JPH0249403Y2 - - Google Patents

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JPH0249403Y2
JPH0249403Y2 JP8521386U JP8521386U JPH0249403Y2 JP H0249403 Y2 JPH0249403 Y2 JP H0249403Y2 JP 8521386 U JP8521386 U JP 8521386U JP 8521386 U JP8521386 U JP 8521386U JP H0249403 Y2 JPH0249403 Y2 JP H0249403Y2
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JP
Japan
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rod
gas spring
elongated hole
gas
locking pin
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JP8521386U
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JPS62194940U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野: 本考案は一対の筒体を入れ子式に嵌め合せて、
その内部に圧力ガス体封入のガススプリングを組
込んでなる、伸縮緩衝機能を備えたダンパーロツ
ドに関する。
従来技術: 機械装置や機器類などで、要所を接続するに際
し、緩衝機能を必要とする場合、弾性体を介在さ
せることは周知である。そしてこの弾性体として
コイルバネ・エアバネ・オイルダンパー・ガスダ
ンパーのような機械的なものや、ゴム質の材料で
成形したものなどが知られている。
また、これらの弾性体は他の部品と組合せて使
用されていることもある。
しかし乍ら、他の部品と組合せるについては、
どうしても構造上複雑化することになり、しかも
一般的に圧縮方向に対してのみ有効な構造となつ
ていて、伸縮両方向に機能を発揮できる簡単な構
成のものについては実用状態に到つていない。
考案の目的: 本考案はこのような状況にかんがみてなされた
ものであり、公知構造のガススプリングを入れ子
式ロツドと組合せて、簡単な構成で伸縮両方向の
外力に対して緩衝機能を発揮することができるロ
ツドを提供することにある。
考案の構成: 斯かる目的を達成するために、本考案は、所要
長さの入れ子式筒状ロツドと、この入れ子式筒状
ロツド内に配設した2組のガススプリングとから
なり、筒状ロツドの嵌め合せ部には、内側ロツド
にガススプリングの自由長よりやや短かい長さの
長孔を一対、また外側ロツドに前記内側ロツドの
長孔に対向して所要の長孔を、それぞれ対称位置
に穿設し、ガススプリングのうち一方のものは内
側ロツド内径に嵌合した一方端受け片と、該ガス
スプリング他方端受け片とに両端を嵌合受支さ
れ、ガススプリングのもう一方のものは外側ロツ
ドの内端部と前記他方端受け片とで両端を受支さ
れて同一軸線上に配し、前記両受け片にはそれぞ
れ長孔を貫通する係止ピンを植設して、常態では
一方の受け片の係止ピンが内外両ロツドの長孔端
と、そして他方の受け片の係止ピンが内側ロツド
の長孔端と、それぞれ係合しているように構成
し、伸縮自在で両方向に緩衝機能を発揮できるよ
うにしたロツドである。
ロツドの両端部には、用途に応じて取り付片を
付設できる。その型式については、クレビスマウ
ント、フランジマウント、トラニオンマウント等
任意のものが採用できる。
実施例と作用: 以下本考案ロツドを実施例について図面により
詳述すれば、第1図乃至第4図に示すとおりであ
る。
図において、1は外側筒ロツド(以下単に外筒
という)と内側筒ロツド3(以下単に内筒とい
う)とを組合せて伸縮自在に形成した入れ子式の
ロツドである。このロツド1の外筒2と内筒3と
には、嵌め合せる部分にて軸線方向に長孔4,5
が対称位置でそれぞれ穿設てある。そして内筒3
側の長孔5は実質的に内設するガススプリング6
の自由長と等しいか、あるいは自由長よりもやや
短かい長さである。これに対し外筒2側の長孔4
は内筒側長孔5よりも充分長い寸法にしてある。
該長孔4はロツド1の可動範囲で二対に分割して
もよい。
このような内外両筒2,3内には2組のガスス
プリング6,7(いずれも公知構造の窒素ガスと
オイルとを封入した圧力シリンダー)が、同一軸
線上に合致するようにして対向して作動するべく
配設してあり、両者は等しい能力を有するものが
用いられる。この一方のガススプリング6は、内
筒3内にて、そのシリンダー6′の後端を、内筒
3内に嵌挿した受け片8の有底穴8′に嵌合受支
され、ピストンロツド6″の先端は、内筒3内端
部に嵌挿した受け片9の孔9′部に嵌挿受支され
るようにし、この両受け片8,8の外周にはそれ
ぞれ対称位置にねじ孔が穿設されていて、このね
じ孔に内外両筒2,3の長孔4,5を貫通して係
止ピン10,10′をそれぞれ螺着し、一方のガ
ススプリング6の自由長よりもやや短かい状態で
組込む。これと反対側のガススプリング7は、シ
リンダー7′端を外筒2内端部に前記ガススプリ
ングと軸心が合致する状態でスリーブ12にて保
持し、このスリーブ12端が内筒のストツパーを
も兼ねるようにし、ピストンロツド7″の先端が
前記ガススプリング6のロツド6″端を嵌合受支
した受け片9に嵌脱可能なようにテーパーを付し
て挿入し、両ガススプリング6,7の推力が平衡
するように装着してある。この状態では第1図に
示すように無負荷状態を保つ。ガススプリング7
は外筒2に磁石を付設して、これにて吸着保持す
るようにしてもよい。
なお、ロツド1の両端には取り付け片11,1
1′が設けてあり、この取り付け片11,11′に
よつて目的物に取り付けるようにしてある。この
取り付け片については、このようなもの以外の型
式のものが採用できる。
斯くの如く構成したことにより、たとえば緩衝
性を必要とする機器・装置・設備などに、取り付
け片11,11′を介して固着する。無負荷状態
では、ガススプリング6,7のピストンに作用す
る推力で両受け片8,9が、それぞれ植設したピ
ン10,10,10′,10′を長孔4の両端と外
筒2の長孔5外端部側端とに当接して、第1図示
の状態にある。そしてロツド1に押圧力が作用す
ると、該ロツド1は内外両筒2,3が入れ子にな
つているから、長孔5端に係止したピン10を介
し内筒3側受け片8と外筒2内端部とで、それぞ
れシリンダー6″,7″を受支されて両ガススプリ
ング6,7が、各各の推力に抗して押し縮められ
る(第3図参照)。この場合反力は両ガススプリ
ングの作用力の2倍となる。もちろん両ガススプ
リングの作用力が異なるものである場合には、両
者の和となる。また、これとは逆にロツド1に引
張り力が作用すると、第4図に示す如く、今度に
内筒3側に受け片8,9にて支持されているガス
スプリング6が、長孔5の一端と外筒2側長孔4
端とによりピン10,10,10′,10′を介し
て圧縮されることになり、他方のガススプリング
7は緩み方向に作用して、その所定ストロークを
こえると、ピストンロツド7″の先端が受け片9
の係合部から外れて、ロツド1は伸長する。この
場合の反力は実質的に一方のガススプリング6の
作用力である。したがつて復元するときはこのガ
ススプリング6のピストンロツド6″により押し
戻される受け片9に遊離していた他方のガススプ
リング7ピストンロツド7″端が嵌合して平衡状
態に戻る。
以上は両ガススプリング6,7の作用力が等し
いものを組合せた場合について説明したが、両ガ
ススプリングの作用力が異なるものを用いてもよ
く、そのようにすれば、両者を対向接続する受け
片9は平衡する位置に移るので、作用する負荷に
変化を与えることができる。たとえばガススプリ
ング7の方がもう一方のものより作用力大であれ
ば圧縮時、その復帰方向の作動力は作用力大のガ
ススプリング7が先に自由長まで復帰した後ガス
スプリング6が作動する、という具合に不均等な
作用力を得ることができ、緩衝機能に変化を与え
ることが容易にできる。また、圧縮時と引張時と
の反力を大きな差が生じないようにしたい場合に
は、ガススプリング6に作用力が大なものを用
い、反対のガススプリング7に作用力小なものを
用いるようにすることもできる。
なお、この伸縮いずれの方向に対しても、ロツ
ド1が変位するにつれて、内筒3は外筒2内で、
比較的長い区間にて摺動自在にしてあるから、細
径のガススプリング6,7を対向して配してあつ
ても正しい軸方向に作動して故障を起すことはな
い。また、ガススプリングの取り付け向きは上記
と逆になつていてもよい。
考案の効果: 本考案では、公知のガススプリングを2組用い
て、その作用力の組合せにより、伸縮いずれの方
向に対しても負荷を変化させることができる機能
を伴わせて、緩衝機能を発揮させることができ、
構造も簡単で、伸縮両方向の緩衝用ロツドとし
て、各種機械や設備に使用して有用なものである
といえる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案ロツドの一実施例縦断面図、第
2図は分解斜視図、第3図は圧縮状態を示す図、
第4図は伸長状態を示す図である。 1……ロツド、2……外筒、3……内筒、4…
…外筒の長孔、5……内筒の長孔、6,7……ガ
ススプリング、6′,7′……シリンダー、6″,
7″……ピストンロツド、8,9……受け片、1
0,10″……係止ピン、11,11′……取り付
け片。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 所要長さの入れ子式筒状ロツドと、この入れ子
    式筒状ロツド内に配設した2組のガススプリング
    とからなり、筒状ロツドの嵌め合せ部には、内側
    ロツドにガススプリングの自由長よりやや短かい
    長孔一対を、また外側ロツドに前記内側ロツドの
    長孔に対向して所要の長孔を、それぞれ対称位置
    で軸線方向に穿設し、一方のガススプリングは内
    側ロツド内径に嵌合した一対の受け片にて両端を
    受支され、他方のガススプリングは一端を外側ロ
    ツドの内端部と前記受け片の一方のものとで両端
    を受支され、同一軸線上に位置し、前記両受け片
    はそれぞれ長孔を貫通する係止ピンを植設して、
    常態では一方の受け片の係止ピンが内外両ロツド
    の長孔端と、そして他方の受け片の係止ピンが内
    側ロツドの長孔端と、それぞれ係合するように構
    成したことを特徴とするダンパーロツド。
JP8521386U 1986-06-03 1986-06-03 Expired JPH0249403Y2 (ja)

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JP8521386U JPH0249403Y2 (ja) 1986-06-03 1986-06-03

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JP8521386U JPH0249403Y2 (ja) 1986-06-03 1986-06-03

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JPS62194940U JPS62194940U (ja) 1987-12-11
JPH0249403Y2 true JPH0249403Y2 (ja) 1990-12-26

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JP8521386U Expired JPH0249403Y2 (ja) 1986-06-03 1986-06-03

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5976246B1 (ja) * 2015-08-12 2016-08-23 小橋工業株式会社 作業機
CN107532672A (zh) * 2015-05-15 2018-01-02 株式会社利富高 阻尼器

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107532672A (zh) * 2015-05-15 2018-01-02 株式会社利富高 阻尼器
JP5976246B1 (ja) * 2015-08-12 2016-08-23 小橋工業株式会社 作業機
JP2017035072A (ja) * 2015-08-12 2017-02-16 小橋工業株式会社 作業機

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