JPH02500957A - 核磁気共鳴によるイメージング設備 - Google Patents

核磁気共鳴によるイメージング設備

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JPH02500957A
JPH02500957A JP62507091A JP50709187A JPH02500957A JP H02500957 A JPH02500957 A JP H02500957A JP 62507091 A JP62507091 A JP 62507091A JP 50709187 A JP50709187 A JP 50709187A JP H02500957 A JPH02500957 A JP H02500957A
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オベール,ギー
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 核磁気共鳴によるイメージング設備 本発明は、核磁気共鳴によるイメージング設備に関するものである。本発明は特 に、磁場発生装置の環境内に置かれた機器を磁場から守る手段に関する。例えば 、核磁気共鳴によるイメージング装置の操作用コンソールに使用される陰極線ス クリーンのタイプのモニタを磁場から守る場合に特にあてはまる。
NMRによるイメージング装置、すなわちMHI装置は、特に、この装置の内部 に一定した強力な磁場を発生させるマグネる。
MHI装置は、操作用コンソールの位置の1人または複数のオペレータによって 操作されて、様々なパラメータが決定され、所望の画像を得るのに必要とされる 様々な操作の制御が行われる。この目的で、操作用コンソールは、一般に2つの モニタを備えている。すなわち、画像モニタと呼ばれ、得られた画像を表示する ための第1のモニタと、特にオペレータが様々なパラメータを調整することので きる対話モニタと呼ばれる第2のモニタである。対話モニタは、タッチスクリー ンの下に配置されるときに非常に使用しやすい。しかし、タッチスクリーンの使 用は、対話モニタがカラーモニタのときにしか実際には意味がないことに注意す る必要がある。
一般に、MRI装置自体はファラデー遮蔽を構成する第1の部屋に設置される。
操作用コンソールは隣接した部屋に設置されている。これら2つの部屋を隔離す る隔壁にはガラスが嵌められていて、オペレータまたは医者がMHI装置内に入 れられている患者を全期間を通じて観察することが可能であり、場合によっては 患者にアクシデントが起こったときに直ちに駆は付けることができるようになっ ている。このような理由と、必要な設置面積を減らす目的で、操作用コンソール をMRI装置から比較的近い例えば10m未満の距離に位置させる。
この場合の問題点は、モニタをMHI装置が発生させる磁場の作用のもとで使用 することである。
実際、磁場内に置かれたモニタには擾乱が現れてモニタが使用不能になることが ある。例えば、約3ガウスの磁場下に置か。
れた白黒モニタを用いる場合には、タッチスクリーンを正確に使用することがで きない。カラーモニタの場合には条件がより厳しくなり、約0.5ガウスを越え る磁場の中ではカラーモニタを実際上使用することができない。
MRI装置が発生させる強力な磁場はこの装置自体の内部で数1000ガウスに 達することがあるため、検査室に隣接した制御室では10m離れていてもマグネ ットからの漏れ磁場が上記の値よりもはるかに大きい。さらに、従来技術では、 白黒タイプのモニタのみがMRI装置から10m以内の位置の操作用コンソール で使用することができるが、その場合には、シールドを構成するケースの中にモ ニタが収容されている必要がある。例えばモニタの周囲に配置したシールドを使 用すると、MRI装置から10m以内の距離でカラーモニタを使うことができな いだけでなく、白黒モニタの調整が必要とされるという欠点が現れる。
実際、シールドを使用するにもかかわらず、残留ノイズ磁場があるためにモニダ 自体の偏向コイルを調整してモニタを使用できるようにしなくてはならない。こ の欠点は特に問題である。
というのは、白黒モニタをシールドから取り出さない限り調整を行うことができ ず、しかも調整の結果はモニタを再びシールド用ケースに入れたときにしか見る ことができないからである。
従って、最適の調整がなされるまでに連続した多数回の調整操作が必要とされる 。
本発明は、特に、白黒またはカラーの少なくとも1つのモニタを、核磁気共鳴に よるイメージング設備内で、磁場の強度が同じであれば従来よりもMRI装置に はるかに近い位置で使用することができるとともに、従来よりもはるかに簡単で 確実なモニタを使用できるようにすることを目的とする。はぼ同じ条件において 、本発明は、MHI装置の近くで使用したり保管したりするには問題がある磁気 カセットなどの様々な機器を磁場から保護するのに応用できることに注意された い。
本発明によれば、強力な磁場を発生させる装置を備え、この装置は、機能がこの 強力な磁場によって乱される可能性のある少なくとも1つの機器から所定の距離 前れて位置している核磁気共鳴イメージング設備は、強力な上記の磁場の方向と はほぼ反対方向を向いた第2の磁場を発生させる手段を備え、上記機器の位置で この第2の磁場を用いて上記第1の磁場を打ち消すことを特徴とする。
本発明は、添付の図面を参照した以下の説明によりさらによく理解できよう。し かし、図面は単なる例であって、本発明を限定するものではない。
第1図は、本発明の核磁気共鳴イメージング設備の概略図である。
第2図は、第1図に示された平形コイルと操作用コンソールの正面図である。
第1図は、医学的診断に用いられる核磁気共鳴イメージング設備すなわちMHI 設備の一例の概略図である。現在のところ病院で標準的な設置方式によれば、M RT設備1は隣接したー2つの部屋に分割して設置される。第1の部屋は検査室 2であり、第2の部屋は制御室3である。検査室2には、第1図において縦軸Z に沿って配置された長方形で表示された本来のMHI装置4が収容される。実際 には、MRI装置4は全体の形状が縦軸Zを中心とした円筒形にすることができ 、縦軸Zに沿った下部に患者(図示せず)を入れる。MRI装置4は、従来と同 様に、MHI装置4の内部、特に第1図でOを中心とした関心長生させるコイル またはマグネット(図示せず)を備えている。
MRI装置4の内部での磁場B0の方向は例えば矢印?で表された方向であるた め、MHI装置4は、制御室3の方を向いた面8が北面Nを構成し、制御室3と 反対側の第2の面9が南面Sであるマグネットとして象徴的に表現することがで きる。磁場B。の方向は縦軸Zの方向であり、長さしのあらゆる点で一定である 磁場の強度は、この長さしにわたって数千ガウス、例えば5000ガウス、すな わち0.5テスラである。
制御室3には操作用コンソール10が収容されている。オペレータ(図示せず) は、この操作用コンソール10を利用して患者の画像を得るのに必要な操作を実 行する。検査室2と制御室3を隔てる隔壁11には通り抜は用のドア60とガラ ス12が取り付けられている。オペレータは、ガラス12を通して検査の全期間 を通じて患者を観察する。好ましい設備では、利用できる場所の形状が許すので あれば、ガラス12の平面はMHI装置4の縦軸線Zにほぼ直角にし、コンソー ル10はガラス12にほぼ平行にする。この配置にすることにより、コンソール 10の前面13に位置するオペレータは患者を見失うことなくコンソール10の 操作を行うことができる。
既に説明したように、操作用コンソール10は少なくとも1つのモニタを備えて いる。本実施例では、操作用コンソール10は、互いに上下に配置された第1と 第2のモニタ15.16を備えている。このため、第1図では第1のモニタ15 は図面の面よりも後ろ側にあり、その一部しか見ることができない。モニタ15 .16のスクリーン17はコンソールlOの前面13の方向をほぼ向いており、 強力な磁場B0に特に敏感な空間を形成している。特に敏感なこの空間は、第1 図では、スクリーン17とモニタ15.16の後面19の間の敏感長L2として 表されている。
本発明の1つの特徴によれば、MRI装置4は、第1の磁場B、に対抗する第2 の磁場Bcを発生させる手段を備えている。
本実施例では、第1の磁場B。に対抗する第2の磁場BCを発生させる手段は、 平形コイルタイプのコイル20を備えている。
平形コイル20の中を電流(図示せず)が流れる。電流の方向は、平形コイル2 0の面のうちでMRI装置4の方を向いた第1の面21がN極を構成し、第2の 面22がS極を構成するような方向である。
本実施例では平形コイル20の中心が縦軸Z上にあるため、第2の磁場BcもZ 軸の方向を向いている。しかし、矢印5で示したこの磁場BcのZ軸上での方向 は、第1の磁場B。の第1の方向7とは反対である。その結果、第2の磁場Bc の強度を調整することにより、特に敏感長L2の位置で第1の磁場B0が補償さ れ、さらには完全に打ち消される。
対抗する第2の磁場Bcは、本発明の精神を逸脱することなく異なる方法で発生 させることもできることに注意されたい。
例えば、モニタ15.16自体の中に配置された1つまたは複数のコイル(図示 せず)を用いるか、あるいはモニタ15.16の周囲、さらにはコンソール10 の周囲に配置されることになる長いソレノイド(図示せず)を用いる。これらの 手段のうちでは、サイズが小さく、従って邪魔になる程度が無視できるという点 で平形コイル20が非常に有利である。実際、平形コイル20は断面を円形また は正方形にすることが可能であり、その平面はガラス12の平面に平行に、さら には、第1図に示したようにこのガラス12に押し付けることができる。平形コ イル20がこの位置にあることはサイズを小さくするのに特に都合がよい。しか し、平形コイル20はモニタ15.16に対して異なる位置をとることが可能で ある。例えば平形コイル20でモニタ15.16を取り囲んだり、平形コイル2 0をMRI装置4に対してこれらモニタと反対側に。
配置する。
本実施例ではモニタ15.16が縦軸Zに沿って配置されているため、第2の敏 感長L2は縦軸Zと一致するか、あるいはほぼ平行である。平形コイル20自体 は縦軸Zを中心としており、その平面は縦軸Zと垂直である。この場合、敏感長 L2にわたって磁場をほぼゼロにすることができるため、白黒タイプまたはカラ ータイプのモニタ15.16を従来のようにシールド用ケースに収容することな く使用することが可能である。
実際、関心長しの中心Oの位置での強力な磁場B0の値が約5000ガウスであ ると仮定すると、距離りが約7m離れたZ軸上での磁場の値は約lOガウスであ る。すなわち、平形コイル20が存在していないと敏感長L2には10ガウスの 磁場が及ぼされる。
その結果、シールドなしでは白黒タイプのモニタ15.16を使用することがで きず、カラータイプのモニタはシールドの有無に関係なく使用不能である。
第2図は、平形コイル20と操作用コンソール10を、第1図の第3の矢印43 で示したように操作用コンソール10の前面から見た図である。
第2図では、第1の平面に操作用コンソール10が示され、次に、より奥にある 第2の平面に平形コイル20が示され、最後に、最も奥の平面にガラス12を備 える隔壁11が示されている。操作用コンソール10は、基台46によって床4 5から持ち上げられている。操作用コンソール10は従来通りの様々な制御・表 示装置(図示せず)を備えるとともに、第1と第2のモニタ15.16を備えて いる。第」のモニタ15は、タッチスクリーン(図示せず)を有する敏感な対話 モニタを構成し、第1のモニタの上に配置された第2のモニタ16は画像モニタ を構成する。これら2つのモニタ15.16は本発明のMRI設備では互いに独 立にすることが可能であるため、黒白タイプでもカラータイプでもよい。平形コ イル20の平面に平行な2つのモニタ15.16の表面47全体は、平形コイル 20の中心26をほぼ中心とする。本実施例では、この中心26が第1図に示し たMRI装置4の縦軸Zも表す。
平形コイル20は、非磁性材料である例えば木でできたフレーム31に取り付け られていて巻回48(点線で図示)を形成する従来の導体をもとにして構成され ている。本実施例では、平形コイル20の断面39はフレーム31と同じ形態で 与えられるほぼ正方形である。フレームの各辺50は、本実施例では約2mとい う第3の長さL3を有する。従って、平形コイル20の中心26と、フレーム3 1として表されたこの平形コイル200周辺部の間の平均距離aは約1mである 。すなわち、この平均距離aは辺50の第3の長さL3の半分である。
再び第1図を参照すると、コンソール10の後面8は平形コイル20の第2の面 22の極めて近く、例えばこの面22から数cm離れた距離に位置することが好 ましい。従って、モニタ15.16の後面も平形コイル20の第2の面22に極 めて近く、場合によっては平形コイル20の中に侵入させて例えば平形コイル2 0の中央面27に位置させることも可能である。ところで、平形コイル20は厚 さEが数cm、例えば5cmである。一般に、モニタ15.16はコンソール1 0内で常に同じ位置に存在しているため、コンソール10と平形コイル20がユ ニットを構成する。このユニットはMRI装置4に対して第1図に示したのとは 異なる位置をとることができるため、例えば既存の場所の状況に適合させること が可能である。従って、例えば、必要に応じて平形コイル20−コンソール10 のユニットを縦軸Zに対して漢方向を向いた軸25に沿って変位させ、操作用コ ンソール10をマグネットすなわちMHI装置4の正面に配置することが不可能 であるような病院の状況に適合させることができる。しかし、この変位は、縦軸 Zの両側約0.60mの比較的狭い領域に限られる。
しかし、平形コイル20−コンソール10のユニットを平形コイル20の平面が 磁場の局所的な方向にほぼ垂直であるようにする場合には、このユニットを縦軸 Zに対してはるかに大きく変位させることができる。この配置が第1図に示され ており、操作用コンソール10と平形コイル20を点線で示してそれぞれに参照 番号10a、20aが与えられている。平形コイル20aは強力な磁場B。の第 2の局所方向Uに垂直である。
いずれにせよ、平形コイル20の導体(図示せず)の中を流れる電流の値を調節 することにより第2の磁場Bcの値を調整して敏感長L2にわたって強力な磁場 B0を補償し、さらには打ち消すことができる。平形コイル20には、従来から 公知の調節可能な電源(図示せず)からパワーを供給する。
本発明の1つの特徴によれば、中心26とフレーム31の間の平均距離aは、モ ニタ15.16により代表される敏感長し2以上の長さである。従って、平形コ イル20により発生する第2の磁場の値Bcはこの平形コイルの軸線上で比較的 わずかしか変化しない。他方、平形コイル20をMRI装置4とモニタ15.1 6の間に配置することにより、敏感長L2に沿って減少することがある第2の磁 場BCの値は、MRI装置4から離れるにつれてZ軸の方向の強力な磁場B0の 値が減少するためにほぼ補償されることにさらに注意されたい。実際、縦軸Z上 では、MRI装置4の中心0から約5.5mの距離りで強力な磁場B0の値が1 7ガウスであり、距離が5.8mでは強力な磁場B0の値が15ガウスである。
従って、敏感長L2が平形コイル20の中央平面26に対してMRI装置4のほ ぼ反対側に位置するようにモニタ15.16を配置することにより、半径または 平均距離aが敏感長し2以上である平形コイル20を用いて、対抗する第2の磁 場Bcの変化を十分に小さくできるだけでなく、この変化が強力な第1核磁気共 鳴によるイメージングにおける当業者にとっては、モニタを強力な磁場中で使用 するという問題に対する本発明の解決法は驚くべきもの、さらには不安を起こさ せるものである可能性があることに注目する必要がある。というのは、当業者に とっては、MRI装置の環境内で発生するあらゆる磁場は強力な磁場B0に重ね 合わされ、第1の関心長してのこの磁場B0の一様性を乱す可能性のあるものだ からである。
しかし、計算によって予想を立て、実験により確認した結果、MRI装置4の中 心Oから比較的小さな距離り離れた位置に平形コイル20が発生させる補償用の 第2の磁場Bcによっては、強力な磁場B0の値は関心長しにおいてわずかしか 変化しない。
この値の変化によって、動作中は、中心断面が原点、すなわち中心0に対してわ ずかしか変位しない。磁場B0の値のこの変更は、MRr装置に対して従来から 行われている較正操作の際に補償される。この較正操作によって、原点に対する 中心断面の位置を再決定することができる。実際、平形コイル20と関心長しの 中心○の間の距離りが6.8mであり、平形コイル20が、−フレーム31が正 方形であり、その辺50は長さL3が2 a sすなわち2mに等しく、従って 2×2mの正方形であり、− コイル20は巻回数100で16.5アンペアの 電流が流れ、従って1650アンペア回数となり、強力な磁場B0を補償するの に必要とされる第2の磁場BeO値を敏感長L2にわたって得ることができ、平 形コイル20がZ軸に中心をもつ、すなわち平形コイル20がMRI装置4とほ ぼ同軸であるという特徴(これら特徴は単なる例である)を有すると仮定すると 、−この場合には、コイル20によってZ軸上の距離りの地点に発生する磁場B eは以下の式で与えられる。
ここに、μ。は真空の透磁率で4πXl0−’に等しく、■はコイル20内の電 流であり、aはコイルの中心26とフレーム31の間の平均距離であり、Dは平 形コイル20の中心26からの距離である。
D=0である場合には、すなわちコイル20の中心26では、磁場Bcが9.3 ガウスであることがわかる。
D=6.8mである場合には、すなわち関心長しの中心Oでは、補償用の第2の 磁場BeO値が0.040ガウスであることがわかる。この値は、既に説明した ように、MRI装置4を較正することによって補償できるようになっている必要 がある。例えば縦軸Zに沿って測定された磁場B0に対して補償用の第2の磁場 Bcによってもたらされる可能性のある一様性の主な欠陥に関しては、値がZ軸 上の第2の磁場Bcの微分として、以下の第2の式で与えられる。
ここに、μ。=4πX 10−’であり、I=1650アンペアであり、aは平 均距離で1mに等しく、Dは6.8mで平形コイルの中心と関心長の中心の間の 距離に対応し、17mはテスラ/メートルである。
d Be/ d D=17X 10”17mであることがわかる。現在使用され ているMHI装置でのZ軸上の磁場勾配は百万分の1、すなわち1 ppm未満 であるため、この結果から、MRI装置4の中心Oの位置で1mにわたる磁場の 変化は0.017ガウスであり、従って測定限界よりも小さくて無視できること がわかる。
平形コイル20がMR1装置4の中心Oにさらに近い場合には、関心長しにわた って第2の磁場B、によりもたらされる磁場勾配または不均一性が1 ppmを 越えることがある。この場合、この不均一性は勾配コイルのオフセット電流を調 節することにより容易に補償することができる。
MRI装置は、従来と同様、強力な磁場B0を発生させるコイルのほかに、直交 する3本の軸に沿って磁場勾配を発生させる機能を有する複数の勾配コイルを備 えていることが知られている。これら3本の軸のうちの1本がZ軸となっている 。一般に、これら勾配コイルはMRI装置を構成する円筒体の周囲に公知のよう にして取り付けられる。縦軸Zに沿って作用する勾配コイル40のみが第1図に 示されているため、図面が見やすくなっている。
磁場勾配は、検査期間中にのみパルス状に発生させる。パルスを重ね合わせるこ とができるオフセット電流と呼ばれる電流を1つまたは複数の勾配コイルに連続 的に印加し、この電流を適度に調整することにより、強力な磁場B0の一次の不 均一性を補償することができる。従って各勾配コイルは、MHI装置4内に発生 している磁場B0の平形コイル20による不均一性を補償する手段を構成するこ とが可能である。従って、平形コイル20が縦軸Zに垂直であり、この縦軸Z上 に中心をもつ上記の実施例を再び考えると、勾配コイル40を使用してこの勾配 コイルにオフセット電流を印加することにより、Z軸に沿った磁場B0の均一性 の一次の欠陥を補償することができる。なお、欠陥の中には、平形コイル20が 動作することによって発生した欠陥も含まれる。
ここでの説明は、機器、特に陰極線管を備えるタイプの機器を強力な磁場の作用 からいかにして保護するかを示す単なる例であり、本発明がこの例に限定される ことはない。本発明は、診断用のMHI設備に特に有効であるが、強力な磁場を 用いたあらゆる設備の中で機器を保護することにも応用することができる。
補正書の翻訳文提出書(特許法第184条の8)14国際出願番号 PCT/F R8710O4493、特許出願人 住所 フランス国92130イシーレムリノーリュ 力ミーユ ダム−ラン10 0 代表者 シュミット、クリスチャン 4、代理人 6、添付書類の目録 (1)補正書の翻訳文 〔1通〕 (1)明細書の翻訳文第1頁第10行目と第11行目の間に以下の文章を挿入す る。
このような装置は、例えばELECTROMEDICA第51巻、第2号、19 83年、67〜72ページのエム、モルネブルク(M、 MORNEBURG) に(2)明細書の翻訳文第3頁第2行目と第3行目の間に以下の文章を挿入する 。
ヨーロッパ特許出願第0.039.502号により、カラーモニタに対する磁場 の影響を補償する装置が公知となっている。しかし、この装置が設置されると、 近くのモニタに取り付けられた同様の装置が不安定になる。その結果、2つのモ ニタ全体の補償を行うには時間がかかる。
請求の範囲 1. 強力な磁場(B、)を発生させる装置(4)を備え、この装置(4)は、 この強力な磁場(Bo)から保護すべき少なくとも1つの陰極線管モニタ(15 ,16)から所定の距離(D)離れて位置しており、この強力な磁場(Bo)は 上記モニタ(15,16)の位置で所定の方向(7)を向いている核磁気共鳴イ メージング設備であって、強力な上記の第1の磁場(Bo)の方向(7)とはほ ぼ反対方向の第2の方向(5)を向いた第2の磁場(Be)を発生させる平形コ イル(20)を備え、強力な上記の磁場(B、)による漏れ磁場を上記モニタの 位置で打ち消すことを特徴とする設備。
2、 上記モニタ(15,16)がカラーモニタのタイプであることを特徴とす る請求項1に記載の設備。
3、 上記モニタ(15,16)が上記磁場に敏感な長さくL2)をもち、上記 平形コイル(20)の中心(26)とこの平形コイル(20)の周辺部分(31 )の間の平均距離(a)が上記敏感長(L2)以上であることを特徴とする請求 項1または2に記載の設備。
4、 上記平形コイル(20)の平面が、上記モニタ(15,16)の位置で強 力な上記の磁場(B、)の方向(Z、U)にほぼ直角であることを特徴とする請 求項1または2に記載の設備。
5、 上記モニタ(15,16)の中心が上記平形コイル(20)の軸(Z)の 上にほぼ位置し、この平形コイル(20)の軸(Z)は、この平形コイル(20 )の中心でこの平形コイル(20)の平面に対して直角であることを特徴とする 請求項1または2に記載の設備。
6、 上記平形コイル(20)が、上記装置(4)と上記モニタ(15,16) の間で上記敏感長(L2)にほぼ等しい距離にわたって実質的に配置されている ことを特徴とする請求項3に記載の設備。
7、 上記平形コイル(20)の断面がほぼ正方形であることを特徴とする請求 項1または2に記載の設備。
8、 強力な上記の磁場(B、)の第1の方向(Z)が上記装置(4)の縦軸( Z)と一致しており、上記平形コイル(20)の中心がほぼこの縦軸(Z)上に 位置することを特徴とする請求項1または2に記載の設備。
9、 上記装置(4)内に発生した強力な上記の磁場(Bo)の上記第2の磁場 (Bc)による不均一性を補償するための手段(40)をさらに備えることを特 徴とする請求項1または2に記載の設備。
国際調査報告 一一一一1^−”””k PCT/FR87100449国際調査報告

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 1. 強力な磁場(Bo)を発生させる装置(4)を備え、この装置(4)は、 この強力な磁場(Bo)から保護すべき少なくとも1つの機器(15、16)か ら所定の距離(D)離れて位置しており、この強力な磁場(Bo)は上記機器( 15、16)の位置で所定の方向(7)を向いている核磁気共鳴イメージング設 備であって、強力な上記の第1の磁場(Bo)の方向(7)とはほぼ反対方向の 第2の方向(5)を向いた第2の磁場(Bo)を発生させる手段(20)を備え 、上記機器(15、16)の位置で上記磁場(Bo)を打ち消すことを特徴とす る設備。
  2. 2. 上記機器(15、16)が陰極線管タイプのモニタであることを特徴とす る請求項1に記載の設備。
  3. 3. 上記モニタ(15、16)がカラーモニタのタイプであること特徴とする 請求項2に記載の設備。
  4. 4. 第2の磁場(Bo)を発生させる上記手段(20)が平形コイルのタイプ のコイル(20)を備えることを特徴とする請求項1に記載の設備。
  5. 5. 上記機器(15、16)が上記磁場に敏感な長さ(L2)をもち、上記平 形コイル(20}の中心(26)とこの平形コイル(20)の周辺部分(31) の間の平均距離(a)が上記敏感長(L2)以上であることを特徴とする請求項 4に記載の設備。
  6. 6. 上記平形コイル(20)の平面が、上記機器(15、16)の位置で強力 な上記の磁場(Bo)の方向(Z、U)にほぼ直角であることを特徴とする請求 項4に記載の設備。
  7. 7.  上記機器(15、16)の中心が上記平形コイル(20)の軸(Z)の 上にほぼ位置することを特徴とする請求項4に記載の設備。
  8. 8. 上記平形コイル(20)が、上記装置(4}と上記敏感長(L2)の間に 実質的に配置されていることを特徴とする請求項5に記載の設備。
  9. 9. 上記平形コイル(20)の断面がほぼ正方形であることを特徴とする請求 項5〜7のいずれか1項に記載の設備。
  10. 10.強力な上記の磁場(Bo)の第1の方向(Z)が上記装置(4)の縦軸( Z)と一致しており、上記平形コイル(20)の平面の中心がほぼこの縦軸(Z )上に位置することを特徴とする請求項6に記載の設備。
  11. 11.上記装置(4)内に発生した強力な上記の磁場(Bo)の上記第2の磁場 (Bo)による不均一性を補償するための手段(40)をさらに備えることを特 徴とする請求項1に記載の設備。
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