JPH02501710A - 衛生ナプキン - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 衛生ナプキン 本発明は吸収体およびこれを包囲するケーシングから成る衛生ナプキンに関する 。

衛生ナプキンまたはパンティライナ（ｐａｎｔｉｌｉｎｅｒ）からの漏洩は殆ど の場合パンティにおけるその適用時のナプキンの不適性な位置決めにより生じ、 または吸収体がその初期位置から少なくとも局部的に変位することによる。

主としてパンティの股部分の変色を阻止するのに役立つ吸収体の中心から側方へ 突出したフラップを有する衛生ナプキンは、周知である。かかるフラップは、股 部分における衛生ナプキンの側方変位を成る程度阻止するが、吸収体をその両端 で支持しない。

本発明の目的はこの型のナプキンを改良して衛生ナプキンに関連した漏洩の恐れ を減少することである。

この目的は請求の範囲の請求項１記載の特徴を有する衛生ナプキンにより達成さ れる。フラップをナプキンの前縁に配置することにより、フラップはより容易に 接近可能となり、パンティ着用後にフラップをこの態様でパンティの外側に取り 付けることができる。また、本発明のナプキンはナプキンの中心ではなくて端に おいて調節できるからその適正位置に容易に取り付けることができる。

本発明の好適実施例では、側部フラップは前部に配置されるべくナプキンの端か ら少なくとも吸収体の中心まで吸収体の縦方向に延びる。更に、側部フラップは ナプキンの前記前端からテーバにされる。

ナプキンの本発明設計では、ナプキンを使用前および使用後に折り畳んでパッケ ージにすることができるが、これは使用者の観点から非常に有利である。

これらおよび他の特徴と利点は添付図面に関する本発明衛生ナプキンの実施例に ついての以下の記載により詳細に開示される。

第１図はパンティの内側に取り付ける側を図の観察者へ向けた本発明による衛生 ナプキンを示す：第２図は第１図による衛生ナプキンのたの実施例を示す第３ａ −３ｄ図は請求項１記載の衛生ナプキンをパッケージに折り畳む各種ステップを 示す。

図示の衛生ナプキンは相互接続された２つの面層２．３から成るケーシングに入 れた吸収体１を含む。面層２はパンティの使用中パンティに面し、故にケーシン グの所謂外側を形成する不透液性層であり、この面層は後述のように離間した点 でパンティへ取り付けられ、面層３は使用中着用者の体に面する透液性層であり 、故にケーシングの所謂内側を構成する。

図から明らかなように、ケーシングの少なくとも一端は側部フラップ４．５を形 成する側方延長部を有する。第１図において、側部フラップはナプキンの一端か ら他端へ延び、図示のように上端からテーパになり、この端はパンティ内で前方 に置かれ、故に以後ナプキンの前端と称される。

ケーシングはその外側で側部フラップの前端に位置する接着剤層６．７、並びに ケーシングの外側で後端に配置された接着剤層８を備え、前記接着剤層はパンテ ィの内側のナプキンの取り付は手段として役立つ。

衛生ナプキンの適用は次のように行われる。パンティを一部引き下げてナプキン を内部に置き、パンティを引き上げる。ナプキンが適正に位置していると、これ はパンティを着用するときに容易に確認され、側方に突出したフラップ４．５が パンティの縁の回りに折り畳まれ、接着剤層６．７がパンティの外側に取り付け られる。ナプキンが後方または側方へ誤変位する場合、外から近寄りつる側方フ ラップの助けにより再調節できる。しかし、ナプキンが最初にパンティ内で過度 に正面上方に置かれ、後ろへ引かれなければならない場合、パンティを緩めてこ の再配置を可能にせねばならない。

しばらくしてから、着用者は前端を下降せねばならないようにナプキンを置くこ とを回避すべきことを知り、故にパンティの弛緩を必要とする再調節はめったに 生じないことが理解されよう。而して本発明のナプキンは従来の衛生ナプキンよ りも位置決めが簡単である。

ナプキンの後端に接着剤層を設ける必要がない。多くの場合、パンティに対する ナプキンの後端の変位手段として摩擦ライナで充分である。更に、ナプキンの後 部接着剤層を摩擦ライナで置換することにより、パンティ内でのナプキンの再調 節が容易になる。

パンティ内におけるナプキンの位置を更に安定化するために、弾性糸のような弾 性部材をフラップの側縁に沿って縦方向に配置し、これにより、吸収体がパンテ ィに関してその初期位置から側方に移動する恐れを非常に少なくできよう。これ を達成するには、ナプキンの後端には弾性部材の力によるナプキンの収縮を阻止 するのに役立つ接着剤層８を設けるべきである。

第１図と同じ素子を同じ参照数字で示す第２図によれば、衛生ナプキンが第１図 のものと異なる点は、側部フラップ４．５の縦方向長さを短くして折り畳み指示 を作り、また第２図のナプキンは縦方向および横方向の弾性部材９．１０を含む ことである。横方向弾性部材１０は、シネマチエア（ｃｉｎｅｍａ　ｃｈａｉｒ ）におけるシャラフリング（ｓｂｕｆｆ　Ｉｉｎｇ）運動のようにパンティがそ のナプキンと共にやや変位した場合にナプキンと外性器との間に隙間が生じるの を阻止するために内側へ湾曲する傾向を吸収体に与えるためのものである。換言 すると、ナプキンは内方に曲がった形状にばね装填できる。横方向弾性部材１０ は面層２および好ましくは吸収体１に面する側に配置される。

ナプキンの上縁の近傍に横方向糸を１本だけ有する第１図によるナプキンを設計 するのが有利であることが判明している。

側部フラップを含む本発明設計により、ナプキンはその衛生パッケージを形成す るように折り畳むことができる。

得られる利点は、単一の未使用ナプキンを例えばハンドバフグに入れて衛生的に 持ち運びでき、また同時に使用済みナプキンを衛生的な処分可能な品として折り 畳むことができる。

第３図は第１図による使用済みナプキンをパフケージの形態に折り畳む方法を示 す。折り畳み軸線は一点鎖線で示され、また折り畳み方向は図に矢印で示される 。第１図によるナプキンはその中心の回りに折り畳まれ、後端が前端の上に折ら れてこれと面一に位置し、折り畳み方向としては不透液性面層２が外側へ向かう ようなものである（第３ａ図参照）。次に、接着剤層６．７を越えて位置する側 部フラップの部分は１、折り畳まれていないナプキンの縦方向と平行に延びた折 り畳み線に沿ってケーシング内側に折り畳まれる（第３ｂ図参照）。最後に、折 り畳まれていないナプキンの縦方向と平行に延びた折り畳み線に沿って自由ケー シング部分を吸収体の上に折り畳み、接着剤層の外隅界と面一に位置するように 折り畳まれたケーシング縁は接着剤層６と７との間に隙間を残すことなしに互い に接近する（第３ｃ図）。而してパッケージとして折り畳まれたナプキンは、剥 離剤で処理されかつ並置した接着剤層６．７を覆う箔ストリップ１１の助けによ りシールされる（第３図）。

上記折り畳み工程は原理的には未使用ナプキンを包装することに関しても適用で きる。スペースの要求を少なくするために、これらのナプキンはフラップ中に折 り畳み前に３つの区分に折り畳まなければならない。

本発明ナプキンの製造において、接着剤層６．７はナプキンがその最終折り畳み 状、Ｊに到達した後に適当に付与できることは強調されるべきである。折り畳み 手順はフラップに他の形状を与えることにより、例えば、接着剤層を越えて位置 しかつ折り畳み軸線を越えて第３ｂ図に配置された三角形フラップ部分を切断す ることにより、更に簡単化できる。

上記折り畳み方法は第１図によるフラップを有するナプキンをパッケージに折り 畳む非限定例として挙げただけである。他の形状のフラップを持つナプキンを折 り畳むときには他の折り畳み方法を利用できよう。

本発明によれば、パンティ内で適正位置に容易に固定され、かつパンティ着用後 に調節できる衛生ナプキンが達成される。更に、ナプキンは使用中パンティ内で 確実に固定され、最後に側部フラップは使用前および使用後に折り畳んで衛生的 な単一のパッケージにすることができ、本発明はこれにより個々のナプキンを持 ち運びかつ処分する問題を大いに除去する。

勿論、複数の改変例が本発明の範囲内で考えられ、特に吸収体とケーシングの形 状についての改変例が考えられる。

故に本発明は請求の範囲によってのみ限定される。

１、 ＦＩＧ、１ ＦＩＧ、２ ＦＩＧ、３ａ ＦＩＧ、３ｃ　日Ｇ、３ｄ 国際調査報告

Claims (10)

【特許請求の範囲】
1. １．ケーシング（２，３）により包囲された吸収体（１）から成る衛生ナプキン において、ケーシングは少なくとも一端部で吸収体を越えて延びた側方に突出し たフラップ（４，５）を含み、またフラップの延長部はフラップをパンティの縁 の回りに折り畳み可能にすることを特徴とする衛生ナプキン。
2. ２．接着剤層（６、７）はパンティの縁の上へ折り畳まれるべき部分の前縁の近 くで付与されることを特徴とする請求項１記載の衛生ナプキン。
3. ３．側部フラップ（４，５）は正面に置かれるべきナプキンの端から少なくとも 吸収体の中点まで吸収体の縦方向に延びることを特徴とする請求項２記載の衛生 ナプキン。
4. ４．側部フラップはナプキンの前記前端からテーパにされたことを特徴とする請 求項３記載の衛生ナプキン。
5. ５．使用中にパンティに面するケーシングの後端の側へ接着剤層（８）または同 類物を付与することを特徴とする請求項３記載の衛生ナプキン。
6. ６．側部フラップ（４，５）の側線に沿って弾性部材（９）を配置したことを特 徴とする前記請求項のいずれか一つに記載の衛生ナプキン。
7. ７．ケーシングは２つの面層（２、３）から成り、またケーシングの外側に面す る面層（２）に横方向弾性部材（１０）を配置したことを特徴とする前記請求項 のいずれか一つに記載の衛生ナプキン。
8. ８．自蔵型パッケージの形に折り畳み可能であることを特徴とする前記請求項の いずれか一つに記載の衛生ナプキン。
9. ９．横方向折り畳み軸線の回りに１回またはそれ以上折り畳まれてケーシングの 透液性部分（３）が相互に向かっておよび／または先に折り畳まれた部分に向か って折り畳まれ、ナプキンの折り畳み状態からの側部フラップ（４，５）は吸収 体（１）を含むケーシングの部分の上へ折られ、包装されたナプキンの外側は専 らケーシングの不透液性部分（２）から成ることを特徴とする請求項９記載の衛 生ナプキン。
10. １０．吸収体を含むケーシング部分に亙りナプキンの折り畳み状態から折られた 側部フラップ（４、５）の縁は互いに接して位置し、また形成されるパッケージ はナプキンをその包装状態に折り畳んだときに互いに接合する層（６、７）の助 けによりシールされることを特徴とする請求項８記載の衛生ナプキン。