JPH0249993A - 可変容量型圧縮機 - Google Patents

可変容量型圧縮機

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Publication number
JPH0249993A
JPH0249993A JP20046588A JP20046588A JPH0249993A JP H0249993 A JPH0249993 A JP H0249993A JP 20046588 A JP20046588 A JP 20046588A JP 20046588 A JP20046588 A JP 20046588A JP H0249993 A JPH0249993 A JP H0249993A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vane
back pressure
rotor
control member
cylinder
Prior art date
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Pending
Application number
JP20046588A
Other languages
English (en)
Inventor
Nobufumi Nakajima
中島 信文
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Bosch Corp
Original Assignee
Diesel Kiki Co Ltd
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Publication date
Application filed by Diesel Kiki Co Ltd filed Critical Diesel Kiki Co Ltd
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Publication of JPH0249993A publication Critical patent/JPH0249993A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、例えば車両用空調装置の冷媒圧縮機として用
いられる可変容量型圧縮機に関し、特に一部稼動時にお
けるベーンにかかる背圧を低減し得る可変容量型圧縮機
に関する。
(従来の技術) 従来、この種の可変容量型圧縮機としては、シリンダと
、このシリンダ内に回転可能に設けられて圧縮室を画成
するロータと、このロータのベーン溝に放射方向に出没
自在に嵌装してあるベーンと、全稼動位置と一部稼動位
置との間で回動して圧縮開始時期を制御する制御部材と
を備えたものが提案されている(特開昭63−1618
8号公報)。
全稼動時においては、圧縮開始時期が早まって圧縮工程
が長くなり、相1)jf後する2つのベーン間に閉じ込
められる冷媒の体積が最大となって吐出容量が最大とな
り、一部稼動時においては、圧縮開始時期が遅くなって
圧縮工程が短くなり、相前後する2つのベーン間に閉じ
込められる冷媒の体積が最小となって吐出容量が最小と
なる。
(発明が解決しようとする課題) 全稼動時においては、ベーン間に閉じ込められる冷媒の
体積が最大となり、一部稼動時に較べて圧縮開始時期が
早いので、ベーン背圧は高い方がよい。
これに対し、一部稼動時においては、ベーン間に閉じ込
められる冷媒の体積が最小となり、全稼動時に較べて圧
縮開始時期が遅いので、ベーン背圧は低い方がよい。
ところが、全稼動時及び一部稼動時に拘らずベーン背圧
は一定であるから、−・部稼動時においてはシリンダの
内周に圧接するベーン先端が負担が大きく、作動効率も
低かった。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、一部
稼動時におけるベーン背圧を下げてベーン先端の摩耗を
防ぐとともに、作動効率を高めることができる可変容量
型圧縮機を提供することを目的とする。
(i!!1it(を解決するための手段)上述の目的を
達成するために本発明の可変容量型圧縮機は、シリンダ
内に回転可能に設けられて圧縮室を画成するロータと、
このロータのベーン溝に放射方向に出没自在に嵌装して
あるベーンと、n(1記シリンダの一側を成す一方のサ
イドブロックに回動可能に保持され、全稼動位置と一部
稼動位置との間で回動して圧縮開始時期を制御する制御
部材とを備え、前記ベーンの出没動作に基づいて一部稼
動時に限って前記ベーン溝の底部内の流体圧を低圧側に
逃がしてベーン背圧を下げる背圧制御孔が前記制御部材
の所定位置に設けである。
(作用) 全稼動時においては背圧制御孔の位置はベーンのベーン
溝から飛び出しが少ないところにあるので、背圧制御孔
がロータとベーンの端面により常に塞がれており、ベー
ン背圧は下がらない。半拌動時においては背圧制御孔の
位置はベーンがベーン溝から最も飛び出したところに移
動するのでベーン溝の底部と背圧rrIIfn孔とが一
瞬連通ずる。したがって、ベーン溝の底部の流体圧が背
圧制御孔を通じて低圧側に逃げ、ベーン背圧が下がる。
この結果、シリンダの内周面に対するベーン先端の圧接
力か弱くなり、ベーン先端の摩耗が少なくなす、作動効
率が向上する。
(実施例) 以下、本発明の各実施例を図面に基づいて説明する。
第1図は、本発明の一実施例に係る可変容量型圧縮機を
示す縦断面図である。
第1図および第2図に示すように、可変容量型圧縮機は
、略楕円形の内周1aを有するカムリング1と、カムリ
ングlの両側端面を閉塞する如くこれら画側端面に夫々
固定されたフロントサイドブロック3及びリヤサイドブ
ロック4とから成るシリンダと、該シリンダ内に回転自
在に収納された円筒状のロータ2と、これら両サイドブ
ロック3.4の外側端面に夫々固定されたフロントヘッ
ド5、リヤヘッド6と、ロータ2の回転軸7とを主要構
成要素としており、回転軸7は両サイドブロック3,4
に夫々設けた軸受8,9に回転可能に支持されている。
フロントヘッド5の上面には熱媒体である冷媒ガスの吐
出口5aが、リヤヘッド6の上面には冷媒ガスの吸入口
6aが夫々形成されている。吐出[コ5aはフロントヘ
ッド5とフロントサイドブロック3とにより画成される
吐出室10に、吸入口6aはリヤヘッド6とリヤサイド
ブロック4とにより画成される吸入室+1に夫々連通し
ている。
1iij記シリンダの内面とロータ2の外周面との間に
、周方向に180度偏位して対称的に2つの圧縮室12
.12が画成されている。n;1記ロータ2にはその径
方向に沿うベーン溝13が周方向に等間隔を存して複数
設けてあり、これらのベーン溝13内にベーン14が夫
々放射方向に沿って出没自在に嵌装されている。
ベーン溝13の底部には背圧室13aが形成されており
、ロータ2の一端面とフロントサイドブロック3のロー
タ側端面との間、ロータ2の也端面と制御部材23のロ
ータ側端面との間のそれぞれを通じて圧縮室12から背
圧室13aにベーン背圧が導入される。
ロータ2が回転すると、ベーン14の先端はカムリング
Jの略楕円の内周1aに沿って摺動する。
ロータ2が一回転したときにおけるベーン14基端の軌
跡32は、第5図に示すように、カムリングlの内周1
aの楕円と同心の楕円になる。
前記リヤサイドブロック4には、第1図および第2図に
示す吸入ボート15が周方向に180度偏位して対称的
に設けである(第1図は軸線を通る略90度の角度で切
った縦断面図であるので、同図中には片方の吸入ボート
15のみが見えている)。各吸入ボート15はリヤサイ
ドブロック4の厚さ方向に貫通しており、各吸入ボート
15を介して吸入室11と圧縮室12.12とが夫々連
通している。
前記カムリング1の外周壁には第1図及び第2図に示す
ように、吐出ボート+6.16が周方向の対称な位置に
設けである(第1図では、上記吸入ボート16と同様の
理由により片方の吐出ボート16のみが見えている)。
また、カムリングlの外周壁には、弁止め部17aを有
する吐出弁カバー17がポルl−18により固定されて
おり、カムリングlの外周壁と弁止め部]、 7 aと
の間には、吐出弁カバー17側に保持された吐出弁19
が介装してある。この吐出弁19は吐出圧を受けたとき
に開ブrして吐出ボート16を開口するように成ってい
る。さらに、各吐出弁19の開弁時に各吐出ボート16
に夫々連通ずる連通路20がカムリングlと吐出弁カバ
ー17とにより画成され、フロントサイドブロック3に
は各連通路20に夫々連通する連通路21が夫々周方向
の対称な位置に形成してある。そして、各吐出ボート1
6が開口したときには、圧縮室12内の圧縮された冷媒
ガスは吐出ボート16、連通路20.2+、吐出室lO
及び吐出口5aを順次介して吐出されるように成ってい
る。
第1図及び第2図に示すように、リヤサイドブロック4
には、そのロータ2側端面に環状四部22が設けられて
おり、該環状四部22内にはリング状の制御部材23が
正逆回転可能に嵌装されている。該制御部材23は各圧
縮室12内での圧縮開始時期を制御するためのもので、
その外周縁には周方向の対称な位置に円弧状の切欠部2
5が設けられていると共に、その−側面には周方向の対
称な位置に突片状の受圧部26が一体的に突設されてい
る。該番受圧部26の一側面には低圧である吸入圧Ps
が、その他側面には圧縮室12からの吐出圧Pdがオリ
フィス(図示省略)を介して導入されて形成される高圧
である制御圧Pcが夫々作用するように成っている。該
制御圧Pcは、吸入圧Psが所定の設定値となるように
開閉弁機構27により制御される。そして、制御部材2
3は、ねじりコイルばね28により第3図で示す一部稼
動位置側に付勢され、吸入圧Psとねじりコイルばね2
8の付勢力との合力と、制御圧とPcとの差により第2
図で示す全稼動位置と一部稼動位置との間で正逆回動し
て圧縮開始時期を制御するように成っている。
制御部材23には、第4図に示すように、吸入ボート1
5に連通してベーン背圧を下げる背圧制御孔23aが周
方向に180°偏位して対称的に設けである。環状凹部
22内の制御部材23が全稼動位置にあるとき、各背圧
制御孔23aの中心は、回転軸7の軸線Oに直交する仮
想線L1から角度Oだけ傾いた、軸線Oに直交する仮想
線L2上に位置している。更に、各背圧制御孔23aの
中心は、軸線Oを中心とする半径rの円31の円周上に
位置する。ここに仮想線L1は、第5図に示すように、
ベーン溝13内に最も深く入り込んだ2つのベーン14
a、14bの各基端を結ぶ直線を意味する。角度Oとし
ては、20°〜40°が適当である。半径rは、ベーン
溝13から最も飛び出したときにおけるベーン14c(
第5図参照)の基端と軸線0とを結ぶ直線Cの寸法に等
しい(r=Q)。したがって、一部稼動時においてベー
ン14がベーン溝13から最も飛び出したとき、第3図
および第5図に示すように、背圧制御孔23aの中心が
ベーン14の末端と合致し、背圧室13a内のベーン背
圧が背圧制御孔23aを介して吸入ポート15側に逃げ
る。なお、一部稼動時における各背圧制御孔23aの中
心は仮想線[,3(第3図)上に位置しているが、第5
図に示すように、この仮想線L3は直線Qの延長線であ
る。
次に、本実施例の作用について説明する。
全稼動時においては、第2図に示すように、制御部材2
3がロータ回転方向上流側(反時計方向)に回動してい
て1.各背圧制御孔23aは仮想線L1に対して傾きが
小さい仮想線L2上に位置しており、それらの背圧制御
孔23aを通過するときのベーン14はベーン溝13内
に深く入り込んでいる。すなわち、ベーン14の基端は
円31内に位置している。したがって、背圧制御孔23
aが低圧側と連通することはない。その結果、全稼動時
の圧縮に適した高いベーン背圧がベーン14にかかる。
能力、一部稼動時においては、第3図に示すように、制
御部材23がロータ回転方向下流側(時計方向)に回動
し、各背圧制御孔23aは仮想線L1に対して傾きが大
きい仮想線L 3 」1に位置しており、それらの背圧
制御孔23aを通過するときのベーン14はベーン溝1
3から大きく飛び出している。すなわち、ベーン14の
基端は円31に接する位置にあり、背圧制御孔23aの
ほぼ半分のみがベーン14の端面により塞がれる。した
がって、背圧制御孔23aが低圧側に連通し、背圧室1
3a内のベーン背圧が逃げる。その結果、全稼動時の場
合に較べてベーン14にかかるベーン背圧が下がり、カ
ムリング1の内周1aに対するベーン先端の圧接力が弱
まり、ベーン先端の摩耗が減る。また、一部稼動時に適
したベーン背圧が形成されて作動効率も向」ニする。
第6図は、他の実施例の制御部材を示す平面図である。
上述の実施例においては、背圧制御孔23aとして単な
る丸孔を用いた場合について述べたが、これに代え、長
孔を用いるようにしても、上述の実施例の場合と同様の
効果を得ることができる。
なお、ベーン14の両端面基部に切欠を設けるようにす
れば、背圧制御孔23aをカムリングlの内周1aに近
づけて設けることができるので、全稼動時のリークを減
らすことができる。
(発明の効果) 以上説明したように本発明の可変容量型圧縮機4゜ によれば、シリンダ内に回転可能に設けられて圧縮室を
画成するロータと、このロータのベーン溝に放射方向に
出没自在に嵌装してあるベーンと、前記シリンダの一側
を成す一方のサイドブロックに回動可能に保持され、全
稼動位置と一部稼動位置との間で回動して圧縮開始時期
を制御する制御部材とを備え、前記ベーンの出没動作に
基づいて一部稼動時に限って前記ベーン溝の底部内の流
体圧を低圧側に逃がしてベーン背圧を下げる背圧制御孔
が前記制御部材の所定位置に設けてあることを特徴とす
るので、一部稼動時におけるベーン背圧を下げてベーン
先端の摩耗を防ぐことができるとともに、作動効率を高
めることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例に係る可変容量型圧縮機をそ
の軸線を通る略90°の角度で切った縦断面図、第2図
は第1図の■−打線に沿う断面図で、制御部材が全稼動
位置にあるときの図、第3図は第2図と同様の断面図で
、制御部材が一部稼動位置にあるときの図、第4図は背
圧制御孔の穿設位置を示す制御部材の平面図、第5図は
ベーン端面の回転移動軌跡を示す図、第6図は蜆の実施
例の制御部材を示す平面図である。 2・・・ロータ、4・・リヤサイドブロック、13・・
・ベーン溝、+3a・・背圧室、14・・・ベーン、1
5・・吸入ボート、23・・・制御部材、23a・・背
圧制御孔。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.シリンダ内に回転可能に設けられて圧縮室を画成す
    るロータと、このロータのベーン溝に放射方向に出没自
    在に嵌装してあるベーンと、前記シリンダの一側を成す
    一方のサイドブロックに回動可能に保持され、全稼動位
    置と一部稼動位置との間で回動して圧縮開始時期を制御
    する制御部材とを備え、前記ベーンの出没動作に基づい
    て一部稼動時に限って前記ベーン溝の底部内の流体圧を
    低圧側に逃がしてベーン背圧を下げる背圧制御孔が前記
    制御部材の所定位置に設けてあることを特徴とする可変
    容量型圧縮機。
JP20046588A 1988-08-11 1988-08-11 可変容量型圧縮機 Pending JPH0249993A (ja)

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JPH0249993A true JPH0249993A (ja) 1990-02-20

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