JPH02500175A - 複数個の表面コイルを有する核磁気共鳴(nmr)画像形成 - Google Patents

複数個の表面コイルを有する核磁気共鳴(nmr)画像形成

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JPH02500175A JP89500882A JP50088289A JPH02500175A JP H02500175 A JPH02500175 A JP H02500175A JP 89500882 A JP89500882 A JP 89500882A JP 50088289 A JP50088289 A JP 50088289A JP H02500175 A JPH02500175 A JP H02500175A
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(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 複数個の表面コイルを有する 核磁気共鳴(NMR)画像形成 見豆立笈μ 本発明は核磁気共鳴(NMR)画像形成に関するものであって、更に詳細には、 相互の干渉を実質的に減少させている複数個の密接して位置させた無線周波数( RF)コイルの各々からの異なったNMR応答信号を同時的に受け取る為の方法 及び装置に関するものである。
今日のNMR画像形成方式は、画像形成すべき全サンプル(例えば、人の患者) を取り巻くレシーバコイルを使用している。これらの「遠隔コイル」は1個別的 なスピンに対する感度は、−次近似において5画像形成中の全領域にわたって実 質的に一定であるという利点を持っている。この一様性は、厳格にはこの様な遠 隔コイルの特性ではないが、それは十分な程度に実質的に一定であり、殆どの今 日の再構成技術では一定なコイル感度を仮定している。それらの寸法が大きいの で、この様な遠隔コイルは2つの欠点を有している。第1に、個々のスピンに対 しての感度が相対的に悪いことであり、且つ第2に、インダクタンスが相対的に 大きいことであり、従って自己共振周波数が低いことである6表面コイルは、そ の領域内において個々のスピンに大抵一様な感度を有するものではなく、表面コ イルを使用して発生された画像はこの様な不均一性に対して付加的な補償を必要 とすることは公知である。然し乍ら、表面コイルは、遠隔コイルよりも幾何学的 形状をかなり小さくすることが可能であり、且つ、医学的診断の使用の為には、 サンプル患者の体表面近く、又はその上に、適用することが可能である。このこ とは、全解剖的断面ではなく、その中の小さな領域の画像形成に注意が向けられ る場合には。
特に重要なことである0表面コイル受信要素は興味のあるスピンにより近接して 位置させることが可能であるので。
与えられたスピンは、与えられたラーモア回転数において。
遠隔コイルにおいてよりも表面コイルにおいてより大きなEMFを発生する0表 面コイルを使用することは、また。
対応する遠隔コイルに関しての人体内における電気的損失からのノイズの影響を 減少させ、一方所望の信号を最大とさせる。
従って、NMR画像形成方式は、通常、局所化した高分解能画像形成用の小型の 表面コイルを使用する。直径りの単一の表面コイルは、無限の導電性半空間内側 において深さDの周りの体積に対して可及的に最高の信号対雑音比(SNR)を 与える。然し乍ら、単一表面コイルは5表面コイル直径りと同等の横方向寸法で その領域を効果的に画像形成することが可能であるに過ぎない、従って、表面コ イルを使用することは、必然的に、視野を制限し、且つ不可避的に1分解能と視 野との間の比較考量に導く0表面コイルのSNRの基本的な制限は、その本来的 な信号対雑音比であり、その場合、雑音抵抗は無線周波数(RF)受信コイルに よってサンプル(例えば、医学的NMR画像形成状態にある患者)内に誘起され る電流に起因するものである。より大きなコイルはより大きな患者サンプル損失 を誘起し、従って、より大きな雑音抵抗を持っており、より小さなコイルはより 低いノイズ抵抗を持っているが、視野をより小さな領域に制限する。
重なり合う視野を有するアレイ構成とした1組の表面コイルを設けることにより 視野を拡大することが極めて望ましい、然し乍ら、同時に、可能である場合には 、単一表面コイルのSNRを高い値に維持することが望ましく、このことは、相 互のコイル干渉が緩和されることを特徴とする特に、2つ又はそれ以上のコイル から同時的に信号を得る場合、各コイル内の雑音電圧が可及的に相関性がないも のであることが重要である。これらのコイルが共通の雑音源を共用する場合には 、何等かの不可避的な雑音相関が存在する。しかし、1つのコイル内の雑音電流 が他のコイル内に電圧を誘起させる場合には、不必要な雑音相関が存在する場合 がある。更に、アレイ内の複数個の表面コイルの各々の部分画像データから、複 合単一画像の各画素内の信号対雑音比を最大とする単一最適画像を構成すること が可能であることが特に望ましい。
見豆段!稔 本発明によれば、複数個の密接して離隔させた表面コイルの各々からの異なった NMR応答信号を同時的に受け取る方法が複数個の表面コイルからなるアレイを 与えており、該表面コイルの各々は全ての隣接する表面コイルと実質的に干渉を 有することがないように位置されている。異なったNMR応答信号は、該アレイ によって画定される画像形成体積内に入っているサンプルの関連する部分から該 表面コイルの容具なったものにおいて受け取られる。容具なったNMR応答信号 は、該サンプルの同複数個のNMR画像の異なった1つを構成すべく使用され、 次いで該複数個の異なった画像を1点毎に結合させて、該表面コイルアレイのい ずれかの表面コイルによってNMR応答信号寄与が受け取られた全サンプル部分 の単一の複合NMR画像を発生させる。
本発明の現在のところ好適な実施例においては、各表面コイルを同複数個の低入 力インピーダンス前置増幅器の関連する1つの入力端へ接続されており、それは いずれかの表面コイルとそれに直接隣接するものではない他の表面コイルとの間 の干渉を最小としている1例えば円形、正方形等の幾つかの幾何学的形状の表面 コイルを使用することが可能である。
従って1本発明は、同時受信用に構成された複数個の表面コイルアンテナを使用 する新規なNMR画像形成方法を提供することを目的とする。
本発明の別の目的とするところは、同時受信用に構成された複数個の表面コイル アンテナを使用するNMRピックアップ画像画像用成用置を提供することである 。
本発明に基づく核磁気共鳴(NMR)信号採取装置は。
第1コイル、第1マツチング(整合)手段、及び第1前置増幅器を有している。
第1コイルは電源インピーダンスR5を有している。第1前置増幅器は最適電源 インピーダンスRopt及び入力インピーダンスRinを有しており、Rinは Roptよりも小さい、第1整合手段は、第1コイルRsの電源インピーダンス が整合手段によって変換されて、第1整合手段と第1前置増幅器との間の接続点 において、最適電源インピーダンスRoptとほぼ等しくなるように、第1コイ ルを第1前置増幅器へ接続する。同時に、第1前置増幅器の低入力インピーダン スは、第1整合手段によって、第111合手段と第1コイルとの間の接続点にお ける最適電源インピーダンスRoptよりも高い値へ変換される。
本発明の1つの目的は、共振NMRレシーバコイル内を循環する雑音電流の再放 射を減少させることである。この様な減衰がない場合には、1つのコイル内の雑 音は、本方式内のその他のコイル内に結合される場合があり、その際に本方式の 雑音性能を減少させる0本発明においては、第1整合手段が、前置増幅器入力イ ンピーダンスRinの変換した値である第1コイルを横断して接続されるインピ ーダンスを提供する。そのインピーダンスは、最適電源インピーダンスRopt よりも必然的に高く、従って第1コイル内の循環電流、特に雑音電流が減少され る。
本発明の1側面は、第1前置増幅器の入力インピーダンス自身が第1コイルへ提 供されるインピーダンスの操作に参加することである。その場合に、第1コイル 内の雑音電流を減少させると同時に、最適雑音性能を維持することが可能である 。第1整合手段は、NMR信号周波数における波長のほぼ1/4に等しい長さを 持った伝送線セグメントを有することが可能である。電源インピーダンスRsを 最適電源インピーダンスRoptへ整合させる為に、l/4波長伝送線セグメン トは1次式によって決定される特性インピーダンス2.を有することが可能であ る。
Z、=friフ四 本発明の別の側面においては、前置増幅器は、NMR信号周波数で前置増幅器の 入力インピーダンスを確立する為のインダクターコンデンサ(L−C)回路網を 有する入力段を有することが可能である。入力インピーダンスRinに対する最 適電源インピーダンスRoptの比は2oよりも大きくすることが可能である。
本発明の別の目的は、NMR信号採取の伝送フェーズ期間中に遭遇する大きな電 圧をクランプすることである0本発明の装置は、第1整合手段と第1前置増幅器 との間に介在される少なくとも172波長の伝送線セグメント、及び該1/2波 長伝送線セグメントの少なくとも一端に取付けたクランプ手段を有することが可 能である。その場合に、クランプ手段は、所望の減衰を与える。1/2波長伝送 線セグメントは、雑音減少の目的の為に最適整合効果性を維持する為に最適電源 インピーダンスRoptとほぼ等しい特性インピーダンスを有している。
本発明の更に別の目的とするところは、複数個の画像の同時的採取用のコイルの アレイを提供することである。その場合、各コイルは、上述した本発明に基づく ものと同様の整合手段及び前置増幅器へ接続さ九でいる。従って、該アレイ内の 全てのコイルは、関連するコイルに対する各夫々の整合手段によって提供される 高インピーダンスに起因する減少された雑音電流を享受し、且つコイル間の雑音 結合はその結果減少される。
本発明のこれらの且つその他の目的は、図面と共に以下の詳細な説明を一読する ことにより明らかなものとなる。
月Jfi固JLJ腎朋− 第1図及び第1a図は、夫々、単一円形表面コイルの概略平面図、及びその表面 コイル感度Sと周波数f応答曲線のグラフ図であり、 第1b図及び第1c図は、夫々、一対の結合した円形表面コイルの平面図、及び 感度Sと周波数f応答曲線のグラフ図、であり、 第2a図及び第2b図は、互いに実質的に干渉を最小とすべく位置決めされてい る夫々円形及び矩形形状の表面コイル対の各平面図、であり。
第3図はこのようにして形成されたアレイ内の任意の2つの隣接する表面コイル の最小とした結合の為の二次元配置の態様を示した複数個の円形表面コイルの平 面図、であり、 第4図は4個の実質的に正方形の重なりあった表面コイルとそれと共に使用する 為の同数の前置増幅器のアレイの概略ブロック図、であり、 第4a図は本発明の原理に基づくマルチプルアレイにおいて使用される正方形表 面コイルでその幾つかの寸法及びその他の特徴を示している平面図、であり、第 5図は第4図の表面コイルの対の間の結合を、これらの表面コイルの1つと共に 使用される前置増幅器と共に示しており且つ本発明の原理を理解する上で有用な 概略図、であり、 第6図は複数個の表面コイルを相関−雑音計算目的の為に互いに結合させること の可能な態様を示した概略図、であり、 第7図及び第8図は、夫々、少なくとも1つの表面コイルの種々の形態の組、及 び感度Sと周波数f応答曲線との関係のグラフ図、であり。
第9a図及び第9b図は、表面コイルを関連する前置増幅器へ結合する為の種々 の方法を示した各概略図、であり、第10図は複数個の表面コイルのアレイの出 力を画像形成に使用する為にNMRレシーバの直角位相入力端へ結合する為の装 置の概略ブロック図、であり、第11図は本発明に基づく核磁気共鳴(NMR) 信号採取装置の斜視図であり、 第12図は第11図の装置の一部を形成する予備減衰回路用の概略図、であり、 第13図は第11図の予備減衰回路用の別の構成の概略図、である。
本 日の詳細な 日 最初に第1図及び第1a図を参照すると、表面コイル10は第1端10aから第 2端10bへ延在しており、且つ中心10cの周りに半径rで実質的に円形形状 をなしている。導電性コイル要素10dは、複数個のインピーダンス要素10x 、ここでは電気的容量10XI−10x4、で直列接続されている。広い周波数 スペクトルにわたって実質的に一定の振幅を有する無線周波数(RF)エネルギ が表面コイル10上に入射すると、コイル端10aと10bとの間に与えられ受 け取られたエネルギ信号の振幅は感度Sと周波数fとの応答曲線11を有してお り、感度ビークは表面コイル10の自己共振周波数f0にある。
次に第1b図及び第1c図を参照すると、第1表面コイル10−1を第2表面コ イル10−2に近接して位置させることが可能であり1表面コイル導体1O−1 dと1〇−2dとの間に成る程度の誘導結合Mが存在している。単一コイルの単 純な共振は、2つのコイルにおける2つの共振モードへ変化し、1つのモードは 2つのコイルにおける電流が同一の方向へ流れることに対応しており、且つ他の モードは反対方向に電流が指向されていることに対応している。これらのモード の共振周波数は、元の共振から分割され、一方の共振周波数は元の共振よりも上 であり一方のものは下であり、応答曲線において「二つの隆起部」の様相を与え ている。このシフトは、感度Sと周波数fの応答曲線12内に見られ、その場合 、第1ピーク12aは自己共振周波数f0下側に現われ、一方第2ピーク12b は自己共振周波数f0の上側に現われ、最小の谷12eが自己共振周波数f0に 現われている。ビーク12a及び12bの正規化した振幅は、単一表面コイルビ ークの正規化した単位振幅よりも小さい、共振ビーク12a及び12bから離れ た点での振幅及びビーク12aとビーク12bの間隔Δfに関する谷12eの9 深さTは、少なくとも部分的に、誘導結合Mに、従ってコイル中心1O−1eと 1O−2cとの間の中心間距離Dcに依存している。
第2a図及び第2b図を参照すると、−次元アレイにおける一対の隣接するコイ ルの中心間のコイル対コイル分離距離Dsは、相互誘導結合Mが最小とされるよ うに見つけ出すことが可能である。実質的に同一の半径(r=r’)を有する一 対の円形表面コイル1o−1及び1o−2の場合、分離距離Dsは約0.75d に等しく、即ちDs=1゜5r(第2a図)である0表面コイルは、非円形形状 とすることが可能であり、一対の非円形コイル10’−1及び10’−2を側部 寸法S′とした実質的に正方形とすることが可能である。最小とした相互誘導M の場合、実質的に正方形の第1コイルの中心10’−1cは、約0.9S’のコ イルからコイルへの分離距離したけ隣接する実質的に正方形のコイルの中心10 ’ −2cから分離されている。
理解すべきことであるが、相互誘導を実質的にゼロへ減少させることが可能であ り、その場合に、隣接するコイルの間の相互結合及び最も近い隣接する表面コイ ルでの共振分割の問題を除去することが可能であるが、実際的な各コイルにおけ る多少の不完全性の為に、近似的な重ねあわせが上述した公式から計算すること が可能であるのみであり且つ重ねあわせの正確な量は経験的に決定されねばなら ない。
更に理解されることであるが1間隔及び位置決めにおける付加的な多少の差異が 、例えば、コイル10’−1の端部10’−1aと10’−1b間の間隙等のコ イル端部間の間隙の配置に起因して必要とされる場合があり、この場合にも、例 えば第2a図に示した如き反対配置から第2b図に示した如き同一側配置への如 く間隙が第1及び第2位置から変化される場合に、間隔距離L(又は実質的に円 形コイル用の距離Ds)の経験的な微小調節が必要とされる場合がある。
第3図を参照すると、−次元アレイにおける一対の隣接する表面コイル間の線形 分離に適用される規則を、二次元アレイの一部を形成する複数個の隣接する表面 コイルの中心対中心間隔D′へ適用することも可能である。ここで、3個の相互 に隣接する円形表面コイル10−1.10−2゜10−3を、それらの中心1O −1c、1O−2c、1O−3cが各々側部D’の正三角形の異なった頂点にあ り。
その場合に分離距離D′は表面コイルの各々の半径の約1゜5倍であるように、 配列されている。同様に、これら3つの相互に隣接する円形表面コイル10−1 .10−2.10−4は、それらの中心1O−1c、1O−2c、10−40を 各々側部りの正三角形の異なった頂点に有している。
付加的な実質的に円形の表面コイルを、該アレイの仮想部分を形成する二点鎖線 円によって示される如く、付加することが可能であり、各付加される表面コイル はその中心を。
該アレイの実際の又は仮想上の表面コイルの中心で形成される別の正三角形の頂 点にその中心を位置させている。理解される如く、三次元アレイの表面コイルを 、ピラミッド型、立方体型、及び同様の副組と共に使用することが可能であり、 又は三次元物体(例えば、人体の一部等)上に少なくとも1個の二次元シートア レイを「被せ」せて該アレイ「表面」によって取り囲まれる体積内にサンプル物 体を入れることにより得ることが可能である。
最も近いものの次の隣のコイル同志の干渉、例えばコイル10−4のコイル10 −3との干渉、又は更に離れたコイルの間の干渉は、比較的低い入力インピーダ ンス(典型的に、10Ω未満)を持った前置増幅器へ各表面コイル出力を接続す ることにより無視可能なレベルへ減少させることが可能である。このコイルアレ イ−前置増幅器の組の結合を第4図に示してあり、その場合、人間の背骨の画像 形成用のフルボディのNMR作像器内において特に使用される4コイルアレイ1 0″は、各々が隣接するコイルとの相互結合干渉を実質的に除去する為に約0. 1S’の重ねあわせ距離及び側部寸法S″を持っている1番目乃至4番目の実質 的に正方形の表面コイル10”−1乃至10”−4を有している。表面コイルの 各々の端部10” −ia及び10”−1b(尚、1≦i≦4)は、同数の低イ ンピーダンスRF前置増幅器手段14の1つの関連する入力端14−ia及び1 4−ibと接続されている。従って、第1表面コイルの反対端10”−18及び 10”−1bは、出力端14−1cにおいて第1の前置増幅された表面コイル信 号を供給する第1前置増幅器14−1の夫々の入力端14−1 a及び14−1 bへ夫々接続されており;第1表面コイル10”−2は、前置増幅された第2表 面コイル信号を出力端14−2cにおいて供給する第2前置増幅器手段14−2 の夫々の入力端144−2a及び14−2bへ夫々接続されている第1及び第2 端部10”−28及び1o”−2bを持っており;第3表面コイル10”−3は 、出力端14−3cにおいて前置増幅された第3表面コイル信号を供給する第3 前置増幅器手段14−3の夫々の入力端14−3a及び14−3bへ夫々接続さ れている第1及び第2端部10”−38及び10”−3bを有しており;旦つ第 4表面コイル10“−4は、出力端14−4 eにおいて前置増幅した第4表面 コイル信号を供給する第4前置増幅器14−4の夫々の入力端14−4a及び1 4−4b/、夫々接続さ札ている第1及び第2端部10”−48及び10”−4 bを有している。
表面コイル10”−1乃至10”−4の各々は、第4a図に表面コイル10”− 1で示した如く1幅W(本例においては約0.5インチ(1、27eii) ) で内部間隔14(本例においては約4.25 (10,80cm)インチ)の導 電性テープで製造することが可能であり、従って、この場合には、中間側部から 中間側部への間隔S”は約4.5インチ(11,43c■)である、各脚部は、 集中容量要素によって、そのほぼ中間点において、分離されている。コイル接続 用に破断されていないこれら3つの脚部において、これらの集中容量要素10” xi、10’ x2.10”X3は、実質的に同一の容量値Ca (約1.5テ スラの静止磁界B1及び約63.9MHzのラーモア即ち共振周波数f0を持っ た方式における1H画像形成の為に使用されるコイルの場合は約91 p F) を有している。端部接続10”a及び10″bを持った表面コイル側部は、別の 容量値cb(約150 p F)の端子架橋容量要素10”X4、及び3番目の 値Cc(約300pF)の側部容量要素10″x5を有している。
第5図を参照すると、低入力インピーダンス前置増幅器を次に最も近い隣の表面 コイルへ接続することの効果は。
2つの表面コイルを変圧器16の一次側巻線16Pと二次側巻線16gとして考 えることによって解析することが可能である。結合係数kが巻線16pと16s との間に存在する。−次側及び二次側巻線は、相互結合をM=kLとして、両方 共、同一のインダクタンスLを有するものと考えられる#2つの巻線の残留抵抗 RP又はRsは、実質的に同じであり、従ってRp=Rs=R1である。第1表 面コイル(直列容量C〕−及び直列抵抗R1を有するインダクタンスLの巻線1 6p)が電源17によって駆動されると、該電源を除去し且つ(a)電源端子1 7a及び]、 7 bを横断して見られるインピーダンスが実質的に変化したか 否が、また(b)付加的な散逸及び雑音が第2表面コイル(巻!! 16 s  。
別の抵抗R1及び表面コイル容量C2a及びC2bの対によって象徴的に示され る)の存在によって導入されたか否かを決定することが可能である。第2表面コ イルが存在しない場合、−次側ループのインピーダンスは単にR1=RPである 。第2表面コイルが付加されると、端子178−17b間のインピーダンスZA は次式の如くに与えられる。
ZA= R1+ (、)”M”/ Zs (1)尚、Zsは二次側表面コイルル ープの直列インピーダンスである、二次側ループは、複数個の容量で同調されて おり。
該容量はC2a及びC2bへ還元することが可能であり、低インピーダンス前置 増幅器14の入力インピーダンスRPは、第2ループ出力容量C2bを横断して 実効的に並列である。一般的に説明すると、この出力容量は、正味のコイル直列 容量C2aよりもかなり大きく、従ってこの容量関係をC2b= (N−1)  ・C2aと定量的に示すことが可能である。従って、二次側表面コイル回路の正 味の直列容量は約C2b/Nである。17a−17b間の正確なインピーダンス Z^は以下の如くに計算することが可能である゛。
ZA=R1[1+k”Q”/ (1+ [Q/N](Xc/ (Rp jXc) ))] (2)尚、二次側及び−次側回路の各々における抵抗は約R1であり、 回路QファクターはQ=L/R1であり且つXcは容量C2bのリアクタンスで ある。
2つの限界において検討することが有用であることが判明した。第1の限界は、 前置増幅器がコンデンサC2bへ取付けられており且つ第2ループが共振である 場合に発生し、ここで、前置増幅器RPは無限となり、且つZA=R1(1+k ”Q”) (3) である#には小さいが、Qファクターは大きい場合があり、且つ方程式(3)に おけるk”Q2の項が顕著である場合がある。第2の限界において、前置増幅器 入力インピーダンスRp=0であり且つ方程式(2)は次式の如くになる。
Za =R1(1−j k”QN) (4)方程式(3)と(4)とを比較する と、第1ループに与える第1ループインピーダンスの効果は、共振第2ループと 比較して、前置増幅器入力インピーダンスを実質的にゼロと等しくさせることに よって、実質的に1よりも大きなファクターである(Q/N)のファクターによ って減少させることが可能である。今や、反射インピーダンスは虚数であり、且 つ、最悪の場合、−次側ループ内における見掛けの付加的損失の代わりに、第1 ループ周波数シフトを発生する。
実際の状態の解析の為に、第4a図の例示的な正方形コイル(64MHzで4コ イル背骨画像形成において使用される)は、N=6.45、Xc=16.6Ω、 Q=361(負荷無し)及びQ=24 (負荷有)のパラメータを有している。
以下の表は、前置増幅器を二次側表面コイル端子を横断して配置した場合に、二 次側表面コイルから一次側表面コイル内へ反射されるインピーダンスに対する値 を有している0表の中身は、−次側コイル端子17 a / 17 bにおいて 見られる全インピーダンスZAと、共振−次側表面コイルのみが存在する場合に 通常具られる損失抵抗R1とに比によって与えられている。従って、インピーダ ンス比は、実数成分と虚数成分の両方を有している。ノイズの相対的増加を表す のは実数成分であり、即ち、例えば、1゜07の比(二次側コイルへ取付けた1 0Ωの前置増幅器を有するアンロード即ち負荷無しのコイルに対して)は、−次 側表面コイル内の抵抗、従って雑音パワーが、第2コイルが存在する為に7%だ け増加したことを表している。従って、システム雑音数値は、約0.3dB増加 し、それは比較的小さな量である。前置増幅器を第2表面コイルへ取り付けなく とも、ロードされているコイル例のいずれにおいても、著しい雑音の増加がない ことが理解される。50Ωの入力インピーダンス前置増幅器が存在するか又は前 置増幅器が存在しないかのいずれかの場合に、アンロード状態即ち負荷無し状態 の表面コイルに対して顕著な効果が発生するのみである。該インピーダンスの虚 数部分は、共振周波数の小さなシフトに対応しており、それは、全ての虚数イン ピーダンス比部分が、高々、(R1/10)、即ち直列損失抵抗R1の10%以 下を有するものに過ぎないから、比較的問題がないものと思われ、従って全周波 数シフトを共振幅の0.1未満に制限せねばならない。
ZA/R1の表 コイル構成 無負荷 有負荷 Q=361 Q=24 Rp=QΩ 1.0O−jo、114 1.0O−jo、o07Rp=5Ω 1 .04−jO,1131,0O−jO,o06Rp=10Ω 1.07−jo、 112 1.0l−jo、o05Rp=soΩ 1.33−jo、103 1. 0l−jo、o02Rp=ωΩ 1.38 1.03 尚、 k=o、o07、Xc=15.4Ω、N=6.45遠隔コイル内に流れる 電流に起因して興味のあるコイル内に発生する電流の大きさも計算した。第1及 び第2コイル内の電圧に起因する第1コイル内の電流は次式によって与えられる 。
11= (−jωMV2−VIZ2)/(ZIZ2+ω”M”) (5) 尚、vlは第1表面コイル電圧であり、且つZl及びZ2は夫々第1及び第2表 面コイルインピーダンスである。第2コイル電圧2によって発生されるコイル1 内の電流と電圧1によって発生される電流との比は次式によって与えられる。
I 1(2)/I 1(1)=(j ωM/Z2)(V2/Vl)=(j ωL k/Z2)(V2/Vl) (6)第2表面コイルインピーダンスを代入するこ とにより次式%式% 前置増幅器入力インピーダンスRPが、容量リアクタンスXcと同等であるか又 はそれより小さい場合には、これは次式の如くになる。
I 1 (2)/ I l (1)= k N [Xc+ j Rp)/Xc] (V 2/V 1)(8a) 又は、 I 1 (2)/ I l (1)= kN [1+(jRp/Xc)](V2/Vl)(8b) k=0.007及びN=6.45を使用して、上式は次式の如くになる。
11(2)/l1(1)=0.045 (9)従って、表面コイル2信号に起因 して表面コイル1内に現われる信号は、表面コイル2内の信号と相対的に22の ファクターだけ減少される。即ち、表面コイル2信号は、表面コイル2における よりも表面コイル1において、22倍だけより強くないことになる。
N複数個の表面コイルのアレイの重なりあう視野がら単一の複合画像を構成する ことが極めて望ましいが、複数個の表面コイルの各々からの個々の画像は有用で ある。適切に構成されると、この様な複合画像は、直交成分を有しており、且つ 可及的に最大の信号対雑音比(SNR)を有する。隣接するコイル相互インダク タンスを実質的に除去する為に必要なコイル重ね合せの量は、実質的には、顕著 な視野重ね合せを発生し、最小のSNR変化で単一複合画像を構成することを可 能とする重ね合せ量である。実現されると、増加したSNRは1表面コイル間の 相関された且つ相関されていない雑音のみならず、全ての表面コイルの視野の詳 細な智識を使用して、各点毎に1種々の表面コイルからの画像を結合させること を必要とする。単一コイルの一般的な感度は、与えられた電流に対してコイルが 任意の点において形成する横断方向の磁界に比例しており、コイル雑音電圧は、 コイル端子抵抗の平方根に比例している。
点(x+ ’jt Z)に位置された体積要素(体素)におけるSNRは次式で 表される。
S N R= ωMVBt(X*y−z)/ (4KTR)”” (10)尚、 B t(x + 3’ + 2)は、その表面コイル内を流れる単位電流に対し て点(xt yt z)において表面コイルによって形成される横断方向磁界で あり、Mは単位体積当たりの磁化であり、■は体素体積であり、ωは共振周波数 であり、且つRは雑音抵抗Rnであり、それは次式の如くオーム損失に関して時 間平均積分で表すことが可能である。
流密度であり、且つσはサンプル導電率である。誘起電流を電界で表すと、ノイ ズ抵抗Rnは次式で表される。
第6図に示した如く、アレイ20のN複数個の表面コイル2o−1乃至20−n は、同じくN複数個のフェーズシフタ21を使用して、それらの出力電圧位相を シフトさせることが可能であり、且つ同じくN複数個の変圧器22を使用して、 線形結合させて、アレイ端子20aと20bとの間に単一の出力Voutを形成 することが可能である。該変圧器の各々は、理想的な損失のない変圧器と考えら れ、i番目の変圧器22−1に対して巻き数比1:nlを有しでいる、尚1≦i ≦Nである。各コイルは、次式で与えられる瞬間的な出力電圧vict)を有し ている。
v r (t) = (11MvBt(x、ytz) teas(+11 t+ φ、+θ、) (13)尚、θ□は研究室の座標のある固定基準から測定したR F磁界の角度であり、且つψ、は回転する原子核の任意の位相である。成る点( xt )’+ z)における磁化に起因する表面コイルアレイ20からの結合信 号V outは次式で表さG)MVΣn+[Bt(X*ytz)lzeos(ω t+φ、÷8.+φ1)i=1 この電圧のピーク振幅は所望の信号であり旦つ次式で与えられる。
1Vtotl”= ((、)MV)” [Σn+[Bt(X+y+Z)コ、eos((11t+ψ、 +01+φ1)2i=1 +([Σn1cstcXty?zDIsin(+11 t+φ、+θ、+φ、) )”]j7:1 アレイ出力端子20a−20bから見ると、全雑音抵抗は、単位振幅の電流を変 圧器二次側内に注入し且つ画像形成中のサンプル(患者等)の体積にわたって積 分した損失の時間平均を取ることによって得られる。単位振幅の電流、即ちeo s (ωt)を直列接続された変圧器22の二次側巻線内に注入すると、電流( −φ、の量及びnlの振幅によって位相シフトされている)は任意のコイル20 −i内を流れる。サンプル内の全電界は、次式で与えられる。
百tot =Σn1Eisj、n(ωt−φl) (16)i=1 尚、百5によって与えられる電界の空間依存性及び時間依存性を分離させている 0式(12)と(16)とを結合し。
積分及び加算の順序を変化させ、且つ時間に関して平均すると、変圧器二次側か ら見た損失抵抗は次式のように表される。
NN Rtot= Σ ΣnIn、 R,、、(17)i=1 j=1 尚、相互雑音抵抗を以下の如くに定義している。
Rz*I=((y /2) / El−E、d”v cos(φ1−φ、) ( 1g)従って、ノイズ抵抗マトリックスは、表面コイル間の相関のある及び相関 のないノイズに関しての全ての情報を有している。即ち、R+−rc尚、i = j)は分離された状態に保持されているコイル20iのノイズ抵抗である。然し 乍ら、ノイズ抵抗R,,,(尚、i≠j)は、コイル20i及び20jが結合し て使用される場合の付加された抵抗であり、従って表面コイル20i及び20j の間の相関のあるノイズを表している。電界が90度位相シフトされていると、 ノイズは完全に非相関であることに注意すべきである。
従って、結合した表面コイル組の点(Xl yPZ)における信号対ノイズ比は 以下の如くである。
5NR= I vtot+/J7111τot (19)尚、 Vtot及びR totは式(15)及び(17)によって与えられる。最適位相シフトは、iの 各位相に対して偏微分2)SNR を取り且つその結果をゼロと等しくすることにより決定される。その結果得られ る組の方程式は、φ□=−φ、である場合に満足されることを見出した。従って 、外部位相シフトに対して割り当てる為の最適値は、誘起されたNMR電圧の位 相シフトと正確に相殺する。このφよの値を式(19)のVtot内に代入する と、次式が得られる。
5NR= ωMV(Σnt[Bt(xpy、z)]+)/(4KTRtot)” ” (20)i=1 この信号対ノイズ方程式は、一連の損失無しフェーズシフタ及び変圧器を介して 接続されているコイルで派生される場合であっても、画像加算用の為に使用され る任意の方法にも同様に適用される。最適画像を得る為に信号を結合すると、結 合された画像内において各表面コイルデータを結合する為の相対的重みとして、 巻き比が解釈され且つ計算される。従って、改良したSNRが画像の全ての点に おいて実現される場合に、各点毎に式(20)を最大とするように表面コイルの 相対的重み(n□)を選択せねばならない0等価的に、結合した信号レベルを一 定に保持しながら全ノイズ抵抗を最小とすることによって、SNRは最大とされ る。従って、次式で表される関数Fを最大とすることが望まれる。
NN N F=Σ Σn 1nlR+yl+λΣn i[Bt(xyytz)L (21) i=1 j=1 i=1 尚、λは信号レベルに関する拘束のラグランジェ乗数である8式(21)を最大 とする値n□は、n、に関するFの偏微分を各値nlに対してゼロと等しく設定 することによって得られる。この結果は、nによって与えられ、その場合nは次 式の如くに与えられる。
n=−λR−1B (xt yt z) (22)尚、R″″1はノイズ抵抗マ トリクス[Rn]の逆数であり。
B (xy yt z)は1表面コイルによって点(xp yt z)において 形成された横断方向のフィールドの大きさを包含するベクトルであり、且つnは 最適巻き比、即ち重みを包含するベクトルである。λの正確な値は、比較的重要 ではない、何故ならば、それは、式(22)の最適重み解を式(2o)内に代入 して、最適SNR値を得る場合に、相殺するからである。即ち、λの値は、最終 的な複合画像の画素強度をスケールする為にのみ重要である過ぎない。最適重み 付は関数乃至は組が、一般的に、画素位置の関数であることが理解される。従っ て、各コイルからのNMR信号は、別個に得られねばならず、且つ全ての別々に 得られた信号を何等かの態様で外部的に付加する場合には、せいぜい、信号点に おいてSNRを最大とすることを許容するに過ぎない、従って、各別々に採取し た後に、別個の画像は、各表面コイルに対して再構成すべきであり、且つ単一の 結合した画像は、式(22)に従って1画素毎に個々の画像結果を加算すること により構築せねばならない、コイル内のRF磁界の異なった方向に起因して、コ イル内の瞬間的なNMR信号における位相シフトがあるが1重み付けした大きさ の画像を結合することによる単一画像を形成することは未だに正しい、φ1=− 01で式(18)によって与えらえる如く、位相シフトはノイズ抵抗マトリクス において考慮され、尚θ□は位置(xt yy z)における磁界の方向である 。実際の測定値は表面コイル及び全ての関連する保護回路の小さな損失を考慮に いれるので、測定値が望ましいが、ノイズ抵抗マトリクス値は測定値又は計算値 に基づくことが可能であることが理解される。これらの損失は。
コイル間の相関を示さないので、これらの損失は、ノイズ抵抗マトリクスの対角 線の項に寄与するものとして現われるのみである。4コイルアレイ10” (第 4図)用の計算したマトリクスは、式(20)及び相互インダクタンスを介して 、計算された相互抵抗[Rn] (同相のコイル電流で式(18)から計算され る)のマトリクスから派生され、該ノイズ抵抗マトリクスは、コイルを導電性物 質の無限半平面に対して配置したサンプル損失に対応している。
lo、00160.0070リ コイル重ね合せは隣接するコイル間の相互インダクタンスをゼロとさせるが、ノ イズ抵抗マトリクスのゼロでない対角線以外の要素によって表される顕著な相関 ノイズがあることに注意すべきである。
第7図及び第8図を参照すると、多数の表面コイルアレイに対しての計算された 信号対ノイズ比を比較しである。
第7図の(a)の場合、単一の実質的に正方形の表面コイル25は、Z=0にお いて1.0の正規化した信号対ノイズ比を持ったSNR曲線26(第8図)を与 えるように一様な物体のゼロ中心の周りに位置させである。隣接する表面コイル 間が実質的にゼロ干渉であるように重ね合わされた距離だけ離隔されている一対 の実質的に正方形の表面コイル25a及び25bのアレイ25′は、感度対位置 曲線27(第8図)を有しており、約z=−sがら約Z=±Sへの範囲にわたっ て実質的に一定のSNRである。第4図に示した如くに配列された4個の実質的 に正方形の表面コイル25a−25dのアレイ25”は、SNR対位置曲線28 を有シテおり、約Z=−1,6Sから約+1.68の範囲にわたって実質的に一 定の信号対ノイズ比である。対照的に、アレイ25”の側部寸法Sに等しい幅及 びアレイ25”の全長に実質的に等しい約3.68の長さを持った単一の矩形表 面コイル30は、SNR対位置曲線32を持っており、最大相対SNR値は4表 面コイルアレイ25″の約0.5であるに過ぎない、従って、複数個の表面コイ ルの複合体は、殆ど単一表面コイルの感度を持っており、より大きな単一コイル (それ自身はより低い感度を持っている)の視野を有している。
現在のところは、高磁界領域内ではない関連する前置増幅器手段14からかなり の距離に位置されているNMR方式の高磁界領域内にある表面コイル10を有す ることが望ましい。第9a図に示した如く1表面コイル10の等価物は、夫々− jXcx及び−jX02のリアクタンスの同調及び整合容量35及び36と直列 な、Reの大きさのインダクタンス34a(リアクタンス+jXL□及び抵抗3 4bを有する)である0表面コイルを横断して現われる信号及びノイズ即ち雑音 電圧は、信号電圧Vs源37及びノイズ電圧Vn源38によって表される6表面 コイル端子10a及び10bは、使用中のNMR共振周波数における半波長の整 数に等しい長さを持っている同軸ケーブル39の第1端部に接続されており、他 のケーブル端部は関連する前置増幅器の入力端子14a及び14bへ接続されて いる3表面コイルは、端子10a及び】、ob間にノイズ抵抗を提供すべく同調 されており、それは、ロードされた条件下において、ケーブル39の特性インピ ーダンスZ0と等しく、従ってケーブルはノイズエネルギの最小とした量を加算 する。前置増幅器14は、コンデンサ43(リアクタンス−jxc3)及びイン ダクタンス44(リアクタンス+、)XLz)から構成される直列共振ノイズ整 合回路網42を有しており、それは該ノイズ抵抗を、例えばG a A s F  E T等の前置増幅器能動装置45の入力をノイズ整合するのに必要な抵抗へ 変換する。非常に低いノイズ数値、低い入力インピーダンス、及び比較的広い帯 域幅を持った前置増幅器は、与えられた周波数において前置増幅器ノイズ数値を 実質的に劣化させることなしに、その入力コンデンサ43を実質的に非同調とさ せることが可能である。従って2通常抵抗性であり且つ同調されたときにはかな り低い値(約5Ω未満)である前置増幅器14の入力インピーダンスZinは、 コンデンサ43の適切な調節によって、リアクタンス+jx、、を有する誘導性 であるように見えるようにすることが可能である。前置増幅器をこのように誘導 性とさせることにより。
ケーブルの前置増幅器端における前置増幅器入力インピーダンスZinも、ケー ブル39の表面コイル端において誘導性リアクタンス46(点線で示しである) のように見え。
且つ表面コイル出力コンデンサ36と共振して、受信期間中活性である並列共振 阻止回路を形成して、表面コイル10内を流れる電流を最小とし従って一方の表 面コイルによって受け取られたノイズ(及び信号)がそれらの相互インダクタン スを介して他のコイルと結合されることを防止する。従って、各前置増幅器14 及び関連するケーブル39をして関連する表面コイルに対して並列共振用インダ クタンスを提供することにより、表面コイルアレイで取られた画像は、高SNR を維持し且つ他のコイルへの結合する様子は実質的に示されない、前述したこと は、屡々、特定のケーブル39が特定の前置増幅器14と共に使用さ九ることを 必要とするので、前置増幅器入力回路42を共振に同調させ且つ低入力インピー ダンス前置増幅器と直列な外部インダクタンス47又は48を使用することが望 ましい。
この外部インダクタンス(リアクタンス+JXt>)は5表面コイル端子10a と同軸ケーブル39の久方中央導体との間に接続されているインダクタンスとす るが、又はその出力端側における同軸ケーブル39の中心と関連する低ノイズ増 幅器(LAN)入力端子14aとの間に接続されている物理的に別のインダクタ ンス48(リアクタンス+、jXL、)のいずれかとすることが可能である。2 つのインダクタンス47及び48の結合も、所望により、使用することが可能で ある。この少なくとも1つの外部インダクタンスの好適な使用は、再同調なしで 前置増幅器を交換することを可能とし且つ、一対の反対方向に並列接続されてい る保護ダイオード49と共に、該インダクタを、送信期間中に、ブロッキング回 路を形成する為に使用することを可能とする。
第10図に戻ると、レシーバ前端組立体50が、当該技術において公知の手段に よって画像処理及び発生の為に一対のベースバンド直角信号を発生する為に、関 連する表面コイルアレイ10”におけるN個の表面コイルと同数のN複数個の前 置増幅器NMR応答信号を操作する為に示されている。従って1表面アレイコイ ル10”は、N=4表面コイル10”−1乃至10″−4を有しており且つ、各 々がNMRレシーバ入力50a−50dの異なった関連する1つへ異なった前置 増幅した受信信号を与える関連した低ノイズ増幅器LNA14−1乃至14−4 を有している。
入力50 a −50dの1つにおける単一の前置増幅された信号は、関連する スプリッタ手段51−1乃至51−4の信号入力端へ印加される。各スプリッタ 手段は、その対となっている出力端5l−1a及び5l−1b、5l−2a及び 51 2b、5l−3a及び5l−3b又は5l−4a及び5l−4bにおいて 一対の同相信号を供給する。各スプリット信号は、2N複数個の信号ミキサ一手 段53の関連する1つのRF入力端へ印加される。局所的なオシレータ手段55 は、検討中の分子のラーモア共振周波数において、直角信号スプリット手段57 の入力端57aへ供給する。一対の直角位相出力端57b及び57cの各々は、 夫々、基準O°倍信号び直角90”信号を供給する。出力端57bにおける基準 O°倍信号、スプリッタ51の関連する1つの同様の出力端へ接続されている各 対のミキサ一手段53の第1のものの注入入力端へ結合さ九、一方スプリッタ出 力端57cにおける直角90″信号は残存するN複数個のそのミキサ一手段の注 入入力端へ接続される。従って、全てのraJ ミキサー、例えば、ミキサー5 3−1a、53−2a、53−3a、53−4a等は、基準局所的オシレータ信 号を受け取り、一方、rbJミキサー、例えばミキサー53−1b、53−2b 、53−3b、53−4b等のミキサーの各々の注入入力端は直角局所的オシレ ータ信号を受け取る6各ミキサ一手段53の出力端にはベースバンド信号が与え られ、「a」ミキサーの各々は、基準0°局所的オシレータ信号を受け取って、 同相工信号を供給し、且つrbJミキサーの各々は、直角90”局所的オシレー タ信号を受け取って、直角位相Q信号を供給する。従って、同相ベースバンド信 号ll−I4は、各々、ミキサー53−1a乃至53−4aの関連する1つによ って夫々供給され、一方面角位相信号Q 1−Q4の各々は、夫々、ミキサー5 3−1b乃至53−4bの関連する1つの出力端において与えられる。2N個の ベースバンド信号の各々は、個別的に、低バスフィルタ手段59の関連する1つ においてフィルタされ、且つフィルタされた信号は、各々も前端入力端50eか らのストローブ信号を受け取るサンプルS入力端を持っている2N複数個のサン プル・ホールド(S&H)手段61の関連する1つの信号入力端へ供給される。
従って、全てのサンプルS入力端は並列に接続されているので、S&H手段の信 号入力端の各々は異なったベースバンド信号を受け取る。即ち、手段61−1は 、フィルタされた第1.同相I’ 1信号を受け取り1手段61−bは第1直角 位相フィルタ済信号Q’ 1を受け取り0手段6l−2aは第2フイルタ済同相 I’ 2信号を受け取り。
第4手段6l−2bは第2直角位相Q’ 2信号を受け取り、以下同様である。
各サンプル・ホールド手段61の出力端Oは、別のM複数個のに:1マルチプレ クス動作(MUX)手段61の1つの関連する入力ボートへ接続されている。
MUX63(71数Mは−M=2N/Kによって与えられ、ここでは、N=4及 びに=4であり、M=2は63−1及び63−2を意味する。単一手段出力@  63−1 e又は63−2e(及びそこから前端手段50の1出力端50−1又 はQ出力端50−qへ)へ接続さ九ている夫々の手段G3−1又は63−2のに 個の入力端63−1a乃至63−]d又は63−2a乃至63−2dの特定の1 つは、夫々前端手段選択信号入力端子50f又は50gからMUX手段の夫々の 選択入力端63−1sl及び63−2sl、又は63−1s2及び63−2g2 へ与えられる2つのマルチブレウス動作用制御信号M1及びM2の二進信号状態 によって決定される。
動作において、N複数個の個別的入力端子50aの関連する1つにおいて、前端 手段50は、連続的に、N複数個の前置増幅した応答信号の各々を受け取る。各 表面コイル前置増幅した信号は、2つの実質的に等しい振幅部分にスプリット即 ち分割され且つ同相又は直角局所的オシレータ信号とミックス即ち混合され、且 つ爾後に、ローパスフィルタ処理されて、各表面コイルアンテナから連続的な同 相及び直角位相ベースバンド信号を供給する。該信号は、共通ストローブ信号に 応答する各手段S&H61の作用によって、実質的に同時的に、全てのものがサ ンプル即ち採取される。2つのN信号の各々の保持されているアナログ振幅値を 、スI−ローブ周波数のに倍で動作する手段63によって。マルチプ■ノクス動 作即ち多重化して、時間ダイバーシチ(多様性)マルチプレクス動作した工又は Qアナログ信号が爾後の処理手段(不図示)へ供給される。アレイ内の表面コイ ルより多く又はより少ない数のもの、及び同数のチャンネル、マルチブレクス動 作此等が意図されていることが理解される。信号処理技術において公知の手段に よって、ストローブ信号をマルチプレクス動作された選択信号へ直接的に同期さ せることが可能であり、ストローブ信号の周波数及び型式は公知の信号処理拘束 条件を充足すべく選択されるものであることが理解される。
第181図を参照すると、コイル組立体〕10は、円筒コイル型112の表面上 に配置された4個の個別的なコイル111a−illd(コイル1lla−11 1cのみが第11図中に示されている)を有している。コイル型112は、直径 が約6インチ(15,24cm)であり、且つ長さが約5インチ(3,2,7c m)であり、且つ適宜の絶縁性物質から形成されている。コイル1lla−11 1dは、大略、正方形形状をしており、且つ各コイル1lla−111dは円筒 型112の周りを約111°にわたって伸びている、その結果、コイル1lla −111dの各々の長手方向端部は、その次の最も近い隣のコイルとオーバーラ ツプ即ち重なり合っている。各コイル111.a−111dは。
コンデンサ115と直列であり、誘導性セクションとして機能する、導体114 を有している。各コイル1lla−111dは、その際に、基本的に、直列L− C回路である。
導体114は、型112の表面上に固着した3/8インチ(0,95c+e)幅 の銅テープから形成されている。各コイル1la−111dの角部において、導 体114は、対角線上に走っており、従ってコイル間の交差点は直角である。
導体114が交差する場合、該導体の1つは他方の導体114上方を小さな矩形 状架橋として経路を取る。各コイル111a−111dは、間隙によって分離さ れている4個の導体14を有している。該間隙の3つは、該銅テープ上に半田付 けしたコンデンサ115によって架橋されている。
他の間隙117は開放しており、且つ以下に説明する処理回路用の接続点として 機能する。
表面コイルアレイは、通常、NMR信号採取において使用する技術において公知 である。この様なコイルアレイにおける共通する問題は、該アレイ内のコイル間 のノイズの結合である。この現象は、1つのコイルに入射する信号の一部として ノイズ電流が基本的に「再放射」し、近くの相互に結合されているコイル内に付 加的なノイズ電流を発生する場合に1発生する。コイル間の相互結合は、それら の配置によって成る程度緩和させることが可能であり1例えば、直交的に又は成 る程度の重ねあわせの構成とすることが可能である。然し乍ら、夫々のコイルの 理想的な配置は。
屡々、特定の適用によって支配され、且つ常に理想的な態様で実現することが可 能なものではない、更に1本発明の1つの目的は、特に、アレイ内のコイルが同 一の面内にない場合に、重ね合わさった視野を有する複数個のコイルから得られ る別々の画像の新規な結合に基づいて向上された複合画像を提供することである 0例えば、第11図のコイル構成は2人間の手足を画像形成する為に適しており 、且つコイル1lla−111d間の相互結合は、配置のみによっては除去する ことは不可能である。
アレイ内のコイル間のノイズ結合を更に減少させる為に。
本発明の1個面は、各個別的なコイル1lla−111d内に誘起されるノイズ 電流を減少させ、その際にアレイ内の他のコイルに対するそのノイズの再放射を 著しく減衰させる。その機能を与える回路は、各コイル1lla−111dに対 する前置増幅段内に組み込まれており、且つここでは、PREDAMP (予備 減衰)回路120と呼称する。
PREDAMP回路120は1間隙117を横断してコイル111aと結合され ており、且つ以下に詳細に説明する如く、コイル111a内の信号及びノイズの 両方である循環電流が最小とされるような態様でコイル111aに入射する信号 を増幅する。増幅された信号は1次いで、ライン121上に出力されて、NMR 方式の残部によって処理される。第11図においては、コイル111aに接続し て1つのPREDAMP回路120のみが示されるに過ぎないが、各他のコイル 1llb−111clもそれ自身のPREDAMP回路120へ接続されており 、その際に全ての4個のコイル111 a −111dに対応する信号3.、2  Eを同時的に採取することを理解すべきである。
第12図を参照すると、各コイル1lla−111dは、ここにおいてはコイル 124と呼称する1等価直列R−L−C回路としてモデルすることが可能である 。コイル124の「L」要素125は1本実施例においては約64 M H2で ある興味のあるサンプルのラーモア周波数における導体114のインダクタンス に対応している。「C」要素127は、導体114間の間隙を横断して分布され ているコンデンサ115に対応している。又、コイル124の「R」項は、コイ ル124の正味の電源インピーダンスを表しており、それは1例えば1通常はか なり損失性のある媒体である人間の患者等の検査中のサンプルによって発生され るローディング即ち負荷に支配的に起因するものである。
以前のコイル−前置増幅器結合においては、直列コイル要素は、通常コンデンサ (不図示)によって閉じられており、伝送線と使用される前置増幅器とに最適な インピーダンス整合を与えている。従って、以前のコイルにおいては、整合用コ ンデンサを横断して発達される信号を最大とする為に、かなり高いQファクタ即 ちrQJを維持することが重要であった。
PREDAMP回路】20は、コイル端子117を横断して高インピーダンスを 提供し、実質的にコイル124のQを低下させることにより、実質的に異なった 態様で動作する。その結果、コイル124内を循環する電流は、抑圧さ九、且つ これらの電流によって発生されていた再放射が同様に減少される。
NMR前置増幅器として通常使用される増幅器は、それらの入力インピーダンス によって特性付けることが可能であり、例えば、回路ローディング、及び最適電 源インピーダンス等である。、最適電源インピーダンスは、前置増幅器130を 駆動する為に信号対ノイズ比(SNR)によって、最高のノイズ性能を与える電 源インピーダンスを示すものとして使用される。前置増幅器130を、例えば、 最適なもの以外の不平衡電源インピーダンスで駆動すると、前置増幅器130の ノイズ性能の劣化が発生する。従って、コイル124のQを低下させる1つの問 題は、それは、前置増幅器130の最適電源インピーダンスを整合するような態 様でなされねばならないということである。コイル124のQを低下する上での 2番目の懸念は、直列的に又は並列的に単に抵抗を付加するだけでそのようにす ることは不可能であるということである。非絶対ゼロ温度における抵抗の導入は 、それ自身付加的なノイズを発生することとなリ、通常コイルQを低下すること によって除去される以上のノイズを発生する。従って、PREDAMP回路を実 現する上での問題は2つあり、(1)コイル端子117に対して高インピーダン スを提供することと、同時に(2)前置増幅器130に対して最適電源インピー ダンスを提供することである。これらの目的の両方共が、本発明においては、コ イル124のQを直接制御する為の整合回路の一部として前置増幅器130の入 力インピーダンス自身を使用することによって、達成されている。
未だ第12図を参照すると、本発明によるPREDAMP回路は、非常に低い入 力インピーダンスを有する前置増幅器130を有している。実際に、入力インピ ーダンスは。
最適電源インピーダンスよりもかなり小さいことが望ましく、例えば、入力イン ピーダンスに対する最適電源インピーダンスの比が最大であることが望ましい、 その比を最大とさせる理由は、整合回路を介して、入力インピーダンス自身を変 換させて、コイル124に対して高いインピーダンスを提供することが可能であ り、−右同時的に、コイル124の比較的低い電源インピーダンス127は、前 置増幅器130の一層高い最適電源インピーダンスに整合される。
例示的な例として、前置増幅器130は、ガリウム−砒入カライン133は、調 節可能なL−C回路網135を介して、G a A s F E T 132の ゲートへ結合されている。
その結果得られる入力段131は、約50Ωの最適電源インピーダンスを示し、 一方L−C回路135は、興味のある周波数において、実際的に出来るだけ低い 入力インピーダンスを提供すべく調節される。この例においては、約1゜5Ωの 入力インピーダンスが仮定されている。従って、Ga A s F E T 1 32の出力は、後の段136において更に増幅されて、出力信号121を発生す る。
前置増幅器130をコイル124に対してマツチング即ち整合させることは、伝 送線セグメント137によって実施される。伝送線セグメント137は、興味の ある周波数における1/4の波長(即ち、λ/4)に等しい長さを持っている。
当該技術において公知の如<、1/4波長伝送線セグメントは、以下の式に従っ て、一端において見られるインピーダンス(Rendl)を、他端に接続されて いるインピーダンス(Rend2)に関して変換させる。
Rendl= Z、”/ Rend2 (23)又は1等価的には。
Z、 = Rendl * Rend2 (24)尚、Z、:1/4波長伝送線 セグメントの特性インピーダンス コイル124の電源インピーダンス127に対する典型的な値は約4Ωである。
その4Ω電源インピーダンスを増幅器130に対する最適電源インピーダンス5 0Ωと整合させる為に、式(24)はZoに対する値としてffσで−、即ち1 4.14Ωを発生する。従って、14.14Ωの値によって、コイル124の間 隙117を横断して見られるインピーダンスは、式(23)を適用して133Ω の値を発生することにより得られる。従って、コイル124を横断して接続され ている実効インピーダンスは133Ωであり、即ち以前のコイル/前置増幅器結 合の場合に使用していた従来の50Ωよりも約2.6倍大きい、同様に、2゜6 のファクターは、インピーダンスを増加させ、それは、コイル124内を循環す る電流において対応する減少を発生する望ましい効果を発生する。
第13図を参照すると、PREDAMP回路120の別の実施例は、同一の低イ ンピーダンス、低ノイズ前置増幅器130.及び前の実施例におけるのと同一の 174伝送線セグメント137を有している。第13図の実施例は、更に、半波 長伝送線セグメント138及び139を有しており、その各々は前置増幅器の最 適電源インピーダンス(この場合には50Ω)に等しい特性インピーダンスを有 している。従って、半波長伝送線セグメント138及び139は、一端において 、前置増幅器130に整合されており、且つ他端において、174波長伝送線セ グメント137と整合されており、従って上述した如く、インピーダンス変換、 即ちPREDAMP効果に影響を与えることばない。
半波長伝送線セグメント138及び139の1つの目的は、伝送フェーズ期間中 に高電圧を減衰させる為にクランプPINダイオード140及び141を挿入す ることを可能とすることである。第3PINダイオード142は、インダクタ1 44を介して、前置増幅器J、33へ接続している。インダクタ144は、伝送 /受信(T/R)駆動信号によって駆動され、それは、0.25Ω程度の非常に 低いインピーダンスクランプを、送信期間中に、前置増幅器130に対する入力 端133上に与える。クランプされた場合のその低いインピーダンスは、上述し た式(23)及び(24)に従って、コイル124の端子117を横断して約8 00Ωとなり(第13図においては不図示)、それば送信中にコイル内の電流を 減少させる上で更に一層効果的である。
最適電源インピーダンスと入力インピーダンスとの比を増加させることによって 、更に一層大きな実効コイルインピーダンスにおける増加も可能であることが明 らかである。
その比を更に一層高くすることにより、且つ適宜Z0を調節することにより、コ イル124内の循環電流を更に減少させることが可能である。その比が十分に高 くされると。
その他のコイルへのノイズ電流の結合は、該コイルの相対的位置決めとは無関係 に、PREDAMP回路120のみによって実効的に除去される。この後者の観 点は、コイルの相対的位置決めが前以て分かっておらず且つ患者毎に変化する場 合における可撓性コイルアレイに関連して特に有用である。
第11図を再度参照すると、コイル1lla−111dの各々へ接続されている PREDAMP回路120を使用することにより、丁度説明した如く、コイル間 のノイズのカップリング即ち結合を著しく減少させる。従って、各コイル1ll a−111dから独立的に高いSNR画像を同時的に獲得する為に本発明を使用 することは実際的である。
以下に説明する本発明の別の目的は、そのようにして得られた独立的な画像を、 単一のコイルの場合と比較して視野が拡大されており且つSNRが向上された複 合画像に結合させることである。
コイル1lla−111dからの独立的な画像は、各コイルに対して従来の直角 位相検知器及びベースバンド処理器(不図示)を使用して、形成される。その結 果は、従来の処理装置(不図示)内に格納されている画像内の各体積要素(体素 )を示している1組の複素数であり、それらは以下に説明する方法に従って処理 される。
特に、本発明方法は、コイルの全てが同一の面内にない場合のコイルのアレイに 対して最も効果的である。その場合、第11図の7レイにおける如く、該アレイ の共通視野内に発生される信号は、該アレイの異なったコイル内で位相シフトが 変化しながら、受は取られる。本発明の1つの目的とするところは、これらの信 号を結合して、空間的に従属的な位相シフトを利用することにより複数個の表面 コイルのアレイ内の全ての位置において最適なSNRを達成することである。コ イル近傍の成る位置においては、fフよりも良好なノイズ改良(即ち、直角受信 利点)が可能である。
上述した如くに得られた複合画像データにおいて、固定した画素に対して画像毎 の位相変動のみならず、与えられた個々の画像において画素毎の空間位相変動が ある。これらの位相変動は、相関したノイズがどのように複合画像内に組み込ま れているかに影響を与える。
一般的に、信号121が高SNRを有する場合、該信号は、ノイズの位相検知の 為の基準として機能する。即ち、該信号と瞬間的に同相であるノイズの成分のみ が、該画像の大きさを変化させる傾向がある。該信号と位相がずれているノイズ の成分は、位相を変化する傾向があるが、該画像の大きさは変化させない。各個 々のコイル内の単位電流によって発生されるB1フィールドの不均一性から特定 の効果が発生する。与えられた体素によってコイル内に誘起される信号Eは次式 (25)によって与えられる。
E=−d(Blxy−m)/dt (25)尚、m:体素核磁気モーメント; B’lxy:Blのxyベクトル成分 ボディコイル(不図示)が原子核を励起する為に使用される場合、mは全ての体 素に対して同一の方向を指向し。
即ちそれらは1例えば研究室座標内のy軸等の共通の位相基準を有している。ス カラー積は、体素毎の及びコイル毎のBlxyの方向における変動に起因する位 相ファクターを導入する。従って、2つの隣接する表面コイルの場合、与えられ た画素に対する信号は、2つの画像において非常に異なった位相を有する場合が ある。従って5両方のフィル内に誘起される相関ノイズは1両方の画像における 与えられた画素に対して同一の位相基準で検知する必要はない。
相関したノイズの処理は、複合画像内の画素毎に異なる場合がある。成る場合に は、その相関は、ゼロであり、又は成る画素においては、逆である0例えば、1 つのコイルのB1が他のコイルの81と反対方向並列である場合の画素において 、信号は180°位相がずれており、従って相関したノイズは、1つのコイルの 画像の大きさに付加し、且つ他のコイルの画像の大きさから減算する。これら2 つの画像を結合することにより、その画素内の相関したノイズが除去される。
本発明の方法は、各体素からの大きさ及び位相情報の両方を使用して、アレイの 各コイル111 a−I L l dから同時的に得られる画像を結合する。以 下に続く例において、コイル1lla−111dの2つからの2つの画像を結合 することを、脚字i=1.2を使用して詳細に説明する。
後に、例示的な2つのコイルの場合をどのようにして任意の数のコイルからの画 像を結合する為に拡張することが可能であるかを説明する。
各コイルは、信号S1及びn□を有しており、以下の如くに仮定する。
S i ”S IeXP (jθz) n 1=NteXPcjφt) (26 )S□(r)はBlxyの大きさに比例し、従って画素の位wrに依存する。θ (r)はBlxyとmの初期的方向との間の角度に等しい。ノイズは基本的にサ ンプル体積にわたっての積分から得られるので、ノイズは何等明確な空間依存性 を有するものではない、N、及びφ1は、各々、1つのデータ採取から次のデー タ採取において変化するランダム変数である8N及びφに対する典型的な確率分 布は、例えば、次式の如くである。
pcNtφ)drdφ: (t/ a ”)(exp−(N2/ a 2))2NdN(d、φ/2π)こ れは、Nの実数及び虚数成分Nと独立的なφの一様な分布の両方に対してのガウ ス分布に対応する。この場合。
<N’>=σ2であり、ここでく〉の記号は、多くのデータ採取にわたっての集 団平均を示している。
nユ及びn、の両方共ランダム変数であるが、それらは相関している場合もある 。2つのノイズ電圧の和に対する平均ノイズパワーは以下の如くである。
(ノイズパワー) =〈(nx”ni) (nx”nz)拳〉=<nl” >+<n、” >+2< n、n、cos(φ1−φ2)> (2g)式(6)において、最後の項2<n 、nzcos (φ1−φ2)〉は、これら2つのノイズの間の何等かの相関を 示している。
本発明によれば、複素画像を画素毎に結合する為の幾つかの方法がある。最も簡 単な方法は、ここでは、平均画像と呼称されるが、各画素に対する画像大きさの 重み付けした和を取るものである。ノイズを包含する複合信号は以下の如くに与 えられる。
(平均画像)=1s、+n、 l+ηIsz+nz l (29)尚、ηは重み 付はファクターである。
ここではrms画像と呼ぶ第2のアプローチでは、2つの画像大きさを平方した 重み付けした和の平方根を取る。
即ち。
(118画像) =((s□+n、)(s、÷J)” ” ’7 (az”nz)(Sz”nz) ’) ”尚、傘は複素共役操作を示している。
複素画像上に与えるノイズの影響を決定する為に、各画素の大きさの分散を次式 に従って計算する。
分散= <Iaag” > −(mag>” (31)■ag−(平均画像)又 はmag= (r■S画像)である、 信号対ノイズ比SNRは、ノイズのない 信号を分散の平方根で割ったものによって与えられる0次いで5重み付はファク ターηに関してのその最大を見つけることによって、SNRを最適化させる。計 算されたSNR及び最適η(ηoptとして表す)は、高S N Rを仮定して 、上述した式から導出することが可能である。簡単化の為にこれらの計算を省略 し、その結果を平均画像及びrms画像の両方に対して以下に示す。
平均画像アプローチを使用して、その計算を以下の如き結果を与える。
SNR= ((sx”sz η)シー7)/ <N、”>+<N、”>77”+27)X  (32)ηopt = (N2<N1”>−S、り/(S、(N、”>−52X) (33)尚。
X = cos(θl−θ2)<N、N2cos(φ1−φ2)〉÷sin ( θ1−θ、)<N、N25in(φ、−φ2)〉rms画像方法の場合、その結 果を次の如くである。
SNR= <s l ” ” S z ” η) 4) / S 12〈N x ” >  ” S 1” < Nz ” > q ” + 23 x T z ηX ηopt : (S、(S、<N1” >−51x))/(S、(S、<NI>−5,x))  (35)注意すべきことであるが、rms画像に対するηoptは(Sl/St )のファクターを平均画像用の最適値ηに掛けたものである0式(32)と(3 3)とを結合させると、式(34)と(35)の結合として複合画像に対する同 一のSNRが得られることを理解することが可能である。
Xで示される表現は、2つのコイルにおけるノイズの相関を包含している。角度 θ□−02は、与えられた体素におけるコイルのBlxyベクトル間の角度に等 しいe <N、N、eos(φ1−φ2)〉の項は、式(6)における如き伝統 的な相関項を与える。 (N、Nオsin (φ1−φ2)〉の項は、ゼロと等 しいと仮定されている。その仮定に基づいて、相関したノイズを。
COS (θ1−θハフアクター介してコイル幾何学形状によって制御する。2 つのコイルからの磁束線が直交する点において、 C05(θ□−02)はゼロ であり、且つこれら2つのコイルは5体素に対する直角受信に起因するSNR改 良を有している。磁束線が反対方向平行である場合、eos(θ1−02)ニー 1であり、′且つSNRは直角検知の場合よりも一層良好である(正のノイズ相 関があると仮定)、X=Oの場合、rrns画像に対する最適値は1と等しく、 且つ最適画像は、個々のSNRを平方したものの和の平方根を取ることに対応し ている。
最適SNRで複合画像を構築するために、重み付番プファクターηは、各画素に 対して評価されねばならない、<N□′〉、くN1〉、<N、N、c o s  (φ1−φ2)〉に対する相対的値は、ゼロ送信パワーのプレスキャン即ち走査 前期間中に幾つかのデータ採取を行うことによって得ることが可能である。Sl 、θxtszv C2の値は、レシーバチャンネルによって不均等な位相シフト が導入されない場合には、各個別的コイルに対して再構築された画像の大きさ及 び位相から取ることが可能である。この手順は、各画素に対してBlxyの値及 び方向を計算する必要性を回避している。
後者の計算は、位置又は形状が患者毎に変化することのあるコイルアレイにとっ て簡単なものではない。低信号対ノイズの領域に対して、η=1は、r m s 画像手法を使用する場合の良好な初期的近似で蔦る。
全てのコイルが同一の面内にあるコイルアレイは、全ての画素に対してθ、=0 2を取ることと等価である。Z軸に沿ってコイルの単一の行から構成される背骨 用プローブの特別の場合、θ、=02であり、且つ最適画像は、本発明の上述し た方法に従って得られる。しかし、より特定的には、胴体又は頭の周りに接線方 向に延在する(−1≦cos(θ、−02)≦+〕)コイルアレイの場合5本発 明方法によって得られるSNRは、空間的に課された位相シフトを考慮にいれな い他の従前の方法により発生されるSNRと常に等しいか又はそれを超える。S NHにおける改良の程度は、相対的信号強度、ノイズ相関の程度、及び位相ファ クターであるcos (θ1−82)に依存する。以下の場9合。
〈N工”> : (NZ” (36) ρ ” (<N、N、eos(φ1−φり>)/<Nl”> (37)β =  S、/S□ (38) c = cos(θ□−θ、 ) (39)式(12)と(13)とを結合する と、次式が得られる。
式(40)の第1のファクターは、単一のコイルのみを使用した場合に得られる SNRである。2番目のファクターは、第2コイルの信号の最適付加に起因する 向上である。
以下の表は、β及びCの範囲に対してのpの2つの値に対する向上ファクターE Fを与えている。
β c EF Cp=0.4) EF Cp=0.2)1.00 +1 1.1 95 1.2910 1.414 1.414 −1 1425 1.581 0.75 +1 1.070 1.1470 1.250 1.250 −1 1.604 1.393 0.50 +1 1.006 1.0460 1.118 1.118 −1 1.401 1.229 cos (θニー02)二〇の場合、相関係数ρに関する依存性はドロップアウ トし、且つ向上は等しい信号に対してflにおいて開始し且つ第2コイル信号の 強度(又は5NR)が減少すると、減少する。cos (θ1−02)がゼロよ り大きい場合、マルチコイル向上は、相関が増加するとその実効性はより少なく なる。cos (θ、−02)の値が負であると、その反対の効果が得られ、向 上ファクターは。
直角受信によって与えられるflの値を超えることが可能である。従って、コイ ルによって誘起された位相シフトを複合画像再構成に組み込むことにより9画像 の成る領域において著しく改良することが可能である。上の表において、余弦フ ァクターが無視されない場合、SNRにおいて最大54%の改良が発生する。
cos (θ1−02)項を介してを各画素のSNRの付加的な幾何学的依存性 を考慮して、胴体又は頭の周りを取り巻くマルチコイルアレイに対するコイル寸 法及び間隔の最良の選択は、経験的に決定することが必要となる場合がある。上 述した如く、コイルの交差結合を防止する為に本発明に基づいてPREDAMP 回路を使用することにより、それらの相互インダクタンスに減少する為にコイル を重ね合わせるための必要性が減少される。所望の画像形成用体積にわたって平 均化した計算されたSNRは、実際に、アレイ内の個々のコイルの形態を変化さ せることにより、最適化させることが可能である。SNR計算は、コイルローデ ィング及びノイズ相関を、各コイルのB1ベクトルの空間依存性から発生する幾 何学的ファクターと結合させる。
当業者にとって明らかな如く1本発明方法は、与えられた特定の2つのコイル例 の代わりに、適宜のマトリクス操作を使用することにより、任意の数のコイルへ 拡張することが可能である1例えば、N個の表面コイルの場合、Sを、N個のコ イルから与えられた体素に対しての信号に対応するN次元ベクトル(S□、S□ 、、、、S、)とする、ρをNXNマトリクスとすると、そのij要素は以下の 如くである。
ρ五、 = (N真N、cos(φI−φ、 ) >eos (θ1−θI)す ると、複合信号は以下の如くになる。
複合信号= (S・(ρ″″1)・5)il−非相関ノイズの場合、これは、各 コイルに対してSNHの平方の和の平方根となる。
新規なマルチプル表面コイルアレイの幾つかの現在好適な実施例及びこの様なア レイでNMR画像形成し且つこの様なアレイの要素間の干渉を減少させる方法に ついてここに詳細に説明したが、多くの変形例及び修正例が当業者にとって明ら かである8例えば、詳細なコイル位置(及びそれらの対応する磁界)が未知であ る場合があり、例えば、可撓性の巻き付はコイルプレイの位置は患者及び画像形 成すべき解剖的構造に依存する。この様な状況下において。
コイルからなるアレイから受け取る殆どの利点は、コイルの感度の目安として個 々の画像を使用することにより、且つコイル間のノイズ相関を無視することによ って、実現することが可能である。従って1式(20)及び(22)によれば、 各画像における各画素強度は、それ自身で重み付けされ、次いで結合して単一の 画像を形成すべきである。
従って、添付の請求の範囲によってのみ制限されるべきであり、ここに記載した 実施例の説明によって与えられた特定の詳細や装置化によって制限されるべきも のではないことを意図するものである。
FIG、/ FIG、2σ FIG2b FIG 3 CI C2a F/θ 5 IG 4 F/G−4a Flθ、 8 国際調査報告 国際調査報告 PCT/LIS a8104339TheM―ぐ11#111w $@1fflI−dJ岬−呻−−一噌ガ→―+=@+el1wpmllTld轟 C−師一叩一曾=pm=+msshsw師−yi+^emmC−一*+一時a1 wsir−IPF+1tbRN’lR111MwMea*n+内ta+++nw recesssI’s+e+−虻+1r+nrlll’r+息、、、12101 /W9 T1wF@Hpee++Ps+m+(lli−ガPnIIIMl−111ktk lel+llhcwp++w−r−4y+e1m→−we−|111枦啼1g+ ヤ91もII+++wpwtp−−1rj+al横−一一キー+i自−一

Claims (31)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.N複数個の密接して離隔したRF表面コイルの各々から異なったNMR応答 信号を同時的に受け取る方法において、 (a)前記N複数個の表面コイルの少なくとも一次元アレイを与え、前記アレイ は画像体積を画定しており且つ各表面コイルは全ての隣接する表面コイルと実質 的に干渉を持っておらず、 (b)前記N複数個の表面コイルの各異なった1つにおいて、各々が前記画像形 成体積内にあるサンプルの関連する部分から喚起されたN複数個のNMR応答信 号の異なった1つを受け取り (c)関連する表面コイルによって受け取られたNMR応答信号からサンプル部 分のN複数個のNMR画像の各異なった1つを構成し、 (d)NMR応答信号が前記表面コイルのいずれか1つによって受け取られた全 てのサンプル部分の単一の最終的NMR画像を発生する為に各点毎に前記N個の 異なった画像を結合する、 上記各ステップを有する方法。
  2. 2.請求の範囲第1項において、ステップ(d)は、各対の表面コイル間の相関 及び非相関ノイズの少なくとも大きさによって決定されるファクターによって各 画像の各画素に重み付けするステップを有する方法。
  3. 3.請求の範囲第2項において、ステップ(d)が、更に、前記最終的及び異な った画像の少なくとも1つにおけるその画素の位置によって決定されるファクタ ーにより各画像の各画素の重み付けも行うステップを有する方法。
  4. 4.請求の範囲第1項において、更に、実質的に円形形状を有する表面コイルの 各々を形成するステップを有する方法。
  5. 5.請求の範囲第4項において、更に、一対の表面コイルの一方の半径の1.5 倍に実質的に等しい分離距離における任意の対の隣接する表面コイルの中心を位 置決めするステップを有する方法。
  6. 6.請求の範囲第5項において、更に、前記アレイを表面上に配設し、且つ実質 的に正三角形の異なった頂点に、3つの隣接する表面コイルのグループにおいて 、各異なった表面コイルの中心を位置決めする、ステップを有する方法。
  7. 7.請求の範囲第6項において、更に、前記表面を二次元においてのみ延在すべ く配設するステップを有する方法。
  8. 8.請求の範囲第1項において、更に、実質的に正方形の表面コイルの各々を形 成するステップを有する方法。
  9. 9.請求の範囲第8項において、更に、一対の表面コイルの一方の側部長さの約 1/10の分離距離で任意の対の隣接する表面コイルの中心を位置決めするステ ップを有する方法。
  10. 10.請求の範囲第9項において、更に、N=4に設定し、且つ全長が共通の側 部長さの約3.7倍であるこれら4個の表面コイルを直線的に配設するステップ を有する方法。
  11. 11.請求の範囲第1項において、更に、前記アレイ内に互いに隣接することの ない少なくとも一対の表面コイルを設け、且つその対の各非隣接表面コイル間の 干渉を最小とするステップを有する方法。
  12. 12.請求の範囲第11項において、前記最小とするステップが、各々がNMR 共振周波数において5Ω程度の入力インピーダンスを持っている複数個の前置増 幅器を各表面コイルに対して設け、該対の非隣接表面コイルの各異なった1つの 出力端を異なった前置増幅器の入力端へ接続し、且つその関連する表面コイルに 対する出力から最小とした干渉信号を得る、上記各ステップを有する方法。
  13. 13.請求の範囲第12項において、更に、前記全アレイの各異なった表面コイ ルの出力端を異なった関連する増幅器の入力端へ接続するステップを有する方法 。
  14. 14.サンプルの所定の部分内の核からNMR応答信号を同時的に受け取る装置 において、複数個の表面コイルアンテナ、前記サンプルを包囲する表面に沿って 少なくとも一次元に延在するアレイ状に前記表面コイルを位置決めする手段、を 有しており、核表面コイルが全ての隣接する表面コイルと実質的に干渉を有する ことがない装置。
  15. 15.請求の範囲第14項において、前記核表面コイルが実質的に円形形状を有 する装置。
  16. 16.請求の範囲第15項において、前記位置決め手段が、いずれの対の隣接表 面コイルの両中心を、その対の表面コイルの一方の半径の約1.5倍の距離だけ 互いに離隔させている装置。
  17. 17.請求の範囲第14項において、前記表面コイルの各々が実質的に正方形形 状を有する装置。
  18. 18.請求の範囲第17項において、前記位置決め手段が、いずれの対の隣接表 面コイルの両中心を、その対の表面コイルの一方の側部長さの約1/10だけ互 いに離隔させている装置。
  19. 19.請求の範囲第18項において、N=4であり且つ前記4個の表面コイルは 、共通側部長さの約3.7倍の全長で直線的に配列されている装置。
  20. 20.請求の範囲第14項において、前記アレイは互いに隣接していない少なく とも一対の表面コイルを有しており、更にその対の各非隣接表面コイル間の干渉 を最小とする手段を有している装置。
  21. 21.請求の範囲第20項において、前記最小とする手段が、各々がNMR応答 周波数において5Ω程度の入力インピーダンスを持っている複数個の前置増幅器 を有しており、1つの前置増幅器は非隣接表面コイルの異なった1つの出力端へ 接続されており且つその関連する表面コイルに対する出力から最小とした干渉信 号を与える装置。
  22. 22.請求の範囲第21項において、更に、各異なった前置増幅器と共に動作し 、信号対ノイズ比を実質的に変化させることなしに、受信期間中に関連する表面 コイル内を循環する電流を減少させる手段を有する装置。
  23. 23.請求の範囲第21項において、前記前置増幅器の数は、前記アレイ内の表 面コイルの数と等しく、且つ各異なった表面コイルの出力端は異なった関連する 前置増幅器の入力端へ接続されている装置。
  24. 24.請求の範囲第23項において、更に、全ての前置増幅器の出力端において 信号を実質的に同時的に得、且つ次いでかく得られた信号を爾後の使用の為に所 定の直列順序で供給する手段を有する装置。
  25. 25.核磁気共鳴(NMR)信号採取装置において、電線インピーダンスRsを 持った第1コイル、Rinの方がRoptよりも小さいとして入力インピーダン スRinと最適電源インピーダンスRoptを持った第1前置増幅器、 前記第1コイルを前記第1前置増幅器へ接続する第1整合手段、 を有しており、前記第1コイルRsの電源インピーダンスが前記第1整合手段と 前記第1前置増幅器との間の接続点における最適電源インピーダンスRoptに ほぼ等しくなるように前記整合手段によって変換され且つ前記第1前置増幅器の 低入力インピーダンスが前記第1整合手段と前記第1コイルとの間の接続点にお ける最適電源インピーダンスRoptよりも高い値へ前記第1整合手段によって 変換されるNMR信号採取装置。
  26. 26.請求の範囲第25項において、前記第1整合手段が、NMR信号周波数に おける波長の1/4にほぼ等しい長さを持った伝送線セグメントを有するNMR 信号採取装置。
  27. 27.請求の範囲第26項において、前記1/4波長伝送線セグメントは、 Z■=√RsRopt の式によって決定される特性インピーダンスを持っているNMR信号採取装置。
  28. 28.請求の範囲第26項において、前記第1前置増幅器は、NMR信号周波数 における前置増幅器の入力インピーダンスを確率する為のインダクターコンデン サ(L−C)回路を有する入力段を有するNMR信号採取装置。
  29. 29.請求の範囲第27項において、更に、前記第1整合手段と前記第1前置増 幅器との間に介在する少なくとも1つの半波長伝送線セグメント、及び前記半波 長伝送線セグメントの少なくとも一端に取り付けられておりNMR信号採取の伝 送サイクル期間中に発生する高電圧をクランプする為のクランプ手段を有してお り、前記半波長伝送線セグメントが最適電源インピーダンスRoptにほぼ等し い特性インピーダンスを有するNMR信号採取装置。
  30. 30.請求の範囲第25項において、入力インピーダンスRinに対する最適電 源インピーダンスRoptの比が20を超えているNMR信号採取装置。
  31. 31.請求の範囲第25項において、前記装置が少なくとも1個の付加的なコイ ルと、少なくとも1個の付加的な整合手段と、少なくとも1個の付加的な前置増 幅器とのアレイを有しており、各付加的なコイル、付加的な整合手段、且つ付加 的な前置増幅器は、夫々、前記第1コイル、第1整合手段、及び第1前置増幅器 と類似しており、コイル間のノイズ電流の相互結合は、関連するコイルに対する 各夫々の整合手段によって提供される高インピーダンスによって減少されるNM R信号採取装置。
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