JPH0248567B2 - - Google Patents

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JPH0248567B2
JPH0248567B2 JP56040836A JP4083681A JPH0248567B2 JP H0248567 B2 JPH0248567 B2 JP H0248567B2 JP 56040836 A JP56040836 A JP 56040836A JP 4083681 A JP4083681 A JP 4083681A JP H0248567 B2 JPH0248567 B2 JP H0248567B2
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JP
Japan
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latex
ethylene oxide
unvulcanized
parts
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP56040836A
Other languages
English (en)
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JPS57155224A (en
Inventor
Sadao Kumasaka
Shigeo Horikoshi
Satomi Tada
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Toyo Quality One Corp
Original Assignee
Toyo Rubber Chemical Industrial Co Ltd
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Priority to JP56040836A priority Critical patent/JPS57155224A/ja
Publication of JPS57155224A publication Critical patent/JPS57155224A/ja
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  • Manufacture Of Porous Articles, And Recovery And Treatment Of Waste Products (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Polyurethanes Or Polyureas (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は弾性発泡樹脂の製造方法に関し、とく
にフオームラバーの物性に近い弾性発泡樹脂の製
造方法に係るものである。
従来、フオームラバーを製造するには、通常ラ
テツクスに加硫剤、加硫促進剤を添加して配合ラ
テツクスを造り、これを機械発泡により発泡せし
めた後凝固させ、つづいて加熱処理して加硫した
後仕上げ処理して製品化するものである。しかし
ながら、従来のフオームラバーの製造方法は処理
工程が多いため操作が煩雑となり生産能率の低い
ものであつた。
これに対し、本発明者は先に、後述するウレタ
ンプレポリマーに水を添加すると、常温、常圧下
でゲル化し発泡してなる発泡樹脂を提案したこと
から、未加硫ラテツクス溶液に対して上記ウレタ
ンプレポリマーを所定の割合で添加して混合した
ところ、きわめて簡単にフオームラバーに近い性
質を有する弾性発泡樹脂が得られることを見い出
した。
即ち、本願第1の発明は未加硫ラテツクス溶液
に対して、酸化エチレンとその他のエポキシドか
らなり、かつ酸化エチレンが全体の15重量%以上
含有するポリエーテルポリオールと有機イソシア
ネートとを反応させてなるウレタンプレポリマー
を、未加硫ラテツクス対該ウレタンプレポリマー
の比で3:7〜8:2の割合で配合して混合する
ことを特徴とする弾性発泡樹脂の製造方法であ
る。
本願第2の発明は、未加硫ラテツクス溶液に対
して、酸化エチレンとその他のエポキシドからな
り、かつ酸化エチレンが全体の15重量%以上含有
するポリエーテルポリオールと有機イソシアネー
トとを反応させてなるウレタンプレポリマーを、
未加硫ラテツクス対該ウレタンプレポリマーの比
で3:7〜8:2の割合で配合し、更これらに水
酸化アルミニウムを未加硫ラテツクス100重量部
に対し50〜700重量部配合して混合することを特
徴とする弾性発泡樹脂の製造方法である。
以下、この発明を詳細に説明する。
まず、この発明に用いるウレタンプレポリマー
について説明する。このウレタンプレポリマーは
酸化エチレンとその他のエポキシドとからなり、
酸化エチレンが全体の15重量%以上、好ましくは
15〜60重量%であるポリエーテルポリオールと過
剰の有機イソシアネートとを反応してなるもので
ある。
本発明において、ポリエーテルポリオール中の
酸化エチレンを15重量%以上に限定した理由は、
15重量%未満にすると、得られたウレタンプレポ
リマーが疎水性となつて水との混合が悪くなり発
泡反応に支障をきたすからである。かかるポリエ
ーテルポリオールを合成する出発物質とは、たと
えば、エチレングリコール、ジエチレンブリコー
ル、プロピレングリコール、ジプロピレングリコ
ール、ブチレングリコール、ヘキシレングリコー
ル(2官能)、グリセリン、トリメチロールプロ
パン、メリメチロールエタン、1,2,6ヘキサ
ントリオール(3官能)、ペンタエリスリトール、
α−メチルグリコシド、エチレンジアミン(4官
能)その他ジエチレントリアミン、ソルビトー
ル、シユークローズなどであつて、これに酸化エ
チレンその他のエポキシドとして、たとえば酸化
プロピレン、酸化スチレン、酸化ブチレンなどの
一種以上を用いる。
なお、上記ポリエーテルポリオールを製造する
方法として、一例をあげれば、たとえば酸化エチ
レンとその他のエポキシドとを酸化エチレンの比
率を15重量%以上にするか、または酸化エチレン
を任意の割合で付加重させたポリエーテルポリオ
ール同志を相互にブレンドして、ポリオール中の
酸化エチレン含有量が15重量%以上とするか、或
いは酸化エチレンを予め所定割合で付加重合させ
たものに酸化エチレンを全く含まないポリエーテ
ルポリオールをブレンドして全体として酸化エチ
レンが15重量%以上となるようにしてポリエーテ
ルポリオールを造る。
そして、このようなポリエーテルポリオールに
通常の有機イソシアネート、たとえばトリレンジ
イソシアネート、ナフタレンジイソシアネート、
ジフエニルメタンジイソシアネート、キシレンイ
ソシアネートなどを反応させてウレタンプレポリ
マーとする。ポリエーテルポリオールと有機イソ
シアネートとの反応は常法にしたがえばよく、た
とえば60〜100℃で3〜5時間撹拌しつつ反応さ
せればよい。
次いで、未加硫ラテツクス溶液に上記ウレタン
プレポリマーを未加硫ラテツクス対該ウレタンプ
レポリマーの比で3:7〜8:2の割合にて配合
し、必要に応じてこれらに水や整泡剤としてのシ
リコン油を適宜混合して弾性発泡樹脂を造る。こ
こに用いる未加硫ラテツクスとしては、例えば天
然ラテツクス、或いはスチレンブタジエンラテツ
クス、ネオプレンラテツクスなどの合成ラテツク
ス等を挙げることができる。また、上記未加硫ラ
テツクス溶液とウレタンプレポリマーとの配合割
合を上記範囲に限定した理由は、未加硫ラテツク
スの比率を3未満にすると、フオームラバーとし
ての性質が損なわれ、かといつて未加硫ラテツク
スの比率が8を越えると、反応が遅くなると共に
発泡倍率も低下するからである。好ましい未加硫
ラテツクスとウレタンポリマーとの配合比率は
5:5〜6:4の範囲である。
しかして、未加硫ラテツクス溶液にウレタンプ
レポリマーを所定の比率で配合すると、ただちに
未加硫ラテツクスとウレタンプレポリマーが均一
にクリーム化すると同時にウレタンプレポリマー
中の遊離NCOと未加硫ラテツクス溶液中の水と
が反応してCO2ガスを生成し、このガスによつて
発泡し、かつ迅速にフオームラバーの物性に近い
弾性発泡体を得ることができる。また、フオーム
ラバーとしての特性とともにウレタンフオームと
しての物性を兼ね備えた、とくに弾力性、引張強
さ、引裂強さを改善した弾性発泡体を得ることが
できる。
したがつて、本発明によれば、従来のフオーム
ラバーの製造における煩雑な処理を解消し、きわ
めて簡単かつ迅速に製造でき、生産性の向上およ
び生産コストの低減化を計れるとともに、フオー
ムラバーに近い物性を有するばかりか、ウレタン
フオームとしての特性である弾力性、耐候性、機
械的強度を備えた弾性発泡樹脂を提供できるもの
である。
なお、本発明は上記比率で配合した未加硫ラテ
ツクス溶液とウレタンプレポリマーとに、水酸化
アルミニウムを該未加硫ラテツクス100重量部に
対して50〜700重量部配合し、混合して弾性発泡
樹脂を製造してもよい。このように水酸化アルミ
ニウムを配合すれば、乾燥速度が速くなると共に
収縮が防止されるため寸法精度の良好な弾性発泡
樹脂を生産性よく得ることができる。こうした水
酸化アルミニウムの配合量を上記範囲に限定した
理由はその量を未加硫ラテツクスに対して50重量
部未満にすると、水酸化アルミニウムの添加効果
が充分発揮できず、かといつてその量が700垂量
部を越えると粘度上昇などの不都合さを招き、水
の量を多くする必要が生じ、ひいては発泡バラン
スを損なうからである。かかる水酸化アルミニウ
ムの最適な配合範囲は未加硫ラテツクス100垂量
部に対して300〜600重量部である。
次に、本発明の実施例を説明する。
実施例 1 まず、エチレンオキサイド70%含有するOH価
50、分子量3000のポリエーテルポリオール100重
量部に、トリレンジイソシアネート(2.4/2.6異
性体比率80/20)を16重量部添加し、85℃にて
180分間加熱混合してNCOが3.8%のウレタンプ
レポリマーを調製した。
次いで、クロロプレンラテツクス(固形分61
%)100重量部、老化防止剤、安定剤、加硫剤30
重量部からなるラテツクス組成物に対して上記ウ
レタンプレポリマーを80重量%添加して原料を調
製した。つづいて、この原料を5秒間撹拌し、モ
ールド型(サドル)に注入発泡させ、5分間後に
脱型し、更に110℃にて5分間乾燥させてフオー
ムラバーを製造した。得られたフオームラバーは
弾力性、耐候性、機械的強度が優れていると共に
風合が良好で、更にモールド型と同形の寸法精度
の優れたものであつた。
実施例 2 まず、エチレンオキサイドを70%含有するOH
価50、分子量3000のポリエーテルポリオール100
重量部に、トリレンジイソシアネート(2.4/2.6
異性体比率80/20)を16重量部添加し、85℃にて
180分間加熱混合してNCOが3.8%のウレタンプ
レポリマーを調製した。
次いで、クロロプレンラテツクス(固形分61
%)100重量部、水酸化アルミニウム300重量部、
水230重量部及び老化防止剤、安定剤、加硫剤30
重量部からなるラテツクス組成物に対して上記ウ
レタンプレポリマーを50重量%添加して原料を調
製した。つづいて、この原料を5秒間撹拌し、モ
ールド型(サドル)に注入発泡させ、5分間後に
脱型し、更に110℃にて5分間乾燥させてフオー
ムラバーを製造した。得られたフオームラバーは
弾力性、耐候性、機械的強度が優れていると共に
風合が良好で、更にモールド型と同形の寸法精度
の優れたものであつた。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 未加硫ラテツクス溶液に対して、酸化エチレ
    ンとその他のエポキシドからなり、かつ酸化エチ
    レンが全体の15重量%以上含有するポリエーテル
    ポリオールと有機イソシアネートとを反応させて
    なるウレタンプレポリマーを、未加硫ラテツクス
    対該ウレタンプレポリマーの比で3:7〜8:2
    の割合で配合して混合することを特徴とする弾性
    発泡樹脂の製造方法。 2 未加硫ラテツクス溶液に対して、酸化エチレ
    ンとその他のエポキシドからなり、かつ酸化エチ
    レンが全体の15重量%以上含有するポリエーテル
    ポリオールと有機イソシアネートとを反応させて
    なるウレタンプレポリマーを、未加硫ラテツクス
    対該ウレタンプレポリマーの比で3:7〜8:2
    の割合で配合し、更にこれらに水酸化アルミニウ
    ムを未加硫ラテツクス100重量部に対し50〜700重
    量部配合して混合することを特徴とする弾性発泡
    樹脂の製造方法。
JP56040836A 1981-03-20 1981-03-20 Preparation of elastic foamed resin Granted JPS57155224A (en)

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JPS57155224A JPS57155224A (en) 1982-09-25
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KR20000076189A (ko) * 1997-03-14 2000-12-26 스윈넨 앤 마리 폴리우레탄 탄성체의 제조 방법
WO1998041553A1 (en) * 1997-03-14 1998-09-24 Huntsman Ici Chemicals Llc Method for the preparation of polyurethane elastomers

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