JPH0248906Y2 - - Google Patents

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JPH0248906Y2
JPH0248906Y2 JP20249186U JP20249186U JPH0248906Y2 JP H0248906 Y2 JPH0248906 Y2 JP H0248906Y2 JP 20249186 U JP20249186 U JP 20249186U JP 20249186 U JP20249186 U JP 20249186U JP H0248906 Y2 JPH0248906 Y2 JP H0248906Y2
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JP
Japan
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electromagnet
movable piece
shaft
control device
deenergized
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 この考案は工作機械,産業機械等における操作
指令を伝達する制御装置に関する。
〈従来の技術〉 従来、この種の制御装置は、電磁石とそれに応
答して往復移動するシヤフトからなるユニツト
を、複数ユニツト組合せ、操作指令に基づいて、
電磁石を選択的に励磁,非励磁を行なつて、シヤ
フトを選択的に移動させて操作指令を伝達するよ
うに構成されていた。
第4図はこのような制御装置の一例を示すもの
であり、戻しばねを備えその軸線方向に往復移動
可能に設けられたシヤフト10と、同じ軸線方向
に作用するプランジヤ32を有する電磁石31が
基板37に設けられていた。そして電磁石31の
励磁,非励磁によるプランジヤ32の往復移動に
より、シヤフト10先端のペレツト11を介して
シヤフト10を移動させ、シヤフト10の他端部
が被制御装置に作用して指令を伝達するように構
成されていた。
また、第5図は他の従来例を示すものであり、
ガイドレール17に連結部材16おより保持部材
15を介して移動可能に設けられ、その下部に軸
43により揺動可能に取付けられた可動片42を
有する電磁石41を備え、電磁石41の下前方に
電磁石41の移動方向に往復移動可能にシヤフト
10が設けられていた。そして、電磁石41が後
退位置にあつて消勢されているとき、可動片4
2の先端部42bが垂下して基板47上に当接し
ており、電磁石41が消勢状態のまま前進位置
に移動されると、可動片42の先端部42bがシ
ヤフト10の一端に固着されたペレツト11を係
合,押出してペレツト11を移動させる(点線の
42,11で示す)。
また、電磁石41が付勢されて前進位置に移
動すると、可動片42はペレツト11の上方にあ
つて(二点鎖線の42で示す)ペレツト11と
は非係合状態となる。従つてシヤフト10は非作
動位置のままとなり、シヤフト10の移動または
非移動により操作指令を被制御装置に伝達するよ
うに構成されていた。
〈考案が解決しようとする問題点〕 しかし、このような従来構成の制御装置は、例
えば前者の構成のものにあつては、多数のシヤフ
トを並設する場合、各シヤフトの間隔は電磁石の
大きさに限定され、制御装置が大形化するととも
に、プランジヤの運動出力を得るために電磁石の
消費電力が大きくなるという問題があつた。
また、後者の構成のものは、消勢状態の可動片
と磁心との距離が大きく離隔しているため、付勢
時に大きな励磁電流を必要とし、多数のユニツト
を組合せた制御装置では、総消費電力量が極めて
大きくなるという問題があつた。
〈問題点を解決するための手段〉 この考案は上記問題点を解決するためになされ
たものであり、 下部に上下動可能な可動片を有するとともに選
択的に励磁可能な電磁石と、基板上を軸線方向に
往復移動可能に設けられたシヤフトと、を備え、
上記電磁石は、上記シヤフトの軸線方向に前進,
後退移動可能に設けられるとともに、付勢されて
前進移動した上記可動片が上記シヤフトの一端部
上方に位置し、消勢されて前進移動した上記可動
片が上記シヤフトと係合し上記シヤフトを移動さ
せて選択的に指令を伝達する制御装置であつて、
上記基板は、上記電磁石が消勢されて後退位置に
あるとき上記可動片を上記電磁石の磁心の近接位
置に上昇させる押上げ部を具備した制御装置であ
る。
〈作用〉 この考案は、上記のように構成されたものであ
り、消勢されて後退位置にある電磁石は、その可
動片が、基板の押上げ部により押上げられて磁心
の近接位置にあり、小さな励磁電流で可動片の吸
引が行われる。そして、電磁石の前進移動によ
り、可動片はシヤフトの一端部上方に位置して可
動片とシヤフトとは非係合状態となり、シヤフト
は非作動位置のままとなる。
また、消勢状態の電磁石は、電磁石の前進移動
に伴い、可動片が押上げ部より外れ、可動片先端
部が自重で垂下状態となる。更に電磁石の前進移
動より、可動片がシヤフトと係合してシヤフトの
移動が行われる。
〈実施例〉 以下、この考案の実施例を図面に基づいて説明
する。
第1図,第2図はこの考案の一実施例を示す側
面図であり、実施例では電磁石1、押上げ部8を
有する基板7,シヤフト10により1ユニツトが
形成され、複数ユニツトによつて制御装置が構成
されている。
電磁石1は、下部に略平板状の可動片2を有
し、可動片2はその一端部が軸3により電磁石1
のケースに軸着されており、先端部2bは電磁石
1の前進方向側(第1図の右側)にあつて、上下
に揺動可能に取付けられている。そして、複数の
電磁石1は、夫々保持部材15a〜15eを介し
て連結部材16に所定間隔で、一列に吊下状に配
設されており、且つ上下に設けられたシヤフト1
0の高さの差だけ段違い状に配設されている。ま
た、連結部材16は、図示しない工作機械等の本
体に設けられたガイドレール17に案内されると
ともに、モータ(図示せず)に駆動されて、ガイ
ドレール17の長手方向に、後退位置と前進位
置との間を移動可能に形成されている。
基板7は、実施例では電磁石1の下方に位置し
て設けられた板状部材からなり、所定位置に山形
状の押上げ部8が折曲形成されている。押上げ部
8の頂点は、電磁石1が後退位置にあるとき、
消勢された電磁石1の可動片2の底面2aに略中
央部に当接して、可動片2を上昇させ、可動片2
と磁心4との間隔Gを小さくするように近接させ
ている。
シヤフト10は、細長い棒状部材からなり、基
板7に適宜案内されてその軸線方向に、且つ電磁
石1の移動方向に往復移動可能に配設されてい
る。そしてシヤフト10の一端部にはペレツト1
1が固着されており、消勢されて前進移動した可
動片2の先端部2bに係合して押出され、シヤフ
ト10の軸線方向に移動するように形成されてい
る。また、ペレツト11の高さは、付勢されて前
進した電磁石1の可動片2の底面2aと所定の間
隔を保つように形成されている。尚、複数のシヤ
フト10は、実施例では第1図に示すように上下
に隣接して配設されており、次位のシヤフト10
の先端部は、上位に相当する押上げ部8に設けら
れた孔8aを貫通して、順次配設されている。ま
た各シヤフト10の他端部には、プツシヤ12が
夫々固着されて工作機械等の被制御装置と連絡す
るように形成されている。
そして、各電磁石1および連結部材16の駆動
用モータは、指令パネル(図示せず)に接続され
て、選択的に励磁されるとともにモータが駆動さ
れるように形成されている。
次に、このように構成された制御装置の動作を
説明する。
制御装置が待機状態にあるとき、各電磁石1は
消勢されて後退位置にあり、各可動片2はその
底面2aと押上げ部8頂部とが当接しており、可
動片2と磁心4との間には所定の間隔Gが形成さ
れている。
いま、指令パネルより電磁石1を励磁する操作
信号が発せられると、電磁石1の可動片2は磁心
4に吸引されて底面2aが押上げ部8頂部から離
隔するとともに、連結部材16がモータにより駆
動されて電磁石1は第1図の右方へ移動する。こ
れにより、電磁石1は可動片2が吸引されたまま
前進位置(第1図の二点鎖線2で示す)へ移
動し、可動片2はペレツト11の上方にあつて可
動片2とペレツト11とは係合せず、シヤフト1
0は非作動位置のままとなる。
また、指令パネルより電磁石1の非励磁による
操作信号が発せられると、電磁石1は消勢状態の
まま移動を始め、移動に伴つて底面2aの略中央
部が押上げ部8頂部より外れ、それにより可動片
2の先端部2bが自重により垂下し、ついには先
端部2bが基板7と当接状態になる(第1図の一
点鎖線2で示す)。そして、更に電磁石1の前
進移動により先端部2bがペレツト11と係合
し、シヤフト10をその軸線方向に押出して移動
させる(第1図の点線2,11で示す)。
このように、電磁石1の選択的励磁によりシヤ
フト10の選択的移動を行なつて、指令の伝達が
行われる。
第3図は、この考案の他の実施例を示す側面図
であり、可動片とペレツトとの係合の構成を除い
て第1の実施例を略同じである。
即ち、この第2実施例の電磁石21は先端部2
2bが鉤形をなし、且つ前進側で軸23により軸
着された可動片22を有し、先端部22bの内側
には、ペレツト11に係合する係合部22dが形
成されている。そして可動片22の底面22a
は、第1実施例と同様に形成された基板7の押上
げ部8頂部に当接して、消勢されて後退位置に
ある電磁石21の可動片22を、磁心24との間
隔を小さくするように上昇させている。
この第2実施例によれば、消勢された電磁石2
1は、後退位置から前進位置への移動に伴
い、押上げ部8と底面22aとの当接が外れ、そ
れにより可動片22は自重により垂下し、先端部
22bは基板7に当接状態となる(第3図の一点
鎖線22で示す)。そして、電磁石21の前進
移動により係合部22dがペレツト11に係合
し、シヤフト10をその軸線方向に引き運動によ
り移動させる(点線22,11で示す)。尚、
前進位置における吸引された可動片22は、二
点鎖線22で示す。
尚、この考案は上述の説明および図例に制限さ
れることなく、この考案の技術的思想から逸脱し
ない範囲において、その実施態様を変更すること
ができる。例えば、制御装置のユニツト数は特に
限定されるものではなく、指令数に対応して設定
することができる。また、実施例で例示したよう
な縦列状に配されたユニツトを、多数組隣接して
併設し、複雑な指令伝達を要する工作機械,産業
機械の制御に適用することができる。
また、付勢された電磁石が、その前進移動によ
り可動片の先端部がペレツト上方に到達したと
き、電磁石の付勢を解除しても、可動片は前進位
置において同様の作用を奏し、且つ省電力とな
る。
〈考案の効果〉 この考案による制御装置は以上のような構成よ
りなるものであり、後退位置において消勢状態の
電磁石の可動片が、磁心に近接する位置に上昇さ
れているので、付勢時の励磁電流を極めて小さく
することができる。従つて、電磁石が数十個ない
しは数百個装備されるような制御装置であつて
も、消費電力は少なく、電源も小規模のものを適
用することができる。
また、電磁石を小形に形成きるとともに、縦列
に配設できるためシヤフト間隔を小さく設定で
き、多数の制御指令を伝達する制御装置を小形に
構成できる等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の実施例の制御装置の1ユニ
ツトを拡大して示す側面図、第2図は同じく制御
装置の側面図、第3図は他の実施例を示す拡大側
面図、第4図は従来例を示す側面図、第5図は他
の従来例を示す側面図である。 1……電磁石、2……可動片、4……磁心、7
……基板、8……押上げ部、10……シヤフト。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 下部に上下動可能な可動片を有するとともに選
    択的に励磁可能な電磁石と、 基板上を軸線方向に往復移動可能に設けられた
    シヤフトと、を備え、 前記電磁石は、前記シヤフトの軸線方向に前
    進,後退移動可能に設けられるとともに、付勢さ
    れて前進移動した前記可動片が前記シヤフトの一
    端部上方に位置し、消勢されて前進移動した前記
    可動片が前記シヤフトと係合し前記シヤフトを移
    動させて選択的に指令を伝達する制御装置であつ
    て、 前記基板は、前記電磁石が消勢されて後退位置
    にあるとき前記可動片を前記電磁石の磁心の近接
    位置に上昇させる押上げ部を具備したことを特徴
    とする制御装置。
JP20249186U 1986-12-26 1986-12-26 Expired JPH0248906Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP20249186U JPH0248906Y2 (ja) 1986-12-26 1986-12-26

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JP20249186U JPH0248906Y2 (ja) 1986-12-26 1986-12-26

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JPS63107546U JPS63107546U (ja) 1988-07-11
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