JPH0248471Y2 - - Google Patents

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JPH0248471Y2
JPH0248471Y2 JP1987120836U JP12083687U JPH0248471Y2 JP H0248471 Y2 JPH0248471 Y2 JP H0248471Y2 JP 1987120836 U JP1987120836 U JP 1987120836U JP 12083687 U JP12083687 U JP 12083687U JP H0248471 Y2 JPH0248471 Y2 JP H0248471Y2
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JP
Japan
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yarn
auxiliary
lid
short
slanted
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JP1987120836U
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JPS6426391U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は主として病院や駅の待合室、その他の
適宜場所にてセーターやカーデイガン或いはその
他の二次製品を編成する場合に適する携帯用の毛
糸繰出し箱に関する。
従来の技術 従来より待ち時間や時間的な余裕がある場合を
利用して、セーターやカーデイガン、身回品等を
毛糸等の毛編み糸を用いて編棒による編成によつ
て製品化しようとする場合が多く、この際には数
種の毛糸玉をカゴ或いは手提げバツク等に収納し
て、順次連続的に毛糸等を繰出しつつ編み込まれ
るのであるが、毛糸等の繰出し位置が不規則であ
るため、毛糸等が縺れ易くまた収納せる毛糸玉が
カゴ等から踊り出て落下し汚れが付着したり、毛
糸の切断が生起する等の欠陥があつた。
また編成の中断時には、編棒と共に半製品をカ
ゴ等に収納するのであるが、斯かる場合にも毛糸
等の縺れが発生し、殊に複数本の毛糸を同時に編
み込む編成法では更に複雑な縺れを余儀無くされ
るものであつた。
また、実公昭47−37738号において、段ボール
製の組立箱体の上蓋部に糸挿通用孔を設けたもの
が知られているが、半製品を箱体に収納する場
合、連結する毛糸部分が孔から露出されて上蓋部
上に露出されるのでほこりが付着し易く、更に多
種の毛糸を同時に編み込む編成法は実施できな
い。更に、糸挿通用孔自体が単なる上向きである
ため、箱体を適する場所に載置して編成する時、
毛糸が孔縁を支点に一点集中に接触して編成時の
手方向、つまり傾斜方向へ引き出されるので、毛
糸くずが発生し易く、糸自体も弱体化する傾向に
あつた。更には常に一定長さの毛糸を露出する必
要もあつた。別に、実開昭53−154257号に、かご
状の容器であつて、容器の側部に蓋縁を利用する
糸出し口を設けたものが知られているが、糸出し
口自体が容器側面に開口するので、編成時の手方
向である傾斜方向に毛糸が引き出されないから、
毛糸が糸出し口の縁部分に、一点集中して連続接
触し、毛糸くずが発生し、糸自体も弱化する傾向
にあつた。更にはこれも常に一定長さの毛糸を繰
出しておく必要があつた。
考案が解決しようとする問題点 然るに本考案になる携帯用毛糸繰出し箱に於い
ては、前記従来のこの種欠陥に鑑みて鋭意研究の
結果開発されたものであり、毛糸玉および編成途
中のセーター等の半製品を常に一体として持ち運
び出来る携帯に適した毛糸繰出し箱を提供するこ
とを目的とし、また毛糸玉から導出される毛糸の
繰出し位置が常に一定部位であり、特別の引張力
を加えずして極めて円滑な繰出しが可能で毛糸等
の縺れを皆無となさしめた毛糸繰出し箱を提供す
ることを目的としている。
更にまた編成を中断する時に毛糸玉と半製品と
を、毛糸を切断することなく迅速に箱内へ収納出
来る携帯用毛糸繰出し箱を提供することを目的と
する。
問題を解決するための手段 上記したる目的を達成するために本考案になる
携帯用毛糸繰出し箱は、各側壁1,1aと端壁
2,2aの上縁には折曲線a,bを介して互いに
折曲線cで連続する長尺斜補助蓋4,4aと短尺
斜補助蓋3,3aを連設し、一方の長尺斜補助蓋
4の上縁には提手10を有する内蓋12を、他方
の補助蓋4aの上縁にはたれ片9を備え提手挿入
孔11を有する外蓋8を連設して成る底部分から
側壁1aと端壁2,2aを起立させた長方形の箱
体Aに於いて、一方の短尺斜補助蓋3と他方の短
尺斜補助蓋3aは内方へ傾斜して立上がり、それ
には、左右両端に対向する内折線dによる三角状
補強片6,6aが設けられると共に、両補助蓋
3,3aの上縁から中程の毛糸保持用小孔5,5
aに亘り、斜状に切欠した毛糸案内用スリツト溝
7,7aを夫々対向状に穿設した携帯用毛糸繰出
し箱をその特徴としている。
以下にこの考案による携帯用毛糸繰出し箱に関
する具体的構成について詳述する。
本考案による箱体Aは例えば厚紙製より成る長
さ約30cm、幅約15cm、高さ18cm程度の長方形状の
もの等が用いられ、特に毛糸が繰出されるその短
尺補助蓋3,3aを斜方向に傾斜させて組立てる
と共に、該補助蓋3,3aに毛糸保持用小孔5,
5aに通じる毛糸案内用スリツト溝7,7aを斜
めの方向に向つて穿設したところに特色がある毛
糸繰出し箱であつて、1,1aは側壁、2,2a
は側壁1,1aに連設する端壁であり、底部分を
構成する長尺の底部片13,13aと短尺の底部
片14,14aを互いに掛合すると同時に、一方
の端壁2の外端に在るのり代15と短尺斜補助蓋
3の外端に在るのり代15aとを、対応する他方
の側壁1aと長尺斜補助蓋4aの夫々外端部分へ
接着することにより箱体Aとなつて、側壁1,1
aと端壁2,2aが現出するものである。
3,3aは端壁2,2aの上縁に連設される短
尺斜補助蓋、4,4aは側壁1,1aの上縁に連
設される長尺斜補助蓋であり、両補助蓋3,3
a,4,4aは箱体Aの組立時に於いては、斜上
方に内折して形成されるものとなる。
即ち、短尺斜補助蓋3,3aと長尺斜補助蓋
4,4aは互いに切断されることなく連設されて
おり、そうして当該短尺斜補助蓋3,3aには、
その左右両端に隅角部より上縁に向つて刻設され
た内折線dにより内折する三角状補強片6,6a
が設けられ、この三角状補強片6,6aの裏面を
長尺斜補助蓋4,4aの裏面と対面して接するよ
うに配設して組立てれば、短尺斜補助蓋3,3a
と長尺斜補助蓋4,4aは内折線dによつて夫々
斜上方へ安定して傾斜した状態に保持されること
となる。
5,5aは箱体A内に収納された毛糸等の手編
み糸を順次繰出す際の支点となる得る毛糸保持用
小孔であつて、該毛糸保持用小孔5,5aは、短
尺斜補助蓋3,3aの上縁略中央近傍からその中
程にかけて斜状に切欠された毛糸案内用スリツト
溝7,7aと連通した構成を有し、該スリツト溝
7と7aは夫々が対向状に穿設されているもので
ある。
斯様な箱体Aに於ける一方の長尺斜補助蓋4の
表面には雄ホツク16が付設され且つその上縁に
は提手10を有した内蓋12が連設され、また他
方の長尺斜補助蓋4aの上縁には雌ホツク17を
付設したたれ片9を備えた前記提手10を案内す
る提手挿入孔11を有した外蓋8が連設されてお
り、而して両ホツク16,17の止め手段によつ
て外蓋8が閉塞され提手10の把持により携帯用
として持ち運び出来るものとなる。
考案の効果 斯くて本考案によれば内方に向つて斜方向に立
上がる短尺斜補助蓋3,3aの中程に穿かれた毛
糸保持用小孔5,5aと連通するように、該補助
蓋3,3aの上縁略中央近傍から斜状に切欠した
毛糸案内用スリツト溝7,7aが形成されてお
り、これがため、箱体Aより繰出された毛糸等は
毛糸案内用スリツト溝7,7aを斜上下動しなが
ら毛糸保持用小孔5,5aへ帰着することとな
り、常に一定位置からの毛糸の繰出しが出来ると
同時に、毛糸繰出し時にはスツト溝の長さに亘る
部分を自由に毛糸が移動するものとなり、繰出し
時の応力が一点集中しない構成となるので、毛糸
も縺れずスムーズな繰出し化により編成作業が均
一化される利点が有り、且つ毛糸案内用スリツト
溝7,7aは斜状に切欠されるために、繰出され
る毛糸等に余分な張力を与えないこととなり、在
来の常に必要量の毛糸を予め繰出しておく煩わし
さが解消出来、而して毛糸の切断や摩耗を招来さ
せぬものとなる。
そして、毛糸保持用小孔5,5aと毛糸案内用
スリツト溝7,7aとは相対する短尺斜補助蓋
3,3aに組立時には同一方向に設けられている
ため、異色の毛糸等の手編み糸を夫々の小孔5,
5aより導出し、これを交撚しながら、多色の色
を同時に編成出来、この際にも別異の部位より
夫々の毛糸等が繰出されるために縺れを来たさな
いものとなる。またスリツト溝7,7aが左右に
存在することで、利き腕を問わずに編成可能とな
ると同時に編成途中の半製品の収納も容易とな
る。
更には短尺と長尺の補助蓋3,3a,4,4a
は斜上方へ傾斜して組立てられるので、収納した
毛糸玉が飛びはねず且つ収納量も多くなつて毛糸
量の多い編物には有効となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本案品の完成時の斜視図、第2図は開
放した斜視図、第3図は箱体の展開図を示すもの
でである。 1,1a……側壁、2,2a……端壁、3,3
a……短尺斜補助蓋、4,4a……長尺斜補助
蓋、5,5a……毛糸保持用小孔、6,6a……
三角状補強片、7,7a……毛糸案内用スリツト
溝、8……外蓋、d……内折線、A……箱体。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 各側壁1,1aと端壁2,2aの上縁には折曲
    線a,bを介して互いに折曲線cで連続する長尺
    斜補助蓋4,4aと短尺斜補助蓋3,3aを連設
    し、一方の長尺斜補助蓋4の上縁には提手10を
    有する内蓋12を、他方の補助蓋4aの上縁には
    たれ片9を備え提手挿入孔11を有する外蓋8を
    連設して成る底部分から側壁1,1aと端壁2,
    2aを起立させた長方形の箱体Aに於いて、一方
    の短尺斜補助蓋3と他方の短尺斜補助蓋3aは内
    方へ傾斜して立上がり、それには、左右両端に対
    向する内折線dによる三角状補強片6,6aが設
    けられると共に、両補助蓋3,3aの上縁から中
    程の毛糸保持用小孔5,5aに亘り、斜状に切欠
    した毛糸案内用スリツト溝7,7aを夫々対向状
    に穿設したことを特徴とする携帯用毛糸繰出し
    箱。
JP1987120836U 1987-08-06 1987-08-06 Expired JPH0248471Y2 (ja)

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JP1987120836U JPH0248471Y2 (ja) 1987-08-06 1987-08-06

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JPS6426391U JPS6426391U (ja) 1989-02-14
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4737738U (ja) * 1971-05-17 1972-12-26

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS53154257U (ja) * 1977-05-11 1978-12-04

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4737738U (ja) * 1971-05-17 1972-12-26

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JPS6426391U (ja) 1989-02-14

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