JPH0248602A - 紫外線透過防止膜 - Google Patents

紫外線透過防止膜

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JPH0248602A
JPH0248602A JP20061588A JP20061588A JPH0248602A JP H0248602 A JPH0248602 A JP H0248602A JP 20061588 A JP20061588 A JP 20061588A JP 20061588 A JP20061588 A JP 20061588A JP H0248602 A JPH0248602 A JP H0248602A
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JP
Japan
Prior art keywords
transmittance
oxide
ultraviolet
indium oxide
silicon dioxide
Prior art date
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Pending
Application number
JP20061588A
Other languages
English (en)
Inventor
Takasato Fukute
福手 香里
Makoto Morishige
森茂 誠
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AGC Techno Glass Co Ltd
Original Assignee
Toshiba Glass Co Ltd
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Publication date
Application filed by Toshiba Glass Co Ltd filed Critical Toshiba Glass Co Ltd
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Publication of JPH0248602A publication Critical patent/JPH0248602A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 (産業上の利用分野) 本発明は透光性基体に設けて所望の紫外線遮断効果を有
し、可視光透過を害することのない紫外線透過防止膜に
関する。
(従来の技術) 紫外線の照射が人体に悪影響を与えたり、展示物または
陳列商品などの色彩を退色させたりして支障が生じるこ
とはよく知られている。特に水銀ランプの外囲バルブに
使用されるほうけい酸ガラスは厚さl■の板体で、波長
310nmの紫外線を75%以上透過する。したがって
、アメリカ合衆国やヨーロッパ諸国においては公園、道
路、学校などに設置される公共照明の水銀ランプには、
はうけい酸ガラスの代りに紫外線をよく吸収する鉛ガラ
スの外囲バルブを使用することが義務づけられている。
(発明が解決しようとする課題) 鉛ガラスは非常に高価である。これに対し、はうけい酸
ガラスに酸化バナジウム(vaos)を徴虻添加するこ
とにより、紫外線を遮断するようになるが、酸化バナジ
ウムが着色しているため、厚みのある製品では生地ガラ
スの着色が著くなり、透明性を低下させ、外観を損わせ
る欠点がある。このために、紫外線を遮断する手段とし
て透光性基体に酸化チタン(TiO2)または酸化セリ
ウム(CeOz)からなる紫外線透過防止膜を被着させ
ることが行なわれる。しかし、酸化チタンは酸化バナジ
ウムや酸化インジウム(IntOa)に比べて紫外線の
遮断効果が低く、同一効果を得るためには膜厚を厚くし
て使用量を増さねばならない、また、酸化セリウムは紫
外線遮断効率はよいが可視域の透過率が劣る。
そこで、本発明の課題は紫外線を有効に遮断し。
しかも可視光透過性が良い紫外線透過防止膜を提供する
ことにある。
〔発明の構成〕
(課題を解決するための手段) 本発明は酸化インジウムまたは酸化バナジウムに二酸化
けい素を5〜50重量%含有させて紫外線透過防止膜に
構成したもので、波長310止における透過率が30%
以下でかつ可視域における最低透過率が70%以上であ
ることが特徴である。
(作 用) 酸化インジウムと酸化バナジウムはいずれも紫外線を良
く遮断するが、その反面可視光の透過率が劣る欠点があ
る。しかし、このような酸化インジウムや酸化バナジウ
ムに適量の二酸化けい素を含有させると紫外線遮断性は
そのままにして可視光透過率を向上することができる。
(実施例) 本発明の詳細を下記の実施例によって説明する。
実施例1 けい素のアルコラードとバナジウムのアルコラードたと
えばシリコンテトラエトキサイドとバナジルエチレート
とをSiO□対v2OSに換算して20重量%対80重
量%になるようアルコールなどの有機溶剤溶液にtJR
1!iシ、これに透明ガラス基板を浸漬し、引上げて乾
燥させ、空気中で約600℃で約30分間加熱処理して
酸化物からなる紫外線透過防止膜に形成した。この紫外
線透過防止膜は二酸化けい素20重量%と酸化バナジウ
ム80重量%とからなり均質でち密な連続膜である。
そこで、この紫外線透過防止膜の分光透過率曲線を測定
し、これを上述と同様な方法で得られた酸化バナジウム
単独の酸化物膜および膜を設けないガラス基板の分光透
過率曲線と比較した。この結果を第1図に示す6図は横
軸に波長をnmの単位でとり、縦軸に透過率を%の単位
でとったもので、実線はガラス基板、破線は上記実施例
1の紫外線透過防止膜、点線は酸化バナジウム単独の膜
のそれぞれの分光透過率曲線を示す、この第1図から実
施例1の紫外線透過防止膜の紫外線透過率は酸化バナジ
ウム単独の場合とほぼ等しく、紫外線透過防止能力に優
れ、しかも可視全域にわたり酸化バナジウムより透過率
が向上したことがわかる。
つぎに、上述と同様な製法によって光学膜厚が200n
mで、酸化バナジウムの含有比(残部が二酸化けい素)
の異なる紫外線透過防止膜を試作し、酸化バナジウムの
含有比と波長310n■における透過率および可視域に
おける最低透過率との関係を調査した。この結果を第2
図に示す、この第2図から酸化バナジウムの含有比が5
0〜95重t%、換言すれば二酸化けい素の含有比が5
〜50重量%の範囲において波長310nm紫外線の透
過率が20%以下で、かつ可視域最低透過率が80%以
上であることがわかる。
さらに、上述の紫外線透過防止膜試作品について酸化バ
ナジウム含有比と屈折率との関係を調査した。この結果
を第3図に示す、この第3図から二酸化けい素の含有比
を大きくすると屈折率がこれに応じて低下することがわ
かる。
実施例2 けい素のアルコラードとインジウムのアルコラードたと
えばシリコンテトラエトキサイドとインジウムイソプロ
ピレートとを5in2対In、Q3に換算して20重量
%対80重量%になるようアルコールなどの有機溶剤溶
液に調整し、これに透明ガラス基板を浸漬し、引上げて
乾燥させ、空気中で約600℃で約30分間加熱処理し
て酸化物からなる紫外線透過防止膜に形成した。この紫
外線透過防止膜は二酸化けい素20重量%と酸化インジ
ウム80重量%とからなり均質でち密な連続膜である。
そこで、この紫外線透過防止膜の分光透過率曲線を測定
し、これを回連と同様な方法で得られた酸化インジウム
単独の酸化物膜および膜を設けないガラス基板の分光透
過率曲線と比較した。この結果を第4図に示す。図は横
軸に波長をnmの単位でとり、縦軸に透過率を%の単位
でとったもので、実線はガラス基板、破線は上記実施例
2の紫外線透過防止膜、点線は酸化インジウム単独の膜
のそれぞれの分光透過率曲線を示す、この第4図から実
施例2の紫外線透過防止膜の紫外線透過率が酸化インジ
ウム単独の場合とほぼ等しく、紫外線透過防止能力が優
れ、しかも可視全域にわたり酸化インジウム単独の場合
より透過率が向上したことがわかる。
つぎに、上述したと同様な製法によって酸化インジウム
の含有比(残部が二酸化けい素)の異なる紫外線透過防
止膜を試作し、光学膜厚200nmにおいて酸化インジ
ウムの含有比と波長310n鵬における透過率および可
視域における最低透過率との関係を調査した。この結果
を第5図に示す、この第5図から酸化インジウムの含有
比が50〜95重量%、換言すれば二酸化けい素の含有
比が5〜50重景%の範囲において、波長310nm紫
外線の透過率が20%以下で、かつ可視域最低透過率が
80%以上であることがわかる。
さらに、上述の紫外線透過防止膜試作品について酸化イ
ンジウム含有比と屈折率との関係を調査した。この結果
を第6図に示す。この第6図から二酸化けい素の含有比
を大きくすると屈折率がこれに応じて低下することがわ
かる。
以上説明した両実施例およびそれらの試験結果から、本
発明の紫外線透過防止膜は紫外線の透過防止効果に加え
て従来より格段に優れた可視光透過性能を有し、しかも
二酸化けい素の含有比を変化させることにより、屈折率
を任意に定めることもできることがわかる。
しかして、紫外線による眼の障害は遠紫外域といわれる
40〜314nmの領域に問題があるとされ、特に角膜
に炎症を起す紫外線の波長は288r+mである。この
288nmに波長傾斜@(透過率5〜72%の間)を4
0〜50r++*とすると、3100I+の波長で透過
率30%以下が眼に障害を与えない限界値にほぼ等しい
一方、可視域の透過率は高いほどよいとされているが、
紫外線を遮断するために酸化バナジウムまたは酸化イン
ジウムを単独で被着すると、可視域の透過率が70%未
満にならざるを得ない。そこで、本発明の紫外線透過防
止膜において要求される性能として波°長310nm紫
外線の透過率を30%以下、可視光の最低透過率を70
%以上とした。そうして、上記両実施例はいずれもこの
要求性能を大幅に上回る好成績を得た。
なお、本発明の紫外線防止膜を設けるべき基体やその用
途には何んの制限もない。
〔発明の効果〕 このように、本発明の紫外線透過防止膜は酸化インジウ
ムまたは酸化バナジウムに二酸化けい素を5〜50重量
%含有させたので、次の優れた効果を有する。
(1)有害な紫外線を効果的に遮断する。
(2)可視域において高い透過率が得られるので、光源
に適用した場合に光出力の低減がない。
(3)二酸化けい素の混合比により任意の屈折率が得ら
れるので、多種の光学製品に応用することができる。
(4)単層膜でありながら高度の紫外線遮断特性と良好
な可視域透過特性とを具有するので原価引下げに寄与で
きる。
そして、本発明の紫外線透過防止膜は通常の紫外線遮断
膜に要求される波長310nm紫外線の透過率30%以
下、可視光の最低透過率70%以上の目標値を充分に満
たすことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1の実施例の分光透過率の特徴を示
すグラフ、第2図は同じく組成と透過率との相関を示す
グラフ、第3図は同じく組成と屈折率との相関を示すグ
ラフ、第4図は第2の実施例の分光透過率の特徴を示す
グラフ、第5図は同じく組成と透過率との相関を示すグ
ラフ、第6図は同じく組成と屈折率との相関を示すグラ
フである。 代理人 弁理士 大 胡 典 夫 :皮−&(ル飢) 第 図 第 図 □□□棹へも← 第 図 第 図 ・坦 唱 ← 帥

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 酸化インジウムまたは酸化バナジウムに二酸化けい素を
    5〜50重量%含有してなり、波長310nmにおける
    透過率が30%以下でかつ可視域における最低透過率が
    70%以上であることを特徴とする紫外線透過防止膜。
JP20061588A 1988-08-11 1988-08-11 紫外線透過防止膜 Pending JPH0248602A (ja)

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JP20061588A JPH0248602A (ja) 1988-08-11 1988-08-11 紫外線透過防止膜

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JP20061588A JPH0248602A (ja) 1988-08-11 1988-08-11 紫外線透過防止膜

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JP20061588A Pending JPH0248602A (ja) 1988-08-11 1988-08-11 紫外線透過防止膜

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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CN106443854A (zh) * 2016-10-28 2017-02-22 安徽鑫禾功能膜技术有限公司 一种量子点膜

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