JPH0247845A - 半導体集積回路装置の製造方法およびそれに用いる検査方法および検査治具 - Google Patents

半導体集積回路装置の製造方法およびそれに用いる検査方法および検査治具

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JPH0247845A
JPH0247845A JP19968688A JP19968688A JPH0247845A JP H0247845 A JPH0247845 A JP H0247845A JP 19968688 A JP19968688 A JP 19968688A JP 19968688 A JP19968688 A JP 19968688A JP H0247845 A JPH0247845 A JP H0247845A
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JP
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integrated circuit
pellet
group
semiconductor integrated
wafer
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JP19968688A
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Takahiko Takahashi
高橋 貴彦
Mitsuo Usami
光雄 宇佐美
Kenji Hida
飛田 賢治
Shoichiro Harada
原田 昇一郎
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、半導体集積回路装置の製造技術およびそれに
用いる検査技術に関し、特に、大規模論理集積回路装置
の開発における生産性の向上に効果のある技術に関する
〔従来の技術〕
たとえば、汎用の電子計算機システムおよびそれに用い
られる大規模論理集積回路装置などの開発においては、
システムに組み込む前の段階で誤りのない完全な論理機
能を有する大規模論理集積回路装置を製作することは実
際上困難であり、さらにシステムの仕様変更などによっ
ても論理機能の修正が必須となる。
このため、実際のシステムに組み込んだ後に見出された
大規模論理集積回路装置の論理不良や仕様変更などに基
づいて要請される論理機能の修正に対処する方法として
は、次のようなものが考えられる。
すなわち、基本セルの形成が完了した状態の半導体ウェ
ハに対して、基本セル間の配線設計を追加するだけで所
望の論理機能を有する大規模論理集積回路装置を得る、
いわゆるマスクスライス方式により論理機能の修正要求
には配線に関するマスクパターンを変更することで対処
するものである。
また、論理修正後の検査は、ウェハ状態のままの大規模
論理集積回路装置に対して、いわゆるウェハプーバを用
いて行うことが一般的である。
なお、前記の7スタスライス方式による大規模論理集積
回路装置の製造技術については、株式会社オーム社、昭
和59年11月30日発行、電子通信学会編、rLsI
ハンドブックJP204〜P2O5に記載されている。
また、ウェハプローバを用いたチップ状態の半導体集積
回路装置の検査技術については、特開昭60−1161
44号公報に記載されている。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところが、上記のような従来技術では、修正要求の規模
の大小に係わらず、配線パターンを新たに形成するウェ
ハプロセスからやり直す必要があり、たとえば4層にも
及ぶ多層配線構造を有する大規模論理集積回路装置など
においては論理修正などの作業に長時間を要することと
なり、大規模論理集積回路装置右よびそれを使用する電
子計算機システムの開発期間が長くなるという問題があ
る。
また、通常のウェハプローバでは、真空吸着によって半
導体ウェハを固定するウェハチャックを備えているが、
そのままでは、たとえば個々のチップ状態に分離された
大規模論理集積回路装置の真空吸着による固定およびプ
ローブ検査ができないという問題がある。
また、前述の特開昭60−116144号公報の技術で
は、半導体ウェハの大口径化に伴って生じる個々のチッ
プへの位置合わせ精度の劣化を回避できるという効果は
あるものの、従来のウェハプローバとは別に、チップ状
態に分割された半導体集積回路装置を検査するための専
用の検査装置を用意しなければならず、検査工程におけ
る設備投資が必要以上に嵩むという不利がある。
そこで、本発明の目的は、半導体集積回路装置およびそ
れを使用したシステムの開発期間を短縮することが可能
な半導体集積回路装置の製造方法を提供することにある
本発明の池の目的は、ウェハプローバを用いたベレット
のプローブ検査を可能にして、ベレットのプローブ検査
における所要時間およびコストを削減することが可能な
半導体集積回路装置の検査方法を提供することにある。
本発明のさらに他の目的は、ウェハプロセスを用いたベ
レットのプローブ検査を可能にして、ベレットの検査工
程における検査精度の向上、さらには所要時間およびコ
ストを削減することが可能な半導体集積回路装置の検査
治具を提供することにある。
本発明の前記ならびにその他の目的と新規な特黴は、本
明細書の記述および添付図面から明らかになるであろう
〔課題を解決するための手段〕
本願において開示される発明のうち代表的なものの概要
を簡単に説明すれば、以下の通りである。
すなわち、本発明の半導体集積回路装置の製造方法は、
ウェハプロセスを経て形成される複数個の同一種の半導
体集積回路装置の各々を個々のペレットに分割した後に
第1群および第2群に分け、第1群に属するペレットを
目的のシステムに組み込み込むとともに第2群に属する
ペレットを保存しておき、システムに組み込まれた第1
群に属するペレットに機能不良が見出された場合には、
第2群に属するペレットに機能不良を解消する配線修正
を施した後にシステムに組み込む操作を繰り返すように
したものである。
また、本発明の半導体集積回路装置の検査方法は、ウェ
ハチャックを備えたウェハプローバを用い、ウェハ状の
治具の一部に開設された窓部にペレットを保持してウェ
ハチャックに固定することにより、ペレットのプローブ
検査を行うようにしたものである。
また、本発明の半導体集積回路装置の検査治具は、ウェ
ハプローバのウェハチャックに着脱自在に載置されるウ
ェハ状の基板と、この基板の一部に開設され、ペレット
が位置される窓部とからなるものである。
〔作用〕
上記した本発明の半導体集積回路装置の製造方法によれ
ば、実際のシステムに組み込まれている第1群のペレッ
トに機能不良が見出された場合に、すでに完成している
第2群のペレットに第1群のペレットの機能不良を解消
する配線修正を施した後、当該第1群のペレットと交換
することで、たとえば、機能不良を解消すべく多層配線
構造の一部または全体をウェハプロセスによって最初か
ら作り直す場合などに比較して、第1群のペレットの機
能不良の解消や仕様変更などに対する対策を迅速に行う
ことができる。
これにより、半導体集積回路装置およびそれを用いるシ
ステムの開発期間を大幅に短縮することができる。
また、上記した本発明による半導体集積回路装置の検査
方法によれば、通常のウェハプローバになんら改造を加
えることなくペレット状態の半導体集積回路装置のプロ
ーブ検査を行うことができるので、たとえばペレットに
専用のプローブ検査装置を新たに用意する必要がなく、
ペレットのプローブ検査工程における所要時間およびコ
ストを削減できる。
また、上記した本発明による半導体集積回路装置の検査
治具によれば、通常のウェハプローバになんら改造を加
えることなくペレット状態の半導体集積回路装置のプロ
ーブ検査を行うことができるので、たとえばベレット専
用のプローブ検査装置を新たに用意する必要がなく、ベ
レット状態の半導体集積回路装置のプローブ検査におけ
る所要時間およびコストを削減できる。
また、検査系に対するペレットの位置決めを安定かつ高
精度に行うことができ、検査精度が向上する。
〔実施例〕
第1図は本発明の検査治具の一例を示す斜視図、さらに
第2図は本発明の検査方法が実施されるウェハプローバ
の一例を示す断面図、第3図はその平面図、同じく第4
図はその平面図である。
また、第5図は本発明の一実施例である半導体集積回路
装置の製造方法の一例を示す流れ図であり、第6図は、
その一部をさらに詳細に示す説明図である。
まず、第1図〜第4図を参照しながら、本発明の一実施
例である検査方法に用いられるウェハプローバおよび検
査治具の構成の一例を説明する。
第2図に示されるように、本実施例におけるウェハプロ
ーバlは、水平面内における直線移動・回転変位および
垂直方向における昇降動作が自在なX−Yテーブル2と
、このX−Yテーブル2に支持されたウェハチャック3
とを備えている。
このウェハチャック30表面には、第4図に示されるよ
うに、同心円状に複数の吸引a3aが刻設されている。
さらに、ウェハチャック3の内部には、複数の前記吸引
溝3aの底部に一端が開口するとともに他端部は、外部
の図示しない真空ポンプなどに接続された吸引管3bに
連通ずる複数の吸引孔3cが穿設されており、このウェ
ハチャック3の上に載置される板状の図示しない半導体
ウェハなどが真空吸着によって当該ウェハチマツク3の
上に着脱自在に安定に保持されるものである。
一方、ウェハチャック3の上方には、当該ウェハチャッ
ク3の平面に平行な姿勢でプローブカード4が設けられ
ている。
このプローブカード4においてウェハチャック3に対す
る対向面には、撓曲自在で鋭利な先端部を当該プローブ
カード4の中央部に所定の位置関係で集中させた姿勢で
基端部側がプローブカード4に固定された複数の探針5
が配置されている。
そして、x−Yテーブル2の適宜の位置決め動作により
、ウェハチャック3に固定される図示しない半導体ウェ
ハに設けられた複数の半導体集積回路素子の各々の図示
しない外部電極などに探針5が個別に押圧され、電気的
に接続されるように構成されている。
また、プローブカード4の中央部には、観察窓4aが開
設されており、ウェハチャック3に固定される図示しな
い半導体ウェハに設けられた複数の半導体集積回路素子
の各々の図示しない外部電極などに対する複数の探針5
の接触状態や位置決め状態の良否などが上方から観察可
能にされている。
さらに、プローブカード4に設けられた複数の探針5は
、当該プローブカード4の内部に設けられた配線構造5
aおよびこの配線構造5aに接続されるケーブル5bな
どを介して、たとえば制御計算機などからなるテスタ6
に接続されている。
そして、ウェハチャック3に固定される図示しない半導
体ウェハに設けられた複数の半導体集積回路素子の各々
に設けられた複数の図示しない外部電極などに個別に接
続される複数の探針5を介して、前記テスタ6から動作
試験信号の授受や動作電力の供給が行われるものである
この場合、ウェハチャック3の上面には、通常の半導体
ウェハとほぼ同様の形状を呈する基板7aからなる治具
7が載置されるように構成されている。
この治具7の基板7aには、載置されるウェハチャック
3に刻設された複数の吸引溝3aのいずれかに重なり合
う位置に、第2図に示されるように、基板7aを貫通す
る矩形の窓部7bが開設されている。
さらに、矩形の窓部7bを取り囲む領域には、矩形の段
差部7Cが基板7aの表面よりも低く形成されており、
半導体ウェハを切断して形成され、各々の内部に大規模
論理集積回路装置が形成されている矩形のベレット8が
、段差部7Cの中央部に位置する窓17bを完全に隠蔽
する状態で当該段差1!87cに収容される構造となっ
ている。
さらに、矩形の段差部7cの各辺の中央部には、はぼ半
円形の逃げ溝7dがそれぞれ形成されてふり、ビンセッ
トなどを用いた段差部7cに対するベレット8の装着お
よび取り出し作業がベレット8を損傷することなく容易
に行われるように構成されている。
また、基板7aの外周の一部には、当該外周部を、矩形
の前記段差部7cの一辺に平行な方向に直線的に切除し
て形成されたオリエンテーション・フラット7eが設け
られており、たとえば、ウェハチャック3に対する治具
7の位置決め作業における基準面として用いられるもの
である。
さらに、治具7の基板7aの表面には、前記オリエンテ
ーション・フラット7eの方向と平行な位置決め17 
f、および前記オリエンテーション・フラッ)7eの方
向と直交する位置決め溝7gがそれぞれ刻設されており
、プローブカード4に固定された複数の探針5に対する
ベレット8の位置決めなどに使用されるものである。
以下、上記のようなプローブ検査技術を用いる半導体集
積回路装置の製造方法の一例を第5図および第6図の流
れ図などを参照しながら説明する。
まず、拡散工程などを経ることによってトランジスタ等
の能動素子などからなる基本セルが形成されたウェハ状
態の図示しないマスクスライスに対して、所望の論理動
作が実現されるように基本セル間を相互に接続する多層
配線構造をフォトリングラフィ技術によって形成し、図
示しない半導体ウェハ内に複数の同一機能の大規模論理
集積回路装置を同時に形成する。
さらに、ウェハ状態にある複数の同一機能の大規模論理
集積回路装置の各々に対して、外部との動作信号の授受
などを行う電極として機能する半田バンブ8aを形成す
る(ステップ101)。
次に、複数の同一機能の半導体集積回路装置が形成され
ている図示しない半導体ウェハを切断することにより、
ウェハ状態の複数の同一機能の大規模論理集積回路装置
の各々を個々のベレット8に分離する(ステップ102
)。
さらに、各々が同一の論理機能を有する大規模論理集積
回路装置である複数のベレット8を、汎用の電子計算機
などのシステムに実装される第1群と、そのまま保管さ
れる第2群とに区分けする(ステップ103)。
その後、第1群のベレット8を、所定の組立工程などを
経てシステムに実装する(104)。
次に、第1群のベレット8が実装されたシステムにおい
て一部または全体の機能試験を行う(ステップ105)
そして、実装された第1群のベレット8における論理的
または物理的な機能不良があるか、さらにはシステム全
体としての仕様変更の要否が判定され(ステップ106
)、ベレット8にふける機能不良やシステムとしての仕
様変更などが無かった場合には、システムは通常の稼働
に供される(ステップ107)。
一方、前記ステップ106において、システムに実装さ
れた第1群のベレット8における機能不良やシステムの
仕様変更があった場合には、まず、問題の機能不良や仕
様変更に対処する配線修正情報や、修正後のプローブ検
査における診断データを決定する(ステップ108)。
その後、前記ステップ108において決定された配線修
正情報に基づいて、第1群のベレット8と同一の構造お
よび論理機能を有し、前記ステップ103において保管
されていた第2群のベレット8に対して配線修正作業を
施す(ステップ109)。
ここで、このステップ109における第2群のベレット
8に対する配線修正作業の一例を示したものが第6図で
ある。
まず、図示しない集束イオンビーム装置などを用いてベ
レット8における目的の配線構造8bを露出させるべく
当該配線構造8bを覆っている絶縁膜8Cに透孔8dを
穿設する(ステップ109a)。
その後、透孔8dが穿設されたベレット8を図示しない
CVD装置内に搬送する(ステップ109b)。
そして、まず、前記ステップ109bにおける搬送中に
、透孔8dを介して外部に露出された配線構造8bに形
成された自然酸化膜を除去して露出面を清浄化すべく、
軽度のスパッタエツチングを施す(ステップ109C)
次に、配線構造8bを外部に露出させる透孔8dの内部
およびベレット8の全面に、クロム(Orなどの導体か
らなる下地膜8eを数十人の厚さに形成する(ステップ
109d)。
さらに、図示しないレーデビームなどを励起光として用
いるとともに、モリブデンカルボニル(Mo(Co)、
などを反応ガスとする局部的な光化学気相成長によって
、透孔8dから露出した配線構造8bと、同様に露出さ
れた他の配線構造8bなどとを接続する修正配線8fを
所定の形状に選択的に形成する(ステップ109 e)
その後、修正配線8fの下地以外の不用な下地膜8eを
選択的なエツチングによって除去する(109f)。
なお、上記の説明では、簡単のため、配線修正の一例と
して、配線構造8bを相互に電気的に接続する場合につ
いて説明したが、ステップ109aにおいて集束イオン
ビームなどにより配線構造8bを所望の部位で単に切断
するなどの作業も適宜組み合わせて行われる。
こうした一連の配線修正作業により、ステップ106に
おいて見出された第1群のベレット81;おける機能不
良やシステムの仕様変更に対処する配線修正が第2群の
ベレット8に施される。
その後、上述のような配線修正が施された東2群のベレ
ット8に対して、配線修正結果の可否を判別するプロー
ブ検査が施される(ステップ110)。
ここで、本実施例におけるプローブ検査は次のようにし
て行われる。
まず、通常のウェハプローバ1のウェハチャック3に対
して、前述のウェハ状の治具7が、複数の位置決め溝7
f、7gが刻設された面を上にし、かつ窓部7bが吸引
溝3aの直上部に位置するように載置される。
さらに、配線修正後の検査すべき第2群のベレット8を
、複数の半田バンプ8aの形成面を上向きにした姿勢で
治具7の段差部7cの内部にセットし、矩形のべしγト
8よりも僅かに大きな寸法の段差部7Cの一隅に密着さ
せる。
この時、吸引°溝3aの直上部に位置する治具7の窓部
7bはベレット8によって完全に隠蔽された状態となる
この状態で、吸引管3bおよび吸引孔3Cを介して、治
具7の下面によって密閉された複数の吸引溝3aの内部
を排気することにより、治具7およびこの治具7の段差
部7Cにセットされ、窓部7bを通じて吸引溝3aに露
出したベレット8は、大気圧によってウェハチャック3
に確実に固定された状態となる。
その後、治具7の表面に刻設されている複数の位置合わ
せ溝7f、7gを目視または、ウエハブローバlに備え
られている図示しない位置決め制御系によって観察する
ことにより、当該治具7の段差部7Cにセットされてい
るベレット8とプローブカード4に固定されている複数
の探針5との平行出しなどを行う。
さらに、ベレット8に設けられている複数の半田バンプ
8aの各々が複数の探針5の各々の直下に位置するよう
に、X−Yテーブル2を適宜駆動する。
その状態で、ウェハチャック3を所定の高さに上昇させ
ることにより、ベレット8に設けられている複数の半田
バンプ8aの各々に対して、複数の探針5の各々の先端
部が所定の接触圧で押圧され、第3図に示されるように
両者が電気的に接続された状態となる。
この状態で、テスタ6は、前記ステップ108において
決定された診断データなどに基づいて、配線修正後の第
2群のベレット8に対する動作試験を遂行する。
このように、本実施例におけるプローブ検査においては
、上述のように構造が簡単で製作の容易な治具7を使用
することで、従来のウェハプローバ1になんらの改造な
どを施すことなく、個々のベレット8のプローブ検査を
簡便かつ高精度に行うことができる。
これにより、ウェハ状態とは異なる個々のベレット8の
プローブ検査のために新たに検査装置を開発したり、ウ
ェハチャック3を改造する必要がなく、配線修正が施さ
れたベレット8のプローブ検査における所要時間の短縮
および原価低減を実現することができる。
また、治具7において、たとえば、単に窓部7bをベレ
ット8よりも大きめに形成し、当該ベレット8がウェハ
チャック3に直接に接するように保持する場合には、窓
部7bの内周とベレット8の外周との間に生じる隙間か
ら侵入する外気によってベレット8に作用する真空吸着
力が損なわれることが懸念される。
ところが、本実施例の場合には、治具7において基板7
aを貫通して開設された窓部7bの周囲に段差部7Cを
設け、この段差部7Cに窓部7bを完全に隠蔽する状態
でベレット8が保持される構造であるため、ベレット8
は治具7に対して気密に保持されることとなり、上記の
ような不都合が確実に防止され、治具7およびベレット
8をウェハチャック3に対してより安定に固定すること
ができる。
さらに、矩形の段差部7Cの各辺の中央部に、はぼ半円
形の逃げ溝7dがそれぞれ形成されていることにより、
ピンセットなどを用いてペレット8を段差部7Cに着脱
する際に、ペレット8を損傷することなく容易に作業を
遂行することができる。
一方、上述のステップ111におけるプローブ検査にお
いて、前述の配線修正作業が不完全で所要の論理動作や
動作性能が不可と判定された場合には、前記ステップ1
09の配線修正作業に戻り、同一のペレット8または、
他の新たな第2群のペレット8に対して配線修正作業を
施す。
また、ステップ111においてプローブ検査の結果が可
と判定された場合には、配線修正済の第2群のペレット
8を、システムに実装されている不良の第1群のペレッ
ト8の代わりに実装しくステップ112)、その後、前
記ステップ105以降の上述の一連の作業を繰り返す。
ここで、従来における電子計算機システムやそれに使用
される大規模論理集積回路装置からなるペレット8の開
発においては、システムに対するペレット8の実装後に
生じた機能不良や仕様変更に対しては、通常のウェハプ
ロセスによって、ウェハ状態のマスクスライスに対する
多層配線構造の一部または全部の形成をやり直すなどの
方法が一般的であるが、この方法では、ペレット8に要
求される論理動作が複雑になり配線層の数が増大するに
つれて機能不良の修正や仕様変更に対する対策の完了ま
でに必要以上に時間が掛かるという問題があった。
このことは、ペレット8における入出力端子数の増大に
伴って、従来のワイヤボンディング方法に代えて半田バ
ンプを採用する実装方式では、多層配線の形成後に長時
間を要する蒸着その他の方法で半田バンプも形成する必
要があり、所要時間の増大は特に著しくなる。
ところが、上述のような本実施例における製造方法によ
れば、製作に長時間を要する配線構造や半田バンプがす
でに形成され、完成した状態にある第2群のペレット8
に対して、必要に応じた最小限の配線修正を施すだけで
よく、機能不良の修正や仕様変更に対する対策の完了ま
での所要時間を大幅に短縮することができる。
これにより、大規模論理集積回路装置およびそれを用い
た汎用の電子計算機システムの開発期間を大幅に短縮で
きるという効果がある。
以上本発明者によってなされた発明を実施例に基づき具
体的に説明したが、本発明は前記実施例に限定されるも
のではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能
であることはいうまでもない。
〔発明の効果〕
本願において開示される発明のうち代表的なものによっ
て得られる効果を簡単に説明すれば、下記の通りである
すなわち、本発明の半導体集積回路装置の製造方法によ
れば、ウェハプロセスを経て形成される複数個の同一種
の半導体集積回路装置の各々をペレットに分割した後に
第1群および第2群に分け、前記第1群に属する前記ペ
レットを目的のシステムに組み込み込むとともに前記第
2群に属する前記ペレットを保存しておき、前記システ
ムに組み込まれた前記第1群に属する前記ペレットに機
能不良が見出された場合には、前記第2群に属する前記
ペレツトに前記機能不良を解消する配線修正を施した後
に前記システムに組み込む操作を繰り返すので、実際の
システムに組み込まれている第1群のペレットに機能不
良が見出された場合に、すでに完成している第2群のペ
レットに第1群のペレットの機能不良を解消する配線修
正を施した後、当該第1群のペレットと交換することで
、たとえば、機能不良を解消すべく多層配線構造の一部
または全体をウェハプロセスによって最初から作り直す
場合などに比較して、第1群のペレットの機能不良の解
消や仕様変更などに対する対策を迅速に行うことができ
る。
これにより、半導体集積回路装置およびそれを用いるシ
ステムの開発期間を大幅に短縮することができる。
また、本発明の半導体集積回路装置の検査方法によれば
、通常のウェハプローバになんら改造を加えることなく
ペレット状態の半導体集積回路装置のプローブ検査を行
うことができるので、たとえばペレットに専用のプロー
ブ検査装置を新たに用意する必要がなく、ペレットのプ
ローブ検査工程における所要時間およびコストを削減で
きる。
また、本発明になる検査治具によれば、通常のウェハプ
ローバになんら改造を加えることなくペレット状態の半
導体集積回路装置のプローブ検査を行うことができるの
で、たとえばペレットに専用のプローブ検査装置を新た
に用意する必要がなく、ペレット状態の半導体集積回路
装置のプローブ検査における所要時間およびコストを削
減できる。
また、検査系に対するペレットの位置決めを安定かつ高
精度に行うことができ、検査精度が向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の検査治具の一例を示す斜視図、第2図
は本発明の検査方法が実施されるウェハプローバの一例
を示す断面図、 第3図はその平面図、 第4図はその平面図、 第5図は本発明の一実施例である半導体集積回路装置の
製造方法の一例を示す流れ図、第6図はその一部をさら
に詳細に示す説明図である。 l・・・ウェハプローバ、2・・・X−Yテーブル、3
・・・ウェハチャック、3a・・・吸弓溝、3b・・・
吸引管、3C・・・吸引孔、4・・・プローブカード、
4a・・・観察窓、5・・・探針、5a・・・配線構造
、5b・・・ケーブル、6・・・テスタ、7・・・治具
、7a・・・基板、7b・・・窓部、7C・・・段差部
、7d・・・逃げ溝、’le・・・オリエンテーション
・フラッ)、7f、7g・・・位置決め溝、8・・・ペ
レット、8a・・・半田バンブ、8b・・・配線構造、
8C・・・絶縁膜、8d・・・透孔、8e・・・下地膜
、8f・・・修正配線、101〜112.109a−1
09f・・・大規模論理集積回路製蓋の製造工程の各ス
テップ。 第1図 代 理 人 弁理士 筒  井  大  和 7・・・治 具 7a・・・基 板 7b・・室部 7c・・・断差部 7d・・逃げ溝 7e・・・オリエンテーシツンフラノト7 f + 7
 y・・・位置決め溝 第 図 6a・・・吸引溝 治 具 第 図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、ウェハプロセスを経て形成される複数個の同一種の
    半導体集積回路装置の各々をペレットに分割した後に第
    1群および第2群に分け、前記第1群に属する前記ペレ
    ットを目的のシステムに組み込み込むとともに前記第2
    群に属する前記ペレットを保存しておき、前記システム
    に組み込まれた前記第1群に属する前記ペレットに機能
    不良が見出された場合には、前記第2群に属する前記ペ
    レットに前記機能不良を解消する配線修正を施した後に
    前記システムに組み込む操作を繰り返すことを特徴とす
    る半導体集積回路装置の製造方法。 2、前記ペレットが大規模論理集積回路装置であり、前
    記システムが電子計算機であることを特徴とする請求項
    1記載の半導体集積回路装置の製造方法。 3、ウェハチャックを備えたウェハプローバを用い、ウ
    ェハ状の治具の一部に開設された窓部に半導体集積回路
    装置からなるペレットを保持して前記ウェハチャックに
    固定することにより、ペレットのプローブ検査を行うこ
    とを特徴とする半導体集積回路装置の検査方法。 4、請求項1記載の半導体集積回路装置の製造方法にお
    ける前記配線修正の後に前記ペレットのプローブ検査を
    行う請求項3記載の半導体集積回路装置の検査方法。 5、ウェハプローバのウェハチャックに着脱自在に載置
    されるウェハ状の基板と、この基板の一部に開設され、
    ペレットが位置される窓部とからなる検査治具。 6、ウェハ状の前記基板の表面には、位置決め溝が刻設
    されていることを特徴とする請求項5記載の検査治具。 7、前記窓部を取り囲む領域は前記基板の表面よりも低
    い段差部をなし、前記ペレットは、前記窓部を完全に隠
    蔽した状態で前記段差部の一隅に保持されるようにした
    ことを特徴とする請求項5記載の検査治具。
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