JPH0248308B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0248308B2 JPH0248308B2 JP59031817A JP3181784A JPH0248308B2 JP H0248308 B2 JPH0248308 B2 JP H0248308B2 JP 59031817 A JP59031817 A JP 59031817A JP 3181784 A JP3181784 A JP 3181784A JP H0248308 B2 JPH0248308 B2 JP H0248308B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- container
- rotor
- hole
- carbon fiber
- male thread
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
Links
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Landscapes
- Centrifugal Separators (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、炭素繊維強化プラスチツク積層体製
のアングルタイプ遠心分離機用ロータの試料容器
の固定法に関する。
のアングルタイプ遠心分離機用ロータの試料容器
の固定法に関する。
遠心分離機用ロータにはチタン合金、アルミ合
金、繊維強化プラスチツクのような比強度の高い
料が使用される。繊維強化プラスチツクはロータ
材の中では新しく、、特に炭素繊維強化プラスチ
ツクは比強度が高くチタン合金製ロータに匹敵す
る性能を有する。遠心分離機用ロータには種々の
形状があるが、その中の１つにアングルタイプロ
ータがある。これは分離試料を封入した容器を挿
入する孔が斜めに10゜以上の傾きをもつてあけら
れたものである。
金、繊維強化プラスチツクのような比強度の高い
料が使用される。繊維強化プラスチツクはロータ
材の中では新しく、、特に炭素繊維強化プラスチ
ツクは比強度が高くチタン合金製ロータに匹敵す
る性能を有する。遠心分離機用ロータには種々の
形状があるが、その中の１つにアングルタイプロ
ータがある。これは分離試料を封入した容器を挿
入する孔が斜めに10゜以上の傾きをもつてあけら
れたものである。
ところで、回転中のアングルロータにおいて、
ロータの孔が傾斜しているため、孔に挿入された
与器には遠心力がかかり孔壁面に対し直角方向の
力の他平行方向の力、即ち孔軸方向の力が働く。
そのため、容器が回転中に下方に抜け落ちぬよう
容器の孔を貫通しない穴として孔の底で容器を受
けとめたり、また容器形状とロータの孔とを段付
として段差部のところで抜け落ちないようにし、
さらに容器側壁とロータの孔内壁との間に装着自
在になるよう間隔を設けて取付けていた。
ロータの孔が傾斜しているため、孔に挿入された
与器には遠心力がかかり孔壁面に対し直角方向の
力の他平行方向の力、即ち孔軸方向の力が働く。
そのため、容器が回転中に下方に抜け落ちぬよう
容器の孔を貫通しない穴として孔の底で容器を受
けとめたり、また容器形状とロータの孔とを段付
として段差部のところで抜け落ちないようにし、
さらに容器側壁とロータの孔内壁との間に装着自
在になるよう間隔を設けて取付けていた。
一方、前記の容器をロータの孔又は穴に挿入さ
せる方法において、ロータ自体を炭素繊維織布に
樹脂を含浸させせたプリプレグを複数積層し、熱
プレスで成形させた炭素繊維強化プラスチツク積
層体を使用した場合には、回転軸と直角方向には
繊維が配向されているため高い引張強度が得られ
る。しかし、その反面軸方向には繊維とマトリツ
クス樹脂との界面の接着力しかなく、軸方向の引
張速度は非常に低い。
せる方法において、ロータ自体を炭素繊維織布に
樹脂を含浸させせたプリプレグを複数積層し、熱
プレスで成形させた炭素繊維強化プラスチツク積
層体を使用した場合には、回転軸と直角方向には
繊維が配向されているため高い引張強度が得られ
る。しかし、その反面軸方向には繊維とマトリツ
クス樹脂との界面の接着力しかなく、軸方向の引
張速度は非常に低い。
従つて、前記のような容器の固定法では、容器
を軸方向の力を孔の底又はロータの段差部の狭い
面積で受け止めなければならず、そのため第２図
ａ及びｂに示すごとく軸方向に容器に対する引張
応力即ち層間応力が発生し、ａ図においては段差
部分に、またｂ図においては底部に層間剥離現象
が発生する。このように、炭素繊維強化プラスチ
ツク積層体製のアングルタイプローダは、高回転
に達する前に層間応力により層間剥離現象を起し
破損する欠点がある。
を軸方向の力を孔の底又はロータの段差部の狭い
面積で受け止めなければならず、そのため第２図
ａ及びｂに示すごとく軸方向に容器に対する引張
応力即ち層間応力が発生し、ａ図においては段差
部分に、またｂ図においては底部に層間剥離現象
が発生する。このように、炭素繊維強化プラスチ
ツク積層体製のアングルタイプローダは、高回転
に達する前に層間応力により層間剥離現象を起し
破損する欠点がある。
本発明は上記欠点に鑑みてなされてものであ
り、ロータの層間応力をできるだけ緩和し破損す
ることのないローターと容器との固定法を提供す
ることを目的としたものである。
り、ロータの層間応力をできるだけ緩和し破損す
ることのないローターと容器との固定法を提供す
ることを目的としたものである。
上記目的を達成するための本発明の構成を実施
例に対応する第１図を用いて説明すると、本発明
は、炭素繊維強化プラスチツク積層体からなるロ
ータ本体２に回転軸に対して傾斜を有する貫通孔
１を設け、該孔１に分離試料を封入した容器４を
挿入して用いるアングル型遠心分離機用ロータに
おいて、容器４の側壁面に雄ねじ６を設けるとと
もにロータ本体２の貫通孔１内壁に容器４の雄ね
じ６に螺合する雌ねじ７を設けた技術手段を講じ
ている。
例に対応する第１図を用いて説明すると、本発明
は、炭素繊維強化プラスチツク積層体からなるロ
ータ本体２に回転軸に対して傾斜を有する貫通孔
１を設け、該孔１に分離試料を封入した容器４を
挿入して用いるアングル型遠心分離機用ロータに
おいて、容器４の側壁面に雄ねじ６を設けるとと
もにロータ本体２の貫通孔１内壁に容器４の雄ね
じ６に螺合する雌ねじ７を設けた技術手段を講じ
ている。
そして、本発明は前記の手段により、ロータ本
体２の雌ねじ７を設けた貫通孔１に雄ねじ６を設
けた容器４を螺合させることによつて、容器４の
側壁とロータ本体２との内壁とが接合し、容器４
にかかる軸方向の層間応力は局部に集中せずに容
器４の側壁全周を介してロータ本体２全体に分散
し層間剥離を防止する。
体２の雌ねじ７を設けた貫通孔１に雄ねじ６を設
けた容器４を螺合させることによつて、容器４の
側壁とロータ本体２との内壁とが接合し、容器４
にかかる軸方向の層間応力は局部に集中せずに容
器４の側壁全周を介してロータ本体２全体に分散
し層間剥離を防止する。
〔実施例〕
本発明の実施例を第１図に基づき以下説明す
る。
る。
２は、炭素繊維織布に樹脂を合芯させた半硬化
状のプリプレグを複数重ね合せ熱プレスで成形さ
せた円錐台形状の炭素繊維強化プラスチツク積層
体からなるロータ本体であり、底部中央には回転
用の駆動軸を装着するための駆動軸挿入穴３が形
成されている。そして、ロータ本体２の外周部に
は上下傾斜を有する段付の貫通孔１が複数設けら
れ、貫通孔１内周には雌ねじ７が形成されてい
る。４は試料を封入する段付の容器であり、該容
器４外周にはロータ本体２の雌ねじ７を有する貫
通孔１に螺合させるための雄ねじ６が形成されて
いる。
状のプリプレグを複数重ね合せ熱プレスで成形さ
せた円錐台形状の炭素繊維強化プラスチツク積層
体からなるロータ本体であり、底部中央には回転
用の駆動軸を装着するための駆動軸挿入穴３が形
成されている。そして、ロータ本体２の外周部に
は上下傾斜を有する段付の貫通孔１が複数設けら
れ、貫通孔１内周には雌ねじ７が形成されてい
る。４は試料を封入する段付の容器であり、該容
器４外周にはロータ本体２の雌ねじ７を有する貫
通孔１に螺合させるための雄ねじ６が形成されて
いる。
そして試料を封入した容器４をロータ本体２に
装着するには、容器４をロータ本体２の貫通孔１
に螺合する。
装着するには、容器４をロータ本体２の貫通孔１
に螺合する。
尚、上記実施例において、ロータ本体に貫通孔
を設けた構成としたが、上記実施例に限定される
ことなく底部を有する穴であつてもよい。
を設けた構成としたが、上記実施例に限定される
ことなく底部を有する穴であつてもよい。
従つて、本発明は上記構成よりなるので、層間
応力を低減して層間剥離を起こすことなく高回転
を得ることができ、且つ軽量で安価な炭素繊維強
化プラスチツク積層体製のロータを提供すること
ができる。
応力を低減して層間剥離を起こすことなく高回転
を得ることができ、且つ軽量で安価な炭素繊維強
化プラスチツク積層体製のロータを提供すること
ができる。
第１図は本発明の実施例を示す断面図、第２図
は従来の実施例を示す断面図である。 符号の説明、１…貫通孔、２…ロータ本体、３
…駆動軸挿入穴、４…容器、５…層間剥離、６…
雄ねじ、７…雌ねじ。
は従来の実施例を示す断面図である。 符号の説明、１…貫通孔、２…ロータ本体、３
…駆動軸挿入穴、４…容器、５…層間剥離、６…
雄ねじ、７…雌ねじ。
Claims (1)
- １ 炭素繊維強化プラスチツク積層体からなるロ
ータ本体に回転軸に対して傾斜を有する貫通孔を
設け、該孔に分離試料を封入した容器を挿入して
用いるアングル型遠心分離機用ロータにおいて、
容器の側壁面に雄ねじを設けるとともにロータ本
体の貫通孔内壁に容器の雄ねじに螺合する雌ねじ
を設けたことを特徴とする遠心分離機用ロータの
試料容器の固定法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3181784A JPS60175563A (ja) | 1984-02-22 | 1984-02-22 | 遠心分離機用ロ−タ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3181784A JPS60175563A (ja) | 1984-02-22 | 1984-02-22 | 遠心分離機用ロ−タ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS60175563A JPS60175563A (ja) | 1985-09-09 |
| JPH0248308B2 true JPH0248308B2 (ja) | 1990-10-24 |
Family
ID=12341641
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3181784A Granted JPS60175563A (ja) | 1984-02-22 | 1984-02-22 | 遠心分離機用ロ−タ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS60175563A (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP6452965B2 (ja) * | 2014-06-13 | 2019-01-16 | 株式会社日立ハイテクノロジーズ | 核酸増幅装置 |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS56111063A (en) * | 1980-02-04 | 1981-09-02 | Hitachi Koki Co Ltd | Rotor for centrifugal separator |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5058364U (ja) * | 1973-09-26 | 1975-05-30 |
-
1984
- 1984-02-22 JP JP3181784A patent/JPS60175563A/ja active Granted
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS56111063A (en) * | 1980-02-04 | 1981-09-02 | Hitachi Koki Co Ltd | Rotor for centrifugal separator |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS60175563A (ja) | 1985-09-09 |
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