JPH0248410Y2 - - Google Patents

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JPH0248410Y2
JPH0248410Y2 JP1987141921U JP14192187U JPH0248410Y2 JP H0248410 Y2 JPH0248410 Y2 JP H0248410Y2 JP 1987141921 U JP1987141921 U JP 1987141921U JP 14192187 U JP14192187 U JP 14192187U JP H0248410 Y2 JPH0248410 Y2 JP H0248410Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 「考案の目的」 (産業上の利用分野) 本考案は、天然石製に見せ掛けたタイルに関す
るものである。
(従来技術とその問題点) 従来、素地肌を装飾して天然石製に見せ掛けた
タイルがあつた。該タイルは、原則として無施釉
であつたため、これを外装材として用いた場合
は、汚れ易く、また汚れが目立つ等の欠点があつ
た。従つて、タイル表面に施釉するようにしてい
たが、その素地肌を天然石製に見せ掛けている点
を考慮して、釉薬層の塗布厚みは外観上影響ので
ない薄い寸法(0.05〜0.2mm程度)にしていた。
しかし、このように薄く施釉しても、タイルの素
地肌がぼやけることは回避できなかつた。
本考案は、上記の如き事情に鑑みてなされたも
のであつて、外装材として用いても汚損のおそれ
がなく、また天然石製に見せ掛けた状態が失われ
ることもない、新規な天然石様タイル(以下、本
案タイルという)を提供することを目的とする。
「考案の構成」 (問題点を解決するための手段) 本案タイルの要旨とするところは、着色坏土を
素材とする鉱物状擬似粒子が少なくとも2色以上
混合一体化されたタイル本体と、透明釉を素材と
し前記タイル本体の表面全面に0.5mm以上の肉厚
で形成された透光層とから成り、該透光層の上面
は焼成後の研磨によつて鏡面状平滑平面に形成さ
れている点にある。
(作用) 本考案は、釉薬層は薄いものであるとする従来
の考え方を全く反転させ、タイル本体の表面に設
ける透光層(施釉層)を分厚く形成させたもので
ある。すなわち、透光層を分厚くすることによ
り、その上面に研磨によつて得られる鏡面状の平
滑平面を形成させることを可能にし、該透光層に
対する光の透過率、反射率、屈折率等を高めるよ
うにした。従つて、タイル本体の素地肌は、透光
層を介して見た場合もはつきりと識別できるよう
になる。のみならず、透光層が分厚くなつている
から、前記素地肌は深みを帯びて見えるようにな
り、これを見る者に対して魅了的な印象を与える
こととなる。このため、実際の天然石を見た感じ
以上に、味わい深いものとなる。
(実施例) 以下本考案を、その実施例を示す図面に基づい
て説明すると次の通りである。
第1図は本案タイルを示す側断面図である。本
案タイルは、タイル本体1の表面に透光層2が形
成され、該透光層2の上面が鏡面状の平滑平面2
aに形成されていることを特徴とする。
タイル本体1は、その素地肌に、少なくとも2
色以上の鉱物状擬似粒子3a,3bが混在したも
のとなつている。該擬似粒子は、着色坏土を素材
としている。
透光層2は、透明釉を素材として形成されてお
り、その肉厚は0.5mm以上もある。この肉厚寸法
は、光の反射効果を狙つたものであり、前記タイ
ル本体1の素地肌に深み感を持たせるようにする
ために必要な寸法である。該透光層2の上面に形
成された平滑平面2aは、光の透過率、反射率、
屈折率等を向上させ、タイル本体1の素地肌がよ
く見えるようにするためのものである。
本案タイルの製造方法を説明する。まずタイル
本体1の素地原料として、長石50wt%、陶石
30wt%、粘土20wt%を混練し、この混練物をス
プレードライヤー、フラツシユドライヤー等によ
り粒度調整した。得られた素地原料の粒径は350
メツシユよりも細径であつた。本実施例では、タ
イル本体1が白、黒、赤の3色の鉱物状擬似粒子
によつて混合一体化したものとするために、前記
素地原料100wt%に黒顔料5〜15wt%を加えたも
の(黒坏土)及び素地原料100wt%に赤顔料5〜
15wt%を加えたもの(赤坏土)を用意した。ま
た、該素地原料は焼成後に白色に発色するもので
あるため、顔料を加えないものを白坏土として用
意した。該白坏土50wt%、前記黒坏土25wt%及
び前記赤坏土25wt%を混練し、この混練物を再
び粒度調整して成形原料を得た。該成形原料は
150〜20メツシユの粒度分布であつた。次に、該
成形原料を乾式加圧してタイル本体1の生素地を
得、該生素地を乾燥、素焼して施釉した。用いた
釉薬は、長石50wt%、石灰10wt%、粘土5wt%、
ZnO 10wt%、フリツト10wt%、珪砂15wt%を
混練したものであつて、焼成後には無色透明とな
るものである。また、釉薬は、タイル本体1が一
辺100mmの正方形状に形成したものについて、15
〜30gを塗布した。塗布厚みは、その焼成後にお
いて0.5mmを超えるようにしてある。そしてこの
施釉後に、1150〜1250℃で焼成し、磁気質又は〓
器質となつたタイル本体1に対して、その表面に
透光層2が形成されたものを得た。最後に、前記
透光層2の上面につき、それが鏡面状の性状を成
すまで研磨し、光がよく透過する平滑平面2aを
形成させた。研磨後の透光層2の肉厚は、0.5〜
1.5mmの範囲に保つておく必要がある。透光層2
の肉厚が0.5mmよりも薄い場合は、タイル本体1
の上面1aに対する深み感が充分に得られず、ま
た1.5mmよりも厚い場合は、透光層2における光
の透過率、反射率、屈折率等に悪影響が出る。
(別態様の検討) 第2図は本案タイルの別態様を示す側断面図で
ある。本案タイルは、透光層2の肉厚を分厚くす
るものであるから、タイル本体1の上面1aは必
ずしも平面状に形成する必要はなく、同図に示す
如き起伏面状になつたもの、粗面状になつたも
の、或いは輪郭が明確な凹凸を形成したもの(図
示省略)等、任意に形成することができる。この
ようにすれば、透光層2の平滑平面2aから見た
タイル本体1の上面1aは、深みの中に陰影を帯
びた浅深感が得られ、一層審美的なものとなる。
このように、本案タイルの構成及び形状は、実施
の態様に応じて適宜変更可能である。
「考案の効果」 以上の説明で明らかなように、本考案に係る天
然石様タイルによれば、釉薬層は薄いものである
とする従来の考え方を反転し、タイル本体の表面
に分厚い透光層を形成させるようにしてある。し
かし、該透光層は、その上面側が鏡面状をした平
滑平面に形成されているから、光が透過し易く、
また乱反射も起こらないようになる。そのため、
タイル本体の素地肌は、透光層による深みを通し
て魅了的に見てとれるようになり、実際の天然石
を見た感じよりも一層味わい深いものとなる。ま
た、タイル本体の表面は、その平面度や平滑度に
つき精度高いものに仕上げる必要はなく、反対に
これを利用してタイル本体の素地肌を立体的に表
現することが可能になる。勿論、タイル本体の表
面は、透光層により、汚損が防止される等、幾多
の優れた利点を有している。
【図面の簡単な説明】
第1図は本案タイルを示す側断面図、第2図は
本案タイルの別態様を示す側断面図である。 1……タイル本体、2……透光層、2a……平
滑平面、3a,3b……鉱物状擬似粒子。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 着色坏土を素材とする鉱物状擬似粒子が少なく
    とも2色以上混合一体化されたタイル本体と、透
    明釉を素材とし前記タイル本体の表面全面に0.5
    mm以上の肉厚で形成された透光層とから成り、該
    透光層の上面は焼成後の研磨によつて鏡面状平滑
    平面に形成されていることを特徴とする天然石様
    タイル。
JP1987141921U 1987-09-17 1987-09-17 Expired JPH0248410Y2 (ja)

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JP1987141921U JPH0248410Y2 (ja) 1987-09-17 1987-09-17

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JPS6445742U JPS6445742U (ja) 1989-03-20
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5950619A (ja) * 1982-09-16 1984-03-23 Yaesu Musen Co Ltd アンテナ回路自動整合方式

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5950619A (ja) * 1982-09-16 1984-03-23 Yaesu Musen Co Ltd アンテナ回路自動整合方式

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JPS6445742U (ja) 1989-03-20

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