JPS5814964Y2 - 電気透析槽 - Google Patents
電気透析槽Info
- Publication number
- JPS5814964Y2 JPS5814964Y2 JP10028477U JP10028477U JPS5814964Y2 JP S5814964 Y2 JPS5814964 Y2 JP S5814964Y2 JP 10028477 U JP10028477 U JP 10028477U JP 10028477 U JP10028477 U JP 10028477U JP S5814964 Y2 JPS5814964 Y2 JP S5814964Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sides
- gasket
- liquid
- water
- electrodialysis
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Separation Using Semi-Permeable Membranes (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は電気透析槽に関する。
特に多数のイオン交換膜を配列した多室型電気透析槽に
関する。
関する。
多室型電気透析槽は、普通中央に切欠部を有するガスケ
ットを介して多数の陰陽イオン交換膜を交互に配列して
構成される。
ットを介して多数の陰陽イオン交換膜を交互に配列して
構成される。
従来のこの種電気透析槽ば、そのガスケットの構造が第
1図にみられるようにいずれも濃縮液と脱イオン液の通
水路1,1′をここでは上下の対向する側面にのみ設け
てなる構造であるから、通水路1,1′はいずれも断面
積が小さく狭いものである。
1図にみられるようにいずれも濃縮液と脱イオン液の通
水路1,1′をここでは上下の対向する側面にのみ設け
てなる構造であるから、通水路1,1′はいずれも断面
積が小さく狭いものである。
このため、ガスケット2内の流量分布がどうしても不均
一にならざるを得す、電気透析槽で好ましくない液の停
滞を部分的に招いてしまう。
一にならざるを得す、電気透析槽で好ましくない液の停
滞を部分的に招いてしまう。
液の停滞は限界電流密度の低下、汚物閉塞を来しがちで
運転上好渣しくない。
運転上好渣しくない。
特に廃水再生装置として電気透析槽を運転する場合は、
どうしても不測の微量生物を伴いがちで、保守上安定に
電気透析法を適用するためには隘路となる。
どうしても不測の微量生物を伴いがちで、保守上安定に
電気透析法を適用するためには隘路となる。
廃水再生法として電気透析法を適用する場合、電気透析
法は一種の通過法であるから得られる水の浄水器すなわ
ち電気透析槽自体が安定に運転さえすれば良いという場
合が多い。
法は一種の通過法であるから得られる水の浄水器すなわ
ち電気透析槽自体が安定に運転さえすれば良いという場
合が多い。
即ち浄水中に多少のSS(懸濁性固形物)があってそれ
が電気透析槽を通過してまた外に出てし1えは事足りる
という場合が多い。
が電気透析槽を通過してまた外に出てし1えは事足りる
という場合が多い。
従来、電気透析槽ばおも、に海水濃縮に用いられておシ
、このような場合は専任の担当者が透析槽の保守、管理
にあたり、必要に応じて透析槽を解体、組立して使用し
ている。
、このような場合は専任の担当者が透析槽の保守、管理
にあたり、必要に応じて透析槽を解体、組立して使用し
ている。
しかし、電気透析槽を広く廃水処理に用いる場合はその
管理のために専門家を置くことは普通できない。
管理のために専門家を置くことは普通できない。
また、解体、組立など作業上多大の手間をかけることは
大いに厭われる。
大いに厭われる。
一方、廃水処理の場合は、不測の不純物が混入してz−
5、概して透析槽内で藻の発生など閉塞の可能性が高い
。
5、概して透析槽内で藻の発生など閉塞の可能性が高い
。
そこで、藻、ノロなと生成してもこれが透析槽から追い
出され、槽内に閉塞物が堆積しないようにすることば、
電気透析槽とこの種廃水処理に汎用する上で極めて重要
な要諦となる。
出され、槽内に閉塞物が堆積しないようにすることば、
電気透析槽とこの種廃水処理に汎用する上で極めて重要
な要諦となる。
本考案はこのような点を改善すべく意図してなされたも
のである。
のである。
本考案の目的は低圧力で大流量の液の循環を可能とする
ことにより汚物による電気透析槽の閉塞を防止し、かつ
極に釦いて金属および金属酸化物が析出されるのを防止
して長時間に亘シ安定な運用を図ることができ、かつ液
の取扱いが有利な構造の電気透析槽を提供することにあ
る。
ことにより汚物による電気透析槽の閉塞を防止し、かつ
極に釦いて金属および金属酸化物が析出されるのを防止
して長時間に亘シ安定な運用を図ることができ、かつ液
の取扱いが有利な構造の電気透析槽を提供することにあ
る。
その電気透析槽というのは、対向する二辺が遮水辺で他
の対向する二辺が通水辺である中央に切欠部を有するガ
スケットを複数枚用意してこれらを交互に交差積層配置
し、かつこれらガスケット相互間に陰陽イオン交換膜を
交互に挿入配置して脱イオン側室と濃縮側室を形成し、
かつその両外側に液入出口を側面に有する極室系ガスケ
ットを配置して構成されたことを特徴とするものである
。
の対向する二辺が通水辺である中央に切欠部を有するガ
スケットを複数枚用意してこれらを交互に交差積層配置
し、かつこれらガスケット相互間に陰陽イオン交換膜を
交互に挿入配置して脱イオン側室と濃縮側室を形成し、
かつその両外側に液入出口を側面に有する極室系ガスケ
ットを配置して構成されたことを特徴とするものである
。
ガスケット用素材としては、例えばゴム、プラスチック
シート等が使用される。
シート等が使用される。
次に添付図面第2図および第3図により本考案電気透析
槽の一実施例を説明すると、夫々中央に四角い切欠部1
0を有するゴム製ガスケット11は対向する二辺が遮水
辺12.12’で他の対向する二辺が通水辺13,1g
である。
槽の一実施例を説明すると、夫々中央に四角い切欠部1
0を有するゴム製ガスケット11は対向する二辺が遮水
辺12.12’で他の対向する二辺が通水辺13,1g
である。
通水辺13゜13′は夫々接着テープによってハーモニ
カ状に並べられた多数のプラスチック製中空パイプ14
からなる前記ガスケント11は夫々交互に交差積層配置
され、そして図示はしないがこれらガスケット11相互
間には陰陽イオン交換膜が交互に挿入配置され、濃縮室
および脱イオン室を交互に形成する。
カ状に並べられた多数のプラスチック製中空パイプ14
からなる前記ガスケント11は夫々交互に交差積層配置
され、そして図示はしないがこれらガスケット11相互
間には陰陽イオン交換膜が交互に挿入配置され、濃縮室
および脱イオン室を交互に形成する。
つぎに第3図に示されるように、前記積層ガスケット1
1の両外側には、ここでは一方の極側しか示されないが
二つの極室系ガスケツN5,16が同じように並列に配
置される。
1の両外側には、ここでは一方の極側しか示されないが
二つの極室系ガスケツN5,16が同じように並列に配
置される。
二つの極室系ガスケンN5,16は内側をもって遮氷室
を形成すると共に外側をもって極室を形成し、また側面
に夫々遮蔽液Gおよび極板Pの人出口17.18を有す
る。
を形成すると共に外側をもって極室を形成し、また側面
に夫々遮蔽液Gおよび極板Pの人出口17.18を有す
る。
遮蔽液Gおよび極液Pは濃縮液および脱イオン液といっ
た透析液とは別個の循環系路をもって動作され、硫酸な
ど電解質のきれいな液が使用される。
た透析液とは別個の循環系路をもって動作され、硫酸な
ど電解質のきれいな液が使用される。
極室系ガスケツN5,16として側面に液入出口17.
18を有する従来の構造のガスケットを使用したのは配
管等を含めて液全体の取扱いを容易にしようとするため
である。
18を有する従来の構造のガスケットを使用したのは配
管等を含めて液全体の取扱いを容易にしようとするため
である。
即ち、透析液と遮蔽液Gおよび極液Pは夫々別個の循環
系路をもって動作されるが、透析液は構造的にガスケッ
ト11の上下又は左右から給配送されるのでこれに対し
て極液Pおよび遮蔽液Gの給配水方向を前記透析液の給
配水方向とは意識的に分けるようにしたものである。
系路をもって動作されるが、透析液は構造的にガスケッ
ト11の上下又は左右から給配送されるのでこれに対し
て極液Pおよび遮蔽液Gの給配水方向を前記透析液の給
配水方向とは意識的に分けるようにしたものである。
このことはガスケットの厚さが非常に薄く隣シ合う別個
の給配水が構造上困難であることを考えると、よくわか
ることである。
の給配水が構造上困難であることを考えると、よくわか
ることである。
本考案の電気透析槽は、以上の実施例にみられるように
対向する二辺が遮水辺12 、12’で他の対向する二
辺が通水辺13 、13’であるガスケット11を夫々
交互に交差積層配置し、かつこれらガスケット相互間に
夫々イオン交換膜を配置してなるものであるから、通水
路が広くなるために低圧力で大流量の液の循環が可能と
なり、これによシ透析法の応用範囲を大きく広げること
ができるとともに、液の通水路がガスケットのほぼ全損
に亘るために汚物が透析槽内を閉塞する可能性が減り、
したがって廃水処理において長期的な運用が可能となる
効果がある。
対向する二辺が遮水辺12 、12’で他の対向する二
辺が通水辺13 、13’であるガスケット11を夫々
交互に交差積層配置し、かつこれらガスケット相互間に
夫々イオン交換膜を配置してなるものであるから、通水
路が広くなるために低圧力で大流量の液の循環が可能と
なり、これによシ透析法の応用範囲を大きく広げること
ができるとともに、液の通水路がガスケットのほぼ全損
に亘るために汚物が透析槽内を閉塞する可能性が減り、
したがって廃水処理において長期的な運用が可能となる
効果がある。
lた、通水路がガスケットのほぼ全損に亘るので、流量
がガスケット内においていて均一に分布することになう
、よって透析作用を著しく安定ならしめる効果がある。
がガスケット内においていて均一に分布することになう
、よって透析作用を著しく安定ならしめる効果がある。
また、通水路に続く液入出口を透析槽の周辺空間に有効
に配置すれば、空間の合理的な使用が計られ、液入出口
の構造、点検が簡単となる効果があり、また極室系ガス
ケント15.16を有効に機能させて極液Pおよび遮蔽
液Gを動作させることによシ極における重金属の析出を
確実に防止することができる効果がある。
に配置すれば、空間の合理的な使用が計られ、液入出口
の構造、点検が簡単となる効果があり、また極室系ガス
ケント15.16を有効に機能させて極液Pおよび遮蔽
液Gを動作させることによシ極における重金属の析出を
確実に防止することができる効果がある。
第1図は従来例説明図、第2図は本考案に係るガスケッ
トの構造および配置説明図、第3図は本考案電気透析槽
の一実施例説明図。
トの構造および配置説明図、第3図は本考案電気透析槽
の一実施例説明図。
Claims (1)
- 対向する二辺が遮水辺で他の対向する二辺が通水辺であ
る中央に切欠部を有するガスケットを複数枚用意してこ
れらを交互に交差積層配置し、かつこれらガスケット相
互間に陰陽イオン交換膜を交互に挿入配置して脱イオン
側室と濃縮側室を形成し、かつその周外側に液入出口を
側面に有する極室系ガスケットを配置して構成されたこ
とを特徴とする電気透析槽。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10028477U JPS5814964Y2 (ja) | 1977-07-27 | 1977-07-27 | 電気透析槽 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10028477U JPS5814964Y2 (ja) | 1977-07-27 | 1977-07-27 | 電気透析槽 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5427144U JPS5427144U (ja) | 1979-02-22 |
JPS5814964Y2 true JPS5814964Y2 (ja) | 1983-03-25 |
Family
ID=29037831
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10028477U Expired JPS5814964Y2 (ja) | 1977-07-27 | 1977-07-27 | 電気透析槽 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5814964Y2 (ja) |
-
1977
- 1977-07-27 JP JP10028477U patent/JPS5814964Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5427144U (ja) | 1979-02-22 |
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