JPH02500878A - ブロッコリトリミング機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、特にブロッコリのような野菜、その他の農産物を切断する装置及び方 法に関し、より詳しくは、ブロッコリ又は同様な農産物をトリミング（切り揃え ）して、実質的に均一なサイズ及び形状の個々の小片にするように設計された改 良形のカッタすなわちトリマに関する。

種々の野菜及び他の農産物は、包装される前及び／又は消費者のマーケットに出 荷される前に、切断又はトリミングする必要があることは一般に知られている。

かような農産物の例としてブロッコリ及びカリフラワー等があり、一般にこれら は、茎付きヘッドのような形状に成長し、その全体的なサイズは、しばしば、標 準的な消費者が必要とする単位以上のサイズになってしまう。また、茎付きヘッ ドのサイズ及び形状は、コンパクトで具合の良い包装を行う上で好ましくないも のである。従って、一般にこの種の農産物は、摘み取られた直後に所望のサイズ 及び形状にトリミングされる。

従来では、ブロッコリやカリフラワーのような農産物は、成長差のため切断前の それらの農産物の大きさに差異があっても比較的均一な大きさに切断する必要か ら、手作業により切断又はトリミングを行ってきた。しかしながら、手作業によ り切断又はトリミングを行うことは、最終消費者に渡る農産物の全体的コストを かなり高いものにしている。

ブロッコリやカリフラワーのような野菜の切断及びトリミングに使用される多数 の自動化又は半自動化された機械が提供されており、これらの機械は、農産物を 消費者のマーケットに流通させるのに要する人力を大幅に低減することを意図し たものである。

ブロッコリトリミング機の例として、米国特許第４．６５８．７１４号及び第３ ．６４６．９７７号に開示されたものがある。一般に、ブロッコリ等のトリミン グを行うこれらの機械及び他の機械は切断ナイフを備えていて、農産物の茎の余 分な基部（根元に近い部分）の除去及び／又は農産物のヘッドを１７４又は実質 的に均一なサイズになるように細分することができる他の任意の個数に縦割りで きるようになっている。これらの小片は、茎の残部に付いた一群のブロッコリ小 花（ｂｒｏｃｃｏｌｉ　ｆｌｅｕｒｅｔｔｅｓ）により形成された、ブロッコリ の細分されたサイズのヘッドを有している。

上記形式の切断機械は、それぞれの機械の意図する目的を充分に実行できるもの であるが、成るマーケットのニーズに適した成る特定の小片に農産物を細分する ことはできない。例えば、特にブロッコリに関しては、冷凍食品、レストラン、 サラダバー等で使用できるように、ブロッコリヘッドを、個々の小花を分離でき るような比較的小さなサイズに切断することがしばしば要求される。切断前のブ ロッコリヘッドの頂部の形状は湾曲したほぼ半球形状をなしているのに対し、従 来のブロッコリ切断及びトリミング機は、種々の直線状又は事実上直線状の農産 物小片を作るように設計されたものである。従って、これらの従来の機械では、 ブロッコリヘッドを、サイズ及び形状が実質的に均一な個々の小花に分離するこ とは不可能である。その上、これらの機械により切断された小花は、それぞれの 部分に関して必然的にサイズ上のかなりのバラツキを伴っている。このため、そ れぞれの部分に関してサイズの均一性が要求される場合には、依然として手作業 が用いられている。

従って、ブロッコリヘッドから、実質的に均一なサイズ及び形状をもつブロッコ リの小花を個々に分離して切り出すことができる改善されたブロッコリトリミン グ機及び該機械に関連するブロッコリトリミング方法に対して強い要望がある。

本発明はこれらの要望を満たすことができると共に、関連する更に別の利点をも たらすことができる。

発明の要約 本発明によれば、ブロッコリヘッドから、実質的に均一なサイズ及び形状をもつ 個々のブロッコリ小花を切断することができる改善されたブロッコリトリミング 機が提供される。個々の小花は、切断すべきブロッコリヘッドの頂部の湾曲輪郭 に近似している実質的に半球形状の切断線に沿ってブロッコリヘッドから小花を 刈り取ることができるように設計されたボウル形カッタにより切断される。

本発明の好ましい形態においては、改善されたブロッコリトリミング機が、複数 のクランプユニットを作業ステーションに順次連続的に移送していくためのイン デックス機構（割り出し又は割り送り機構）を有しており、これらの作業ステー ションの中の１つがヘッド刈りステーション（ｓｃａｌｐｉｎｇ　５ｔａｔｉｏ ｎ）であって、該ヘッド刈りステーションにはボウル形カッタが配置されている 。

本発明の１つの好ましい構成においては、クランプユニットが、装填ステーショ ン、分割ステーション（ｓｅｇｍｅｎｔｉｎｇ　５ｔａｔｉｏｎ）、ヘッド刈り ステーション及び茎排出ステーションへと連続的に割り出され（娶軸割り送りさ れ）、かつこれらのステーションに停止されるようになっている。クランプユニ ットは、装填ステーションに到達したときには開かれて、切断すべきブロッコリ ヘッドを容易に受け入れることができるようになっている。装填ステーションに はゲージ手段が設けられていて、後で行われる切断作業のためにブロッコリヘッ ドを適正に配向できるようになっている。

次にクランプユニットが閉じてブロッコリヘッドを握持し、該ブロッコリヘッド を分割ステーションに移送する。この分割ステーションでは、選択された形状を もつ分割ナイフがブロッコリヘッドに沿って縦方向に前進され、ブロッコリヘッ ドを縦方向に切断された複数の部分に分割する。分割ステーション又はその近く には茎基部切断ナイフを設けておき、余分の茎基部を切除するように構成するこ とができる。次に、クランプユニットにより支持されたブロッコリヘッドがヘッ ド刈りステーションに移送されてボウル形力フタと係合され、吊り下げられたブ ロッコリヘッドから個々のブロッコリ小花が刈り取られる。最後に、ブロッコリ ヘッドのヘッド刈りされた残部が、クランプユニットにより茎排出ステーション に移送されて解放される。

ボウル形カッタは、ヘッド刈りステーションにおいてブロッコリヘッドと係合で きる円形の切刃を備えた全体としてほぼ半球形状をなすナイフエレメントで構成 されている。ヘッド刈りステーションに配置された背当て手段により、ブロッコ リヘッドが所望の位置に具合良く保持され、ボウル形力フタと確実な切断係合を することが可能になる。ボウル形カッタは、レバー機構により弧状経路を通るよ うに変位され、ブロッコリヘッドの頂面の輪郭とほぼ整合しているが該輪郭から 間隔を隔てた全体として半球形状の切断線に沿い、吊り下げられたブロッコリヘ ッドを通るように揺動される。ボウル形カッタの切断効率を向上させるため、ボ ウル形カッタをその中心軸線の回りで回転させる駆動手段が設けられている。こ のようにして切断され、ブロッコリヘッドから分離された小花は、各小花が切断 されるブロッコリヘッドの領域の如何に係わらず、実質的に均一なサイズ及び形 状を有している。

本発明の更に別の特徴によれば、各クランプユニー／　）は、空気圧駆動手段又 はこれと均等の駆動手段により一緒に駆動される１対の枢動クランプアームで構 成されている。この１対の枢動クランプアームは、互いに噛み合った対をなす駆 動ギアにより駆動される。このため、クランプアームをこれらが実質的に均一な 変位をするように運動させることができ、かつ特定の茎の直径や形状の如何に係 わらず、ブロッコリの茎に加えられるクランプ力を実質的に均一にすることがで きる。

本発明の他の特徴及び利点は、本発明の原理を示す添付図面を参照しての以下の 詳細な説明により明らかになるであろう。

図面の簡単な説明 添付図面は、本発明を示すものである。

第１図は、本発明の新規な特徴を具現化したブロッコリトリミング機を示す部分 的斜視図である。

第２図は、第１図のブロッコリトリミング機の平面図であり、その構造の詳細を 示すため部分的に省略したものである。

第３図は、第２図のほぼ３−３線方向から見た拡大部分側面図である。

第４図は、第３図の４−４線方向から見た拡大部分断面図である。

第５図は、機械の一部すなわちブロッコリ装填ステーションを示す部分側面図で ある。

第６図は、ブロッコリ分割ステーションを示す第５図と同様な部分側面図である 。

第７図は、ブロッコリの茎基部切断ナイフの構造及び作動を示す部分側面図であ る。

第８図は、ブロッコリのヘッド刈りステーション及びボウル（鉢）形カッタがブ ロッコリヘッドを切断し始める初期運動を示す部分側面図である。

第９図は、ボウル形カッタによるブロッコリヘッドの切断運動の更に進んだ状態 を示す第８図と同様な部分側面図である。

第１０図は、ヘッド刈りステーションでのボウル形カッタの更に進んだ切断運動 を示す、第８図及び第９図と同様な部分側面図である。

第１１図は、切断されたブロッコリの茎排出ステーションを示す部分側面図であ る。

第１２図は、ブロッコリヘッドを上下に反転した状態の拡大側面図であり、第８ 図〜第１０図のボウル形カッタでの切断方法を示すものである。

！１３図は、ヘッド刈りステーションでのブロッコリヘッドの切断により得られ るブロッコリの小花を示す拡大側面図である。

好ましい実施例の詳細な説明 図示のように、全体を番号１０で示す本発明による改善されたブロッコリトリミ ング機は、ブロッコリヘッド１２（第１図）を、実質的に均一なサイズ及び形状 をもつ個々に分離された小さな小花１４（第９図及び第１２図）にヘッド刈りす なわち切断するためのものである。トリミング機械１ｏは、ブロッコリヘッド１ ２の残余の茎部分１８から個々の小花１４の刈り取りを行うことにより個々の小 花１４を分離するボウル（鉢）形カッタ１６（第２図、第３図、第８図〜第１０ 図）に対して、ブロッコリヘッド１２を連続的に切断係合させるべく割り送りす るための手段を有している。

本発明によるブロッコリトリミング機械１ｏは、ブロッコリヘッド１２等を、迅 速、容易かつ高度に調和した方法で切断し、実質的に均一なサイズ及び形状をも つ個々の分離した小花１４を得ることができるように設計されている。特に第１ ２図に示すように、個々のブロッコリヘッド１２は茎部分１８を有しており、該 茎部分１８は、比較的小さな多数のステム（茎）２２（各ステム２２は個々のプ ロッコリフラワ２４を支持している）により形成されたヘッド部分２０に繋がっ ている。各ステム２２及び該ステムに関連するフラグ２４は、一般に小花１４と して知られている。

ステム２２は、プロッコリフラワ２４が実質的に部分球形状又は半球形状の清白 した上表面輪郭２６を形成するように、茎部分１８から上方且つ外方に分岐して いる（第１２図には、上下に反転した状態が示しである）。本発明のブロッコリ 切断機（ブロッコリトリミング機）　１０は、上表面輪郭２６から実質的に同心 状に間隔を隔てた部分球形状又は半球形状の切断線２８に沿って、嵩張った茎部 分１８から、ステム２２及びフラグ２４を含む小花１４を分離できるように設計 されている。従って本発明の機械１０は、ブロッコリヘッド１２の各小花１４の プリカット位置の如何に係わらず、実質的に均一なサイズ及び形状の切断された 小花１４を作ることができる。このため、本発明の機械により切断された小花１ ４は高度のサイズ及び外観的均一性を呈しており、例えば、レストランの新鮮な サラダバーで使用でき又は包装される冷凍ブロッコリの基本コンポーネントとし て使用できる魅力的な農産物にすることができる。

第１図及び第２図に示すように、本発明のブロッコリトリミング機械１０は中央 のインデックス機構（割り出し機構）３０を有しており、該インデックス機構３ ０には、半径方向外方に突出している複数のクランプユニット３２が設けられて いる（図面には、９０°の間隔で配置された４つのクランプユニット３２が示さ れている）。構造の詳細については後述するが、クランプユニット３２は閉じる ことができ、装填ステーションＡにおいてブロッコリヘッド１２を上下に反転し た状態で握持することができるようになっている（第１図）。クランプユニット ３２により握持されたブロッコリヘッド１２は、インデックス機構３０により分 割ステーションＢに移送され、該分割ステーションにおいては、分割ナイフ（ｓ ｅｇｍｅｎｔｉｎｇ　ｋｎｉｆｅ）　３４等を用いて、ヘッド部分２０が適宜複 数の部分に縦割すされる。次に、クランプユニット３２により吊り下げられたブ ロッコリヘッド１２は、インデックス機構３０により、ヘッド刈りステーション に移送される。所望ならば、分割ステーションＢとヘッド刈りステーションＣと の間に茎基部切断ナイフ３６を設けておき、余分の茎部分１８を除去できるよう にしてもよい。ヘッド刈りステーションＣにおいては、ボウル形カッタ１６（第 ２図）により、個々の小花１４が残余の茎部分１８から分離され、その後、残余 の茎部分１８は、機械から適当に排出するための解放ステーション・Ｄに移送さ れる。

第１図に最も良く示すように、インデックス機構３０は中央の機械ハウジング３ ８を有しており、該ハウジング３８の頂部には駆動コンポーネントが取り付けら れている。特に、電気又は流体駆動モータのような駆動モータ４０の回転出力が 、適当な減速ギアボックスを介して間欠運動機構４４に連結されている。この間 開欠勤機構４４は、例えばＣａｍｃｏ　Ｉｎｃ０社の製造に係る形式のカム作動 形インデックス装置等のように、出力軸４６（第２図）がタイミング合わせされ て特定範囲の部分円弧回転を行うことができるように設計された従来のカム作動 形インデックス組立体で構成することができる。本発明の図示の実施例において は４つのクランブユニット３２が設けられており、間欠運動機構４４は、クラン プユニット３２が個々のステーションＡ−Ｄに配置されている間は、休止介在時 間を以て９０°ずつの部分円弧に亘り出力軸４６を回転させるように設計されて いる。

間欠駆動される出力軸４６の下端部はターンテーブル４８（第４図）に連結され ており、該ターンテーブル４８上には９０°の間隔を隔ててクランプユニット３ ２が取り付けられている。ターンテーブル４８は、出力軸４６により間欠的に駆 動され、クランプユニット３２を機械の種々の作動ステーションに連続的に移送 するようになっている。

第４図に最も良く示すように、各クランプユニット３２は１対のクランプアーム ５０を有している。該クランプアーム５０の内端部は駆動スピンドル５２にキー 止めされていて、スピンドル５２と共に回転できるようになっている。２本のク ランプアーム５０の外端部は、互いに向き合うように僅かに内方に湾曲していて 、角度を付して成形された握持シュー５４を支持している。これらの握持シュー ５４は、クランプアーム５０が回転されて互いに近付き合うときに協働し、ブロ ッコリヘッド１２を握持しかつ保持する。ターンテーブル４８上には、クランプ ユニット３２の各１つについての制御手段が設けられていて、クランプアーム５ ０を閉鎖位置と開放位置との間で互いに僅かに近付けかつ遠去けるべく回転でき るようになっている。９重要なことは、クランプアーム５０のこの閉鎖及び開放 運動が、ステーションＡ−Ｄに対するクランプユニット３２の特定のインデック ス位置に応じて、適当な制御装置５６により制御されるようになっていることで ある。

好ましいクランプユニット制御手段は、ターンテーブル４８上に取り付けられた 複数の空気シリンダユニット５８を備えており、これらの空気シリンダユニット ５８には、制御装置５６の制御下で、供給源５９からの加圧空気が適宜供給され かつ適宜排出されるようになっている。各シリンダユニット５８はラム６２を備 えており、該ラム６２は、関連するクランプユニット３２の駆動スピンドル５２ の１つにキー止めされたクランクリンク６４に連結されている。第４図に示すよ うに、関連するクランクリンク６４により駆動される駆動スピンドル５２は、小 型のギアボックス６６内に延入していて、駆動ギア６８にキー止めされている。

この駆動ギア６８は、クランプユニット３２の第２スピンドル５２にキー止めさ れた被駆動ギア７０と噛み合っている。シリンダユニット５８に加圧空気を供給 するとラム６２が伸長し、これによりクランクリンク６４が短い角度ストローク で変位され、関連する駆動ギア６８及び被駆動ギア７０が互いに反対方向に部分 円弧変位するように回転される。圧縮空気（加圧空気）が供給されたときのギア の回転方向は、握持シュー５４を互いに近付けて、ブロッコリヘッド１２の茎部 分１８を握持しかつ支持するように変位させる方向にするのが有効である。重要 なことは、このように構成すると、切断すべきブロッコリヘッド１２の茎サイズ に自然の変化があっても、握持シュー５４のストロークの大きさが自動的に変化 して、各ブロッコリヘッド１２を同一の握持力で充分に握持てきることである。

また、駆動ギア６８及び被駆動ギア７０が同期運動するため、各ブロッコリヘッ ド１２を所定の半径方向位置に対して信頼性を以てセンタリング（心出し）する ことができ、後述するように、連続ステーションにおいて正確な反復切断を行う ことが可能になる。シリンダユニット５８からの加圧空気の排出は、ラム６２の ばね付勢による後退ストロークによって行われ、これにより、握持シュー５４が 開放位置に変位される。

制御装置５６は、各クランプユニット３２のクランプアーム５０及び握持シュー ５４の位置を適宜制御し、クランプユニット３２が装填ステーションＡに移送さ れたときには、握持シュー５４を開放させる。第１図〜第３図及び第５図に最も 良く示すように、制御装置５６はこれらの握持シュー５４を短時間開放位置に維 持して、握持シニ−５４の間にブロッコリヘッド１２を挿入できるようにする。

この点に関して更に説明すると、本発明のブロッコリトリミング機械１０の装填 ステーションＡには位置決め手段が設けてあり、上下に反転された状態のブロッ コリヘッド１２を握持シニー５４に対して容易に正しく位置決めできるようにな っている。好ましい位置決め手段はプラットホーム７２で構成されている。該プ ラットホーム７２は、その垂直方向に長いスロッ°ドア３′に通されるボルト７ ３により機械１０のフレームの静止部分に取り付けられ、プラットホーム７２の 垂直位置を所望の位置に調節できるようになっている。更に、位置決め手段は、 ターンテーブル４８の下で支柱７６からほぼ水平状態に吊り下げられた円形の背 当て板７４を備えている。ブロッコリヘッド１２は、茎部分１８を上にして握持 シュー５４の間に置かれ、かつヘッド部分２０が調節自在のプラットホーム７２ 上に置かれる。背当て板７４は背当て縁部７５（第５図）を備えていて、クラン プユニット３２に対してブロッコリヘッド１２の半径方向位置を正しく位置決め できるようになっている。ブロッコリヘッド１２が所望の位置に配置されたなら ば、制御装置５６によりクランプアーム５０が閉じられ、握持シュー５４により ブロッコリ今ツド１２が握持されかつ支持される。

次いで、インデックス機構３０により、ブロッコリヘッド１２を吊り下げたクラ ンプユニット３２が、装填ステーションＡから分割ステーションＢまで回転され 、該分割ステーションＢにおいて、短時間回転が停止される。この間、Ｘ字形の ナイフコンポーネントのような分割ナイフ３４が空気シリンダユニット７８等に より前進され、ブロッコリのヘッド部分２０を、例えば１／４（Ｘ字形ナイフ３ ４を使用する場合には１／４になる）に縦方向に切断する。所望ならば、別の方 法として、オン・オフスイッチ７９（第２図）を適当に作動して分割ナイフ３４ を除勢することができる。

分割ステーションＢで短時間費やした後、吊り下げられたブロッコリヘッド１２ は、インデックス機構３０により、次の弧状ストロークを介してヘッド刈りステ ーションＣに移送される。この運動の間、茎部分１８の上方に突出する端部は、 駆動モータ８０により回転駆動される円形の茎基部切断ナイフ３６（第７図）を 通過するように運ばれ、これにより切除効率を向上させることが節ホイール８１ ′　（第２図）を備えた調節機構８１を設けることができる。

ヘッド刈りステーションＣにおいて、インデックス機構３０は、吊り下げられた ブロッコリヘッド１２を再度短時間停止させる。

このインデックス運動が一時的に停止する間に、ボウル形カッタ１６が移動され て、吊り下げられたブロッコリヘッド１２と切断係合し、均一なサイズの小花１ ４をブロッコリヘッド１２から分離させる。このボウル形カッタ１６は全体とし て半球形状をなす切断エレメントからなり、該切断エレメントは、機械のフレー ムに枢着された全体としてＵ字形をなすヨーク部材８２の中央領域から吊り下げ られている。ヨーク部材８２には駆動リンケージ８４（第３図）が連結されてい る。この駆動リンケージ８４はモータ８７により駆動されるクランクリンク８６ を備えている。該クランクリンク８６は出力リンク８８を介してヨーク部材８２ に連結されていて、ボウル形カッタ１６を、吊り下げられたブロッコリヘッド１ ２の外側から該ブロッコリヘッドの下の位置まで約９０”移動させることができ るようになっている。この運動の間、ヨーク部材８２に取り付けられた小型モー タ９０により、ボウル形カッタ１６従ってその円形の切刃９２（”４８図）がカ ッタ１６の中心軸線の回りで回転される。このため、ボウル形カッタ１６の切刃 ９２が部分球形状又は半球形状の切断線（第１２図）に沿ってブロッコリヘッド １２と係合するときに、茎部分１８から小花１４が分離される。この切断運動（ 第８図〜第１０図）が行われる間、小花１４が切刃９２から離れる方向に撓むこ とがないように、背当て板７４によりブロッコリのヘッド部分２０が保持される （第９図に最も良く示す）。切断された小花１４は、依然として吊り下げられて いる茎部分１８から適当なビン又はコンベア手段９４（第８図）内に落下し、必 要に応じて次の処理又は加工をすべく運ばれる。

小花１４の切断を行った後、ヨーク部材８２及び該ヨーク部材に支持されたボウ ル形カッタ１６は、駆動リンケージ８４により最初の外側位置（第３図に実線で 示す位置）に戻される。次に、今ヘッド刈りされたばかりで未だ吊り下げられて いる茎部分１８が、インデックス機構３０により解放ステーション（すなわち排 出ステーション）Ｄに移送される。この解放ステーションＤにおいて、クランプ ユニット３２の制御装置５６により、握持シュー５４が適宜開放され、ヘッド刈 りされた茎部分１８を解放する（第１１図）。この解放ステーションＤには、ビ ン又はコンベア手段９６（第１図）を適宜設けておき、ヘッド刈りされた茎部分 １８に次の適当な加工をすべく運び出すように構成することができる。

以上より、本発明によれば、ブロッコリヘッドを部分球形状の切断線に沿って迅 速かつ容易にヘッド刈りして、実質的に均一なサイズ及び形状のブロッコリ小花 を得ることができる装置及び該装置に関連する加工方法が提供される。

当業者には、本発明のブロックＩＪ　）　ＩＪ　ミング機械について種々の改変 を行い得ることは明らかであろう。従って、請求の範囲に係る記載を除き、以上 の説明又は添付図面は本発明を何ら制限するものではない。

ＦＩＧ、／ ＦＩＧ、５　ＦＩＧ、６ ＦＩＧ、９　ＦＩＧ、１０ 国際調査報告

Claims (23)

【特許請求の範囲】
1. １．ブロッコリ等のヘッドから、実質的に均一なサイズ及び形状の小花を切り揃 えるためのブロッコリトリミング機において、ブロッコリヘッドを握持しかつ支 持するための手段を備えた中央のインデックス機構と、 湾曲切刃をもつカッタを備えたヘッド刈りステーションとを有しており、前記中 央のインデックス機構が、前記握持及び支持手段により支持されたブロッコリヘ ッドを移動させる手段を備えており、前記ヘッド刈りステーションが、前記湾曲 切刃のカッタを、ほぼ部分球形状をなす切断線に沿ってブロッコリヘッドと切断 係合させるべく変位させる手段を備えていて、ブロッコリヘッドから実質的に均 一なサイズ及び形状の小花を切断することを特徴とするブロッコリトリミング機 。
2. ２．装填ステーションを更に有しており、該装填ステーションにおいて、前記握 持及び支持手段にブロッコリヘッドが装填されることを特徴とする請求の範囲第 １項に記載のブロッコリトリミング機。
3. ３．排出ステーションを更に有しており、該排出ステーションにおいて、前記握 持及び支持手段が、ヘッド刈りされたブロッコリヘッドを排出することを特徴と する請求の範囲第１項に記載のブロッコリトリミング機械。
4. ４．分割ステーションを更に有しており、前記中央のインデックス機構が、前記 握持及び支持手段により支持されたブロッコリヘッドを前記分割ステーションに 移動する手段を備えており、前記分割ステーションが、ブロッコリヘッドを縦方 向に切断して複数の部分に分割する分割ナイフを備えていることを特徴とする請 求の範囲第１項に記載のブロッコリトリミング機。
5. ５．ブロッコリヘッドが前記ヘッド刈りステーションに移動するとき、ブロッコ リヘッドの茎基部と係合して核茎基部を切断する茎基部切断ナイフを更に有して いることを特徴とする請求の範囲第１項に記載のブロッコリトリミング機。
6. ６．前記カッタが全体としてボウル形をなしており、該ボウル形カッタをそのほ ぼ中心軸線の回りで回転させる手段を更に有していることを特徴とする請求の範 囲第１項に記載のブロッコリトリミング機。
7. ７．ブロッコリヘッドの前記握持及び支持手段が少なくとも１組のクランプアー ムを備えており、該クランプアームは、前記中央のインデックス機構から全体と して外方に突出しておりかつその外端部には握持シューが設けられており、前記 握持及び支持手段は更に、前記クランプアームを互いに開閉させる手段を備えて いて、クランプアームの間でブロッコリヘッドの茎部分を解放自在に握持できる ように構成されていることを特徴とする請求の範囲第１項に記載のブロッコリト リミング機。
8. ８．前記クランプアーム及び該クランプアームに関連する握持シューが、ブロッ コリヘッドをその上下を反転した状態で支持できることを特徴とする請求の範囲 第７項に記載のブロッコリトリミング機。
9. ９．前記クランプアームが、相互に噛み合った対をなすギアと共に回転できるそ れぞれの対の駆動スピンドルにより回転可能に支持されており、前記クランプア ームを開閉させるべく前記ギアを回転させる流体駆動手段を更に備えていること を特徴とする請求の範囲第７項に記載のブロッコリトリミング機。
10. １０．前記カッタが、ブロッコリヘッドの頂面の部分球形輪郭とほぼ同心状の、 全体として部分球形をなす切断線に沿ってブロッコリヘッドを切断できる形状を 有していることを特徴とする請求の範囲第１項に記載のブロッコリトリミング機 。
11. １１．位置を調節できるプラットホームと背当て手段とを備えていて、これらの プラットホーム及び背当て手段にブロッコリヘッドを置くことにより前記握持及 び支持手段に対してブロッコリヘッドを整合できる装填ステーションを更に有し ていることを特徴とする請求の範囲第１項に記載のブロッコリトリミング機。
12. １２．前記背当て手段は、前記カッタがブロッコリヘッドと切断係合するときに 、ブロッコリヘッドが撓まないように保持することを特徴とする請求の範囲第１ １項に記載のブロッコリトリミング機。
13. １３．前記中央のインデックス機構が、支持されたブロッコリヘッドを所定寸法 の部分円経路を通って回転させかつ所定時間ブロッコリヘッドを停止させる手段 を備えていることを特徴とする請求の範囲第１項に記載のブロッコリトリミング 機。
14. １４．ブロッコリ等のヘッドから、実質的に均一なサイズ及び形状の小花を切り 揃えるためのブロッコリトリミング機において、全体として外方に突出している 複数のクランプユニットを備えた中央のインデックス機構を有しており、前記ク ランプユニットの各々が、開閉位置の間で移動できる１対のクランプアームを備 えており、 ブロッコリヘッドの装填ステーションと、ブロッコリヘッドのヘッド刈りステー ションと、ブロッコリヘッドの排出ステーションとを更に有しており、前記イン デックス機構が、部分円回転させることにより前記クランプユニットを一緒に割 り送りしかつ次に所定時間前記クランプユニットを停止させてそれぞれ前記装填 ステーション、ヘッド刈りステーション及び排出ステーションと作動関連させる 手段を備えており、前記クランプユニットが、前記装填ステーション、ヘッド刈 りステーション及び排出ステーションへと連続的に回転されかつこれらの各ステ ーションに停止され、前記クランプユニットが前記装填ステーションに在る時間 の中の少なくとも一部の時間、各クランプユニットのクランプアームを開放位置 に位置決めし、次に前記クランプアームを閉じてこれらのクランプアームの間に 置かれたブロッコリヘッドを握持しかつ支持する手段と、 前記ヘッド刈りステーションに配置された全体としてボウル形をなすカッタと、 ブロッコリヘッドから実質的に均一なサイズ及び形状の複数の小花を切断するた め、前記ヘッド刈りステーションにおいて前記クランプユニットの１つにより支 持されたブロッコリヘッドと切断係合させるべく前記ボウル形カッタを移動させ る手段と、 ヘッド刈りされたブロッコリヘッドを排出させるため、前記排出ステーションに おいて各クランプユニットのクランプアームを開放する手段とを更に有している ことを特徴とするブロッコリトリミング機。
15. １５．前記装填ステーションと前記ヘッド刈りステーションとの間に配置された 分割ステーションを更に有しており、該分割ステーションが、ブロッコリヘッド を縦方向に切断して複数の部分に分割する分割ナイフと、該分割ナイフをブロッ コリヘッドと切断係合させるべく前進させる手段とを備えていることを特徴とす る請求の範囲第１４項に記載のブロッコリトリミング機。
16. １６．ブロッコリヘッドが前記ヘッド刈りステーションに移動される間に、ブロ ッコリヘッドの茎基部と係合して該茎基部を切断する茎基部切断ナイフを更に備 えていることを特徴とする請求の範囲第１４項に記載のブロッコリトリミング機 。
17. １７．前記ボウル形カッタを、そのほぼ中心軸線の回りで回転させる手段を更に 備えていることを特徴とする請求の範囲第１４項に記載のブロッコリトリミング 機。
18. １８．前記ボウル形カッタが、ブロッコリヘッドの頂面の部分球形輪郭とほほ同 心状の、全体として部分球形をなす切断線に沿ってブロッコリヘッドを切断でき る形状を有していることを特徴とする請求の範囲第１４項に記載のブロッコリト リミング機。
19. １９．ブロッコリ等のヘッドから、実質的に均一なサイズ及び形状の小花を切り 揃えるためのブロッコリトリミング機において、全体としてボウル形をなすカッ タを備えたヘッド刈りステーションと、 前記ボウル形カッタと切断係合する位置にブロッコリヘッドを支持する手段と、 ブロッコリヘッドから実質的に均一なサイズ及び形状の複数の小花を切断するた め、前記ボウル形カッタをブロッコリヘッドと切断係合させるべく移動させる手 段とを有していることを特徴とするブロッコリトリミング機。
20. ２０．ブロッコリ等のヘッドから、実質的に均一なサイズ及び形状の小花を切り 揃えるためのブロッコリトリミング機械において、ブロッコリヘッドを所定位置 に受け入れる手段を備えた装填ステーションと、 該装填ステーションにおいて、前記所定位置に置かれたブロッコリヘッドを握持 しかつ支持するクランプ手段と、ブロッコリヘッドを縦方向に切断して複数の部 分に分割する分割ナイフを備えた分割ステーションと、ブロッコリヘッドの茎基 部を切断する茎基部切断ナイフと、全体としてボウル形をなすカッタと、ブロッ コリヘッドから小花を切断するため、前記カッタをブロッコリヘッドと切断係合 させるべく移動させる手段とを備えたヘッド刈りステーションと、 ヘッド刈りされたブロッコリヘッドを機械から排出させる排出ステーションと、 前記クランプ手段を、前記装填ステーション、前記分割ステーション、前記ヘッ ド刈りステーション及び前記排出ステーションに連続的に移動させる手段とを有 していることを特徴とするブロッコリトリミング機。
21. ２１．前記茎基部切断ナイフが前記分割ステーションと前記ヘッド刈りステーシ ョンとの間に配置されていることを特徴とする請求の範囲第２０項に記載のブロ ッコリトリミング機。
22. ２２．前記分割ナイフを選択的に除勢する手段を更に備えていることを特徴とす る請求の範囲第２０項に記載のブロッコリトリミング機。
23. ２３．前記ボウル形カッタをその中心軸線の回りで回転させる手段を更に備えて いることを特徴とする請求の範囲第２０項に記載のブロッコリトリミング機。