が第１図に示す位置にあると、室２１は複数の孔２４と溝２ ５とを介して吐出口ニップル８に通じ、吐出口ニップル８はホースによってベロ ーズないしピストンに接続されるから、ベローズないしピストンは室２１と同じ 圧力を存することになる。

この圧力はハンドル車２６の作動によって調整され、ハンドル車が回転するとね じの切られたスピンドル２７を介してシンプル２８を動かし、それによってばね ２０が圧縮されるか、または伸ばされ、ピストン１７上のばねのかたよりが変化 し、その結果、室２１内の空気圧も変化する。

スピンドル２７を部材２９にねじ込むと、部材２９が順次バルブ本体２の中にね じ込まれて固定せしめられる。バルブハウジングｌはナツト３１により座席フレ ーム３０に固定される。板ばね３２はナツト３３により部材２９に固定され、そ のばねの折白縁３２ａはバルブ本体２に関連してばねが回転するのを防止するよ うに部材２９のスパナ板２９ａに係合している。従りて、ばねがフレーム３０に 関連して回転することも防止されている。

ハンドル車２６はプラスチックス材でつ（られており、フランジ２６ａおよびハ ブ２６ｂとともにどんぶり形をしており、その中にねじ山付メタルブシエ３４が モールドされている。ロックナツト３５によりハンドル車を軸方向にセントする とともにねじ山付スピンドル２７に関連して回転しないように固定することが可 能となり、シンプル２８に係合している端部においてこのスピンドル２７には、 スピンドルのねじが緩んで部材２９から外れるのを防止するフランジ２７ａが形 成されている。

ハンドル車２６のゆるやかな先細状のフランジ２６ａの内側には、軸方向に複数 の隆起２６ｃが形成されている。板ばね３２をある角度で折り曲げ、次のような 状態をつくるような寸法に形成されている。すなわち、板ばねとハンドル車が嵌 合したとき、板ばねの自由端３２ｂがフランジ２６ａの後方に突入し、フランジ ２６ａを半径方向かつ外方に押し付けてハンドル車の回転時にフランジ２６ａが 複数の隆起部２６ｃのうちの１つに食い込んで隆起部間の中間部分２６ｄの中に 入り込むようになっている。このように、この板ばね３２はハンドル車の予測外 の回転に対する一種の回り止めの役目をする。

ハンドル車２６とばね３２は、本装置を座席に備え付けていないときは、所定の 位置にはない。

バルブハウジングｌは、座席フレーム３０の孔を通じてフレームの内部から突出 させる６次に、板ばね３２を部材２９に装着し、ナツト３３で締め付ける。ロッ クナツト３５とハンドル車２６をスピンドル２７に螺合してスピンドル２７に固 定する。

第１図に示すように、ハンドル車をそれが停止しその最も奥端位置が押し付けら れるまで反時計針方向に回転させる。圧縮空気をニップル７に送り込み、吐出口 ニップルに圧力針を装着する。そして、圧力計に所望の作動圧力の最低値が表示 されるまでハンドル車を時計針方向に回転させる。この場合において、ハンドル 車２６にはストッパ３６が取り付けられており、このストッパは板ばね３２の片 側に装着され、板ばねがハンドル車の再逆転（反時計針方向）を防止している。

このストッパ３６は、フランジ２６ａの端縁に被嵌されている鉤状の端部３６ａ によりハンドル車２６に固定されており、ストッパ３６の他端部３６ｂはハンド ル車の外側の円形状の輪２６ｅに食い込んでいる。

それによって、板ばね３２とストッパ３６の合計幅以下の精々１回転までハンド ル車を時計針方向に回転させることが可能となり、所望の圧力にセントすること ができる。座席を最も下った所まで低くするには、ハンドル車２６を最外端位置 （第５図）まで引っ張り出す。

バルブ本体２０回りの３つの溝には３つのＯリング３８．３９および４０を取り 付け、これらの溝の底部とバルブハウジング１の内壁４１を密封するようにしで ある。このバルブ本体の０リング３８と３９との間の部分４２はくびれており、 ０リング３９と４０との間に、前記室２１とバルブ本体の回りの溝４３に形成さ れている放射孔２４が位置している。

バルブ本体２をその内端位置（第１図）からその外端位置（第５図）に移動させ るとき、前記０リング３９がバルブハウジングｌの溝２５上を通過する。この場 合において、吐出口ニップル８を介して座席のベローズないしピストンと室２１ 間の連通は遮断されているが、この吐出口ニップル８はくびれ部４２を経て通気 口３７につながり、座席のベローズないしピストン内の空気はこの通気口から散 逸する。

ハンドル車２６を再び押し込むと、ベローズないしピストンに所定圧力の空気が 充填される。

ピストン１７に対するバルブ装置１１と弁座１７ａの機能を次に説明する。

たとえば、路上に富みのようなものがあって座席が急激に強く揺れて座席に対し て諸々の荷重が掛ると、ベローズないしピストンにも諸々の荷重が掛る。もし、 この荷重が瞬間的に基準値以下に下ると、それに伴ってベローズないしピストン 内の圧力も下り、それから室２１内の空気が吐出ロニフプル８から吐出せしめら れ、ピストン１７に対する圧力が減少する０次に、ばね２０がピストンを設定平 衡位置から内方へ押し、バルブ装置１０が弁座１４ａから離れ、圧力が平衡状態 になるまで空気が吸込ロアから室内へ流れ込み、そして、ピストンは再度平衡状 態に戻る。荷重が再度正常に戻って圧力が減少すると、余分の空気は通ってきた 道を再び戻ることはできない、しかし、室２１内で増加した圧力とピストン１７ とがばね２０を圧縮し、ピストン１７はこのばねの後から動く、従って、バルブ 装置１１と弁座１７ａとの間に間隙が生じ、室２１内の空気がピストン内の孔４ ４を通過してばねハウジング内に流れ込むことが可能となり、それから空気はそ のハウジングからバルブ本体２内の孔４５を経てバルブ本体２とハウジング１と の間の間隙４６を通って吐出せしめられる。室２１内の圧力が減少すると、ピス トンは再び所定の正常位置に戻り、バルブ装置１１と弁座１７ａとの間の良好な 密封状態に戻る。

本発明は、前述し例示した実施例に限定されないことは勿論であり、本発明の概 念の範囲内で若干の点について変更可能である。その−変形例を第６図、第７図 および第８図の各図を参照して次に要約説明するが、これらの各回におけるパー ツの符号は、そのパーツが同一のもの、かつ同じ働きをする限り、第１図〜第５ 図の符号と一致させである。

第６図は、本装置に備え付けられている圧力調整器のハウジング（ピストン）２ の内端がバルブハウジング１内に位置している場合の本装置内部の縦断面図であ る。

第７図は、ハウジング（ピストン）２がバルブハウジング１の外側寄りにある場 合のバルブハウジングの縦断面図である。

第８図は、ハンドル車のスピンドルの断面図である。

ホースニップル８（座席内のベローズないしピストンへの空気供給用）とホース ニアプル３７（ベローズないしビントン内の空気吐出用）の本変形例における装 着と、既述の装着とは異なる。

バルブハウジング１内の軸方向のダクト８ａと３７ｄにこれらのニップルを差し 込むと、本装置を座席の中に組み込む場合にプラスチックス製の配管を単純化す るだけでなく、孔４５を経てピストン１７の中を通過する空気が間隙４６から漏 出するのを防止することができる（第５図）、このような洩れは、たとえば運転 室内に受入れることができない場合があるからである。

ダクト３７ｄは孔４５と連通する室４７内そのものに伸びており、また、調整器 ハウジング２の部材２９にはバルブハウジング１を密封する１つの０リング５０ が装着されているので、開口孔４５からの空気は吐出口ニップル３７から外部へ Ｆ：：！ＩＡされ、運転室から外側へ排出される。

調整器を外側寄り（第７図）に移動させると、吐出口ニップル８はバルブハウジ ング１内の孔８ａと溝２５を介して室４８と連通し、さらに、この室は孔３７ａ と３７ｄを介して吐出口ニップル３７と連通している。

通気ダクト３７ａの目的を達成するには、ダクト３７ｄを貫通して孔３７ｂ〜孔 ３７ａを明け、次に、この孔の外端に、たとえば球体３７ｃをバルブハウジング １の外側から圧入することにより封じ込まなければならない。

第６図、第７図および第８図の各図に例示した変形例は、調整圧力を設定するた めの手段およびその設定各位置にハンドル車を保持するための手段に関して、前 述の実施例とは異なっている。

前述のように、ハンドル車のスピンドル２７にはその端部を調整器に向けたヘッ ド２７ａを設け、さらにこのスピンドルを内側から部材２９の中にねし込まなけ ればならない。このスピンドル上の１つの溝には円形つまみ５６が装着されてお り、この円形つまみがヘッド２７ａとともに部材２９の中にあるスピンドル２７ の軸方向の動きを制約し、そしてこの動きにより、なだけ圧縮せしめられる。

スピンドルは前記球体５４を介してスプリングカバー２８を作動させてピストン １７に対するトルクを減らし、摩擦のためにピストンがハンドル車の回りを回転 するのを防止する。圧力調整範囲の下限の設定、すなわち圧力設定の調整を行う には、スピンドルのヘッド２７ａが部材２９内の孔２９ｂの底部に係合するとき にハンドル車２６を最も外側の位置まで回転させ、次に、ばねが所望の圧力に一 致する力をピストン１７に加えるまでハンドル車を調整器のハウジング２内にね じ込む、このとき、円形つまみ５６を調整中移動させることがｌ・要となるが、 もし調整器ないしバルブ本体をバルブハウジング１から引き出したとしても、締 付リング５５を用いるか固着するかしてこの位置に部材２９とピストン２とを相 互に固定することができる。

円形つまみ５６を外すことにより調整器をバルブハウジング１から取り外すこと が容易となり、それによって調整器に対する作業が容易にでき、従って調整器を 交換する隙にバルブハウジング１を座席フレームから取り外す必要もなくなる。

第８図に、ハンドル車２６の予測外の回転を防止する回り止め手段が開示されて いる。部材２９には、スピンドル２７のヘッド２７ａが嵌まり込んでいる孔２９ ｂの周囲に、複数の縦溝２９ａが設けられている。

これらの溝の数は偶数であり、均等に配置されている。

スピンドルの縦軸に直交する面には、ヘッド２７ａを貫通するごとく１つの孔２ ７ｂが明けられている。

この孔の中心線とスピンドルとの間隔は、部材２９における２本の縦溝２９ａの 間隔の約×でなければならない。

この孔２７ｂ内には、１個のコイルばね５２が設けられ、そのコイルばねの一端 には球体５１が、他端には球体５２が乗せられている。スピンドル２７が回転す ると、前記球体５１と５２とが交互に縦溝２９ａの１つと噛み合い、１つの球体 が１つの４溝内にあるときには他の球体がスプライン２９ｃに、すなわち孔２９ ｂの２つの縦溝２９ａ間である円周部分に係合する。

このようにするためには、ハンドル車２６の回り止め位置の数を縦溝２９ａの数 の倍にする。

ばね５３の寸法を正しくすることによって、ハンドル車２６に適切な抵抗トルク を与えることができる。

国際調査報告

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. １．１つの圧力調整器と１つのベント弁とを有し、圧力調整器とベント弁とが互 いに１つのユニットとして組み立てられ、その圧力調整器のハウジングがスライ ドパルプとして形成されているベント弁にあるピストンを有し、かつ、圧力調整 器とベント弁とが１つの共通作動手段２６により作動せしめられることを特徴と する空圧式座席などを作動させるための装置。
2. ２．作動手段２６が、回すと圧力調整器を作動させ、軸方向の動きによってベン ト弁を制御するハンドル車からなることを特徴とする請求の範囲第１項記載の装 置。
3. ３．圧力調整器のハウジングは軸方向に移動可能であるが、ベント弁のハウジン グ内ては回転不能であることを特徴とする請求の範囲第１項もしくは第２項記載 の装置。