JPH0248890A - 液晶表示装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は液晶表示装置に関し、特に手軽かつ簡単に立体
表示を行うことが回部な液晶表示装置に関する。

［従来の技術］ 立体像の表示装置としてはホログラフィック・デイスプ
レィがあるが、立体像を複数種表示する場合には、ホロ
グラムを多重露光し複数の再生光源を必要とする等、構
成の複雑化が避けられず、また、動く立体像を自由に表
示することは不可能である。

そこで、立体像を自由に表示する表示装置として従来一
般的には、第８図に示す如きものが使用されている。図
において、Ｄは平面表示器であり、これを駆動する表示
駆動回路９１にはスイッチング回路９２を介して一定周
期で交互に右目用画像と左目用画像が送られ、表示器り
上、に再生される。

なお、上記右目用画像と左目用画像は、第９図に示す如
く、立体物Ｍを予め右目位置と左目位置においたカメラ
９５．９６により撮影して得たものである。

一方、上記表示器りを視認する看者は、シャッター付き
メガネ９３を掛ける。このシャッタ９４は上記スイッチ
ング回路９２と同期して作動し、左右の目Ｅｒ、Ｅｊを
交互に遮蔽して、右目用画像が表示されている場合には
右目側が開き、左目用画像が表示されている場合には左
目側が開く。

これを高速で繰返すことにより、立体像が見られる。

［発明が解決しようとする課題］ 上記従来の立体表示装置では、看者がその都度シャッタ
付きメガネを装着する必要があって煩わしく、車両の計
器盤等の表示としては、より簡易で手軽な表示装置が要
請されている。

本発明はかかる背景の下になされたもので、簡単かつ手
軽に立体表示を得ることが可能な液晶表示装置を提供す
ることを目的とする。

［課題を解決するための手段］ 本発明の構成を第１図で説明すると、液晶表示装置は、
液晶層１をその表示面上で複数に区画して、区画された
各液晶層１を交互に群となし、−方の群に属する液晶層
１ａの配向を、上記表示面を視認する看者の右目Ｅｒ方
向に好視認方向を有するように設定するとともに、他方
の群に属する液晶１１ｂの配向を、上記看者の左目ＥＮ
方向に好視認方向を有するように設定し、かつ、上記−
方の群に属する液晶層１ａに右目用の映像を表示せしめ
るとともに上記他方の群に属する液晶層１ｂに左目用の
映像を表示せしめる液晶駆動手段２を設けたものである
。

［作用］ 液晶層１ａ、１ｂはそれぞれ右目方向と左目方向に好視
認方向を有しており、液晶層１ａの表示は主に看者の右
目で認識され、液晶層１ｂの表示は主に看者の左目で認
識される。それぞれの液晶層には右目用および左目用の
映像が表示されているから、これにより看者は立体像を
合成認識する。

［実施例］ 第１図には液晶表示装置の概略構成を示し、装置を構成
する液晶層１は、詳細を後述する如く、それぞれ図示の
矢印方向からのみ良く視認できる層１ａ、１ｂに交互に
区画されており、看者は右目Ｅｒにて液晶層１ａを視認
し、左目Ｅｌｆにて液晶層１ｂを視認する。

各液晶層１ａ、１ｂは駆動回路２により作動せしめられ
、液晶層１ａは右目用映像を表示し、液晶層１ｂは左目
用映像を表示する。しかして、看者は両映像を同時に視
認して立体像を認識することができる。

装置表示部の詳細を第２図に示す。図はツィステッド・
ネマチック（ＴＮ）型の液晶表示部であり、液晶層１を
挟んで上下に、配向膜３Ａ、３Ｂおよび透明電極４Ａ、
４Ｂを積層形成したガラス板５Ａ、５Ｂが配置され、さ
らにこれらの外側に偏光板６Ａ、６Ｂが配設しである。

７はバック照明用のライトである。

前面側のガラス板５Ａの詳細を第３図および第４図で説
明すると、ガラス板面に形成される電極４Ａは平行帯状
に多数形成されて行電極を構成しており、これら電極上
に全面を同一方向ヘラピングした配向膜３Ａが形成しで
ある。

後面側のガラス板５Ｂの詳細を第５図および第６図に示
し、電極４Ｂは上記電極４Ａに直交せしめて平行帯状に
多数形成されて列電極を構成している。上記電極４Ｂ上
に形成されな配向膜３Ｂは、電極４Ｂに沿うやや幅広の
多数の帯状部３１．３２に区画され、これら帯状部３１
．３２は交互に異なる二方向ヘラピングしである。

かかるラビングは、まず配向膜３Ｂ全面を一方向ヘラビ
ングし、等間隔でメタルマスクしてこれらマスク間を他
方向ヘラピングすることにより行つ。

かかる配向膜３Ａ、３Ｂが接する液晶層１は、配向膜３
Ｂの各帯状部３１．３２に対応して交互に配向が異なる
ものとなり（第２図）、既述の如く、液晶層１ａは表示
部前面より見る看者の右目方向へ好視認方向を有し、ま
た、液晶層１ｂは上記看者の左目方向へ好視認方向を有
する。

第７図には上記液晶駆動回路２の一例を示し、該駆動回
路２は、制御回路２１と、行電極４Ａおよび列電極４Ｂ
の各駆動回路２２．２３より構成されている。

制御回路２１は、コンピュータを含むコントローラ２１
１と、制御プログラムを内臓するＲＯＭ２１２よりなり
、行電極駆動回路２２は、各行電極４Ａを直接駆動する
ドライバ２２２と、データを直並列変換するシフトレジ
スタ２２１より構成されている。また、列電極駆動回路
２３は、各列電極４Ｂを直接駆動するドライバ２３３と
、右目および左目用の各映像データを一時記憶するう・
ノチ２３２、およびシフトレジスタ２３１より構成され
ている。

かくして、上記行電極４Ａへの通電に同期せしめて、上
記ラッチ２３２へ左右の各映像データを送り、これに応
じて列電極４Ｂへの通電を行うようになせば、奇数番目
の電極４Ｂと電極４Ａの交差部の液晶層１ａにより右目
用映像が表示され、偶数番目の電極４Ｂと電極４Ａの交
差部の液晶層１ｂにより左目用映像が表示される。しか
して、右目方向と左目方向へ各映像が発せられ、これら
を同時に視認することにより立体像が認識される。

上記実施例において、配向膜３Ｂのみならず、配向膜３
Ａも同様に帯状部に区画すれば、さらに液晶層の指向性
が向上し、あるいはセルギヤ・ノブを大きくすることに
よっても指向性の向上を図ることができる。

［発明の効果］ 以上の如く、本発明の液晶表示装置によれば、シャッタ
付きメガネを使用することなく、複数種あるいは動く立
体像を簡易かつ手軽に得ることができ、車両の計器盤等
の表示に好適に使用することが可能である。

【図面の簡単な説明】

第１図は装置の全体概略構成図、第２図は液晶表示部の
詳細構造を示す部分断面図、第３図および第４図は、透
明電極および配向膜を形成した表示面側ガラス板のそれ
ぞれ断面図および平面図で、平面図は第３図のＡ矢視図
、第５図および第６図は、透明電極および配向膜を形成
した背面側ガラス板のそれぞれ断面図および平面図で、
平面図は第５図のＢ矢視図、第７図は液晶駆動回路のブ
ロック構成図、第８図および第９図は従来例を示し、第
８図は表示装置の概略構成図、第９図は立体像撮影の状
態を示す斜視図である。 １・・・液晶層 １ａ、１ｂ・・・区画された液晶層 ２・・・液晶駆動回路（液晶駆動手段）３Ａ、３Ｂ・・
・配向膜 ３１．３２・・・帯状部 ４Ａ、４Ｂ・・・透明電極 ５Ａ、５Ｂ・・・ガラス板 ６Ａ、６Ｂ・・・偏光板 ７・・・ライト 第１図 第２図 ９Ｊ５図 第６図 Ｂ Ｂ Ｂ 第３図 第４図 第７図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 液晶層をその表示面上で複数に区画して、区画された各
   液晶層を交互に群となし、一方の群に属する液晶層の配
   向を、上記表示面を視認する看者の右目方向に好視認方
   向を有するように設定するとともに、他方の群に属する
   液晶層の配向を、上記看者の左目方向に好視認方向を有
   するように設定し、かつ、上記一方の群に属する液晶層
   に右目用の映像を表示せしめるとともに上記他方の群に
   属する液晶層に左目用の映像を表示せしめる液晶駆動手
   段を設けたことを特徴とする液晶表示装置。