JPH0249509Y2 - - Google Patents

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JPH0249509Y2
JPH0249509Y2 JP6300586U JP6300586U JPH0249509Y2 JP H0249509 Y2 JPH0249509 Y2 JP H0249509Y2 JP 6300586 U JP6300586 U JP 6300586U JP 6300586 U JP6300586 U JP 6300586U JP H0249509 Y2 JPH0249509 Y2 JP H0249509Y2
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inflow
inlet
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spiral
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Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の目的〕 (産業上の利用分野) 本考案はし尿処理において無希釈のし尿等の酸
化反応槽に附随させ反応温度の上昇を防止するた
めのスパイラル熱交換器に関する。
(従来の技術) 汚水処理酸化反応として、無希釈し尿等の原水
と返送汚泥の混合液を空気の供給下で密閉反応槽
内で反応させる方法があるが、この場合は反応熱
による温度上昇が著しくなり反応に寄与する微生
物を死滅させてしまうおそれがあるから反応液を
冷却する必要が生じる。
さきにこの種の酸化反応槽の反応液の冷却手段
として第5図に示すようなスパイラル熱交換器が
開発された。
この熱交換器は、熱交換器本体1の反応液と冷
却水の熱交換通路2,3を流通方向と平行にスパ
イラル状の間隔保持体4,5で夫々複数の流通路
6,7に区分している。反応液の熱交換通路2外
端となる本体1の外周面に複数の反応液流入孔8
を開口させ、この複数の流入孔8の外面を1個の
帽状体9で覆つて流入室10を形成し、この流入
室10に1個の反応液流入口11を突出形成し、
この反応液流入口11を反応槽からの送液管に連
通させている。さらに熱交換通路2の内端は各流
通路6を軸方向に連通させ本体1の一方の端面板
12に開口した反応液流出口13に連通させ、こ
の流出口13を反応槽への液戻管に連通させてい
る。さらに、本体1の中心軸方向にクーリングタ
ワーから冷却水を送られる冷却水供給管14が挿
入されこの冷却水供給管14の周面に開口した多
数の通孔15が冷却水熱交換通路3の内端部に連
通され、外端部は本体1の外周に連通したクーリ
ングタワーに冷却水を戻す冷却水流出管16に連
通されている。
そして酸化反応槽から反応液流入口11より反
応液流入孔8を経て流入室10に導入された反応
液を各流通路6に導入して冷却水と熱交換器させ
冷却された反応液を端面板12の反応液流出口1
3から再び酸化反応槽に戻して循環させるように
なつている。
(考案が解決しようとする問題点) 上述のようなスパイラル熱交換器は、互に隣接
されたスパイラル状の熱交換通路2,3で熱交換
器されるため効率の良い熱交換器ができるが、反
応液流入口11より流入室10を介して複数の反
応液流入孔8にし尿反応液が導入されるため夾雑
物が多い場合は流入孔8付近にこれが詰つて流入
孔8を流通しなくなるという問題がある。
本考案はこのような問題に鑑み、反応液の夾雑
物がその流入部で絡まつたり詰つたりしないよう
にするとともに掃除が簡単にできるようにし目詰
りを防止しようとするものである。
〔考案の構成〕
(問題点を解決するための手段) 本考案は反応液が冷却水と熱交換されるスパイ
ラル熱交換器本体の反応液熱交換通路を流通方向
と平行にスパイラル状の間隔保持体によつて複数
の流通路に区分し、前記熱交換通路の外端近くに
前記夫々の流通路の外周面より流入口を突出して
開口させ、この流入口に流入本管接続口より分岐
した複数の流入管を夫々着脱自在に連結し、前記
流通路の流入口位置よりも後方に延長されたデツ
ドスペースに充填材を充填し、複数の流通路の外
端近くに突出開口した流入口に夫々流入本管より
分岐した流入管を直結することにより、反応液を
流入管から直接各流通路に流入させ夾雑物により
目詰りを生じないようにし、また流入口に流入管
を着脱自在に連結し流入管を取外して流入口部の
掃除が簡単にできるようにし、さらに流入口の後
方のデツドスペースを充填したことにより夾雑物
が詰らないようにするとともに反応液の滞留によ
る腐敗を防止しようとするものである。
(作用) 本考案は複数の流通路の外端近くに突出開口し
た流入口に流入管が夫々直結され、流入管、流入
口、流通路と導入される反応液中の夾雑物が滞留
する部分がなく夾雑物による目詰りを生じない。
流入口から流入管を取外せば内部を清掃でき、ま
た、流入口の後方のデツドスペースは充填材で充
填されて夾雑物や汚水が滞留することがない。
(実施例) 本考案の一実施例を第1図ないし第4図につい
て説明する。
17はスパイラル熱交換器本体であり、2枚の
金属板をスパイラル状に捲回したスパイラル状の
隔壁18,19を介して反応液熱交換通路20と
冷却水熱交換通路21とが形成されている。隔壁
18,19の両端は端面板22,23に形成され
たスパイラル状の溝24,25に嵌着され端面を
密閉するとともに熱交換通路20,21の間隔を
保持している。さらに、熱交換通路20,21は
流通方向と平行のスパイラル状の間隔保持体2
6,27によつて左右に区分された流通路28,
28、29,29を形成している。
さらに反応液熱交換通路20の外端近くの左右
の流通路28,28の外周面から夫々流入口3
0,30が突出開口されこの流入口30,30に
流入本管接続口31より分岐した流入管32,3
2のがつき合わされ夫々のフランジ33,33、
34,34が重ね合われされてボルト・ナツト等
の結合具で着脱自在に結合されている。そして流
入本管接続口31は図示されない酸化反応槽の送
液側に配管によつて連通されている。さらに、流
入口30,30の後方の流通路28′,28′のデ
ツドスペースには硬質ゴム等よりなる充填材35
が充填されて反応液中の夾雑物が滞留・堆積しな
いようになつている。また、反応液熱交換通路2
0の内端は使用圧力が2〜3Kg/cm2Gと比較的低
圧のため間隔保持体26を必要とせず流通路2
8,28が連通された連通路36が形成されこの
連通路36の一端は端面板23に開口した反応液
返送口37に連通され、この反応液返送口37は
図示されない返送管によつて酸化反応槽の液戻側
に連結されている。
次に冷却水熱交換通路21の内端には、本体1
7の中心に挿通された冷却水供給管38の周面の
多数の通孔39が開口し、冷却水供給管38の一
端は閉塞され、他端は配管を介して図示されない
クーリングタワーの冷却水送出側に連結されてい
る。さらに熱交換通路21の外端近くには流通路
29,29に連通して外周面より突出させた流出
口40が開口されている。そして流出口40は配
管を介して図示されないクーリングタワーの冷却
水返送側に連結されている。
次に上述の実施例の作用を説明する。
図示されない酸化反応槽中では無希釈のし尿原
水と返送汚泥よりなる反応液が空気を吸収しなが
ら強制循環され一部の液が導出されスパイラル熱
交換器本体17に導入され冷却水によつて冷却さ
れ再び反応槽に返送されて反応槽の昇温を防止す
る。熱交換器本体17内においては外周の流入口
30,30から流入し流通路28,28をスパイ
ラル状に流通し中心部の連通路36より反応液返
送口37を経て返送される反応液と、熱交換器本
体17の中心の冷却水供給管38より供給され流
通路29,29を外方へスパイラル状に流通して
外端流出口40より流出する冷却水とが熱交換す
る。この際反応液は流入管32,32と流入口3
0,30が直結され流入口30,30から夫々流
通路28,28に流入するから、反応液中の夾雑
物が絡まつたり滞留したりすることがなく円滑に
流通する。また流入口30,30の後方の流通路
28,28には充填材35が充填されているから
反応液が滞留することがない。
〔考案の効果〕
本考案によれば反応液が冷却水と熱交換される
スパイラル熱交換器本体の反応液熱交換通路を流
通方向と平行にスパイラル状の間隔保持体によつ
て複数の流通路に区分し、前記熱交換通路の外端
近くに前記夫々の流通路の外周面より流入口を突
出して開口させ、この流入口に流入本管接続口よ
り分岐した複数の流入管を夫々着脱自在に連結
し、前記流通路の流入口位置よりも後方に延長さ
れたデツドスペースに充填材を充填したから、反
応液熱交換通路の複数の流通路には周面に夫々突
出した流入口に夫々直結された流入管から反応液
がそれぞれ流入するため液中の夾雑物が互に絡ま
つたり滞留したりすることなく流通路へ円滑に案
内され流入管や流入口が目詰りすることがない。
また、流入口と流入管は夫々着脱自在に連結され
ているから流入管を流入口より離脱させて流入口
附近の掃除をすることができ、目詰り防止効果を
一層向上させることができる。さらに、流入口の
後方のデツドスペースには充填材が充填されてい
るから反応液が滞留して腐敗したり夾雑物が滞留
して目詰りの原因となるようなことがない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示すスパイラル熱
交換器の縦断正面図、第2図は第1図のA−A線
断面図、第3図は第1図のB−B線断面図、第4
図は第1図のC−C線断面図、第5図は従来のス
パイラル熱交換器の縦断正面図である。 17……熱交換器本体、20……反応液熱交換
通路、26……間隔保持体、28……流通路、3
0……流入口、31……流入本管接続口、32…
…流入管、35……充填材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 反応液が冷却水と熱交換されるスパイラル熱交
    換器本体の反応液熱交換通路を流通方向と平行に
    スパイラル状の間隔保持体によつて複数の流通路
    に区分し、前記熱交換通路の外端近くに前記夫々
    の流通路の外周面より流入口を突出して開口さ
    せ、この流入口に流入本管接続口より分岐した複
    数の流入管を夫々着脱自在に連結し、前記流通路
    の流入口位置よりも後方に延長されたデツドスペ
    ースに充填材を充填したことを特徴とするスパイ
    ラル熱交換器。
JP6300586U 1986-04-25 1986-04-25 Expired JPH0249509Y2 (ja)

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JP6300586U JPH0249509Y2 (ja) 1986-04-25 1986-04-25

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JP6300586U JPH0249509Y2 (ja) 1986-04-25 1986-04-25

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JPS62180270U JPS62180270U (ja) 1987-11-16
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