JPH0248228Y2 - - Google Patents

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JPH0248228Y2
JPH0248228Y2 JP1984202112U JP20211284U JPH0248228Y2 JP H0248228 Y2 JPH0248228 Y2 JP H0248228Y2 JP 1984202112 U JP1984202112 U JP 1984202112U JP 20211284 U JP20211284 U JP 20211284U JP H0248228 Y2 JPH0248228 Y2 JP H0248228Y2
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JP
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barrel
gun
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housing
piston
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JP1984202112U
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  • Portable Nailing Machines And Staplers (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は火薬の爆発ガス圧力によつてピストン
を駆動し釘状の固着具をコンクリートなどへ打込
む固着具打込工具に関するものである。
従来技術とその問題点 固着具を案内する銃身の尾端に薬室が設けられ
その後方の撃発機構を操作することによつて薬室
の空包を撃発し固着具を駆動させる固着具打込工
具において、薬室と固着具との間にピストンを配
置して固着具を低速度で駆動させる形式のもの
は、例えば特公昭42−14440、同42−20679、同43
−2194、同43−7506、同48−30951、実公昭43−
23831、同43−29024、同46−18944、同47−9704
号公報に見られるように古くから知られている。
ピストンはその後方で発生させた爆発ガスの圧
力を受けて前進駆動させられ、固着具を予定の深
さだけ打込んだとき停止する。また、一般にピス
トンを有する固着具打込工具はピストンを停止さ
せるためのストツパおよびピストンを初頭位置に
戻すための戻し部材を具えており、前者は例えば
特公昭43−7506、同48−30951、実公昭43−
23831、同46−18944、同47−9704号公報に開示さ
れているようにピストンの肩部と接する段部を銃
身の銃腔に設けることによつて構成されている。
また、後者は例えば特公昭8−7432号公報に開示
されているように銃身長手方向へ延びる溝孔から
銃腔内に戻し部材を突出することによつて構成さ
れ、打込み終つたとき銃身をハウジング前方へ引
出すことによつて戻し部材がピストンに衝つて相
対的に後退させられるのである。
しかしながら、コンクリートなどの目的物が軟
かい材料のとき、或いは作業者が仕事を急いで打
込み終らないうちに工具を目的物から離したとき
は、ピストンが所定停止位置を通過してストツパ
に衝つた後も更に前進し、銃身をハウジングから
押出して戻し部材に衝突するということがあり、
戻し部材を破損させる心配があつた。
考案の目的 本考案はこのような問題点を解決し、ピストン
が暴走して衝突しても破損を受ける心配のない戻
し部材を具えた固着具打込工具を提供することを
目的としている。
考案の構成 前記の目的を達成するため本考案は、尾端に薬
室が設けられているとともに長手方向へ延びる溝
孔が設けられている銃身の銃腔に固着具駆動用の
ピストンが嵌装され、前記銃身はハウジングに長
手方向可動に包まれているとともに、このハウジ
ングに取付けられた戻し部材が前記溝孔から前記
銃腔に突出させられている固着具打込工具におい
て、前記戻し部材は前記銃身の外側面に接するカ
ム面を有しているとともに銃身長手方向に対して
直角方向へ可動に前記ハウジングに取付けられて
おり、また前記銃身は前記戻し部材よりも基端側
の外側周面に突起を具えており、前記銃身が前進
したとき前記突起と前記カム面とが接して前記戻
し部材を前記銃腔の外部に待避させるように構成
されていることを特徴としている。
実施例 本考案の実施例を図面に基いて説明すると、銃
身1の後方に撃発機構2が配置されこれらはハウ
ジング3およびハンドルフレーム4にそれぞれ包
まれている。銃身1は空包が装填される薬室5を
尾端に有しているとともに、その少し前方から先
端縁に達する長手方向へ延びる溝孔6が設けら
れ、且つ銃腔7には固着具駆動用のピストン8が
嵌装されている。このピストン8は銃腔7に密に
嵌装した大径の基端部8aとその前方へ延びる小
径の先端部8bとからなり、先端部8bは補強の
節8cを有していてその前面は傾斜した肩部8d
を形成していて、基端部8aの基端面が薬室5の
前面即ち銃腔7の最後端に衝る位置まで後退させ
ることができる。
ハウジング3は銃身1を同心に包んだ内部ハウ
ジング9とその外側を偏心して包んだ外部ハウジ
ング10とからなり、銃身1は先端部分がこれら
の前方へ突出しているとともに内部ハウジング9
に沿つて長手方向へ可動である。
銃身1の前方には、基端に前記肩部8dと同一
傾斜面の段部11を有するとともに前記先端部8
bを通過させる副銃腔12を有する副銃身13が
配置され、銃身1の前半部に嵌装した筒体14に
この副銃身13が嵌装してばね22の弾性力で銃
身1の先端面に押付けられている。この副銃身1
3、筒体14は銃身1の一部を構成しており、ハ
ウジング3の前方へ突出している部分において筒
体14に耐熱性合成ゴムで作られた筒状の握り部
材15が装着されている。
外部ハウジング0の先端部には戻し部材18と
押ばね17とを嵌装した有底の案内筒16がねじ
込み固定され、戻し部材18は押ばね17の作用
で前記溝孔6および筒体14の溝孔14aを貫通
して銃腔7に突出した衝り部19と溝孔14aの
両側方において筒体14の外側周面に接したカム
面20とを有している。また、筒体14の溝孔1
4aの両側方外側面に前記カム面20と接する突
起21が設けられている。固着具を打込み終つた
とき銃身1をハウジング3から引出すと銃腔7の
中で一緒に前進するピストン8は前面8eが戻し
部材18に衝ることによつて停止させられ、相対
的に後退し初頭位置に戻るのである。
このように構成した本実施例は、薬室5の空包
を撃発機構2で撃発してピストン8を駆動し、副
銃腔12に装備した固着具をコンクリートなどの
目的物へ打込むとき、ピストン8は節8cが戻し
部材18に衝ることなく通過して前進駆動させら
れ、基端部8aの前面8eが戻し部材18に衝突
しない位置で停止する。
目的物が柔らかい材料のとき、或いは作業者が
仕事を急いで打込み終らないうちに工具を目的物
から離したとき、固着具に作用する抵抗が低下す
るのでピストン8が所定停止位置を通過した後も
前進を続け、肩部8dが段部11に衝つてばね2
2の弾性力に打ち勝つて副銃身13を押し出し更
に筒体14を押し出して基端部8aの前面8eが
戻し部材18に衝突し破損させることがある。
本実施例によると、ピストン8によつて筒体1
4が押し出されはじめたとき銃身1へ向つて凸に
形成されているカム面20に突起21が接してい
るので戻し部材18は銃身1の長手方向に対して
直角方向へ押され、その衝り部19が銃腔7の外
部に待避させられ、従つて基端部8aの前面8e
は戻し部材18に衝突しないのである。
考案の効果 以上のように本考案によると、尾端に薬室と長
手方向へ延びる溝孔とが設けられている銃身の銃
腔に固着具駆動用のピストンが嵌装され、銃身は
ハウジングに長手方向可動に包まれているととも
に、このハウジングに取付けられた戻し部材が溝
孔から銃腔に突出させられている固着具打込工具
において、固着具駆動用のピストンを初頭位置に
戻す戻し部材に銃身の外側周面に接するカム面を
設け、また銃身の戻し部材よりも基端側の外側周
面に突起を具えたものであるから、ピストンが所
定停止位置よりも前方へ暴走して銃身を押出した
ときピストンが戻し部材に衝突する以前に銃身の
突起とカム面とが接して戻し部材を銃腔外部に待
避させることができる。従つて、目的物が柔らか
い材料のとき、或いは作業者が仕事を急いで打込
み終らないうちに工具を目的物から離すことがあ
つても、ピストンが戻し部材に衝突して破損させ
るということがなく安全性の高いものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示す一部切截した正
面図、第2図は第1図の拡大部分図、第3図は第
2図X−X線に沿う拡大断面図、第4図は戻し部
材の正面図である。 1……銃身、2……撃発機構、3……ハウジン
グ、5……薬室、6……溝孔、7……銃腔、8…
…ピストン、17……押ばね、18……戻し部
材、20……カム面、21……突起。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 尾端に薬室が設けられているとともに長手方向
    へ延びる溝孔が設けられている銃身の銃腔に固着
    具駆動用のピストンが嵌装され、前記銃身はハウ
    ジングに長手方向可動に包まれているとともに、
    このハウジングに取付けられた戻し部材が前記溝
    孔から前記銃腔に突出させられている固着具打込
    工具において、前記戻し部材は前記銃身の外側周
    面に接するカム面を有しているとともに銃身長手
    方向に対して直角方向へ可動に前記ハウジングに
    取付けられており、また前記銃身は前記戻し部材
    よりも基端側の外側周面に突起を具えており、前
    記銃身が前進したとき前記突起と前記カム面とが
    接して前記戻し部材を前記銃腔の外部に待避させ
    るように構成されていることを特徴とする固着具
    打込工具。
JP1984202112U 1984-12-28 1984-12-28 Expired JPH0248228Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1984202112U JPH0248228Y2 (ja) 1984-12-28 1984-12-28

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1984202112U JPH0248228Y2 (ja) 1984-12-28 1984-12-28

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61117683U JPS61117683U (ja) 1986-07-24
JPH0248228Y2 true JPH0248228Y2 (ja) 1990-12-18

Family

ID=30764529

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1984202112U Expired JPH0248228Y2 (ja) 1984-12-28 1984-12-28

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JP (1) JPH0248228Y2 (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS512151A (en) * 1974-05-30 1976-01-09 Krupp Koppers Gmbh Funmatsujono kokeibutsuohobohyojunatsuno shitsukaraatsuryokuotakakusaretashitsuhehikiwatasusochi

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS512151A (en) * 1974-05-30 1976-01-09 Krupp Koppers Gmbh Funmatsujono kokeibutsuohobohyojunatsuno shitsukaraatsuryokuotakakusaretashitsuhehikiwatasusochi

Also Published As

Publication number Publication date
JPS61117683U (ja) 1986-07-24

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