JPH0248311B2 - - Google Patents

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JPH0248311B2
JPH0248311B2 JP57057357A JP5735782A JPH0248311B2 JP H0248311 B2 JPH0248311 B2 JP H0248311B2 JP 57057357 A JP57057357 A JP 57057357A JP 5735782 A JP5735782 A JP 5735782A JP H0248311 B2 JPH0248311 B2 JP H0248311B2
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JP
Japan
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coating
dispersion
film base
magnetic
dispersion liquid
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JP57057357A
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JPS58189069A (ja
Inventor
Kenji Egami
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は磁性体分散液の塗布方法に関するもの
である。
磁性体分散液の塗布には従来からリバースロー
ル塗布法、グラビア塗布法、ドクターナイフ塗布
法、エアードクター塗布法、エクストルージヨン
塗布法等が広く用いられている。
しかしながら、磁性体分散液の様にに粘度の範
囲が広く(数百ポアズ〜数ポアズ)、複雑な挙動
をする(チクソトロピーの場合もあれば、レオペ
キシーの場合もある)液体を高速で均一な薄膜に
塗布するにはまだこれらの方法では不充分であ
る。例えば、リバースロールコーターの場合に
は、高速で塗布する時に液がロールからとび散つ
たり、塗布ムラになつたりすることがある。ま
た、薄膜塗布を行なう場合は、アプリケータロー
ルとメータリングロールのギヤツプを30μ以下に
しなければならない場合が多くあり、その様なギ
ヤツプを均一に作るのは困難である。またベース
を支持するバツクアツプロールを均一に作ること
がむずかしくその不均一パターンがそのまま磁性
層の塗布ムラになる。ゴミ等がバツクアツプロー
ルに付着した場合も同様な転写ムラが発生する。
また塗布液の種類によつてはスジが発生し、全く
均一塗布ができない場合もある。また、磁性体分
散液の粘度やチキソトロピー性等によつて塗布膜
厚が大きく変わる。また、バツクアツプロール、
メータリングロール、アプリケータロール等の製
造およびその設置に極めて高い精度が要求され
る。また、精度良く作つた場合でも数μの塗布膜
厚変動はさけられないのが実情である。またグラ
ビアコーターの場合は、磁性体分散液の粘度によ
つてグラビアロールからトランスフアーロールま
たはフイルムベースへの磁性体分散液の転移が大
きくかわり、とくに薄膜塗布をする場合にその影
響は顕著となる。
また、塗布量を変えるためにはそのたびにグラ
ビアロールをとり変えなければならない。また、
グラビア網目が乾燥工程終了までなくならず、磁
気テープの出力変動やノイズの原因となる場合も
多い。これらの塗布方法にくらべエクストルージ
ヨンコーターの場合は、膜厚を流量のみによつて
容易に制御でき、塗布表面性も良好で磁性体分散
液の塗布方法としては理想的である。
しかしながら、エクストルージヨンコーターの
場合はコーターヘツドの液体押出口と塗布される
フイルムベースとの間隔をバツクローラで数10μ
以下にに設定しなければならず、その様な狭いギ
ヤツプ中に分散液を押し出し塗布を行なう場合に
は、塗布液中のゴミや凝集物によつて、あるいは
コーターヘツドの少しのゆがみによつてもフイル
ムベースが傷ついたりはなはだしい場合には切断
する場合がある。またこの方法だと薄膜塗布は極
めて困難になる。
また、ナイフコーターの場合にも、同様な問題
があり高粘度で非ニユートン性の流体を薄膜に均
一に塗布するのは極めて困難である。
本発明は、上記した技術的難点を克服し高粘度
あるいは低粘度で非ニユートン性の磁性体分散液
を均一に高速で薄膜塗布する方法を明らかにする
ことを目的とする。
本発明の他の目的は、磁性分散液を、フイルム
ベースを傷つけたり切断することなく、高速で均
一に薄膜塗布する方法を明らかにすることであ
る。
本発明のこれらの目的は、磁性体分散液をエク
ストルージヨン法によりフイルムベース上に塗布
する方法において、塗布装置の分散液押出口は、
フイルムベースを支持する支持体が存在しない位
置で、フイルムベースに対してほぼ垂直方向であ
り、かつ分散液が重力方向に流出される位置に配
置されており、塗布装置の分散液押出口の先端と
フイルムベースとは、分散液が流出されていない
状態では接触しており、分散液が流出されている
塗布時には該流出分散液の流出圧により離間され
るよう維持されていることを特徴とする磁性体分
散液の塗布方法によつて達成される。
なお、塗布装置の流体押出口(以下コーターヘ
ツドという)が、水平方向に設置されており、フ
イルムベースが垂直に移動する型式の塗布方法を
利用することは次の理由により好ましくない。即
ち、重力の作用によりコーターヘツドとフイルム
ベースとの接触部の下方端に液や乾燥固形物の付
着が生じ易く、この現象は、特に磁性体分散液の
様な揮発性有機溶剤を含んだ塗布液の場合には、
しばしば塗布スジの発生原因となりやすいからで
ある。
以下、本発明の実施例を添付の図面に従つて詳
細に説明する。
第1図は本発明の磁性体分散液の塗布方法の一
実施例を示す略図である。図中において、1はコ
ーターヘツドであり、2はフイルムベース、3は
フイルムベース2を支持する支持体である。磁性
体分散液4はコーターヘツド1に案内され、その
先端より押出され、フイルムベース2上に塗布さ
れる。
磁性体分散液4としては、例えばポリウレタン
や塩化ビニル―酢酸ビニル共重合体等のポリマー
やレシチン等の界面活性剤、脂肪酸等の潤滑剤を
シクロヘキサノン、テトラヒドロフラン、メチル
イソブチルケトン、トルエン等の有機溶媒中に溶
解した分散媒中にアルミナ等の研磨剤やカーボン
ブラツクの様な帯電防止剤とともにγ―酸化鉄や
コバルト被着型酸化鉄や二酸化クロムや合金鉄の
様な磁性粉を分散したものである。磁性粉の重量
%は10%〜40%であるが、30%前後のものが望ま
しい。
本発明の塗布方法において、磁性体分散液4が
押し出されていない状態では、図示の如く、コー
ターヘツド1の先端は、支持体3,3間に張架さ
れているフイルムベース2に接している。このと
きの張力は、塗布速度が速い程、塗布する分散液
の粘度が大である程、また塗布する分散液の流量
が少ない程、大きくする必要があるが、通常は0
〜5g/cmの範囲であることが望ましい。
コーターヘツド1の先端から磁性体分散液4が
押し出され、矢符方向に移動するフイルムベース
2上に塗布が行われる際には、フイルムベース2
は、流出する磁性体分散液4の流出圧により、仮
想線で示す如く押し出され、コーターヘツド1の
先端から離れた状態となる。
コーターヘツド1から磁性体分散液4が流出す
る圧力は、所望する膜厚によつて変わるが実際的
にはほぼ0〜3Kg/m2程度であることが望まし
い。
また、塗布する磁性体分散液4の粘度は、実用
的にはは(シエアレート1sec-1において)、数ポ
アズ〜100ポアズ程度であるが、20ポアズ以下が
好ましいが、20ポアズを越える場合でも他の公知
の塗布方法にくらべ良好に塗布できる。
なお、塗布温度については、余り高いと塗布中
に溶媒が蒸発するので好ましくなく、逆に余り低
いと粘度が高くなるので好ましくなく、20℃前後
であることが望ましい。
塗布速度は、グラビア塗布方法やリーバースロ
ール塗布方法においては実用的には、90〜100
m/minであるが、本発明の塗布方法に依れば
100m/min以上でも容易にに行うことが可能で
ある。
塗布膜厚は、乾燥(好ましくは50℃前後の風を
吹き付けて行う)、カレンダ処理後、5μ前後であ
るが、本発明の塗布方法によれば超薄膜塗布(例
えば1μ)を良好に行うことも可能である。塗布
液を稀釈すれば、公知の方法によつても超薄膜塗
布を行うことが可能であるが、分散性、配向性等
の磁気特性が大幅に劣化するおそれがある。
フイルムベース2としては、200μから10μ以下
のポリエステルベースまで用いることが可能であ
るが、本発明の塗布方法においては、特に20μ以
下の薄手のベースに塗布する場合に有効である。
第2図は、本発明の他の実施例を示す略図であ
る。図中において、1〜4で指示される部材等は
第1図に示した第1実施例のものと同一であり、
この実施例のおいては5で指示される、支持体
3,3間に張架されているエンドレスラバーブラ
ンケツトが用いられている。このブランケツト5
は、フイルムベース2の支持、走行を安全、確実
に行う為に利用するものであつて、分散液4の塗
布のための諸条件は、第1実施例において説明し
た範囲内で適用可能である。
本発明の塗布方法によれば、図面に示した塗布
装置を用いて、磁性体分散液を高速で均一に薄膜
塗布することが可能であり、塗布途中において、
フイルムベースを傷つけたり切断したりすること
がなく、更に、塗布液の粘度が極めて高い場合
や、逆に極めて低い場合、あるいは非ニユートン
性の度合の大きい塗布液の場合でも塗布液の流量
をギヤポンプ等の送液手段を用いて正確に制御す
ることが出来るので、一定の膜厚に均一に塗布す
ることが可能である。
本発明の磁性体分散液の塗布方法の有効性を検
証するために比較試験を行つたので以下に説明す
る。
試験例 1: シエアレート1sec-1において、粘度20ポアズ
で、チクソトロピー的性質を示す磁性鉄粉の分散
液を100m/minの塗布速度で、公知の3本ロー
ルオフセツトグラビアコーターでカレンダー後の
膜厚が2μとなるように塗布を行つた。塗布後の
磁気テープの表面にグラビア網目が残り、かつ長
時間塗布していると、グラビアロールからトラン
スフアーロールへの転移量が変わり膜厚が塗布長
さとともに変化してくる。また目的の膜厚を得る
ための条件出しが非常に困難であつた。
試験例 2: 試験例1で用いたものと同じ分散液を公知の3
本リバースロールコータで100m/minの塗布速
度で塗布を行なつた。膜厚はカレンダー後2μと
なるよう目途した。その結果、塗布中スジが発生
し、また、塗布の最初と最後の膜厚の変化が大き
く、規定の膜厚の条件出しが非常に困難であつ
た。
試験例 3: 試験例1で用いたものと同じ分散液を公知のコ
ーターの流出口から塗布液が水平に流出し、かつ
フイルムベースの流出口に対して反対側の対向位
置に支持体(ロール)が設置されている押し出し
塗布装置を用いて100m/minの塗布速度で、カ
レンダー後の膜厚が2μとなるよう目途して塗布
を行つた。その結果、膜厚はギヤポンプによつて
正確に制御されたが、塗布液中の凝集物やゴミ、
あるいは流出口のちよつとした位置ずれによつて
フイルムベースがしばしば切断した。
試験例 4: 試験例1で用いたものと同じ分散液を用い、第
1図に示す本発明の第1実施例の塗布方法によ
り、100m/minの塗布速度で、カレンダー後の
膜厚が2μとなるよう目途して塗布を行つた。そ
の結果、フイルムベースが塗布中に切断したり傷
ついたりすることなく、平滑な表面を有する磁気
テープが得られた。かつ、塗布液の流量は、ギヤ
ポンプで一定になるように正確に制御されている
ので、塗布の始めから終りまで極めて正確に保つ
ことができた。
以上説明した如く、本発明の磁性体分散液の塗
布方法によれば、従来例の技術的難点を克服し、
頭記した本発明の目的を達成することが可能であ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は、本発明の実施例を示す
略図である。 図中において、1はコーターヘツド、2はフイ
ルムベース、3は支持体、4は磁性体分散液、5
はエンドレスラバーブランケツトを指示する。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 磁性体分散液をエクストルージヨン法により
    フイルムベース上に塗布する方法において、塗布
    装置の分散液押出口は、フイルムベースを支持す
    る支持体が存在しない位置で、フイルムベースに
    対してほぼ垂直方向であり、かつ分散液が重力方
    向に流出される位置に配置されており、塗布装置
    の分散液押出口の先端とフイルムベースとは、分
    散液が流出されていない状態では接触しており、
    分散液が流出されている塗布時には該流出分散液
    の流出圧により離間されるよう維持されているこ
    とを特徴とする磁性体分散液の塗布方法。
JP5735782A 1982-04-08 1982-04-08 磁性体分散液の塗布方法 Granted JPS58189069A (ja)

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