JPH0248830Y2 - - Google Patents

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JPH0248830Y2
JPH0248830Y2 JP14617685U JP14617685U JPH0248830Y2 JP H0248830 Y2 JPH0248830 Y2 JP H0248830Y2 JP 14617685 U JP14617685 U JP 14617685U JP 14617685 U JP14617685 U JP 14617685U JP H0248830 Y2 JPH0248830 Y2 JP H0248830Y2
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aperture
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electric coil
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  • Reciprocating, Oscillating Or Vibrating Motors (AREA)
  • Diaphragms For Cameras (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔技術分野〕 本考案はシネカメラ、ビデオカメラ等のカメラ
に内蔵され撮影光量を自動的に調節するカメラ用
絞り装置に関する。
〔先行技術及び問題点〕
此の種の絞り装置は被写体の光量変化に追従し
てスムーズに作動し適正な絞り値に対し速やらに
設定されることが好ましい。
一般に、この被写体の光量変化を捕える手段と
してはcdsやシリコン・ホト・ダイオード等の受
光素子が用いられている。
ところが、この受光素子は人間の目に比べ遥か
に検出精度が良く、人間の目には光量変化として
捕えることが出来ない光量変動、例えば屋内にあ
つては交流点灯による蛍光灯の交流ノイズによる
光量変動や、屋外にあつては時期刻刻と変化する
背景の影響による光量変動等を確実に捕えて駆動
装置を制御し絞り羽根を開閉駆動するために、所
謂チヤタリングとして絞り開口径が変動し画像の
明るさが揺らぎ画質状態が悪化するといつた欠点
があつて、従来はこの欠点を電気的に受光素子の
感度を落し解消する方法が取られて来たが、しか
し受光素子の感度を落すことによつて駆動装置の
駆動を制御する制御回路の不感帯が広がることと
成り、この不感帯によつて適正な絞り設定が出来
ないといつた問題があつた。
〔考案の目的〕
本考案は絞りを開閉制御する駆動装置の可動部
材の慣性を利用して従来のような受光素子の感度
を落すこと無くチヤタリングを解消し、画質状態
が良好で、かつ適正な絞り値に確実に設定可能な
カメラ用絞り装置を提供することを第1の目的と
する。
又、本考案は上記可動部材の軸承部の変位と、
この変位によつて生じる可動部材のアンバランス
を解消するための重量増加とで必要な慣性を得る
ことによつて、可動部材の外形形状を大きくする
こと無く小型なカメラ用絞り装置を提供すること
を第2の目的とする。
〔考案の概要〕
本考案は上記の目的を達成させるために、本考
案のカメラ用絞り装置は後述するように基盤に形
成した光軸開口に絞り羽根を配設し、この絞り羽
根を互いに対向する永久磁石と電気コイルとで成
る駆動手段で開閉規制するようにし、この永久磁
石と電気コイルとを前記基盤上にその一方を固定
し他方を可動に取付けるに際し、可動側の永久磁
石若しくは電気コイルを光軸開口周囲のリング形
状に形成し、かつ左右対称の中央位置より変位し
た位置で一対の軸承部材によつて揺動自在に軸承
すると共に、この軸承部を界して左右の重量が略
均一になるように構成したものである。
〔考案の実施例〕
以下、添付図面第1図乃至第5図で示す本考案
の実施例に基づいて詳述する。
本考案の絞り装置は絞り部と駆動部とを基
盤5に一体的に組込んで構成している。
第1図において、基盤5は光軸0−0を中心と
する開口5aを形成した板材若しくは筒材で、通
常はカメラの鏡筒に応じて円形に構成され、この
基盤5に絞り部が次のように組込まれている。
基盤5には開口5aの外周面に環状溝5bが形成
してあり、環状溝5bにリング状を呈する羽根作
動部材4が摺動自在に嵌合してあり、この羽根作
動部材4の上から支持板3が基盤5にネジ止めで
固定してある。
従つて羽根作動部材4は基盤5と支持板3との
間に保持され第1図の矢印j方向に摺動自在とな
る。そして、羽根作動部材4には後述する絞り羽
根の構成枚数に相当するピン4bが植設してあ
り、このピン4bは支持板3に形成したスリツト
3bに貫通するようになつており、該ピン4bは
羽根作動部材4の往復摺動に伴なつてスリツト3
b内を移動可能にしてある。
絞り羽根2は通常2枚、3枚、5枚、6枚、8
枚で構成されるが、3枚のものについて図示説明
すると、支持板3に植設したピン3aに各羽根の
基端部2cが軸承してあり、各羽根2は支持板3
上に沿つて基端部2cを中心に回動自在となり、
その先端部2dは基盤5の光軸開口5aに臨ませ
てある。
これと共に各羽根2は羽根作動部材4のピン4
bとカム溝2bで係合してあり羽根作動部材4の
摺動に伴つて羽根2の先端部が基端部2cを中心
に回動し光軸0−0′の周りに絞り口径2aを任
意に形成するようになつている。
これは基盤5に広幅のフランジを形成し、この
フランジ部に羽根2を支持しても良く、この場合
には支持板3を設ける必要がない。
また、図示のものは絞り羽根2を3枚で構成す
る場合を示したが、1枚、2枚、5枚、6枚、8
枚或いはそれ以外の枚数で構成した場合も同様で
ある。更に、その絞り羽根2を直接後述する駆動
部に連結することによつて羽根作動部材4を省
略することも出来る。
次に、駆動部について説明する。
この駆動部は第2図で示すように主要構成部
材として基盤5に取付けられたヨーク7と、この
ヨーク7と磁気ループを形成する位置に配設され
た永久磁石10a,10bと、この永久磁石10
a,10bとヨーク7との磁気空間内に介在され
光軸方向に揺動自在な可動部材12より構成され
ている。
この基盤5に取付けられたヨーク7は、鉄その
他の軟磁性材から成り、光軸0−0′の開口7a
の周囲に内壁7bと外壁7c及び基盤5に固定さ
れる固定面7fより形成された凹陥部8が左右に
一対設けられている。又、この一対の凹陥部8を
界し左右に折曲げ片7d,7eを有し、この折曲
げ片7d,7eに軸承部材13,14が固定して
設けられている。
永久磁石10a,10bはヨーク7の左右一対
の凹陥部8の内壁7cに接着固定され、ヨーク7
の固定面7fを介し外壁7bと磁気ループを形成
している。
可動部材12は光軸0−0′を中心に導線を巻
回した電気コイルより成り、このコイル外径が長
径部Aと短径部Bとを有するリング状に形成さ
れ、この短径部Bの対向位置に接着固定された合
成樹脂の取付座12eに一体に形成された一対の
支軸12c,12dがそれぞれ外側に向けて突設
してあり、この一対の支軸12c,12dが軸承
部材13,14によつて、この一対の支軸12
c,12dを界し左右のコイル12a,12bが
永久磁石10a,10bとヨーク7の外壁7bと
の磁気空間内に介在されるように軸承されてい
る。
又、可動部材12の支軸12c,12dの取付
け位置は第3図で示すように、可動部材12の短
径部B側の中央位置に対しコイル12b側に△l
変位した位置で長径部Aに接着固定された合成樹
脂の取付座12eに一体に形成されると共に、こ
の支軸12c,12dの変位によつてアンバラン
スとなつた可動部材12のバランスを取るバラン
スウエイトCがコイル12b側に設けられ支軸1
2c,12dの左右の重量を略均一にしてある。
この際、この可動部材12に作用する慣性を慣
性モーメントとして考えた場合、第4図a,bで
示すように、第4図aの状態における操性モーメ
ントI1は I1=Wl2+Wl2=2Wl2 …(1) であるのに対し、支軸12c,12dの中央位置
Oより△lだけ図面左側へ変位した場合にアンバ
ランスが生じる。このアンバランスを解消させる
為には、バランスウエイトCの重量は次のように
設定すればよい。
すなわち、バランスウエイトCの重量は、第4
図bにおいて、支軸12c,12dを中心に、反
時計方向の回転モーメントIR1は、 IR1=(W+C)(l−△l) …(2) であり、また時計方向の回転モーメントIR2は、 IR2=W(l+△l) …(3) となる。
つまり、可動部材12がバランスするには、 IR1=IR2 とすればよく、上式(2),(3)式より、 (W+C)(l−△l)=W(l+△l) C(l−△l)=W(l+△l)−W(l−△l) =2W△l ∴C=2W△l/(l+△l) となる。
従つて、バランスウエイトCによりバランスが
取られた第4図bの状態における慣性モーメント
I2は、 I2={W+2W△l/(l+△l)}(l+△l)2 +W(l−△l)2 =2lW(l+△l) =2Wl2+2Wl△l …(4) となる。
したがつて、可動部材12の外形状をそのまま
維持し、しかも可動部材12の重量増加をバラン
スを取るためだけの最小限に抑えながら可動部材
12の慣性をこの場合2Wl△lだけ増大させるこ
とが出来る。
従つて、この慣性の影響を受け可動部材12の
往復動の折り返し部分における動作が緩慢され、
受光素子が人間の目で捕えることが出来ない光量
変動を検知し駆動装置をその光量変動に応じて駆
動制御しようとしても追従せずチヤタリングが防
止されると共に、可動部材12の重量増加が最小
限に抑えることが出来、絞りを開放或いは閉鎖さ
せる動作は円滑に行なわれる。
そして、この可動部材12と前述の羽根作動部
材4とは運動伝達部材12f,12g,4dとで
連結されている。
つまり、第2図で示すように可動部材12に設
けた支軸12cの取付座12eに伝動ピン12f
が突設してあり、この伝動ピン12fに一端を係
合したレバー12gが軸承部材13を取付ける折
曲げ片7dに揺動自在に取付けてあり、このレバ
ー12gの他端に形成したピン12hが羽根作動
部材4の係合受部4dに嵌合してある。
従つて、可動部材12の揺動運動は直ちに伝動
ピン12f、レバー12gを介し羽根作動部材4
を第1図で示す矢印j方向に摺動させ絞り羽根2
を閉成方向に駆動して絞り口径2aを絞つて光量
を適正値に抑えるもので、この絞り制御動作は周
知の制御回路によつて可動部材12のコイル12
a,12bに流れる電流の方向を被写体の光量変
化に応じ制御することによつて自動的に行なわれ
る。
尚、以上の実施例にあつては可動部材が光軸を
中心に導線を巻回した電気コイルよりなつている
が、第5図で示すように永久磁石10a,10b
を取り巻くように巻回した左右一対の電気コイル
12a′,12b′により一体に成形したものでも良
く、この場合、この成形時にバランスウエイトC
の代わりに形状的にバランスを取ることも可能で
ある。
又、電気コイルを可動部材とした所謂可動コイ
ル形駆動装置であるが永久磁石を可動部材とする
所謂可動磁石形駆動装置としても良い。
更に、可動部材12に一対の支軸12c,12
dを一対の軸承部材13,14として軸受を設け
ているが、可動部材12側に一対の軸受を設ける
一方、軸承部材13,14側をこの軸受に嵌合す
る軸にしても良い。
〔考案の効果〕
以上の説明から明らかなように本考案は、絞り
羽根を開閉駆動する駆動装置の可動部材を左右対
称の中央位置より変位した位置で一対の軸承部材
によつて揺動自在に軸承すると共に、この軸承部
を界して左右の重量を略均一になるようにバラン
スを取り、この軸承位置の変位とバランス重量と
で可動部材の外形形状を大きくすること無く可動
部材の慣性が十分に得られ、この可動部材の慣性
により可動部材の開閉動作変移点における動作を
緩慢にすることによつて従来のような受光素子の
感度を落すこと無くチヤタリングを解消出来、画
質状態が良好で、しかも適正な絞り値に確実に設
定可能で小型なカメラ用絞り装置を提供すること
が出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係わる絞り装置の分解斜視
図、第2図は第1図に全体記号で示す駆動装置の
分解斜視図、第3図は第2図で示す可動部材の拡
大斜視図、第4図a,bは可動部材に作用する慣
性を説明するための説明図、第5図は本考案に係
わる他の実施例を示す平面図である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 基盤に形成した光軸開口に絞り羽根を配設し、
    この絞り羽根を互いに対向する永久磁石と電気コ
    イルとで構成した駆動手段で開閉規制する絞り装
    置に於いて、上記永久磁石と電気コイルとを上記
    基盤上にその一方を固定し他方を可動に取付ける
    に際し、可動側の永久磁石若しくは電気コイルを
    光軸開口周囲のリング形状に構成し、かつ左右対
    称の中央位置より変位した位置で一対の軸承部材
    によつて揺動自在に軸承すると共に、この軸承部
    を界して左右の重量が略均一になるように構成し
    たことを特徴とするカメラ用絞り装置。
JP14617685U 1985-09-25 1985-09-25 Expired JPH0248830Y2 (ja)

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JP14617685U JPH0248830Y2 (ja) 1985-09-25 1985-09-25

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JPS6253429U JPS6253429U (ja) 1987-04-02
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP5025673B2 (ja) * 2009-03-10 2012-09-12 セイコープレシジョン株式会社 羽根駆動装置及び光学機器
JP5339446B2 (ja) * 2009-08-07 2013-11-13 新電元メカトロニクス株式会社 ロータリソレノイド

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JPS6253429U (ja) 1987-04-02

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